JP3609152B2 - オフセットキャンセル回路とそれを用いたオフセットキャンセルシステム - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はアンプ回路のオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル回路とそれを用いたオフセットキャンセルシステムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
オフセットキャンセル回路は、プリアンプ部とレベルシフト部とから構成される。プリアンプ部は圧力センサ等の微小な電位差を出力する回路に接続され、微小な電位差を受け取り、これを増幅して出力する回路である。レベルシフト部は、所望のレベルに設定可能な基準電位と増幅した電位差とに応じた電位をAD変換器に出力する回路である。これによりレベルシフト部は、AD変換器に出力する出力電位をAD変換器の入力規格範囲内に設定している。
【0003】
次に、オフセットキャンセル回路およびそれを用いたシステムの動作が説明される。
【0004】
圧力センサから出力される電位差がX1となり、プリアンプ部の入力端に電位差X1が与えられる。このときレベルシフト部の出力端に与えられる出力電位Y1はY1=aX1+bA+c(a,bは係数、Aは基準電位)の関係を満たす。cは、プリアンプ部およびレベルシフト部が複数のオペアンプから構成されており、このオペアンプにはオフセット電圧があることにより生じた項である。このY1をAD変換器が受け取り、AD変換器がアナログ値Y1をデジタル値Y3に変換し、演算器に出力する。またプリアンプ部の入力端に電位差”0”が与えられる。このときレベルシフト部の出力端に与えられる出力電位Y2はY2=a・0+bA+c=bA+cの関係を満たす。このY2をAD変換器が受け取り、アナログ値Y2をデジタル値Y4に変換し、演算器に出力する。演算器はY3−Y4の演算を実際には行うが、説明の簡略のため詳細な説明中ではY3ーY4=Y1ーY2の演算を行うと仮定して(Y3ーY4はY1ーY2に対応しているため)説明をおこなう。演算器はY1ーY2の演算をおこない、Y1ーY2=aX1の電位差を得る。これによりオペアンプのオフセット電圧に無関係の電位差が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧力センサ等の微小電位差をプリアンプ部に与える回路にもオフセット電圧がある。よってある圧力レベルではその出力電位差が理想的には”d”となるべきところがオフセット出力と呼ばれる出力誤差”e”が生じ、X1=d+eとなってしまう。よってY1ーY2=a(d+e)=a・d+a・eとなり、圧力センサのオフセット出力に基づく項a・eがレベルシフト部の出力ノードに生じてしまう。ここで、オフセット電圧は製品毎に様々であるので、eも製品毎に異なり、これを調整する必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のオフセットキャンセル回路は、2つの端子と、出力端子と、2つの中間端子とを有し、第1の状態の時、2つの端子間の電位差に応答した電位差を2つの中間端子間に与え、2つの中間端子間に与えられた電位差と第1の電位とに応答した電位を出力端子に与える。またオフセットキャンセル回路は第2の状態の時、2つの端子間の電位差に応答した電位差を2つの中間端子に与え、中間端子に与えられた電位差と第2の電位とに応答した電位を出力端子に与える。
【0007】
【作用】
本発明は、第1の状態の時、2つの中間端子間に与えられた電位差と第1の電位とに応答した電位を出力端子に与え、第2の状態の時、2つの中間端子間に与えられた電位差と第2の電位とに応答した電位を出力端子に与える。
【0008】
図1は本発明の第1の実施例のオフセットキャンセル回路を含んだオフセットキャンセルシステムの回路構成図である。
【0009】
以下、第1の実施例が図1を参照して説明される。
【0010】
N1〜N16はノード名、A1〜A4はオペアンプ、S1〜S4はアナログスイッチ、R1〜R8は抵抗、R9は可変抵抗である。圧力センサの一方の出力端は入力端子IN1に接続され、圧力センサの他方の出力端は入力端子IN2に接続される。ノードN1は入力端子IN1とオペアンプA1の正入力とアナログスイッチS1の一方のアナログ入出力とに接続される。ノードN2は各アナログスイッチS1,S2,S3,S4のコントロール入力に接続される。ノードN3はアナログスイッチS2の一方のアナログ入出力とオペアンプA2の正入力に接続される。ノードN4はオペアンプA1の負入力と抵抗R1の一端と抵抗R2の一端に接続される。ノードN5はオペアンプA2の負入力と抵抗R3の一端と抵抗R2の他端に接続される。ノードN6は入力端子IN2とアナログスイッチS2のもう一方のアナログ入出力に接続される。ノードN7はオペアンプA1の出力と抵抗R1の他端と抵抗R4の一端に接続される。ノードN8はオペアンプA2の出力と抵抗R3の他端と抵抗R6の一端に接続される。ノードN9は抵抗R4の他端と抵抗R5の一端とオペアンプA4の負入力に接続される。ノードN10は抵抗R6の他端と抵抗R7の一端とオペアンプA4の正入力に接続される。ノードN11はオペアンプA4の出力と抵抗R5の他端とADコンバータの入力に接続される。ノードN12は抵抗R7の他端とオペアンプA3の出力とオペアンプA3の負入力に接続される。N13はA3の正入力とアナログスイッチS3の一方のアナログ入出力とアナログスイッチS4の一方のアナログ入出力とに接続される。ノードN16はアナログスイッチS3の他方のアナログ入出力と抵抗R8の一端と抵抗R9の一端に接続されている。ノードN14は抵抗R9の他端と電源電位VDDに接続される。ノードN15は抵抗R8の他端と接地電位GNDとアナログスイッチS4の他方のアナログ入出力に接続される。
【0011】
ノードN1、ノードN6〜ノードN7、ノードN8によって囲まれた部分が増幅部、N7、N8〜N11、N14、N15によって囲まれた部分がレベルシフト部である。
【0012】
抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3、抵抗R4の抵抗値比率は1:1:1:1とする。
【0013】
抵抗R9はノードN16の電位レベルを調整すると共に、アナログスイッチS3がオンした時、ノードN16の電位レベルを調整する可変抵抗である。
【0014】
次に、本発明のオフセットキャンセル回路およびオフセットキャンセルシステムの動作が説明される。
【0015】
本発明のオフセットキャンセル回路は、入力電位差測定モードとオフセット測定モードの2つの状態の時がある。
【0016】
まず、入力電位差測定モードの回路動作が説明される。
【0017】
<入力電位差測定モード>
入力電位差測定モードでは、ノードN2がLレベルに設定されることにより、スイッチS1,S4がOFF、スイッチS2,S3がONとなる。圧力センサにある圧力が加えられ、電位差ΔVが出力される。ノードN1ーノードN3間には圧力センサの微小な出力電位差ΔVが入力される。ノードN1の電位をVN1、ノードN3の電位をVN3とすると、ΔVは、
ΔV=VN3 − VN1 (式1)
となる。
【0018】
プリアンプ部はΔVを(R1+R2+R3)/R2倍に増幅する。レベルシフト部はプリアンプ部で増幅された電位差(R1+R2+R3)/R2・ΔVとノードN13の電位VN13とに基づいて、ノードN11に以下の関係を満たす電位VN11を与える。
【0019】
VN11 =(R1+R2+R3)/ R2・ΔV + VN13(式2)
ところが実際、各オペアンプA1、A2、A3、A4の正/負入力端子間にはそれぞれオフセット電圧VOFF1、VOFF2、VOFF3、VOFF4があるため、(式2)は、
VN11=(R1+R2+R3)/ R2 x (ΔV+VOFF1−VOFF2)+ VN13 + VOFF3 + 2・VOFF4 (式3)
となる。
【0020】
ここで、VN13は、所望の値に設定することができるので、VN13を予め調整することで、オペアンプのオフセット電圧によりノードN11に生じる誤差Vop(式2からのずれ)をキャンセルすることが可能である。
【0021】
つまり
Vop=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+VOFF3 +2・VOFF4
なので、
ーVN13=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+VOFF3 +2・VOFF4
とすれば、オペアンプのオフセット電圧によって生じる誤差Vopがキャンセルされる。
【0022】
しかし、オフセット電圧は温度や電源電位等によって変化する。よって温度環境や電源電位が異なる状態で使用した場合、つまりオフセット電圧が変化した場合、同じ圧力を加えた場合でも出力電位VN11が異なってしまう。
【0023】
また圧力センサにもオフセット電圧がある。よって圧力センサの出力電位差にも誤差があり、実際の出力ΔVは理想的な値からずれる。つまり圧力センサに加えられる圧力がある値の時、入力端子IN1と入力端子IN2に与えられる理想的な電位差をdとし、圧力センサのオフセット電圧により生じた出力誤差電位差をeとすると、
Δv=d+e
となる。
【0024】
圧力センサのオフセット電圧によってノードN11に生じる出力電位誤差Vpは
Vp=(R1+R2+R3)/ R2 ・e
よってVN11は理想値に対して大きくずれている。
【0025】
上記オペアンプのオフセット電圧及び圧力センサのオフセット電圧によって生じるノードN11に与えられる出力電位の誤差(理想値からのずれ)をキャンセルするため、オフセットキャンセル回路にはオフセット測定モードがある。
【0026】
以下。オフセット測定モード時のオフセットキャンセル回路およびシステムの動作が説明される。
【0027】
<オフセット測定モード>
オフセット測定モードでは、ノードN2がHレベルになることによって、アナログスイッチS1がON、アナログスイッチS2がOFF、アナログスイッチS3がOFF、アナログスイッチS4がONする。これによりノードN1とノードN3には等しい電位が入力される。すなわち(式1)にてΔV=0となる。ノードN13には接地電位GNDが与えられる。このときN11に与えられる出力電位VN11’は
VN11’=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2) +VOFF3 + 2・VOFF4 (式4)
となる。
【0028】
AD変換器はVN11を入力し、VN11をAD変換し、これに基づく値を演算器に出力する。またAD変換器はVN11’を入力し、このVN11’をAD変換し、これに基づく値を演算器に出力する。演算器はAD変換器から出力される2つの値の差を演算する。ここで説明の簡略の為に、AD変換する前の入力と、AD変換した後の出力を等しいものと考えて以下の説明を行なう。
【0029】
入力電位差測定モードの時にノードN11に与えられた電位VN11(式3)と(式4)の差をとると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/ R2・ΔV+VN13 (式5)
となる。これによりオペアンプのオフセット電圧に依る誤差がキャンセルされる。
【0030】
ここで、
Δv=d+e
を式5に代入すると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/ R2・(d+e)+VN13
圧力センサのオフセット電圧によってノードN11に生じる出力電位誤差Vpは
Vp=(R1+R2+R3)/ R2 ・e
ここで圧力センサのオフセット電圧は温度や電源電位の影響によって変化するものの、圧力センサのオフセット電圧に起因する出力電位差誤差e、つまり出力電位誤差Vpの温度や電源電位に対する影響は予め既知である。よって温度や電源電位の条件が変わった時でも、これによる出力電位VN11の変動分は演算器によって計算でき、この変動分を打ち消すことができる。
【0031】
よってVN13を製品毎に所望の値に設定することにより、製品毎に異なるVN11ーVN11’を一定にすることができる。つまり製品毎に異なる圧力センサのオフセット電圧による影響をキャンセルできる。
【0032】
以上のように、第1の実施例では、ノードN13の電位を入力電位差測定モードとオフセット電圧測定モードとで切り換えている。よって入力電位差測定モードの測定値(式3)とオフセット電圧測定モードの測定値(式4)との差である(式5)にVN13の項が現れるので、VN13を製品毎に所望の値に調整シフトすることで、VN11ーVN11’を一定の値にすることができる。これにより、製品毎に異なるオペアンプのオフセット電圧による影響と圧力センサのオフセット電圧による影響を取り除くことが可能となる。
【0033】
図2は本発明の第2の実施例のオフセットキャンセルシステムの回路図である。
【0034】
図1と同一部分または相当部分には同一符号が付与され説明が省略される。
【0035】
アナログスイッチS3が取り払われ、ノードN13はA3の正入力と抵抗R8と抵抗R9の一端に接続される。ノードN14は抵抗R9の他端と電源電位VDDに接続されている。ノードN15は抵抗R8の他端とアナログスイッチS4の一方のアナログ入出力と接地電位GNDに接続される。ノードN12にはアナログスイッチS4のもう一方のアナログ入出力とオペアンプA3の出力とオペアンプA3の負入力と抵抗R7の一方の端子に接続されている。アナログスイッチS4のコントロール入力はノードN2に接続されている。オペアンプA3の出力イネーブル入力OEはN2に接続される。
【0036】
第2の実施例の動作が説明される。
【0037】
<入力電位差測定モード>
入力電位差測定モードの動作は第1の実施例と同じである。したがって、ノードN11に与えられる出力電位差は(式3)となる。
【0038】
<オフセット測定モード>
オフセット測定モードでは、ノードN2がHレベルとなり、ノードS4がONし、アナログスイッチA3の出力がディスエーブルされる。ノードN12にはノードN15の電位VN15が入力される。したがって(式4)は
VN11’=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+ VN15 + VOFF4 x 2(式6)
となる。
【0039】
(式3)と(式6)の差をとると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/R2・ΔV + VOFF3 + VN16 − VN15 (式7)
となり、A3のオフセット電圧よる誤差項が残る。
【0040】
以上のように、第2の実施例によると、アナログスイッチA3のオフセット電圧による誤差項がのこるが、オフセット測定モードではアナログスイッチA3がディスエーブルされているので、アナログスイッチA3の消費電流をゼロにできるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】
本発明では、第1の状態の時に出力端子に与えられた電位と、第2の状態の時に出力端子に与えられた電位との差を取った場合、この差を所定の値に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のオフセットキャンセルシステムの構成図
【図2】本発明の第2の実施例のオフセットキャンセルシステムの構成図
【符号の説明】
A1〜A4 オペアンプ
S1〜S4 アナログスイッチ
R1〜R9 抵抗
【産業上の利用分野】
本発明はアンプ回路のオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル回路とそれを用いたオフセットキャンセルシステムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
オフセットキャンセル回路は、プリアンプ部とレベルシフト部とから構成される。プリアンプ部は圧力センサ等の微小な電位差を出力する回路に接続され、微小な電位差を受け取り、これを増幅して出力する回路である。レベルシフト部は、所望のレベルに設定可能な基準電位と増幅した電位差とに応じた電位をAD変換器に出力する回路である。これによりレベルシフト部は、AD変換器に出力する出力電位をAD変換器の入力規格範囲内に設定している。
【0003】
次に、オフセットキャンセル回路およびそれを用いたシステムの動作が説明される。
【0004】
圧力センサから出力される電位差がX1となり、プリアンプ部の入力端に電位差X1が与えられる。このときレベルシフト部の出力端に与えられる出力電位Y1はY1=aX1+bA+c(a,bは係数、Aは基準電位)の関係を満たす。cは、プリアンプ部およびレベルシフト部が複数のオペアンプから構成されており、このオペアンプにはオフセット電圧があることにより生じた項である。このY1をAD変換器が受け取り、AD変換器がアナログ値Y1をデジタル値Y3に変換し、演算器に出力する。またプリアンプ部の入力端に電位差”0”が与えられる。このときレベルシフト部の出力端に与えられる出力電位Y2はY2=a・0+bA+c=bA+cの関係を満たす。このY2をAD変換器が受け取り、アナログ値Y2をデジタル値Y4に変換し、演算器に出力する。演算器はY3−Y4の演算を実際には行うが、説明の簡略のため詳細な説明中ではY3ーY4=Y1ーY2の演算を行うと仮定して(Y3ーY4はY1ーY2に対応しているため)説明をおこなう。演算器はY1ーY2の演算をおこない、Y1ーY2=aX1の電位差を得る。これによりオペアンプのオフセット電圧に無関係の電位差が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧力センサ等の微小電位差をプリアンプ部に与える回路にもオフセット電圧がある。よってある圧力レベルではその出力電位差が理想的には”d”となるべきところがオフセット出力と呼ばれる出力誤差”e”が生じ、X1=d+eとなってしまう。よってY1ーY2=a(d+e)=a・d+a・eとなり、圧力センサのオフセット出力に基づく項a・eがレベルシフト部の出力ノードに生じてしまう。ここで、オフセット電圧は製品毎に様々であるので、eも製品毎に異なり、これを調整する必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のオフセットキャンセル回路は、2つの端子と、出力端子と、2つの中間端子とを有し、第1の状態の時、2つの端子間の電位差に応答した電位差を2つの中間端子間に与え、2つの中間端子間に与えられた電位差と第1の電位とに応答した電位を出力端子に与える。またオフセットキャンセル回路は第2の状態の時、2つの端子間の電位差に応答した電位差を2つの中間端子に与え、中間端子に与えられた電位差と第2の電位とに応答した電位を出力端子に与える。
【0007】
【作用】
本発明は、第1の状態の時、2つの中間端子間に与えられた電位差と第1の電位とに応答した電位を出力端子に与え、第2の状態の時、2つの中間端子間に与えられた電位差と第2の電位とに応答した電位を出力端子に与える。
【0008】
図1は本発明の第1の実施例のオフセットキャンセル回路を含んだオフセットキャンセルシステムの回路構成図である。
【0009】
以下、第1の実施例が図1を参照して説明される。
【0010】
N1〜N16はノード名、A1〜A4はオペアンプ、S1〜S4はアナログスイッチ、R1〜R8は抵抗、R9は可変抵抗である。圧力センサの一方の出力端は入力端子IN1に接続され、圧力センサの他方の出力端は入力端子IN2に接続される。ノードN1は入力端子IN1とオペアンプA1の正入力とアナログスイッチS1の一方のアナログ入出力とに接続される。ノードN2は各アナログスイッチS1,S2,S3,S4のコントロール入力に接続される。ノードN3はアナログスイッチS2の一方のアナログ入出力とオペアンプA2の正入力に接続される。ノードN4はオペアンプA1の負入力と抵抗R1の一端と抵抗R2の一端に接続される。ノードN5はオペアンプA2の負入力と抵抗R3の一端と抵抗R2の他端に接続される。ノードN6は入力端子IN2とアナログスイッチS2のもう一方のアナログ入出力に接続される。ノードN7はオペアンプA1の出力と抵抗R1の他端と抵抗R4の一端に接続される。ノードN8はオペアンプA2の出力と抵抗R3の他端と抵抗R6の一端に接続される。ノードN9は抵抗R4の他端と抵抗R5の一端とオペアンプA4の負入力に接続される。ノードN10は抵抗R6の他端と抵抗R7の一端とオペアンプA4の正入力に接続される。ノードN11はオペアンプA4の出力と抵抗R5の他端とADコンバータの入力に接続される。ノードN12は抵抗R7の他端とオペアンプA3の出力とオペアンプA3の負入力に接続される。N13はA3の正入力とアナログスイッチS3の一方のアナログ入出力とアナログスイッチS4の一方のアナログ入出力とに接続される。ノードN16はアナログスイッチS3の他方のアナログ入出力と抵抗R8の一端と抵抗R9の一端に接続されている。ノードN14は抵抗R9の他端と電源電位VDDに接続される。ノードN15は抵抗R8の他端と接地電位GNDとアナログスイッチS4の他方のアナログ入出力に接続される。
【0011】
ノードN1、ノードN6〜ノードN7、ノードN8によって囲まれた部分が増幅部、N7、N8〜N11、N14、N15によって囲まれた部分がレベルシフト部である。
【0012】
抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3、抵抗R4の抵抗値比率は1:1:1:1とする。
【0013】
抵抗R9はノードN16の電位レベルを調整すると共に、アナログスイッチS3がオンした時、ノードN16の電位レベルを調整する可変抵抗である。
【0014】
次に、本発明のオフセットキャンセル回路およびオフセットキャンセルシステムの動作が説明される。
【0015】
本発明のオフセットキャンセル回路は、入力電位差測定モードとオフセット測定モードの2つの状態の時がある。
【0016】
まず、入力電位差測定モードの回路動作が説明される。
【0017】
<入力電位差測定モード>
入力電位差測定モードでは、ノードN2がLレベルに設定されることにより、スイッチS1,S4がOFF、スイッチS2,S3がONとなる。圧力センサにある圧力が加えられ、電位差ΔVが出力される。ノードN1ーノードN3間には圧力センサの微小な出力電位差ΔVが入力される。ノードN1の電位をVN1、ノードN3の電位をVN3とすると、ΔVは、
ΔV=VN3 − VN1 (式1)
となる。
【0018】
プリアンプ部はΔVを(R1+R2+R3)/R2倍に増幅する。レベルシフト部はプリアンプ部で増幅された電位差(R1+R2+R3)/R2・ΔVとノードN13の電位VN13とに基づいて、ノードN11に以下の関係を満たす電位VN11を与える。
【0019】
VN11 =(R1+R2+R3)/ R2・ΔV + VN13(式2)
ところが実際、各オペアンプA1、A2、A3、A4の正/負入力端子間にはそれぞれオフセット電圧VOFF1、VOFF2、VOFF3、VOFF4があるため、(式2)は、
VN11=(R1+R2+R3)/ R2 x (ΔV+VOFF1−VOFF2)+ VN13 + VOFF3 + 2・VOFF4 (式3)
となる。
【0020】
ここで、VN13は、所望の値に設定することができるので、VN13を予め調整することで、オペアンプのオフセット電圧によりノードN11に生じる誤差Vop(式2からのずれ)をキャンセルすることが可能である。
【0021】
つまり
Vop=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+VOFF3 +2・VOFF4
なので、
ーVN13=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+VOFF3 +2・VOFF4
とすれば、オペアンプのオフセット電圧によって生じる誤差Vopがキャンセルされる。
【0022】
しかし、オフセット電圧は温度や電源電位等によって変化する。よって温度環境や電源電位が異なる状態で使用した場合、つまりオフセット電圧が変化した場合、同じ圧力を加えた場合でも出力電位VN11が異なってしまう。
【0023】
また圧力センサにもオフセット電圧がある。よって圧力センサの出力電位差にも誤差があり、実際の出力ΔVは理想的な値からずれる。つまり圧力センサに加えられる圧力がある値の時、入力端子IN1と入力端子IN2に与えられる理想的な電位差をdとし、圧力センサのオフセット電圧により生じた出力誤差電位差をeとすると、
Δv=d+e
となる。
【0024】
圧力センサのオフセット電圧によってノードN11に生じる出力電位誤差Vpは
Vp=(R1+R2+R3)/ R2 ・e
よってVN11は理想値に対して大きくずれている。
【0025】
上記オペアンプのオフセット電圧及び圧力センサのオフセット電圧によって生じるノードN11に与えられる出力電位の誤差(理想値からのずれ)をキャンセルするため、オフセットキャンセル回路にはオフセット測定モードがある。
【0026】
以下。オフセット測定モード時のオフセットキャンセル回路およびシステムの動作が説明される。
【0027】
<オフセット測定モード>
オフセット測定モードでは、ノードN2がHレベルになることによって、アナログスイッチS1がON、アナログスイッチS2がOFF、アナログスイッチS3がOFF、アナログスイッチS4がONする。これによりノードN1とノードN3には等しい電位が入力される。すなわち(式1)にてΔV=0となる。ノードN13には接地電位GNDが与えられる。このときN11に与えられる出力電位VN11’は
VN11’=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2) +VOFF3 + 2・VOFF4 (式4)
となる。
【0028】
AD変換器はVN11を入力し、VN11をAD変換し、これに基づく値を演算器に出力する。またAD変換器はVN11’を入力し、このVN11’をAD変換し、これに基づく値を演算器に出力する。演算器はAD変換器から出力される2つの値の差を演算する。ここで説明の簡略の為に、AD変換する前の入力と、AD変換した後の出力を等しいものと考えて以下の説明を行なう。
【0029】
入力電位差測定モードの時にノードN11に与えられた電位VN11(式3)と(式4)の差をとると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/ R2・ΔV+VN13 (式5)
となる。これによりオペアンプのオフセット電圧に依る誤差がキャンセルされる。
【0030】
ここで、
Δv=d+e
を式5に代入すると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/ R2・(d+e)+VN13
圧力センサのオフセット電圧によってノードN11に生じる出力電位誤差Vpは
Vp=(R1+R2+R3)/ R2 ・e
ここで圧力センサのオフセット電圧は温度や電源電位の影響によって変化するものの、圧力センサのオフセット電圧に起因する出力電位差誤差e、つまり出力電位誤差Vpの温度や電源電位に対する影響は予め既知である。よって温度や電源電位の条件が変わった時でも、これによる出力電位VN11の変動分は演算器によって計算でき、この変動分を打ち消すことができる。
【0031】
よってVN13を製品毎に所望の値に設定することにより、製品毎に異なるVN11ーVN11’を一定にすることができる。つまり製品毎に異なる圧力センサのオフセット電圧による影響をキャンセルできる。
【0032】
以上のように、第1の実施例では、ノードN13の電位を入力電位差測定モードとオフセット電圧測定モードとで切り換えている。よって入力電位差測定モードの測定値(式3)とオフセット電圧測定モードの測定値(式4)との差である(式5)にVN13の項が現れるので、VN13を製品毎に所望の値に調整シフトすることで、VN11ーVN11’を一定の値にすることができる。これにより、製品毎に異なるオペアンプのオフセット電圧による影響と圧力センサのオフセット電圧による影響を取り除くことが可能となる。
【0033】
図2は本発明の第2の実施例のオフセットキャンセルシステムの回路図である。
【0034】
図1と同一部分または相当部分には同一符号が付与され説明が省略される。
【0035】
アナログスイッチS3が取り払われ、ノードN13はA3の正入力と抵抗R8と抵抗R9の一端に接続される。ノードN14は抵抗R9の他端と電源電位VDDに接続されている。ノードN15は抵抗R8の他端とアナログスイッチS4の一方のアナログ入出力と接地電位GNDに接続される。ノードN12にはアナログスイッチS4のもう一方のアナログ入出力とオペアンプA3の出力とオペアンプA3の負入力と抵抗R7の一方の端子に接続されている。アナログスイッチS4のコントロール入力はノードN2に接続されている。オペアンプA3の出力イネーブル入力OEはN2に接続される。
【0036】
第2の実施例の動作が説明される。
【0037】
<入力電位差測定モード>
入力電位差測定モードの動作は第1の実施例と同じである。したがって、ノードN11に与えられる出力電位差は(式3)となる。
【0038】
<オフセット測定モード>
オフセット測定モードでは、ノードN2がHレベルとなり、ノードS4がONし、アナログスイッチA3の出力がディスエーブルされる。ノードN12にはノードN15の電位VN15が入力される。したがって(式4)は
VN11’=(R1+R2+R3)/ R2 ・(VOFF1−VOFF2)+ VN15 + VOFF4 x 2(式6)
となる。
【0039】
(式3)と(式6)の差をとると、
VN11− VN11’=(R1+R2+R3)/R2・ΔV + VOFF3 + VN16 − VN15 (式7)
となり、A3のオフセット電圧よる誤差項が残る。
【0040】
以上のように、第2の実施例によると、アナログスイッチA3のオフセット電圧による誤差項がのこるが、オフセット測定モードではアナログスイッチA3がディスエーブルされているので、アナログスイッチA3の消費電流をゼロにできるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】
本発明では、第1の状態の時に出力端子に与えられた電位と、第2の状態の時に出力端子に与えられた電位との差を取った場合、この差を所定の値に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のオフセットキャンセルシステムの構成図
【図2】本発明の第2の実施例のオフセットキャンセルシステムの構成図
【符号の説明】
A1〜A4 オペアンプ
S1〜S4 アナログスイッチ
R1〜R9 抵抗
Claims (3)
- 2つの端子と、出力端子と、基準端子と、前記2つの端子間の電位差を増幅して前記出力回路から出力する増幅回路を有するオフセットキャンセル回路において、
第 1 の状態の時前記 2 つの端子間を短絡し、第 2 の状態のときに前記 2 つの端子間に電位差を与えるスイッチ回路と、
前記第 1 の状態のときに前記基準端子に基準電位を与え、前記第 2 の状態のときに前記基準端子に所望の電位を与える電位調整回路とを有することを特徴とするオフセットキャンセル回路。 - 前記増幅回路は、
前記 2 つの端子のうちの一方が接続される正入力端子と、出力端子と、該出力端子と第 1 の抵抗を介して接続される負入力端子とを有する第 1 のオペアンプと、
前記 2 つの端子のうちの他方が接続される正入力端子と、出力端子と、該出力端子と第2の抵抗を介して接続される負入力端子とを有する第2のオペアンプと、
前記第 1 および第 2 のオペアンプの負入力端子間を接続する第 3 の抵抗と、
前記第 1 のオペアンプの出力端子と第 4 の抵抗を介して接続される負入力端子と、前記第 2 のオペアンプの出力端子と第 5 の抵抗を介して接続される正入力端子と、その負入力端子と第 6 の抵抗を介して出力される出力端子とを有する第 3 のオペアンプと、
該第 3 のオペアンプの正入力端子と前記基準端子とを接続する第 7 の抵抗とを有する請求項 1 記載のオフセットキャンセル回路。 - 前記電位調整回路は、
前記所望の電位を発生する電位発生回路と、
前記基準端子に接続された出力端子および負入力端子と、正入力端子とを有する第 4 のオペアンプと、
前記第 1 の状態のとき接地電位を前記第 4 のオペアンプの正入力端子に与え、前記第 2 の状態のときは前記所望の電位を前記第 4 のオペアンプの正入力端子に与えるスイッチ回路とを有する請求項 1 または2記載のオフセットキャンセル回路。
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