JP6910654B2 - 回転ドラム式乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、水分を含んだ被乾燥物を収容して乾燥を行う回転ドラム式の乾燥機に関する。
食品廃棄物の減容化や再利用のために、従来から、乾燥機が用いられている。中でも、被乾燥物として、果汁を搾った後の柑橘類の皮は、一定の大きさに裁断することで大きさが揃い、乾燥させることで、保存の利く餌として用いることができ、新たな産品の創出などにも役立ったりしている。また、生ゴミ(産業廃棄物)の減容化にも寄与することができる。
たとえば、餌に、前記柑橘類の皮や、それを粉砕した粉を混ぜることで、養殖魚の魚独特の臭みを消したり、切り身の変色を長く防ぐ等の効果が得られている。そこで、特定の柑橘類を利用した産品としては、柚子やみかんなどの名前を付けたブランド魚も登場している。
しかしながら、柑橘類は、種類によって収穫時期は決まっており、季節や期間限定で餌に混ぜたりしていることが多い。一方、通年に亘って餌に混ぜるためには、収穫したものを保存する必要がある。保存の代表例には冷凍保存があるが、容積が大きくなり、それに比例して保存や輸送にかかるコストも大きくなる。そのため、前記の乾燥が有効で、柑橘類の場合、乾燥させることで、容量や重さが格段に減り、密封すれば、1〜2年の常温保存が可能になる。
また、通年に亘って餌用として使用するには、それなりの量が必要となる。しかしながら、現状、このような柑橘類の皮を乾燥させるには、最適な規模の乾燥機は無く、大きい方では巨大プラントクラス、小さい方では家庭用の生ゴミ処理機のようなものになってしまう。
乾燥させる方法としては、たとえばフリーズドライ(真空乾燥)製法、マイクロウエーブの利用、過熱水蒸気の利用などもあるが、乾燥機が非常に高価なものとなってしまう。したがって、現在、柑橘類の皮の乾燥に使えそうな乾燥機としては、棚式のものが、比較的安価で、唯一である。
前記棚式の温風乾燥機は、被乾燥物を平面に拡げた棚を、タワー状に複数層(乾燥機の規模により異なるが数段から数十段)積層し、温風を当てて乾燥させるものである。そのため、被乾燥物を棚へ均等に並べたり、乾燥状態を見ながら棚を入れ替えたりすることが必要になり、人手がかかることが欠点である。
一方、回転ドラム式の乾燥機は、ドラム内に被乾燥物を収容して、回転しながら温風を当てるので、被乾燥物がドラム内で上層と下層とが入れ替わって、全体が均一に乾燥される特徴がある。しかしながら、被乾燥物をあまり多く入れ過ぎると、前記の上層と下層との入れ替わりが少なくなって、ムラができたり、乾燥時間が長くなったりする。適切な被乾燥物の量としては、容積で、たとえばドラムの4割である。
そこで、特許文献1には、ドラムを周方向に複数に分割した回転ドラム式乾燥機が提案されている。
特表2011−526353号公報
特許文献1の回転ドラム式乾燥機は、被乾燥物としては、ドロドロの下水汚泥用で、したがって、前記の仕切りは、長い流路を確保するためのもので、前記下水汚泥は、軸方向にジグザグに折返されて流れてゆく。また、途中で固まったりしないように、ハンマーまで備えられている。したがって、特許文献1の回転ドラム式乾燥機は、連続処理で、柑橘物の皮のような、流れないものには適さない。
本発明の目的は、柑橘物の皮などのなどの或る程度の大きさがある固形物を乾燥させる乾燥機において、ムラ無く、多くの被乾燥物を乾燥させることができる回転ドラム式乾燥機を提供することである。
本発明の回転ドラム式乾燥機は、略水平の回転軸回りに回転するドラムに被乾燥物を収容し、乾燥風を当てて前記被乾燥物を乾燥させる回転ドラム式乾燥機において、前記略水平の回転軸回りに回転駆動される台板と、前記ドラムを構成し、周方向に複数に分割され、前記台板に個別に着脱自在のかごとを備え、前記周方向に複数に分割されたかごのそれぞれには、その内部を軸方向に貫通する案内筒を有し、前記台板には、前記各かごの案内筒に遊挿して該かごを位置決めするシャフトが立設され、前記各かごは、前記軸方向の基端側が台板に当接し、遊端側が前記台板との間で連結される係止部材に当接して、抜け止めが行われることを特徴とする。
上記の構成によれば、被乾燥物としては、泥などの流動体では無く、食物カスなどの或る程度の大きさがある固形物を乾燥させる乾燥機において、略水平の回転軸回りに回転するドラムに前記被乾燥物を収容し、熱風や温風の乾燥風を当てて前記被乾燥物を乾燥させる回転ドラム式乾燥機は、ドラムの中で被乾燥物が上下にかき回されたりして、効率の良い乾燥を行うことができる。その回転ドラム式乾燥機において、本発明では、前記ドラムを周方向に複数に分割して、小部屋を形成する。その小部屋は、被乾燥物の乾燥状態での大きさより目の細かい網などから成るかごで構成する。そして、そのかごを、一体物とするのではなく、先ず前記略水平の回転軸回りに回転駆動される台板を設け、その台板に前記小部屋のかごを個別に着脱自在とする。
したがって、回転ドラム式乾燥機において、ドラムを複数の小部屋のかごに分割することで、被乾燥物が底に溜まったりすることなく、上下によりかき回されるようになり、乾燥効率を向上することができるとともに、結果的に、1回で乾燥させる量を多くすることもできる。また、小部屋のかごは、被乾燥物の、特に湿った状態での重量を少なくすることができ、入替えを容易に行うことができる。さらにまた、かご毎に、被乾燥物の種類を変えたりすることもできる。また、その小部屋のかごが着脱自在となるように、略水平の回転軸回りに回転駆動される台板を設けるので、台板からかごを外して、被乾燥物の入替えをさらに容易に行うことができる。これによって、かごの清掃などのメンテナンスも容易になる。たとえば、柑橘類の皮の場合、糖分が多量に含まれており、それがかご内面に付着して乾燥するので、清掃が必要になるが、取り外したかごを温水に浸漬することで、容易に清掃できるようになる。
また、上記の構成によれば、係止部材を外し、シャフトから引き抜くことで、かごを台板から取外すことができるとともに、かごが複数に分割されていても、1つずつシャフトで保持されているので、交換が容易である。したがって、かごがカードリッジ式に台板に着脱自在となるので、被乾燥物の入替えを容易に行うことができる。
また、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記ドラムは、4つに分割されたかごから成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、ドラムが分割されていない場合には、同じ被乾燥物がずっと底の方に溜まって、上層と下層との入れ替わりがあまり起こらず、結果的に1回に乾燥できる被乾燥物の量に限りがある(増やせない)のに対して、小部屋に分割することで、その小部屋内での入れ替わりが起こり、乾燥し易くなり、被乾燥物の1回で乾燥させる量を多くすることができる。特にドラムが4つのかごに分割されている場合、本件発明者の実験によれば、同じ乾燥時間で、ドラム全体(分割された小部屋の合計)で、乾燥できる量を最大、たとえば容積で6割程度に増やすることができる。
さらにまた、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記ドラムは、2重筒となっており、その2重筒の間の空間に前記被乾燥物が収容され、その2重筒の内から外に抜けるように、前記乾燥風の流路が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、回転ドラムで、分割された小部屋が内筒よりも上側に位置する場合、前記乾燥風は被収容物の下層側から吹き込み、上層側へ抜ける。
したがって、ドラムを、2重筒で、周方向に分割した複数の小部屋に形成し、その内から外に乾燥風の流路を形成することで、乾燥を促進することができる。
さらにまた、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記係止部材は、前記台板の中央から前記かごの遊端側にまで延びて立設される支柱と、前記各かごの遊端側に当てがわれる板または棒状体と、前記板または棒状体を前記支柱に締着するネジとを備えて構成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、ネジを1本外し、当てがわれている板または棒状体を外すだけで、前記カードリッジ式のかごを着脱することができる。
また、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記台板には、前記ドラムの基端側を外囲する低背の案内筒が立設されており、この案内筒に、回転の駆動ローラが密着することで、該台板からドラムが回転駆動されることを特徴とする。
上記の構成によれば、台板において、ドラムの基端側に、かごの内から外への前記乾燥風の流れを大きく阻害しないような低背の案内筒を立設して、それを1または複数の駆動ローラで駆動して、台板からドラムを回転駆動する。
したがって、台板中央には回転軸や駆動機構が設けられず、前記のドラムの2重筒化によって形成される内側の乾燥風の流路を大きくすることができる。これによって、乾燥風の風量を多くし、乾燥を促進することができる。
さらにまた、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記かごの周囲には、該かごから漏れた乾燥風を纏め、外部に排出する乾燥室が設けられ、前記案内筒の先端側は、前記乾燥室に設けられた開口部に嵌り込み、該案内筒の先端には、前記開口部との間を気密に封止する弾性材が巻付けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、かごの周囲を乾燥室で遮蔽し、かごから漏れた乾燥風を纏め、外部に排出することで乾燥効率を向上するとともに、被乾燥物の残渣が周囲に飛出しても、乾燥室の壁面でそれを効率良く集めて、清掃も容易になる。そのような乾燥室を設けるにあたって、前記の台板から延びる案内筒を利用し、その案内筒の先端が乾燥室に設けられた開口部に嵌り込むようにして、案内筒の先端には、前記開口部との間を気密に封止するスポンジなどの弾性材を巻付けておく。
したがって、回転するかご(ドラム)の周囲を、簡単な構成で気密にすることができる。
また、本発明の回転ドラム式乾燥機では、前記台板には、前記案内筒の外側にフランジが延設されており、このフランジを周方向の複数箇所に設けた一対の挟圧ローラで挟み込むことで、台板からかごの軸倒れを防止して、前記台板が前記略水平の回転軸回りに回転駆動されることを特徴とする。
上記の構成によれば、回転する台板からドラムを、台板の基端側のみでの片持ちで支持することができる。したがって、遊端側からのかごの着脱が容易になる。また、ドラムの中心に、該ドラムを回転自在に支持する軸が不要になるので、かごの内側全体を前記乾燥風の流路として使用でき、被乾燥物の収容量を多くすることができる。
本発明の回転ドラム式乾燥機は、以上のように、ドラムを周方向に複数個のかごに分割して、それを略水平の回転軸回りに回転する台板に、個別に着脱自在にセットする。
それゆえ、各かごの小部屋で、被乾燥物が底に溜まったりすることなく、上下によりかき回されるようになり、乾燥効率を向上することができるとともに、結果的に、1回で乾燥させる量を多くすることもできる。また、小部屋のかごは、被乾燥物の、特に湿った状態での重量を少なくすることができ、入替えを容易に行うことができる。さらにまた、かご毎に、被乾燥物の種類を変えたりすることもできる。また、その小部屋のかごが着脱自在となるように、略水平の回転軸回りに回転駆動される台板を設けるので、台板からかごを外して、被乾燥物の入替えをさらに容易に行うことができる。これによって、かごの清掃などのメンテナンスも容易になる。たとえば、柑橘類の皮の場合、糖分が多量に含まれており、それがかご内面に付着して乾燥するので、清掃が必要になるが、取り外したかごを温水に浸漬することで、容易に清掃できるようになる。
本発明の実施の一形態の回転ドラム式乾燥機の斜視図である。 図1の回転ドラム式乾燥機の六面図である。 ドラム周りの構造を示す正面図である。 ドラム回りの構造を示す分解斜視図である。 前記ドラムを構成するかごの取扱い方法、特に被乾燥物の入替え時の様子を示す斜視図である。 回転ドラム式乾燥機の従来例と本実施形態との乾燥処理時の状態を模式的に示す図である。 本発明の実施の他の形態の回転ドラム式乾燥機におけるドラム周りの構造を示す分解斜視図である。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の一形態の回転ドラム式乾燥機(以下、乾燥機と言う)1の斜視図であり、図2は六面図である。図2(a)は正面図であり、図2(b)は側面図であり、図2(c)は背面図であり、図2(d)は平面図である。この乾燥機1は、乾燥室2内に、後述する仮想の前後方向に延びる水平の回転軸線回りに回転自在となるドラム3に被乾燥物を収容し、該ドラム3を回転させつつ、乾燥風である熱風を当てることで、前記被乾燥物を乾燥させるものである。乾燥風としては、熱風に限らず、温風や、除湿処理された冷風であってもよい。
乾燥室2は、本実施形態では、矩形の空間で、ドラム3を前記前後方向に延びる水平の回転軸線回りに回転自在に収容している。したがって、前面の扉20を開放することで、ドラム3を、その頂部側から臨むことができるようになっている。扉20には、乾燥状況の確認などのために、窓23が設けられている。
乾燥室2の上部には、熱風の吹き込みユニット4が設けられている。熱風の吹き込みユニット4は、空気取込み筒41と、その空気取込み筒41の入口で空気取込み量を調整するシャッタ42と、取込みを行うファン43と、ファン43を駆動するモータ44と、ファン43の後段に設けられる2段のヒータ45と、ヒータ45からの熱風を乾燥室2の背面側中央位置から送り込むダクト46とを備えて構成される。乾燥室2の頂部には、排気筒47が設けられている。シャッタ42の開度、モータ44の回転数、ヒータ45の温度などは、前面頂部に設けられるコントロールパネル9の設定内容および図示しないセンサの検出結果に応答して、前記コントロールパネル9の裏側のコントローラーによって制御される。
図3はドラム3周りの構造を示す正面図であり、図4は分解斜視図である。図3は扉20を開放し、ドラム3内に被乾燥物6を収容した状態を示している。本実施形態では、被乾燥物6は、所定寸法に裁断された柑橘類の皮である。たとえば、ゆずの果汁を搾った後の皮を、5mm幅に裁断したものである。ドラム3は、本実施形態では、周方向に4つに分割されたかご31から構成されている。図4では、図面の簡略化のために、かご31は1つだけ示している。本実施形態では、かご31は、12角形のドラム3を4分割した形状となっている。このかご31をドラム3として一体に組上げ、水平の回転軸回りに回転駆動する台板5が設けられている。かご31は、後述するようにして、台板5から個別に着脱自在である。
本実施形態のドラム3は、内外前記12角形の二重筒の間の両端部を塞ぎ、前記4つのかご31に分割した構造を有しており、そのかご31は、それぞれ小部屋を形成する。図5は、かご31の使用方法を説明する図である。上述のような形状のかご31の隅角部分等には、適宜フレーム30が設けられて補強されている。そして、フレーム30において、かご31の基端側は、適宜、板32で塞がれており、遊端側は、中身を確認可能な透明な蓋33が蝶番34で開閉自在に構成されている。これらの両端部を除き、かご31の外周面35、内周面36、分割された一対の半径の面37には、フレーム30に、被乾燥物6の乾燥状態での大きさより目の細かい網38などが張付けられて、前記2重筒の内周側から外周側への乾燥風の流路が形成される。前記ゆずの皮の場合で、乾燥させれば、重量は1/6程度になる。
かご31において、前記蓋33は、つまみ39によって、ネジ止めされたり、開放されたりすることができ、開放状態で、じょうご(漏斗)やホッパーを使用して、被乾燥物6をかご31内に投入することができ、かご31をひっくり返して、乾燥の終わった被乾燥物6をバケツやパレットに落下させて取出すことができる。かご31の遊端側の外周側には、該かご31の台板5への脱着の際に使用されるハンドル301が設けられている。
上述のように構成されるかご31を、ドラム3として一体化し、水平の回転軸線回りに回転駆動するために、台板5が設けられる。台板5は、中心に開口51を有する円盤52と、円盤52の外周側から軸方向に立上がり、ドラム3の基端側を外囲する低背の案内筒53と、案内筒の外側に延設されるフランジ54と、前記円盤52の開口51の周縁部に複数本立設される支柱55と、前記支柱55の先端に設けられる円板状の蓋56と、円盤52に周方向に等間隔に4本立設されるシャフト57と、案内筒53の先端部の外側に張付けられるスポンジテープ58とを備えて構成される。
シャフト57に対応して、かご31の略中心部には、軸方向に貫通する案内筒302が設けられており、シャフト57に案内筒302を差込んでゆくことで、台板5にかご31を取付けることができる。そのかご31の取付けの際の案内のために、支柱55が設けられている。これによって、1つのかご31に対して1本のシャフト57であっても、また作業者は手前からそのシャフト57が見えなくても、作業者は、支柱55に沿わせてかご31の位置合わせを行い、シャフト57を案内筒302に差込んでゆくことで、かご31を所定の位置に取付けることができる。シャフト57の先端には外ネジ571が刻設されており、蝶ネジ59を螺着することで、台板50にかご31を固定することができる。
支柱55は、かご31の取付け時の案内とともに、蓋56を支持する。これによって、前記ダクト46から開口51を通してかご31の内周側に吹き込まれた乾燥風は、蓋56で跳ね返されて、総てがかご31内を半径方向外側へ吹き出してゆき、その際、被乾燥物6と接触する。かご31の外周側から抜けた乾燥風は、乾燥室2内に吹き出し、排気筒47から排出される。
これらの台板5およびドラム3を回転支持するために、ローラ71,72,73が設けられている。ローラ71,72,73は、軸受け74によって、フレーム21に回転自在に取付けられている。本実施形態では、下部の2つのローラ71,72は、前記台板5およびドラム3の重量を受け、かつチェーン75を介してモータ76によって駆動される駆動ローラであり、上部の1つのローラ73は、前記台板5およびドラム3の前倒れを防止するとともに、ローラ71,72のスリップを防止する従動ローラである。これらのローラ71,72,73は、前記案内筒53の外周を踏面として案内する。案内筒53は、低背で、かご31の内周側から外周側へ抜ける乾燥風の流れを大きく阻害することも無い。モータ76は、ドラム3を、たとえば毎分2回転の低速度で駆動する。
また、台板5およびドラム3を回転支持するために、ローラ81,82,83,84,85が設けられている。それらのローラ81,82,83,84,85は、一対のローラから成り、フランジ54を厚み方向、すなわち軸方向に挟み込んでいる。これによって、台板5の前倒れや、軸方向のズレが抑えられている。前記のローラ71,72,73が、上述のように、主として台板5およびドラム3の重量を受け、回転軸とは直交方向のズレを抑え、かつ回転駆動を行い、ローラ81,82,83,84,85は、主として軸方向のズレを抑える従動ローラである。こうして、台板5には回転軸は設けられておらず、仮想の回転軸回りに駆動され、前記のように開口51からの乾燥風の取込みを可能にするとともに、奥方の片持ちで、手前がフリーとなり、各かご31を手前から着脱可能としている。
乾燥室2の下部には、前記モータ76が設置されるとともに、コントローラ5からの制御出力に応答して、モータ76、ヒータ45、シャッタ42などを実際に駆動するドライバーユニット77が収納されている。フレーム21の底面の四隅には、自由走行を可能にする車輪78、および不所望な位置ズレを防止するとともに、設置水平面高さの調整を可能にする脚79が設けられている。
図6は、(a)が従来の回転ドラム式乾燥機1’、(b)が本実施形態の回転ドラム式乾燥機1の乾燥処理時の状態を模式的に示す図である。これらの回転ドラム式乾燥機1’,1は、被乾燥物6として、特許文献1が対象とする泥などの流動体では無く、食物カスなどの或る程度の大きさがある固形物を乾燥させる乾燥機である。そして、略水平の回転軸回りに回転するドラム3’,3に前記被乾燥物6を収容し、熱風や温風の乾燥風を当てて該被乾燥物6を乾燥させるこれらの回転ドラム式乾燥機1’,1は、ドラム3’,3の中で被乾燥物6が上下にかき回されたりして、効率の良い乾燥を行うことができる。その回転ドラム式乾燥機において、本実施形態の回転ドラム式乾燥機1は、ドラム3を周方向に複数に分割して、小部屋を形成し、その小部屋は、被乾燥物6の乾燥状態での大きさより目の細かい網38などから成るかご31で構成している。
したがって、図6(a)のように、被乾燥物6が底に溜まったりすることなく、図6(b)のように、上下によりかき回されるようになる。これによって、乾燥効率を向上することができるとともに、結果的に、1回で乾燥させる量を多くすることもできる。
また、本実施形態の回転ドラム式乾燥機1では、ドラム3は、外周面35と内周面36とを有する2重筒となっており、その2重筒の間の空間に被乾燥物6が収容され、その2重筒の内から外に抜けるように、乾燥風の流路が形成されている。したがって、乾燥風が、2重筒の内筒から均等に全周に放出されても、図6において矢印で示すように、図6(a)の小部屋が形成されていない場合には下方への吹き出ししか実質的に利用されないのに対して、図6(b)の小部屋が形成されている本実施形態の場合は、ほぼ全周の吹き出しを利用することができる。つまり、分割された小部屋が内筒よりも上側に位置する場合、乾燥風は被収容物6の下層側から吹き込み、上層側へ抜ける。したがって、乾燥を促進することができる。この点を詳しく説明する。
図6(a)のように、ドラム3’が1室の場合、被乾燥物6が底に溜まろうとするので、ドラム3’の回転数を上げて、該被乾燥物6に遠心力を作用させ、該被乾燥物6がドラム3’の出来るだけ上部まで外壁に押し付けられて運ばれ、該上部付近から落下することで、乾燥風に触れさせる必要がある。したがって、ドラム3’には、或る程度の高速回転をさせることが一般的である。しかしながら、被乾燥物6が柑橘類の皮である場合、乾燥に伴い脆くなった被乾燥物6は、落下の衝撃によって不均一な大きさに破砕されることとなり、乾燥具合にむらが出来てしまう。また、粉砕で小さくなり過ぎたものは、かご31の網38から、乾燥途中で抜け出てしまうことがある。
これに対して、図6(b)のように、ドラム3が複数の小部屋に分割されている場合、被乾燥物6は、底部の一箇所に集まるのではなく、小部屋に分散しており、乾燥風が、上方だけでなく、左右や、特に下方から吹き込むことになる。こうして、網38から成るかご31の中で、被乾燥物6に万遍なく乾燥風が当ることになる。そのため、ドラム3は、低速回転でも大差無く乾燥させることができ、動力系の構成部品に係る費用や消費電力を抑えることが可能になる。本実施形態では、上述のように、ドラム3を、4分割して、毎分2回転の非常に低速での駆動である。
ここで、小部屋、すなわちかご31の数が多い程、被収容物6の重なりを抑えることができる。また、被乾燥物6の量が少なくなり、作業者の入替え作業も楽になる。しかしながら、かご31における半径の面37の数が増え、ドラム3内の実質的な容積が減少することになり、また構成部品が増えてコストアップにもなる。したがって、乾燥機1の規模によって、かご31の分割数は任意に選択されればよい。
本件発明者の実験によれば、かご31の数は4つの場合が、バランスが良く、所定の処理量を確保できる乾燥時間(許容できるタクトタイム)内で、充分に乾燥させられる被収容物6の量として、図6(a)の回転ドラム式乾燥機1’がドラム3’の容積に対して4割程度であったところ、図6(b)の本実施形態の回転ドラム式乾燥機1では、分割された小部屋の合計で、6割程度に増加することができる。
さらに、本実施形態の回転ドラム式乾燥機1では、その小部屋を有するドラム3を一体物とするのではなく、複数のかご31に分割し、前記略水平の回転軸回りに回転駆動される台板5に、各かご31を個別に着脱自在としている。したがって、小部屋のかご31は、被乾燥物6の、特に湿った状態での重量を少なくすることができ、上述のように入替えを容易に行うことができる。また、かご31毎に、被乾燥物6の種類を変えたりすることもできる。さらにまた、かご31の清掃などのメンテナンスも容易になる。たとえば、柑橘類の皮の場合、糖分が多量に含まれており、それがかご31の内面に付着して乾燥するので、清掃が必要になるが、取り外したかごを温水に浸漬することで、容易に清掃できるようになる。
また、本実施形態の回転ドラム式乾燥機1では、周方向に複数に分割されたかご31のそれぞれには、その内部を軸方向に貫通する案内筒302を有し、台板5には、各かご31の案内筒301に遊挿して該かご31を位置決めするシャフト57が立設され、各かご31は、軸方向の基端(32)側が台板5に当接し、遊端(33)側が台板5との間で連結される係止部材である蝶ネジ59に当接して、抜け止めが行われる。したがって、蝶ネジ59を外し、シャフト57から引き抜くことで、かご31を台板5から取外すことができる。また、かご31が複数に分割されていても、1つずつシャフト57で保持されているので、交換が容易である。こうして、かご31がカードリッジ式に台板5に着脱自在となるので、被乾燥物6の入替えを容易に行うことができる。
ここで、乾燥室2は、かご31の周囲を遮蔽し、かご31から漏れた乾燥風を纏め、外部に排出することで乾燥効率を向上するとともに、被乾燥物6の残渣が周囲に飛出しても、乾燥室2の壁面でそれを効率良く集めて、清掃を容易にするものであり、ドラム3に沿った円筒などであってもよい。しかしながら、ドラム3の外周面(35)に、乾燥室2の壁面が近接していると、折角、湿気を取込んでかご31の外へ抜けた乾燥風が、壁面で跳ね返されて、かご31方向に戻ってしまったり、残渣がかご31の外周面(35)に付着したりする。そのため、乾燥室2としては、ドラム3に比べて、或る程度の空間を有するように形成されることが好ましい。
本実施形態では、乾燥室2は、矩形に形成され、前面には前記扉20が設けられ、背面板には開口部24が形成されて、前記台板5の案内筒53が突出する。したがって、円盤52やフランジ54ならびにローラ71〜73,81〜85などは、背面板の背後側となり、案内筒53の先端からドラム3の部分が乾燥室2内に嵌り込む。そして、案内筒53の先端部の外側には、弾性材であるスポンジテープ58が張付け(巻付け)られている。したがって、回転するかご31(ドラム3)の周囲を、簡単な構成で気密に封止することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の他の形態の回転ドラム式乾燥機におけるドラム3周りの構造を示す分解斜視図である。図7において、図4の構成に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、本実施形態では、かご31の固定を、シャフト57および蝶ネジ59の組合わせに替えて、2本の固定バー91,92および固定ノブ93を用いて行うことである。
そのため、シャフト57aには外ネジ571が刻設されておらず、またシャフト57よりも短く、前記案内筒302を差込み易くするために、尖鋭に形成される。一方、固定バー91,92は、前記12角形の相互に直交する直径線上に配置されるもので、その両端部には前記案内筒302に嵌り込む尖鋭なピン911,921が立設され、中央位置には孔912,922が形成されている。
したがって、かご31の案内筒302にシャフト57aを通して該かご31を台板5に仮固定し、対角線上のかご31をペアとして、案内筒302に固定バー91,92のピン911,921を差込み、孔912,922を通ったノブ93を蓋56aの孔56bに螺着することで、各かご31は、支柱55から、蓋56a、固定バー91,92およびノブ93によって支持されることになる。そのため、蓋56aは、乾燥風の跳ね返しだけでなく、本実施形態では4つのかご31に支持に係わるので、剛性を有し、支柱55に強固に固定され、また孔56bには固定ノブ93の着脱のためのネジが刻設されていたり、或いは固定ノブ93が螺着されるナットが固着されている。
したがって、かご31の案内筒302にシャフト57aを通して該かご31を台板5に仮固定し、対角線上のかご31をペアとして、案内筒302に固定バー91,92のピン911,921を差込み、孔912,922を通ったノブ93を蓋56aの孔56bに螺着することで、各かご31は、支柱55から、蓋56a、固定バー91,92およびノブ93によって支持されることになる。そのため、蓋56aは、乾燥風の跳ね返しだけでなく、本実施形態では4つのかご31支持に係わるので、剛性を有し、支柱55に強固に固定され、また孔56bには固定ノブ93の着脱のためのネジが刻設されていたり、或いは固定ノブ93が螺着されるナットが固着されている。
1 回転ドラム式乾燥機
2 乾燥室
20 前面の扉
23 窓
3 ドラム
30 フレーム
301 ハンドル
302 案内筒
31 かご
32 板
33 蓋
34 蝶番
35 外周面
36 内周面
37 半径の面
38 網
39 つまみ
4 熱風の吹き込みユニット
41 空気取込み筒
42 シャッタ
43 ファン
44 モータ
45 ヒータ
46 ダクト
47 排気筒
5 台板
51 開口
52 円盤
53 案内筒
54 フランジ
55 支柱
56,56a 蓋
57,57a シャフト
58 スポンジテープ
59 蝶ネジ
6 被乾燥物
71,72,73 ローラ
76 モータ
77 ドライバーユニット
81,82,83,84,85 ローラ
9 コントロールパネル
91,92 固定バー
93 固定ノブ

Claims (6)

  1. 略水平の回転軸回りに回転するドラムに被乾燥物を収容し、乾燥風を当てて前記被乾燥物を乾燥させる回転ドラム式乾燥機において、
    前記略水平の回転軸回りに回転駆動される台板と、
    前記ドラムを構成し、周方向に複数に分割され、前記台板に個別に着脱自在のかごとを備えて構成され
    前記周方向に複数に分割されたかごのそれぞれには、その内部を軸方向に貫通する案内筒を有し、
    前記台板には、前記各かごの案内筒に遊挿して該かごを位置決めするシャフトが立設され、
    前記各かごは、前記軸方向の基端側が台板に当接し、遊端側が前記台板との間で連結される係止部材に当接して、抜け止めが行われることを特徴とする回転ドラム式乾燥機。
  2. 前記ドラムは、4つに分割されたかごから成ることを特徴とする請求項1記載の回転ドラム式乾燥機。
  3. 前記ドラムは、2重筒となっており、その2重筒の間の空間に前記被乾燥物が収容され、その2重筒の内から外に抜けるように、前記乾燥風の流路が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の回転ドラム式乾燥機。
  4. 前記係止部材は、
    前記台板の中央から前記かごの遊端側にまで延びて立設される支柱と、
    前記各かごの遊端側に当てがわれる板または棒状体と、
    前記板または棒状体を前記支柱に締着するネジとを備えて構成されることを特徴とする請求項記載の回転ドラム式乾燥機。
  5. 前記台板には、前記ドラムの基端側を外囲する低背の案内筒が立設されており、この案内筒に、回転の駆動ローラが密着することで、該台板からドラムが回転駆動されることを特徴とする請求項3記載の回転ドラム式乾燥機。
  6. 前記かごの周囲には、該かごから漏れた乾燥風を纏め、外部に排出する乾燥室が設けられ、
    前記案内筒の先端側は、前記乾燥室に設けられた開口部に嵌り込み、該案内筒の先端には、前記開口部との間を気密に封止する弾性材が巻付けられていることを特徴とする請求項記載の回転ドラム式乾燥機。
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