JPH1150649A - 床暖房用パネル - Google Patents

床暖房用パネル

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Publication number
JPH1150649A
JPH1150649A JP21154397A JP21154397A JPH1150649A JP H1150649 A JPH1150649 A JP H1150649A JP 21154397 A JP21154397 A JP 21154397A JP 21154397 A JP21154397 A JP 21154397A JP H1150649 A JPH1150649 A JP H1150649A
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JP
Japan
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plate
hot water
panel
pipe
floor heating
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Withdrawn
Application number
JP21154397A
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English (en)
Inventor
Nobuki Kondo
伸樹 近藤
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Asahi Woodtec Corp
Original Assignee
Asahi Woodtec Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Woodtec Corp filed Critical Asahi Woodtec Corp
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Publication of JPH1150649A publication Critical patent/JPH1150649A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行時に浮沈感を与えるおそれがなく、しか
も持ち運びや施工が容易な床暖房用パネルを提供する。 【解決手段】 床暖房用パネル1 は、所定隙間をあけて
並列状に配置されている複数の板状体2 と、隣り合う板
状体の対向面2a同士の間に直管部3aが介在するように平
面よりみて蛇行状または多重蛇行状に配置されかつ少な
くとも曲管部3bが可撓性を有している温水流通管3 とを
備え、温水流通管の直管部3aが、隣り合う板状体の対向
面2aの一方に固定され、板状体2 または板状体2 とこれ
に固定された温水流通管の直管部3aとよりなるパネルユ
ニット1aの隣り合うもの同士が、1つまたは複数のパネ
ルユニット1aずつ折り畳み可能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は床暖房用パネルに
関し、さらに詳しくいえば、温水流通管を備えてなり、
床下地等と床仕上げ材との間に配置されて、温水流通管
内を流れる温水からの輻射熱により暖房を行う床暖房用
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の床暖房用パネルとしては、合成樹脂発泡体等の弾性材
料よりなる暖房マットに、温水流通管を埋設するととも
に、暖房マットの上面を金属シートで覆ってなるものが
あった。
【0003】この従来の床暖房用パネルは、軽量であ
り、嵩ばらないように巻いたりすることができるため、
施工場所への搬入時等に持ち運びが容易であり、また、
大きいものをつくることも容易であるため、1枚で広い
面積に施工できるという利点があった。しかしながら、
暖房マットが弾性材料でつくられているため、その上側
に床仕上げ材として例えば木質系の硬質のものを敷設し
ても、歩行のさいに浮沈感があり、床構造材として必ず
しも好ましいものとはいえなかった。
【0004】また、上記の問題を解決するために、暖房
マットに木質の桟材を組み入れた床暖房用パネルも従来
あったが、このパネルの場合、全般的にみれば浮沈感は
小さくなるものの、固い桟材部分の上側を歩行するさい
と柔らかい桟材間部分の上側を歩行するさいとで浮沈感
に差があるため、それによって歩行者に違和感を与える
という問題があった。
【0005】一方、従来のその他の床暖房用パネルとし
て、木質板材に、温水流通管を埋設するとともに、木質
板材の上面を金属シートで覆ってなるものがあった。
【0006】従来のこのタイプの床暖房用パネルは、歩
行のさいに浮沈感を与えることはないが、重たいうえに
大きくて嵩ばるため、持ち運びに難があった。なお、上
記パネルに用いられる木質板材の幅を小さくすることに
よって、持ち運びを容易にすることも考えられるが、全
体としてはその分だけ多くのパネルを使用する必要があ
るため、温水流通管の接続箇所が多くなって、施工上手
間がかかるという問題があった。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであって、歩行時に浮沈感を与えるおそれがな
く、しかも持ち運びや施工が容易な床暖房用パネルを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の床暖房用パネ
ルは、上記の目的を達成するために、所定の隙間をあけ
て並列状に配置されている複数の板状体と、隣り合う板
状体の対向面同士の間に直管部が介在するように平面よ
りみて蛇行状または多重蛇行状に配置されかつ少なくと
も曲管部が可撓性を有している温水流通管とを備えてお
り、温水流通管の直管部が、隣り合う板状体の対向面の
一方に固定され、板状体または板状体とこれに固定され
た温水流通管の直管部とよりなるパネルユニットの隣り
合うもの同士が、1つまたは複数のパネルユニットずつ
折り畳み可能に連結されているものである。
【0009】この発明の床暖房用パネルは、さらに全て
の板状体のうち少なくとも1つの板状体の上面に、板状
体の長さ方向にのびる少なくとも1つの温水流通管一部
嵌入溝が形成され、温水流通管が、前記溝に嵌め入れら
れている直管部を備えている場合がある。
【0010】また、この発明の床暖房パネルは、さらに
温水流通管が、パネル両端に位置する板状体の外側面の
うち少なくともいずれか一方に沿ってのびかつ同外側面
に固定されている直管部を備えている場合もある。
【0011】板状体は、この発明の床暖房用パネルが床
下地等と床仕上げ材との間に配設されて形成された床面
上を歩く歩行者に浮沈感を与えないような固さを有する
材料でつくられていればよく、例示すれば、パーティク
ルボード、ウェハーボード、オリエンテッドストランド
ボード、広葉樹製、針葉樹製および広葉樹針葉樹併用製
の各種合板、硬質、中質および軟質の各種木質繊維板、
木材板、集成板などの木質板や、金属パネル、合成樹脂
パネル、およびこれらの中の複数を組み合わせてなる複
合板等が挙げられる。
【0012】板状体の幅は、温水流通管の配置および温
水流通管の直管部同士の間隔や、板状体を含むパネルユ
ニットを折り畳んださいの持ち運び易さ等を考慮して決
定すればよいが、好ましくは、約50〜650mmの範
囲である。板状体の幅が650mmを越えると、パネル
ユニットを折り畳んだ状態でも、容易に持ち運べない場
合がある。一方、板状体の幅が50mmを下回ると、使
用する板状体の枚数およびパネルユニットの折り畳み箇
所が多くなり、ひいては折り畳んだ状態でのパネル全体
の高さが高くなって、やはり持ち運び難くなる。板状体
の厚みは、温水流通管の直管部の垂直方向の外径と同じ
かこれよりも大きくなされる。
【0013】隣り合う板状体の対向面は、両方を垂直面
とする他、一方を垂直面、他方を傾斜面としてもよく、
また、対向面を互いに逆向きの傾斜面としてもよい。特
に少なくとも一方を傾斜面とした場合には、隣り合う板
状体をこれらの上下両面対向縁部のうち近い方同士がほ
ぼ当接するように配置すればよいので、板状体の位置決
めが容易となる。パネル両端に位置する板状体の外側面
も、垂直面、傾斜面のいずれでもよい。
【0014】また、隣り合う板状体の対向面のうち少な
くとも温水流通管の直管部が固定される面の全体または
上部に、横断面凹円弧状、横V形、または相欠き状等の
凹部を形成してもよい。このような凹部が対向面の少な
くとも一方に形成されていれば、温水流通管の直管部を
板状体の側面と接するようにして固定する場合におい
て、直管部の位置決めが容易となり、また、隣り合う板
状体同士の位置決めも容易となり、さらに、板状体の側
面と温水流通管の直管部との接触面積が増大するため、
板状体への伝熱量を増大させることができる。特に、凹
部を直管部の外面に沿う横断面凹円弧状のものとすれ
ば、板状体への伝熱量の増大効果が期待できる。なお、
上記凹部を相欠き状のものとする場合には、板状体自体
を2枚の板をずらし張りして形成することによって形成
されていてもよい。また、相欠き状の凹部の隅部分を、
直管部の外面に沿う横断面凹円弧状のものとしてもよ
い。隣り合う板状体の対向面に凹部を形成する場合、こ
れらの凹部を同一の横断面形状とする他、互いに異なる
横断面形状としてもよい。パネル両端に位置する板状体
の外側面のうち温水流通管の直管部が固定される面に
も、上記と同様の凹部を形成することにより、直管部の
位置決めが容易となり、また、板状体の側面と温水流通
管の直管部との接触面積が増大することにより、板状体
への伝熱量を増大させることができる。
【0015】板状体は、例えば木質板のような熱伝導性
の低い材料でつくられている場合には、これの上面、ま
たは上面と両側面のうち少なくとも温水流通管の直管部
と接する側面とを、アルミニウム、銅、鉄、鋼、ステン
レス鋼などの金属シートまたは金属板で被覆するのが好
ましい。このような熱伝導性の高い金属シート等があれ
ば、温水流通管内を流れる温水からの熱を、これらの金
属シート等およびこれの上面に重ねられる床仕上げ材を
介して、床面からほぼ均一に輻射させることができる。
これらの金属シートまたは金属板は、接着により板状体
の上面等に固着される他、金属シートの場合には、金属
からなる支持体の片面に粘着層を形成してなる金属粘着
シートとして構成し、板状体に貼り付けるようにしても
よい。
【0016】板状体の上面に温水流通管一部嵌入溝を形
成する必要性や同溝を形成する場合の本数やピッチにつ
いては、温水流通管の全体配置、温水流通管の直管部の
ピッチ、板状体を含むパネルユニットを折り畳んださい
の持ち運び易さ、パネル全体としての加工性等を考慮し
て決定すればよい。なお、板状体が木質板でつくられて
いる場合、これに温水流通管一部嵌入溝を形成する加工
は、ルータ等を用いなくても回転鋸等によって比較的容
易に行うことができる。温水流通管一部嵌入溝は、これ
に嵌め入れられた温水流通管の直管部がパネルユニット
の折り畳み時や施工時等に外れないようにするために、
その上方開放部を例えばアルミニウムなどの金属テープ
または金属シート(金属粘着テープ、金属粘着シートを
含む。)を用いて塞いでおくのが好ましい。
【0017】温水流通管は、少なくとも曲管部が可撓性
を有していればよく、したがって、可撓性を有するポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ピニルなどの合成
樹脂製パイプで管全体を構成する他、直管部を可撓性を
有しない銅などの金属パイプでつくり、曲管部を前記可
撓性を有するパイプでつくって、これらを例えばいわゆ
るタケノコ継ぎ手や金属製バンドなどの公知の接続具に
よって接続することにより構成してもよい。温水流通管
は、通常1本であるが、数本を並列状に配置してもよ
い。温水流通管は、通常横断面円形または楕円形のもの
が用いられる。
【0018】温水流通管は、平面よりみて蛇行状に配置
される場合、より具体的には、温水がパネル一端側から
他端側に向かって蛇行状に流れるように配置される場合
の他、平面よりみて多重蛇行状に配置される場合、より
具体的には、例えば二重蛇行状であれば、温水がパネル
一端側から他端側に向かって蛇行状に流れた後で折り返
してさらにパネル他端側から一端側に向かって蛇行状に
流れるように配置される場合がある。後者の配置の場
合、パネル全体からの輻射熱をより均一化できる点で有
利である。なお、温水流通管を平面よりみて多重蛇行状
に配置する場合、上記の二重蛇行状の場合のように往路
部分および復路部分を1対とする偶数重のものとすれ
ば、各対をなすものごとに別々に温水を流通させること
ができ、それによって流路が長くなりすぎることによる
床仕上げ材への熱伝導の不均一化とパネル全体からの輻
射熱の不均一化とを防止することができる。
【0019】温水流通管の複数の直管部のうち温水流通
管一部嵌入溝に嵌め入れられるもの以外は、通常、各板
状体の同じ側面、即ち、例えば板状体が左右並列状に配
置されている場合には各板状体の右側面のみまたは左側
面のみに固定される。例えば板状体の左側面に固定され
た直管部とこれの右隣りの板状体の右側面に固定された
直管部とが曲管部によって連結されるとすれば、これら
の板状体および直管部よりなるパネルユニットを折り畳
んださいに、曲管部が約1回転分捩れてしまい、その長
さ中央で折れ曲がってしまうこともあるが、上記のよう
に各板状体の同じ側面に温水流通管の直管部を固定して
おけば、これらの板状体等よりなるパネルユニットを折
り畳んださいに、直管部同士を連結している曲管部がい
ずれも約半回転分捩れるだけで折れ曲がることもないの
で、パネルユニットの折り畳みによる温水流通管の損傷
や耐久性の低下等の問題が生じるおそれがより少なくな
る。但し、パネルユニットの折り畳み箇所に位置してい
ない直管部については、板状体における他の直管部が固
定されているのとは反対の側面に固定されていてもよ
い。また、直管部は、これの垂直方向の外径が板状体の
厚みよりも小さい場合には、床仕上げ材に少しでも近づ
いて熱伝導性を高めるために、板状体の側面の上部に固
定される。
【0020】板状体の側面に温水流通管の直管部を固定
する手段としては、例えば次の2つが挙げられる。
【0021】第1の固定手段は、粘着テープ若しくは粘
着シートを板状体に貼り付けて止めるもの、または金属
テープ若しくは金属シートを板状体に接着して止めるも
のであり、直管部をこれのほぼ全長にわたって粘着テー
プ等により固定する他、直管部の長さ方向の一部を部分
的に粘着テープ等により固定してもよい。この場合の粘
着テープ等としては、クラフトテープ、ガムテープや、
アルミニウムなどの金属粘着テープ等種々のものを用い
ることができるが、温水流通管からの熱伝導性を考慮す
ると金属粘着テープ等が好ましい。なお、板状体の上面
等を金属シートで被覆する場合には、この金属シートの
一部を用いて直管部を板状体の側面に固定してもよい。
また、板状体の上面等を金属シートで被覆し、直管部を
これの全長にわたって金属シートと同色の金属粘着テー
プ等により板状体の側面に固定する場合には、施工にさ
いして直管部の位置が分り難くなるため、金属粘着テー
プ等を金属シートとは別の色で着色しておくのが好まし
い。この第1の固定手段を用いる場合には、前述したよ
うに板状体の側面に凹部を形成しておくのが好ましい。
【0022】第2の固定手段は、形材よりなり、直管部
が収容される凹部を有し、板状体に取り付けられる取付
部材を用いるものである。この取付部材を構成する形材
としては、アルミニウムなどの金属形材の他、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック形材でもよい
が、熱伝導性の点では金属形材の方が好ましい。プラス
チック形材を用いる場合には、熱伝導性を向上させるた
めに、少なくともその凹部内面をアルミニウムなどの金
属テープまたは金属シート(金属粘着シート、金属粘着
テープを含む。)で被覆しておくのが好ましい。取付部
材の横断面形状としては、例えば固定すべき板状体側面
に向かって開口した略C形または略逆C形、上方に開口
した略U形、固定すべき板状体側面の方に折れ曲がった
略L形または略逆L形などが挙げられる。取付部材は、
ビス留め、接着剤による接着、粘着テープ・粘着シート
の使用、強制嵌合等によって板状体に取り付けられる。
【0023】隣り合うパネルユニット同士を1つまたは
複数のパネルユニットずつ折り畳み可能に連結する手段
としては、例えば隣り合うパネルユニットの上面対向縁
部または下面対向縁部を、蝶番や、クラフトテープ、ガ
ムテープ、アルミニウムなどの金属粘着テープ等の粘着
テープまたは粘着シートの貼り付け、アルミニウムなど
の金属テープまたは金属シートの接着によって連結する
ものが挙げられる。粘着テープ等の場合、熱伝導性に優
れた金属粘着テープ等を用いるのが好ましい。パネルユ
ニットを1つずつ折り畳み可能に連結する場合、隣り合
うパネルユニットの上面対向縁部と下面対向縁部を交互
に上記手段によって連結すればよい。但し、このように
パネルユニットを1つずつ折り畳み可能に連結してあっ
ても、必ずしも1つずつ折り畳まなくてもよく、複数ず
つ折り畳んでもよい。また、パネルユニットを複数ずつ
折り畳み可能に連結する場合、折り畳むべきパネルユニ
ット同士については上記と同様にして連結すればよく、
一方、折り畳まないパネルユニット同士を連結する手段
は特に限定されるものではないが、例えば両パネルユニ
ットの上下両面対向縁部を粘着テープまたは粘着シート
の貼り付け等によって連結すればよい。
【0024】上記構成よりなる床暖房用パネルは、通
常、コンクリートスラブなどの床下地に、くぎ打ち等に
よって施工される。なお、根太の場合、隣り合う根太同
士の間隔が狭いときには施工可能である。
【0025】上記の床暖房用パネルにおける各パネルユ
ニットの両端側には温水流通管の曲管部などが飛び出し
ているので、これら曲管部等の位置する床下地部分に
は、床暖房用パネルとほぼ同じ厚みの床暖房用補助パネ
ルが施工される。これら補助パネルの上面には、温水流
通管における曲管部などの飛び出し部分が嵌め入れられ
る温水流通管一部嵌入溝が形成されている。補助パネル
の材料としては、例えば前述した床暖房用パネルの板状
体の材料の中から適宜に採用することができるが、必ず
しも板状体と同じ材料であることを要しない。補助パネ
ルが例えば木質板のような熱伝導性の低い材料でつくら
れている場合には、床暖房用パネルの板状体と同様に、
その上面をアルミニウム、銅、鉄、鋼、ステンレス鋼な
どの金属シートまたは板で被覆するのが、熱伝導性や均
熱性の点で好ましい。また、補助パネルの温水流通管一
部嵌入溝の内面についても、均熱性や温水流通管の保護
の目的で、金属シート等で被覆しておくのが好ましい。
なお、温水流通管の曲管部等の垂直方向の外径が補助パ
ネルの厚みとほぼ同じである場合には、上記のような温
水流通管一部嵌入溝を補助パネルに形成することは実質
的に不可能であるので、この場合には、補助パネルを、
温水流通管の曲管部などの飛び出し部分の周囲を埋める
ように所要数の分割体で構成して、これらの分割体を例
えば粘着シートなどにより連結して一体化することも可
能である。
【0026】上記床暖房用パネルおよび補助パネルによ
る床暖房は、床面全体ではなく、通常、床面の周辺部を
除く中央部等について行われるので、床下地面における
上記床暖房用パネルおよび補助パネルが施工されない周
辺部等に、床暖房用パネルや補助パネルとほぼ同じ厚み
の隙間充填パネルが施工される。この隙間充填パネルの
材料も、床暖房用パネルの板状体の材料の中から適宜に
採用することができるが、必ずしも板状体と同じ材料で
あることを要しない。なお、隙間充填パネルの場合、通
常は、熱伝導性や均熱性を考慮する必要がないため、例
えば木質板のような熱伝導性の低い材料でつくられてい
る場合であっても、床暖房用パネルの板状体のように、
その上面を金属シート等で被覆することは必要としな
い。但し、床暖房用パネルの両端または一端に温水流通
管の直管部が配置されている場合において、該直管部の
隣りに配置される隙間充填パネルについては、その上面
および直管部と接する側面を金属シート等で被覆するこ
とが好ましく、それによってこの隙間充填パネルにも床
暖房の機能を付与することができる。
【0027】そして、床暖房用パネル等の上には、木質
板等よりなる床仕上げ材が、接着やくぎ打ちなどにより
施工される。
【0028】上述したように、この発明の床暖房用パネ
ルおよび補助パネルについては、これらの上面が金属シ
ート等の熱伝導性材料で構成されているのが好ましい
が、これらに代えて、床仕上げ材の下面に金属シート等
の熱伝導性材料を配置するようにしてもよい。
【0029】
【作用】この発明の床暖房用パネルは、上記のとおり、
板状体または板状体とこれに固定された温水流通管の直
管部とよりなるパネルユニットの隣り合うもの同士が、
1つまたは複数のパネルユニットずつ折り畳み可能に連
結されているので、複数のパネルユニットを折り畳んで
コンパクトにした状態で容易に持ち運びすることができ
る。しかも、隣り合う板状体の対向面同士の間に直管部
が介在するように平面よりみて蛇行状または多重蛇行状
に配置されかつ少なくとも曲管部が可撓性を有している
温水流通管を備え、温水流通管の直線部が、隣り合う板
状体の対向面の一方に固定されているので、温水流通管
は、複数のパネルユニットを折り畳んださいにも、可撓
性を有する曲管部が若干捩れるのみであって、無理に折
れ曲がる箇所がなく、折れ曲がりによる損傷や耐久性の
低下等の心配がない。また、施工時には、折り畳まれて
いた複数のパネルユニットを広げて床下地等の上に容易
に配置することができる。そして、さらにその上に床仕
上げ材を施工することにより得られた床面は、この発明
の床暖房用パネルにおける複数のパネルユニットの存在
によって、歩行者に浮沈感を与えることがない。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、
「左右」とは図1、図10および図14の各左右をい
い、「前」とは図1、図10および図14の各上を、
「後」とは図1、図10および図14の各下をいうもの
とする。
【0031】a.第1実施形態 図1および図2に示す床暖房用パネル(1) は、所定の隙
間をあけて左右並列状に配置されている7枚の板状体
(2) と、隣り合う板状体(2) の対向面同士の間に直管部
(3a)が介在するように平面よりみて蛇行状に配置されか
つ全体が可撓性を有している温水流通管(3) とを備えて
おり、温水流通管(3) の直管部(3a)が、隣り合う板状体
(2) の対向面(2a)のうち左側の板状体(2) の右側面(2a)
に固定され、板状体(2) または板状体(2) とこれに固定
された温水流通管(3) の直管部(3a)とよりなるパネルユ
ニット(1a)の隣り合うもの同士が、1つずつ折り畳み可
能に連結されている。
【0032】板状体(2) は、合板などの木質板よりな
る。隣り合う板状体(2) の対向面の上部には、温水流通
管(3) の直管部(3a)の外面に沿う横断面凹円弧状の凹部
(4) が形成されている。板状体(2) の上面および左右両
側面は、同部分に接着されたアルミニウムシート(5) で
覆われている。
【0033】温水流通管(3) は、横断面円形のポリエチ
レンパイプよりなる。左端に位置する直管部(3a)の上端
には、温水導入部(3c)が延長状に設けられ、また、右端
に位置する直管部(3a)の上端には、温水導入部(3c)に向
かって左方にのびる温水排出部(3d)が設けられている。
【0034】温水流通管(3) の直管部(3a)は、アルミニ
ウム粘着テープ(6) によって、各板状体(2) の右側面(2
a)に固定されている。
【0035】パネルユニット(1a)は、右端のものが板状
体(2) のみよりなり、これ以外の6枚が板状体(2) とこ
れに固定された温水流通管(3) の直管部(3a)とよりな
る。これらのパネルユニット(1a)は、隣り合うパネルユ
ニット(1a)の上面対向縁部同士または下面対向縁部同士
が、アルミニウム粘着テープ(7) によって上下交互に連
結されることにより、1つずつ折り畳み可能となされて
いる。
【0036】図3は、図1および図2に示した床暖房用
パネル(1) の変形例を示している。即ち、図3におい
て、隣り合う板状体(2) の対向面(2a)の全面に、横断面
横V形の凹部(41)が形成されている。温水流通管(3)
は、これの外径が板状体(2) の厚みよりもわずかに小さ
いものとなされている。また、温水流通管(3) の直管部
(3a)が、板状体(2) の上面を覆っているアルミニウムシ
ート(5) によって各板状体(2) の右側面(2a)に固定され
ている。
【0037】図4は、図1および図2に示した床暖房用
パネル(1) のもう一つの変形例を示している。即ち、図
4において、板状体(20)は、例えばパーティクルボード
よりなる上板(20A) と、例えば合板よりなりかつ上板(2
0A) よりも幅広の下板(20B)とが、これらの左側縁同士
が合致するように貼り合わせられてなる。これにより、
各板状体(20)の右側面(20a) の上部に相欠き状の凹部(4
4)が形成され、同凹部(44)内に温水流通管(3) の直管部
(3a)が配置されている。
【0038】図5は、図1および図2に示した床暖房用
パネル(1) の更にもう一つの変形例を示している。即
ち、図5において、隣り合う板状体(2) の対向面(2a)の
うち、上側約4分の3の部分が左右対称な傾斜面(47)と
なされている。この場合、隣り合う板状体(2) を、これ
らの対向面(2a)における傾斜面(47)の下側の垂直面(48)
同士がほぼ当接するように配置すればよいので、板状体
(2) の位置決めが容易となる。
【0039】図6に示すように、床暖房用パネル(1)
は、パネルユニット(1a)を1つずつ折り畳んでコンパク
トにすることができ、この状態で容易に持ち運びするこ
とができる。また、この状態において、温水流通管(3)
の曲管部(3b)は若干捩れるのみで無理に折れ曲がったり
していない。
【0040】図7は、上記の床暖房用パネル(1) におい
て、隣り合うパネルユニット(1a)を左側から2つずつ折
り畳み可能に連結し、かつそのように折り畳んだ状態を
示している。即ち、図7において、広げた状態で左から
1番目と2番目、3番目と4番目および5番目と6番目
に位置するパネルユニット(1a)同士は、これらの上下両
面の対向縁部がいずれもアルミニウム粘着テープ(7) に
よって連結されて、折り畳み不能となされている。
【0041】図8に示すように、上記床暖房用パネル
(1) は、コンクリートスラブよりなる床下地(10)に配置
される。床下地(A) における床暖房用パネル(1) の前側
部分には、合板などの木質板よりなり、かつ床暖房用パ
ネル(1) の前方に飛び出した温水流通管(3) の曲管部(3
b)、温水導入部(3c)および温水排出部(3d)が嵌め入れら
れる温水流通管一部嵌入溝(12)を上面に有する前部補助
パネル(11)が配置される。また、床下地(10)における床
暖房用パネル(1) の後側部分には、合板などの木質板よ
りなり、かつ床暖房用パネル(1) の後方に飛び出した曲
管部(3b)が嵌め入れられる温水流通管一部嵌入溝(12)を
上面に有する後部補助パネル(11)が配置される。なお、
図示は省略したが、床下地(10)における床暖房用パネル
(1) および前後両部補助パネル(11)の周囲には、例えば
合板よりなる複数の隙間充填パネルが配置される。
【0042】図9は、床暖房用パネル(1) を用いて施工
した床の断面を示している。図9に示すように、床暖房
用パネル(1) は、これの板状体(2) の幅中間部分に、く
ぎ(13)が打ち込まれることにより、床下地(10)に固定さ
れている。床暖房用パネル(1) の上面には、木質板より
なる複数の床仕上げ材(14)が接着されている。こうして
得られた床は、床暖房用パネル(1) における複数のパネ
ルユニット(1a)の存在によって、歩行者に浮沈感を与え
ることがない。
【0043】b.第2実施形態 図10および図11に示す床暖房用パネル(21)は、所定
の隙間をあけて左右並列状に配置されている9枚の板状
体(22)と、隣り合う板状体(22)の対向面(22a)同士の間
に直管部(23a) が介在するように平面よりみて二重蛇行
状に配置されかつ全体が可撓性を有している温水流通管
(23)とを備えており、温水流通管(23)の直管部(23a)
が、隣り合う板状体(22)の対向面(22a) のうち左側の板
状体(22)の右側面(22a) に固定され、板状体(22)または
板状体(22)とこれに固定された温水流通管(23)の直管部
(23a) とよりなるパネルユニット(21a) の隣り合うもの
同士が、1つずつ折り畳み可能に連結されているもので
ある。
【0044】板状体(22)は、合板などの木質板よりな
る。全ての板状体(22)のうち右端の板状体(22)以外のも
のは、これらの右側面(22a) 下端部に、相欠き状の凹部
(24)を有している。板状体(22)の上面および左右両側面
は、同部分に接着されたアルミニウムシート(5) で覆わ
れている。
【0045】温水流通管(23)は、横断面円形のポリエチ
レンパイプよりなる。温水流通管(23)の左から1番目、
4番目、5番目および8番目の直管部(23a) ならびにこ
れらの隣り合うもの同士の前端部または後端部同士を連
結している曲管部(23b) によって、温水を左から右に蛇
行状に流す往路が形成されている。また、温水流通管(2
3)の左から2番目、3番目、6番目および7番目の直管
部(23a) ならびにこれらの隣り合うもの同士の前端部ま
たは後端部同士および左から7番目と8番目の直管部(2
3a) の前端部同士を連結している曲管部(23b) によっ
て、温水を右から左に蛇行状に流す復路が形成されてい
る。左から1番目の直管部(23a) の上端には、温水導入
部(23c) が延長状に設けられ、左から2番目の直管部(2
3a) の上端には、温水排出部(23d) が延長状に設けられ
ている。
【0046】温水流通管(23)の直管部(23a) は、アルミ
ニウム押出形材よりなる取付部材(8) によって、各板状
体(21)の右側面(21a) に固定されている。取付部材(8)
は、垂直壁(8a)、垂直壁(8a)の上縁から左方にのびる上
壁(8b)、および垂直壁(8a)の下縁から左方にのびかつ上
壁(8b)よりも幅広の下壁(8c)よりなり、これらの壁(8a,
8b,8c)によって形成されて左方に開口した凹部(25)に温
水流通管(23)の直管部(23a) が収容され、下壁(8c)の先
端側部分が、板状体(21)右側面の相欠き状凹部(24)に嵌
められた状態で、下側からビス(26)により板状体(22)に
取り付けられている。
【0047】パネルユニット(21a) は、右端のものが板
状体(22)のみよりなり、これ以外の8枚が板状体(22)と
これに固定された温水流通管(23)の直管部(23a) とより
なる。これらのパネルユニット(21a) は、隣り合うパネ
ルユニット(21a) の上面対向縁部または下面対向縁部
が、アルミニウム粘着テープ(7) によって交互に連結さ
れることにより、1つずつ折り畳み可能となされてい
る。
【0048】図12は、図10および図11に示した床
暖房用パネル(21)の変形例を示している。即ち、図12
において、右端以外の板状体(22)の右側面(22a) の高さ
中間部に、右方突出部(27)が形成され、該突出部(27)の
上下両面の基端部分に嵌合凹部(31)が形成されている。
そして、取付部材(18)が、若干の弾性を有するポリ塩化
ビニル製であって、垂直壁(18a) 、垂直壁(18a) の上縁
から左方にのびる上壁(18b) 、および垂直壁(18a) の下
縁から左方にのびかつ上壁(18b) と同じ幅の下壁(18c)
よりなり、これらの壁(18a,18b,18c) によって形成され
て左方に開口した凹部(30)に温水流通管(23)の直管部(2
3a) が収容され、上下両壁(18b,18c) の先端部分に対向
状に形成された嵌合凸部(29)が、板状体(22)の右方突出
部(27)の上下両嵌合凹部(31)に強制的に嵌め込まれるこ
とにより、板状体(22)に取り付けられている。また、板
状体(22)の上面を覆っているアルミニウムシート(5) の
右縁部によって、取付部材(18)の表面が覆われている。
【0049】図13は、図10および図11に示した床
暖房用パネル(21)のもう一つの変形例を示している。即
ち、図13において、右端以外の板状体(22)の右側面(2
2a)の高さ中央部に、嵌合凹部(32)が形成されている。
そして、取付部材(28)が、ポリ塩化ビニル製であって、
下壁(28a) 、下壁(28a) の左右両縁から上方にのびる左
右両側壁(28b,28c) よりなり、これらの壁(28a,28b,28
c) によって形成されて上方に開口した凹部(33)に温水
流通管(23)の直管部(23a) が収容され、左側壁(28b) の
高さ中央部に左方突出状に形成された嵌合凸部(34)が、
板状体(22)の嵌合凹部(32)に嵌め込まれるとともに、両
者が接着剤で接着されることにより、板状体(22)に取り
付けられている。また、板状体(22)の上面を覆っている
アルミニウムシート(5) の右縁部によって、取付部材(2
8)の凹部(33)の上方開放部分が塞がれるとともに、取付
部材(28)の右側面および下面の一部が覆われている。
【0050】この実施形態の床暖房用パネル(21)も、第
1実施形態の床暖房用パネル(1) と同様にして使用さ
れ、前記床暖房用パネル(1) とほぼ同様の作用効果を奏
するものである。
【0051】c.第3実施形態 図14および図15に示す床暖房用パネル(41)は、所定
の隙間をあけて左右並列状に配置され、かつその上面の
幅中央部に前後にのびる温水流通管一部嵌入溝(42)を有
する5枚の板状体(2) と、隣り合う板状体(2) の対向面
(2a)同士の間に直管部(3a)が介在し、各温水流通管一部
嵌入溝(42)に直管部(3a)が嵌め入れられ、さらに右端の
板状体(2) の右側面(2a)に直管部(3a)が沿うように平面
よりみて蛇行状に配置され、かつ全体が可撓性を有して
いる温水流通管(3) とを備えており、温水流通管(3) の
全ての直管部(3a)のうち所要の4つの直管部(3a)が、隣
り合う板状体(2) の対向面(2a)のうち左側の板状体(2)
の右側面(2a)に固定され、他の所要の1つの直管部(3a)
が右端の板状体(2) の右側面(2a)に固定され、板状体
(2) とこれに固定されまたは温水流通管一部嵌入溝(42)
に嵌め入れられた温水流通管(3) の直管部(3a)とよりな
るパネルユニット(41a) の隣り合うもの同士が、1つず
つ折り畳み可能に連結されている。
【0052】板状体(2) に形成された温水流通管一部嵌
入溝(42)は、横断面U形であって、これの内面がアルミ
ニウムシート(5) の一部で覆われている。温水流通管
(3) の直管部(3a)が嵌め入れられた温水流通管一部嵌入
溝(42)の上方解放部は、アルミニウム粘着テープ(43)に
よって塞がれている。
【0053】その他は、第1実施形態と同じであるの
で、詳しい説明を省略する。
【0054】
【発明の効果】この発明の床暖房用パネルによれば、複
数のパネルユニットを折り畳んでコンパクトにした状態
で容易に持ち運びすることができる。しかも、複数のパ
ネルユニットを折り畳んださいに、温水流通管が無理に
折れ曲がることによって損傷したり耐久性が低下したり
するおそれがない。また、施工時には、折り畳まれてい
た複数のパネルユニットを広げて床下地等の上に容易に
配置することができる。そして、さらにその上に床仕上
げ材を施工することにより得られた床面は、板状体等よ
りなる複数のパネルユニットの存在によって、歩行者に
浮沈感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の床暖房用パネルの第1実施形態を示
す平面図である。
【図2】第1実施形態の床暖房用パネルの一部拡大垂直
断面図である。
【図3】第1実施形態の床暖房用パネルの変形例を示す
一部拡大垂直断面図である。
【図4】第1実施形態の床暖房用パネルのもう一つの変
形例を示す一部拡大垂直断面図である。
【図5】第1実施形態の床暖房用パネルの更にもう一つ
の変形例を示す一部拡大垂直断面図である。
【図6】第1実施形態の床暖房用パネルのパネルユニッ
トを折り畳んだ状態の斜視図である。
【図7】第1実施形態の床暖房用パネルにおいてパネル
ユニットを2つずつ折り畳めるようにした変形例を示す
斜視図である。
【図8】第1実施形態の床暖房用パネルの施工工程の一
部を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態の床暖房用パネルを施工して得ら
れた床構造の一部拡大垂直断面図である。
【図10】この発明の床暖房用パネルの第2実施形態を
示す平面図である。
【図11】第2実施形態の床暖房用パネルの一部拡大垂
直断面図である。
【図12】第2実施形態の床暖房用パネルの変形例を示
す一部拡大垂直断面図である。
【図13】第2実施形態の床暖房用パネルのもう一つの
変形例を示す一部拡大垂直断面図である。
【図14】この発明の床暖房用パネルの第3実施形態を
示す平面図である。
【図15】第3実施形態の床暖房用パネルの一部拡大垂
直断面図である。
【符号の説明】
(1,21,41) …床暖房用パネル (1a,21a,41a)…パネルユニット (2,20,22) …板状体 (2a,20a,22a)…隣り合う板状体の対向面 (3,23)…温水流通管 (3a,23a)…直管部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の隙間をあけて並列状に配置されて
    いる複数の板状体と、隣り合う板状体の対向面同士の間
    に直管部が介在するように平面よりみて蛇行状または多
    重蛇行状に配置されかつ少なくとも曲管部が可撓性を有
    している温水流通管とを備えており、温水流通管の直管
    部が、隣り合う板状体の対向面の一方に固定され、板状
    体または板状体とこれに固定された温水流通管の直管部
    とよりなるパネルユニットの隣り合うもの同士が、1つ
    または複数のパネルユニットずつ折り畳み可能に連結さ
    れている、床暖房用パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床暖房用パネルにおい
    て、さらに全ての板状体のうち少なくとも1つの板状体
    の上面に、板状体の長さ方向にのびる少なくとも1つの
    温水流通管一部嵌入溝が形成されているとともに、温水
    流通管が、前記溝に嵌め入れられている直管部を備えて
    いる、床暖房用パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の床暖房用
    パネルにおいて、さらに温水流通管が、パネル両端に位
    置する板状体の外側面のうち少なくともいずれか一方に
    沿ってのびかつ同外側面に固定されている直管部を備え
    ている、床暖房用パネル。
JP21154397A 1997-08-06 1997-08-06 床暖房用パネル Withdrawn JPH1150649A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6337121B1 (en) 1999-12-14 2002-01-08 Interbak Ltd. Sound-proofing and heat insulation mat with inbuilt heat transfer feature
JP2007332698A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Asahi Kasei Homes Kk 防水下地ユニットとこれを用いた防水下地構造
JP2009150634A (ja) * 2007-03-07 2009-07-09 Mitsubishi Plastics Inc 温調マット及び温調床

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Effective date: 20041102