JP7308990B2 - 熱交換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、空気流同士の間で熱交換を行う熱交換素子に関する。
従来、室外から室内への給気流と室内から室外への排気流との間で熱交換を行う熱交換素子が知られている。熱交換素子を使用した換気を行うことにより、室内の冷暖房の効率を向上させて室内の空調に使用されるエネルギーの低減を図りながら、室内における良質な空気質の確保を図ることができる。
特許文献1には、第1伝熱板と第2伝熱板とが交互に積層されて形成された熱交換素子が開示されている。隣接する第1伝熱板と第2伝熱板との間には、複数の流路が形成されている。第1伝熱板および第2伝熱板は、全体が波形形状に形成された中央部と、中央部を挟んだ両側に配置される2つのヘッダ部とを有する。中央部は、複数の流路の一部である複数の中央流路を形成する。複数の中央流路は、互いに独立した流路であり、平行に延びている。ヘッダ部のそれぞれは、複数の流路の一部である複数のヘッダ流路を形成する。複数のヘッダ流路は、互いに独立した流路であり、中央流路に対して傾斜している。
特開2004-293862号公報
しかし、特許文献1に開示された熱交換素子では、複数の中央流路の流路長さが同じであり、中央流路の長さ方向に沿った両側には給気流と排気流とを分岐するヘッダ部があるため、複数の中央流路間に圧力損失の差異が生じる。そのため、複数の中央流路ごとの空気流の流入風速にバラツキが生じ、熱交換効率が悪くなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、熱交換効率を向上させることができる熱交換素子を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる熱交換素子は、第1伝熱板と第2伝熱板とが交互に積層されて形成され、隣接する第1伝熱板の表面と第2伝熱板の裏面との間に複数の第1流路が形成されるとともに、隣接する他の第1伝熱板の裏面と第2伝熱板の表面との間に複数の第2流路が形成される熱交換素子である。第1伝熱板は、第1中央部と、第1中央部のうち第1流路および第2流路の流路長さ方向に沿った一端に接続される第1ヘッダ部と、第1中央部のうち流路長さ方向に沿った他端に接続される第2ヘッダ部と、を有する。第2伝熱板は、第2中央部と、第2中央部のうち流路長さ方向に沿った一端に接続される第3ヘッダ部と、第2中央部のうち流路長さ方向に沿った他端に接続される第4ヘッダ部と、を有する。第1中央部と第2中央部とは、第1伝熱板と第2伝熱板との積層方向で重なる位置に配置されている。第1ヘッダ部と第3ヘッダ部とは、積層方向で重なる位置に配置されている。第2ヘッダ部と第4ヘッダ部とは、積層方向で重なる位置に配置されている。隣接する第1中央部の表面と第2中央部の裏面との間には、複数の第1流路のそれぞれの一部である複数の第1部分流路が形成されている。隣接する他の第1中央部の裏面と第2中央部の表面との間には、複数の第2流路のそれぞれの一部である複数の第4部分流路が形成されている。隣接する第1ヘッダ部の表面と第3ヘッダ部の裏面との間には、第1部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の第1流路のそれぞれの一部である複数の第2部分流路が形成されている。隣接する他の第1ヘッダ部の裏面と第3ヘッダ部の表面との間には、第4部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の第2流路のそれぞれの一部である複数の第5部分流路が形成されている。隣接する第2ヘッダ部の表面と第4ヘッダ部の裏面との間には、第1部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の第1流路のそれぞれの一部である複数の第3部分流路が形成されている。隣接する他の第2ヘッダ部の裏面と第4ヘッダ部の表面との間には、第4部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の第2流路のそれぞれの一部である複数の第6部分流路が形成されている。第1部分流路と第4部分流路とは、平行である。第2部分流路と第3部分流路とは、第1部分流路に対して傾斜している。第5部分流路と第6部分流路とは、第4部分流路に対して傾斜している。第3部分流路から流入する流体は、第1部分流路を介して第2部分流路を通過する。第5部分流路から流入する流体は、第4部分流路を介して第6部分流路を通過する。第2中央部は、少なくとも一部が波形形状である。第1中央部は、波形形状の第1波形形状部と、平坦な第1平坦部とを有する。第1部分流路の少なくとも一部および第4部分流路の少なくとも一部は、第1波形形状部および第1平坦部により形成されている。第1平坦部の第1部分流路および第4部分流路に沿った方向の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。
本発明によれば、熱交換効率を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子の第1伝熱板を示す平面図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子の第2伝熱板を示す平面図 図2および図3に示されたIV-IV線に沿った断面図 図2および図3に示されたV-V線に沿った断面図 本発明の実施の形態2にかかる熱交換素子の第1伝熱板を示す平面図 本発明の実施の形態2にかかる熱交換素子の第2伝熱板を示す平面図 図6および図7に示されたVIII-VIII線に沿った断面図 図6および図7に示されたIX-IX線に沿った断面図 本発明の実施の形態3にかかる熱交換素子の第1伝熱板を示す平面図 本発明の実施の形態3にかかる熱交換素子の第2伝熱板を示す平面図 図10および図11に示されたXII-XII線に沿った断面図 図10および図11に示されたXIII-XIII線に沿った断面図 本発明の実施の形態4にかかる熱交換素子の第1伝熱板を示す平面図 本発明の実施の形態4にかかる熱交換素子の第2伝熱板を示す平面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる熱交換素子を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子100を示す斜視図である。なお、図1の太い矢印は、流体の流れを示している。熱交換素子100は、六角柱状に形成されている。熱交換素子100は、第1伝熱板1と第2伝熱板2とが交互に積層されて形成されている。第1伝熱板1および第2伝熱板2は、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラートなどを基材とした樹脂シートを用いて形成されている。隣接する第1伝熱板1の表面と第2伝熱板2の裏面との間には、複数の第1流路3が形成されている。隣接する第1伝熱板1の裏面と第2伝熱板2の表面との間には、複数の第2流路4が形成されている。以下の説明では、第1流路3に流れる流体を「第1空気流5」と称し、第2流路4に流れる流体を「第2空気流6」と称する。また、第1伝熱板1と第2伝熱板2とが積層される方向を「積層方向」と称する。また、各流路3,4の長さ方向を「流路長さ方向」と称する。また、各流路3,4の幅方向を「流路幅方向」と称する。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子100の第1伝熱板1を示す平面図である。第1伝熱板1は、第1中央部11と、第1中央部11のうち流路長さ方向に沿った一端に接続される第1ヘッダ部12と、第1中央部11のうち流路長さ方向に沿った他端に接続される第2ヘッダ部13とを有する。図2の実線矢印は、第1中央部11の表面、第1ヘッダ部12の表面および第2ヘッダ部13の表面を流れる第1空気流5の流れを示している。図2に示される破線矢印は、第1中央部11の裏面、第1ヘッダ部12の裏面および第2ヘッダ部13の裏面を流れる第2空気流6の流れを示している。
第1中央部11は、後記する第2中央部21の裏面との間に複数の第1部分流路31を形成するとともに、第2中央部21の表面との間に複数の第4部分流路41を形成する部分である。積層方向から見たときの第1中央部11の形状は、矩形である。複数の第1部分流路31は、複数の第1流路3のそれぞれの一部である。複数の第4部分流路41は、複数の第2流路4のそれぞれの一部である。第1中央部11は、山と谷とが交互に連続して形成される波形形状の第1波形形状部14と、平坦な第1平坦部15とを有する。第1波形形状部14および第1平坦部15については後に詳しく説明する。
第1ヘッダ部12は、後記する第3ヘッダ部22の裏面との間に、複数の第2部分流路32を形成する部分である。積層方向から見たときの第1ヘッダ部12の形状は、二等辺三角形である。複数の第2部分流路32は、第1部分流路31のそれぞれの一端と接続されており、複数の第1流路3のそれぞれの一部である。第1ヘッダ部12の表面には、互いに間隔を空けて複数の第1流路リブ12aが形成されている。第1流路リブ12aは、後記する第3ヘッダ部22の裏面に当接する。第1ヘッダ部12の表面と第3ヘッダ部22の裏面との間には、第1流路リブ12aにより区画された複数の第2部分流路32が形成される。複数の第2部分流路32のそれぞれの長さは、互いに異なっている。第2部分流路32の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。
第2ヘッダ部13は、後記する第4ヘッダ部23の裏面との間に、複数の第3部分流路33を形成する部分である。積層方向から見たときの第2ヘッダ部13の形状は、二等辺三角形である。複数の第3部分流路33は、第1部分流路31のそれぞれの他端と接続されており、複数の第1流路3のそれぞれの一部である。第2ヘッダ部13の表面には、互いに間隔を空けて複数の第2流路リブ13aが形成されている。第2流路リブ13aは、後記する第4ヘッダ部23の裏面に当接する。第2ヘッダ部13の表面と第4ヘッダ部23の裏面との間には、第2流路リブ13aにより区画された複数の第3部分流路33が形成される。複数の第3部分流路33のそれぞれの長さは、互いに異なっている。第3部分流路33の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど長い。第1流路リブ12aと第2流路リブ13aとは、第1部分流路31の流路長さ方向に対して傾斜している。つまり、第2部分流路32と第3部分流路33とは、第1部分流路31に対して傾斜している。第3部分流路33から流入する第1空気流5は、第1部分流路31を介して第2部分流路32を通過する。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換素子100の第2伝熱板2を示す平面図である。第2伝熱板2は、第2中央部21と、第2中央部21のうち流路長さ方向に沿った一端に接続される第3ヘッダ部22と、第2中央部21のうち流路長さ方向に沿った他端に接続される第4ヘッダ部23とを有する。図3の実線矢印は、第2中央部21の表面、第3ヘッダ部22の表面および第4ヘッダ部23の表面を流れる第2空気流6の流れを示している。図3に示される破線矢印は、第2中央部21の裏面、第3ヘッダ部22の裏面および第4ヘッダ部23の裏面を流れる第1空気流5の流れを示している。
第2中央部21は、第1中央部11の裏面との間に複数の第4部分流路41を形成するとともに、第1中央部11の表面との間に複数の第1部分流路31を形成する部分である。積層方向から見たときの第2中央部21の形状は、矩形である。複数の第4部分流路41は、複数の第2流路4のそれぞれの一部である。複数の第1部分流路31は、複数の第1流路3のそれぞれの一部である。第2中央部21は、山と谷とが交互に連続して形成される波形形状の第2波形形状部24と、平坦な第2平坦部25とを有する。第2波形形状部24および第2平坦部25については後に詳しく説明する。図2および図3に示すように、第1部分流路31と第4部分流路41とは、平行である。第1部分流路31を流れる第1空気流5の流れ方向と、第4部分流路41を流れる第2空気流6の流れ方向とは、180度異なっている。第1部分流路31を流れる第1空気流5と、第4部分流路41を流れる第2空気流6との間で熱が伝達される。なお、熱交換素子100は、空気流同士の間で、顕熱と潜熱とを伝達させる構成でもよいし、顕熱のみを伝達させる構成でもよい。
図3に示すように、第3ヘッダ部22は、第1ヘッダ部12の裏面との間に、複数の第5部分流路42を形成する部分である。積層方向から見たときの第3ヘッダ部22の形状は、二等辺三角形である。複数の第5部分流路42は、第4部分流路41のそれぞれの一端と接続されており、複数の第2流路4のそれぞれの一部である。第3ヘッダ部22の表面には、互いに間隔を空けて複数の第3流路リブ22aが形成されている。第3流路リブ22aは、第1ヘッダ部12の裏面に当接する。第3ヘッダ部22の表面と第1ヘッダ部12の裏面との間には、第3流路リブ22aにより区画された複数の第5部分流路42が形成される。複数の第5部分流路42のそれぞれの長さは、互いに異なっている。第5部分流路42の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど長い。図2および図3に示すように、第2部分流路32を流れる第1空気流5の流れ方向と、第5部分流路42を流れる第2空気流6の流れ方向とは、交差する。
図3に示すように、第4ヘッダ部23は、第2ヘッダ部13の裏面との間に、複数の第6部分流路43を形成する部分である。積層方向から見たときの第4ヘッダ部23の形状は、二等辺三角形である。複数の第6部分流路43は、第4部分流路41のそれぞれの他端と接続されており、複数の第2流路4のそれぞれの一部である。第4ヘッダ部23の表面には、互いに間隔を空けて複数の第4流路リブ23aが形成されている。第4流路リブ23aは、第2ヘッダ部13の裏面に当接する。第4ヘッダ部23の表面と第2ヘッダ部13の裏面との間には、第4流路リブ23aにより区画された複数の第6部分流路43が形成される。複数の第6部分流路43のそれぞれの長さは、互いに異なっている。第6部分流路43の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。第3流路リブ22aと第4流路リブ23aとは、第4部分流路41の流路長さ方向に対して傾斜している。つまり、第5部分流路42と第6部分流路43とは、第4部分流路41に対して傾斜している。第5部分流路42から流入する第2空気流6は、第4部分流路41を介して第6部分流路43を通過する。図2および図3に示すように、第3部分流路33を流れる第1空気流5の流れ方向と、第6部分流路43を流れる第2空気流6の流れ方向とは、交差する。
図4を参照して、第1波形形状部14について詳しく説明する。図4は、図2および図3に示されたIV-IV線に沿った断面図である。第1波形形状部14は、積層方向の一方に向けて凸となる凸部と積層方向の他方に向けて凸となる凸部とが流路幅方向に交互に形成された波形形状の部分である。第1波形形状部14は、複数の第1表側流路11aと、複数の第1裏側流路11bとを有する。第1表側流路11aと第1裏側流路11bとは、流路幅方向に交互に配置されている。第1表側流路11aは、第1空気流5が流れる第1部分流路31となる。第1裏側流路11bは、第2空気流6が流れる第4部分流路41となる。隣り合う2つの第1表側流路11aの中心の間隔を1ピッチとしたときに、第1表側流路11aのピッチ数は、40ピッチ以上が好ましく、80ピッチ以上がより好ましく、140ピッチ以上がさらに好ましい。隣り合う2つの第1裏側流路11bの中心の間隔を1ピッチとしたときに、第1裏側流路11bのピッチ数は、40ピッチ以上が好ましく、80ピッチ以上がより好ましく、140ピッチ以上がさらに好ましい。
図4を参照して、第2波形形状部24について詳しく説明する。第2波形形状部24は、積層方向の一方に向けて凸となる凸部と積層方向の他方に向けて凸となる凸部とが流路幅方向に交互に形成された波形形状の部分である。第2波形形状部24は、複数の第2表側流路21aと、複数の第2裏側流路21bとを有する。第2表側流路21aと第2裏側流路21bとは、流路幅方向に交互に配置されている。第2表側流路21aは、第2空気流6が流れる第4部分流路41となる。第2裏側流路21bは、第1空気流5が流れる第1部分流路31となる。第1表側流路11aと第2表側流路21aとは、積層方向に交互に配置されている。第1裏側流路11bと第2裏側流路21bとは、積層方向に交互に配置されている。隣り合う2つの第2表側流路21aの中心の間隔を1ピッチとしたときに、第2表側流路21aのピッチ数は、40ピッチ以上が好ましく、80ピッチ以上がより好ましく、140ピッチ以上がさらに好ましい。隣り合う2つの第2裏側流路21bの中心の間隔を1ピッチとしたときに、第2裏側流路21bのピッチ数は、40ピッチ以上が好ましく、80ピッチ以上がより好ましく、140ピッチ以上がさらに好ましい。
第1波形形状部14および第1平坦部15について詳しく説明する。図2に示すように、第1部分流路31の一部および第4部分流路41の一部は、第1波形形状部14および第1平坦部15により形成されている。第1波形形状部14のうち第2ヘッダ部13を向く他端の一部は、流路幅方向の他方から一方に向かうほど第2ヘッダ部13から離れるように傾斜している。以下、第1波形形状部14の他端のうち第2ヘッダ部13から離れる部分を「離隔端部11c」と称する。第1中央部11および第2中央部21の流路幅方向に沿った中心を「幅方向中心」と称する。また、第1中央部11および第2中央部21の流路幅方向に沿った一端を「幅方向一端A」と称する。また、第1中央部11および第2中央部21の流路幅方向に沿った他端を「幅方向他端B」とする。
第1波形形状部14の離隔端部11cは、幅方向一端Aから幅方向中心に亘って形成されている。第1波形形状部14の離隔端部11cは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第2ヘッダ部13から離れるように傾斜している。第1波形形状部14のうち第1ヘッダ部12を向く端部は、幅方向一端Aから幅方向他端Bに亘って直線状に延びている。第1波形形状部14のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、幅方向一端Aに向かうほど短い。第1波形形状部14のうち幅方向中心よりも幅方向他端B側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、一定である。第1波形形状部14のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第1波形形状部14のうち幅方向中心よりも幅方向他端B側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さよりも短い。
第1波形形状部14の離隔端部11cと第2ヘッダ部13との間には、平坦な第1平坦部15が設けられている。積層方向から見たときの第1平坦部15の形状は、特に制限されないが、本実施の形態では直角三角形である。第1平坦部15の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL1は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。言い換えると、第1平坦部15の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL1は、幅方向他端Bに向かうほど短い。第1平坦部15のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第1波形形状部14における第1部分流路31および第4部分流路41のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定されることが好ましい。第3部分流路33の長さは、幅方向他端Bに向かうほど長い。
第2波形形状部24および第2平坦部25について詳しく説明する。図3に示すように、第1部分流路31の一部および第4部分流路41の一部は、第2波形形状部24および第2平坦部25により形成されている。第2波形形状部24のうち第3ヘッダ部22を向く一端の一部は、流路幅方向の他方から一方に向かうほど第3ヘッダ部22から離れるように傾斜している。以下、第2波形形状部24の一端のうち第3ヘッダ部22から離れる部分を「離隔端部21c」と称する。
第2波形形状部24の離隔端部21cは、幅方向一端Aから幅方向中心に亘って形成されている。第2波形形状部24の離隔端部21cは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第3ヘッダ部22から離れるように傾斜している。第2波形形状部24のうち第4ヘッダ部23を向く端部は、幅方向一端Aから幅方向他端Bに亘って直線状に延びている。第2波形形状部24のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、幅方向一端Aに向かうほど短い。第2波形形状部24のうち幅方向中心よりも幅方向他端B側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、一定である。第2波形形状部24のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第2波形形状部24のうち幅方向中心よりも幅方向他端B側に位置する部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さよりも短い。
第2波形形状部24の離隔端部21cと第3ヘッダ部22との間には、平坦な第2平坦部25が設けられている。積層方向から見たときの第2平坦部25の形状は、特に制限されないが、本実施の形態では直角三角形である。第2平坦部25の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL2は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。言い換えると、第2平坦部25の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL2は、幅方向他端Bに向かうほど短い。第2平坦部25のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第2波形形状部24における第1部分流路31および第4部分流路41のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定されることが好ましい。第5部分流路42の長さは、幅方向他端Bに向かうほど長い。なお、第2平坦部25は設けられなくてもよい。
図5は、図2および図3に示されたV-V線に沿った断面図である。積層方向における第1平坦部15の高さは、第1波形形状部14のうち積層方向の他方に凸となる凸部の頂点よりも高く、かつ、第2ヘッダ部13の板面よりも高い。図示は省略するが、積層方向における第1平坦部15の高さは、本実施の形態では第1波形形状部14のうち積層方向の一方に凸となる凸部の頂点よりも低く、かつ、第2ヘッダ部13の板面よりも高い。積層方向における第1平坦部15の高さは、第1波形形状部14の一方の凸部の頂点から第2ヘッダ部13の板面までの高さの半分以下が好ましく、第1波形形状部14の一方の凸部の頂点から第2ヘッダ部13の板面までの高さの3分の1以下がより好ましく、第2ヘッダ部13の板面と同じ高さにすることがさらに好ましい。積層方向における第2平坦部25の高さは、本実施の形態では第2波形形状部24のうち積層方向の他方に凸となる凸部の頂点よりも高く、かつ、第3ヘッダ部22の板面よりも低い。図示は省略するが、積層方向における第2平坦部25の高さは、第2波形形状部24のうち積層方向の一方に凸となる凸部の頂点よりも低く、かつ、第3ヘッダ部22の板面よりも低い。積層方向における第2平坦部25の高さは、第2波形形状部24の他方の凸部の頂点から第3ヘッダ部22の板面までの高さの半分以下が好ましく、第2波形形状部24の他方の凸部の頂点から第3ヘッダ部22の板面までの高さの3分の1以下がより好ましく、第3ヘッダ部22の板面と同じ高さにすることがさらに好ましい。
次に、熱交換素子100の製造方法について説明する。熱交換素子100の製造方法は、成形工程と、トリム工程と、積層工程と、を含む。成形工程では、真空成形、熱プレス成形などにより、第1中央部11、第1ヘッダ部12および第2ヘッダ部13を一体で成形するとともに、第2中央部21、第3ヘッダ部22および第4ヘッダ部23を一体で成形する。トリム工程では、成形された第1伝熱板1および第2伝熱板2を削って、その外形を整える。積層工程では、第1伝熱板1と第2伝熱板2とを交互に積層する。また、積層工程では、同じ流路3,4に2つの空気流5,6が混合することを防ぐために、第1伝熱板1と第2伝熱板2との間を接合する接合工程を行う。接合工程では、接着剤を用いた接着、または、熱、超音波などを用いた溶着工程を行うことが望ましい。以上の工程を経て製造された熱交換素子100の6つの角部のそれぞれには、樹脂製の図示しないフレームが取り付けられる。熱交換素子100とフレームとの間にシーリング剤を充填することにより、熱交換素子100とフレームとの隙間に2つの空気流5,6が流入して、熱交換素子100内で2つの空気流5,6が混合することを防ぐことができる。
次に、熱交換素子100の効果について説明する。
図2に示すように、第1空気流5は、第1部分流路31に向かって幅方向他端Bに近付くように傾斜しながら第3部分流路33を流れて第1部分流路31に流入する。第1空気流5は、第1部分流路31に沿って流れた後、第1部分流路31から第2部分流路32に流出する。このとき、第1空気流5は、幅方向一端Aに近いほど狭い範囲で急に曲げられる。このため、第3部分流路33と第1波形形状部14および第2波形形状部24における第1部分流路31とを直接接続した場合には、幅方向一端Aに近いほど第1部分流路31における第1空気流5の圧力損失が大きくなる。詳しくは、第1部分流路31への流入時および第1部分流路31からの流出時に第1空気流5が急激に曲がる場合、すなわち第1部分流路31に対する第1空気流5の流入角度および流出角度が急な場合には、第1部分流路31から流出する際の第1空気流5の圧力損失が大きくなる傾向がある。また、第1波形形状部14および第2波形形状部24の波形形状が細かいピッチで入っていて第1部分流路31自体における圧力損失が大きい場合には、第1部分流路31に流入する第1空気流5の風量が均流化しやすくなる。そのため、第1部分流路31の流出口のうち幅方向一端A側の部分にも一定量以上の流量が確保される結果、第1部分流路31の流出口のうち幅方向一端A側の部分から流出する際に第1空気流5が曲り損失を受けやすくなる。本実施の形態では、図3に示すように、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第1部分流路31の一部は、第2波形形状部24および第2平坦部25により形成されている。これにより、図2に示すように、第1空気流5が第1部分流路31から第2部分流路32に流出する際の、幅方向一端Aに近い第1部分流路31における第1空気流5の圧力損失を低減させることができる。したがって、複数の第1部分流路31のそれぞれに流入する第1空気流5の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100の熱交換効率を向上させることができる。
図3に示すように、第2空気流6は、第4部分流路41に向かって幅方向他端Bに近付くように傾斜しながら第5部分流路42を流れて第4部分流路41に流入する。第2空気流6は、第4部分流路41に沿って流れた後、第4部分流路41から第6部分流路43に流出する。このとき、第2空気流6は、幅方向一端Aに近いほど狭い範囲で急に曲げられる。このため、第5部分流路42と第1波形形状部14および第2波形形状部24における第4部分流路41とを直接接続した場合には、幅方向一端Aに近いほど第4部分流路41における第2空気流6の圧力損失が大きくなる。詳しくは、第4部分流路41への流入時および第4部分流路41からの流出時に第2空気流6が急激に曲がる場合、すなわち第4部分流路41に対する第2空気流6の流入角度および流出角度が急な場合には、第4部分流路41から流出する際の第2空気流6の圧力損失が大きくなる傾向がある。また、第1波形形状部14および第2波形形状部24の波形形状が細かいピッチで入っていて第4部分流路41自体における圧力損失が大きい場合には、第4部分流路41に流入する第2空気流6の風量が均流化しやすくなる。そのため、第4部分流路41の流出口のうち幅方向一端A側の部分にも一定量以上の流量が確保される結果、第4部分流路41の流出口のうち幅方向一端A側の部分から流出する際に第2空気流6が曲り損失を受けやすくなる。本実施の形態では、図2に示すように、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第4部分流路41の一部は、第1波形形状部14および第1平坦部15により形成されている。これにより、図3に示すように、第2空気流6が第4部分流路41から第6部分流路43に流出する際の、幅方向一端Aに近い第4部分流路41における第2空気流6の圧力損失を低減させることができる。したがって、複数の第4部分流路41のそれぞれに流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100の熱交換効率を向上させることができる。
本実施の形態では、図2に示すように、第1平坦部15の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL1は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。これにより、第1平坦部15の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL1が流路幅方向の一方から他方に亘って一定である場合に比べて、第1波形形状部14の面積を広く確保することができる。このため、第1波形形状部14において熱交換を行える面積を十分に確保しながら、第1平坦部15により第4部分流路41における第2空気流6の圧力損失を低減させることができる。
本実施の形態では、図3に示すように、第2平坦部25の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL2は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。これにより、第2平坦部25の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL2が流路幅方向の一方から他方に亘って一定である場合に比べて、第2波形形状部24の面積を広く確保することができる。このため、第2波形形状部24において熱交換を行える面積を十分に確保しながら、第2平坦部25により第1部分流路31における第1空気流5の圧力損失を低減させることができる。
本実施の形態では、第1平坦部15のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第1波形形状部14における第4部分流路41および第2波形形状部24における第4部分流路41のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定される。これにより、幅方向一端Aに最も近い部分の第4部分流路41における流出口直後の急激な曲がりを抑制でき、第2空気流6の圧力損失を低減させることができる。したがって、複数の第4部分流路41のそれぞれに流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100の熱交換効率を向上させることができる。
本実施の形態では、第2平坦部25のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第1波形形状部14における第1部分流路31および第2波形形状部24における第1部分流路31のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定される。これにより、幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31における流出口直後の急激な曲がりを抑制でき、第1空気流5の圧力損失を低減させることができる。したがって、複数の第1部分流路31のそれぞれに流入する第1空気流5の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100の熱交換効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、六角柱状の熱交換素子100に本発明を適用したが、熱交換素子100の形状を限定する趣旨ではない。すなわち、第1空気流5が第1部分流路31から流出する際に曲げられるとともに、第2空気流6が第4部分流路41から流出する際に曲げられる構成を備えた熱交換素子100であれば、六角柱状以外の熱交換素子100に本発明を適用してもよい。また、本実施の形態では、積層方向から見たときの第1平坦部15および第2平坦部25の形状を直角三角形にしたが、例えば、四角形にしてもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる熱交換素子100Aの第1伝熱板1Aを示す平面図である。図7は、本発明の実施の形態2にかかる熱交換素子100Aの第2伝熱板2Aを示す平面図である。図8は、図6および図7に示されたVIII-VIII線に沿った断面図である。図9は、図6および図7に示されたIX-IX線に沿った断面図である。なお、実施の形態2では、前記した実施の形態1と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図6に示される第1中央部11のうち図7に示される第2平坦部25と積層方向で重なる位置に第3平坦部16を設けた点、および、図7に示される第2中央部21のうち図6に示される第1平坦部15と積層方向で重なる位置に第4平坦部26を設けた点が前記した実施の形態1と相違する。
図6に示すように、第1中央部11は、第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向において、第1波形形状部14を挟んで第1平坦部15と反対側に形成される平坦な第3平坦部16をさらに有する。第1部分流路31の一部および第4部分流路41の一部は、第1波形形状部14、第1平坦部15および第3平坦部16により形成されている。第1波形形状部14のうち第1ヘッダ部12を向く一端の一部は、流路幅方向の他方から一方に向かうほど第1ヘッダ部12から離れるように傾斜している。以下、第1波形形状部14の一端のうち第1ヘッダ部12から離れる部分を「離隔端部11d」と称する。
第1波形形状部14の離隔端部11dは、幅方向一端Aから幅方向中心に亘って形成されている。第1波形形状部14の離隔端部11dは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第1ヘッダ部12から離れるように傾斜している。
第1波形形状部14の離隔端部11dと第1ヘッダ部12との間には、平坦な第3平坦部16が設けられている。積層方向から見たときの第3平坦部16の形状は、特に制限されないが、本実施の形態では直角三角形である。第3平坦部16の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL3は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。言い換えると、第3平坦部16の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL3は、幅方向他端Bに向かうほど短い。第3平坦部16のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第1波形形状部14における第1部分流路31および第4部分流路41のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定されることが好ましい。第2部分流路32の長さは、幅方向他端Bに向かうほど短い。
図7に示すように、第2中央部21は、第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向において、第2波形形状部24を挟んで第2平坦部25と反対側に形成される平坦な第4平坦部26をさらに有する。第1部分流路31の一部および第4部分流路41の一部は、第2波形形状部24、第2平坦部25および第4平坦部26により形成されている。第2波形形状部24のうち第4ヘッダ部23を向く一端の一部は、流路幅方向の他方から一方に向かうほど第4ヘッダ部23から離れるように傾斜している。以下、第2波形形状部24の一端のうち第4ヘッダ部23から離れる部分を「離隔端部21d」と称する。
第2波形形状部24の離隔端部21dは、幅方向一端Aから幅方向中心に亘って形成されている。第2波形形状部24の離隔端部21dは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第4ヘッダ部23から離れるように傾斜している。
図7に示すように、第2波形形状部24の離隔端部21dと第4ヘッダ部23との間には、平坦な第4平坦部26が設けられている。積層方向から見たときの第4平坦部26の形状は、特に制限されないが、本実施の形態では直角三角形である。第4平坦部26の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL4は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。言い換えると、第4平坦部26の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL4は、幅方向他端Bに向かうほど短い。第4平坦部26のうち幅方向一端Aに最も近い部分の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さは、第2波形形状部24における第1部分流路31および第4部分流路41のそれぞれの流路幅の2倍以上に設定されることが好ましい。第6部分流路43の長さは、幅方向他端Bに向かうほど短い。
図9に示すように、積層方向における第3平坦部16の高さは、第1波形形状部14のうち積層方向の他方に凸となる凸部の頂点よりも高く、かつ、第1ヘッダ部12の板面よりも高い。図示は省略するが、積層方向における第3平坦部16の高さは、本実施の形態では第1波形形状部14のうち積層方向の一方に凸となる凸部の頂点よりも低く、かつ、第1ヘッダ部12の板面よりも高い。積層方向における第3平坦部16の高さは、第1波形形状部14の一方の凸部の頂点から第1ヘッダ部12の板面までの高さの半分以下が好ましく、第1波形形状部14の一方の凸部の頂点から第1ヘッダ部12の板面までの高さの3分の1以下がより好ましく、第1ヘッダ部12の板面と同じ高さにすることがさらに好ましい。積層方向における第4平坦部26の高さは、本実施の形態では第2波形形状部24のうち積層方向の他方に凸となる凸部の頂点よりも高く、かつ、第4ヘッダ部23の板面よりも低い。図示は省略するが、積層方向における第4平坦部26の高さは、第2波形形状部24のうち積層方向の一方に凸となる凸部の頂点よりも低く、かつ、第4ヘッダ部23の板面よりも低い。積層方向における第4平坦部26の高さは、第2波形形状部24の他方の凸部の頂点から第4ヘッダ部23の板面までの高さの半分以下が好ましく、第2波形形状部24の他方の凸部の頂点から第4ヘッダ部23の板面までの高さの3分の1以下がより好ましく、第4ヘッダ部23の板面と同じ高さにすることがさらに好ましい。
本実施の形態では、図6に示すように、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第1部分流路31のうち、上流側部分を第1平坦部15により形成して、下流側部分を第3平坦部16により形成する。また、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第4部分流路41のうち、上流側部分を第3平坦部16により形成して、下流側部分を第1平坦部15により形成する。これにより、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第1波形形状部14のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の長さが短くなるため、圧力損失をより一層低減させることができる。したがって、複数の第1部分流路31のそれぞれに流入する第1空気流5の流入風速のバラツキを抑制できるとともに、複数の第4部分流路41のそれぞれに流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100Aの熱交換効率を向上させることができる。
本実施の形態では、図7に示すように、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第4部分流路41のうち、上流側部分を第2平坦部25により形成して、下流側部分を第4平坦部26により形成する。また、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第1部分流路31のうち、上流側部分を第4平坦部26により形成して、下流側部分を第2平坦部25により形成する。これにより、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第2波形形状部24のうち幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する部分の長さが短くなるため、圧力損失をより一層低減させることができる。したがって、複数の第4部分流路41のそれぞれに流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるとともに、複数の第1部分流路31のそれぞれに流入する第1空気流5の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100Aの熱交換効率を向上させることができる。
本実施の形態では、図6に示すように、第3平坦部16の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL3は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。これにより、第3平坦部16の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL3が流路幅方向の一方から他方に亘って一定である場合に比べて、第1波形形状部14の面積を広く確保することができる。このため、第1波形形状部14において熱交換を行える面積を十分に確保しながら、第3平坦部16により第1部分流路31における第1空気流5の圧力損失を低減させることができる。
本実施の形態では、図7に示すように、第4平坦部26の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL4は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短い。これにより、第4平坦部26の第1部分流路31および第4部分流路41に沿った方向の長さL4が流路幅方向の一方から他方に亘って一定である場合に比べて、第2波形形状部24の面積を広く確保することができる。このため、第2波形形状部24において熱交換を行える面積を十分に確保しながら、第4平坦部26により第4部分流路41における第2空気流6の圧力損失を低減させることができる。
本実施の形態では、図8に示すように、第1平坦部15と第4平坦部26とが積層方向で隣り合うため、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第1平坦部15と第4平坦部26との間に形成される第4部分流路41の積層方向に沿った寸法が大きくなる。これにより、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第1平坦部15と第4平坦部26との間に形成される第4部分流路41の等価直径が大きくなるため、圧力損失をより一層低減させることができる。したがって、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第4部分流路41に流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100Aの熱交換効率を向上させることができる。
本実施の形態では、第2平坦部25と第3平坦部16とが積層方向で隣り合うため、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第2平坦部25と第3平坦部16との間に形成される第4部分流路41の積層方向に沿った寸法が大きくなる。これにより、前記した実施の形態1にかかる熱交換素子100に比べて、第2平坦部25と第3平坦部16との間に形成される第4部分流路41の等価直径が大きくなるため、圧力損失をより一層低減させることができる。したがって、幅方向中心よりも幅方向一端A側に位置する第4部分流路41に流入する第2空気流6の流入風速のバラツキを抑制できるため、熱交換素子100Aの熱交換効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、積層方向から見たときの第1平坦部15、第2平坦部25、第3平坦部16および第4平坦部26の形状を直角三角形にしたが、例えば、四角形にしてもよい。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3にかかる熱交換素子100Bの第1伝熱板1Bを示す平面図である。図11は、本発明の実施の形態3にかかる熱交換素子100Bの第2伝熱板2Bを示す平面図である。図12は、図10および図11に示されたXII-XII線に沿った断面図である。図13は、図10および図11に示されたXIII-XIII線に沿った断面図である。なお、実施の形態3では、前記した実施の形態1,2と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図10、図12および図13に示すように、第1伝熱板1Bを、前記した実施の形態2にかかる第1伝熱板1Aと同じ構成にした。すなわち、第1伝熱板1Bには、第1平坦部15および第3平坦部16が設けられる。一方、図11、図12および図13に示すように、第2伝熱板2Bには、第2平坦部25および第4平坦部26が設けられていない。第2中央部21は、第2波形形状部24のみを有する。つまり、第2中央部21の全体は、波形形状に形成されている。第2波形形状部24のうち第3ヘッダ部22を向く一端は、幅方向一端Aから幅方向他端Bに亘って直線状に延びており、第3ヘッダ部22と直接接続されている。第2波形形状部24のうち第4ヘッダ部23を向く他端は、幅方向一端Aから幅方向他端Bに亘って直線状に延びており、第4ヘッダ部23と直接接続されている。第2伝熱板2Bにおける第1部分流路31および第4部分流路41の長さは、流路幅方向に亘って一定である。
本実施の形態では、図10に示すように、第1伝熱板1Bに第1平坦部15および第3平坦部16を設けることにより、第1中央部11が対称形状になる。そのため、熱交換素子100Bの熱交換効率を向上させることができるとともに、第1伝熱板1Bの成形性を向上させて歩留りが高くなる。一方で、図11に示すように、第2伝熱板2Bに第2平坦部25および第4平坦部26を設けず、すなわち第2中央部21の全体が波形形状であることにより、第2中央部21が対称形状になる。そのため、第2伝熱板2Bの成形性を向上させて歩留りが高くなる。
実施の形態4.
図14は、本発明の実施の形態4にかかる熱交換素子100Cの第1伝熱板1Cを示す平面図である。図15は、本発明の実施の形態4にかかる熱交換素子100Cの第2伝熱板2Cを示す平面図である。なお、実施の形態4では、前記した実施の形態1と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図14に示すように、第1波形形状部14の離隔端部11cをベルマウス状に形成した。第1波形形状部14の離隔端部11cは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第2ヘッダ部13から離れるように曲線状に延びている。言い換えると、第1波形形状部14のうち第1平坦部15と接続される離隔端部11cは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第2ヘッダ部13に近付くように曲線状に延びている。また、本実施の形態では、図15に示すように、第2波形形状部24の離隔端部21cをベルマウス状に形成した。第2波形形状部24の離隔端部21cは、幅方向他端B側から幅方向一端Aに向かうほど第3ヘッダ部22から離れるように曲線状に延びている。言い換えると、第2波形形状部24のうち第2平坦部25と接続される離隔端部21cは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第3ヘッダ部22に近付くように曲線状に延びている。
本実施の形態では、図14に示すように、第1波形形状部14の離隔端部11cは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第2ヘッダ部13に近付くように曲線状に延びている。これにより、図14および図15に示すように、第4部分流路41から第6部分流路43に第2空気流6をスムーズに流出させることができるため、第2空気流6が第4部分流路41から流出する際の圧力損失を低減できる。
本実施の形態では、図15に示すように、第2波形形状部24の離隔端部21cは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第3ヘッダ部22に近付くように曲線状に延びている。これにより、図14および図15に示すように、第1部分流路31から第2部分流路32に第1空気流5をスムーズに流出させることができるため、第1空気流5が第1部分流路31から流出する際の圧力損失を低減できる。
なお、本実施の形態にかかる構成を図6に示される実施の形態2にかかる第1波形形状部14に適用して、第1波形形状部14の離隔端部11c,11dの両方をベルマウス状にしてもよい。このようにすると、第1波形形状部14のうち第3平坦部16と接続される離隔端部11dは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第1ヘッダ部12に近付くように曲線状に延びる。また、本実施の形態にかかる構成を図7に示される実施の形態2にかかる第2波形形状部24に適用して、第2波形形状部24の離隔端部21c,21dの両方をベルマウス状にしてもよい。このようにすると、第2波形形状部24のうち第4平坦部26と接続される離隔端部21dは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど第4ヘッダ部23に近付くように曲線状に延びる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A,1B,1C 第1伝熱板、2,2A,2B,2C 第2伝熱板、3 第1流路、4 第2流路、5 第1空気流、6 第2空気流、11 第1中央部、11a 第1表側流路、11b 第1裏側流路、11c,11d,21c,21d 離隔端部、12 第1ヘッダ部、12a 第1流路リブ、13 第2ヘッダ部、13a 第2流路リブ、14 第1波形形状部、15 第1平坦部、16 第3平坦部、21 第2中央部、21a 第2表側流路、21b 第2裏側流路、22 第3ヘッダ部、22a 第3流路リブ、23 第4ヘッダ部、23a 第4流路リブ、24 第2波形形状部、25 第2平坦部、26 第4平坦部、31 第1部分流路、32 第2部分流路、33 第3部分流路、41 第4部分流路、42 第5部分流路、43 第6部分流路、100,100A,100B,100C 熱交換素子、A 幅方向一端、B 幅方向他端。

Claims (3)

  1. 第1伝熱板と第2伝熱板とが交互に積層されて形成され、隣接する前記第1伝熱板の表面と前記第2伝熱板の裏面との間に複数の第1流路が形成されるとともに、隣接する他の前記第1伝熱板の裏面と前記第2伝熱板の表面との間に複数の第2流路が形成される熱交換素子であって、
    前記第1伝熱板は
    1中央部と、
    前記第1中央部のうち前記第1流路および前記第2流路の流路長さ方向に沿った一端に接続される第1ヘッダ部と、
    前記第1中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第2ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第2伝熱板は
    2中央部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った一端に接続される第3ヘッダ部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第4ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第1中央部と前記第2中央部とは、前記第1伝熱板と前記第2伝熱板との積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第1ヘッダ部と前記第3ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第2ヘッダ部と前記第4ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    隣接する前記第1中央部の表面と前記第2中央部の裏面との間には、複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第1部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1中央部の裏面と前記第2中央部の表面との間には、複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第4部分流路が形成され、
    隣接する前記第1ヘッダ部の表面と前記第3ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第2部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1ヘッダ部の裏面と前記第3ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第5部分流路が形成され、
    隣接する前記第2ヘッダ部の表面と前記第4ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第3部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第2ヘッダ部の裏面と前記第4ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第6部分流路が形成され、
    前記第1部分流路と前記第4部分流路とは、平行であり、
    前記第2部分流路と前記第3部分流路とは、前記第1部分流路に対して傾斜しており、
    前記第5部分流路と前記第6部分流路とは、前記第4部分流路に対して傾斜しており、
    前記第3部分流路から流入する流体は、前記第1部分流路を介して前記第2部分流路を通過し、
    前記第5部分流路から流入する流体は、前記第4部分流路を介して前記第6部分流路を通過し、
    前記第2中央部は、少なくとも一部が波形形状であり、
    前記第1中央部は、波形形状の第1波形形状部と、平坦な第1平坦部とを有し、
    前記第1部分流路の少なくとも一部および前記第4部分流路の少なくとも一部は、前記第1波形形状部および前記第1平坦部により形成され、
    前記第1平坦部の前記第1部分流路および前記第4部分流路に沿った方向の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短いことを特徴とする熱交換素子。
  2. 第1伝熱板と第2伝熱板とが交互に積層されて形成され、隣接する前記第1伝熱板の表面と前記第2伝熱板の裏面との間に複数の第1流路が形成されるとともに、隣接する他の前記第1伝熱板の裏面と前記第2伝熱板の表面との間に複数の第2流路が形成される熱交換素子であって、
    前記第1伝熱板は
    1中央部と、
    前記第1中央部のうち前記第1流路および前記第2流路の流路長さ方向に沿った一端に接続される第1ヘッダ部と、
    前記第1中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第2ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第2伝熱板は
    2中央部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った一端に接続される第3ヘッダ部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第4ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第1中央部と前記第2中央部とは、前記第1伝熱板と前記第2伝熱板との積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第1ヘッダ部と前記第3ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第2ヘッダ部と前記第4ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    隣接する前記第1中央部の表面と前記第2中央部の裏面との間には、複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第1部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1中央部の裏面と前記第2中央部の表面との間には、複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第4部分流路が形成され、
    隣接する前記第1ヘッダ部の表面と前記第3ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第2部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1ヘッダ部の裏面と前記第3ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第5部分流路が形成され、
    隣接する前記第2ヘッダ部の表面と前記第4ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第3部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第2ヘッダ部の裏面と前記第4ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第6部分流路が形成され、
    前記第1部分流路と前記第4部分流路とは、平行であり、
    前記第2部分流路と前記第3部分流路とは、前記第1部分流路に対して傾斜しており、
    前記第5部分流路と前記第6部分流路とは、前記第4部分流路に対して傾斜しており、
    前記第3部分流路から流入する流体は、前記第1部分流路を介して前記第2部分流路を通過し、
    前記第5部分流路から流入する流体は、前記第4部分流路を介して前記第6部分流路を通過し、
    前記第2中央部は、少なくとも一部が波形形状であり、
    前記第1中央部は、波形形状の第1波形形状部と、平坦な第1平坦部とを有し、
    前記第1部分流路の少なくとも一部および前記第4部分流路の少なくとも一部は、前記第1波形形状部および前記第1平坦部により形成され、
    前記第2中央部は、波形形状の第2波形形状部と、平坦な第2平坦部とを有し、
    前記第4部分流路の少なくとも一部および前記第1部分流路の少なくとも一部は、前記第2波形形状部および前記第2平坦部により形成され、
    前記第2平坦部の前記第1部分流路および前記第4部分流路に沿った方向の長さは、流路幅方向の一方から他方に向かうほど短いことを特徴とする熱交換素子。
  3. 第1伝熱板と第2伝熱板とが交互に積層されて形成され、隣接する前記第1伝熱板の表面と前記第2伝熱板の裏面との間に複数の第1流路が形成されるとともに、隣接する他の前記第1伝熱板の裏面と前記第2伝熱板の表面との間に複数の第2流路が形成される熱交換素子であって、
    前記第1伝熱板は
    1中央部と、
    前記第1中央部のうち前記第1流路および前記第2流路の流路長さ方向に沿った一端に接続される第1ヘッダ部と、
    前記第1中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第2ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第2伝熱板は
    2中央部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った一端に接続される第3ヘッダ部と、
    前記第2中央部のうち前記流路長さ方向に沿った他端に接続される第4ヘッダ部と、
    を有し、
    前記第1中央部と前記第2中央部とは、前記第1伝熱板と前記第2伝熱板との積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第1ヘッダ部と前記第3ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    前記第2ヘッダ部と前記第4ヘッダ部とは、前記積層方向で重なる位置に配置され、
    隣接する前記第1中央部の表面と前記第2中央部の裏面との間には、複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第1部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1中央部の裏面と前記第2中央部の表面との間には、複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第4部分流路が形成され、
    隣接する前記第1ヘッダ部の表面と前記第3ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第2部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第1ヘッダ部の裏面と前記第3ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの一端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第5部分流路が形成され、
    隣接する前記第2ヘッダ部の表面と前記第4ヘッダ部の裏面との間には、前記第1部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第1流路のそれぞれの一部である複数の第3部分流路が形成され、
    隣接する他の前記第2ヘッダ部の裏面と前記第4ヘッダ部の表面との間には、前記第4部分流路のそれぞれの他端と接続する複数の前記第2流路のそれぞれの一部である複数の第6部分流路が形成され、
    前記第1部分流路と前記第4部分流路とは、平行であり、
    前記第2部分流路と前記第3部分流路とは、前記第1部分流路に対して傾斜しており、
    前記第5部分流路と前記第6部分流路とは、前記第4部分流路に対して傾斜しており、
    前記第3部分流路から流入する流体は、前記第1部分流路を介して前記第2部分流路を通過し、
    前記第5部分流路から流入する流体は、前記第4部分流路を介して前記第6部分流路を通過し、
    前記第2中央部は、少なくとも一部が波形形状であり、
    前記第1中央部は、波形形状の第1波形形状部と、平坦な第1平坦部とを有し、
    前記第1部分流路の少なくとも一部および前記第4部分流路の少なくとも一部は、前記第1波形形状部および前記第1平坦部により形成され、
    前記第1平坦部は、前記第1波形形状部と前記第2ヘッダ部との間に形成され、
    前記第1波形形状部のうち前記第1平坦部と接続される端部は、流路幅方向の一方から他方に向かうほど前記第2ヘッダ部に近付くように曲線状に延びていることを特徴とする熱交換素子。
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