JP2747676B2 - カーテンのひだ付け方法 - Google Patents

カーテンのひだ付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーテン生地に丈方
向のひだを多数本付けて波板状とするためのひだ付け方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーテンとして、図2に示すように、波
板状に断面円弧形のひだ山部10aおよびひだ谷部10
bを交互に、かつ丈方向に長く型付けにより形成し、熱
処理で固定したカーテン10が知られている。このひだ
付きカーテン10は、縫製で天部のみにひだを付けたカ
ーテンに比べ、吊下げ時に裾の高さが揃って外観が良好
であるため、好まれている。
【0003】上記のひだを形成する方法の一例が特公平
4−23025号公報に記載されている。この方法によ
れば、カーテン生地の大きさに合わせた第1型紙と第2
型紙とを重ね合わせ、それら型紙の外側にあってカーテ
ンのひだ方向に合わせて平行に並べた柱状体を、第1型
紙と第2型紙とで交互に間にくるように配列してそれら
型紙の外側に貼着し、これら柱状体を相手方の型紙の方
に押し込んで断面波形のひだとなるように湾曲し、蒸熱
を利用して上記ひだを固定して、夫々を、波形の弾性力
を有する型紙に形成し、この波形型紙を伸張させて、伸
張した第1型紙と第2型紙との間にカーテン生地を挟み
込ませてカーテン生地を型込めした後、波形型紙の弾性
力によって所定の形態になるように復元させて型紙を設
定し、この設定された型紙を処理釜に入れて脱気して空
気を除去し、ついで蒸気を供給して蒸熱し、蒸熱後処理
釜内を減圧冷却し、続いて蒸熱と減圧冷却とを繰返して
カーテン生地のひだ付けをする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法は、第1、第2の型紙に型付けする工程を除いて
も、第1、第2の型紙間にカーテン生地を挟む型込めの
際に上記型紙の伸張を可能にする広いスペースと型込め
したカーテン生地を高圧蒸熱で処理するための高圧の処
理釜と真空ポンプおよびそれらの設置スペーすを必要と
し、更に第1、第2の型紙に型付けする工程を含める
と、第1、第2の型紙を伸張状態で重ねるためのスペー
ス、この伸張状態の型紙を乗せることができるように多
数本の柱状体を間隔を空けて配列するためのスペース、
この型紙を高圧蒸熱で処理するための大容量の高圧処理
釜と真空ポンプおよびそれらの設置用スペースを必要と
した。
【0005】また、上記の方法は、第1、第2の型紙間
にカーテン生地を挟み込み、これを高圧処理釜に運んで
蒸熱で処理するものであり、しかも蒸熱で処理する際
は、処理釜を脱気した後、蒸気を供給し、次いで減圧冷
却し、さらに蒸熱と減圧冷却とを繰り返すので、生産性
が低く、大量生産には不向きであった。
【0006】この発明は、カーテン生地にプレス加工を
施すことにより、波板状のひだをカーテン生地の全丈に
わたって形成し、これによって型紙や大容量の高圧処理
釜および真空ポンプを不要とし、装置を小型化してスペ
ースを節約し、生産性を向上し、コストを低下するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、密閉可能な
上型と下型を閉じることにより、上型および下型の内側
空間に封入した熱可塑性を有するカーテン生地に、該カ
ーテン生地の丈長よりも長く、少なくとも下半部が断面
円弧形に形成されて繊維シートで被覆され、かつ上型に
固定された複数本のビーム状ヒータと、上記カーテン生
地の丈長よりも長く、少なくとも上半部が断面円弧形に
形成されて繊維シートで被覆され、かつ下型に固定され
た複数本のビーム状ヒータとを交互に圧接して上記カー
テン生地を緊張下で波板状に屈曲させ、上記内側空間の
片側から100〜160℃の過熱蒸気を供給しながら他
側から吸引し、かつ上記のビーム状ヒータを内側から電
熱や蒸気等で加熱してカーテン生地がビーム状ヒータの
断面円弧形部分に接する部分をビーム状ヒータで100
〜160℃に加熱し、カーテン生地の残りの部分に過熱
蒸気を厚み方向に通過させて加熱し、しかるのち上記内
側空間の過熱蒸気を冷風に切替え、かつビーム状ヒータ
の熱媒を冷水に切替えて上記のカーテン生地を急冷する
ことを特徴とするカーテンのひだ付け方法である。
【0008】加工に供されるカーテン生地は、熱可塑性
を有する編織物であればよいが、特にナイロン、ポリエ
ステル、アクリル等の合成繊維を50%以上含有する場
合は、ひだ付けが容易であり、得られるひだの耐久性も
向上する。そして、この繊維の種類に応じて過熱蒸気の
温度が設定される。例えば、カーテン生地がアクリル繊
維製の場合は100℃に、またポリエステル繊維製の場
合は160℃が好ましい。また、加熱時間は目的のひだ
が熱固定される程度、例えば3〜5分程度に設定され
る。なお、カーテンは、カーテン用の原反織物を所望の
カーテン丈に合わせて切断し、得られた複数枚のカーテ
ン生地を幅方向につないで所望のカーテン幅に合わせて
いるが、この発明に使用するカーテン生地は、カーテン
丈に合わせて切断したものであれば、幅方向につなぐ前
の単位カーテン生地、またはつないだ後の広幅カーテン
生地のいずれでもよい。
【0009】この発明では、上型および下型の一方のビ
ーム状ヒータと他方のビーム状ヒータとが接することな
くジグザグ状に噛合い、カーテン生地がその張力によっ
てビーム状ヒータの断面円弧形部分に圧接され、カーテ
ン生地のビーム状ヒータに接する部分は、ビーム状ヒー
タで表面または裏面から加熱され、その他の部分は上型
および下型の内部空間を満たす過熱蒸気によって加熱さ
れる。上記の急冷は、上型・下型の内側空間に冷風を吹
き込む一方、ビーム状ヒータ内に冷水を流して行うこと
できる。
【0010】そして、上型および下型を閉じることによ
り、カーテン生地の上面に上型のビーム状ヒータの断面
円弧形下半部が、またカーテン生地の下面に下型のビー
ム状ヒータの断面円弧形上半部がそれぞれ所定の間隔で
圧接し、カーテン生地が緊張下で波板状に屈曲される。
そして、この状態でビーム状ヒータを加熱し、かつ上型
・下型の内側空間に過熱蒸気を満たし、所定時間後に急
冷することにより、カーテン生地に上下のビーム状ヒー
タの配列に応じ変形が固定され、波板状のひだを有し、
テカリの無いカーテンが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に使用可能な上
型21、下型26の一例を示す断面図である。上型21
は、昇降フレーム(図示されていない)に固定された箱
形の上部基板22の下面開口部にステンレス鋼板からな
る円筒形のビーム状ヒータ23を複数本、所定の間隔で
平行に固定し、各ビーム状ヒータ23の一端に供給パイ
プ24を、他端に排出パイプ(図示されていない)をそ
れぞれ接続し、下半部をフェルト25で被覆して形成さ
れ、上部基板22の上底に開口した排出口22aがバキ
ューム装置(図示されていない)に接続される。一方、
下型26は、固定ベース(図示されていない)に固定さ
れた箱形の下部基板27の上面開口部にステンレス鋼板
からなる円筒形のビーム状ヒータ28を複数本、上型2
1で隣接する2本のビーム状ヒータ23の中間に位置す
るように固定し、各ビーム状ヒータ28の一端に供給パ
イプ29を、他端に排出パイプ(図示されていない)を
それぞれ接続し、上半部をフェルト30で被覆して形成
され、下部基板27の下底に開口した供給口27aがが
切り替え弁(図示されていない)を介してボイラーおよ
び送風機に並列接続されている。
【0012】図示のように、下型26のフェルト30上
にカーテン生地10Aを乗せ、適当な弛みをとり、該カ
ーテン生地10Aの耳部を下型26の下部基板27の左
右の縁上に押さえ板31で固定する。しかるのち、上型
21を下降させて上下のビーム状ヒータ23、28を噛
み合わせ、同時に上型21、下型26を密閉すると、上
記のカーテン生地10Aが上下のビーム状ヒータ23、
28で波板状に屈曲され、かつ緊張される。次いで、上
下のビーム状ヒータ23、28に一端の供給パイプ2
4、29から温度100〜160℃の過熱蒸気を供給し
ながら他端の排出パイプから排出してビーム状ヒータ2
3、28を100℃以上に加熱し、同時に上型21、下
型26の内側空気を上型21の排出口22aから排出し
ながら、上型21、下型26の内側空所に下型26の供
給口27aから上記同様の過熱蒸気を供給すると、上記
カーテン生地10Aのフェルト25、30に接する部分
がビーム状ヒータ23、28によって、また残りの部分
が上型21、下型26の内側空所に満たされた過熱蒸気
によってそれぞれ処理される。そして、3〜5分間の処
理後、ビーム状ヒータ23、28に送られる過熱蒸気を
冷水に切り替え、また上型21、下型26の内側空所に
送られる過熱蒸気を冷風に切り替えることにより、上記
のカーテン生地10Aが急速に冷却され、波形ひだを有
する図2のカーテン10が得られる。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、カ
ーテン生地に対し、上型および下型におけるビーム状ヒ
ータの配列本数に対応する幅ずつ短時間で波板状に型付
けすることができ、従来に比べて生産性が著しく向上
し、かつ従来の大容量の高圧処理釜や真空ポンプが不要
となるため、スペースが節約される。
【0014】請求項2に記載された発明は、カーテン生
地が熱可塑性合成繊維を50%以上含むものであるか
ら、カーテン生地に形成したひだの固定が容易になると
共に、得られたひだの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す装置の横断面図である。
【図2】ひだを形成したカーテンの斜視図である。
【符号の説明】
10:カーテン 10a:ひだ山部 10b:ひだ谷部 10A:カーテン生地 21:上型 22、27:箱形の基板 22a:過熱蒸気(冷風)の排出口 25、30:繊維シート(フェルト) 26:下型 27a:過熱蒸気(冷風)の供給口 23、28:ビーム状ヒータ 24、29:過熱蒸気(冷水)の供給パイプ 31:押さえ板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能な上型と下型を閉じることによ
    り、上型および下型の内側空間に封入した熱可塑性を有
    するカーテン生地に、該カーテン生地の丈長よりも長
    く、少なくとも下半部が断面円弧形に形成されて繊維シ
    ートで被覆され、かつ上型に固定された複数本のビーム
    状ヒータと、上記カーテン生地の丈長よりも長く、少な
    くとも上半部が断面円弧形に形成されて繊維シートで被
    覆され、かつ下型に固定された複数本のビーム状ヒータ
    とを交互に圧接して上記カーテン生地を緊張下で波板状
    に屈曲させ、上記内側空間の片側から100〜160℃
    の過熱蒸気を供給しながら他側から吸引し、かつ上記の
    ビーム状ヒータを内側から電熱や蒸気等で加熱してカー
    テン生地がビーム状ヒータの断面円弧形部分に接する部
    分をビーム状ヒータで100〜160℃に加熱し、カー
    テン生地の残りの部分に過熱蒸気を厚み方向に通過させ
    て加熱し、しかるのち上記内側空間の過熱蒸気を冷風に
    切替え、かつビーム状ヒータの熱媒を冷水に切替えて上
    記のカーテン生地を急冷することを特徴とするカーテン
    のひだ付け方法。
  2. 【請求項2】 カーテン生地が熱可塑性合成繊維を50
    %以上含むものである請求項1または2に記載のカーテ
    ンのひだ付け方法。
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