JP3611136B2 - 床暖房用ハードパネル - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、木製或いは樹脂製の硬質パネル内に放熱パイプを蛇行配管した床暖房用ハードパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の床暖房用ハードパネルの場合、小さいパネルを並べて隣接するもの同士の放熱パイプは後から夫々接続パイプで接続する施工方式のものと、一枚の大きなパネルのものとに大別できる。図10は、小さいパネルを並べて施工する方式の説明図であって、1は長方形のパネル本体、2は前記パネル本体1内に配管された銅製の放熱パイプ、3は温水往きパイプ、4は温水戻りパイプ、5は隣接するパネル本体1同士の放熱パイプ2を連結している接続パイプである。
この従来例の場合、各パネル本体1は現場まで一枚ずつ切り離した状態で運び、これを例えば捨て張り合板の上に並べてから接続パイプ5を用いて隣接するパイプ本体1の放熱パイプ2間を接続するという施工法がとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例の場合、次のような欠点がある。
a.小さいパネル本体を現場で接続する方式の場合、施工に手間がかかると共に、接続部分から水漏れの心配がある。
b.大型の一枚パネルの場合、上記aの問題はないが、保管、運搬上不便である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するのが目的であって、その構成は次のとおりである。
複数枚のパネル本体を並べ、その裏面において、パネル本体全体又は各パネル本体の境界部分にシートを貼り付けて各パネル本体を一体化すると共に、前記パネル本体の表面であって、隣接するパネル本体間には、境界部分を中央にして U ターン部分収容溝を形成して成るハードパネルにおいて、前記Uターン部分収容溝は、Uターン部分の内周方向に向けて幅広に形成されていること、
放熱パイプは、Uターン部分収容溝内においては、そのUターン部分の外周側に接近して配管されていて、放熱パイプと内周側との間には、スペースが形成されていること、
を特徴とする床暖房用ハードパネル。
【0005】
【作用】
ハードパネルは、あらかじめ工場で連結生産し、保管或いは運搬時には例えば全体を丸めて小さくする。そして、施工時に現場で拡げる。
放熱パイプは、パネル本体をその連結部分で折り曲げると、この折り曲げに沿って円曲し、この分短くなるが、連結部分において放熱パイプの配管溝は内側に拡げ、スペースが 形成してあるため、放熱パイプは、スペース内において内側方向に変位することができる。この結果、柔軟性を有する樹脂製放熱パイプは、パネル本体がその連結部分において折り曲げられても挫屈しない。
【0006】
【実施例】
図1は、本発明に係るハードパネル(4枚組み)の平面図、図2はA−A′線断面図であって、10は木製のパネル本体、11はこのパネル本体10内に配管された樹脂(架橋低密度ポリエチレン)製の放熱パイプ、12は放熱パイプ11を配管するための配管収容溝、12aはUターン部分収容溝、13は各パネル本体10を連結するために、各パネル10の裏面に貼り付けられたシートである。なお、このシート13はパネル本体10の全面ではなく、連結部分において、要所だけに貼り付けてもよく、パネル本体10同士の連結手段は任意である。
14は前記放熱パイプ11に連結された温水往きパイプ、15は戻りパイプ、16は床材である。
【0007】
図3は連結されたパネル本体10における放熱パイプ11の連結部分(図1においてAで囲まれた部分)を示し、ここにおいて、放熱パイプ11のUターン部分収容溝12aは、夫々内側に向けてW、W′と幅広く形成されており、パネル本体10を平らに拡げた状態において、放熱パイプ11のUターン部分11aは、Uターン部分収容溝12aの外側に位置していて、Uターン部分11aとUターン部分収容溝12aとの間にはスペースが形成されている。
【0008】
図6は上記構成のパネル本体10を裏側に丸めるようにして折り畳む状態の説明図であって、このとき、放熱パイプ11のUターン部分11aは、円曲した分Uターン部分収容溝12a内において、図3、図4の状態から図7、図8の状態、つまりUターン部分収容溝12a内において、内側に移動することができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明の場合、床暖房用ハードパネルを上記のように構成したため、次の効果を奏する。
a.小さいパネル本体を連結し、折り畳み式としたことにより、現場ではパネル本体を拡げ、熱源機との間を結ぶ循環パイプを接続するだけで施工が終わる。よって、施工に手間がかからないと共に、隣接するパネル本体間の放熱パイプの接続がないので、水漏れの心配もない。
b.折り畳むことができるので、格納、運搬を行う際に便利である。
c.放熱パイプを収容するUターン部分収容溝を内側に向けて幅広く形成したため、パネル本体を裏側に折り畳むときに、Uターン部分で引っ張られた放熱パイプは、溝内を内側に移動することができる。この結果、放熱パイプには無理な力、特に圧迫力がかからないので、挫屈の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床暖房用ハードパネルの平面図。
【図2】A−A′線断面図。
【図3】隣接するパネル本体間における放熱パイプのUターン部分の説明図。
【図4】B−B′線断面図。
【図5】C−C′線断面図。
【図6】本発明に係る床暖房用ハードパネルを丸く折り畳んでいる状態の説明図。
【図7】隣接するパネル本体間における放熱パイプのUターン部分の説明図。
【図8】D−D′線断面図。
【図9】E−E′線断面図。
【図10】従来の小型ハードパネルの施工例の説明図。
【符号の説明】
10 パネル本体
11 放熱パイプ
11a 放熱パイプのUターン部分
12a 放熱パイプのUターン部分収容溝
13 シート
14 温水往きパイプ
15 温水戻りパイプ
16 床材
Claims (1)
- 複数枚のパネル本体を並べ、その裏面において、パネル本体全体又は各パネル本体の境界部分にシートを貼り付けて各パネル本体を一体化すると共に、前記パネル本体の表面であって、隣接するパネル本体間には、境界部分を中央にして U ターン部分収容溝を形成して成るハードパネルにおいて、前記Uターン部分収容溝は、Uターン部分の内周方向に向けて幅広に形成されていること、
放熱パイプは、Uターン部分収容溝内においては、そのUターン部分の外周側に接近して配管されていて、放熱パイプと内周側との間には、スペースが形成されていること、
を特徴とする床暖房用ハードパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06369195A JP3611136B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 床暖房用ハードパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06369195A JP3611136B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 床暖房用ハードパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08261485A JPH08261485A (ja) | 1996-10-11 |
JP3611136B2 true JP3611136B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=13236663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06369195A Expired - Fee Related JP3611136B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 床暖房用ハードパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3611136B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3839637B2 (ja) | 2000-04-03 | 2006-11-01 | 三菱化学産資株式会社 | 折畳み可能な床暖房用パネル |
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-
1995
- 1995-03-23 JP JP06369195A patent/JP3611136B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08261485A (ja) | 1996-10-11 |
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