JP3614153B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭におけるキッチンシステムへ組み込んで使用するビルトインタイプの給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のジャーポット等の湯沸かし器は、加熱容器内の液体を排水する場合、出湯スイッチを押し続けて内蔵のポンプを駆動して排水したり、あるいはジャーポットの蓋を開け、容器を傾けて排水するという作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のような方法は、使用者が排水を続ける為には出湯スイッチを押し続けなければならず、手間がかかり、また、ジャーポットの蓋を開いて容器を傾けるという行為は体力が必要であり、安全性にも問題があるという課題を有していた。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、容器内の排水を安全に自動で行える、使い勝手の良いビルトイン給湯装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明の給湯装置は、加熱容器内の排水を行うポンプを駆動するポンプ駆動手段と、使用者により操作される操作部にポンプ駆動手段の動作を禁止するポンプ駆動禁止手段を設けたものである。これによりポンプ駆動手段に故障が生じて、誤ってポンプを駆動しようとしても、使用者によりポンプ駆動禁止手段が、ポンプ駆動手段の動作を禁止していると、ポンプを駆動することができないため、ポンプ駆動手段の故障による使用者の意志によらない排水状態を未然に防ぎ、安全に排水を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、液体を加熱する加熱容器と、給水管から前記加熱容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記加熱容器内の液体を吐出する吐出経路に設けられたポンプと、前記ポンプの駆動または駆動の停止を行うポンプ駆動手段と、前記ポンプ駆動手段の動作を制御して自動排水動作を行う自動排水手段と、使用者により操作される操作部とを備え、前記操作部は禁止状態と許可状態を切り換える自動排水許可スイッチを有し、前記自動排水許可スイッチはその禁止状態において前記自動排水手段の出力信号に基づく前記ポンプの駆動動作を無効化し、かつ前記自動排水手段は前記自動排水許可スイッチが禁止状態となったのに対応して前記ポンプの自動排水動作を停止し、前記自動排水許可スイッチはその許可状態において前記ポンプ駆動手段による前記ポンプの駆動動作を有効化し、かつ前記自動排水手段は前記自動排水許可スイッチが許可状態となったのに対応して前記ポンプの自動排水動作を行うことにより、自動排水許可スイッチが禁止状態となったのに対応して自動排水手段が自動排水のための動作を停止するとともに、ポンプ駆動手段による前記ポンプの駆動動作が前記自動排水手段の動作に関係無く無効化されるので、自動排水手段が誤動作しても加熱容器内の液体が吐出するされることがなく安全である。
【0007】
また、自動排水許可スイッチが許可状態となると、ポンプ駆動手段による前記ポンプの駆動動作を有効化し、かつ自動排水手段はポンプの自動排水のための制御動作を行うので操作が簡単で使い勝手がよい。
【0008】
請求項2に記載の発明は、特に、自動排水許可スイッチは、ポンプ駆動手段による駆動を無効化することで、前記自動排水手段による前記ポンプの駆動動作を無効化してなることにより、使用者が自動排水許可スイッチを禁止状態にしている限り、自動排水手段とポンプ駆動手段のいずれが故障しても、連動スイッチが、自動排水手段のポンプ駆動動作を停止するので、誤ってポンプが駆動される事がほとんど無くなり加熱容器内の液体が間違って排水される恐れをほとんど無くすることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、特に、自動排水許可スイッチと連動する連動スイッチを有し、自動排水手段は前記連動スイッチの動作に応じてポンプの自動排水動作を停止または実行することにより、使用者が自動排水許可スイッチを禁止状態にしている限り、自動排水手段、ポンプ駆動手段、自動排水許可スイッチのいずれが故障しても、連動スイッチが、自動排水手段のポンプ駆動動作を停止するので、誤ってポンプが駆動される事がほとんど無くなり加熱容器内の液体が間違って排水される恐れをほとんど無くすることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、特に、ポンプ駆動手段は自動排水手段により開閉が制御されるポンプ駆動スイッチとするとともに、電源にポンプ、自動排水許可スイッチ、及び前記ポンプ駆動スイッチを直列に接続してなることにより、使用者が自動排水許可スイッチを閉じない限り、確実にポンプへの電流を遮断できるので、機器の故障によって誤ってポンプが駆動して、勝手に排水状態になることを、完全に防ぐことができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、特に、自動排水許可スイッチを許可状態にすると、自動排水手段による自動排水工程を開始させる自動排水工程開始手段を有することで、加熱容器への給水及び自動排水手段を用いた加熱容器の自動排水を複数回繰り返すすすぎ洗浄工程等、自動排水手段を用いる自動排水工程を始める為の自動排水許可スイッチを許可状態にする行為と、ポンプへの通電が可能な状態になることが兼ねられるので、誤ってポンプへの通電を禁止したまま、自動排水手段を用いた工程を開始することが無く、安全性も高く使い勝手が良い。
【0012】
請求項6に記載の発明は、自動排水手段による自動排水工程の途中で、所定の命令が入力されるまで前記自動排水工程を止める待機手段を有することで、加熱容器への給水及び自動排水手段を用いた加熱容器の自動排水を複数回繰り返す洗浄工程等、自動排水手段を用いる工程が自動排水手段による自動排水工程の途中で所定の命令が入力されるまで進まないようにすることができるので、誤ってポンプへの通電を再度許可するのを忘れて、自動排水手段を用いた工程が終了して失敗するのを防ぎ、安全性も高く使い勝手が良い。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構成とするとともに、所定の命令は自動排水許可スイッチの動作に応じて待機手段に入力されることで、加熱容器への給水及び自動排水手段を用いた加熱容器の自動排水を複数回繰り返す洗浄工程等、自動排水手段を用いる工程が始まった時、ポンプへの通電が可能な状態にならないと自動排水手段を用いる工程が進まないので、誤ってポンプへの通電を許可し忘れて、自動排水手段を用いた工程が終了して失敗するのを防ぎ、安全性も高く使い勝手が良い。
【0014】
請求項8に記載の発明は、特に、自動排水許可スイッチが許可状態にある時の給湯装置の動作状態に応じて、自動排水手段による複数の自動排水工程の内の一つを選択して開始する自動排水開始選択手段を有することで、例えば給湯装置の使用時間が短いとき自動排水許可スイッチを許可状態にすると、加熱容器への給水及び自動排水手段を用いた加熱容器の自動排水を複数回繰り返すだけのすすぎ洗浄工程を開始、また給湯装置の使用時間が長い時、自動排水許可スイッチを許可状態にすると加熱容器内の洗浄を強力に行う、加熱容器内にクエン酸溶液を投入後所定の時間保温した後、加熱容器への給水及び自動排水手段を用いた加熱容器の自動排水を複数回繰り返すクエン酸洗浄を開始等、一つの自動排水許可スイッチで、その時必要な自動排水を使用する工程を選択開始でき、かつポンプへの通電の許可も兼ねられるので安全で使い勝手も良い。
【0015】
請求項9に記載の発明は、特に、自動排水許可スイッチを許可状態にすると、自動排水手段による自動排水工程を開始させる自動排水工程開始手段と、自動排水手段による自動排水工程の途中で、所定の命令が入力されるまで前記自動排水工程を止める待機手段とを有し、給湯装置の動作状態に応じて、前記自動排水工程開始手段または前記待機手段の動作を行う自動排水開始進行手段を設けることにより、給湯装置の動作状態に応じて、ポンプへの通電が許可状態になるまで自動排水を用いる工程を止める働きと、ポンプへの通電を許可状態にするとともに自動排水を用いる工程を始める働きの二つの機能を使い分けることができ、かつポンプへの通電の許可も兼ねられるので安全で使い勝手が良い。
【0016】
請求項10に記載の発明は、特に、自動排水手段が動作中、前記自動排水許可スイッチが開いた状態になると、報知を行う排水切替禁止報知手段を設けることで、自動排水手段が動作中、誤ってその動作を不許可にしてしまったことを、使用者に報知して知らせることができるので使い勝手が良い。
【0017】
請求項11に記載の発明は、特に、自動排水手段を使用する工程の動作中、自動排水許可スイッチが禁止状態になると、報知を行う工程切替禁止報知手段を設けることで、自動排水手段を使用する工程にある時、それを誤って不許可にしてしまったことを、使用者に報知して知らせることができるので使い勝手が良い。
【0018】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図1〜15を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における給湯装置のを示すものである。図1において、1は家庭内に設置されたキッチンユニットを示し、その内部空間に浄水加熱ユニット2を設置している。3は給水管である水道管であり、キッチンユニット1のキッチンシンク12に臨んだ水道口4と、水道水中の不純物を除去する中空子膜や活性炭からなる浄水手段5とに接続している。水道管3と浄水手段5との給水路には、浄水手段5への給水を制御する給水弁6を設けている。浄水手段5を通過した水道水は、水を加熱するヒータ7を有する加熱容器8へ給水経路9を介して注がれる。また加熱容器8には加熱容器内の水温を検知する温度検知手段であるサーミスタ10と、加熱容器8内の水位を、電極間の電位が水の有無によって変わることから検知する水位検知手段11を設けている。
【0020】
そして、給水経路9上には、浄水手段5を通過した水をキッチンシンク12に吐出する浄水パイプ13か、給水経路9のどちらかに導く切替弁14が設けてある。15は加熱容器8から生じた蒸気を逃がす蒸気パイプ、16は加熱容器8内の湯を出湯パイプ17に吐出するポンプである。上記した浄水パイプ13、蒸気パイプ15、および出湯パイプ17は、水道口4と同様、キッチンシンク12に臨んで配置されている。18は出湯や浄水の吐出及び各種状態を知らせる操作表示部で、キッチンユニット1の上部の操作部1aに設けてある。
【0021】
19は本発明の実施例における給湯装置へ電源を供給している商用電源、20は本発明の実施例における給湯装置の制御手段であるマイクロコンピュータであり、マイクロコンピュータ20には給水弁6とヒータ7、サーミスタ10、水位検知手段11、切替弁14、ポンプ16、操作表示部18、商用電源19を接続し、サーミスタ10、水位検知手段11、操作表示部18、商用電源19からの入力に応じて、給水弁6、ヒータ7、切替弁14、ポンプ16を出力制御する。
【0022】
マイクロコンピュータ20内には、ポンプ16を制御して加熱容器8内の液体を自動排水する自動排水手段20aと、給水弁6を制御して加熱容器8内への給水と、自動排水手段20aを用いて加熱容器8内の液体の排水を繰り返し、自動的に加熱容器8内のすすぎ洗浄を行うすすぎ洗浄手段20bを有している。
【0023】
図2は本実施例における操作表示部18の詳細を示しており、18aはONになると接続されたマイクロコンピュータ20が切替弁14を浄水パイプ13側に切り換えると共に、給水弁6を開いて浄水した水を吐出する浄水スイッチ。18bはONになると接続されたマイクロコンピュータ20が切替弁14を加熱容器8、出湯パイプ17側に切り換えるとともにポンプ16を駆動して加熱容器8内の湯を出湯する出湯スイッチ。18cはONになると出湯スイッチ18bの操作を可能とするロック解除スイッチ。18dはロック解除スイッチ18cがONになると点灯してロック解除スイッチ18dの状態を表すロック解除LED。18eは水位検知手段11が検知した水位を表示する水位表示LED。18fはポンプ16を駆動する電流の経路に設置した状態保持型の自動排水許可スイッチであり、自動排水手段20aと接続している。また、自動排水許可スイッチ18fに連動して動作する連動スイッチ18f1が設けられている。
【0024】
以上のように構成された給湯装置についてその動作を説明する。給湯装置の加熱容器8内の水温はサーミスタ10によって検知され、マイクロコンピュータ20に送られる。マイクロコンピュータ20は、サーミスタ10によって検知した水温が85℃未満になるとヒータ7をON、85℃以上になるとヒータ7をOFFして保温状態を維持している。
【0025】
また、出湯SW18cをONして加熱容器8内の湯を出湯して満水から水位が下がると、水位検知手段11が水位が下がったことを検知してマイクロコンピュータ20に送り、マイクロコンピュータ20は水位が下がった信号を受け取ると、切替弁14を加熱容器8側に切替るとともに、給水弁6を開いて加熱容器8内に給水する給水状態になる。そして水位検知手段11が水位の満水状態を検知してマイクロコンピュータ20に送ると、マイクロコンピュータ20は給水弁6を閉じて給水を止め、ヒータ7を制御して高温の湯を保つ保温状態となる。このように加熱容器内8内には、常に高温の湯が満水状態で出湯できる状態に保たれる。
【0026】
次にすすぎ洗浄手段20bの動きについて、動作図3を用いて説明する。すすぎ洗浄手段20bは、商用電源19が通電すると、すすぎ洗浄工程をスタートして、ステップ1で出湯SW18bがON状態になるまで待つ。ON状態になるとステップ2に移行してポンプ16を駆動して加熱容器8内の湯を出湯パイプ17から吐出する。
【0027】
ステップ3では、水位検知手段11によって加熱容器8内の水位が0になったどうか判断する。まだ加熱容器8内に湯が残っているならNOとなり、ステップ1に戻って出湯SW18cによって出湯操作を待つ。反対に水位が0になると加熱容器8内が空になったのでYESとなってステップ4に移行する。ステップ4ではポンプ16をOFFするとともに、すすぎ洗浄手段20bは切替弁14を加熱容器8側に切り替えて、給水弁6を開いて加熱容器8への給水を開始し、水位検知手段11が満水を検知するまで給水工程を継続する。
【0028】
満水を検知するとステップ5に移行して給水弁6を閉じて加熱容器8への給水を停止し、自動排水手段20aに自動排水を行う信号を出力し、自動排水手段20aはすすぎ洗浄手段20bから自動排水を行う信号を受け取ると、ポンプ16を駆動して満水になった加熱容器8内の水を出湯パイプ17から吐出する。すすぎ洗浄手段20bは水位検知手段11が水位0を検知して加熱容器8内の水が無くなるまで自動排水手段20aに自動排水を行う信号を出力し、加熱容器8内に水が無くなるとステップ6に移行する。
【0029】
ステップ6ではステップ4と同じ給水工程の動作を行い、ステップ7に移行しステップ7ではステップ5と同じ自動排水工程の動作を行う。ステップ8、ステップ9でもステップ4、ステップ5と同じ給水工程、自動排水工程の動作を行い、最終的に給水、自動排水の工程を3回自動的に繰り返し終了する。
【0030】
次に自動排水手段20aの動きについて、回路図4を用いて説明する。図4において21はポンプ16を駆動するための直流電源、22はポンプ16の駆動手段であるところのポンプ駆動スイッチであり、自動排水手段20aからのON信号を受け取ると閉じる。
【0031】
自動排水許可スイッチ18fは状態保持型のスイッチであり、ONして閉じた状態になると連動スイッチ18f1も同時にOFFからONになり自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になったことを知らせる信号が自動排水手段20aに送られる。自動排水手段20aは、すすぎ洗浄手段20bから自動排水を開始する信号を受け取り、かつ連動スイッチ18f1から自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている信号を受け取ると、ポンプ駆動スイッチ22にON信号を出力する。ポンプ16はポンプ駆動スイッチ22が閉じてかつ自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になると直流電源21から電流が流れ、回転動作し加熱容器8内の液体を排水する。
【0032】
以上のように本実施例によれば、自動排水許可スイッチ18f、連動スイッチ18f1、及び自動排水手段20aを設けることにより、自動排水許可スイッチ18fを閉じない限り、ポンプ16が駆動されて加熱容器8内の液体が排水されることはない。さらに、万が一、マイクロコンピュータ20内の自動排水手段20aが故障して、ポンプ駆動スイッチ22が閉じても、ポンプ6が駆動することがないので、間違って加熱容器8内の液体が排水され、加熱容器8内の液体が不意に使用者の手などに注がれることを防ぎ、安全に自動排水手段20aを用いた自動排水の機能が使える。
【0033】
なお、本実施例において、すすぎ洗浄工程のステップ1、2、3で自動排水手段20aを用いないで手動で排水を行ったが、より使用者の安全を考えて、加熱容器8内の液体温度が確実に低い場合のみ自動排水を用いたからであり、安全に気をつけて、全ての排水に自動排水手段20aを用いてもよい。
【0034】
また、本実施例において、すすぎ洗浄工程を用いて自動排水許可スイッチ18fと、自動排水手段20aの説明を行ったが、その他の自動排水を行う工程を用いても何ら問題ない。
【0035】
また、本実施例において、自動排水許可スイッチ18fを、ポンプ16及びポンプ駆動スイッチ22と直列にして、直流電源21を加えた構成としたが、自動排水許可スイッチ18fを自動排水手段の20a出力端に接続して、自動排水手段20aによるポンプ駆動スイッチ22の駆動を禁止する構成としても自動排水手段の誤動作によるポンプ16の誤駆動を防止することができる。ただし、この場合には、上記実施例で得られるような効果、すなわち、ポンプ駆動スイッチ22自身が故障(例えば接点の溶着等)した場合におけるポンプ16の誤駆動を防止する効果は得られない。
【0036】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例について図5を参照しながら説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0037】
マイクロコンピュータ20内には、さらに、自動排水工程開始手段20cが含まれる。自動排水許可スイッチ18fに連動した連動スイッチ18f1は、自動排水手段20aと自動排水工程開始手段20cに接続される。そして、すすぎ洗浄手段20bに自動排水工程開始手段20cを接続する。自動排水許可スイッチ18fがONして閉じた状態になると連動スイッチスイッチ18f1が連動して閉じ、自動排水工程開始手段20cは、これを検知すると、すすぎ洗浄手段20bにすすぎ洗浄を開始する信号を出力する。すすぎ洗浄手段20bは自動排水工程開始手段20cから、すすぎ洗浄を開始する信号を受け取ると、すすぎ洗浄工程をスタートする。
【0038】
図6は本実施例における操作表示部18の詳細を示しており、自動排水許可スイッチ18fの近傍に、自動排水許可スイッチ18fがONするとすすぎ洗浄が始まる旨の印字がしてある。
【0039】
以上のように本実施例によれば、自動排水工程開始手段20cを設けることにより、自動排水手段20aを用いるすすぎ洗浄工程を始める為の自動排水許可スイッチ18fを閉じる行為と、ポンプ6への通電が可能な状態になることが兼ねられるので、誤ってポンプ6への通電を禁止したまま、すすぎ洗浄工程を開始することが無く、安全性も高く使い勝手が良い。
【0040】
なお、本実施例において、自動排水を用いた工程としてすすぎ洗浄工程を用いたが、その他の自動排水を行う工程を用いても何ら問題ない。
【0041】
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例について図7を参照しながら説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0042】
マイクロコンピュータ20内には、待機手段20dが含まれる。自動排水許可スイッチ18fに連動した連動スイッチ18f1は、自動排水手段20aと待機手段20dに接続される。すすぎ洗浄手段20bには待機手段20dを接続する。すすぎ洗浄手段20bは商用電源19に機器が通電されたことを検知してすすぎ洗浄工程を開始する。待機手段20dは連動スイッチ18f1から、自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている信号を受け取るまで、すすぎ洗浄手段20bにすすぎ洗浄工程を停止する信号を出力する。
【0043】
以上のように構成された待機手段20dの動きについて、本実施例におけるすすぎ洗浄手段20bの動作図8を用いて説明する。なお第一の実施例と同一の動作については同じステップ番号を付し説明を省略する。商用電源19が通電開始すると、すすぎ洗浄手段20bはすすぎ洗浄工程をスタートするとともに、ステップ10で待機手段20dからすすぎ洗浄工程を停止する信号が送られてきているか確認する。もし、待機手段20dからすすぎ洗浄工程を停止する信号が送られてきているとYESとなり、ステップ10を繰り返す。反対に、すすぎ洗浄工程を停止する信号が送られないとNOとなりステップ1に移行して、すすぎ洗浄工程を続ける。
【0044】
以上のように本実施例によれば、待機手段20dを設けることにより、すすぎ洗浄工程が始まった時、ポンプ6への通電が可能な状態になるまで、すすぎ洗浄工程が先に進まないので、誤って自動排水許可スイッチ18fをONし忘れ、ポンプ6への通電が許可状態にならず、すすぎ洗浄工程の自動排水が行われないまま終了してしまうのを防ぎ、安全性も高い。
【0045】
なお、本実施例において、自動排水を用いた工程としてすすぎ洗浄工程を用いたが、その他の自動排水を行う工程を用いても何ら問題ない。
【0046】
また、本実施例において、すすぎ洗浄工程が始まるとすぐ待機手段20dから工程進行開始信号が送られるまで待機する仕様としたが、自動排水手段20aがすすぎ洗浄手段20bから、自動排水を行う信号を受け付けるステップ5までの間に設けても、何ら問題ない。
【0047】
また、本実施例において、待機手段20dに所定の命令を入力するのを自動排水許可スイッチ18fに連動して動作する連動スイッチ18f1としたが、その他、自動排水許可スイッチ18fの状態を判断して、待機手段20dに所定の命令を入力する別のスイッチ、制御回路等を用いてもよい。
【0048】
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例について回路図9を参照しながら説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0049】
マイクロコンピュータ20内には、自動排水手段20a、すすぎ洗浄手段20b、クエン酸洗浄手段20e、動作計時手段20f、自動排水開始選択手段20gが含まれる。
【0050】
クエン酸洗浄手段20eは、加熱容器8内へのクエン酸溶液投入後、所定の時間高温保温を行い、その後、給水弁6を制御して加熱容器8内への給水と、自動排水手段20aを用いて加熱容器8内の液体の排水を自動的に繰り返し、加熱容器8内のクエン酸洗浄を行う。動作計時手段20fは、給湯装置に商用電源19から電源が供給され動作している時間を積算して計時する。自動排水開始選択手段20gは、連動スイッチ18f1から自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている信号を受け取った時、動作計時手段20fが計時した時間に応じて、すすぎ洗浄手段20bまたはクエン酸洗浄手段20eに洗浄工程を開始する信号を出力する。
【0051】
次にクエン酸洗浄手段20eの詳細な動きについて、動作図10を用いて説明する。なお第一の実施例のすすぎ洗浄手段20bと同一の動作については、同じステップ番号を付し説明を省略する。
【0052】
クエン酸洗浄手段20eは自動排水開始選択手段20gから洗浄工程開始の信号を受け取るとクエン酸洗浄工程を開始し、ステップ11で空になった加熱容器に出湯パイプ17から使用者によってクエン酸溶液を投入されると、水位検知手段11により水位が上昇したことでクエン酸溶液が投入されたことを判断してステップ12に移行し、ステップ12では切替弁14を加熱容器8側に切り替えて、給水弁6を開いて加熱容器8への給水を開始し、水位検知手段11が満水を検知するまで給水工程を継続し、クエン酸溶液を加熱容器8内に満たしてステップ13に移行する。
【0053】
ステップ13では給水弁6を閉じて加熱容器8への給水を停止し、サーミスタ10によって検知した水温が85℃未満になるとヒータ7をON、85℃以上になるとヒータ7をOFFして1時間保温状態を維持して、加熱容器8内の水垢等をクエン酸溶液で落としてステップ14に移行する。
【0054】
ステップ14では出湯SW18bがON状態になるまで待つ。ON状態になるとステップ15に移行してポンプ16を駆動して加熱容器8内の湯を出湯パイプ17から吐出する。ステップ16では、水位検知手段11によって加熱容器8内の水位が0になったどうか判断する。まだ加熱容器8内に湯が残っているならNOとなり、ステップ1に戻って出湯SW18cによって出湯操作を待つ。反対に水位が0になると加熱容器8内が空になったのでYESとなってステップ4に移行する。
【0055】
次に、自動排水開始選択手段20gの動作について動作図11を用いて説明する。自動排水開始選択手段20gは、ステップ17で自動排水許可スイッチ18fがONして閉じた状態になるとステップ18で、動作計時手段20fから送られてくる、動作計時手段20fが計時した給湯装置の動作している時間が3ヶ月以上かどうか判断する。給湯装置の動作時間が3ヶ月を越えているとYESとなりステップ19に移行して、ステップ19では自動排水開始選択手段20gは、給湯装置の動作時間が長くなり加熱容器8内の汚れがひどくなっている恐れがあるため、クエン酸洗浄手段20eにクエン酸洗浄を開始するよう洗浄工程開始の信号を出力する。反対にステップ18で給湯装置の動作している時間が3ヶ月未満ならNOとなりステップ20に移行して、自動排水開始選択手段20gは、すすぎ洗浄手段20bにすすぎ洗浄を開始するよう洗浄工程開始の信号を出力する。
【0056】
また、図12は本実施例における操作表示部18の詳細図であり、自動排水許可スイッチ18fの近傍には、自動排水許可スイッチ18fがONするとすすぎ洗浄またはクエン酸洗浄が始まる旨が印字してあり、マイクロコンピュータ20は動作計時手段20fが計時した給湯装置の動作時間が3ヶ月以上になるとクエン酸洗浄お知らせLED18gを点滅させ、使用者に自動排水許可スイッチ18fをONすると、クエン酸洗浄が始まることを知らせる。
【0057】
以上のように本実施例によれば、自動排水許可スイッチ18fがONして閉じた状態になったとき、給湯装置の動作時間に応じてすすぎ洗浄またはクエン酸洗浄のどちらかを始める自動排水開始選択手段20gを設けることにより、給湯装置の使用時間が長くて加熱容器8内の汚れがひどいと考えられる場合には、洗浄能力の強いクエン酸洗浄、反対に給湯装置の使用時間が短くて加熱容器8内の汚れがそれほどひどくない場合には、洗浄能力は落ちるが工程の時間が短くてすむすすぎ洗浄と、一つの自動排水許可スイッチ18fで、その時必要な自動排水を使用する工程を選択開始でき、かつ、ポンプへの通電が可能な状態になることが兼ねられるので、安全性も高く使い勝手が良い。
【0058】
なお本実施例において、自動排水開始選択手段20gは自動排水を行う、すすぎ洗浄工程とクエン酸洗浄工程の2つ内の1つを選択したが、3、4、5とより複数の自動排水を行う工程の中から選択するようにしても何ら問題ない。
【0059】
また、本実施例において自動排水開始選択手段20gは、給湯装置の動作時間に応じてすすぎ洗浄工程とクエン酸洗浄工程の2つ内の1つを選択したが、その他の給湯装置の動作状態に応じて選択するようにしても何ら問題ない。
【0060】
(実施例5)
以下、本発明の第5の実施例について図13を用いて説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1〜4と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0061】
マイクロコンピュータ20内には、自動排水手段20a、すすぎ洗浄手段20b、クエン酸洗浄手段20e、及び自動排水開始進行手段20hが含まれる。すすぎ洗浄手段20bは、給湯装置が商用電源19への通電開始されたことを検知すると、すすぎ洗浄工程が開始される。しかしながら、自動排水開始進行手段20hは、連動スイッチ18f1から、自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている旨の信号を受け取るまで、すすぎ洗浄手段20bにすすぎ洗浄工程を停止する信号を出力する。また、自動排水開始進行手段20hは、マイクロコンピュータ20が保温動作状態(即ち給湯装置がヒータ7を制御して高温の湯を保っている動作状態にある)にある時、連動スイッチ18f1から、自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている旨の信号を受け取ると、クエン酸洗浄手段20eにクエン酸洗浄工程を開始するよう洗浄工程開始の信号を出力する動作を行う。
【0062】
なお、自動排水開始進行手段20hの、自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている信号を受け取るまで、すすぎ洗浄手段20bにすすぎ洗浄工程を停止する信号を出力する動作は、実施例3における待機手段20dと同じであり説明を省略する。
【0063】
また、自動排水開始進行手段20hのもう一方の動作である、自動排水許可スイッチ18fが閉じた状態になっている旨の信号を受け取るとクエン酸洗浄手段20eに洗浄工程開始の信号を出力する動作は、実施例2における自動排水工程開始手段20cの働きと同じであり説明を省略する。
【0064】
以上のように本実施例によれば、自動排水開始進行手段20hを設けることにより、給湯装置の状態に応じて、すすぎ洗浄工程では、ポンプ6への通電が許可状態になるまで自動排水手段20aを用いる工程を止める働き。また、ポンプ6への通電を許可状態にするとともに自動排水手段20aを用いるクエン酸洗浄工程を始める働きの二つの機能を使い分けることができ、かつポンプへの通電の許可も兼ねられるので安全で使い勝手が良い。
【0065】
(実施例6)
以下、本発明の第6の実施例について図14を用いて説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1〜5と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0066】
ブザー23は、マイクロコンピュータ20と接続し、ON信号を受け取ると吹鳴する。マイクロコンピュータ20内には、自動排水手段20a、すすぎ洗浄手段20b、及び排水切替禁止報知手段20iが含まれる。排水切替禁止報知手段20iは、連動スイッチ18f1から自動排水許可スイッチ18fの開閉状態を入力し、自動排水手段20aからポンプ駆動スイッチを駆動しているかどうかの信号を入力する。そこで、排水切替禁止報知手段20iは、自動排水手段20aがポンプ駆動スイッチ22にON信号を出力中、自動排水許可スイッチ18fがOFFされ開いた状態になると、その旨の信号をブザー23にON信号を出力しブザーを吹鳴する。
【0067】
以上のように本実施例によれば、自動排水手段20aが動作中、それを誤って不許可にしてしまっても、使用者に報知して知らせることができ、誤って自動排水が失敗してしまうのを防ぎ使い勝手が良い。
【0068】
(実施例7)
以下、本発明の第7の実施例について回路図15を用いて説明する。なお本実施例の全体構成について実施例1〜6と同一の構成要素については、同じ番号を付し説明を省略する。
【0069】
マイクロコンピュータ20内には、自動排水手段20a、すすぎ洗浄手段20b、及び工程切替禁止報知手段20jが含まれる。工程切替禁止報知手段20jは連動スイッチ18f1から自動排水許可スイッチ18fの開閉状態を入力し、すすぎ洗浄手段20bから自動排水工程が動作中であるかどうかの信号を入力する。そこで、排水切替禁止手段20iは、すすぎ洗浄手段20bがすすぎ洗浄工程を動作中、自動排水許可スイッチ18fがOFFされ開いた状態になると、ブザー23にON信号を出力しブザーを吹鳴する。
【0070】
以上のように本実施例によれば、自動排水手段20aを使用するすすぎ洗浄手段20aが動作中、すなわち、自動排水手段による自動排水工程の動作中、自動排水手段20aを誤って不許可にしてしまったことを、使用者に報知して知らせることができるので、誤って自動排水が失敗してしまうのを防ぎ使い勝手が良い。
【0071】
なお、本実施例において、工程切替禁止報知手段20jは、すすぎ洗浄手段20aが動作中かどうかで、自動排水工程の動作中であると判断したが、自動排水手段20aを用いるその他の工程でも何ら問題ない。
【0072】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、使用者が自動排水許可スイッチを禁止状態にしている限り、ポンプ駆動手段が故障しても、誤ってポンプが駆動される事が無く、加熱容器内の液体が間違って排水されることを防ぎ安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における給湯装置の全体を示す断面図
【図2】同給湯装置における操作表示部の詳細図
【図3】同給湯装置におけるすすぎ洗浄手段の動作図
【図4】同給湯装置における回路図
【図5】本発明の第2の実施例における給湯装置の回路図
【図6】同給湯装置における操作表示部の詳細図
【図7】本発明の第3の実施例における給湯装置の回路図
【図8】同給湯装置におけるすすぎ洗浄手段の動作図
【図9】本発明の第4の実施例における給湯装置の回路図
【図10】同給湯装置におけるクエン酸洗浄手段の動作図
【図11】同給湯装置における自動排水開始選択手段の動作図
【図12】同給湯装置における操作表示部の詳細図
【図13】本発明の第5の実施例における給湯装置の回路図
【図14】本発明の第6の実施例における給湯装置の回路図
【図15】本発明の第7の実施例における給湯装置の回路図
【符号の説明】
3 水道管(給水管)
6 給水弁
8 加熱容器
16 ポンプ
18 操作表示部(操作部)
18f 自動排水許可スイッチ
18f1 連動スイッチ
20a 自動排水手段
20c 自動排水工程開始手段
20d 待機手段
20g 自動排水開始選択手段
20h 自動排水開始進行手段
20i 排水切替禁止報知手段
20j 工程切替禁止報知手段
22 ポンプ駆動スイッチ(ポンプ駆動手段)

Claims (11)

  1. 液体を加熱する加熱容器と、給水管から前記加熱容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記加熱容器内の液体を吐出する吐出経路に設けられたポンプと、前記ポンプの駆動または駆動の停止を行うポンプ駆動手段と、前記ポンプ駆動手段の動作を制御して自動排水動作を行う自動排水手段と、使用者により操作される操作部とを備え、前記操作部は禁止状態と許可状態を切り換える自動排水許可スイッチを有し、前記自動排水許可スイッチはその禁止状態において前記自動排水手段に基づく前記ポンプの駆動動作を無効化し、かつ前記自動排水手段は前記自動排水許可スイッチが禁止状態となったのに対応して前記ポンプの自動排水動作を停止し、前記自動排水許可スイッチはその許可状態において前記ポンプ駆動手段による前記ポンプの駆動動作を有効化し、かつ前記自動排水手段は前記自動排水許可スイッチが許可状態となったのに対応して前記ポンプの自動排水動作を行う給湯装置。
  2. 自動排水許可スイッチは、ポンプ駆動手段によるポンプの駆動を無効化することで、前記自動排水手段による前記ポンプの駆動動作を無効化してなる請求項1に記載の給湯装置。
  3. 自動排水許可スイッチと連動する連動スイッチを有し、自動排水手段は、前記連動スイッチの動作に応じてポンプの自動排水動作を停止または実行する請求項2に記載の給湯装置。
  4. ポンプ駆動手段は自動排水手段により開閉が制御されるポンプ駆動スイッチとするとともに、電源にポンプ、自動排水許可スイッチ、及び前記ポンプ駆動スイッチを直列に接続してなる請求項2または3に記載の給湯装置。
  5. 自動排水許可スイッチを許可状態にすると、自動排水手段による自動排水工程を開始させる自動排水工程開始手段を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の給湯装置。
  6. 自動排水手段による自動排水工程の途中で、所定の命令が入力されるまで前記自動排水工程を止める待機手段を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の給湯装置。
  7. 所定の命令は自動排水許可スイッチの動作に応じて待機手段に入力される請求項6に記載の給湯装置。
  8. 自動排水許可スイッチが許可状態にある時の給湯装置の動作状態に応じて、自動排水手段による複数の自動排水工程の内の一つを選択して開始する自動排水開始選択手段を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の給湯装置。
  9. 自動排水許可スイッチを許可状態にすると、自動排水手段による自動排水工程を開始させる自動排水工程開始手段と、自動排水手段による自動排水工程の途中で、所定の命令が入力されるまで前記自動排水工程を止める待機手段とを有し、給湯装置の動作状態に応じて、前記自動排水工程開始手段または前記待機手段の動作を行う自動排水開始進行選択手段を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の給湯装置。
  10. 自動排水手段が動作中、自動排水許可スイッチが禁止状態になると、報知を行う排水切替禁止報知手段を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の給湯装置。
  11. 自動排水手段による自動排水工程の動作中、自動排水許可スイッチが禁止状態になると、報知を行う工程切替禁止報知手段を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の給湯装置。
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