JP3615265B2 - センタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置 - Google Patents

センタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、センタ−ドライブケ−スに支承して横設するロ−タリ軸筒を、その一部又は全体がアップカット回転するように構成してあるセンタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歩行又は乗用型のトラクタに装着するロ−タリ耕耘装置において、ロ−タリ軸筒全体を機体前進方向に向いてダウンカット回転させたりアップカット回転させたりすることができる正逆転ロ−タリに構成したもの(例えば、特開昭61−122608号公報参照)や、ロ−タリ軸筒の一部のみがアップカット回転する部分逆転ロ−タリに構成したもの(例えば、特公昭46−3904号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなロ−タリ耕耘装置がセンタ−ドライブ型である場合には、装置全体の横幅方向中央部にセンタ−ドライブケ−スが位置し、ロ−タリ軸筒に装着される耕耘爪群の回転圏外方を被蓋する耕耘カバ−の前縁部がセンタ−ドライブケ−スを挟んで左右に分割されるため、それらの前縁部やセンタ−ドライブケ−スへの止着部分が、アップカット回転する耕耘爪によって跳ね上げられる土壌の衝撃力で変形されたり損傷されるといった問題が生起する。
【0004】
また、前記センタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置が、歩行型トラクタの機体後背部に装着されるものである場合には、センタ−ドライブケ−スと歩行型トラクタの機体との間に側面視三角状の空間部ができ、その空間部に、アップカット回転する耕耘爪が持ち上げる藁や雑草類が絡み付き堆積して、機体の前進を阻害したり、センタ−ドライブケ−スやロ−タリ軸筒などの構成要素に故障を生ぜしめることになり易いという問題がある。
【0005】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロ−タリ軸筒の全体又は一部がダウンカット回転するセンタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置でありながら、アップカット回転する耕耘爪によって跳ね上げられる土壌の衝撃力して強固堅牢な耕耘カバ−を備えたセンタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置を提供し、また、歩行型トラクタの機体後背部に装着された場合にセンタ−ドライブケ−スと歩行型トラクタの機体との間にできる藁や雑草類が絡み付き堆積しないようにしたセンタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、上記目的を達成するために、本発明装置は、センタ−ドライブケ−ス(1)に横設するロ−タリ軸筒(2)を軸芯方向の一部又は全体がアップカット回転するものに構成し、そのロ−タリ軸筒(2)に装着される耕耘爪(3)(4)の回転圏の外方を耕耘カバ−(5)で被蓋してあるロ−タリ耕耘装置が、歩行型トラクタ ( ) の機体後背部に装着されるものにおいて、前記センタ−ドライブケ−ス(1)を挟んで左右に位置する耕耘カバ−(5)の前縁部(5a)(5b)間をセンタ−ドライブケ−ス(1)の前面部を通って左右に延伸する補強板(6)でもって一体的に連結し、その補強板 ( ) は、アップカット回転する耕耘爪が跳ね上げる耕土を受け止めて落下させる庇状部を備えるとともに、ロ−タリ耕耘装置が歩行型トラクタ ( ) の機体後背部に装着された際にセンタ−ドライブケ−ス ( ) と歩行型トラクタの機体との間にできる側面視三角状の空間部 ( ) の上方部分を閉塞する薄板体 ( ) を一体的に連設したものである
【0007】
【発明の作用及び効果】
本発明のセンタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置は、センタ−ドライブケ−ス(1)を挟んで左右に位置する耕耘カバ−(5)の前縁部(5a)(5b)間をセンタ−ドライブケ−ス(1)の前面部を通って左右に延伸する補強板(6)でもって一体的に連結してあるので同部分が堅牢強固になり、アップカット回転する耕耘爪が跳ね上げる土壌の衝撃力によって変形されたり、損傷されることがない。
そして、耕耘カバ−(5)の前部に位置する補強板(6)が庇状部を備えることによって、耕耘爪のアップカット回転によって跳ね上げられる耕土の飛散を防止する役目をも果すこととなって良好なアップカット耕耘が行われる。
さらに、アップカット回転するロ−タリ軸筒(2)を備えたロ−タリ耕耘装置が歩行型トラクタ(A)の機体後背部に装着された際に、センタ−ドライブケ−ス(1)と歩行型トラクタの機体との間にできる側面視三角状の空間部(S)の上方部分が補強板 ( ) に一体的に縦設された薄板体 ( ) によって閉塞されるので、圃場に散在する長い藁や雑草類がアップカット回転する耕耘爪によって巻き上げられても、それらは薄板体(7)の下縁部と前記耕耘爪との協同によって短く切断されてロ−タリ軸筒などへの巻付きが起きず、また、空間部(S)の上方部分が薄板体(7)で閉塞されているから同部への絡み付き堆積もなくなり、薄板体(7)の設置によってセンタ−ドライブケ−ス等の強度も向上される。
【0008】
【実施例】
図面は、歩行型トラクタ用のセンタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置を、ロ−タリ軸筒の一部分がアップカット回転するものに構成した実施例を示しており、図1はロ−タリ耕耘装置を装着した歩行型トラクタの全体側面図、図2は本発明にかかるロ−タリ耕耘装置の要部構造を示した斜視概略図、図3は本発明にかかるロ−タリ耕耘装置のロ−タリ軸筒駆動構造の一例を示した伝動断面図である。
【0009】
図1において、歩行型トラクタ(A)は、ミッションケ−ス(8)下部の左右車軸に嵌着した走行車輪(9)(9)を、ミッションケ−ス(8)から前延するフレ−ムに搭載したエンジン(27)の動力でもって回転駆動して前後進走行し、その運転操作をミッションケ−ス(8)から後延する操縦ハンドル(10)部において行うように構成され、ミッションケ−ス(8)の後背部に装設された作業機連結部にロ−タリ耕耘装置(R)などの種々の作業機を装着できるようになっている。
【0010】
ロ−タリ耕耘装置(R)は、センタ−ドライブ型に構成されるもので、前記ミッションケ−ス(8)に着脱自在に連結するセンタ−ドライブケ−ス(1)と、センタ−ドライブケ−ス(1)の下部に支承横設されるロ−タリ軸筒(2)と、ロ−タリ軸筒(2)に装着される耕耘爪(3)(4)の回転圏の外方を被蓋する耕耘カバ−(5)と、耕耘カバ−(5)の後尾部に装設される耕深設定用の尾輪装置(11)、後部ゴム垂れ(12)などで構成されている。
【0011】
前記ロ−タリ軸筒(2)は、図3に示しているように、センタ−ドライブケ−ス(1)の左右両脇部に配設される短軸筒(2a)(2a)と、それぞれの短軸筒(2a)の外方部位に配設される長軸筒(2b)(2b)とで構成されている。
そして、短軸筒(2a)(2a)は、センタ−ドライブケ−ス(1)の左右側部に固設された支持筒(13)(13)の傾斜外径支持部に支承し、水平軸芯に対して一定角度に傾斜する軸芯の回りを傾斜回転するように設けられている。
【0012】
また、長軸筒(2b)(2b)は、前記両支持筒(13)(13)の内孔を貫通して左右に水平に延出する耕耘駆動軸(14)に嵌装されていて、これらの長軸筒(2b)(2b)と、前述した短軸筒(2a)(2a)とがセンタ−ドライブケ−ス(1)内の耕耘伝動機構でもって各々所定の方向に回転駆動されるようになっており、耕耘伝動機構は次のように構成されている。
【0013】
耕耘駆動軸(14)の中央部に嵌着された受動スプロケット(15)と、センタ−ドライブケ−ス(1)の上部の回転軸に設けられた駆動スプロケット(図示省略)との間にチエン(16)が巻き掛けられ、チエンを経て受動スプロケット(15)に伝達される動力でもって耕耘駆動軸(14)及びそれに嵌着されている長軸筒(2b)(2b)をダウンカット方向に回転駆動するように構成されている。
【0014】
一方、前記チエン(16)には、耕耘駆動軸(14)に平行する中間軸(17)に嵌着した別のスプロケット(26)が係合されるとともに、スプロケット(26)の両脇部において中間軸(17)にギア(18)(18)が設けられて、各々のギア(18)を前記耕耘駆動軸(14)に回転自在に外嵌した逆転ギア(19)に噛合させ、さらに、各逆転ギア(19)の外端部に設けたギア(20)を各々の短軸筒(2a)に形成している内歯の受動ギア(21)に噛合させて、中間軸(17)からギア(18)、逆転ギア(19)、ギア(20)、受動ギア(21)を経て伝達される逆転動力でもって左右の短軸筒(2a)(2a)をアップカット回転方向に回転駆動するように構成されている。
【0015】
しかして、短軸筒(2a)(2a)に装着される耕耘爪(3)・・と、長軸筒(2b)(2b)に装着される耕耘爪(4)・・の回転圏外方が耕耘カバ−(5)で被蓋されるのであるが、該耕耘カバ−(5)は、センタ−ドライブケ−ス(1)の後背上部に固着して後方に延設するビ−ム(22)から左右に拡翼状に延出されて、前縁部の横幅方向中央部にセンタ−ドライブケ−ス(1)を入り込ませて同ケ−ス(1)に組付け固装され、センタ−ドライブケ−ス(1)を挟んで左右に分かれる前縁部(5a)(5b)が、センタ−ドライブケ−ス(1)の前面部を通って左右に延伸する補強板(6)でもって連結一体化されている。
(23)は、補強板(6)と耕耘カバ−(5)を締結するボルト、(24)は耕耘カバ−(5)又はそれに固着した補強板(6)をセンタ−ドライブケ−ス(1)に取付固定するボルト、(25)はビ−ム(22)の前端部をセンタ−ドライブケ−スに止着するボルトである。
【0016】
なお、図示のロ−タリ耕耘装置にあっては、アップカット方向に回転する短軸筒(2a)(2a)の耕耘爪(3)の耕幅に対応する横幅の補強板(6)を設ければ足りるが、ロ−タリ軸筒(2)全体の耕耘爪群がアップカット回転するロ−タリ耕耘装置である場合には、補強板(6)をロ−タリ軸筒全体の耕幅に相当する横幅にして設ければよい。また、補強板(6)は、アップカット回転する耕耘爪が跳ね上げる耕土を受け止めて落下させる庇状部を備えるものに形成するのがよく、補強板(6)による耕土の飛散防止効果がより一層に向上される。
【0017】
次に、図4および図5は、本発明の好ましい実施例を示しており、耕耘カバ−(5)の前縁部(5a)(5b)を補強板(6)で連結するとともに、ロ−タリ耕耘装置(R)を歩行型トラクタ(A)の機体後背部に装着した際にセンタ−ドライブケ−ス(1)と歩行型トラクタの機体との間にできる側面視三角状の空間部(S)の上方部分を閉塞する薄板体(7)を、補強板 ( ) に一体的に連設して縦設している。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロ−タリ耕耘装置を装着した歩行型トラクタの全体側面図である。
【図2】本発明に係るロ−タリ耕耘装置の要部構造を示した斜視概略図である。
【図3】本発明装置のロ−タリ軸筒駆動構造の一例を示した伝動断面図である。
【図4】本発明の好ましい実施例を示した側面部分図である。
【図5】図4の実施例の要部構造を示した斜視概略図である。
【符号の説明】
1 センタ−ドライブケ−ス
2 ロ−タリ軸筒
3 耕耘爪
4 耕耘爪
5 耕耘カバ−
5a 耕耘カバ−の前縁部
5b 耕耘カバ−の前縁部
6 補強板
7 薄板体
A 歩行型トラクタ
S 空間部

Claims (1)

  1. センタ−ドライブケ−ス(1)に横設するロ−タリ軸筒(2)を軸芯方向の一部又は全体がアップカット回転するものに構成し、そのロ−タリ軸筒(2)に装着される耕耘爪(3)(4)の回転圏の外方を耕耘カバ−(5)で被蓋してあるロ−タリ耕耘装置が、歩行型トラクタ ( ) の機体後背部に装着されるものにおいて、前記センタ−ドライブケ−ス(1)を挟んで左右に位置する耕耘カバ−(5)の前縁部(5a)(5b)間をセンタ−ドライブケ−ス(1)の前面部を通って左右に延伸する補強板(6)でもって一体的に連結し、その補強板 ( ) は、アップカット回転する耕耘爪が跳ね上げる耕土を受け止めて落下させる庇状部を備えるとともに、ロ−タリ耕耘装置が歩行型トラクタ ( ) の機体後背部に装着された際にセンタ−ドライブケ−ス ( ) と歩行型トラクタの機体との間にできる側面視三角状の空間部 ( ) の上方部分を閉塞する薄板体 ( ) を一体的に連設してあることを特徴とするセンタ−ドライブ型ロ−タリ耕耘装置。
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