JP3611703B2 - ドライクリーニング用洗浄剤組成物 - Google Patents

ドライクリーニング用洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP3611703B2
JP3611703B2 JP19944697A JP19944697A JP3611703B2 JP 3611703 B2 JP3611703 B2 JP 3611703B2 JP 19944697 A JP19944697 A JP 19944697A JP 19944697 A JP19944697 A JP 19944697A JP 3611703 B2 JP3611703 B2 JP 3611703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
general formula
group
represented
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19944697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1129798A (ja
Inventor
義裕 川村
裕平 濱
志郎 近藤
照美 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nicca Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nicca Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nicca Chemical Co Ltd filed Critical Nicca Chemical Co Ltd
Priority to JP19944697A priority Critical patent/JP3611703B2/ja
Publication of JPH1129798A publication Critical patent/JPH1129798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3611703B2 publication Critical patent/JP3611703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライクリーニング用洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、石油系ドライクリーニング溶剤の体積抵抗率を大きく低下させる能力を有し、その体積抵抗率の経時変化が少なく、被洗物に帯電防止性や柔軟性などを与える性能に優れたドライクリーニング用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドライクリーニングは、非親水性の溶剤を用いて行う洗濯法で、溶剤としてはパラフィン、オレフィン、ナフテン、芳香族炭化水素などの単独又は混合物からなる石油系溶剤、テトラクロロエチレン、ジクロロペンタフルオロプロパンなどの合成溶剤が用いられる。洗浄される繊維製品の多くは、構成分子中に親水基を有するので、水で洗うと変形を起こしやすいが、非親水性の溶剤を用いるとそのようなおそれはない。しかし、その反面、親水性の汚れやしみの除去は容易ではないという欠点がある。そのために、水溶性汚れや固体汚れを除去する目的で、あるいは、帯電防止性や柔軟性などの効果を与えるために、界面活性剤を含む洗浄剤が使用される。
ドライクリーニング用洗浄剤組成物は、一般に洗浄力、再汚染防止力、帯電防止性、柔軟性、抱水能などの性能を有する界面活性剤、ドライクリーニング溶剤、低温安定化剤、防錆剤などが配合された液状洗浄剤組成物であって、前述の非親水性溶剤に対して、通常0.1〜3容量%の割合で添加され、希釈して使用される。
オゾン層破壊問題や水質汚濁防止法、大気汚染防止法などの強化により、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタンや1,1,1−トリクロロエタンは生産中止となり、テトラクロロエチレンに対しても環境規制が強化されつつある。このため、石油溶剤の使用が今後ますます進むと予想される。しかし、石油系ドライクリーニング溶剤の多くは、危険物第4類第2石油類に属し、体積抵抗率が高いため、洗浄時の被洗物や溶剤の摩擦により発生する静電気が原因となって、引火爆発する危険性がある。
これらの対策として、石油ドライクリーニング機械メーカーは、石油溶剤の体積抵抗率を測定することにより、静電気発生の危険性を感知するセンサーを搭載した機械を開発するとともに、洗浄剤に対しては、体積抵抗率が低く、かつ体積抵抗率の経時変化が少ない洗浄剤組成物を要求している。
しかしながら、従来のドライクリーニング洗浄剤は、石油溶剤の体積抵抗率を低下する能力及び長時間安定に保つ能力が不十分で、未だにドライクリーニング洗浄剤に要求される洗浄性、再汚染防止性、帯電防止性、柔軟性などの性能と、機械メーカーが要求する体積抵抗率の低下と経時安定性を十分に満足する組成物は得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ドライクリーニング用洗浄剤に要求される洗浄性などの性能を損なうことなく、石油溶剤の体積抵抗率を低下させ、しかも体積抵抗率の経時安定性に優れ、ドライクリーニング機械搭載のセンサーに対応することができるドライクリーニング用洗浄剤組成物を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定構造を有する(1)アンモニウムポリオキシアルキレンサルフェート及び/又は(2)アンモニウムアルキルベンゼンスルホネート、(3)アンモニウム塩並びに(4)ポリオキシアルキレンエーテルを含有するドライクリーニング用洗浄剤組成物が、石油溶剤に添加溶解したとき、洗浄性などを損なうことなく、石油溶剤の体積抵抗率を低下させ、しかも経時的安定を保つことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート成分、一般式[3]で表されるアンモニウム塩成分並びに一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテル成分を含有する洗浄剤組成物であって、該洗浄剤組成物を石油溶剤に1容量%溶解したときの石油溶剤の体積抵抗率が1 . 0×10 10 Ω・cm以下であり、該洗浄剤組成物を石油溶剤に混合溶解して用いることを特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物。
【化4】
Figure 0003611703
(ただし、式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R2及びR3は炭素数1〜4のアルキル基であり、R4は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、R5は炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基であり、R6は炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは0〜10である。)
【化5】
Figure 0003611703
(ただし、式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R8及びR9は炭素数1〜4のアルキル基であり、R10は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、R11は炭素数10〜14のアルキル基である。)
【化6】
Figure 0003611703
(ただし、式中、R12は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R13、R14及びR15は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、nは1〜3であり、Xn-はハロゲンイオン、炭素数1〜3のモノアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、キシレンスルホン酸イオン、安息香酸イオン又は炭素数2〜3のヒドロキシアルカンカルボン酸イオンである。)
16O(R17O)pH ・・・[4]
(ただし、式中、R16は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基であり、R17は炭素数2〜3のアルキレン基であり、pは1〜15である。)、及び、
(2)混合溶解する成分の配合比率が、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート成分を3〜30重量%、一般式[3]で表されるアンモニウム塩成分を5〜30重量%、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテル成分を1〜50重量%含有するものである( )項記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、ドライクリーニング用の石油溶剤に添加溶解して用いることができる。本発明組成物は、石油溶剤の体積抵抗率を測定し、洗浄時の摩擦による静電気の発生の度合いを感知する静電気モニター搭載機や、体積抵抗率の変動によりドライクリーニング洗浄剤の添加量を自動的に調節し、あるいは、洗浄剤濃度を表示するソープセンサーを搭載するドライクリーニング機に使用する場合には特に有用である。
本発明組成物は、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネートを含有する。
【化7】
Figure 0003611703
一般式[1]において、Rは、炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、より好ましくは炭素数12〜18のアルキル基、アルケニル基、又はヒドロキシアルキル基である。R及びRは、炭素数1〜4のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基であり、両者は同一であっても、異なっていてもよい。Rは、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、より好ましくは炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基である。Rは、炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、より好ましくは炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基である。Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、より好ましくは炭素数2〜3のアルキレン基である。mは、0〜10であり、より好ましくは0〜6である。
【0006】
一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェートとしては、例えば、オレイルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ラウリルエーテルサルフェート、ラウリルジエチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ノニルフェニルエーテルサルフェート、β−ヒドロキシアルキル(C12 14)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムPOE(2)ノニルフェニルエーテルサルフェート、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジエチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(3)ラウリルエーテルサルフェート、ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(4)ラウリルエーテルサルフェート、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(4)ノニルフェニルエーテルサルフェート、ミリスチルジエチルヒドロキシプロピルアンモニウムPOE(6)オクチルフェニルエーテルサルフェートなどを挙げることができる。
一般式[2]において、Rは、炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、より好ましくは炭素数12〜18のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基である。R及びRは、炭素数1〜4のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基であり、両者は同一であっても、異なっていてもよい。R10は、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、より好ましくは炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基である。R11は、炭素数10〜14のアルキル基であり、より好ましくは炭素数10〜12のアルキル基である。
一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネートとしては、例えば、ラウリルジエチルヒドロキシプロピルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネート、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネートなどを挙げることができる。
【0007】
本発明組成物は、一般式[3]で表されるアンモニウム塩を含有する。
【化8】
Figure 0003611703
一般式[3]において、R12は、炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、より好ましくは炭素数12〜18のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基である。R13、R14及びR15は、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基、より好ましくは炭素数1〜2のアルキル基又は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基であり、これらは同一であっても、異なっていてもよい。nは1〜3であり、Xn−はハロゲンイオン、炭素数1〜3のモノアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、キシレンスルホン酸イオン、安息香酸イオン又は炭素数2〜3のヒドロキシアルカンカルボン酸イオンである。
一般式[3]で表されるアンモニウム塩としては、例えば、ステアリルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムサルフェート、ステアリルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート、オレイルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムメチルサルフェート、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート、ミリスチルトリエチルアンモニウムエチルサルフェート、ラウリルジエチルヒドロキシエチルアンモニウム−p−トルエンスルホネート、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム−p−トルエンスルホネート、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネート、オレイルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムキシレンスルホネート、ステアリルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムグリコレートなどを挙げることができる。
【0008】
本発明組成物は、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルを含有する。
16O(R17O)nH …[4]
一般式[4]において、R16は、炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基であり、より好ましくは炭素数10〜18のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基である。R17は、炭素数2〜3のアルキレン基である。pは、1〜15であり、より好ましくは2〜8である。
一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルとしては、例えば、POE(3)ラウリルエーテル、POE(4)ノニルフェニルエーテル、POE(5)ノニルフェニルエーテルなどを挙げることができる。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート並びに一般式[3]で表されるアンモニウム塩を含有することにより、被洗物の繊維に対するアンモニウム塩類の吸着量が増加して、被洗物に優れた帯電防止性能と柔軟性を与えることができる。また、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート並びに一般式[3]で表されるアンモニウム塩を含有することにより、石油溶剤に対して体積抵抗率を低下させ、体積抵抗率の経時的な変化を抑制する効果が発揮される。
本発明組成物は、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルを含有することにより、石油溶剤の体積抵抗率を高めることなく、洗浄力及び再汚染防止力を強化し、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート並びに一般式[3]で表されるアンモニウム塩の石油溶剤中への溶解安定性を高める効果が発揮される。
【0009】
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物において、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネートの含有量は、3〜30重量%であることが好ましく、10〜25重量%であることがより好ましい。一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネートの含有量が3重量%未満であると、石油溶剤の体積抵抗率が十分に低下せず、経時的に変化するおそれがある。一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネートの含有量が30重量%を超えると、洗浄剤組成物の経時安定性が低下するおそれがある。
本発明組成物において、一般式[3]で表されるアンモニウム塩の含有量は5〜30重量%であることが好ましく、5〜20重量%であることがより好ましい。一般式[3]で表されるアンモニウム塩の含有量が5重量%未満であると、被洗物の帯電防止性と柔軟性が不足し、石油溶剤の体積抵抗率が十分に低下しないおそれがある。一般式[3]で表されるアンモニウム塩の含有量が30重量%を超えると、洗浄剤組成物の経時安定性が低下するおそれがある。
本発明組成物において、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルの含有量は、1〜50重量%であることが好ましく、5〜30重量%であることがより好ましい。一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルの含有量が1重量%未満であると、石油溶剤の洗浄力と再汚染防止性が不足するおそれがある。一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルの含有量が50重量%を超えると、洗浄剤組成物の取り扱い性が低下するおそれがある。
【0010】
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、石油溶剤に1容量%溶解したときの石油溶剤の体積抵抗率が1.0×1010Ω・cm以下である。洗浄剤組成物を石油溶剤に1容量%溶解したときの石油溶剤の体積抵抗率は、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート、一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート、一般式[3]で表されるアンモニウム塩及び一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルの含有量を上記の範囲で選定することにより、調整することができる。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物には、さらに水を含有せしめることができる。少量の水を含有することにより、洗浄剤組成物の安定性が向上する。含有せしめる水の量には特に制限はないが、通常は5重量%以下であることが好ましい。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート、一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート、一般式[3]で表されるアンモニウム塩、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテル、水などを、石油溶剤中に溶解した液状物とすることが好ましい。使用する石油溶剤には特に制限はないが、ドライクリーニング用の石油溶剤と共通の組成を有するパラフィン及びナフテンを主成分とする石油溶剤を用いることが好ましい。各成分を石油溶剤中に溶解した液状物とすることにより、洗浄剤組成物の取り扱いが容易になり、ドライクリーニング用石油溶剤に添加溶解するときの作業性が向上する。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物には、必要に応じて、さらに高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、高級脂肪酸の多価アルコールエステル、引火点が40℃以上のアルコールやグリコールエーテルなどの溶剤、防錆剤などを配合することができる。
【0011】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例において、評価は下記の方法により行った。
(1)帯電防止性
洗浄剤組成物を、ニューソルデラックス[日本石油(株)、パラフィン及びナフテン93重量%以上、芳香族炭化水素7重量%以下の溶剤]に1容量%添加して溶解した溶液100mlに、アクリルメリヤス及びポリエステルジャージの試験布各10gを、ときどき撹拌しながら10分間浸漬する。次いで、遠心脱液機を用いて試験布に対する残留液量が15重量%になるよう脱液する。その後、60℃に保った熱風循環式乾燥器で30分間乾燥し、取り出した直後の表面抵抗値を、絶縁抵抗計[東亜電波(株)、SM−8210]を用いて測定する。
(2)柔軟性
(1)で帯電防止性を評価した後の試験布を室内に1時間放置したのち、触感法により次の5段階で柔軟性を評価した。
1(粗硬)
2(やや硬い)
3(柔らかい)
4(かなり柔らかい)
5(非常に柔らかい)
柔らかいほど皺の発生が少なく、仕上げ性が良好で、着用感にも優れる。
(3)溶剤の体積抵抗率
洗浄剤組成物を、ニューソルデラックス[日本石油(株)、パラフィン及びナフテン93重量%以上、芳香族炭化水素7重量%以下の溶剤]に1容量%添加して溶解し、溶解直後の溶液の体積抵抗率を、絶縁抵抗計[東亜電波工業(株)、SM−8210、測定電圧10V]及び電極[東亜電波工業(株)、SME−8330、電極定数471]を用いて測定する。
(4)体積抵抗率の経時変化
(3)で体積抵抗率を測定した溶液を、電極容器に充填し、電圧をかけた状態で30分静置したのち、ふたたび体積抵抗率を測定する。洗浄剤組成物を添加した直後の体積抵抗率から、30分静置後の体積抵抗率を減じた数値を体積抵抗率の経時変化とする。
体積抵抗率の経時変化が小さく安定なほど、ドライクリーニング機械に搭載された静電気センサーやソープセンサーに感度よく対応し、静電気発生による引火爆発を防止することができる。
また、実施例及び比較例において使用した化合物の構造式を、以下に示す。
(1)オレイルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ラウリルエーテルサルフェート
【化9】
Figure 0003611703
(2)ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(4)ノニルフェニルエーテルサルフェート
【化10】
Figure 0003611703
(3)ラウリルジエチルヒドロキシプロピルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネート
【化11】
Figure 0003611703
(4)ステアリルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート
【化12】
Figure 0003611703
(5)β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネート
【化13】
Figure 0003611703
(ただし、式中、Rは炭素数14〜16のアルキル基である。)
(6)POE(5)ノニルフェニルエーテル
【化14】
Figure 0003611703
(7)POE(3)ラウリルエーテル
1225O(CO)H …[12]
(8)ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
【化15】
Figure 0003611703
(9)オレイン酸ジエタノールアミド
1733CON(COH) …[14]
(10)ラウリルジエチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ノニルフェニルエーテルサルフェート
【化16】
Figure 0003611703
(11)ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム−p−トルエンスルホネート
【化17】
Figure 0003611703
(12)POE(4)ノニルフェニルエーテル
【化18】
Figure 0003611703
実施例1
オレイルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ラウリルエーテルサルフェート10重量部、ラウリルジエチルヒドロキシプロピルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネート15重量部、ステアリルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート5重量部、POE(5)ノニルフェニルエーテル20重量部、水2重量部及びブライトソル[シェル化学、パラフィン60重量%、ナフテン40重量%、芳香族炭化水素0.01重量%以下の溶剤]48重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて9×1010Ω、ポリエステルジャージについて0.1×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤス及びポリエステルジャージのいずれについても4であった。また、体積抵抗率は0.83×10Ω・cmであり、体積抵抗率の経時変化は0.20×10Ω・cmであった。
実施例2
ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(4)ノニルフェニルエーテルサルフェート5重量部、ラウリルジエチルヒドロキシプロピルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネート10重量部、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネート10重量部、POE(5)ノニルフェニルエーテル20重量部、水1重量部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル5重量部及びブライトソル[シェル化学]49重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて8×1010Ω、ポリエステルジャージについて2×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤスについて3、ポリエステルジャージについて4であった。また、体積抵抗率は3.1×10Ω・cmであり、体積抵抗率の経時変化は0.65×10Ω・cmであった。
実施例3
ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(4)ノニルフェニルエーテルサルフェート20重量部、β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネート15重量部、POE(3)ラウリルエーテル25重量部、水2重量部及びブライトソル[シェル化学]38重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて3×1010Ω、ポリエステルジャージについて1×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤスについて5、ポリエステルジャージについて4であった。また、体積抵抗率は5.2×10Ω・cmであり、体積抵抗率の経時変化は1.1×10Ω・cmであった。
比較例1
β−ヒドロキシアルキル(C16 18)ジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネート15重量部、POE(5)ノニルフェニルエーテル30重量部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル10重量部及びブライトソル[シェル化学]45重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて8×1010Ω、ポリエステルジャージについて2×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤス及びポリエステルジャージのいずれについても4であった。また、体積抵抗率は67.4×10Ω・cmであり、体積抵抗率の経時変化は57.0×10Ω・cmであった。
比較例2
POE(5)ノニルフェニルエーテル15重量部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム8重量部、オレイン酸ジエタノールアミド15重量部、水2重量部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル15重量部及びブライトソル[シェル化学]45重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて80×1010Ω、ポリエステルジャージについて50×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤスについて1、ポリエステルジャージについて2であった。また、体積抵抗率は3.3×10Ω・cmであり、体積抵抗率の経時変化は0.10×10Ω・cmであった。
実施例1〜3及び比較例1〜2のドライクリーニング用洗浄剤の配合組成を第1表に、評価結果を第2表に示す。
【0012】
【表1】
Figure 0003611703
【0013】
【表2】
Figure 0003611703
【0014】
一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート、一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート、一般式[3]で表されるアンモニウム塩及び一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルを含有する実施例1及び実施例2のドライクリーニング用洗浄剤、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート、一般式[3]で表されるアンモニウム塩及び一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルを含有する実施例3のドライクリーニング用洗浄剤は、石油溶剤に1容量%添加溶解したとき、アクリルメリヤス、ポリエステルジャージともに帯電防止性と柔軟性に優れ、また、石油溶剤の体積抵抗率が低く、体積抵抗率の経時変化も小さく、安定に保つ能力に優れている。
これに対して、一般式[3]で表されるアンモニウム塩と一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルしか含有しない比較例1の従来のカチオン系洗浄剤は、石油溶剤に1容量%添加溶解したとき、アクリルメリヤス、ポリエステルジャージの帯電防止性と柔軟性は良好であるが、体積抵抗率及びその経時変化がともに大きい。また、比較例2の従来のアニオン系洗浄剤は、1容量%添加溶解した石油溶剤の体積抵抗率及びその経時変化は小さいが、アクリルメリヤス、ポリエステルジャージともに、帯電防止性と柔軟性が劣っている。
実施例4
ラウリルジエチルヒドロキシエチルアンモニウムPOE(2)ノニルフェニルエーテルサルフェート15重量部、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム−p−トルエンスルホネート10重量部、POE(4)ノニルフェニルエーテル15重量部、オレイン酸ジエタノールアミド12重量部、水2重量部及びブライトソル[シェル化学、パラフィン60重量%、ナフテン40重量%、芳香族炭化水素0.01重量%以下の溶剤]46重量部を混合して、ドライクリーニング用洗浄剤を調製した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて6×1010Ω、ポリエステルジャージについて5×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤスについて5、ポリエステルジャージについて4であった。
このドライクリーニング用洗浄剤を、エクソールD−40[エクソン化学、パラフィン50重量%、ナフテン50重量%、芳香族炭化水素1重量%以下]に1容量%添加溶解し、石油ドライクリーニング機[日本プレス(株)、AUTO・SOL−ATS−251A]を用いて、40番綿ブロードとウールモスリンの4cm×8cmの大きさの白布及び日本油化学協会法に準じて作成した汚染布を、シャワー法5分、次いでアップダウン5分の条件で洗浄した。洗浄前後の白布及び汚染布について、色彩計[(株)村上色彩技術研究所、クリーンマスターCM−53D]を用いて、555nmにおける反射率を測定し、次式にしたがって洗浄率と再汚染率を算出した。
【数1】
Figure 0003611703
洗浄率は、綿ブロードが35%、ウールモスリンが76%であり、再汚染率は、綿ブロードが0.5%、ウールモスリンが0.3%であった。
この洗浄において、ドライクリーニング機に搭載されたソープセンサーは、正常に作動した。また、洗浄中に、被洗物の静電気が原因となる絡みの発生は認められなかった。
比較例3
ドライクリーニング用洗浄剤組成物として、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウムとPOE(4)ノニルフェニルエーテルを主成分とする市販のアニオン系ドライクリーニング用洗浄剤を用いて、実施例4と同じ操作を繰り返した。
このドライクリーニング用洗浄剤の帯電防止性は、アクリルメリヤスについて70×1010Ω、ポリエステルジャージについて50×1010Ωであり、柔軟性は、アクリルメリヤス及びポリエステルジャージのいずれについても2であった。
洗浄率は、綿ブロードが28%、ウールモスリンが75%であり、再汚染率は、綿ブロードが1.5%、ウールモスリンが0.5%であった。
この洗浄において、ドライクリーニング機に搭載されたソープセンサーは、正常に作動した。しかし、洗浄中に、被洗物の静電気の発生による糸屑の付着が認められた。
実施例4及び比較例3の結果を、第3表に示す。
【0015】
【表3】
Figure 0003611703
【0016】
一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート、一般式[3]で表されるアンモニウム塩及び一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテルを含有する実施例4のドライクリーニング用洗浄剤は、石油溶剤に1容量%添加溶解したとき、アクリルメリヤス、ポリエステルジャージともに帯電防止性と柔軟性に優れている。また、ドライクリーニング機を用いて、綿ブロード及びウールモスリンを洗浄したとき、洗浄率が高く、再汚染率が低く、良好な洗浄結果が得られるとともに、静電気の発生による障害も認められない。
これに対して、比較例3の従来のアニオン系洗浄剤は、石油溶剤に1容量%添加溶解したとき、アクリルメリヤス、ポリエステルジャージともに帯電防止性が劣り、風合がやや硬い。ドライクリーニング機を用いて洗浄したとき、洗浄率がやや低く、再汚染率がやや高く、特に綿ブロードについて効果が劣っている。また、洗浄中に静電気発生による糸屑の付着が認められた。
【0017】
【発明の効果】
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物を石油溶剤に添加することにより、洗浄力、柔軟性、帯電防止性などの性能を発揮し、溶剤の体積抵抗率を低下させ、かつ体積抵抗率の経時変化を抑えて安定に保つことができる。

Claims (2)

  1. 一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート成分、一般式[3]で表されるアンモニウム塩成分並びに一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテル成分を含有する洗浄剤組成物であって、該洗浄剤組成物を石油溶剤に1容量%溶解したときの石油溶剤の体積抵抗率が1 . 0×10 10 Ω・cm以下であり、該洗浄剤組成物を石油溶剤に混合溶解して用いることを特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物。
    Figure 0003611703
    (ただし、式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R2及びR3は炭素数1〜4のアルキル基であり、R4は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、R5は炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基であり、R6は炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは0〜10である。)
    Figure 0003611703
    (ただし、式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R8及びR9は炭素数1〜4のアルキル基であり、R10は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、R11は炭素数10〜14のアルキル基である。)
    Figure 0003611703
    (ただし、式中、R12は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R13、R14及びR15は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基であり、nは1〜3であり、Xn-はハロゲンイオン、炭素数1〜3のモノアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、キシレンスルホン酸イオン、安息香酸イオン又は炭素数2〜3のヒドロキシアルカンカルボン酸イオンである。)
    16O(R17O)pH ・・・[4]
    (ただし、式中、R16は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニル基又はアルキルアリール基であり、R17は炭素数2〜3のアルキレン基であり、pは1〜15である。)
  2. 混合溶解する成分の配合比率が、一般式[1]で表されるアンモニウムサルフェート及び/又は一般式[2]で表されるアンモニウムスルホネート成分を3〜30重量%、一般式[3]で表されるアンモニウム塩成分を5〜30重量%、一般式[4]で表されるポリオキシアルキレンエーテル成分を1〜50重量%含有するものである請求項1記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
JP19944697A 1997-07-09 1997-07-09 ドライクリーニング用洗浄剤組成物 Expired - Fee Related JP3611703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19944697A JP3611703B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 ドライクリーニング用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19944697A JP3611703B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 ドライクリーニング用洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1129798A JPH1129798A (ja) 1999-02-02
JP3611703B2 true JP3611703B2 (ja) 2005-01-19

Family

ID=16407958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19944697A Expired - Fee Related JP3611703B2 (ja) 1997-07-09 1997-07-09 ドライクリーニング用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3611703B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514294B1 (en) 2000-11-17 2003-02-04 Unilever Home & Personal Care, Usa, Division Of Conopco, Inc. Dry cleaning system and process for producing softer fabrics
EP1426354B1 (en) * 2002-12-04 2012-07-18 Clariant Finance (BVI) Limited Process for preparing a quaternary ammonium composition
JP5769570B2 (ja) * 2010-09-28 2015-08-26 小林製薬株式会社 バイオフィルム除去剤、バイオフィルム除去用組成物、および、バイオフィルムの除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1129798A (ja) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0182583B1 (en) Method for cleaning textiles with cyclic siloxanes
CA2295739C (en) Moist fabric wipe and method of using it
US4685930A (en) Method for cleaning textiles with cyclic siloxanes
CA1312418C (en) Conditioning of fabrics
EP1123377B1 (en) Method for laundering delicate garments in a washing machine
JP5038444B2 (ja) 低温活性を持つ繊維柔軟用組成物及びこれを含む繊維柔軟用シート
JPH03122197A (ja) 洗浄剤組成物
WO2008000333A1 (en) Aqueous laundry detergent compositions having improved softening and antistatic properties
JP3611703B2 (ja) ドライクリーニング用洗浄剤組成物
US20010044399A1 (en) Fabric treatment article and composition
FI85382B (fi) Mjukgoerande och antistatisk non-jonisk tvaettmedelskomposition.
JPH04504278A (ja) 洗浄組成物
WO1997000992A1 (en) Dry cleaning with enzymes
JPS6024840B2 (ja) ドライクリ−ニング用洗浄剤組成物
JPH0718578A (ja) 繊維製品処理用物品
JPS6314039B2 (ja)
JPS5910759B2 (ja) ドライクリ−ニング用洗浄剤組成物
JP3636613B2 (ja) ドライクリーニング洗浄方法及びこの方法に用いる洗浄剤組成物
JPH01123899A (ja) エマルジヨン洗浄用洗浄剤組成物
JPS5821495A (ja) ガラスクリ−ナ−
JP2001140165A (ja) ドライクリーニング用洗浄剤組成物及び洗浄液
JPH1135975A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH07116475B2 (ja) ドライクリ−ニング用洗浄剤組成物
JPS6039717B2 (ja) ランドリ−用液体洗浄剤組成物
JPH0848993A (ja) 液体洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees