JP3617391B2 - ワイヤハーネス用組立治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス用組立治具に関し、詳しくは、ワイヤハーネス試作用等の組立作業板上に簡易に着脱可能とすると共に、電線の布線時の張力による位置ずれを防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤハーネスの組立工程においては、電線の布線経路に対応して組立作業板上には、組立治具が複数立設され、該組立治具に沿って電線を布線することで所要形態のワイヤハーネスを組み立てるようにしている。組立治具は、布線される電線を保持するU字状の電線受け部と、該電線受け部を支持すると共に、組立作業板上にナットにて固定される支軸とから構成されている。
【0003】
一方、試作用のワイヤハーネスの組立作業板に使用される組立治具は、取付性および位置調整の容易化、組立作業板の再利用化を図るため、着脱が容易なものを使用している。このような用途に適した試作用の組立治具としては、特開平10−69824号公報に記載のものが知られている。この組立治具2は、図8、図9に示すように、組立図作業板1に立設される支軸4と、該支軸4の上部から側方へ突出する受棒3とからなり、支軸4の下端には尖鋭部4aを形成してハンマー等で組立作業板1へ打ち込むことで簡易に固定可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように試作用に使用される組立治具2は、簡易に着脱可能としているため、その固定は、組立作業板1へ打ち込まれた支軸4の尖鋭部4aのみに一点に頼っている。このため、組立治具2への電線の布線張力等により、支軸4が回転し易く、この場合、電線の正確な布線保持の機能に支障をきたすおそれがあった。
【0005】
本発明は上記した問題を解消せんとするもので、簡易な操作により組立作業板に着脱でき、かつ、高精度に組立治具を位置決めでき、電線の張力等の影響によって回転して位置ずれすることのない組立治具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、電線を案内保持するU字状の電線受け部と、該電線受け部を支持すると共に、ワイヤハーネスの組立作業板上に打ち込まれる突き刺し部を有する支柱部とからなり、
上記電線受け部には、上記突き刺し部の中心から偏芯した位置に上記組立作業板に食い込み可能な回り止め用の突起を突設したことを特徴とするワイヤハーネス用組立治具を提供している。
【0007】
より具体的には、上記電線受け部と支柱部は、金属性の丸棒により別体に形成したものを溶接、鑞着等により一体化し、若しくは、単体の丸棒を屈曲形成し、又は金属板を切り抜き形成することで構成している。また、回り止め用の突起は、電線受け部の中央下部を潰す等して下方へ向けて突出する矢尻状の突起により形成し、若しくは、支柱部から離れた側の電線受け部の端部を下方へ延出させた尖鋭な突起により形成している。
【0008】
上記構成によれば、突き刺し部が組立作業板に打ち込まれることにより支柱部が立設固定されると共に、電線受け部に設けた回り止め用の突起が、突き刺し部の中心から偏芯した位置に突き刺さることで二点支持の状態となり、支柱部を中心とする電線受け部の回動を防止できる。
【0009】
また、上記突き刺し部は、電線受け部の下縁に対し所要の突き刺し寸法分下方へ突出させた設定とし、上記突き刺し部を上記組立作業板へ打ち込んだとき電線受け部の下縁が上記組立作業板の表面に当接して突き刺し寸法を規制するようにしている。これにより、突き刺し部の打ち込み過ぎを防止して、電線受け部の組立作業板からの高さを所要高さに合わせることができると共に、打ち込み過ぎにより取り外し困難となるのを防止できる。
【0010】
また、上記支柱部には、上記組立作業台から上記突き刺し部を引きぬくとき、引き抜き工具を係止可能な凹部を形成している。凹部としては、支柱部が丸棒から構成される場合は、下部両側に形成した溝により形成し、一方、支柱部が金属板から構成される場合は、支柱部に開口した抜孔により形成している。このようにすれば、凹部に引き抜き工具を係止させることにより組立治具を簡易に抜き取ることができ、頻繁に組立治具を着脱操作する試作用として便利に使用できる。
【0011】
さらに、上記のように、支柱部はU形状の電線受け部の一方の腕部に沿って設けており、該支柱部の上端と電線受け部の他方の腕部の上端との間には段差を設けていることが好ましい。このように段差を設けることにより、支柱部の上端をハンマー等で打撃する時に他方の腕部上端位置を気にすることなく打撃でき、作業性を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は第一実施形態を示し、組立治具12は、金属製の丸棒をU字状に曲げ加工した電線受け部13と、直線状の支柱部14とから構成し、電線受け部13の一方の腕部13aと支柱部14とを上下2箇所の接合部15a、15bで溶接、鑞着等により一体化している。
【0013】
支柱部14の下端部は、先端を尖鋭に形成して組立作業板11への突き刺し部14aとなす一方、上端部をハンマー等の打ち込み工具の殴打部14bとしている。また、支柱部14において突き刺し部14aの所要の突き刺し寸法Lより少し上方寄りの位置には、組立作業台11から突き刺し部14aを引きぬくとき、引き抜き工具Tを係止可能な凹部14cを形成している。
【0014】
電線受け部13において、接合部15a、15bにより支柱部24に支持された一方の腕部13aは支柱部14上端の殴打部14bと同じ高さ位置となる長さに設定しているが、他方の腕部13aは、その上端が腕部13aより寸法Aだけ低い位置となる長さに設定している。この寸法差により、殴打部14bをハンマー等にて打ち込む際、誤って他方の腕部13bが殴打されるのを防止できる。
【0015】
電線受け部13の中央下部には、潰し加工により矢尻状の突起13cを下方へ突設している。この突起13cは組立作業板11に食い込み可能であり、しかも突き刺し部14aの中心から偏芯した位置に突設されているため、突き刺し部14aに対する電線受け部13の回り止めとして機能する。また、突き刺し部14aは電線受け部13の下縁に対し所要の打ち込み深さLに相当する分、下方へ突出させた設定とし、突き刺し部14aを組立作業板11に打ち込んだどき電線受け部13の下縁が組立作業板11の表面に当接することで突き刺し寸法Lが一定となるように規制可能としている。
【0016】
上記組立治具12を組立作業板11に立設して、試作用のワイヤハーネスの電線の受け具として機能させるには、所要の立設点に突き刺し部14aを対応させて、殴打部14bをハンマー等で殴打する。これにより、図2に示すように、支柱部14の突き刺し部14aが組立作業板11に食い込むことで組立治具12が組立作業板11上に立設される。このとき、突き刺し部14aは所要の突き刺し寸法L分だけ打ち込まれた段階で、電線受け部13の下縁が組立作業板11の上面に当接して突き刺し深さが規制されるため、電線受け部13を一定の高さ位置に保持できると同時に、支柱部14の引き抜きに際し、無理のない突き刺し深さとなる。また、電線受け部13の下縁が組立作業板11上に当接すると同時に、突起13cが組立作業板11上に食い込み、これにより、組立治具12は二点支持の状態で組立作業板11に立設されるため、支柱部14を中心とする回動が規制され、よって電線受け部13の位置ずれを防止できる。このようにして、組立治具12を組立作業板11上の所要位置に立設することにより、図 に示すように、ワイヤハーネスの試作用に布線される電線Wを所要の経路に沿って保持することができる。
【0017】
図4は組立治具22の第二実施形態を示し、支柱部24と電線受け部23とを1本の丸棒を屈曲することにより形成したものであり、支柱部24の上端と電線受け部23の一方の腕部23aの上端を屈曲点P1で連結している。なお、その他の構成は、上記第一実施形態と同様のため、同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】
図5は組立治具32の第三実施形態を示し、支柱部34と電線受け部33とを1本の鋼線材を屈曲することにより形成したものであり、支柱部34の上端と腕部33aの上端を屈曲点P1とすると共に、他方の腕部33bの上端を屈曲点P2として更に下方へ屈曲して第三の腕部33b’を延設し、その下端を尖鋭加工して回り止め用の突起33cを形成している。腕部43aと支柱部34、腕部33bと腕部33b’との間の下部は、スポット溶接または鑞着による接合部35a、35bにより固定している。なお、その他の構成は、第一実施形態と同様のため、同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】
図6は、組立治具42の第四実施形態を示し、上記第三実施形態と略同様の構成からなるが、支柱部44と一方の腕部43aとの間に補強用の補助部材44’を介入させると共に、接合部45a、45bで溶接等により一体化したものである。そして、この補助部材44’の下端部において支柱部44と電線受け部43との間に電線保持具42の引き抜き時の引き抜き工具T用の凹部44cを形成している。なお、その他の構成は第一実施形態または第三実施形態と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
【0020】
図7は、更に組立治具52の第五実施形態を示し、本実施形態では、金属板を打ち抜き加工することで支柱部54と、電線受け部53とを一体形成している。打ち抜き形成時に同時に、回り止め用の突起53c、および電線受け部53の引き抜き工具Tの係止用の凹部54cとしての抜き孔を形成している。なお、その他の構成は上記第一実施形態と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、突き刺し部を所要位置に対応させて支柱部の上端の殴打部を殴打することにより、組立作業板上に簡単に組立治具を立設することができる。その際、電線受け部に突設した回り止め用の突起が突き刺し部とは偏芯位置に食い込むため、組立治具が布線時の電線の引っ張りによって回動して位置ずれするのを防止できる。更に、突き刺し部の突き刺し深さを電線受け部の下縁により所要深さに規制できると共に、引き抜き工具係止用の凹部により、組立治具の取り外し操作も簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のワイヤハーネス用組立治具の第一実施形態を示す正面図、(B)は側面図である。
【図2】組立作業板への組立治具の打ち込み状態を示す図である。
【図3】組立作業板へ立設した組立治具の使用状態を示す図である。
【図4】第二実施形態を示す正面図である。
【図5】第三実施形態を示す正面図である。
【図6】第四実施形態を示す正面図である。
【図7】第五実施形態を示す正面図である。
【図8】従来の組立治具を示す斜視図である。
【図9】従来の組立治具の組立作業板への立設状態を示す図である。
【符号の説明】
11 組立作業板
12、22、32、42、52 組立治具
13、23、33、43、53 電線受け部
13c、33c、53c 突起
14、24、34、44、54 支柱部
14a 突き刺し部
14c、44c、54c 凹部

Claims (4)

  1. 電線を案内保持するU字状の電線受け部と、該電線受け部を支持すると共に、ワイヤハーネスの組立作業板上に打ち込まれる突き刺し部を有する支柱部とからなり、
    上記電線受け部には、上記突き刺し部の中心から偏芯した位置に上記組立作業板に食い込み可能な回り止め用の突起を突設していることを特徴とするワイヤハーネス用組立治具。
  2. 上記突き刺し部は、電線受け部の下縁に対し所要の突き刺し寸法分下方へ突出させた設定とし、上記突き刺し部を上記組立作業板へ打ち込んだとき電線受け部の下縁が上記組立作業板の表面に当接して突き刺し寸法を規制する構成としている請求項1に記載のワイヤハーネス用組立治具。
  3. 上記支柱部には、上記組立作業台から上記突き刺し部を引きぬくとき、引き抜き工具を係止可能な凹部を形成している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用組立治具。
  4. 上記支柱部は、上記U形状の電線受け部の一方の腕部の上端から下方向きに折り曲げて形成され、あるいは上記一方の腕部に溶接して設けられ、該支柱部の上端と電線受け部の他方の腕部の上端との間には段差を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用組立治具。
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