JP2007000556A - 遊技機の外枠取付構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】遊技機の外枠を遊技機取付台の固定枠に付け替える際に、前の釘穴跡に固定釘を打込むことによって外枠の固定が不確実になるのを解消する。
【構成】遊技機の外枠(1)を構成する枠板(1a,1b,1c,1d)の所定の位置に複数個の釘穴(9a,9b,9c,9d)を有する釘穴群(9)を予め形成し、この釘穴群から選択した上記釘穴に最初の固定釘(10)を打ち付けるようにする一方、付け替えの外枠(1)を固定する際には、上記選択した以外の釘穴に固定釘(10)を通して打ち付けることにより常に確実な釘の打ち付けが行えるようにする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機の外枠を遊技場に設置する取付台に固定するための取付構造に関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、矩形に形成した外枠を有し、この外枠を遊技場に設備する取付台の固定枠内に収め、釘打ちすることによって固定し、設置するようにしている。そして、遊技機の入れ替えにおいてこれを取付台から外す場合は、釘を引き抜くことによって取り外し、新たな遊技機を同じ手順で取付け、入れ替を行うようにしている。
この場合、外枠もこの外枠を収める取付台の固定枠も同じ構造に係ることから入れ替えにおいて次の遊技機を固定するときには、同じ位置に釘を打つことが多く、このため先の釘穴跡に再び釘を打って不充分な止め付けとなることが多々あった。
この様なとき、外枠自体が木製の場合には、釘の打込み位置を移動させて前の釘穴跡から外れたところに打ち込むことが可能であり、従来からこの方法によって位置をずらして常時有効な釘止めが得られるようにしているが、近時利用されるようになっている合成樹脂製の外枠や、アルミ合金製の外枠においては、素材の関係からこの方法を採ることができず、通常は外枠の成形時に予め釘穴を形成し、この釘穴を使って釘打ちすることから先に打付けた固定枠の釘穴跡に向けて打付けなければならない問題があった。
この取付台の固定枠の釘穴跡に対して入れ替えの外枠を止める際に、釘が同じ位置に再び打込まれる理由は、固定枠に対して遊技機を一定の姿勢を以て、つまりパチンコ機について言えば上端が下端に対してやゝ後方に傾いた一定の後傾姿勢を以て取付けることにあり、これによって必然的に釘の打込み位置が一定になることによる。従って、外枠における釘の打込み位置が予め特定された場合、或る程度避けられない問題となっている。
従来、この問題を解決するものとして、例えば特許文献1,2,3に記載される提案がある。
特開2002−301247号公報。 特開2004−166727号公報。 特開2003− 33527号公報。
上記特許文献1は、外枠2に対して予め装着孔56を開設し、これに固定釘58を通した保持部材59を嵌め付けておき、設置枠100(取付台の固定枠)に外枠を固定する場合には上記固定釘58を打付けて釘止めし、外す場合は保持部材59から突き出た状態にある釘の頭部に工具を掛けて引き抜けるようにしたものである。
この提案は、固定釘58の位置が外枠2において一定しているため打付けや、引き抜きの作業が容易ではあるが、設置枠100に対しては一定の位置において固定釘58が向き合うことになるため遊技機を入れ替える際、設置枠100の釘穴跡に再び打込むことになり、前述の問題を解決することにはなっていない。
また、特許文献2は、上記特許文献1の保持部材59に相当する釘案内パーツ24を外枠の天枠材20に埋め込み、この釘案内パーツ24に開設する複数個の釘挿通穴24dのいずれかを選んで釘36を通し、取付台(島)の上枠材14に備える釘打ちパーツ30に打付けるものである。
この提案は釘36の打込み位置を釘案内パーツ24の複数個の釘挿通穴24dのいずれかを選ぶことで決めることができるため、上記上枠材14の先に打付けた釘穴跡に再び釘を打込むのを有効に回避することができるものとなっている。
しかし、この提案の問題は、特殊構造に係る釘案内パーツ24を成形すること、このパーツを外枠に組付けるための加工、そして更に釘を受ける釘打ちパーツ30を成形し、これを取付台の上枠材14に組付けるための加工を要すること、つまり外枠以外の部品を準備し、またこれを組付けるための作業を要することで簡単に実施できないことにある。
また、特許文献3は、合成樹脂製の横枠杆20a,20bに長孔状の釘穴23,23を形成するものとされるもので、この釘穴がどの様に利用されるものであるかの具体的な説明は何もされていない。しかし、上記の形状から推測して長さの範囲内において釘の打付けが可能なものと推測できる。
もしそうだとすると、この提案によれば釘の打付位置が釘穴の長さの範囲内において選択移動させることができ、従って先の釘穴跡を避けて釘打ちすることができ、釘打ちの効果を期待することができるものとなる。
しかし、上記特許文献3における長孔状の釘穴23は、長さの範囲内で打込み位置を選択することができるが、この選択された打込み位置は同種の遊技機であってもまちまちになるため先に取付けた遊技機の外枠の打込み位置と異なる位置であることの保障はなく、再打込みに当って再び同じ位置に釘を打込む問題がある。
また、この長孔状の釘穴23は横枠杆20a,20bの長さ方向に揃えて形成されることから打込み位置の選択が左右方向への移動しかなく限られるものとなると同時に、釘の打込み作業に当って釘の先端を釘穴に仮止めしておくことが容易でなく、ことに上の横枠杆20aの釘打ちに際しては釘を作業員が保持し支える必要があるため厄介なものとなる問題がある。
本発明は上述した従来の問題に鑑み、これを改善すべく開発されたものである。ことに本発明は、アルミ合金や合成樹脂を素材に形成する遊技機の外枠において、予め形成する釘穴が原因して遊技機の入れ替え等における釘の打込みにより先の釘穴跡に再び打込まれることによって生ずる不具合を解消することを目的としたものである。
前述したように従来から外枠に釘の打込み位置を予め特定しておくもの、この特定された打込み位置を複数個設けることでこれを選択し、釘の打込み位置を決められるようにしたものが提案されているが、いずれも構造的に複雑なものとなっており、コスト的にも又取扱いの上からも簡単に実施できない問題がある。
本発明は、この様な点に鑑み、先に打込み使用した釘の釘穴跡を避けることによって確実な釘の打込みが行えるようにすると同時に、そのために採用する手段を容易に且つ低コストで実施できるようにしたパチンコ機等の遊技機の外枠の取付構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、矩形に枠組して形成される外枠の枠板に対して相互の間に所要の間隔をおいて複数個の釘穴の開設してなる釘穴群を形成し、遊技場に設置する取付台の固定枠にこの外枠を固定する際、上記釘穴群のいずれかの釘穴を選択して固定釘を取付け、固定するようにし、次に遊技機の入れ替え等により釘の打付けに際しては上記選択した釘穴とは異なる釘穴に固定釘を通し、打付けることで、先の釘穴跡を避けて釘の打込みが行えるようにした遊技機の外枠取付構造を提供するものである。
更に上記本発明を言うならば、その特徴とするところは矩形の外枠を構成する枠板には相互の間に所要の間隔を置いて複数個の釘穴を設けてなる釘穴群を形成し、該釘穴群の前記釘穴から選択するいずれかの釘穴に固定釘を通して遊技機取付台の固定枠に打ち込むことによって前記外枠を前記固定枠の所定の位置に固定することを特徴とした遊技機の外枠取付構造を提供することにある。
前述したように、取付台(所謂「島」である。)に固定する遊技機は、パチンコ機を例にすると、垂直に起立する固定枠に対して外枠の上端が下端に対してやゝ後方に傾き僅かに後傾した姿勢に設置されるが、この後傾姿勢は全ての遊技機において実行されることから入れ替え等によって新たな外枠を固定する際には、先の外枠を固定した固定釘の抜き取り後の釘穴跡に再び固定釘を打込むことになってしまう。
本発明は上記の問題を解決するもので、前記釘穴群として形成される複数個の釘穴のいずれか1つを先の外枠の固定において使用したとき、次の外枠の固定においてはその他の釘穴を選択することで、自動的に固定枠に形成された釘穴跡を回避することができるものとしたのである。
即ち、外枠に形成する釘穴群の複数の釘穴のうち最初の外枠の取付けの際に1つの釘穴を選択した場合、次に固定する外枠においては、これとは異なる別の釘穴を選択し、これにより両釘穴の間隔分固定枠側における釘の打込み位置を移動させ、先の釘穴跡に次の固定釘の打込みを回避するものとしたのである。
勿論、この釘穴の変更にかゝわらず外枠は予め定められた後傾姿勢を以て固定することができることから取付台に対する取付けに支障を来たすことはない。
また、本発明においては外枠に対して定められた位置に同数の、且つ同一間隔の釘穴を形成することによって、その1つを特定することで全ての遊技機において特定することを可能にして、入れ替えに係る他の遊技機においても打ち替える固定釘の打込み位置を変えることができ、先の釘穴跡に打込むことを回避することができるものとしたのである。
また本発明は、前記釘穴群は外枠を構成する上下の横枠板に設けることを特徴とした遊技機の外枠取付構造を提供するものである。
外枠における前記釘穴群の形成は、外枠を構成する上下の横枠板及び左右の縦枠板のいずれであってもよいが、前述したように取付台に対して外枠が後傾した状態で固定されることから全ての遊技機においてこの傾斜の調整を上下の横枠板の固定作業においてするのが作業上有利である。
ことに、取付け作業時に先に下の横枠板を固定し、次に傾斜角を調整しながら上の横枠板を止め付けるようにすると、正確に且つ容易に作業することができることになる。
また、この上下の横枠板に釘穴群を形成する場合に、それぞれ左右の両端部近くに形成すると、取付台に対する遊技機の固定において充分且つ確実な取付けが得られる。勿論、この場合、更に釘穴群の数を増すことを妨げるものではないが、実際には各枠板において左右の端部を固定すれば、安定した固定が得られると共に、遊技機の左右の向きを一定に保持できるので固定する上で枠板の両端における釘打ちで充分になる。
また本発明は、前記釘穴群につき、この釘穴群を形成する複数個の釘穴を弧状に描く仮想線上に沿って各所要の間隔をおいて穿つことを特徴とした遊技機の外枠取付構造を提供することにある。
上記釘穴の配置は、釘の再打ち付けにおいて先の釘穴跡に打込まないために極めて重要な要素となる。複数個の釘穴を枠板に描く弧上の仮想線上に沿って形成すると、釘穴群を構成する釘穴同志が前後、左右に分散して形成されることになるため釘穴跡を避ける上で有効である。
ところで、上述本発明を実施する上で、外枠に形成する釘穴を通して取付台の固定枠に打付ける固定枠については、外枠に対して仮止めできることが作業上有利になる。
外枠が木製である場合、枠板の任意の位置に釘を立てて仮止めし、次にこれを叩打すれば簡単に打込むことができ、作業効率を挙げることができるが、アルミ合金や合成樹脂を素材に形成した外枠の場合には、外枠及び固定釘の損傷を回避するため予め釘穴を形成してこれを通して打込むことになる。この結果、木製の外枠のように釘を仮止めすることが困難になる。
本発明は、この問題を改善するため、釘穴に通される固定釘は軸の周面に断面山形をなす多数の突条を長さ方向に沿って連設し、前記釘穴に通す際、前記突条を釘穴の内周面に摩擦係止して仮止めできるようにしてなることを特徴とした遊技機の外枠取付構造を提供することにある。
上記本発明によれば、外枠には予め定められた位置に複数個の、それぞれ所要の間隔をおいて形成される釘穴からなる釘穴群を形成することから、一つの選択された釘穴を通して固定釘を取付台の固定枠に打込み、固定したのち、遊技機の入れ替え等に際して再度固定釘を打付けるとき、上記選択された以外の釘穴を通して打込むことができるので、先の釘穴跡を避けて固定釘を打付けることができることになる。
従って、再打込みにおいて釘穴跡に打付けることによる固定不良を起すことがなく、常に安定した釘打ちが行えると共に、釘穴群内における釘穴位置が特定されることから、多数の遊技機を入れ替える際、固定釘の打付け作業を適切且つ迅速に行えることになる。
また本発明においては、固定釘の打付け作業において打込む釘穴に対して固定釘を押付けることで仮止めすることができることから、実際の打込み作業においては片手で釘を支えて打付けるような手間を要することなく、工具による叩打作業に専念することができ現場の作業を大幅に軽減することができる。
次に、本発明を図示する実施の形態に従って説明すると、図1は本発明の実施に係るパチンコ遊技機の外枠を背面側から見た斜視図で、図2は図1のイ部における拡大斜視図、図3は同じくロ部における拡大斜視図で、図4は図1のA−A線に沿って断面とした外枠の縦断右側面図で、図5は図4のハ部の拡大図、図6は同じくニ部の拡大図である。
図示する外枠1はアルミ合金を材料にダイキャスト成形によって形成したパチンコ遊技機用の外枠であり、上下の横枠板1a,1bと左右の縦枠板1c,1dを以て矩形に形成してある。
上記下横枠板1bの前縁に沿った上面には飾り板を兼用する補強板2が一体に設けてあり、その左右には効果音を発するスピーカ3が取付くようにしてある。
上下の横枠板1aの左端前縁部と、補強板2の上縁左端部には上下向い合せに図示しない内枠(遊技機の機構部を搭載する前枠)を蝶着するための軸受部4,5が前方に向けて一体に突設してあり、右縦枠板1dの内面には上記内枠の自由端を受ける当接部6,6が突設している。
また、この外枠1はアルミ合金のダイキャスト成形により製造することの利点を活かして所要の強度を求めながら材料の節減を図るため極力肉薄に形成し、その一方、各枠板には前縁部に沿って補強のリブ7を内向きに突設し、更に内面には適所にリブ8を適宜間隔をおいて突設し、強度を出すようにしてある。
図中9は、上下の横枠板1a,1bに形成した固定釘10を打込むための複数個の釘穴9a‥‥9dからなる釘穴群である。
釘穴群9は上下の横枠板1a,1bにおいてそれぞれ左右の端に近い位置に、上下において略対向するように形成してあり、ここでは上横枠板1aにおいて右端側(図1においては左端側になる。)の釘穴群9の更に端部側に補助用の釘穴群11を形成し、合計3個の釘穴群を設けている。
上記最右端(図1にあっては最左端)の補助用釘穴群11は、他の釘穴群9と全く同じに形成されるもので、この釘穴群11はその内側に位置する釘穴群9が後述する固定枠の上枠に設けられる補給数計数器、つまり図示しない補給タンクにパチンコ球を補給する際に補給数を計測する計数器と前後に重なることによって釘の打付けができなくなることを想定して予備的に形成したものであり、作業の都合によっていずれかを選択的に使用することができるものとしてある。
上記釘穴群9(及び11)は、ここでは中央部に開設する仮止め用の木ねじの差込み穴12を中心に描く半円弧状の仮想線(図示せず)上に等間隔を置いて配置する4個の釘穴9a,9b,9c,9dから構成してあり、それぞれにおいて各釘穴が上下の枠板において左右方向と前後方向に分散して設けられるようにしてある。
上記釘穴9a〜9dは差込み穴12と共に外枠1の成形時に一体に形成しても、又外枠形成後に加工形成してもよいが、望ましくは外枠固定のために打付ける固定釘10の軸径に適合した口径の貫通孔として形成されることが好ましい。
尚、本実施形態において使用する前記固定釘10は、図10に拡大して示したように軸部10aの周面に取り巻くように断面山形をなす小突条を長さ方向に沿って多数突設してローレット部10bを形成し、更に頭部10cの下面に軸部10aの軸径を拡大させた打込み規制用のストッパ部10dを形成した釘を使用している。
この釘は、硬質の、ここでは冷間圧造用炭素鋼線を素材として形成してあり、前記釘穴9a〜9dに打込む際には前記軸部10aの小突条を穴の内周面に押当てゝ仮係止し、更にハンマー等の工具による打付けにおいては前記ストッパ部10dと枠板との衝合によって頭部10cが浮き上った状態で打止めできるようにして引き抜きの際に頭部10cに工具の掛け止めが容易になるようにしてある。
図7乃至図9は上記構成に係る外枠1を遊技場に設置する取付台の固定枠14に対して前記釘穴群9を利用して固定する手順を示したものである。図中、14aは固定枠14の上枠を、14bは下枠を示している。
上記固定枠14は外枠1を囲む矩形の枠に形成するか、若しくは図示するように上下の枠14a,14bを並行に渡してこの上下間に外枠1を収める構造にするかのいずれかになるが、ここでは後者を選択し、上下の枠14a,14bを相手に止め付けるものとしている。
外枠1の取付けは、先ず上下の枠14a,14b間に嵌め込むにして下横枠板1bを下枠14bの上面に載置し、所定の位置に合せ、次に下横枠板1bの左右に形成する釘穴群9のいずれかの釘穴9a〜9dを選択し、この選択した釘穴に前記固定釘10を差し入れ起立させる。
固定釘10は、前述したようにその軸部10aを釘穴9a〜9dの口径に適合した軸径とすることによって軸部先端部を押し入れる操作を通してローレット部10bを釘穴の内周面に噛み付かせ、起立姿勢に保ち仮係止させることになり、この仮係止状態を保持して頭部10cを叩打することで下枠14bに打込み、下横枠板1cを固定することになる。
この場合、固定釘10を打込む釘穴は4つのうちから予め1つを選択し、これに打込むと共に、他の釘穴群9においても選択した共通の釘穴、例えば4個の釘穴のうち最右端(図1において最左端)の第1の釘穴9aを選択した場合には、この第1の釘穴9aに固定釘10を突き立て、仮止め状態を作り、その後頭部10cを叩打して打込むことになる。
図7及び図9は、前記釘穴9aに対する固定釘10の打込みを完了した姿を示している。このとき、固定釘10はストッパ部10dを下横枠板1bの上面に当接させ、頭部10cを浮き上げた状態を保持し、頭部10cの下面と下横枠板1bの上面との間に釘10の引き抜き工具の先端の差込みを容易にして、その引き作業が楽に行えるようにしてある。
この下枠14bに下横枠板1bを固定したのち、上枠14aに対して上横枠板1aを図面に矢符を以て示したように前後に操作し、外枠1を適正な立ち上り角度に調整し、次にこの上横枠板1aの釘穴群9の中から選択した釘穴9aに固定釘10を通して上枠14aに打ち付け、外枠1の固定を完了する。
尚、このとき上記釘穴9aに対して固定釘10を前述した如く押込み、ローレット部10bで釘穴9aに仮係止させておき、上記角度調整が終ったところでこの固定釘10を叩いて上枠14aに打込むようにして作業の迅速化を図ることになる。
図8は、上記固定釘10の仮係止状態を明らかにしたもので、釘穴9aに上向きに差し込まれた固定釘10は外枠1の角度を調整したのち頭部10cをそのまゝ叩打することによって直ちに上横枠板1aを適正な位置に止め付けることができる。
本発明は、上述の様に構成され実施されるもので、取付台の固定枠14に対して外枠1を固定する際、その上下の横枠板1a,1bに形成する釘穴群9のいずれかの釘穴9a〜9dを選択し、これに固定釘10を差し通し、打付けることで固定することができるもので、この固定釘10の打付けに当って予め開設しておく上記釘穴9a〜9dを通して打付けることから、この釘穴をガイドにして真直に打込むことができることになる。
そして、同時に釘の打込みを通して上下の横枠板14a,14bを貫く必要がないため抵抗が小さく容易に打込むことができ、更には前述の通り釘穴に対して固定釘10を仮係止状態に止めておけることから外枠1の取付作業を容易且つ迅速に行えることになる。
また、本発明は釘穴群9の中に複数個の釘穴9a〜9dを一定位置に配置し、固定釘10の打込み位置を選択し、特定することができるものとしたことから、先に固定した外枠の後に次の外枠を固定する際に、外枠の取付姿勢を一定に揃えても、先の釘穴跡を避けて固定釘10を打込むことができ、有効に釘打ちの効果を挙げることができる。
またこの場合、取付ける遊技機の順番に従って使用する釘穴を予め選択し特定しておけば、例えば最初の遊技機の取付けにおいては全ての釘穴群9において右端の第1の釘孔9aを使用し、遊技機の入れ替えにおいて次の遊技機を取付けるときには右端から2番目の第2の釘穴9bを使用すると言った使い分けをすれば、簡単に固定枠に設けられた釘穴跡を避けて確実に釘の打込みができることになる。
この場合、更に釘穴群9における釘穴9a〜9dの配置を円弧上に沿って分散配置すれば、各釘穴が上下の横枠板1a,1bに対して前後に位置をずらして配置されることによって固定枠14の上下の枠14a,14bとの関係で、特に固定枠の設置が組立ての誤差等の関係から外枠の取付角度の調整において一部の釘穴を使用することができなくなるような場合に、上記分配配置によって必ず有効な釘穴を選択することが可能となるため取付け不能の状態を回避することができることになる。
尚、上下の横枠板1a,1bにおいてその両端に近い部所に釘穴群9を形成したが、補助釘穴群11の形成と同様に必要に応じてその他に釘穴群を形成することを妨げるものではない。
また、上記実施の形態では4個の釘穴9a〜9dを形成する場合について説明したが、その数の増減は自由であり、また配置については円弧状に分散配置する場合に限らず前後乃至左右に散らばって形成されれば所要の効果を挙げることができる。
本発明を実施するパチンコ遊技機の外枠を背面側から見た斜視図。 図1のイ部における拡大図。 図1のロ部における拡大図。 図1のA−A線に沿って断面とした縦断右側面図。 図4のハ部における拡大図。 図4のニ部における拡大図。 取付台の固定枠に対して外枠を取付ける過程を示した要部の縦断右側面図。 図7のホ部における拡大図。 図7のヘ部における拡大図。 固定釘の拡大図である。
符号の説明
1 外枠
1a 外枠の上横枠板
1b 外枠の下横枠板
9 釘穴群
9a〜9d 釘穴
10 固定釘
10a 固定釘の軸部
10b 固定釘のローレット部
10c 固定釘の頭部
10d 固定釘のストッパ部
14 取付台の固定枠
14a 取付台の固定枠の上枠
14b 取付台の固定枠の下枠

Claims (6)

  1. 矩形の外枠を構成する枠板には相互の間に所要の間隔を置いて複数個の釘穴を設けてなる釘穴群を形成し、該釘穴群の前記釘穴から選択するいずれかの釘穴に固定釘を通して遊技機取付台の固定枠に打ち込むことによって前記外枠を前記固定枠の所定の位置に固定することを特徴とした遊技機の外枠取付構造。
  2. 請求項1の記載において、釘穴群は外枠を構成する上下の横枠板に設けることを特徴とした遊技機の外枠取付構造。
  3. 請求項1又は2の記載において、釘穴群は外枠を構成する上下の横枠板のそれぞれにおいて左右の端部の近くに設けることを特徴とした遊技機の外枠取付構造。
  4. 請求項1乃至3の記載において、釘穴群を形成する複数個の釘穴は弧状に描く仮想線上に沿って間隔を置いて分散配置することを特徴とした遊技機の外枠取付構造。
  5. 請求項1乃至4の記載において、釘穴に通される固定釘は軸部の周面の全面に亘って断面山形をなす多数の突条を長さ方向に沿って連設してローレット部を形成し、前記釘穴に通す際前記突条を釘穴の内周面に摩擦係止して仮係止できるようにしてなることを特徴とした遊技機の外枠取付構造。
  6. 請求項1乃至5の記載において、釘穴群を形成する外枠はアルミ合金を素材にして鋳造成形し、該成形時に釘穴群を一体形成することを特徴とした遊技機の外枠取付構造。


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