JP3617949B2 - 折戸 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口幅を広く形成した出入口を有するバリアフリー設計の浴室等において、その出入口に設けられる折戸に関する。
【0002】
【従来の技術】
バリアフリー設計の浴室等においては、使用者の車椅子での出入りや介護者を伴う移動用介護ホイストでの出入りを考慮してその出入口を広く形成しており、このような広幅の出入口に設けられる折戸として、例えば特開平10−108888号公報に記載のものが知られている。この折戸は、枠体と、枠体に開閉自在に設けられた一対の2枚折戸体とで構成され、2枚折戸体を左右にそれぞれ折り畳むように開放することにより、十分な有効開口を得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の折戸では、例えばドア等に比して開閉動作に伴うデッドスペースを小さくすることができ、且つ引き戸等に比して有効開口幅を大きくとることができる利点を有している。しかし、寸法の異なる各種の出入口に対応させるべく折戸を切り詰める場合には、その2枚折戸体は2枚の扉体、すなわち一対の2枚折戸体では計4枚の扉体を切り詰める必要があり、出入口への寸法対応に手間のかかるものとなる。
【0004】
本発明は、デッドスペースを小さくすることができると共に有効開口幅を大きくとることができ、且つ幅の異なる出入口への寸法対応を簡単に行うことができる折戸を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の折戸は、枠体と、枠体に開閉自在に設けられ左右中間部で突き合わせて閉塞する一対の2枚折戸体とを備えた折戸において、一対の2枚折戸体の少なくとも一方は、その突合せ側の戸先縦框に相互に回動自在に設けられた袖枠を有し、戸先縦框および袖枠には、枠体の上レールおよび下レールに摺動自在に係合して、戸先縦框および袖枠の開閉を案内する上下一対のヒンジピン付の摺動子がそれぞれ設けられ、少なくとも戸先縦框の上摺動子と袖枠の上摺動子とは一体的に連結され、戸先縦框は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に縦框ヒンジピンを有し、袖枠は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に袖枠ヒンジピンを有し、戸先縦框と袖枠とは、一端部を縦框ヒンジピンに回動自在に軸支され他端部を袖枠ヒンジピンに回動自在に軸支されたヒンジアームにより、回動自在に連結されていることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、枠体により構成される開口部を一対の2枚折戸体で開閉するようにしているため、引戸などに比して有効開口幅を大きくとることができ、且つドア等に比して開閉のためのデッドスペースを小さくすることができる。また、一対の2枚折戸体の少なくとも一方の戸先縦框に、袖枠を回動自在に設けているため、各種幅の異なる袖枠を用意すること、或いは袖枠を適宜切り詰めることにより、幅の異なる開口部に対し寸法対応を簡単に行うことができる。すなわち、2枚折戸体を汎用的に用いて、各種幅の異なる開口部に対応させることができる。
また、袖枠の開閉移動を、上下一対の摺動子を介して枠体の上レールおよび下レールに案内させることができ、袖枠の姿勢を安定させることができる。また、少なくとも戸先縦框の上摺動子と袖枠の上摺動子とが、一体的に連結されているため、部品点数を削減することができると共に、袖枠の上摺動子が上枠の不連続部に臨んでも、この上摺動子が不連続部から脱落するのを有効に防止することができる。
さらに、戸先縦框と袖枠との相互の突き合わせ端に跨ってヒンジを介設することなく、両者を回動自在に連結することができる。このため、戸先縦框と袖枠との間のシール構造を単純化することができる。
【0007】
本発明の他の折戸は、枠体と、枠体に開閉自在に設けられ左右中間部で突き合わせて閉塞する一対の2枚折戸体とを備えた折戸において、一対の2枚折戸体の少なくとも一方は、その突合せ側の戸先縦框に相互に回動自在に設けられた袖枠を有し、戸先縦框および袖枠には、枠体の上レールおよび下レールに摺動自在に係合して、戸先縦框および袖枠の開閉を案内する上下一対のヒンジピン付の摺動子がそれぞれ設けられ、少なくとも戸先縦框の上摺動子と袖枠の上摺動子とは一体的に連結され、戸先縦框は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に縦框ヒンジピンを有し、戸先縦框と袖枠とは、一端部を縦框ヒンジピンに回動自在に軸支され他端部を袖枠に固定したヒンジアームにより、回動自在に連結されていることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、枠体により構成される開口部を一対の2枚折戸体で開閉するようにしているため、引戸などに比して有効開口幅を大きくとることができ、且つドア等に比して開閉のためのデッドスペースを小さくすることができる。また、一対の2枚折戸体の少なくとも一方の戸先縦框に、袖枠を回動自在に設けているため、各種幅の異なる袖枠を用意すること、或いは袖枠を適宜切り詰めることにより、幅の異なる開口部に対し寸法対応を簡単に行うことができる。すなわち、2枚折戸体を汎用的に用いて、各種幅の異なる開口部に対応させることができる。
また、袖枠の開閉移動を、上下一対の摺動子を介して枠体の上レールおよび下レールに案内させることができ、袖枠の姿勢を安定させることができる。また、少なくとも戸先縦框の上摺動子と袖枠の上摺動子とが、一体的に連結されているため、部品点数を削減することができると共に、袖枠の上摺動子が上枠の不連続部に臨んでも、この上摺動子が不連続部から脱落するのを有効に防止することができる。
さらに、回動中心が1箇所となるため、戸先縦框と袖枠との相互の回動が円滑になる。
【0009】
この場合、ヒンジアームには、戸先縦框の外周面に摺接して戸先縦框の回動を案内する摺接案内部が形成されていることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、ヒンジアームに形成した摺接案内部により、戸先縦框と袖枠との相互の回動をより一層、円滑に行わせることができる。
【0011】
これらの場合、一対の2枚折戸体の一方を開閉動作させたときに、これに連動して他方を開閉動作させる開閉連動機構を、さらに備えることが好ましい。
【0013】
この場合、一対の2枚折戸体の一方の戸先縦框には、開放動作開始時に他方の2枚折戸体を折曲げ方向に蹴り出す蹴出部材が設けられ、他方の戸先縦框には、蹴出部材に対応する被蹴出部材が設けられていることが、好ましい。
【0015】
同様に、一対の2枚折戸体の一方の戸先縦框には、閉塞動作終了時に他方の2枚折戸体を折曲げ方向に蹴り込む蹴込部材が設けられ、他方の戸先縦框には、蹴込部材に対応する被蹴込部材が設けられていることが、好ましい。
【0017】
これらの場合、戸先縦框および袖枠のいずれか一方には、相互に摺接して回動を案内する円弧凹部が形成され、他方には円弧凹部と相補的形状を為す円弧凸部が形成され、円弧凹部と円弧凸部の間には、シール部材が介設されていることが、好ましい。
【0019】
これらの場合、戸先縦框および袖枠には、枠体の上レールおよび下レールに摺動自在に係合して、戸先縦框および袖枠の開閉を案内する上下一対の摺動子がそれぞれ設けられ、少なくとも戸先縦框の上摺動子と袖枠の上摺動子とは一体的に連結されていることが、好ましい。
【0027】
これらの場合、ヒンジアームは、縦框側アーム部と、袖枠側アーム部と、縦框側アーム部および袖枠側アーム部を連結する連結アーム部とで平面視略「U」字状に形成され、且つ連結アーム部を、戸先縦框および袖枠の山折り側に露出させて配設することが、好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る折戸を浴室の開口部に設置した場合について説明する。この浴室には、天井に移動用介護ホイストのホイストレールが設けられており、吊下げベルトを介して身障者等を浴室内に移動させ、介護の一環として身障者等の入浴を容易にするものである。図1は、脱衣室側から見た浴室折戸の姿図であり、同図に示すように、浴室折戸1は、枠体2と、枠体2に開閉自在に装着した左右一対の2枚折戸3,3とで構成されている。
【0030】
枠体2は、上枠5、下枠6および両縦枠7,7を枠組みして成り、上枠5の左右中間位置には、ホイストレールRが直交する不連続部8が形成されている。すなわち、ホイストレールRは建物の構造材に支持されており、ホイストレールRを優先すべく上枠5は、左右中間位置で切断されている。これにより、上枠5は、ホイストレールRが臨む不連続部8を挟んで直線上に位置する左上枠要素5aと右上枠要素5bとで構成されている。
【0031】
一方、各2枚折戸3は、戸先側扉体10および戸尻側扉体11を突き合わせ、連結金具12を介して折曲げ自在に連結して、構成されている。また、各戸先側扉体10には、袖枠13が回動自在に取り付けられている。この場合、左側の戸先側扉体10および戸尻側扉体11が、左上枠要素5aに対応する位置に配設され、右側の戸先側扉体10および戸尻側扉体11が、右上枠要素5bに対応する位置に配設されていて、左右の袖枠13,13が不連続部8に対応する位置に配設されている。これにより、一対の2枚折戸3,3は、中央でそれぞれの袖枠13,13を突き合わせて閉塞される。
【0032】
図1、図2および図3に示すように、枠体2の上枠5は、逆「L」字状に形成した水平片21aおよび垂直片21bから成る上枠本体21と、垂直片21bの下端から脱衣室B側に水平に延びる上枠見切り片22と、水平片21aの見込み方向中間位置から上方に延びる突当て片23と、水平片21aの浴室A側の端から上方に延びる上枠額縁片24とで、一体に形成されている。また、水平片21aの見込み方向中間位置には、各扉体10,11の開閉を案内する上ガイドレール25が垂設されている。さらに、垂直片21bの下端には、各扉体10,11の上框(後述する)51に向かって延びる上シール部材26が取り付けられている。
【0033】
下枠6は、上記の上ガイドレール26に対向する下ガイドレール32が形成した下枠本体31と、下枠本体31の下側に連なる脚部33と、下枠本体31から脱衣室B側に逆「L」字状に延びるシール取付片34と、シール取付片34の上端から脱衣室B側に水平に延びる下枠見切り片35とで、一体に形成されている。また、下枠本体31の浴室A側には、下枠本体31との間に中空部を構成するように設けた閉塞部材36が装着されている。さらに、シール取付片34には、各扉体10,11の下框(後述する)52に向かって延びる上シール部材37が取り付けられている。
【0034】
左右の各縦枠7は、縦枠中空部41と、縦枠中空部41から見込み方向脱衣室B側に延びる縦枠見切り片42と、縦枠中空部41から見付け方向に延びるシール取付片43と、縦枠中空部41の浴室A側端から左右方向に延びる縦枠額縁片44とで、一体に形成されている。そして、シール取付片43には、戸尻縦框(後述する)53に向かって延びる縦シール部材45が取り付けられている。
【0035】
一方、戸尻側扉体11は、上框51および下框52と、戸尻縦框53および連結縦框54とを框組みすると共に、上框51と下框52との間に横桟55を組み込み、これに上下のパネル体56,56を嵌め込んで構成されている。同様に、戸先側扉体10は、上框51および下框52と、戸先縦框57および連結縦框54とを框組みすると共に、上框51と下框52との間に横桟55を組み込み、これに上下のパネル体56,56を嵌め込んで構成されている。また、戸先側扉体10の横桟55には、脱衣室B側に引手部58が形成され、浴室A側に引手を兼ねるタオル掛け59が取り付けられている。そして、各戸先縦框57には、袖枠13が回動自在に取り付けられている。また、各扉体10,11の下框52には、室内外を連通する換気ガラリ60が形成されている。なお、図3中の符号61および62は、それぞれ下框52および連結金具12に設けた下シール片であり、両下シール片61,62は、下ガイドレール32に密接するようになっている。
【0036】
各連結縦框54は、矩形断面を有する縦框本体71と、パネル体56の端部を呑み込むパネル取付部72と、連結金具12を呑み込む金具収容部73とで一体に形成されている。戸尻縦框52は、略半円形断面を有する縦框本体74と、パネル体56の端部を呑み込むパネル取付部75とで一体に形成されている。縦框本体74の外周面には、縦シール片76が取り付けられており、縦シール片76は閉塞状態で縦枠7の内面に接触する。また、縦框本体74の軸心には、上下にそれぞれヒンジピン77が配設されている。同様に、戸先縦框57は、略半円形断面を有する縦框本体78と、パネル体56の端部を呑み込むパネル取付部79とで一体に形成されている。縦框本体78の外周面には、縦シール片80が取り付けられており、縦シール片80は閉塞状態で袖枠13の外面に接触する。また、縦框本体78の軸心には、上下にそれぞれヒンジピン81が配設されている。
【0037】
そして、戸尻縦框53には、上下のヒンジピン77を介して戸尻上スライダおよび戸尻下スライダ(いずれも図示省略)がそれぞれ取り付けられ、各扉体10,11はこの戸尻上スライダおよび戸尻下スライダにより、上記の上ガイドレール25および下ガイドレール32に、それぞれスライド自在に支持されている。同様に、戸先縦框57には、上下のヒンジピン81を介して戸先上スライダ(上摺動子)83および戸先下スライダ(下摺動子)84がそれぞれ取り付けられ(いずれも後述する)、各扉体10,11はこの戸先上スライダ83および戸先下スライダ84により、上記の上ガイドレール25および下ガイドレール32に、それぞれスライド自在に支持されている。
【0038】
ただし、戸尻上スライダおよび戸尻下スライダは、上下両ガイドレール25,32に不動に固定されている。これにより、両2枚折戸3,3は、それぞれの戸尻側扉体11、戸先側扉体10および袖枠13が枠体2の幅いっぱいに横に並んだ閉扉位置と、それぞれの戸尻側扉体11に戸先側扉体10を重ねるように折り畳んだ開扉位置との間で、開閉される。
【0039】
各袖枠13は、戸先縦框57に回動自在に取り付けられた袖枠本体91と、対峙する袖枠13に突き当てられる突当て部92とで一体に形成されている。突当て部92は、断面略「C」字状に形成され、その開放部分にはガスケット93が装着されている。対峙する左右の袖枠13,13同士は、このガスケット93,93同士を突き当てることで、水密に閉塞される。
【0040】
袖枠本体91は、略半円形断面を有する戸先縦框57の縦框本体78と摺接しており、袖枠13と戸先縦框57との相互の回動動作では、縦框本体78の円弧凸部78aと袖枠本体91の円弧凹部91aとが摺接する。この場合、縦框本体78の円弧凸部78aと袖枠本体91の円弧凹部91aとは、いずれも縦框本体78の軸心を中心とする円弧であり、相互の外周面は相補的形状に形成されている。そして、袖枠13のほぼ中心位置にも、袖枠ヒンジピン94が設けられている。
【0041】
図4は、戸先縦框57の上下のヒンジピン(縦框ヒンジピン)81と、袖枠13の上下の袖枠ヒンジピン94とを表している。戸先縦框57における縦框本体78の上端の小口には上縦框ヒンジピン81aが、下端の小口には下縦框ヒンジピン81aがそれぞれ装着されている。同様に、袖枠13における袖枠本体91の上端の小口には上袖枠ヒンジピン94aが、下端の小口には下袖枠ヒンジピン94bがそれぞれ装着されている。
【0042】
そして、上縦框ヒンジピン81aおよび上袖枠ヒンジピン94aの上側には、戸先上スライダ83が設けられている。すなわち、上縦框ヒンジピン81aおよび上袖枠ヒンジピン94aは、戸先上スライダ83の下部に一体的に固定されている。戸先上スライダ83の幅方向の中間位置にはガイドスリット83aが形成されており、このガイドスリット83a介して戸先上スライダ83が上ガイドレール25にスライド自在に係合している。同様に、下縦框ヒンジピン81bおよび下袖枠ヒンジピン94bは、戸先下スライダ84の上部に一体的に固定されており、戸先下スライダ84に形成したガイドスリット84aを介して戸先下スライダ84が下ガイドレール32にスライド自在に係合している。
【0043】
この場合、上下両袖枠ヒンジピン94a,94bは袖枠本体91に固定的に装着されているが、上下両縦框ヒンジピン81a,81bは縦框本体78に回動自在に装着されている。また、戸先上スライダ83および戸先下スライダ84と同様に、袖枠13はその延在方向が左右方向となっている。このため、2枚折戸3の開閉移動に際し袖枠13は、常に上下両ガイドレール25,32と平行に、すなわち、上枠5に平行な姿勢を維持しながら移動する。
【0044】
図5に示すように、閉塞状態で上枠5の不連続部8に臨む左右の両袖枠13,13に対し、戸先上スライダ83はその略半部が不連続部8に臨むようになっている。これにより、上ガイドレール25から戸先上スライダ83が脱落してしまうのを、有効に防止することができる。このように、戸先上スライダ83および戸先下スライダ84を介して、戸先縦框57と袖枠13とは上下両端で連結されており、この状態で後述する回動機構15により相互に回動自在に連結されている。
【0045】
回動機構15は上下2箇所に配設されているが、これらは同一の構造であるため、ここでは上部の回動機構15についてのみ説明する。図6は上部の回動機構15を表しており、同図に示すように、回動機構15は、戸先縦框57の縦框本体78内に取り付けた縦框ヒンジブロック101と、袖枠13の袖枠本体91内に取り付けた袖枠ヒンジブロック102と、これら両ヒンジブロック101,102を連結するヒンジアーム103とを有している。縦框ヒンジブロック101は、縦框本体78と略同一の周面形状を有しており、縦框本体78の上部に形成した切欠き溝104に装着され、この状態で縦框本体78にねじ止めされている。同様に、袖枠ヒンジブロック102は、袖枠本体91と略同一の周面形状を有しており、袖枠本体91の上部に形成した切欠き溝105に装着され、この状態で袖枠本体91にねじ止めされている。
【0046】
また、縦框ヒンジブロック101には、その上下中間位置にヒンジアーム103が臨むアームスリット106が形成され、且つ上記の上縦框ヒンジピン81aの下部が上下方向に貫通している。同様に、袖枠ヒンジブロック102には、その上下中間位置にヒンジアーム103が臨むアームスリット107が形成され、且つ上記の上袖枠ヒンジピン94aの下部が上下方向に貫通している。そして、ヒンジアーム103の一方の端部は、縦框ヒンジブロック101のアームスリット106に挿入した状態で、上縦框ヒンジピン81aに回動自在に軸支され、他方の端部は、袖枠ヒンジブロック102のアームスリット107に挿入した状態で、上袖枠ヒンジピン94aに回動自在に軸支されている。
【0047】
これにより、戸先縦框57と袖枠13とは、相互の円弧凸部78aと円弧凹部91aを案内にして、回動自在に連結されている。なお、この実施形態では、上縦框ヒンジピン81aおよび上袖枠ヒンジピン94aの下部により、ヒンジアーム103の両端部を回動自在に軸支しているが、これらヒンジピン81a,94aに代えて、別体のヒンジピンでヒンジアーム103を軸支するようにしてもよい。但しこの場合には、別体のヒンジピンは、上縦框ヒンジピン81aおよび上袖枠ヒンジピン94aと同軸上に配設する必要がある。
【0048】
次に、図7を参照して、回動機構15の他の実施形態について説明する。実施形態では、戸先縦框57と袖枠13とが円弧面同士を突き合わせて連結され、円弧面に脱衣室B側から添設するようにヒンジアーム111が設けられ、且つこのヒンジアーム111を覆うように樹脂カバー112が設けられている。詳細は後述するが、この実施形態では、ヒンジアーム111は袖枠13に固定されており、ヒンジアーム111を案内して戸先縦框57が回動するようになっている。
【0049】
この場合、ヒンジアーム111は、上縦框ヒンジピン81aに回動自在に軸支される縦框側アーム113と、上袖枠ヒンジピン94aに固定したターンナット114と、縦框側アーム113およびターンナット114を連結する連結ブロック115とで構成されている。連結ブロック115は、戸先縦框57および袖枠15の脱衣室B側(山折り側)に突出しており、連結ブロック115から縦框側アーム113およびターンナット114が直角に延在している。すなわち、ヒンジアーム111は、機構上、平面視略「U」字状に形成され、これに戸先縦框57および袖枠13に接触する左右の円弧凹部115a,115bが肉付けされている。この場合、戸先縦框57に接触する円弧凹部(摺接案内部)115aは、戸先縦框57の外周面に摺接して戸先縦框57の回動を案内し、袖枠13に接触する円弧凹部115bは、袖枠13の外周面に添設されている。
【0050】
戸先縦框57には縦框ヒンジブロック116が装着されており、縦框ヒンジブロック116のアームスリット117に挿入した状態で、上縦框ヒンジピン81aに回動自在に軸支されている。この場合戸先縦框57は、アームスリット117の対応する部分のみ水平に切り欠かれており、この切欠き部分から縦框側アーム113が突出している。この構成では、戸先縦框57および袖枠13の浴室A側(谷折り側)には、回動機構15に関連する切欠き部等を形成する必要がないため、同図に示すようにシール片118,119を設けることができ、戸先縦框57および袖枠13間の良好な回動構造とシール構造とを両立させることができる。
【0051】
ところで、上枠5は上述したように、不連続部8を挟んで直線上に位置する左上枠要素5aと右上枠要素5bとで構成されている。このため、枠体2を組み上げた状態では、両上枠要素5a,5bは片持ち状態となり不安定な枠組み状態となる。そこで、本実施形態では、図8に示すように、商品出荷時や施工時には、連結部材17により左上枠要素5aと右上枠要素5bとを直線姿勢に連結しておくようにしている。不連続部8に面する左上枠要素5aおよび右上枠要素5bの対向する端部には、上枠5の断面形状に対応する形状の左カバー18aおよび右カバー18bがそれぞれ装着(ねじ止め)されている。そして、この両カバー18a,18b間の寸法が、ほぼホイストレールRの幅に合致しており、両カバー18a,18b間にホイストレールRの下端部が上側から臨んでいる。なお、ホイストレールRと、この両カバー18a,18b或いは両袖枠13,13の上端との間のシール構造は、ここでは省略している。
【0052】
連結部材17は、上連結部材17aと下連結部材17bとで構成されている。上連結部材17aは、上記の両カバー18a,18b間(不連続部8)に挟み込まれるように取り付けられており、左右両カバー18a,18bにそれぞれねじ止めされる左右一対の取付片部121,121と、これらを連結する連結片部122とで、略逆「U」字状に一体に形成されている。各取付片部121には、下部が開放された長孔121aが形成され、段付きビス123によりこの長孔121aを介して、左側の取付片部121は左カバー18aに、右側の取付片部121は右カバー18bにそれぞれねじ止めされている。
【0053】
一方、下連結部材17bは、板材の両外端部に縦に切込みを入れ、この切込みで分断した部分の一方を上側に直角に折り曲げて形成されている。すなわち、下連結部材17bは、ベース部125と、ベース部125から起立した左右一対の取付片部126,126とで一体に形成されている。左右の各取付片部126には、上記の段付きビス123が係合する上部が開放された長孔126aがそれぞれ形成されている。下連結部材17bは、そのベース部125を左右両カバー18a,18bの下端に突き当てると共に、その左右の取付片部126,126を上連結部材17aの内側に装着し、この状態で段付きビス123により、両取付片部121,126を共締めして左右両カバー18a,18bが固定されている。また、下側からベース部125を貫通して上連結部材17aの連結片部122に螺合した2本の固定ねじ127,127により、上連結部材17aと下連結部材17bとが相互に固定されている。
【0054】
この構成では、主として上連結部材17aにより、左上枠要素5aと右上枠要素5bとの間の離間状態が保持され、主として下連結部材17bにより、左上枠要素5aと右上枠要素5bとの間の直線姿勢が保持されている。このように、連結部材17により一体化した上枠5を用いて枠体2を構成(枠組み)し、商品の出荷や施工を行うようにする。そして、施工後は、上記の固定ねじ127を外すと共に段付きビス123を緩め、下連結部材17bを下方に引き抜くと共に、上連結部材17aを半回転した後、下方に引き抜くようにする。
【0055】
このように、連結部材17を介して左上枠要素5aと右上枠要素5bとを一体化しておくことにより、商品出荷時や施工時に、左上枠要素5aおよび右上枠要素5bがふらつくことがなく、通常の上枠と同様に取り扱うことができる。また、施工後は、連結部材17を取り外すことで、ホイストの使用の邪魔になることがない。
【0056】
以上のように本実施形態によれば、戸先縦框57の外側に袖枠13を回動自在設け、この袖枠13を上枠5の不連続部8に臨ませるようにしているので、一対の2枚折戸3,3を閉塞した状態で戸先縦框57や袖枠13が、不連続部8から外れることがなく、且つ袖枠13,13同士の突き合わせで浴室折戸1自体の水密性も確保することができる。また、2枚折戸3,3を開放した状態では、袖枠13が開放部分に突出するが、この突出寸法はわずかなものであり(不連続部8の寸法とほぼ同寸法、開放部分が狭くなる)、袖枠13がホイストを使用する際に邪魔になることがない。
【0057】
次に、図9を参照して、2枚折戸3の他の実施形態について説明する。この実施形態では、一対の2枚折戸3,3の一方(図示では左側の2枚折戸)にのみ、袖枠13が設けられている。この場合には、袖枠13の幅が不連続部8の幅とほぼ合致している。また、左側の戸先縦框57に設けた上縦框ヒンジピン81aと、袖枠13に設けた上袖枠ヒンジピン94aとは戸先上スライダ83に一体的に取り付けられ、閉塞状態における戸先上スライダ83は、左上枠要素5aと不連続部8との間に跨るように位置する。
【0058】
この実施形態によっても、2枚折戸3,3を閉塞した状態で戸先縦框57や袖枠13が、不連続部8から外れることがなく、浴室折戸1自体の水密性も確保することができる。また、2枚折戸3,3を開放した状態では、袖枠13が開放部分の突出するが、この突出寸法はわずかなものであり、袖枠13がホイストを使用する際に邪魔になることがない。
【0059】
次に、図10および図11を参照して、浴室折戸1の第2実施形態について説明する。この浴室折戸1は、ホイストを考慮したものではないが、バリアフリーを考慮して有効開口幅を広くとるようにしている。この実施形態は、上枠5に不連続部が無いことを除いて、ほぼ第1実施形態と同様の構造を有している。すなわち、両図に示すように、第2実施形態の浴室折戸1は、枠体2と、枠体2に開閉自在に装着した左右一対の2枚折戸3,3とで構成されている。
【0060】
また、枠体2は、上枠5、下枠6および両縦枠7,7を枠組みして成り、後述するように上枠5には、一対の2枚折戸3,3の開閉連動機構19が組み込まれている。一方、各2枚折戸3は、戸先側扉体10および戸尻側扉体11を突き合わせ、連結金具12を介して折曲げ自在に連結して、構成されている。また、図9と同様に、一方の2枚折戸3の戸先側扉体10には、袖枠13が回動自在に取り付けられている。さらに、開閉連動機構19と協働して、一対の2枚折戸3,3を円滑に開閉させる蹴出・蹴込機構20が設けられている。なお、図中の符号58は、戸先側扉体10における連結縦框54の脱衣室B側に形成した、縦長の引手部であり、符号59は、戸先側扉体10における連結縦框54および戸先縦框57間の浴室A側に渡した横長の引手を兼ねるタオル掛けである。
【0061】
図11に示すように、上枠5は、上枠水平片131aおよび上枠額縁片131bから成る上部上枠131と、方形且つ中空断面の中間部上枠132と、上ガイドレール133aおよびシール取付片133bを有する下部上枠133とで構成されている。上部上枠131は中間部上枠132の上面にねじ止めされ、また下部上枠133は、補強板134と共に中間部上枠132の下面にねじ止めされている。そして、中間部上枠132の浴室A側の正面に開閉連動機構19が組み込まれている。
【0062】
図11、図12および図13に示すように、開閉連動機構19は、中間部上枠132の両外端部近傍に配設した左右一対のプーリ141,141と、一対のプーリ141,141間に掛け渡したワイヤー142と、ワイヤー142の半周位置にそれぞれ固定した一対の固定体143,143とで、構成されている。各プーリ141は、支持プレート144に回転自在に取り付けられており、支持プレート144は、調節ねじ(図示省略)を介してベースプレート145に取り付けられている。調節ねじは、支持プレート144とベースプレート145との相互の折曲げ片144a,145a間に介設されており、その締め付けにより支持プレート144をベースプレート145側に微小移動させることにより、プーリ141を介してワイヤー142に適度な張りを持たせるようにしている。なお、ベースプレート145は中間部上枠132の正面に固定されている。
【0063】
一対の固定体143,143の内、一方の固定体143は、袖枠13付きの2枚折戸3の戸先上スライダ83に取り付けられ、他方の固定体143は、袖枠13無しの2枚折戸3の戸先上スライダ83に取り付けられている。そして例えば、一方の固定体143はワイヤー142の上走行側(半周位置)に、他方の固定体143はワイヤー142の下走行側(半周位置)に、それぞれ固定用リング146を介して固定されている。このような構成では、2枚折戸3を開閉動作させると、これに設けた固定体143が左右の一方向に移動する。この一方の固定体143の移動により、ワイヤー142を介して他方の固定体143が左右の逆方向に移動する。すなわち、開閉連動機構19により、一方の2枚折戸3を開閉動作させると、これに連動して他方の2枚折戸3が同時に開閉動作する。なお、開閉連動機構19は、上記のワイヤー142を用いるものの他、チェーンやベルト(タイミングベルト)を用いるものでもよいし、ラック・ピニオンなどの歯車機構を用いるものであってもよい。
【0064】
ところで、2枚折戸3の開閉にあたっては、左右方向に力を加えるだけでなく、その開放動作開始時および閉塞動作終了時に、折曲げ方向に力を加える必要がある。そこで、この実施形態では、図10に示すように、一対の2枚折戸3,3を相互に蹴出し・蹴込み可能な蹴出・蹴込機構20が設けられている。蹴出・蹴込機構20は、蹴出アーム151と、蹴出アーム151の外側に位置する蹴込アーム152とを組とし、その2組をもって構成されている。すなわち、一方の2枚折戸3の戸先縦框57には、その上端部に蹴出アーム151が下端部に蹴込アーム152がそれぞれ固定され、逆に他方の2枚折戸3の戸先縦框57には、その上端部に蹴込アーム152が下端部に蹴出アーム151がそれぞれ固定されている。
【0065】
蹴出アーム151および蹴込アーム152は、袖枠13の外側(脱衣室側)で左右方向にオーバーラップするように係合しており、蹴出アーム151を開放動作時の駆動側とすると、これに対応する従動側の蹴込アーム152は被蹴出アームとして蹴り出される。一方、蹴込アーム152を閉塞動作時の駆動側とすると、これに対応する従動側の蹴出アーム151は被蹴込アームとして蹴り込まれる。すなわち、一対の2枚折戸3,3において、例えば下端部に配設した蹴出アーム151および蹴込アーム152により、開放動作開始時の蹴り出しが行われ、上端部に配設した蹴出アーム151および蹴込アーム152により、閉塞動作終了時の蹴り込みが行われる。
【0066】
なお、この実施形態では、一対の2枚折戸3,3の上下において、蹴出アーム151と蹴込アーム152とを左右逆に取り付けることで、蹴出し・蹴込み機能を奏するようにしているが、蹴出アーム151と蹴込アーム152とを、その凹部と凸部を係合させる形態とすることで、蹴出し・蹴込み機能を持たせるようにしてもよい。また、連動に伴う一対の2枚折戸3,3の開閉が重くなる場合には、開閉の駆動側となる2枚折戸3を予め決めておき、駆動側の2枚折戸3にのみラッチ機構を組み込むと共に、上下各組みの蹴出アーム151と蹴込アーム152とを左右同方向に取り付けて、蹴出しのみを行うようにしてもよい。
【0067】
ところで、第2実施形態の袖枠13は、上記第1実施形態の袖枠13のようにホイストレールRを考慮して設けられているものではない。第2実施形態の袖枠13は、図示では省略しているがその幅の異なる複数種のものが用意され、或いは縦方向の切断することにより容易に幅変更できるようになっている。これにより、各2枚折戸3は、戸先側扉体10および戸尻側扉体11を切り詰めることなく、出入口の幅が区々であってもその開口幅に対応させることができる。
【0068】
すなわち、2枚折戸3,3を2組用いて浴室折戸1を構成することにより、デッドスペースを小さく且つ有効開口幅を広くすることができると共に、袖枠13を設けることにより、各種の開口幅に対応可能としている。また、上記の開閉連動機構19と蹴出・蹴込機構20との協働により、一方の2枚折戸3,3を円滑に且つ連動して開閉動作させるようにしている。
【0069】
なお、本実施形態では、本発明の折戸を浴室折戸を例について説明したが、シャワー室等のいわゆる水場をはじめ、各種の折戸に適用できることは、いうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上のように本発明の折戸によれば、開口部を一対の2枚折戸体で開閉するようにしてるため、引戸などに比して有効開口幅を大きくとることができ、且つドア等に比して開閉のためのデッドスペースを小さくすることができる。また、一対の2枚折戸体の少なくとも一方に袖枠を設けているため、各種幅の異なる袖枠を用意すること、或いは袖枠を切り詰めることにより、2枚折戸体を汎用的に用いて、各種幅の異なる開口部に対応させることができる。
【0071】
また、上枠にホイストレールが直交するものにあっては、戸先縦框に袖枠を回動自在に設けているため、2枚折戸を閉塞した状態で、不連続部に対応する部分を袖枠で閉塞することができると共に、袖枠が不連続部から外れてしまうの防止することができる。また、2枚折戸を開放した状態で、袖枠が開放部分に大きく張り出すことがない。したがって、上枠をホイストレールが直交する構造であっても、開閉の円滑さを損なうことなく且つ開放状態で十分な開口空間を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折戸の姿図である。
【図2】実施形態に係る折戸の横断面図である。
【図3】実施形態に係る折戸の縦断面図である。
【図4】実施形態に係る折戸のスライダ廻りの拡大斜視図である。
【図5】実施形態に係る折戸のスライダ廻りの正面図である。
【図6】戸先縦框と袖枠との間に介設した回動機構の分解斜視図である。
【図7】他の実施形態に係る回動機構の構造図である。
【図8】上枠に設けた連結部材廻りの構造図である。
【図9】他の実施形態の係る2枚折戸の構造図である。
【図10】第2実施形態に係る折戸の横断面図である。
【図11】第2実施形態に係る折戸の縦断面図である。
【図12】開閉連動機構廻りの構造図である。
【図13】開閉連動機構の主要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 折戸、2 枠体、3 2枚折戸、5 上枠、5a 左上枠要素、5b 右上枠要素、8 不連続部、10 戸先側扉体、11 戸尻側扉体、13 袖枠、15 回動機構、17 連結部材、19 開閉連動機構、20 蹴出・蹴込機構、25 上ガイドレール、32 下ガイドレール、57 戸先縦框、78 縦框本体、78a 円弧凸部、81 縦框ヒンジピン、83 戸先上スライダ、84戸先下スライダ、91 袖枠本体、91a 円弧凹部、94 袖枠ヒンジピン、103 ヒンジアーム、111 ヒンジアーム、113 縦框側アーム、114 ターンナット、115 連結ブロック、115a 円弧凹部、141 プーリ、142 ワイヤー、143 固定体、151 蹴出アーム、152 蹴込アーム、A 浴室、B 脱衣室、R ホイストレール
Claims (3)
- 枠体と、当該枠体に開閉自在に設けられ左右中間部で突き合わせて閉塞する一対の2枚折戸体とを備えた折戸において、
前記一対の2枚折戸体の少なくとも一方は、その突合せ側の戸先縦框に相互に回動自在に設けられた袖枠を有し、
前記戸先縦框および前記袖枠には、前記枠体の上レールおよび下レールに摺動自在に係合して、当該戸先縦框および当該袖枠の開閉を案内する上下一対のヒンジピン付の摺動子がそれぞれ設けられ、
少なくとも前記戸先縦框の上摺動子と前記袖枠の上摺動子とは一体的に連結され、
前記戸先縦框は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に縦框ヒンジピンを有し、
前記袖枠は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に袖枠ヒンジピンを有し、
前記戸先縦框と前記袖枠とは、一端部を前記縦框ヒンジピンに回動自在に軸支され他端部を前記袖枠ヒンジピンに回動自在に軸支されたヒンジアームにより、回動自在に連結されていることを特徴とする折戸。 - 枠体と、当該枠体に開閉自在に設けられ左右中間部で突き合わせて閉塞する一対の2枚折戸体とを備えた折戸において、
前記一対の2枚折戸体の少なくとも一方は、その突合せ側の戸先縦框に相互に回動自在に設けられた袖枠を有し、
前記戸先縦框および前記袖枠には、前記枠体の上レールおよび下レールに摺動自在に係合して、当該戸先縦框および当該袖枠の開閉を案内する上下一対のヒンジピン付の摺動子がそれぞれ設けられ、
少なくとも前記戸先縦框の上摺動子と前記袖枠の上摺動子とは一体的に連結され、
前記戸先縦框は、その上下一対の摺動子のヒンジピンと同軸上に縦框ヒンジピンを有し、
前記戸先縦框と前記袖枠とは、一端部を前記縦框ヒンジピンに回動自在に軸支され他端部を前記袖枠に固定したヒンジアームにより、回動自在に連結されていることを特徴とする折戸。 - 前記ヒンジアームには、前記戸先縦框の外周面に摺接して当該戸先縦框の回動を案内する摺接案内部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の折戸。
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