JP3613683B2 - カーテンのヒダ付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカーテン生地に、手軽にしかも規則正しくヒダを付ける為の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カーテンには規則正しく形成したヒダが設けられ、窓や廊下に吊設した該カーテンに美しさと優雅さをもたらしている。ところで、このヒダを加工する方法は色々知られているが、従来では型紙に布を挟んで折畳み、この状態で加熱冷却したり、折畳んだ2枚の型紙の間に布を挟んで馴染ませると共に仮止めした後で加熱冷却する方法が採用されている。
【0003】
しかし上記方法ではヒダの加工が容易でなく、カーテンの途中まではヒダが形成されても全体に規則正しく加工することは困難である。特に長いカーテンの場合、床に接近する部分には殆どヒダがなくて平面状態と成ってしまい、室内インテリアの1つとしてのカーテンの目的が果たされないことになる。
【0004】
又、特公平4−23025号に係る「カーテンのヒダ付け加工方法」では、カーテン全体にヒダを正しく形成し、該ヒダが裾の部分であっても崩れることなく均等に現れ、しかもヒダが半永久的に保たれるヒダの加工方法を提供している。この方法は「第1型紙と第2型紙が重ね合わせ、これら型紙の外側にあってカーテンのヒダ方向に合わせて平行に並べた柱状体を、第1型紙と第2型紙とで交互に間にくるように配列してそれら型紙の外側に貼着し、これら柱状体を相手方の型紙の方に押し込んで断面波形のヒダとなるように湾曲し、蒸気を利用して上記ヒダを固定して、夫々を、波形の弾性力を有す紙型に形成し、
この波形紙型を伸張させて、伸張した第1型紙と第2型紙との間にカーテン生地を挟み込ませてカーテン生地を型込めした後、波形紙型の弾性力によって所定の形態になるように復元させて紙型を設定し、
この設定された紙型を処理釜に入れて脱気して空気を除去し、ついで蒸気を供給して蒸熱し、蒸熱後処理釜内を減圧冷却し、続いて蒸熱と減圧冷却とを繰り返させてカーテン生地のヒダ付けを行なう。」
【0005】
カーテンは一定ピッチで波形を成すヒダを有し、両側に25〜30mmの耳部が設けられるが、カーテン生地の全長が違ってくるとピッチの長さは必然的に変化する。従って、上記型紙も異なり、同一型紙を兼用してヒダを加工することが出来ない。生地の幅が違う毎に型紙が異なり、該型紙を作り直す必要がある。その為に、生産性は低下して必然的にカーテンのコストは高くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、型紙を用いてカーテンのヒダを加工するには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、型紙を使用しないで任意の幅のカーテン生地にヒダを規則正しく加工することが出来、コスト的に安いカーテンとなるヒダ付け装置を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明のカーテンのヒダ付け装置は下型と上型から構成され、下型には一定ピッチに複数本の支持部材を平行に取付けている。同じく上型には押えが設けられて下方へ延びているが、これら押えのピッチは下型に設けた支持部材と同一ピッチとなっていて互いに噛み合うことが出来る。すなわち、支持部材の間に押えが進入・降下することが出来る。そして下型の両側にはカーテン生地の両縁を固定する為のクランプを設けている。
【0008】
ところで、カーテン生地の両耳部は下型の両端に設けたクランプに固定され、カーテン生地は下型に配列した支持部材の上にダブ付いた状態で置かれる。そして該下型の支持部材と噛み合うように上型が載置され、下型の支持部材の間を上型の押えが進入・降下することになる。従って、カーテン生地は下型の支持部材と上型の押えとに当ってジグザグ状に屈曲し、カーテンのヒダが形成される。
【0009】
カーテン生地は上下型の支持部材と押えに当って屈曲すると共に、上型がカーテン生地に載ることで該カーテン生地はダブ付くことなく伸張し、この状態で処理炉に収容され、該処理炉には高温蒸気を入れ、そして熱風を流入し、その後湿気を抜取って乾燥させる。形成したカーテン生地のヒダは崩れないように処理されることになるが、使用されるカーテン生地はポリエステルやアクリル等の繊維からなる生地であり、型に入れて蒸気で処理するならばその形状は何時までも保たれる。
【0010】
下型は一般に水平に配置されるが、この下型の上に載置される上型も水平に置かれ、上下型の各支持部材及び押えによって形成されるヒダの大きさは全て均一化する。ここで下型の支持部材の形状、及び上型の押えの形状は特に限定せず、例えば両方ともパイプを使用することもあり、又両方とも板部材を用いることもある。
【0011】
支持部材及び押えがカーテン生地に直接当ってその形状に加工されることから、カーテンの仕様によって該支持部材及び押えの形状が定まる。ところで、本発明のヒダ付け装置は下型と上型を1組として構成されるが、この装置にカーテン生地を取付け、上方へ積み上げて処理炉に収容する。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明のヒダ付け装置の断面を示している実施例であり、1は下型、2は上型を表している。そして同図の3はカーテン生地であって、下型1と上型2の間に挟まれてジグザグ状に屈曲している。図2は下型1を示す平面図、正面図、及び側面図であるが、該下型1は前後の桟5,5と両側板6,6が組み合わされて長方形の枠体を構成し、該枠体の四隅には下方へ延びる脚4,4…を取付けている。
【0013】
そして枠体には複数本のパイプ7,7…が所定のピッチをもって取付けられ、各パイプ7,7…は撓まないように中間部位にて支持されている。両側板6,6間には所定の距離をおいて支持材8a,8bを2箇所に設け、該支持材8a,8bの下桟9から起立した支柱10,10…の上端は支持部材となるパイプ7,7…に連結している。
【0014】
図3は上型2を示しているが、前後の桟11,11と両側板12,12が枠組みされた枠体を構成し、該枠体には複数本の押え13,13…が一定ピッチで取付けられている。上記側板12,12は下方へアーム14,14…を延ばし、該アーム14,14…の内側には補強板15,15…が垂直を成して固定されている。そして上記押え13,13…の両端は該補強板15,15…にネジ止めにて固定されている。勿論、溶接することも出来る。
【0015】
又下型1の場合と同じく、押え13,13が撓み変形しないように、中間部位には両桟11,11に跨る横桟16を設け、該横桟16から下方へ延びる吊棒17,17…の下端が押え13,13…と連結している。ここで上型2の押え13は同図に示しているように、L型断面の長尺材であるが、下型1と同じくパイプを用いることもある。
【0016】
押え13はL型断面である為に下端縁は尖っていて、カーテン生地3に当ることで折り目が形成され、下型1に取付けたパイプ7がカーテン生地3に当たることで、滑らかな湾曲面を形成することが出来る。前記図1に示すように、下型1と上型2とでカーテン生地3が挟まれて、ヒダを規則正しく形成することが出来る。上型2の押え13,13…はパイプ7,7…の間に進入すると共に降下し、カーテン生地3はジグザグ状となる。
【0017】
所定の幅と長さを有す長方形のカーテン生地3はその両端が下型1の両側に取付けたクランプ18,18に挟まれて固定され、カーテン生地3は下型1のパイプ7,7…の上にダブ付いた状態で置かれる。そして上型2を下型1の上に載置するならば、同図に示すように各押え13,13…はパイプ7,7…の間に進入・降下してカーテン生地3をジグザグ状に伸張する。
【0018】
ところで、下型1の両側に設けているクランプ18,18に固定される部分はカーテンの耳部と成り、該クランプされる幅は一般に25〜30mmの寸法と成っている。本発明のヒダ付け装置は下型1と上型2とでジグザグ状のヒダを形成するものであるが、カーテン生地3の幅寸法が変化してもヒダの大きさが僅かに変わるだけで、均一なヒダを作ることが出来る。
【0019】
すなわち、カーテン生地3の幅寸法が大きな場合、上型2の降下距離が大きくなって大きなヒダが形成され、逆にカーテン生地3の幅寸法が小さい場合には、上型2の降下距離が小さくなって小さなヒダとなる。何れの場合も、上型2は下型1に対して常に平行でなくてはならないが、カーテン生地3の幅寸法の如何を問わず汎用性があり、全てのヒダの大きさは均一となる。
【0020】
図4は本発明のヒダ付け装置を上方へ積み上げた場合であり、各装置にはカーテン生地3がジグザグ状に挟み込まれ、これを処理炉に入れて処理加工される。すなわち、該ヒダ付け装置にてカーテン生地3を挟んだだけで取外すならば、ヒダは取れてしまうが、処理炉に入れて高温蒸気で処理することでヒダは何時までも取れて無くなることはない。
【0021】
ここで処理炉での処理方法は本発明の対象ではなく、カーテン生地の材質により多少異なるが、例えば、ポリエステルから成るカーテン生地の場合、100℃〜120℃の蒸気を処理炉へ送り込み、そして100℃〜140℃の熱風を約5分間供給する。その後、ブロアーにて処理炉内の湿気を抜取り、乾燥したカーテンを取出すならば、下型と上型に挟まれて形成されているヒダは固定され、該ヒダの形状が崩れることはない。
【0022】
以上述べたように、本発明のヒダ付け装置は下型と上型とでカーテン生地を挟み込んでジグザグ状のヒダを均一に形成するものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0023】
【発明の効果】
本発明のヒダ付け装置は下型と上型を1組として構成し、両型の間にカーテン生地を挟み込んでジグザグ状のヒダが均一に形成される。この場合、カーテン生地の幅寸法が変化した場合であっても、同じ装置でヒダを作ることが出来る。すなわち、下型に組合される上型が降下する距離が変化することで均一なヒダが規則正しく形成され、従来のような専用型紙を使用してヒダを形成する場合に比較して簡単であり、低コストでヒダの加工が出来る。
【0024】
そして、下型に取付けられる支持部材及び上型に取着される押えを、パイプのような湾曲部材としたり、薄い板材とすることが出来、加工されるヒダに折り目を付けたり、曲面を備えたヒダとすることが出来る。上下型に挟まれたカーテン生地は、装置と共に処理炉に収容して高温蒸気にて簡単に処理加工することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒダ付け装置野実施例。
【図2】ヒダ付け装置を構成する下型。
【図3】ヒダ付け装置を構成する上型。
【図4】本発明のヒダ付け装置が上方へ積み重ねられた場合。
【符号の説明】
1 下型
2 上型
3 カーテン生地
4 脚
5 桟
6 側板
7 パイプ
8 支持材
9 下桟
10 支柱
11 桟
12 側板
13 押え
14 アーム
15 補助板
16 横桟
17 吊棒
18 クランプ

Claims (1)

  1. カーテン生地にヒダを付ける為の装置において、該ヒダ付け装置は下型と上型から成って、下型の両側にはカーテン生地を固定する為のクランプを設け、そして複数本の支持部材を一定ピッチを隔てて平行に取付けると共に、該支持部材は枠組みされた枠体の両側板間に設けた支持材の下桟から起立する支柱上端に取着され、上型は上記下型の支持部材間に進入・降下することが出来るように、側板から下方へ延びる複数アームの下端部には上記支持部材と同一ピッチになるように補強板を介して押えを取付け、該押えはL型断面の長尺材とし、枠組みされた枠体の両桟に跨って設けた横桟から下方へ延びる吊棒下端に連結し、下型と上型間に挟まれたカーテン生地に支持部材と押えにてジグザグ状にヒダを形成することを特徴とするカーテンのヒダ付け装置。
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