JP2792522B2 - 半導体センサ用信号処理回路 - Google Patents

半導体センサ用信号処理回路

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JP2792522B2 JP3359910A JP35991091A JP2792522B2 JP 2792522 B2 JP2792522 B2 JP 2792522B2 JP 3359910 A JP3359910 A JP 3359910A JP 35991091 A JP35991091 A JP 35991091A JP 2792522 B2 JP2792522 B2 JP 2792522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体センサの出力信
号を演算・増幅する半導体センサ用信号処理回路に関
し、特に、オフセット及びオフセット温度特性を回路的
に補償する信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力センサ及び加速度センサ等の
ゲージ抵抗型半導体センサにおいては、センサのオフセ
ット及びオフセット温度特性を補償するためには、図3
に示すように、ゲージ抵抗Gのブリッジの一辺若しくは
2辺に直列若しくは並列又はその双方に、外部の補償抵
抗RS50、RP51が接続されている。外部の補償抵
抗RS50、RP51には、ゲージ抵抗Gより十分に温
度係数が小さい抵抗が使用されている。また、この外部
抵抗の接続位置及び抵抗値は各センサの特性に対応して
選択され、また計算されている。
【0003】センサの出力電圧V41、V42は、一般
的にオフセット及びオフセット温度補償をした後に、図
3に一例を示すように、3個の演算増幅器44を使用し
て増幅されている。
【0004】この増幅率は、下記数式1に示したよう
に、フィードバック抵抗R42により調節できる。
【0005】
【数1】 Vout=(1+2×R41/R42)(V41−V42)+VS VS=VD×R49/(R48+R49)
【0006】フィードバック抵抗R42はその抵抗値が
センサチップの感度特性に合わせてレーザトリミング等
の手段により調整され、これにより増幅率が調整され
る。
【0007】この増幅率の調節によりセンサの感度が一
定のセンサを量産することが可能になる。また、電位設
定用抵抗(R48、R49)は、センサと増幅回路のオ
フセット電圧を調整する。この調節によりセンサの出力
信号は一定電圧VSに、振動又は圧力による信号成分を
重畳したものになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体センサ用信号処理回路においては、以下
に示す欠点がある。
【0009】(1)オフセット及びオフセット温度補償
に関する問題点 従来の信号処理回路の補償方法では、半導体センサに1
対1対応で補償する必要があるという問題点があった。
つまり、各センサの特性を計測し、この特性に対応して
補償抵抗の配線と抵抗値が計算されるため、半導体セン
サ1個に対する測定時間及び計算時間が長くなるという
問題点があった。
【0010】(2)特性上の問題点 従来の信号処理回路では、半導体センサのオフセット特
性をセンサ側にて補償しているため、演算増幅器44の
オフセット特性及び半導体センサのオフセット特性のう
ち補償し切れなかったオフセット電圧を増幅回路44で
増幅してしまい、特性が劣化するという問題点があっ
た。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、オフセット及びオフセット温度特性を一括
補償でき、個別にセンサのオフセット特性を測定する工
程及び個別にセンサのオフセット温度特性を測定する工
程省略することができる半導体センサ用信号処理回路を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体セン
サ用信号処理回路は、複数の抵抗により構成された半導
体センサと、増幅部と、サーボ回路とを有する。前記増
幅部は、前記半導体センサの出力を非反転増幅する第1
の演算増幅器と、前記第1の演算増幅器の出力端子と反
転入力端子間に接続された第1のフィードバック抵抗と
により構成されている。また、前記サーボ回路は、前記
増幅部の第1の演算増幅器の出力端子と反転入力端子間
に接続された第2の演算増幅器と、この第2の演算増幅
器の反転、非反転入力端子に夫々接続された抵抗と、前
記第2の演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に
接続されたフィードバック容量とにより構成されてい
る。そして、この半導体センサ用信号処理回路は、前記
サーボ回路の遮断周波数が前記フィードバック容量値と
前記第2の演算増幅器の反転入力端子に接続された抵抗
値との乗算により与えられることを特徴とする。
【0013】
【作用】従来の半導体センサの信号処理回路では、半導
体センサのオフセット特性は半導体センサ側にて補償し
て、増幅は演算増幅器にて行っていたが、本発明の半導
体センサ用信号処理回路においては、半導体センサのオ
フセット特性の補償と出力電圧の増幅をサーボ型増幅回
路のみにより行う。
【0014】また、従来、センサに対して1対1対応で
オフセット電圧及びオフセット温度特性を補償していた
が、本発明の半導体センサ用信号処理回路においては、
センサの特性に合わせて回路を調整する必要がないの
で、センサに対して同一の回路で特性を補償できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0016】図1は半導体センサの一例として半導体加
速度センサを使用した実施例を示す回路図である。本実
施例の半導体加速度センサは、図1の回路上では抵抗ブ
リッジ1として表す。この抵抗ブリッジ1は、少なくと
も1辺に半導体ダイアフラム若しくは梁等の薄膜部上に
形成された不純物拡散領域からなるピエゾ抵抗を含むホ
イートストンブリッジ回路である。第1及び第2の演算
増幅器4a,4bは、その非反転入力端子が夫々ブリッ
ジ回路1の出力端子V2,V1に接続されていると共
に、その反転入力端子が第1の抵抗R2を介して相互に
接続されている。この第1及び第2の演算増幅器4a,
4bの反転入力端子と出力端子との間には夫々フィード
バック抵抗R1,R6が接続されている。第3の演算増
幅器5は、その反転及び非反転入力端子が夫々第4及び
第5の抵抗R10,R11を介して第1及び第2の演算
増幅器4a,4bの出力端子に接続されている。この第
3の演算増幅器5の反転入力端子と出力端子との間には
第6の抵抗R12が接続されており、その出力端子がこ
の信号処理回路の出力端子Voutに接続されている。こ
の第3の演算増幅器5の非反転入力端子とバイアス端子
との間には第7の抵抗R13が接続されている。この第
1,第2及び第3の演算増幅器4a、4b,5により、
増幅回路2が構成されている。
【0017】第1の演算増幅器4aの非反転入力端子に
は、第8の抵抗R3を介して第4の演算増幅器としてサ
ーボ回路3aの出力端が接続されている。このサーボ回
路(第4の演算増幅器)3aの非反転入力端子と第1の
演算増幅器4aの出力端子との間には第9の抵抗R4が
接続されている。一方、第2の演算増幅器4bの反転入
力端子には、第10の抵抗R7を介して第5の演算増幅
器としてサーボ回路3bの出力端が接続されている。こ
のサーボ回路(第5の演算増幅器)3bの非反転入力端
子と第2の演算増幅器4bの出力端子との間には第11
の抵抗R8が接続されている。そして、これらのサーボ
回路3a,3bの反転入力端子と接地との間には、夫々
第12、13の抵抗R5,R9が接続されており、更に
この反転入力端子とサーボ回路3a、3bの出力端子と
の間には、夫々コンデンサC1,C2が接続されてい
る。なお、電源Vccと−Vccとの間には、電位設定用の
抵抗R14,R15が接続されている。
【0018】次に、上述の如く構成された半導体センサ
用信号処理回路の動作について説明する。半導体加速度
センサに振動又は加速度が加わると、抵抗ブリッジ1の
中点の電圧V1とV2が相反する方向に変化する。即
ち、電圧のV1が上昇する場合には電圧V2は下降し、
電圧V1が下降する場合には電圧V2は上昇する。
【0019】この加速度センサの出力電圧の差分である
(V1−V2)を後段の増幅回路2により増幅する。こ
の増幅回路2による増幅率は、下記数式2に示すように
フィードバック抵抗R2により調節できる。
【0020】
【数2】 Vout=(1+2×R1/R2)(R12/R10)(V1−V2)+VS 但し、R1=R6、R10=R11、R12=R13と
する。
【0021】フィードバック抵抗R2は、センサチップ
の感度特性に合わせてレーザトリミング等により調整す
ることができる。
【0022】サーボ回路3aは増幅回路2を構成する演
算増幅器4aの出力電圧V3を演算増幅器4aの反転入
力端子に信号成分を積分した形でフィードバックする。
積分の時定数は、抵抗R5とコンデンサC1との積によ
り表される。サーボ回路3aの出力電圧V5は、演算増
幅器4aの出力電圧V3及び抵抗R5とコンデンサC1
を使って下記数式3により表される。
【0023】
【数3】 V5=(1/C1)∫(V3(t)/R5)×dt =1/(C1・R5)∫V3(t)×dt
【0024】電位設定用抵抗R14、R15は増幅回路
3の動作電圧VSを調整する。動作電圧VSは下記数式
4に表される。
【0025】
【数4】 VS=2×Vcc×R15/(R14+R15)−Vcc
【0026】この調節により本半導体加速度センサの出
力信号は、一定電圧VSに振動による信号成分を重畳し
たものになる。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について図2
を参照して説明する。
【0028】半導体センサは図2の回路上では抵抗ブリ
ッジ21として表される。説明を容易にするために、半
導体センサの1例として半導体加速度センサを想定して
説明する。
【0029】加速度センサに振動又は加速度が加わる
と、抵抗ブリッジ21の中点の電圧V21が変化する。
【0030】この加速度センサの出力電圧V21を後段
の増幅回路22により増幅する。この増幅回路22によ
る増幅率は、下記数式5に示すように、フィードバック
抵抗R22により調節できる。
【0031】
【数5】Vout=(1+R21/R22)V1
【0032】フィードバック抵抗R22は、センサチッ
プの感度特性に合わせてレーザトリミング等により調整
する。
【0033】サーボ回路23は、増幅回路22を構成す
る演算増幅器24の出力電圧を演算増幅器24の反転入
力端子に信号成分を積分した形でフィードバックする。
積分の時定数は、抵抗R25とコンデンサC21の積に
より表される。サーボ回路23の出力電圧V22は、演
算増幅器24の出力電圧Vout及び抵抗R25とコンデ
ンサC21を使って下記数式6により表される。従っ
て、本実施例も図1の実施例と同様の効果を奏する。
【0034】
【数6】 V22=(1/C21)∫(Vout(t)/R25)dt =1/(C21・R25)∫Vout(t)dt
【0035】
【発明の効果】本発明に係る半導体センサ用信号処理回
路は、オフセット及びオフセット温度特性を一括補償で
きるため、センサの製造工程において、個別にセンサの
オフセット特性を測定する工程と、個別にセンサのオフ
セット温度特性を測定する工程を省略することができ
る。これにより、省力化でき、製造コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体センサ用の
信号処理回路を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体センサ用の
信号処理回路を示す回路図である。
【図3】従来の半導体加速度センサを示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,21,41;抵抗ブリッジ 2,22;増幅回路 3a,3b,23;サーボ回路 4a,4b,5,24,44;演算増幅器 42;オフセット補償抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の抵抗により構成された半導体セン
    サと、 前記半導体センサの出力を非反転増幅する第1の演算増
    幅器と、前記第1の演算増幅器の出力端子と反転入力端
    子間に接続された第1のフィードバック抵抗とにより構
    成された増幅部と、 前記増幅部の第1の演算増幅器の出力端子と反転入力端
    子間に接続された第2の演算増幅器と、この第2の演算
    増幅器の反転、非反転入力端子に夫々接続された抵抗
    と、前記第2の演算増幅器の反転入力端子と出力端子と
    の間に接続されたフィードバック容量とにより構成され
    たサーボ回路と、 を有する半導体センサ用信号処理回路であって、 前記サーボ回路の遮断周波数が前記フィードバック容量
    値と前記第2の演算増幅器の反転入力端子に接続された
    抵抗値との乗算により与えられる ことを特徴とする半導
    体センサ用信号処理回路。
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JP3122338U (ja) * 2006-03-30 2006-06-08 陳良燦 自動飼料散布機及びその飼料散布部品の構造

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