JP3608996B2 - 加熱攪拌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食材を加熱しながら攪拌する加熱攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱攪拌装置としては例えば実開昭62−10034号公報に記載されたようなものがある。この加熱攪拌装置では、加熱釜に対して斜めに配置された攪拌軸に円弧状の支持桿が備えられ、この円弧状の支持桿の規定位置に複数の掻取羽根が取り付けられている。そして、回転駆動部による攪拌軸の回転駆動により支持桿が回転し、掻取羽根が加熱釜の底部内面を掻き取り摺動する。従って、加熱釜の底部を掻取羽根によって十分に掻き取り、加熱されている加熱釜の底部内面に食材の薄膜が残って境面ができるのを防止し、高い接触伝熱効率を維持することができる。また、加熱釜の底部内面への食材の焦げ付きを抑制することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記支持桿に支持される掻取羽根は、食材の入っている加熱釜の底部内面を掻取り摺動するものであるため、攪拌軸の回転駆動に対し大きな駆動抵抗になる。このため各攪拌羽根は必要最小限のものが所定間隔で規定位置に取り付けられており、しかも各攪拌羽根は部品の共通化によるコストダウンを図るために、できるだけ共通化した部品で構成するのが好ましいものとなっている。従って、場合によっては加熱釜の底部内面に対して掻き取り残しを招く恐れがある。
【0004】
本発明は、かかる掻き取り残しを抑制することのできる加熱攪拌装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、少なくとも底部内面が球面状に形成され少なくとも底部が加熱される加熱釜と、該加熱釜内に挿入配置され回転駆動部によって回転駆動される攪拌軸と、該攪拌軸に取り付けられ前記攪拌軸の回転により前記少なくとも底部内面を掻き取り摺動する複数の主掻取羽根を所定間隔で規定位置に備えた主支持桿と、該主支持桿に対し副支持部により支持され少なくとも前記主掻取羽根の掻き取り残し部分を掻き取り摺動する副掻取羽根とよりなることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1記載の加熱攪拌装置であって、前記攪拌軸は、前記加熱釜の底部に支持され、前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部に接する先端が前記攪拌軸に隣接し、且つ攪拌軸の回転方向後方へ後傾して設定されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1記載の加熱攪拌装置であって、前記攪拌軸は、前記加熱釜の底部から離間して配置され、前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部に接する先端が前記攪拌軸の軸心の延長上に配置され、且つ攪拌軸の回転方向後方へ後傾して設定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の加熱攪拌装置であって、前記攪拌軸は、前記加熱釜に対して斜めに配置され、前記副支持部は、前記主支持桿に取り付けられた枝桿であり、前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部中央を掻き取り摺動するように配置されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
請求項1の発明では、攪拌軸が回転駆動部によって回転駆動されると、主支持桿の主掻取羽根が加熱釜の少なくとも底部内面を掻き取り摺動し、底部内面に食材が付着するのを抑制することができる。同時に、副支持部の副掻取羽根が主掻取羽根の少なくとも掻き取り残し部分を掻き取り摺動し、加熱釜の底部内面の掻き取り残しを抑制することができる。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、副掻取羽根は加熱釜の底部に接する先端が加熱釜の底部に支持される攪拌軸に隣接し、かつ攪拌軸の回転方向後方へ後傾して設定されているので、副掻取羽根が底部内面に対し掻き取り摺動することによって攪拌軸周りの掻き取りを確実に行うことができる。従って、食材の攪拌速度が遅くなり、食材が滞りやすい攪拌軸周囲の掻き取り残しを確実に抑制することができる。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1の発明の効果に加え、副掻取羽根は加熱釜の底部に接する先端が加熱釜の底部から離間して配置された攪拌軸の軸心の延長上に配置され、かつ攪拌軸の回転方向へ後傾して設定されているので、副掻取羽根が底部内面を掻き取り摺動することによって攪拌軸の軸心の延長上を含めてその周囲の掻き取りを確実に行うことができる。従って、食材の攪拌速度が遅くなり、食材が滞りやすい攪拌軸軸心の延長上及びその周囲の掻き取り残しを確実に抑制することができる。
【0012】
請求項4の発明では、請求項1〜3の何れかの発明の効果に加え、主支持桿に取り付けられた枝桿の副掻取羽根は加熱釜の底部中央を掻き取り摺動することができる。従って、重力によって食材が滞りやすく、かつ加熱によって温度が高くなりやすい加熱釜の底部中央の掻き取り残しを確実に抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示している。図1は本発明の第1実施形態を適用した加熱攪拌装置の一部断面全体概略正面図である。まず概要を説明すると、図1のように、加熱攪拌装置は、加熱釜1と攪拌軸3と主支持桿5とを備えている。
【0014】
前記加熱釜1は、少なくとも底部内面が球面状に形成され、少なくとも底部が加熱される構成となっている。すなわち、加熱釜1は筒状の胴部7と、半球状の底部9とが一体に構成され、底部9側の外面周囲にジャケット11が閉じ断面で設けられている。ジャケット11には外部から加熱用の蒸気が給排されるようになっている。なおジャケット11は、脚13a,13bを介しベース15上に支持されている。また前記加熱釜1の底部9にはその最下部に食材ドレン用の排出口17が設けられている。
【0015】
前記加熱釜1の上端には開閉自在な蓋体19が取り付けられている。前記攪拌軸3は前記加熱釜1内に挿入配置され、回転駆動部21によって回転駆動される構成となっている。この攪拌軸3は加熱釜1に対して斜めに配置され、その下端22は底部9の中央最下部からずれた位置において軸支持されている。この軸支持は、球面状の浅い凹凸による接離自在な軸受構造によって攪拌軸3の先端を底部9内面に回転自在に支持するものである。又、攪拌軸3の上部側は、蓋体19側に回転自在に支持され、その上端が回転駆動部21に連動連結されている。回転駆動部21は、例えば電動モータによって構成されている。
【0016】
前記主支持桿5は前記攪拌軸3に取り付けられ、攪拌軸3の回転により少なくとも底部9内面を掻き取り摺動する複数の主掻取羽根23を所定間隔で規定位置に備えている。この主支持桿5は、前記底部9内面と同一曲率の円弧状に形成されている。従って、回転駆動部21によって攪拌軸3を回転させると、支持桿5が回転し、加熱釜1内の食材は、前記ジャケット11に供給される蒸気による加熱を受けながら攪拌調理される。このとき主掻取羽根23は底部9内面を掻き取り摺動し、底部9内面に食材の薄膜による境面ができるのを規制し、高い接触伝熱効率を維持すると共に、食材の攪拌にも寄与する。また、主掻取羽根23による底部9内面の掻き取り摺動により、底部9内面への食材の焦げ付きを抑制することができる。
【0017】
この主掻取羽根23は、その構造上の制約から掻き取り残し部分を招く場合がある。まずこの掻き取り残しを起こす理由を説明する。
【0018】
前記主掻取羽根23は、図2の加熱釜を省略した概略正面図や、図3の同平面図のようになっている。すなわち、主掻取羽根23は本実施形態において4組備えられている。各主掻取羽根23は、それぞれ独立した主掻取羽根片24が、例えば5枚一組となって主ブラケット25間に若干の揺動が可能なように支持されている。この支持構造は、例えば図4のようになっている。図4において、矢印Aの方向が主掻取羽根23の底部9に対する掻き取り摺動方向であり、前記主ブラケット25は主支持桿5に対し実線図示のように回転方向前面側に取り付けられている。一対のブラケット25間には、上下のピンボルト27a,27bが橋渡され、主掻取羽根片24の基部24aが両ピンボルト27a,27b間に挟まれるようにして矢印Aの回転方向前後に若干の揺動を可能にしながら支持されている。
【0019】
この主掻取羽根23は、前記の構造により主支持桿5の回転方向の前側に支持されることによって、図4の矢印Aのように底部9に対し掻き取り移動するとき、食材から抵抗を受けてその先端が底部9に押し付けられながら掻き取り摺動することになる。掻き取られた食材は、主掻取羽根23の傾斜に沿って移動し、その上端側から回転後方へ抜けることになり、攪拌抵抗を軽減することができる。
【0020】
これに対し、主掻取羽根23を、図4の鎖線図示のように主支持桿5の回転方向後面側に配置した場合には、掻き取り摺動時に主掻取羽根23(図4鎖線図示)に受けられる食材は主掻取羽根23(図4鎖線図示)に沿って上昇し、主支持桿5と主掻取羽根23(図4鎖線図示)との間を通って回転後方へ抜けることになり、大きな抵抗となる。このため、主掻取羽根23の規定位置は、主支持桿5の回転方向前面側となっている(図4実線図示)。
【0021】
しかし、このような主掻取羽根23(図4実線図示)の配置を攪拌軸3の周りにおいても採用すると、例えば図5の鎖線図示のようになる。すなわち、この配置状態においては、攪拌軸3と主掻取羽根23との間に間隔Lを生じてしまい、主掻取羽根23が攪拌軸3の周りで回転すると、間隔Lの部分だけ掻き取り残し部分を生ずることになる。一方、この攪拌軸3の回りは、攪拌回転の中心側となるため周速度が小さく食材が滞って焦げ付き易くなり、積極的な掻き取りにより掻き取り残しを抑制する必要がある。
【0022】
そこで、攪拌軸3の周辺では、配置構造を変えた副掻取羽根29としている。但し、本実施形態においては、この副掻取羽根29は主掻取羽根としても機能しているものである。すなわち、主掻取羽根23と副掻取羽根29とが主支持桿に対し所定間隔で取り付けられ、かつ掻取軸3の回転軸に対し非対称に配置されることによって、主掻取羽根23及び副掻取羽根29によって加熱釜の底部9の略全体を掻き取ることができる。
【0023】
前記副掻取羽根29は、例えば5本の副掻取羽根片31で構成され、主支持桿5に対し回転方向後面側に突設された一対の副ブラケット33間に支持されている。この支持は、副ブラケット33間に支持されたピンボルト35a,35bに各副掻取羽根片31の基部31aが若干の揺動を可能にして挟み込まれるように支持されたものである。従って、副ブラケット33及びピンボルト35a,35bは、本実施形態において、副支持部を構成している。
【0024】
そして、前記加熱釜1の底部9に接する副掻取羽根29の先端29aは、攪拌軸3及び主支持桿5の中心線上に沿って配置され、攪拌軸3側の副掻取羽根片31は攪拌軸3の周面に接している。すなわち、加熱釜1の底部9に接する先端29aが攪拌軸3に隣接した構成となっている。且つ副掻取羽根29は、攪拌軸3の回転方向後方へ後傾して設定されている。
【0025】
又、本実施形態においては、主支持桿5に副支持部として枝桿37が取り付けられている。この枝桿37に他の副掻取羽根39が取り付けられている。この副掻取羽根39は加熱釜1の底部9中央を掻き取り摺動するように配置されている。 ここで、前記のように主掻取羽根23は主支持桿5に対し規定位置に取り付けられ、例えば5本一組の主掻取羽根片24の組み合わせによるものである。このように、主掻取羽根23のそれぞれを同一の構成とすることによって、部品の共通化を図り、コストダウンを図ることができる。又、主掻取羽根23を必要以上に大きくしないことにより、攪拌抵抗の増大を抑制することができる。
【0026】
しかしながら、主掻取羽根23の大きさや配置が決められてしまうと、例えば図2のように、底部9の中央において掻き取り残し部分を招く恐れがある。この底部9の中央は、攪拌軸3の先端に近いため掻き取り速度が遅いと共に、重力作用によって食材が滞りやすく、且つ加熱によって温度が高くなり、食材が焦げ付きやすい部分であり、積極的に掻取りを行なう必要がある。そこで、前記副掻取羽根39を設けている。
【0027】
この副掻取羽根39は、図3,図6のように両側2本の副掻取羽根片41と、中央の副掻取羽根片43との組み合わせでなっている。2本の副掻取羽根片41は、例えば前記副掻取羽根29の副掻取羽根片31と同一のもので構成されている。中央の副掻取羽根片43は、幅広に形成され、底部9中央の排出口17の開口17aよりも大きく形成され、底部9中央を円滑に掻き取るようになっている。この副掻取羽根39は、副支持部としての副ブラケット45に支持されているもので、前記同様副支持部としてのピンボルトによってその基部41a,43aが挟み込まれるようにして支持され、若干の揺動ができるようになっている。
【0028】
かかる構造において、攪拌軸3が回転すると、主掻取羽根23及び副掻取羽根29の主掻取羽根としての作用とにより、各主掻取羽根23、副掻取羽根29は、食材から抵抗を受けて底部9内面に押し付けられながら掻き取り摺動し、底部9の内面が略全体的に掻き取られることになる。
【0029】
そして特に、副掻取羽根29は、加熱釜1の底部9に接する先端29aが攪拌軸3に隣接し、かつ攪拌軸3の回転方向後方へ後傾しているため、攪拌軸3の周面に略密接しながら回転することができ、攪拌軸3の先端周囲に掻き取り残しを招くのを確実に抑制することができる。この副掻取羽根29は、主支持桿5に対し回転方向後方に位置しているが、回転の周速度からしてこの部分での回転抵抗の増大は僅かなものであり、全体としては許容される範囲のものである。
【0030】
又、前記副掻取羽根39は、回転によって図6のように底部9の中央を掻き取り摺動する。従って、攪拌軸3の先端に近いため掻き取り速度が遅いと共に、重力作用によって食材が滞りやすく、且つ加熱によって温度が高くなり、食材が焦げ付きやすい底部9の中央を副掻取羽根39によって確実に掻取り、該部分における掻き取り残しを確実に抑制し、焦げ付きを防止することができる。
【0031】
又、本実施形態においては、副掻取羽根39の中央の副掻取羽根片43が幅広に形成され、排出口17の開口17aを跨ぐようにして掻き取ることができるため、円滑な掻き取りを行なうことができる。
【0032】
さらに、枝桿37を設けることによって主支持桿5に対する主掻取羽根23の配置位置の自由度が増大する。
(第2実施形態)
図7,図8は、本発明の第2実施形態を示し、図7は加熱釜を省略した概略正面図、図8は同平面図である。なお、第1実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0033】
図7,図8のように、本実施形態においては、主支持桿5が円環状に形成され、攪拌軸3が上下に分離され、主掻取羽根23もその配置位置が若干異なっている。但し、基本的には第1実施形態と同様の構造である。
【0034】
一方、本実施形態においては、副掻取羽根29の副支持部として、主支持桿5に取り付けられた枝桿47を備えている。この枝桿47に副掻取羽根29の副ブラケット33が固定されたものである。副掻取羽根29の加熱釜1の底部9に接する先端は、攪拌軸3に隣接し、かつ攪拌軸3の回転方向後方へ後傾して設定されている基本的構造は、第1実施形態と同様である。また、副掻取羽根39においては、幅広の副掻取羽根片43が一側に、幅狭の副掻取羽根片41が他側に寄せて配置されている。これは、攪拌軸3の回転によって、幅広の掻取羽根片43が底部9中央の排出口17上を掻き取り摺動するように配置した為めである。
【0035】
従って、本実施形態においても第1実施形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本実施形態においては、副掻取羽根29を枝桿47に支持するようにしたので、主支持桿5に対する主掻取羽根23の配置位置の選択がより自由となる。
(第3実施形態)
図9〜図11は、本発明の第3実施形態に係り、図9は加熱釜を省略した概略正面図、図10は同平面図、図11は副掻取羽根取付けの説明図である。なお、第1実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0036】
本実施形態においては、攪拌軸3が加熱釜1の底部9から離間して配置されたものである。すなわち、攪拌軸3の先端には、小さな弧状の継手部49が設けられ、該継手部49の両側にそれぞれ円弧状の主支持桿5が分断して取りつけられている。このように攪拌軸3の先端に継手部49を設け、底部9との間に大きな空間を設けることによって、攪拌軸3先端での食材の攪拌流動を促進し、且つ攪拌抵抗をより減少させることができる。
【0037】
そして、本実施形態においては、副掻取羽根39が幅広の副掻取羽根片43と、幅狭の3個の副掻取羽根片41とで構成され、副掻取羽根39の副支持部として、枝桿37が攪拌軸3に対し回転方向へ若干傾けて設定されている。かかる設定によって、副掻取羽根39はその端部の副掻取羽根片41の加熱釜1の底部9に接する先端41aが、図9のように攪拌軸3の軸心3aの延長上に配置され、且つ攪拌軸3の回転方向後方へ後傾して設定されることになる。又、副掻取羽根39は、前記と同様に加熱釜1の底部9中央を図11のように掻き取り摺動するように配置されている。
【0038】
従って、本実施形態においても、副掻取羽根39によって攪拌軸3の軸心3aの延長上、あるいはその周辺を確実に掻き取ることができ、掻き取り残し部分を確実に抑制し、同時に副掻取羽根39によって底部9中央を確実に掻き取り、掻き取り残し部分を確実に抑制することができる。
【0039】
なお、上記各実施形態では、副掻取羽根29,39が主掻取羽根23の掻き取り残し部分を掻き取るものとして説明したが、副掻取羽根39は主掻取羽根23の掻き取り範囲を重ねて掻き取る構成であり、副掻取羽根29もそのように構成することができる。但し、副掻取羽根29,39の双方ともに、主掻取羽根23の掻き取り残し部分のみを掻き取る構成にすることもできる。副掻取羽根29,39を、主掻取羽根23に対し、積極的に重複させて掻き取る構成にすることもできる。攪拌軸3は加熱釜1に対して斜めに配置されたが、必ずしも斜めである必要はなく、攪拌軸3を加熱釜1に対して垂直方向に配置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係り、一部を断面で示した全体概略正面図である。
【図2】第1実施形態に係り、加熱釜を省略した概略正面図である。
【図3】第1実施形態に係り、加熱釜を省略した概略平面図である。
【図4】第1実施形態に係り、主掻取羽根の取付状態を示す断面図である。
【図5】第1実施形態に係り、副掻取羽根の取付状態を示す断面図である。
【図6】第1実施形態に係り、他の副掻取羽根の取付状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係り、加熱釜を省略した概略正面図である。
【図8】第2実施形態に係り、加熱釜を省略した概略平面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係り、加熱釜を省略した概略正面図である。
【図10】第3実施形態に係り、加熱釜を省略した概略平面図である。
【図11】第3実施形態に係り、副掻取羽根取付けの説明図である。
【符号の説明】
1 加熱釜
3 攪拌軸
5 主支持桿
9 底部
21 回転駆動部
22 攪拌軸の先端
29,39 副掻取羽根
29a 副掻取羽根の先端
33,45 副ブラケット(副支持部)
35a,35b ピンボルト(副支持部)
37,47 枝桿(副支持部)
41a 副掻取羽根片の先端(副掻取羽根の先端)

Claims (4)

  1. 少なくとも底部内面が球面状に形成され少なくとも底部が加熱される加熱釜と、
    該加熱釜内に挿入配置され回転駆動部によって回転駆動される攪拌軸と、
    該攪拌軸に取り付けられ前記攪拌軸の回転により前記少なくとも底部内面を掻き取り摺動する複数の主掻取羽根を所定間隔で規定位置に備えた主支持桿と、
    該主支持桿に対し副支持部により支持され少なくとも前記主掻取羽根の掻き取り残し部分を掻き取り摺動する副掻取羽根とよりなることを特徴とする加熱攪拌装置。
  2. 請求項1記載の加熱攪拌装置であって、
    前記攪拌軸は、前記加熱釜の底部に支持され、
    前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部に接する先端が前記攪拌軸に隣接し、且つ攪拌軸の回転方向後方へ後傾して設定されていることを特徴とする加熱攪拌装置。
  3. 請求項1記載の加熱攪拌装置であって、
    前記攪拌軸は、前記加熱釜の底部から離間して配置され、
    前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部に接する先端が前記攪拌軸の軸心の延長上に配置され、且つ攪拌軸の回転方向後方へ後傾して設定されていることを特徴とする加熱攪拌装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の加熱攪拌装置であって、
    前記攪拌軸は、前記加熱釜に対して斜めに配置され、
    前記副支持部は、前記主支持桿に取り付けられた枝桿であり、
    前記副掻取羽根は、前記加熱釜の底部中央を掻き取り摺動するように配置されたことを特徴とする加熱攪拌装置。
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