JP2000111279A - 全熱交換器用枠体およびこれを用いた全熱交換器 - Google Patents

全熱交換器用枠体およびこれを用いた全熱交換器

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JP2000111279A
JP2000111279A JP10287917A JP28791798A JP2000111279A JP 2000111279 A JP2000111279 A JP 2000111279A JP 10287917 A JP10287917 A JP 10287917A JP 28791798 A JP28791798 A JP 28791798A JP 2000111279 A JP2000111279 A JP 2000111279A
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heat exchanger
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Toshio Yajima
敏雄 矢島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い熱交換効率を持ち、使い勝手の良い全熱交
換器を、高い生産性で製造可能な「全熱交換器用枠体お
よびこれを用いた全熱交換器」を提供する。 【解決手段】本発明の全熱交換器用枠体3は、第一の通
路41を流れる気体と第二の通路42を流れる気体とを
全熱交換素子6を介して全熱交換させる全熱交換器2に
用いられ、基板4に、一対の壁面41b,41bを有
し、一端が前記気体の吸入口43となり、他端が前記気
体の排出口44となる略S字状の孔41aが形成され、
前記基板4の一方の主面(たとえば、矢印A方向)側か
ら見たときの孔41aが前記第一の通路41を構成し、
他方の主面(たとえば、矢印B方向)側から見たときの
孔41aが前記第二の通路42を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全熱交換器に関し、
特に、高い熱交換効率を持ち、使い勝手の良い全熱交換
器を、高い生産性で製造することができる全熱交換器用
枠体およびこれを用いた全熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の全熱交換器は、室内外の空気の
顕熱(温度)のみを交換する顕熱交換器と異なり、顕熱
と潜熱(湿度)とを同時に交換することができる空調特
有の熱交換器である。
【0003】四季の中で特に夏季および冬季には、外気
と室内空気との顕熱および潜熱にかなりの差があるし、
室内においても隣接する各部屋同士で顕熱および潜熱に
差がある場合がある。たとえば、外気状態が高温多湿で
ある夏季に、室内空気を顕熱交換器で換気すると、冷却
されているが減湿されていない空気が室内に給気される
ので、室内空気の相対湿度が上昇し、この上昇した相対
湿度を下げるためには室内空気をさらに除湿する必要が
生じる。これに対し、低温低湿の室内空気を全熱交換器
で換気すると、冷却されかつ減湿された後に室内に給気
されるので、換気前と同等の空調状態を維持することが
できる。冬季についてはこの逆が当てはまる。
【0004】このように全熱交換器を用いると、適温適
湿に調節された室内の空気状態を維持しながら換気がで
きるため、たとえば車室内の換気、特に、室内の温湿度
を維持しながらタバコの煙のみを排気したい、という要
望に応えることができる。
【0005】こうした全熱交換器としては、たとえば、
室外から室内への外気の流れ方向と、室内から室外への
空気の流れ方向とを互いに交差させ、該交差部分で熱交
換させる静止形の直交流型全熱交換器が知られている。
この直交流型全熱交換器は、外気若しくは室内空気の流
れを律する波形状板(コルゲートフィン)を、全熱交換
素子を挟んで交互に複数枚積層したものが代表的であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直交流
型全熱交換器は、外気と室内空気との流れ方向が交差し
ているため熱交換面積および熱交換時間が小さく、した
がって低い熱交換効率しか得られなかった。また、直交
流型全熱交換器の製造時における波形状板を複数枚積層
していく過程で、この波型状板の強度が低いことに起因
してその端部が潰れる場合があった。この波形状板の端
部が潰れると、室外から室内、または室内から室外へ流
れる気体の通気抵抗が上昇して熱交換効率の低下を招
く。このため、従来は所定枚数の波形状板を積層後に、
別途その端面をカットして潰れた端部を取り除く工程を
必要としており、その生産性が低かった。
【0007】したがって、高い熱交換効率を持つ全熱交
換器を、高い生産性で製造することが求められている。
【0008】なお、直交流型全熱交換器の諸問題を解決
するものとして、対向流型全熱交換器が提案されてい
る。こうした対向流型全熱交換器は、たとえば室外から
室内への外気の流れ方向と室内から室外への空気の流れ
方向とを単に交差させる(直交流型)のではなく、外気
と室内空気との接触面積及び接触時間を高めて、より高
い熱交換効率を得ようとするものである。
【0009】しかしながら、従来の対向流型全熱交換器
は、全熱交換器室外側への外気の吸入方向および室内へ
の給気方向、並びに全熱交換器室内側への内気の吸入方
向および室外への排気方向とが、いずれも室内外境面に
対して斜めであったため、システムの使い勝手が悪い場
合があった。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、高い熱交換効率を持ち、使
い勝手の良い全熱交換器を、高い生産性で製造すること
ができる全熱交換器用枠体、全熱交換器用単位部材およ
びこれらを用いた全熱交換器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る全熱交換器用枠体(以下、単に「枠
体」ともいう)(3)は、第一の通路(41)を流れる
気体と第二の通路(42)を流れる気体とを全熱交換素
子(6)を介して全熱交換させる全熱交換器(2)に用
いられ、基板(4)に、一対の壁面(41b,41b)
を有し、一端が前記気体の吸入口(43)となり、他端
が前記気体の排出口(44)となる略S字状の孔(41
a)が形成され、前記基板(4)の一方の主面側から見
たときの孔(41a)が前記第一の通路(41)を構成
し、他方の主面側から見たときの孔(41a)が前記第
二の通路(42)を構成することを特徴とする。
【0012】本発明に係る枠体(3)と、基板(4)の
少なくとも何れか一方の主面において孔(41a)を閉
塞する全熱交換素子とを、第一の通路(41)および第
二通路(42)が交互に重なるように必要枚数積層する
ことにより、高生産性で全熱交換器(2)を得ることが
できる。
【0013】また、上記枠体(3)を、第一の通路(4
1)および第二通路(42)が交互に重なるように積層
すると、第一の通路(41)の孔(41a)と第二の通
路(42)の孔(42a)との間に共有部分を有するこ
ととなるので、直交型全熱交換器に比し、熱交換面積及
び熱交換時間を大きくすることができ、ひいては熱交換
効率の向上が図れる。この共有部分は、枠体(4)の幅
方向および長手方向に対してできる限り大きくなるよう
に、上記枠体(3)の孔(41a,41b)の形状また
は専有面積を調整することが望ましい。共有部分が大き
くなればなるほど、それだけ熱交換面積及び熱交換時間
が大きくなり、ひいては熱交換効率の向上が一層図れる
からである。
【0014】本発明に係る枠体(3)は、第一の通路
(41)を流れる気体と第二の通路(42)を流れる気
体とを全熱交換素子(6)を介して全熱交換させる全熱
交換器(2)に用いられ、折り曲げ可能なヒンジ(8)
により接続された一対の基板(4,4)を有し、前記基
板(4,4)のそれぞれに、一対の壁面(41b,41
b)を有し、一端が前記気体の吸入口(43)となり、
他端が前記気体の排出口(44)となる略S字状の孔
(41a)が、前記ヒンジ(8)に対して同一形状に形
成され、前記何れか一方の基板(4)の一方の主面側か
ら見たときの孔(41a)が前記第一の通路(41)を
構成し、他方の基板(4)の前記一方の主面側から見た
ときの孔(41a)が前記第二の通路(42)を構成す
ることを特徴とする。
【0015】こうした枠体(4)によると、一対の基板
(4,4)を、ヒンジ(8)を境に重ね合わせるだけ
で、第一の通路(41)および第二通路(42)が交互
に重なるようになるので、全熱交換器(2)製造時の手
間が半減し、生産性の一層の向上が期待できる。
【0016】前記吸入口(43)および排気口(44)
はともに補強されていることが望ましい。これらを補強
することで、全熱交換器(2)製造時における吸入口
(43)または排気口(44)の潰れを生じることはな
く、生産性を低下させるおそれが少なくなる。
【0017】前記吸入口(43)への気体の吸入方向
と、前記排気口(44)からの気体の排気方向とが、枠
体(3)の長手方向に対して、略垂直かつ逆方向になる
よう備えられていることが望ましい。このような方向に
備えられている枠体(3)を用いた全熱交換器(2)を
たとえば外気と室内との境に設置した場合、外気の吸入
および排気の方向と、室内空気の吸入および排気の方向
とが室内外境面に対して略垂直かつ逆方向となるので、
室内外境面に対して斜め方向である従来の全熱交換器に
比して、システムの使い勝手が良くなる。
【0018】さらに、前記吸入口(43)および前記排
出口(44)は、前記基板(4)の長手方向に沿う側縁
に臨んで設けられていることが好ましい。このようにし
た枠体(3)を用いた全熱交換器(2)によれば、シス
テムとして利用する際の前記吸入口(43)および前記
排出口(44)に対するダクト等の取り付け性が向上す
るからである。
【0019】前記基板(4)の長手方向の両端部には、
一方の一部が他方の一部と係合するように設けられた係
合対(46,47)を有していることが好ましい。こう
した係合対(46,47)を設けると、枠体(3)を直
列的に複数配置でき、ひいては全熱交換器(2)の複数
の直列的使用が可能になる。
【0020】前記第一または第二の通路(41,42)
の湾曲部の幅L2が、直線部の幅L1より広く設けられ
ていることが好ましい。このような幅の関係にすること
で、曲部における流路断面積が大きくなり、通気抵抗の
増加を抑制でき、また第一の通路41と第二の通路42
との重ね合わせ面積も増加するので、熱交換効率の一層
の向上が期待できるからである。
【0021】前記孔(41a,42a)には、前記気体
の流れ方向に沿ってリブ(411a)が設けられている
ことが好ましい。こうしたリブ(411a)を設けるこ
とで、枠体(3)全体の強度が向上するとともに、この
リブ(411a)を用いて全熱交換素子(6)を狭持で
きるので、全熱交換素子(6)の弛みによる通気抵抗の
増加を抑制できる。なお、前記リブ(411a)の形状
は特に限定されない。要するに前記枠体(4)の強度が
補強でき、全熱交換素子6を狭持できる形状であればい
ずれの形状であってもよい。
【0022】また、こうしたリブ(411a)の配置は
特に限定されないが、好ましくは前記リブ(411a)
が、前記第一の通路(41)と前記第二の通路(42)
とを前記ヒンジ(8)を境に重ね合わせた際に、一方の
基板(4)に設けられたリブ(411a)と他方の基板
(4)に設けられたリブ(411a)とが互いに重なる
ことなく交互に位置するように配置することが望まし
い。こうした配置にすることで、一対の基板(4,4)
間に挟まれる全熱交換素子(6)の、通路を流れる気体
に対する接触面積が増大するので、熱交換効率のさらな
る向上が期待できる。
【0023】また、本発明に係る全熱交換器用単位部材
(以下、単に「単位部材」ともいう)(7)は、前記枠
体(3)と、前記基板(4)の少なくとも何れか一方の
主面において前記孔(41a)を閉塞する全熱交換素子
(6)とを有することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明に係る全熱交換器用単位枠
体(以下、単に「単位枠体」ともいう)(10)は、一
対の基板(4,4)を有する前記枠体(3)の前記第一
の通路(41)と前記第二の通路(42)とを、前記何
れかの孔(41a)を閉塞する全熱交換素子(6)を挟
んで、前記ヒンジ(8)を境に重ね合わせてなることを
特徴とする。
【0025】また、本発明に係る単位部材(7)は、前
記単位枠体(10)と、前記基板(4,4)の少なくと
も何れか一方の主面において前記孔(41a)を閉塞す
る全熱交換素子(6)とを有することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明に係る全熱交換器(2)
は、前記単位部材(7)を、第一の通路(41)および
第二の通路(42)が交互に重なるように積層してなる
ことを特徴とする。
【0027】なお、上記枠体(3)および単位枠体(1
0)は、各種成形法により得ることができる。
【0028】上記のような構成の全熱交換器(2)は、
たとえば車両内外の換気(車両換気装置)、室内外の換
気(室内換気装置)、室内における各部屋同士の換気な
どに用いて好適である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0030】第1実施形態 図1は本発明の全熱交換器の第1実施形態を示す全体斜
視図、図2は図1の全熱交換器を構成する枠体を示す平
面図および背面図であり、(A)は図1における矢印A
方向から見た平面図、(B)は図1における矢印B方向
から見た背面図、図3は図1の全熱交換器を構成する枠
体の他の実施形態を示す斜視図、図4は図1の全熱交換
器を構成する枠体の他の実施形態を示す斜視図、図5は
本実施形態に係る枠体を全熱交換素子を介して複数枚積
層して構成した全熱交換器を示す全体斜視図、図6は本
実施形態に係る全熱交換器を車両換気装置に組み込んだ
場合の概略斜視図であり、(A)は一つの全熱交換器を
組み込んだ場合を示す概略斜視図、(B)は二つの全熱
交換器を直列的に使用して組み込んだ場合の概略斜視図
である。
【0031】なお、以下、図1に示す矢印A方向から見
た場合を便宜上、表面といい、矢印B方向から見た場合
を裏面というものとする。
【0032】本実施形態の全熱交換器2は、図1に示す
ように、枠体3と全熱交換素子6とをそれぞれ交互に積
層して構成されている。
【0033】枠体3は基板4を有しており、前記基板4
は、一対の壁面41b,41bを有するとともに、一端
が前記気体の吸入口43となり、他端が前記気体の排出
口44となる略S字状の孔41aが形成されており、後
述する全熱交換素子6を当該枠体3の表裏面のそれぞれ
に重ねることにより、この吸入口43から導入された気
体(たとえば、外気)は、第一の通路41を通って排気
口(たとえば、室内側)44へ通過可能になる。
【0034】吸入口43および排気口44は、枠体3が
複数枚積層された際に吸入口43および排気口44とが
潰れるのを防止するために、ともに両脇が補強されるよ
うな構造となっている。こうした吸入口43および排気
口44は、枠体3を構成する材料と同じ材料で一体成形
されていても良いが、図3に示すように、アルミやチタ
ンなどの防錆処理を施した銅や鉄鋼などの材質からなる
桟48を、枠体3本体を成形後にインサートすることに
より、前記基板4の長手方向に沿う側縁に臨んで設けら
れるようにしても良い。このようにした枠体3を用いた
後述する全熱交換器2によれば、システムとして利用す
る際の前記吸入口43および前記排出口44に対するダ
クト等の取り付け作業性が向上するからである。
【0035】さらには前記吸入口43への気体の吸入方
向と、前記排気口44からの気体の排気方向とが、枠体
3の長手方向に対して、略垂直かつ逆方向なるよう備え
られていることが望ましい。全熱交換器2の使い勝手が
良くなるからである。
【0036】また、基板4の一方の主面側(たとえば、
図1における矢印Aの方向)から見たときの孔41aが
第一の通路41を構成し(図2(A)参照)、他方の主
面側(たとえば、図1における矢印Bの方向)から見た
ときの孔41aが第二の通路42を構成する(図2
(B)参照)。この第一の通路41または第二の通路4
2の幅は、いずれの箇所においても同じ幅であっても差
し支えないが、好ましくは、図2に示すように、湾曲部
の幅L2が、直線部の幅L1より広く設けられているこ
とが好ましい。このような幅の関係にすることで、曲部
における流路断面積が大きくなり、通気抵抗の増加を抑
制でき、また第一の通路41と第二の通路42との重ね
合わせ面積も増加するので、熱交換効率の一層の向上が
期待できるからである。
【0037】なお、図4に示すように、前記孔41aに
は、前記気体の流れ方向に沿って複数のリブ411aが
設けられていることが好ましい。こうしたリブ411a
を設けることで、枠体3全体の強度が向上するととも
に、このリブ411aを用いて全熱交換素子6を狭持で
きるので、全熱交換素子6の弛みによる通気抵抗の増加
を抑制できる。こうしたリブ411aの形状は特に限定
されない。要するに、枠体3の強度が補強でき、全熱交
換素子6を狭持できる形状であればいずれの形状であっ
てもよい。なお、前記リブ411aの材質は特に限定さ
れず、前記枠体3と同様、合成樹脂などで構成される。
【0038】枠体3は、その表面の任意の箇所に設けら
れた図示しない凸部と、その裏面の任意の箇所に設けら
れた図示しない凹部とを有しており、全熱交換素子6の
任意の箇所に設けられた孔部61を間に挟んで、隣接す
る枠体3,3同士を繋ぎ止められるようになっている。
こうした凸部および凹部は必ずしも設ける必要はない
が、本実施形態におけるように枠体3に凸部および凹部
を設けることで、枠体3および全熱交換素子6の積層
中、または積層後の使用時に両者間でのズレの発生を効
果的に防止できる。なお、枠体3と全熱交換素子6との
接触部分に接着剤を介在させることによっても、前記凸
部及び凹部を設けた場合と同様の効果を得ることもでき
る。枠体3に前記凸部及び凹部を設けるとともに、枠体
3及び全熱交換素子6との間に接着剤を介在させて積層
しても良い。
【0039】また、図3に示すように、基板4の長手方
向の両端部には、一方の一部が他方の一部と係合するよ
うに設けられた係合対46,47を有していることが好
ましい。こうした係合対を設けると、枠体3を直列的に
複数配置でき、ひいては全熱交換器2の複数の直列的使
用が可能となるからである。
【0040】なお、枠体3の材質は特に限定されず、通
常は合成樹脂などで構成される。
【0041】そして、図1に示すように、少なくとも、
前記基板4の第一の通路41の孔41aに相当する部分
には、全熱交換素子6が、この孔41aを閉塞するよう
にして積層される。
【0042】この全熱交換素子6は、たとえば外気と内
気との顕熱および潜熱とを熱交換させる役割を果たすも
のであり、その材質・構成などは特に限定されず、たと
えば和紙など透過性のある材料に、親水性樹脂その他難
燃性薬剤などを含浸させて構成される。
【0043】本実施形態における全熱交換器2は、図1
に示すように、枠体3と、前記基板4の少なくとも何れ
か一方の主面において前記孔41aを閉塞する全熱交換
素子6からなる全熱交換器用単位部材7を、第一の通路
41および第二の通路42が、この順(表裏の順番)で
交互に重なるように複数枚積層してなる。積層枚数につ
いては、必要に応じて適宜決定される。なお、積層順
は、第二の通路42および第一の通路41の順で(裏表
の順番)、順次繰り返して積層されてあってもよい。
【0044】このように、枠体3は全熱交換素子6とと
もに積層されることによって、図5に示すように、第一
の通路41の吸入口集合群Dおよび排気口集合群Cと、
第二の通路42の吸入口集合群Bおよび排気口集合群A
とが構成される。
【0045】このような構成の本実施形態に係る全熱交
換器2は、たとえば、図6に示すように車両換気装置2
0の一部品として好適に使用される。
【0046】まず、一つの全熱交換器2を使用した場合
を説明する。
【0047】車両換気装置20は、図6(A)に示すよ
うに、車両の後部座席の後ろ(リヤパーセル)付近に設
置されてある。
【0048】具体的には、図6(A)に示すように、ト
ランクルームに臨んでおり外気導入ファンを有する室外
導入口22aと全熱交換器2の第一の通路の吸入口集合
群D(図5参照)とが導入ダクト22導入側を介してつ
ながっており、車両室内に臨んでいる室内給気口22b
と全熱交換器2の第一の通路の排気口集合群Cとが導入
ダクト22排気側を介してつながっている。また、車両
室内に臨んでいる室内排出口24aと全熱交換器2の第
二の通路の吸入口集合群B(図5参照)とが排出ダクト
24室内側を介してつながっており、トランクルームに
臨んでいる室外排気口24bと全熱交換器2の第二の通
路の排気口集合群A(図5参照)とが排出ダクト24ト
ランクルーム側を介してつながっている。
【0049】また、図6(B)に示す例は、二つの全熱
交換器2,2を直列的につなげて車両換気装置を構成し
たもので、この際、上述したように図3に示すような両
端部に係合対46,47を有する枠体3を用いて、一方
を他方に係合させてつなげるようにする。なお、3つ以
上の全熱交換器2を直列的につなげた場合でも構わな
い。
【0050】このように係合対46,47を有する枠体
3を用いることにより、全熱交換器を2つ以上直列的に
併設することができるので、必要に応じて必要な数の全
熱交換器を設置することが可能となる。また図6(B)
に示すように、一つの導入ダクト22(つまり、一つの
導入ファン)により、2つの全熱交換器2,2に同時に
外気を送り込むこととしてあるので、通気抵抗を低下で
き、熱交換効率の向上に寄与しうるとともに、車両内の
気流をスムーズに流すことができる。
【0051】なお、本実施形態に係る車両換気装置20
では、別途、室内空気を循環させるための排気ファンを
設けても良いが、外気を室内に導入することで室内圧力
が上昇するので、当該上昇した圧力を利用して室内空気
の循環をさせるようにすることが、熱交換効率の向上に
役立つこととなるので好ましい。
【0052】次に、上記構成の全熱交換器2の作用につ
いて、図6(A)を参照しつつ説明する。
【0053】まず、トランクルームにある空気(外気)
が、外気導入ファンによって導入ダクト22の室内導入
口22aに導入され、全熱交換器2の第一の気体通路4
1の吸入口集合群D(図5参照)に達し、第一の通路4
1を流れる。一方、車両室内にある空気(内気)は、走
行中のラム圧によって排出ダクト24の室内排出口24
aに導入され、全熱交換器2の第二の通路42の吸入口
集合群B(図5参照)に達し、第二の通路41を流れ
る。このとき第一の通路41を有する枠体3と第二の通
路42を有する枠体3には、孔41aおよび42aにお
いて共通部分(つまり、枠体3,3を複数枚重ねてもそ
の部分は貫通している)を有し、この共通部分に少なく
とも全熱交換素子6が設けられているので、当該全熱交
換素子6を介して、前記第一の通路41を流れる気体
(外気)と、前記第二の通路42を流れる気体(内気)
とが、おのおのの顕熱と潜熱とを交換し合い、全熱交換
が行われる。ここで、本実施形態に係る全熱交換器2で
は、特定の枠体3を、第一の通路41および第二の通路
42の順またはその反対順で交互に複数枚積層して構成
してあるので、高い熱交換効率を得ることが可能にな
る。
【0054】そして、全熱交換終了後は、第一の通路4
1を流れる気体(外気)は、第一の通路の排気口集合群
C(図5参照)を通り、導入ダクト22の室内給気口2
2bへ到達して、室内に給気される。一方、第二の通路
42を流れる気体(内気)は、第二の通路の排気口集合
群A(図5参照)を通り、排気ダクト24の室外排出口
24bに到達して、トランクルームに排出される。この
ような動作を繰り返して室内外の空気が連続的に換気さ
れる。
【0055】第2実施形態 図7は本発明の全熱交換器を構成する枠体の第2実施形
態を示す平面図であり、図8は図7の枠体をヒンジを境
に、間に全熱交換素子6を挟んで、一対の基板を重ねた
状態を示しており、(A)はその平面図、(B)は
(A)のX−X線断面図、図9は図7の枠体の他の実施
形態を示しており、これを重ね合わせ、図8のY−Y線
断面に相当する断面図である。
【0056】本実施形態に係る枠体10は、図7に示す
ように、一対の枠体3,3が折り曲げ可能なヒンジ8に
より接続されて構成してあり、前記それぞれの枠体3
は、折り曲げ可能なヒンジ8により接続された一対の基
板を有し、前記基板4,4のそれぞれに、一対の壁面4
1b,41bを有し、一端が前記気体の吸入口43とな
り、他端が前記気体の排出口44となる略S字状の孔4
1aが、前記ヒンジ8に対して同一形状に形成され、前
記何れか一方の基板4の一方の主面側から見たときの孔
41aが前記第一の通路41を構成し、他方の基板4の
前記一方の主面側から見たときの孔41aが前記第二の
通路42を構成するようにしてある。
【0057】なお、上記第1実施形態と同様に、孔41
aには、前記気体通路の流れ方向に沿って、図4に示す
ようなリブ411aが設けられていることが好ましい。
リブ411aの形状は特に限定されず、枠体3の強度が
補強でき、全熱交換素子6を狭持できる形状であればい
ずれの形状であってもよい。
【0058】また、こうしたリブ411aの配置は特に
限定されないが、好ましくは、図9に示すように、リブ
411aが、前記第一の通路41と前記第二の通路42
とをヒンジ8を境に重ね合わせた際に、一方の基板4に
設けられたリブ411aと他方の基板4に設けられたリ
ブ411aとが互いに重なることなく交互に位置するよ
うに配置することが望ましい。こうすることで、一対の
基板4,4間に挟まれる全熱交換素子6の、通路を流れ
る気体に対する接触面積が増大するので、熱交換効率の
さらなる向上が期待できる。なお、前記リブ411aの
材質は特に限定されず、前記枠体3と同様、合成樹脂な
どで構成される。
【0059】こうした図7に示す単位枠体10を、全熱
交換素子6を挟んでヒンジ8を境に、間に全熱交換素子
6を挟んで、一対の基板4,4を重ね合わせると、図8
(A)(B)に示すような状態となる。
【0060】このような、間に全熱交換素子6を挟んだ
単位枠体10と、さらに全熱交換素子6とを積層した単
位(これを全熱交換素子用単位部材という)を複数枚重
ねることにより、全熱交換器2を得ることができる。
【0061】本実施形態では、ヒンジ8を境に一対の基
板4,4を重ね合わせるだけで、第一の通路41と第二
の通路42との位置決めが確実になされながら両者がこ
の順番で重ね合わされるので、上記第1実施形態とは異
なり、積層の際に、第一の通路となっているか、第二の
通路となっているかの確認を要さず、簡単に全熱交換器
2の製造が可能となる。したがって全熱交換器製造時の
生産性の一層の向上が期待できる。
【0062】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。したがって、上
記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範
囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高い熱
交換効率を持ち、使い勝手の良い全熱交換器を、高い生
産性で製造することができる全熱交換器用枠体およびこ
れを用いた全熱交換器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の全熱交換器の第1実施形態を示
す全体斜視図である。
【図2】図2は図1の全熱交換器を構成する枠体を示す
平面図および背面図であり、(A)は図1における矢印
A方向から見た平面図、(B)は図1における矢印B方
向から見た背面図である。
【図3】図3は図1の全熱交換器を構成する枠体の他の
実施形態を示す斜視図である。
【図4】図4は図1の全熱交換器を構成する枠体の他の
実施形態を示す斜視図である。
【図5】図5は本実施形態に係る枠体を全熱交換素子を
介して複数枚積層して構成した全熱交換器を示す全体斜
視図である。
【図6】図6は本実施形態に係る全熱交換器を車両換気
装置に組み込んだ場合の概略斜視図であり、(A)は一
つの全熱交換器を組み込んだ場合を示す概略斜視図、
(B)は二つの全熱交換器を直列的に使用して組み込ん
だ場合の概略斜視図である。
【図7】図7は本発明の全熱交換器を構成する枠体の第
2実施形態を示す平面図である。
【図8】図8は図7の枠体をヒンジを境に間に全熱交換
素子を挟んで一対の基板を重ねた状態を示しており、
(A)はその平面図、(B)は(A)のX−X線断面図
である。
【図9】図9は図7の枠体の他の実施形態を示してお
り、これを重ね合わせ、図8のY−Y線断面に相当する
断面図である。
【符号の説明】
2…全熱交換器 3…枠体 4…基板 41…第一の通路 41a、42a…孔 411a…リブ 41b、42b…壁面 42…第二の通路 43…吸入口 44…排出口 46、47…係合対 48…桟 6…全熱交換素子 7…単位部材 8…ヒンジ 10…単位枠体 20…車両換気装置 22…導入ダクト 22a…室外導入口(導入ファンも含む) 22b…室内給気口 24…排出ダクト 24a…室内排出口 24b…室外排気口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の通路を流れる気体と第二の通路を
    流れる気体とを全熱交換素子を介して全熱交換させる全
    熱交換器に用いられ、 基板に、一対の壁面を有し、一端が前記気体の吸入口と
    なり、他端が前記気体の排出口となる略S字状の孔が形
    成され、 前記基板の一方の主面側から見たときの孔が前記第一の
    通路を構成し、他方の主面側から見たときの孔が前記第
    二の通路を構成することを特徴とする全熱交換器用枠
    体。
  2. 【請求項2】 第一の通路を流れる気体と第二の通路を
    流れる気体とを全熱交換素子を介して全熱交換させる全
    熱交換器に用いられ、 折り曲げ可能なヒンジにより接続された一対の基板を有
    し、 前記基板のそれぞれに、一対の壁面を有し、一端が前記
    気体の吸入口となり、他端が前記気体の排出口となる略
    S字状の孔が、前記ヒンジに対して同一形状に形成さ
    れ、 前記何れか一方の基板の一方の主面側から見たときの孔
    が前記第一の通路を構成し、他方の基板の前記一方の主
    面側から見たときの孔が前記第二の通路を構成すること
    を特徴とする全熱交換器用枠体。
  3. 【請求項3】 前記吸入口と前記排出口とが、前記基板
    の長手方向に沿う側縁に臨んで設けられていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の全熱交換器用枠体。
  4. 【請求項4】 前記基板の長手方向の両端部に、一方の
    一部が他方の一部と係合するように設けられた係合対を
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の全熱
    交換器用枠体。
  5. 【請求項5】 前記第一または第二の通路の湾曲部の幅
    が、直線部の幅より広く設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の全熱交換器用枠体。
  6. 【請求項6】 前記孔に、前記気体の流れ方向に沿って
    リブが設けられていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の全熱交換器用枠体。
  7. 【請求項7】 前記孔に、前記気体の流れ方向に沿って
    リブが設けられ、 前記リブが、前記第一の通路と前記第二の通路とを前記
    ヒンジを境に重ね合わせた際に、一方の基板に設けられ
    たリブと他方の基板に設けられたリブとが互いに重なる
    ことなく交互に位置することを特徴とする請求項2に記
    載の全熱交換器用枠体。
  8. 【請求項8】 請求項1、3〜6の何れか一に記載の全
    熱交換器用枠体と、 前記基板の少なくとも何れか一方の主面において前記孔
    を閉塞する全熱交換素子とを有することを特徴とする全
    熱交換器用単位部材。
  9. 【請求項9】 請求項2、3〜7の何れか一に記載の全
    熱交換器用枠体の前記第一の通路と前記第二の通路と
    を、前記何れかの孔を閉塞する全熱交換素子を挟んで、
    前記ヒンジを境に重ね合わせてなることを特徴とする全
    熱交換器用単位枠体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の全熱交換器用単位枠
    体と、 前記基板の少なくとも何れか一方の主面において前記孔
    を閉塞する全熱交換素子とを有することを特徴とする全
    熱交換器用単位部材。
  11. 【請求項11】 請求項8または請求項10に記載の全
    熱交換器用単位部材を、第一の通路および第二の通路が
    交互に重なるように積層してなることを特徴とする全熱
    交換器。
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