JP3610314B2 - 変倍レンズ及びそれを用いたレンズシャッターカメラ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、変倍レンズ及びそれを用いたレンズシャッターカメラに関し、特に、レンズシャッターカメラ用のコンパクトな高変倍レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラの小型化に伴って変倍レンズも小型軽量化が図られている。特に、レンズ交換のできないレンズシャッターカメラにおいては、コンパクトでしかも変倍比が3程度のレンズ系が求められている。
【0003】
ところで、小型軽量化の要求を満足するようにした変倍レンズとして、正の屈折力の前群と負の屈折力の後群とよりなり、両レンズ群の間隔を変化させて変倍をするレンズ系が知られている。しかし、このタイプの変倍レンズは、倍率が1よりも大きい負の屈折力を有する後群により変倍が行われるので、変倍比を2以上に高変倍比化することが難しい。
【0004】
この問題を解決し、変倍比を3程度に高変倍比化した例としては、本出願人が開示した特開昭63−43115号公報、特開昭63−153511号公報等に記載された、物体側より順に、正、正、負の3群、あるいは、正、負、正、負の4群構成の例や、特開平1−252915号公報、特開平1−252916号公報等に記載された、物体側より順に、正、正、負の3群、あるいは、正、負、正、負の4群構成の例がある。しかし、これらの例は、非球面を用いても、レンズ構成枚数が最少で11枚、さらに、広角端の全長が大きく、小型軽量化の点で問題を有していた。
【0005】
また、さらに、本出願人は、特開平3−17609号公報、特開平3−45916号公報に開示したように、半径方向に屈折率分布を有する屈折率分布型レンズあるは非球面を用いて、変倍比が約3の変倍レンズを超小型化した光学系を提案した。しかし、これらの例も、レンズ枚数が9枚以上で、軽量化という点では十分満足できるものではないという問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、変倍比が約3、レンズ枚数が少なくて、しかも全長が短く、広角端から望遠端にかけて諸収差が十分補正された小型軽量な変倍レンズとそれを用いたレンズシャッターカメラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するめの手段】
上記目的を達成する本発明の変倍レンズは、物体側より順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とよりなり、広角端から望遠端にかけて、第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔は増加し、第2レンズ群と第3レンズ群の空気間隔は途中で間隔変化量の増減の向きが変化し、第3レンズ群と第4レンズ群の空気間隔は減少するように各レンズ群が移動することにより変倍を行うレンズ系において、以下の条件式(1’)、(2’)、(3’)を満足し、さらに、最も像側の負の屈折力を有するレンズ群に光軸から離れるに従って負の屈折力が弱くなるような非球面を少なくとも1面用いることを特徴とするものである。
【0008】
(1’) 0.2<fW /f1 <0.5
(2’) 0.15<f23/f1 <0.45
(3’) −0.9<f4 /fW <−0.6
ここで、fW は広角端での全系の合成焦点距離、f1 は第1レンズ群の合成焦点距離、f23は広角端での第2レンズ群と第3レンズ群の合成焦点距離、f4 は第4レンズ群の合成焦点距離である。
【0014】
【作用】
以下、上記構成を採用した理由と作用について説明する。なお、3群構成の場合を中心にして話を進める。
【0015】
本発明の変倍レンズは、特に広角端での全長を短縮するために、広角端においては、正の屈折力を有する第1群と正の屈折力を有する第2群が近接して配置され、第1群と第2群の空気間隔よりも大きな空気間隔を空けて負の屈折力を有する第3群が配置されるような、いわゆる望遠タイプを構成している。このタイプを採り、さらに全長の短縮化を図ろうとする場合、各群の屈折力を強くすることによりその目的は達せられるが、必要なバックフォーカスを確保し、十分な性能を満足するためには、レンズ枚数を増やさなければならず、結果的に全長の短縮化が図れなくなる。本発明の条件式(1)、(2)は、第1群の合成焦点距離と、第1群と第2群の間の合成焦点距離の比を規定することにより、第1群のレンズ枚数を2枚程度に抑えながら、特に広角端の全長を短縮するために設定されたものである。
【0016】
条件式(1)、(2)の下限を越えると、第1群の屈折力が弱くなり、第1群のレンズ枚数を2枚程度にするのには望ましいが、全長を短縮するためには、結果的に第2群の屈折力を強くしなくてはならず、収差を補正するために逆に第2群のレンズ枚数の増加を招いてしまい、好ましくない。また、条件式(1)、(2)の上限を越えると、第1群で発生する収差が大きくなりすぎて、第1群のレンズ枚数を増やさなければ、その補正ができなくなる。さらに、条件式(2)の上限、下限を越えると、第1群と第2群のバランスが崩れて、収差を補正したまま変倍比を3程度まで大きくすることが困難になる。
【0017】
また、バックフォーカスを一定に保ったまま広角端での全長を短縮するためには、第1群と第2群の合成の正の屈折力を強める割合よりも、第3群の負の屈折力を強める割合を大きくすることが望ましい。条件式(3)は、必要なバックフォーカスを確保したまま、特に広角端での全長を短縮するために設けた式で、条件式(3)の下限を越えると、第3群の負の屈折力が弱くなりすぎて広角端での全長短縮化が図れなくなり、その上限を越えると、全長の短縮化には好ましいが、第3群で発生する正の歪曲収差と正の球面収差が大きくなり、特に広角端での正の歪曲収差と望遠端での球面収差の補正ができなくなってしまう。
【0018】
さらに、本発明のレンズ系では、条件式(3)を満足すると同時に、第3群に光軸から離れるに従って負の屈折力が弱くなるような非球面を少なくとも1面用いることで、特に広角端で発生が顕著な正の歪曲収差がなお一層良好に補正できる。
【0019】
以上説明してきた構成により、本発明の変倍レンズを達成することができるが、さらに以下の条件を加えることにより、より良好なレンズ系を得ることができる。
【0020】
上記非球面の形状は、光軸との交点を原点として、光軸方向にx軸、これに垂直な方向にy軸をとった時、次の式にて表される。
【0021】
x=(y2/r)/[1+{1−P( y2/r2)}1/2 ]+A4y4 +A6y6 +A8y8 + A10y10+・・・・+ A2iy2i+・・・
ただし、rは基準球面の曲率半径、Pは円錐係数、A4、A6、A8、A10 、・・、 A2iは非球面係数である。
【0022】
本発明の負の屈折力を有する第3群に用いる非球面は、広角端で最大像高に到達する主光線が非球面を通過する光線高での非球面量をΔx、最大像高をhとし、Σを非球面が複数用いられる時の和を表す時、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
【0023】
(4) 0.1×10−2<Σ|Δx|/h<0.3×10−1
この条件式(4)の下限を越えると、非球面量が小さくなりすぎて、特に広角端での正の歪曲収差が補正できなくなり、逆に、その上限を越えると、補正過剰になりすぎて好ましくない。
【0024】
また、第3群中に用いる非球面は、どこに用いても広角端で顕著な正の歪曲収差の補正が可能であるが、特に有効径の小さい第3群の最も物体側の面に用いることが、コスト的に有利である。
【0025】
さらに、本発明のレンズ系では、広角端から望遠端にかけての球面収差を良好に補正するために、正の屈折力を有する第2群中に、光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなるような非球面を少なくとも1面用い、次の条件式(5)を満足するようにすることが望ましい。
【0026】
(5) 0.1×10−2<Σ(|Δxm |/hm )<0.3×10−1
ここで、物点無限遠時の望遠端のマージナル光線が非球面を通過する時の光線高をhm 、その光線高での非球面量をΔxm で表し、Σを非球面が複数用いられる時の和を表す。
【0027】
条件式(5)の下限を越えると、全系を通して球面収差の補正ができなくなり、その上限を越えると、球面収差が補正過剰になるばかりか、非球面量が大きくなりすぎてコスト高となり、好ましくない。
【0028】
また、第2群中に用いる非球面は、どこに用いても球面収差の補正が可能であるが、特にマージナル光線の屈折力の大きい第2群の最も像側の面に用いることで、その効果が最大限に発揮される。
【0029】
また、さらに、次の条件式を満足することで、なお一層の小型化が図られる。
【0030】
(6) −1.0<fW /fS <−0.5
ここで、fS は絞りより物体側に配置されたレンズの広角端における合成焦点距離である。
【0031】
条件式(6)は、全系の入射瞳位置を規定し、特に第1群の有効径を小さくしてレンズ系の小型化を図るために設けた条件式で、その下限を越えると、全系の入射瞳位置は近くなるが、絞りより物体側に配置されたレンズの屈折力が強くなる結果、そこで発生する収差が大きくなりすぎて、レンズ枚数を増やさなければその補正ができなくなってしまい、好ましくない。また、その上限を越えると、全系の入射瞳配置が像側に移動し、第1群の有効径が大きくなりすぎて、全系の小型化が図れなくなる。
【0032】
さて、本発明の目的は、また、各群のレンズ構成の限定及び非球面の特定により、達成が可能である。すなわち、変倍レンズは、色収差の補正上、各群に異なる符号のレンズが少なくとも1枚ずつは必要であるという点に鑑み、本発明の光学系においては、正の屈折力を有する第1群を、物体側より順に、負レンズと正レンズの2枚、正の屈折力を有する第2群を、物体側より順に、負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズ、あるいは、正レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズの4枚、負の屈折力を有する第3群を、物体側より順に、正レンズと負レンズの2枚で構成し、少なくとも第2群と第3群に少なくとも1面ずつの非球面を用いることにより、少ないレンズ枚数でも、諸収差の補正が可能となる。なお、4群構成にする際は、正の屈折力を有する第2群を、物体側のレンズ2枚による負の屈折力成分と、像側のレンズ2枚による正の屈折力成分とに分けることにより、各群2枚構成の変倍レンズとすることが可能である。
【0033】
【実施例】
以下、本発明の実施例1〜6について説明する。なお、その中の実施例1〜5は参考例であり、実質的には実施例6が本発明の実施例である。
【0034】
各実施例のレンズデータは後記するが、図1に実施例1の広角端(a)、標準状態(b)、望遠端(c)のレンズ配置を示す断面図を示す。図に示すように、この変倍レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1群G1と正の屈折力を有する第2群G2と負の屈折力を有する第3群G3よりなり、広角端から望遠端にかけて、第1群G1と第2群G2の空気間隔が増加し、第2群G2と第3群G3の空気間隔は減少するように移動する。
【0035】
各群のレンズ構成は、第1群G1が、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの2枚からなり、第2群G2が、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズの接合レンズと、絞りと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズの接合レンズとの4枚からなり、第3群G3が、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの2枚からなる。
【0036】
実施例1は、第2群G2の最も物体側の面と最も像側の面と、第3群G3の最も物体側の面の合計3面に非球面を用いている。第2群G2の2面は、主に球面収差を補正するために光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなるような非球面形状をとり、第3群G3の非球面は、特に広角端の正の歪曲収差を補正するために光軸から離れるに従って負の屈折力が弱くなるような非球面形状となっている。本実施例は、このような非球面を用い、前記各条件式を満足し、合計8枚のレンズ枚数で、変倍比が約3の変倍レンズをなし得ている。
【0037】
実施例2の広角端のレンズ断面図を図2に示す。レンズ系の構成は、実施例1と同様であるが、特に第2群G2の物体側の接合レンズの接合面を、物体側に凸面とすることによって、絞りに対してコンセントリックな構成とし、その分収差補正の負担が減り、実施例1では3面必要であった非球面を、第2群G2の最も像側の面と第3群G3の最も物体側の面の合計2面に用いて良好な性能を得ることが可能になっている。この中、第2群G2の非球面は、主に球面収差を補正するために光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなるような非球面形状をとり、第3群G3の非球面は、特に広角端の正の歪曲収差を補正するために光軸から離れるに従って負の屈折力が弱くなるような非球面形状となっている。
【0038】
実施例3のレンズ系の構成、非球面の配置は、実施例2と同様であり図示を省くが、第2群G2の主点間隔を小さくすることで、実施例2に比べて広角端での全長を約3mm短縮させ、望遠比を約1.34にしている。非球面の形状、作用効果は実施例2と同じである。
【0039】
実施例4の広角端のレンズ断面図を図3に示す。実施例4のレンズ系の構成、非球面の枚数は実施例2、3と同様であるが、第3群G3の負レンズを両凹レンズにし、非球面を、第2群G2の最も像側の面と第3群G3の最も像側の面に用いて、レンズ系のFナンバーを広角端で3.5、望遠端で5.5と明るくしている。
【0040】
実施例5の広角端のレンズ断面図を図4に示す。Fナンバー、非球面の枚数は実施例4と同じであるが、第1群G1を接合レンズにすることによって、レンズ枠構造を簡易なものとし、さらに、第3群G3の非球面を最も物体側の面に用いることにより、実施例4に比べて同レベルの性能でありながら、最大非球面量を約7割程度に小さくし、コストの削減を図っている。
【0041】
実施例6の広角端(a)、標準状態(b)、望遠端(c)のレンズ配置を示す断面図を図5に示す。実施例2、3のレンズ系の構成で、正の屈折力を有する第2群を、物体側より順に、負の屈折力成分と正の屈折力成分とに分割し、物体側より順に、正の屈折力を有する第1群G1と負の屈折力を有する第2群G2と正の屈折力を有する第3群G3と負の屈折力を有する第4群G4とよりなる4群構成とすることにより、実施例4、5よりも広角端のFナンバーを2.8まで小さくし、レンズ系を明るくしている。なお、絞りは第2群G2と一体で移動する。
【0042】
以下、各実施例のレンズデータを示すが、記号は、上記の外、fは全系の焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、fB はバックフォーカス、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
以上の実施例1〜6の変倍レンズの無限遠物点合焦時の広角端(a)、標準状態(b)、望遠端(c)における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図をそれぞれ図6〜図11に示す。
【0050】
また、各実施例の前記した条件(1)〜(6)の値を次の表に示す。
【0051】
上記表において、実施例6については、条件式(1)〜(3)は条件式(1’)〜(3’)の値である。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、また、各実施例から明らかなように、本発明によれば、変倍比が約3、レンズ枚数が8枚程度で、全長が短く、広角端から望遠端にかけて諸収差が十分補正された小型軽量な変倍レンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の変倍レンズの広角端(a)、標準状態(b)及び望遠端(c)におけるレンズ断面図である。
【図2】実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。
【図3】実施例4の広角端におけるレンズ断面図である。
【図4】実施例5の広角端におけるレンズ断面図である。
【図5】実施例6の広角端(a)、標準状態(b)及び望遠端(c)におけるレンズ断面図である。
【図6】実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、標準状態(b)、望遠端(c)における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図である。
【図7】実施例2の図6と同様な収差図である。
【図8】実施例3の図6と同様な収差図である。
【図9】実施例4の図6と同様な収差図である。
【図10】実施例5の図6と同様な収差図である。
【図11】実施例6の図6と同様な収差図である。
【符号の説明】
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
Claims (9)
- 物体側より順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する第4レンズ群とよりなり、広角端から望遠端にかけて、第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔は増加し、第2レンズ群と第3レンズ群の空気間隔は途中で間隔変化量の増減の向きが変化し、第3レンズ群と第4レンズ群の空気間隔は減少するように各レンズ群が移動することにより変倍を行うレンズ系において、以下の条件式(1’)、(2’)、(3’)を満足し、さらに、最も像側の負の屈折力を有するレンズ群に光軸から離れるに従って負の屈折力が弱くなるような非球面を少なくとも1面用いることを特徴とする変倍レンズ:
(1’) 0.2<fW /f1 <0.5
(2’) 0.15<f23/f1 <0.45
(3’) −0.9<f4 /fW <−0.6
ただし、fW は広角端での全系の合成焦点距離、f1 は第1レンズ群の合成焦点距離、f23は広角端での第2レンズ群と第3レンズ群の合成焦点距離、f4 は第4レンズ群の合成焦点距離である。」 - 前記第1レンズ群のレンズ枚数を2枚としたことを特徴とする請求項1記載の変倍レンズ。
- 次の条件式を満足する位置に絞りを配したことを特徴とする請求項1記載の変倍レンズ。
(6) −1.0<f W /f S <−0.5
ただし、f S は絞りより物体側に配置されたレンズの広角端における合成焦点距離である。 - 前記各群に各群の屈折力とは異なる符号の屈折力を持つレンズが少なくとも1枚ずつ配されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の変倍レンズ。
- 前記第1レンズ群が、物体側より順に、負レンズと正レンズの2枚、
前記第2レンズ群が、物体側より順に、負レンズ、正レンズの2枚、
前記第3レンズ群が、物体側より順に、負レンズ、正レンズの2枚、
前記第4レンズ群が、物体側より順に、正レンズと負レンズの2枚であることを特徴とする請求項4記載の変倍レンズ。 - 少なくとも前記第3レンズ群と前記第4レンズ群に少なくとも1面ずつの非球面を用いたことを特徴とする請求項5記載の変倍レンズ。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載の変倍レンズを備えたレンズシャッターカメラ。
- 前記第4レンズ群に用いる前記非球面は、広角端で最大像高に到達する主光線が非球面を通過する光線高での非球面量をΔx、最大像高をhとし、Σを非球面が複数用いられる時の和を表す時、次の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項7記載のレンズシャッターカメラ。
(4) 0.1× 10 −2 <Σ|Δx|/h<0.3× 10 −1 - 前記第4レンズ群中に用いる前記非球面は前記第4レンズ群の最も物体側の面に位置することを特徴とする請求項7又は8記載のレンズシャッターカメラ。
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