JP3609877B2 - 回転計量装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、種子と土とを混合したものや、岩綿等々の粉粒物の計量に適する回転計量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回転計量装置として、図6及び図7に示すものが知られている。この計量装置は、投入口1と排出口2とを備えた略円筒形のケーシング3と、ケーシング3内を複数の計量室4に区画する区画部材5と、ケーシング3の軸方向に沿って配位され区画部材5をケーシング内にて回転させる回転軸6と、この回転軸6をケーシングの両端にて支持する軸受7,8とを備える。そして、投入口1から投入された被計量物を、区画部材5によって区画される計量室4の各々が順次受容し、区画部材5が回転することにより、計量室4内の被計量物を排出口2から排出するものである。即ち、投入口から投入された被計量物は、計量室4内の容量に応じた量毎に、順次排出されるものである。
【0003】
この装置の構造をより詳細に説明すると、まずケーシング3の上部には、投入口1が形成され、この投入口1の上部には、ホッパー(図示せず)等の被計量物の投入装置が接続される。ケーシング3の下部には、排出口2が形成されている。この排出口2は、投入口1と同様に、単なる開口としておけばよいが、この例では、排出口2の下部を溝状の吐出路21としたもので、ブロアー(図示せず)から吐出されたエアーを、導入口22から吐出路21を経て吐出口23から吐出させることによって、排出口2から落下した被計量物をエアーによって吐出するようにしている。このケーシング3内壁には、ライナーブッシュ3aが装着固定されている。
【0004】
このケーシング3内には、回転軸6から半径方向に突出形成された区画部材5が、複数枚、設けられている。各区画部材5には、ゴム板5aが、当て板5bによって押さえられて、ねじにより固定されている。このゴム板5aは、区画部材5より一回り大きく、ゴム板5aの周囲が、ケーシング3内壁のライナーブッシュ3aに当接することにより、各計量室4の気密性を維持しつつ、回転し得るように構成されている。
【0005】
ケーシング3の前端側には、閉鎖板3dが、エアタイトネスプレート3eを挟んで、ボルトによって固定される。このエアタイトネスプレート3eは、ケーシング3と閉鎖板3dとの間の気密性を保持すると共に、前述のゴム板5aに当接することによって、各計量室4の気密性を維持する。閉鎖板3dの外側には、フエルト7aを挟んで、軸受7がボルトによって固定されている。
【0006】
ケーシング3の後端側には、閉鎖板3bが、エアタイトネスプレート3cを挟んで、ボルトによって固定される。このエアタイトネスプレート3cは、ケーシング3と閉鎖板3bとの間の気密性を保持すると共に、前述のゴム板5aに当接することによって、各計量室4の気密性を維持する。閉鎖板3bの外側には、フエルト8aを挟んで、軸受8がボルトによって固定されている。
【0007】
回転軸6の両端は、上記のエアタイトネスプレート3c,3e、閉鎖板3b,3d、フエルト7a,8aを貫いて、軸受7,8内に挿入され、回動可能に支持される。より詳しくは、軸受7,8は、外輪に対して転動体を介して回動可能に支持された内輪を備え、この内輪内に回転軸6の両端を回動不能に夫々嵌入して、内輪と回転軸6とをセットボルトによって固定する。尚、図中6a,6aは、回転軸6とエアタイトネスプレート3c,3eとの間に装着される弾性リングを示す。回転軸6の前端側には、軸受8外にて、駆動用のスプロケット9が取り付けられ、このスプロケット9にチェーン10や減速機(図示せず)を介して電動機(図示せず)等の駆動源に接続されて回転する。
【0008】
この回転計量装置は、定量の吐出が比較的簡単な構成によって実現すると言った利点があるが、正確な計量を維持するには、計量室4の気密性を維持する必要がある。そのため、ゴム板5aを用いて計量室4の気密性を維持しているが、このゴム板5aは常時ケーシング内壁のライナーブッシュ3a等に当接しながら回転しているため、その磨耗は避けることができない。そのため、ゴム板5aは、消耗品として交換する必要が生ずるが、この交換には、この回転計量装置の略全体を分解する必要があり、非常に手間がかかる。
【0009】
より詳しくは、セットボルトを緩めて軸受7,8の内輪と回転軸6の両端との固定を解除し、次に、ボルトを緩めて閉鎖板3b,3dをケーシング3から外して、回転軸6及び区画部材5をケーシング3から取り出す必要がある。尚、閉鎖板3b,3dとケーシング3との取り外しは、前後何れか一方の閉鎖板3b,3dのみについて行えばよいが、回転軸6と軸受7,8については、両端のセットボルトを夫々外さないと、回転軸6を抜くことができない。
【0010】
しかも、このセットボルトは、他のボルトよりも径が小さい場合が多く、緩みにくいものが採用されており、他のボルトよりも緩めることが困難であり、さらに、錆等が発生していると、セットボルトを緩め得ず回転軸6を抜くことができない場合も往々にしてある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、本願発明は、区画部材の部品の交換等、ケーシング内を開く必要がある場合に、回転軸と軸受とのセットボルトを緩めずとも、簡単にケーシング内を開くことができ、メンテナンス作業の簡便化を図ることのできる回転計量装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明は、投入口1と排出口2とを備えた円筒形のケーシング3と、ケーシング3内を複数の計量室4に区画する区画部材5と、ケーシング3の軸方向に沿って配位され区画部材5をケーシング3内にて回転させる回転軸601と、この回転軸601をケーシング3の両端にて支持する軸受7,8とを備え、投入口1から投入された被計量物を、区画部材5によって区画される計量室4各々が順次受容し、区画部材5が回転することにより、計量室4内の被計量物を排出口2から排出する回転計量装置において、次の手段を施すことにより上記の課題を解決する
【0013】
本願の第1の発明においては、上記の両軸受7,8に、接続用回転軸602,603を夫々回動可能に支持させる。そして、この接続用回転軸602,603と区画部材5の回転軸601とを回動不能且つ取り外し可能に接続させる。これにより、区画部材5の回転軸601を、軸受7,8から一々脱着せずとも、接続用回転軸602,603に対して脱着することにより、軸受から外すことができる。そして、ケーシング3の少なくとも一端側の軸受7,8を、ケーシング3に対して取り外し可能に支持することによって、軸受7,8をケーシング3から脱着すると、この軸受7,8に付いて接続用回転軸602,603も外れ、区画部材5の回転軸601をケーシングから抜き取ることができる。従って、メンテナンスに際しては、軸受7,8をケーシング3から脱着するだけで、区画部材5ごと回転軸601をケーシング3から取り出すことができる。
【0014】
本願の第2の発明においては、上記の第1の発明において、ケーシング3の少なくとも一端に、ケーシング3の両端を閉じる閉鎖部材3b,3dが取り外し可能に取り付けられ、この閉鎖部材3b,3dに軸受7,8が取り付けられることにより、軸受7,8がケーシング3に対して取り外し可能に支持されたものとする。従って、軸受7,8をケーシング3から脱着するに際しては、軸受7,8自体を取り外しする必要はなく、閉鎖部材3b,3dごと軸受7,8をケーシングから外せばよい。さらに、上記の回転軸601と接続用回転軸602,603との何れか一方に受容凹部604,603aが設けられ、何れか他方にこの受容凹部604,603aに回動不能に軸方向に嵌入される接続部605,606,603bが形成されたことにより、閉鎖部材3b,3d及び軸受7,8を軸方向に引っ張るだけで、接続用回転軸602,603と区画部材5の回転軸601との接続を解除し得るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明に係る回転計量装置の回転軸方向に沿う断面図であり、図2は同要部拡大図である。図3は同回転計量装置の中央縦断面図であり、図4は同回転計量装置の要部分解斜視図である。尚、この回転計量装置は、図6及び図7に示した従来の回転計量装置と基本的に同様の構成を有し、従来の装置と同一の箇所については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0016】
この回転計量装置は、従来と同様、投入口1と排出口2とを備えた略円筒形のケーシング3と、ケーシング3内を複数の計量室4に区画する区画部材5と、ケーシング3の軸方向に沿って配位され区画部材5をケーシング内にて回転させる回転軸601と、この回転軸601をケーシングの両端にて支持する軸受7,8とを備える。そして、投入口1から投入された被計量物を、区画部材5によって区画される計量室4の各々が順次受容し、区画部材5が回転することにより、計量室4内の被計量物を排出口2から排出するものである。即ち、投入口から投入された被計量物は、計量室4内の容量に応じた量毎に、順次排出されるものである。
【0017】
従来と相違するのは、回転軸601と軸受7,8に関する構成であり、特に、回転軸601に関する構成が、従来のものと大きく相違する。
このケーシング3内には、複数枚の区画部材5が回転軸61から半径方向に突出形成されており、各区画部材5には、ゴム板5aが、当て板5bによって押さえられて、ねじにより固定されている。従来は回転軸6が、直接、軸受7,8に取り付けられていたが、本願発明では、回転軸601は、軸受7,8に直接取り付けられておらず、接続用回転軸602,603を介して、取り付けられている。この回転軸601は、ケーシング3内に収められ、閉鎖板3b,3dやエアタイトネスプレート3c,3eを貫通していない。そして、その両端には、受容凹部604,604が形成されている。この受容凹部604,604は、多角形の穴とされている。
【0018】
他方、接続用回転軸602,603は、一端に上記の受容凹部604,604に嵌合する多角柱状の接続部605,606を有する。従って、受容凹部604,604に接続部605,606を嵌入することによって、両者は回動不能に接続される。尚、両者は回動不能に接続されれば足り、キー及びキー溝等の他の形状にしてもよい。
【0019】
接続用回転軸602,603の他端側には、閉鎖板3bやエアタイトネスプレート3cを貫通して軸受7,8内に嵌入される軸本体607,608が形成される。軸本体607,608の形状は、通常は断面円形となっているが、軸受7,8の形状に応じて変更し得る。接続部605,606と軸本体607,608との間には、特に何も設ける必要はないが、フランジ等の他の部位を設けておいてもよい。
【0020】
ここで、軸受7,8について簡単に説明しておくと、この実施形態では、軸受7,8として、図2に示すように、内輪801、外輪802、転動体803及び軸受箱804を備えたころがり軸受ユニットが採用されてており、この軸受箱804が閉鎖板3bにボルトによって固定される。図2では、一方の軸受8のみを拡大して示しているが、他方の軸受7について同様の構成を採用している。そして、接続用回転軸602,603の軸本体607,608が軸受7,8の内輪801内に挿入され、セットボルト805によって固定される。
【0021】
尚、一方の接続用回転軸603には、図4に示すように、他端側の先端に取り付け部609が形成されており、この取り付け部609には、図1に示すように、駆動用のスプロケット9が取り付けられる。図4は、図7のx部分を変更したものであり、この図7については、x部分を図4に変更することにより、そのまま、本願の実施の形態の分解斜視図として適用し得るものである。即ち、軸受7,8は、閉鎖板3b,3dの外側にボルトによって固定され、この閉鎖板3b,3dがエアタイトネスプレート3c,3eを挟んでケーシング3の両端を閉じるように、ボルトで固定される。そして、接続用回転軸602,603の軸本体607,608がエアタイトネスプレート3c,3eと閉鎖板3b,3dとを貫通して、軸受7,8に取り付けられ、接続用回転軸602,603の接続部605,606が回転軸601の受容凹部604,604に嵌入されるものである。
【0022】
しかして、回転軸601に設けられた区画部材5のゴム板5aを交換する等のメンテナンスを行う場合には、閉鎖板3b,3dの何れか少なくとも一方のボルトを外してケーシングから取り外すだけでよい。前端側の閉鎖板3dを外す場合を例にとり、より具体的に説明すると、前端側の閉鎖板3dをケーシング3に固定しているボルトを外して、閉鎖板3dを外すことによって、前端側の接続用回転軸603の接続部606が回転軸601の前端側の受容凹部604から抜け出し、軸受7と接続用回転軸603が閉鎖板3dと一体となって外れる。次に、回転軸601を引くことによって、後端側の接続用回転軸602の接続部605が回転軸601の後端側の受容凹部604から抜け出し、回転軸601及び区画部材5をケーシング3から抜き出すことができる。そして、区画部材5のゴム板5aを交換する等、メンテナンスを行った後は、上記の逆の手順で簡単に組付けが可能となる。
【0023】
尚、図1に基づき、ケーシング3の投入口1までの一つの実施形態を説明しておくと、投入口1の上部には、ホッパー101等の被計量物の投入装置が接続される。この実施形態では、ホッパー101の下部にスクリューコンベア102を配位し、このスクリューコンベア102で投入口1に被計量物を搬送する。尚、搬送装置は必ずしも必要ではなく、自然落下によって、ホッパー101から計量装置へ被吐出物が移送されるようにしてもよい。
【0024】
また、被計量物として岩綿を用いる場合には、スクリューコンベア102とケーシング3の投入口1との間に、粉砕室103を設けておき、スクリューコンベア102によって送られてきた岩綿を吹き付け可能な程度に粉砕するようにしてもよい。この粉砕室103は、スクリューコンベア102の先端に開口部104を有し、その内部には粉砕用回転部材105が配設されている。この粉砕用回転部材105は、筒状軸106に複数の粉砕棒107が半径方向に突出して取り付けられたものからなり、筒状軸106内部に上記スクリューコンベア102の回転軸を挿通した二重軸を形成してスクリューコンベア102と同時に回転するように回動自在に取り付けられている。尚、粉砕室103の下面は、投入口1に連通して、粉砕した粉砕状岩綿をケーシング3内に落下させる。
【0025】
投入口1からケーシング3内に投入された被計量物hは、図3に示すように、区画部材5によって区画される計量室4内に収納される。そして、接続用回転軸602,603が回転することにより、回転軸601及び区画部材5が回転し、計量室4内の被計量物を排出口2から排出するものである。
【0026】
この排出口2は、投入口1と同様に、単なる開口としておけばよいが、この例では、排出口2の下部を溝状の吐出路21としたもので、ブロアー(図示せず)から吐出されたエアーを、導入口22から吐出路21を経て吐出口23から吐出させることによって、排出口2から落下した被計量物をエアーによって吐出するようにしている。
【0027】
次に、図5に基づき他の実施の形態について説明する。この例では、接続用回転軸603の先端に受容凹部603aが形成され、回転軸601の先端に、この受容凹部603aに嵌入する接続部603bが形成されている。両者は、その断面形状が多角形であり、回動不能に接続される。尚、両者は回動不能に接続されれば足り、キー及びキー溝等の他の形状にしてもよい。また、図5では、一方の接続用回転軸603についてのみ図示したが、他方の接続用回転軸602についても同様の構成としてもよい。また、他方の接続用回転軸602については、先の実施の形態と同様の形態としてもよい。尚、接続用回転軸602,603と回転軸601とは、回動不能に接続されるが、ここで、回動不能とは、被計量物の計量搬送のために回転軸及び区画部材が回動させられる際に、接続用回転軸602,603と回転軸601とが空回りしない程度に回動不能に接続されておれば足り、例えば、両者を断面円形としても、クリアランスを極めて小さく取り、その摩擦抵抗によって、両者が空回りせず、軸受部分で接続用回転軸602,603のみが回動するものであれば実施可能である。
【0028】
さらに、図示の実施の形態では、回転軸601は、閉鎖板3b,3dとエアタイトネスプレート3c,3eとを貫通せず、接続用回転軸602,603が貫通しているが、回転軸601が、閉鎖板3b,3dとエアタイトネスプレート3c,3eを貫通して、接続用回転軸602,603は貫通しないようにして、閉鎖板3b,3dの外側で、両者が接続されるようにしてもよい。但し、メンテナンス時の回転軸601の脱着の作業性からすると、図示の実施形態のように、回転軸601は、閉鎖板3b,3dとエアタイトネスプレート3c,3eとを貫通しないものとしておき、ケーシング3の内側に接続用回転軸602,603の一部が配位され、ケーシング3の内部側の空間において接続用回転軸602,603と回転軸601との接続がなされるようにしておく方が有利である。
【0029】
区画部材5は板状としたが、ケーシング内に複数の計量室を形成し得るものでれば、その形状は自由に変更し得る。例えば上記の実施例では、計量室4は、区画部材5と前後の閉鎖板3b,3dとケーシング3の内周面とによって規定される空間となっているが、各区画部材5の前後を閉じる部材を区画部材5と一体に形成してもよい。この場合には、ケーシング3の前後端は、閉鎖板で閉じる必要はなくなり、ケーシングの前後端にバー材を渡して、軸受を支持させるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上、本願の第1の発明は、区画部材の部品の交換等、ケーシング内を開く必要がある場合に、回転軸と軸受とのセットボルトを緩めずとも、簡単にケーシング内を開くことができ、メンテナンス作業の簡便化を図ることのできる回転計量装置を提供し得たものである。
【0031】
本願の第2の発明は、上記の第1の発明の効果に加え、ケーシングの一端を塞ぐ閉鎖部材をケーシングから外して、軸方向に引き出すだけで、簡単にケーシング内を開くことができ、この開いた状態で区画部材及び回転軸を引き出すだけで、ケーシングから区画部材及び回転軸を取り出すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の1つの実施の形態に係る回転計量装置の回転軸方向に沿う断面図である。
【図2】同要部拡大図である。
【図3】同回転計量装置の中央縦断面図である。
【図4】同回転計量装置の要部分解斜視図である。
【図5】本願発明の他の実施の形態に係る回転計量装置の要部拡大断面図である。
【図6】従来の回転計量装置の回転軸方向に沿う断面図である。
【図7】同分解斜視図である。
【符号の説明】
1 投入口
2 排出口
3 ケーシング
3a 閉鎖部材
3b 閉鎖部材
4 計量室
5 区画部材
7 軸受
8 軸受
601 回転軸
602 接続用回転軸
603 接続用回転軸
603a 受容凹部
603b 接続部
604 受容凹部
605 接続部
606 接続部

Claims (2)

  1. 投入口(1) と排出口(2)とを備えた円筒形のケーシング(3)と、ケーシング(3)内を複数の計量室(4)に区画する区画部材(5)と、ケーシング(3)の軸方向に沿って配位され区画部材(5)をケーシング(3)内にて回転させる回転軸(601)と、この回転軸(601)をケーシング(3)の両端にて支持する軸受(7,8)とを備え、投入口(1)から投入された被計量物を、区画部材(5)によって区画される計量室(4)各々が順次受容し、区画部材(5)が回転することにより、計量室(4)内の被計量物を排出口(2)から排出する回転計量装置において、
    上記の両軸受(7,8)に、接続用回転軸(602,603)が夫々回動可能に支持され、
    各接続用回転軸(602,603)と区画部材(5)の回転軸(601)とが回動不能且つ取り外し可能に接続され、
    ケーシング(3)の少なくとも一端側の軸受(7,8)が、ケーシング(3)に対して取り外し可能に支持されたことを特徴とする回転計量装置。
  2. ケーシング(3)の少なくとも一端に、ケーシング(3)の両端を閉じる閉鎖部材(3b,3d)が取り外し可能に取り付けられ、この閉鎖部材(3b,3d)に軸受(7,8)が取り付けられることにより、軸受(7,8)がケーシング(3)に対して取り外し可能に支持されたものであり、
    上記の回転軸(601)と接続用回転軸(602,603)との何れか一方に受容凹部(604,603a)が設けられ、何れか他方にこの受容凹部(604,603a)に回動不能に軸方向に嵌入される接続部(605,606,603b)が形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の回転計量装置。
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