JP3610788B2 - 熱交換エレメントおよび空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
一対の風路を流れる空気同士の間で熱交換するための熱交換エレメントに関する。また、この熱交換エレメントを備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換エレメントとしては、例えば、直交流形のものがある。これは、通常、略正方形の平板状の多数の伝熱シートを間隔を開けて対向させて積層し、積層方向に長い略直方体状に形成されている。直方体の長手側面が通気面とされ、内部に一対の風路が区画されて、この一対の風路を流れる空気の間で熱交換する。一対の風路は、互いに交差する方向に空気を流し、伝熱シート同士の間に交互に設けられている。
【0003】
この熱交換エレメントの製造に際しては、伝熱シートは、通常、長尺のシート状部材から切り出して得られる。得られた伝熱シートの間に棒状の長尺シートを配置しながら、伝熱シートを積層している。これと同時に長尺シートおよび伝熱シートを接着している。
また、上述の長尺シートに代えて、長尺シートとしての山形の折り目を有する伝熱シートを、平板状の伝熱シートの間に配置した熱交換エレメントもある。
【0004】
何れの構造の熱交換エレメントであっても、多数の伝熱シートを切り出し、積層して、接着していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数の伝熱シートを切り出して積層し接着するのは、手間がかかるので、製造コストが高くなる結果、熱交換エレメントは高価になっていた。また、伝熱シートをシート状部材から切り出す際に、材料に無駄が生じることがあるので、部品コストも高くなっていた。
【0006】
また、このような直方体状の熱交換エレメントでは、安価且つ薄型で、高い熱交換効率を実現することは困難であった。
また、このような課題を解決する熱交換エレメントであっても、実用化に際して、熱交換エレメントの風路を空気が均一に流れにくいと、熱交換の効率が低下することも想定される。このような事態は回避できれば好ましい。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、薄型、安価且つ高い熱交換効率を確実に実現できる熱交換エレメントおよび空気調和装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明の熱交換エレメントは、断面波形の単一の伝熱シートと、この伝熱シートを保持する枠体と、伝熱シートの両面の波形の頂部にそれぞれ沿って波形を横断し、対向する伝熱シートの面との間にそれぞれ風路を区画する一対の区画材と、伝熱シートの波形の谷の容積が減少するような変形を防止する変形防止部材とを備え、各区画材は、波形の頂部が延びる方向の中間部に配置され、波形の頂部が延びる方向に沿って区画材の前後に風路の入口と出口とが設けられ、変形防止部材は、少なくとも一方の風路内に保持されていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、単一の伝熱シートの波形の高さに一対の区画材の厚みを加えた分の非常に薄い厚みスペースにおいて、各区画材を用いて、伝熱シートの両側に入口、出口を含めた各風路をコスト安価に区画できる。
波形の頂部が延びる方向に沿って延びる各風路に、伝熱シートを挟んだ一対の対向流を流すことにより、従来の直交流型の熱交換エレメントよりも優れた熱交換効率を得ることができる。すなわち、伝熱面積を容積で除した値を従来の直交流型のものと等しくした場合、熱交換効率を例えば3%向上できるという知見を得た。
【0010】
特に、伝熱シートを挟んだ風路間の差圧が大きい場合にも、変形防止部材によって、波形の谷の変形を防止できるので、風路の断面積を確保することができる結果、風路に十分な量の空気を流すことができる。
また、伝熱シートと変形防止部材とを組み合わせた後には、波形が変形し難いので、組立時に厳重な注意をせずに済み、伝熱シートを扱い易い。
【0011】
ここで、断面の波形としては、正弦波形、U字形、V字形、矩形、台形、これらに似た形等を例示できる。
請求項2記載の発明の熱交換エレメントは、請求項1記載の熱交換エレメントにおいて、上記変形防止部材は、波形の各谷内を横切りつつ波形の頂部が延びる方向に延びる複数の長尺シートと、波形の頂部を横断する方向に延びつつ長尺シートの両端部をそれぞれ連結する一対の連結部材とを含み、全体が格子状の一体部材として形成されていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、各長尺シートは、波形の谷を区画する伝熱シートの表面同士の間隔が狭くなることをそれぞれ規制できる。また、各長尺シートは連結部材で連結されているので、谷同士の間隔を規制できる。従って、風路の容積を全体として確保することができる。
また、一体部材の変形防止部材は、波形の各谷について一括して扱えるので、組立時に取り扱い易い。また、格子状の変形防止部材であれば、伝熱シートを断面波形に形成した後に、変形防止部材を風路内に容易に取り付けることができる。さらに、格子状の一体部材の変形防止部材であれば、例えば、板状部材に複数の開口を所定の間隔で形成することで容易に製作できる。
【0013】
請求項3記載の発明の熱交換エレメントは、請求項2に記載の熱交換エレメントにおいて、上記長尺シートの両端部は、傾斜状に折り曲げられた傾斜部分を含み、この傾斜部分を介して対応する連結部材に連結されており、傾斜部分は、風路の入口および出口に延びて空気流を導く導風部材を構成していることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、空気は、風路の入口で傾斜部分の両面に沿って流れて、風路の内部にある長尺シートの両側にスムーズに導入され、その後、傾斜部分に沿って出口からスムーズに導出される。このように、空気は長尺シートの両側にスムーズに導かれるので、偏流を防止できる結果、熱交換効率をより一層向上することができる。
【0015】
請求項4記載の発明の熱交換エレメントは、請求項2または3に記載の熱交換エレメントにおいて、上記変形防止部材は、複数設けられ、各変形防止部材の長尺シートは、波形の谷内で波形の深さ方向に並んで設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、請求項2または3に記載の発明の作用に加えて、複数の変形防止部材の長尺シートが、波形の深さ方向の複数箇所で波形の変形を防止できるので、波形の深さ方向に大きな熱交換エレメントでの風路の断面積を確実に確保することができる。
【0016】
請求項5記載の発明の空気調和装置は、請求項1乃至4の何れかに記載の熱交換エレメントを備えた空気調和装置であって、熱交換エレメントの一方の風路には熱交換エレメントに対して風路の流れ方向の下流側に、他方の風路には熱交換エレメントに対して風路の流れ方向の上流側に、送風ファンがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加えて、変形防止部材により風路の断面積を確保できるので、熱交換の効率低下等が生じることがない。従って、上述のように送風ファンを配置したときに、風路間の圧力差を許容することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態の空気調和装置を添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施の形態の空気調和装置の概略構成図である。
本空気調和装置1は、天井裏設置型の換気装置である。空気調和装置1は、屋外から室内への給気および室内から屋外への排気の流れを生成するための装置本体2と、屋外に臨む給気口11からの空気を装置本体2に流す給気ダクト6と、装置本体2からの吹出空気流を室内に臨む吹出口(図示せず)に流し出す吹出ダクト8と、装置本体2と屋外に臨む排気口12とを接続する排気ダクト7とを有している。装置本体2の下面2aには、室内に臨んで吸込口13が区画されている。これらの各部によって、室内から室外への排気風路と、室外から室内へ給気風路とが形成されている。
【0019】
装置本体2は、給気と排気との間で熱交換する熱交換エレメント31を含む熱交換ユニット3と、熱交換ユニット3に接続されて一対の送風ファン41,42を含むファンユニット4と、ファンユニット4の下面に設けられて上述の吸込口13を区画するパネル5とを有している。
熱交換ユニット3は、給気風路の一部である給気流路と、排気風路の一部である排気流路とを内部に区画する箱状のケーシング20、およびケーシング20の内部に保持された2つの熱交換エレメント31を有している。熱交換エレメント31は、給気流路と排気流路とを流れる空気の間で熱交換する。給気流路の上流側端部は、給気ダクト6と接続され、給気流路の下流側端部は、ファンユニット4の吸入口44に接続されている。また排気流路の上流側端部は、ファンユニット4の流出口45に接続され、排気流路の下流側端部は、排気ダクト7に接続されている。
【0020】
給気風路は、給気口11から、給気ダクト6と、熱交換ユニット3の給気流路、ファンユニット4、吹出ダクト8とを通り、吹出口へ至っている(矢印F1)。給気用の送風ファン41は、熱交換エレメント31の下流側に配置されている。
排気風路は、吸込口13から、ファンユニット4、熱交換ユニット3の排気流路と、排気ダクト7とを通過し、排気口12へ至っている(矢印F2)。排気用の送風ファン42は、熱交換エレメント31の上流側に配置されている。
【0021】
本空気調和装置1では、モータ43が駆動されると、送風ファン41により給気風路に空気が流れ、送風ファン42により排気風路に空気が流れる。熱交換エレメント31で給気と排気との間で熱交換がなされ、室内と屋外との間で換気が行われる。
本発明では、熱交換ユニット3の熱交換エレメント31が新規なものである。以下、詳細に説明する。
【0022】
熱交換ユニット3の2つの熱交換エレメント31は、同じ構造である。
熱交換エレメント31は、略直方体形状を有し、その一の面(例えば、上面)に入口と出口とを有した第1の風路と、一の面と反対側の他の面(例えば、下面)に入口と出口とを有した第2の風路とを区画し、第1の風路および第2の風路を流れる空気の間で熱交換する。
【0023】
例えば、図1の上側にある熱交換エレメント31では、上面に排気流路となる第1風路が区画され、その入口は右側に、出口は左側に設けられている。また、下面に給気流路となる第2風路が区画され、その入口は左側に、出口は右側に設けられている。このように、熱交換エレメント31内では、給気風路の流れ(矢印F1)と排気風路の流れ(矢印F2)とが逆向きになっている。
【0024】
以下、ケーシング20内で上側にある熱交換エレメント31について説明する。
図2は、図1の熱交換エレメントの分解斜視図である。図3は、図1の熱交換エレメントの断面正面図である。図4は、図1の熱交換エレメントの断面正面図であり、図3と異なる断面を示す。図5は、図1の熱交換エレメントの側面断面図である。
【0025】
熱交換エレメント31は、図2に示すように、断面波形の単一の伝熱シート61と、この伝熱シート61を保持する四角環状の枠体62と、枠体62および伝熱シート61に支持されつつ伝熱シート61の表面61hとの間に上述の風路を区画する一対の区画材63と、伝熱シート61の波形の谷の容積が減少するような変形を防止する変形防止部材64とを備えている。変形防止部材64は、伝熱シート61の上面および下面に沿って一対が設けられている。また、一対の区画材63は、伝熱シート61の両面の波形の頂部61mにそれぞれ沿って波形を横断し、波形の頂部61mが延びる方向(矢印X)の中間部に配置され、矢印Xの方向に沿って区画材63の前後に各風路の入口と出口とが設けられている。
【0026】
熱交換エレメント31は、薄型の断面長方形の直方体に形成されている。この直方体は、波形の頂部61mが延びる第1の方向(矢印Xの方向)、および伝熱シート61の波形の頂部61mを横断する第2の方向(矢印Yの方向)に平行な一対の長手側面、例えば、上面および下面とを有し、第2の方向に沿って長く形成されている。
【0027】
風路は、上述の一対の長手側面に設けられた第1風路51および第2風路52とからなる。各風路51,52は、主に、伝熱シート61に形成された多数の谷内の流路に区画され、それぞれの流路は入口511,521と出口512,522で合流している。また、各谷内の流路は、変形防止部材64により、複数、例えば、2つの流路に仕切られている。
【0028】
伝熱シート61の波形は、略V字形の断面形状に形成されている(図5参照)。伝熱シート61は、第2の方向に切る断面で見たときに、上面側に隆起した山となる部分と、隣接する山の間にある谷となる部分とが交互に並んで配置されている。上面側で谷となる部分が、第1風路51とされ、また下面側で谷となる部分が、第2風路52とされている。第1風路51と第2風路52とは、伝熱シート61の山の頂部61mと谷底部(反対側の面から見て山の頂部61mとなる)とを接続する部分を挟んで、第2の方向に沿って交互に並んで多数区画されている。
【0029】
伝熱シート61の素材は、シート状部材を利用できる。伝熱シート61が紙等の透湿性のある素材を含む場合には、伝熱シート61を介して、顕熱と潜熱とを同時に熱交換できる全熱交換型の熱交換エレメント31を得ることができる。また、伝熱シート61の素材が、金属や樹脂等の透湿性のないものからなる場合には、熱交換エレメント31を顕熱を熱交換できる顕熱交換型とすることができる。
【0030】
枠体62および区画材63は、第2の方向に延びる端縁同士の間に、一対の風路の入口と出口とを区画している。
変形防止部材64は、2つが、第1風路51および第2風路52内にそれぞれ保持されている。これら2つの変形防止部材64は同様に構成され、それぞれ、伝熱シート61と別体に形成されている。
【0031】
変形防止部材64は、波形の各谷内を横切りつつ波形の頂部61mが延びる第1の方向に延びる複数の長尺シート64aと、第2の方向に延びつつ長尺シート64aの両端部64mを傾斜部材64dを介してそれぞれ連結する一対の連結部材64bとを含み、全体が格子状の一体部材として形成されている。
変形防止部材64の連結部材64bが、伝熱シート61の波形の頂部61mに接着により固定され、連結部材64bを介して複数の長尺シート64aが風路内の波形の深さ方向の中間にある所定位置に保持されている。
【0032】
変形防止部材64の素材としては、例えば、板紙、プラスチックス等の樹脂材料、発泡樹脂、金属等の公知の硬質部材を利用でき、強度や剛性が高いものが好ましい。また、素材として、変形防止部材64と伝熱シート61とで透湿性の有無が同じとなるものが、熱交換エレメントとして扱い易くて好ましい。
長尺シート64aは、波形の形状に見合った幅を有する長尺の矩形形状の薄板部材であり、その長手方向を第1の方向と平行にしつつ、板面を第1の方向および第2の方向に平行に配置されている。
【0033】
長尺シート64aは、風路の各谷の内部にそれぞれ設けられている。長尺シート64aは、波形の谷の深さ方向に、谷底と山の頂部61mとの略中間部に設けられている。長尺シート64aは、両風路について同じ深さ位置に、両風路にある長尺シート64aが直線状に並ぶように配置されている。なお、両風路にある長尺シート64a間で、波形の深さ方向の位置が異なっても構わない。
【0034】
長尺シート64aの長手の端縁が、略V字状の波形の谷を形成する伝熱シート61の一対の対向する傾斜状の表面61hに沿うようにして、長尺シート64aは谷内を横切り上述の表面61h間に架け渡されている。長尺シート64aの長手の端縁が、波形の表面61hに当接すると、伝熱シート61の波形の谷の間隔(対向する一対の表面61h同士の間の、第2の方向に沿う間隔)を規制でき、間隔規制部材として機能する。その結果、長尺シート64aは、風路の断面積が減少しないように、伝熱シート61の変形を防止することができる。
【0035】
また、長尺シート64aの位置は、枠体62から離れて変形し易い傾向にある、第1の方向に沿った伝熱シート61の中間部にある。
長尺シート64aの表面は、風路の流れの方向に平行に配置され、且つ凹凸がない滑らかな板状であるので、風路内の流れを邪魔する虞がない。
長尺シート64aの幅は、これが保持される風路の断面積に応じて設定されている。すなわち、長尺シート64aの長手の端縁が、これに対向する伝熱シート61の表面61hと接触するときに、その長尺シート64aが設けられている風路の断面積を予め定める大きさで確保できるようにされている。
【0036】
また、通常の使用状態では、長尺シート64aの端縁は対向する伝熱シート61の表面61hに接触しないようにされており、これにより、伝熱シートと長尺シート64aとの間の隙間が確保されて、谷底にまで空気が流れ易くされている。なお、長尺シート64aを、対向する伝熱シート61の表面61hに常時接して設ける場合には、伝熱シート61の表面積を増すので、熱交換効率を高めることができる。
【0037】
また、長尺シート64aの両端部64mには、傾斜状に折り曲げられた傾斜部分64dがそれぞれ設けられて、全体として略U字状に形成されている。両端部64mにある傾斜部分64dは、それぞれ同じ長さに且つ同じ角度の傾斜にされており、且つ長尺シート64aの同じ面の側で逆向きに延び、その間にある長尺シート64aを伝熱シート61に平行に保持することができる。
【0038】
一方の傾斜部分64dは、長尺シート64aの一方の端部64mから風路の入口に延びており、また、他方の傾斜部分64dは、長尺シート64aの他方の端部64mから風路の出口に延びており、ともに、空気流を導く導風部材を構成している。また、傾斜部分64dは、長尺シート64aと同じ幅の板状部材である。
【0039】
傾斜部分64dは、長尺シート64aの板面に対して入口または出口に向かう角度、例えば、30度〜75度の角度で傾斜している。また、傾斜部分64dと長尺シート64aとが滑らかにつながっている場合には、風路の流れをより一層スムーズに促すことができる。
この傾斜部分64dを介して長尺シート64aの両端部64mは対応する連結部材64bに連結されている。
【0040】
連結部材64bは、複数の波形の頂部61mを横断して桟状に延び、区画材63および枠体62の第2の方向に沿う端縁と平行に延びている。連結部材64bは、伝熱シート61の波形の頂部61mに接して配置されており、連結部材64bの波形の深さ方向の高さは、空気の流れを乱さないように低くされている。また、伝熱シート61および区画材63で区画される風路は、長尺シート64aにより複数の部分に仕切られているが、この風路のそれぞれの部分の断面積の割合に応じて、風路の入口および出口が複数の部分に連結部材64bにより仕切られるように、連結部材64bは、風路の入口および出口の、第1の方向の所定位置に配置されている。
【0041】
次に、熱交換エレメント31の組立を説明する。
まず、断面波形の伝熱シート61、枠体62および区画材63を形成する。
また、変形防止部材64を形成する。例えば、素材としての紙製の板状部材に複数の長方形形状の開口64kを所定の間隔で並べて形成し、開口が並ぶ方向に沿って延びる端部を所定の角度となるように折り曲げると、開口の間の部分を長尺シート64aとして、また、折り曲げた端部を連結部材64bとして利用できる。
【0042】
次に、断面波形の伝熱シート61と変形防止部材64とを組み合わせる。すなわち、伝熱シート61の一方の面の波形の頂部61mを、変形防止部材64の開口64kにはめ込むようにして、連結部材64bと波形の頂部61mとを当接させる。すると、変形防止部材64の長尺シート64aが伝熱シート61の波形の内部の所定位置に保持される。このように、連結部材64bを伝熱シート61に当接させて位置決めできるので、連結部材64bを介して複数の長尺シート64aを波形の高さ方向に一括して容易に位置決めできる。
【0043】
この状態で、連結部材64bを伝熱シート61の第1の方向に沿った所定位置に位置合わせして、連結部材64bと伝熱シート61の波形の頂部61mとを接着する。ここで、接着箇所は、変形防止部材64の一方の連結部材64bについて少なくとも1か所あればよく、複数箇所で固定できればより一層確実に固定できるが、すべての波形の頂部61mと接着する必要はない。このように、波形の頂部61mを横断して延びる連結部材64bは、伝熱シート61に必要最小限の少ない固定箇所で固定できるので、変形防止部材64の固定に手間がかからない。
【0044】
伝熱シート61の両面にある風路に変形防止部材64を設ける場合には、伝熱シート61と変形防止部材64との組み合わせを、伝熱シート61の両面について行う。この場合、伝熱シート61の両面の波形に変形防止部材64を嵌め込んだ後に、一対の変形防止部材64と伝熱シート61とを接着してもよい。また、伝熱シート61の一方の面の波形に1つの変形防止部材64を嵌め込んで接着した後、伝熱シート61の他方の面の波形にもう1つの変形防止部材64を嵌め込んで接着してもよい。
【0045】
次に、変形防止部材64と伝熱シート61との組立体を、枠体62の内側に取り付ける。このとき、伝熱シート61は変形防止部材64で補強されて剛性が高くしかも波形が崩れ難いので、枠体62に取り付け易い。そして、伝熱シート61の周縁部と枠体62の内面とを接着剤で固定する。
次に、伝熱シート61の両面の波形の頂部61mに、一対の区画材63を取り付けて、例えば、接着により貼り付けて固定する。この区画材63の取り付けに際しても、伝熱シート61の波形が崩れ難いので、区画材63を伝熱シート61の頂部61mに確実に当接させて、確実に接着固定することができる。というのは、区画材63を貼り付ける際に伝熱シート61に押しつけると、波形が崩れ易いからである。
【0046】
なお、上述の組立方法の他、例えば、断面波形の伝熱シート61を枠体62に取り付けて固定した後に、伝熱シート61と変形防止部材64とを上述のようにして組み合わせてもよい。この場合には、伝熱シート61を撓ませつつ、枠体62に組み込み易く、また、変形防止部材64を枠体62に対して位置合わせし易い。また、区画材63と伝熱シート61との接着に際しては、波形が崩れ難いので、上述のように確実に固定できる。また、区画材63を枠体62に固定してもよく、この場合には、伝熱シート61が区画材63で補強されないので、波形が崩れ易い傾向にあるが変形防止部材64で波形の崩れを防止できて好ましい。
【0047】
このように本発明の熱交換エレメント31によれば、伝熱シート61の両面と、その波形の頂部61mにそれぞれ沿う一対の区画材63との間に一対の風路51,52を区画し、区画材63の前後に風路51,52の入口と出口とが設けられている。これによって、単一の伝熱シート61の波形の高さに一対の区画材63の厚みを加えた分の非常に薄い厚みスペースにおいて、各区画材63を用いて、伝熱シート61の両側に入口、出口を含めた各風路をコスト安価に区画できる。
【0048】
例えば、コスト面では、本発明の熱交換エレメント31は、波形断面の単一の伝熱シート61で構成されているので、多数の伝熱シートやスペーサを積層して構成された従来の直交流型の従来の熱交換エレメントに比べて、以下のように製造コストを低減して安価にすることができる。すなわち、伝熱シートを切り出す手間を少なくでき、また、伝熱シートとスペーサを積層する作業を省くことができ、また、伝熱シートとスペーサを固定するための接着に要する手間を格段に少なくでき、その結果、組立コストを低減することができる。また、伝熱シートを略正方形に切り出す際に生じる材料の無駄を無くすことができ、また、部品点数を、例えば、伝熱シート61と枠体62と2つの区画材63と2つの変形防止部材64との6点と格段に少なくでき、その結果、部品コストを低減することができる。
【0049】
また、第1の方向に沿って延びる第1風路51と第2風路52とに、伝熱シート61を挟んだ一対の対向流を流すことにより、従来の直交流型の熱交換エレメントよりも優れた熱交換効率を得ることができる。すなわち、伝熱面積を容積で除した値を従来の直交流型のものと等しくした場合、対向流を流す本実施の形態の熱交換エレメント31では、直交流型の従来の熱交換エレメントに比べて、熱交換効率を例えば3%向上できる。
【0050】
このように、本発明の熱交換エレメント31では、厚みが伝熱シート61の波形の高さ程度の寸法にでき、略正方形状の伝熱シートの対角寸法が厚みとなる従来の直交流型の熱交換エレメントに比べて、薄型化できる。
特に、伝熱シート61を挟んだ一対の風路間の差圧が大きい場合にも、変形防止部材64によって、波形の谷の変形を防止できるので、風路の断面積を確保することができる結果、風路に十分な量の空気を流すことができて、熱交換効率を高く維持することができる。
【0051】
また、伝熱シート61と変形防止部材64とを組み合わせた後には、伝熱シート61の波形が変形し難いので、組立時に厳重な注意をせずに済み、伝熱シート61を扱い易い。また、波形が変形し難いので、熱交換エレメント31を、例えば、空気調和装置1に組み込み易い。
ここで、上述の作用効果を得られる断面の波形としては、正弦波形、U字形、V字形、矩形、台形、これらに似た形等を例示できる。
【0052】
また、変形防止部材64の長尺シート64aとしては、格子状のように開口を有するものでもよいが、上述した板形状のものが空気流を乱さない点で好ましい。要は、変形防止部材64は、伝熱シート61の表面61hに当接して、波形の変形を防止できる部分を有していればよい。
また、変形防止部材64は、一対の風路の少なくとも一方に設ければよく、例えば、変形防止部材64を、風路にかかる圧力が小さくなる側の風路に設けるのが好ましい。また、変形防止部材64を、風路内の一部の谷内にだけ設ける場合にも、その谷内では上述の効果を得ることができる。
【0053】
また、変形防止部材64は、複数の長尺シート64aの両端部64mを一対の連結部材64bでそれぞれ連結して構成されている。この場合、上述の各長尺シート64aは、波形の谷を区画する伝熱シート61の表面61h同士の間隔が狭くなることをそれぞれ規制できる。また、各長尺シート64aは連結部材64bで連結されているので、波形の谷の間隔(ピッチ)を規制できる。従って、風路の容積を全体として確保することができる。
【0054】
さらに、変形防止部材64を第1風路51および第2風路52のすべての谷内に設ける場合には、確実に波形の形状および波形のピッチを均一に維持することができるので、この均一なピッチの波形で区画された風路を、空気が均一に流れる結果、熱交換をより一層効率良くできる。
また、一体部材の変形防止部材64は、波形の各谷についての長尺シート64aを一括して扱えるので、組立時に取り扱い易い。また、格子状の変形防止部材64であれば、伝熱シート61を断面波形に形成した後に、変形防止部材64を風路内に容易に取り付けることができる。さらに、格子状の一体部材の変形防止部材64であれば、上述のように、板状部材に複数の開口を所定の間隔で形成することで容易に製作できる。
【0055】
また、長尺シート64aの両端部64mは、導風部材として機能する傾斜部分64dを含んでいる。これにより、風路の入口で空気は、傾斜部分64dの両面に沿って流れて、風路の内部にある長尺シート64aの両側にスムーズに導入される。また、風路の出口では、風路の内部からの空気は、傾斜部分64dに沿って流れて出口からスムーズに導出される。このように、長尺シート64aで互いに区画される風路の内部同士の間での風路内の偏流を防止できるので、熱交換効率をより一層向上することができる。
【0056】
また、両端部64mに傾斜部分64dを含む長尺シート64aは、風路内を入口から出口にかけて仕切っているので、風路内にむらなく空気を流すことができ、その結果、例えば、波形の谷底近傍のように淀みの生じ易い風路の部位にも、確実に空気を流通させることができる。従って、風路内の偏流を防止することができる。
【0057】
また、図6および図7に示すように、複数の変形防止部材64A,64Bを設け、それらの長尺シート64aを伝熱シート61の波形の深さ方向(矢印Z方向)に並んで設ける場合には、波形の深さ方向の複数箇所で伝熱シートの波形の変形を防止できるので、波形の深さ方向に大きな熱交換エレメント31を実現することができる。例えば、図6および図7に示す変形防止部材64は、2つの変形防止部材64A,64Bの一対の連結部材64b同士を、一括して扱えるように、波形の頂部61mに沿う方向に延びる連結部材64eにより一体に連結したものである。変形防止部材64Aの長尺シート64aは、相対的に幅広で短く形成されて波形の頂部寄りに配置されている。また、変形防止部材64Bの長尺シート64aは、相対的に幅狭く長く形成されて波形の谷底寄りに配置されている。2つの変形防止部材64A,64Bの長尺シート64a同士の間には、隙間が設けられ、その隙間に空気を流すことができる。上述のように、波形の高さ方向に並ぶ複数の長尺シート64aの幅を、その高さ位置での波形の形状に応じた幅に形成しておくことで、波形の形状を維持し易い。
【0058】
また、本空気調和装置1は、長尺シート64aを含む熱交換エレメント31の給気側の風路には熱交換エレメント31に対して風路の流れ方向の下流側に、排気側の風路には熱交換エレメント31に対して風路の流れ方向の上流側に、送風ファン41,42がそれぞれ設けられている。この場合、給気側の風路が排気側の風路に比べて低圧になって、風路同士の間に差圧が生じ易い傾向にあるが、仮に差圧が生じたとしても、長尺シート64aにより風路の波形の間隔を維持できるので、熱交換の効率が低下することを防止することができる。
【0059】
また、上述のように一対の風路間の圧力差が大きくなる場合であっても、確実に風路を確保して、圧力損失の増加を防止することができる。換言すれば、一対の風路間の圧力差を許容できることから、熱交換エレメント31に対する送風ファン等の風量や圧力等の設定の自由度を高くできる。
また、全熱交換型の熱交換エレメント31の伝熱シート61は、一般に変形し易いので、長尺シート64aを設けることで変形を防止できて好ましい。また、顕熱交換型の熱交換エレメント31の伝熱シート61は、通常、剛性が高いので、長尺シート64aの作用と相まって、波形の形状をより一層確実に維持できる。
【0060】
なお、上述の実施の形態では、変形防止部材64は、一体部材として構成されていたが、複数の部材を組み立てて構成してもよい。
また、上述の熱交換ユニット3では、区画材63は熱交換エレメント31に設けられていたが、これには限定されない。例えば、区画材63を、ケーシング20で支持して、対向する伝熱シート61の波形の頂部61mに近接して配置してもよい。
【0061】
また、天井裏設置型の換気装置1として構成された空気調和装置を例に説明したが、本発明の熱交換エレメント31を他の空気調和装置に適用してもよい。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、単一の伝熱シートの波形の高さに一対の区画材の厚みを加えた分の非常に薄い厚みスペースにおいて、入口、出口を含めた各風路をコスト安価に区画できる。しかも、対向流型なので、従来の直交流型のものよりも優れた熱交換効率を得ることができる。
【0063】
特に、伝熱シートを挟んだ風路間の差圧が大きい場合にも、変形防止部材によって、風路の断面積を確保して、十分な量の空気を流すことができるので、熱交換の効率を高く維持することができる。
また、伝熱シートと変形防止部材とを組み合わせた後には、波形が変形し難いので、組立時に伝熱シートを扱い易くなる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、連結部材で連結された複数の長尺シートは、波形の各谷内の断面積および谷同士の間隔を確保でき、風路の容積を全体として確保することができる。
また、格子状の一体部材の変形防止部材は、製作が容易で、しかも、波形の各谷について一括して組立時に取り扱い易く、断面波形に形成後の伝熱シートに容易に取り付けることができる。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、導風部材としての傾斜部分が、風路の入口および出口と長尺シートとの間で空気流を導いて、風路内の偏流を防止できる結果、熱交換効率をより一層向上することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2または3に記載の発明の効果に加えて、複数の変形防止部材の長尺シートを波形の深さ方向に並べて、波形の深さ方向に大きな熱交換エレメントでの風路の断面積を確実に確保することができる。
【0066】
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加えて、一対の送風ファンを各風路において熱交換エレメントの上流側および下流側に設ける場合に、風路間の差圧を許容しつつ、熱交換の効率の低下を防止できる。また、風路間の差圧を許容できるので、風路間の圧力や風量の設定の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の熱交換エレメントを備えた換気装置の概略構成図である。
【図2】図1の熱交換エレメントの分解斜視図である。
【図3】図1の熱交換エレメントの断面正面図である。
【図4】図1の熱交換エレメントの断面正面図であり、図3と異なる断面を示す。
【図5】図1の熱交換エレメントの側面断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の熱交換エレメントの断面正面図である。
【図7】図6の熱交換エレメントの断面側面図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置
31 熱交換エレメント
51 第1風路
52 第2風路
511,521 入口
512,522 出口
61 伝熱シート
61m 頂部
62 枠体
63 区画材
64 変形防止部材
64a 長尺シート
64b 連結部材
64d 傾斜部分(導風部材)
64m 端部
X 第1の方向(波形の頂部が延びる方向)
Y 第2の方向(波形の頂部を横断する方向)
Z 波形の深さ方向
Claims (5)
- 断面波形の単一の伝熱シート(61)と、
この伝熱シート(61)を保持する枠体(62)と、
伝熱シート(61)の両面の波形の頂部(61m) にそれぞれ沿って波形を横断し、対向する伝熱シート(61)の面との間にそれぞれ風路(51,52) を区画する一対の区画材(63)と、
伝熱シート(61)の波形の谷の容積が減少するような変形を防止する変形防止部材(64)とを備え、
各区画材(63)は、波形の頂部(61m) が延びる方向(X) の中間部に配置され、
波形の頂部(61m) が延びる方向(X) に沿って区画材(63)の前後に風路(51,52) の入口(511,521) と出口(512,522) とが設けられ、
変形防止部材(64)は、少なくとも一方の風路(51,52) 内に保持されていることを特徴とする熱交換エレメント。 - 請求項1記載の熱交換エレメント(31)において、
上記変形防止部材(64)は、波形の各谷内を横切りつつ波形の頂部(61m) が延びる方向(X) に延びる複数の長尺シート(64a) と、波形の頂部(61m) を横断する方向(Y) に延びつつ長尺シート(64a) の両端部(64m) をそれぞれ連結する一対の連結部材(64b) とを含み、全体が格子状の一体部材として形成されていることを特徴とする熱交換エレメント。 - 請求項2に記載の熱交換エレメント(31)において、
上記長尺シート(64a) の両端部(64m) は、傾斜状に折り曲げられた傾斜部分(64d) を含み、この傾斜部分(64d) を介して対応する連結部材(64b) に連結されており、傾斜部分(64d) は、風路(51,52) の入口(511,521) および出口(512,522) に延びて空気流を導く導風部材を構成していることを特徴とする熱交換エレメント。 - 請求項2または3に記載の熱交換エレメント(31)において、
上記変形防止部材(64A,64B) は、複数設けられ、各変形防止部材(64A,64B) の長尺シート(64a) は、波形の谷内で波形の深さ方向(Z) に並んで設けられていることを特徴とする熱交換エレメント。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の熱交換エレメント(31)を備えた空気調和装置(1) であって、
熱交換エレメント(31)の一方の風路(51)には熱交換エレメント(31)に対して風路(51)の流れ方向の下流側に、他方の風路(52)には熱交換エレメント(31)に対して風路(52)の流れ方向の上流側に、送風ファン(41,42) がそれぞれ設けられていることを特徴とする空気調和装置。
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