JP3608952B2 - インピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法 - Google Patents

インピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法、特に、インピーダンスのリアルパートに比例する電気信号とイマジナパートに比例する電気信号を各別に得てマイクロコンピュータに入力し、インピーダンスの値を求めることができるインピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法に関する。ここで、インピーダンスの値とは、インピーダンスの絶対値,リアルパートの値,イマジナパートの値およびこれらの比をいう。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のインピーダンス測定装置の一例が特開昭61−266965号公報に記載されている。図6は同公報の第1図を参照番号を変更して転載したものである。
【0003】
本インピーダンス測定装置は、被測定物101がサセプタンス(静電容量)BおよびコンダクタンスGから成る容量素子に対するものである。先ず、交流電源102の電圧eを被測定物101に印加して電流i (=e(G+jB))を得、電流i を電流/電圧変換器103に入力して電圧e (=−Ri )を得る。次いで、この電圧e を2つの位相弁別器104と106に入力する。
【0004】
位相弁別器104は、電圧e と交流電源102の電圧eとを乗算して直流成分のみを抽出する。これにより、コンダクタンスGに比例した直流電圧e を得ることができる。一方、位相弁別器106は、電圧e と乗算すべき相手を、90度移相器105の出力電圧とする。90度移相器105は、交流電源102の電圧eの移相を90度ずらせた電圧を生成するものである。したがって、位相弁別器106からはサセプタンスBに比例した直流電圧e を得ることができる。
【0005】
以上のようにして得た直流電圧e とe を切換スイッチ108で端子109aと109bに切換えてA/D変換器110に入力し、ディジタル化した後にマイクロコンピュータ111に入力して所定の演算を行う。これにより、コンダクタンスGとサセプタンスBの値を求めることができるので、それぞれを表示器114aと114bに表示する。
【0006】
また、電圧e をAC/DC変換器112に入力して、直流成分、すなわちアドミッタンスY=G+jBの絶対値|Y|に比例した直流電圧を得、これをA/D変換器113でディジタル化してマイクロコンピュータ111で所定の演算をすれば、アドミッタンスYの絶対値を得ることができる。
【0007】
前記公報記載の技術は、これまでに説明した技術を改善したものであり、そのために比較器107を設けている。比較器107は、直流電圧e とe を比較し、この比較結果により、Y≫Gと判断できるときには、
【0008】
【数1】
Figure 0003608952
【0009】
であることから、サセプタンスBは位相弁別器106からの直流電圧eb ではなくAC/DC変換器112からの直流電圧から求め、またY≫Bと判断できるときには、
【0010】
【数2】
Figure 0003608952
【0011】
であることから、コンダクタンスGは位相弁別器104からの直流電圧 ではなくAC/DC変換器112からの直流電圧を求めるようにしたものである。これは、位相弁別器104,106の精度が0.1〜0.2%程度以下であるのに対して、AC/DC変換器112の精度は0.01%程度と高いことから、Y≫GまたはY≫Bの場合にはAC/DC変換器112を使用するようにしたことによる。
【0012】
なお、以上は容量素子に対するインピーダンス測定装置についての説明であるが、誘導素子に対するインピーダンス測定装置についても同公報の第7図に図示されており、上述と同様な考え方で抵抗,リアクタンスおよびインピーダンスの絶対値が測定できるとされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のインピーダンス測定装置では、インピーダンスZの絶対値が抵抗RまたはリアクタンスXより非常に大きい場合(Z≫RまたはZ≫X)であっても、抵抗とリアクタンスのいずれか一方は位相弁別器を使用し、またインピーダンスZの絶対値が抵抗RまたはリアクタンスXより非常に大きいといえない場合には、抵抗とリアクタンスの両方とも位相弁別器を使用することになるため、精度の低い値しか得られないという第1の問題点がある。
【0014】
また、様々なインピーダンスの値を測定するにはダイナミックレンジを確保するため、位相弁別器において直流増幅が必要となるが、その場合にDCオフセット電圧が残り、それがA/D変換される。一方、所望する信号も直流であるから、オフセット電圧は誤差になるという第2の問題点がある。
【0015】
また、90度移相器において正確に90度移相ができ、かつ90度移相しない電圧と同じ振幅でアナログ乗算できるようにするのは困難であるという第3の問題点がある。
【0016】
さらに、位相弁別器においては直流成分のみを取り出すために、ローパスフィルタを含むが、150〜500Hzの低周波を除去するには、大容量のコンデンサが必要となり、集積回路化が非常に困難になるという第4の問題点がある。
【0017】
本発明の第1の目的は、分解能が良く精度の高いインピーダンスを測定できるインピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法を提供することにある。
【0018】
本発明の第2の目的は、集積回路化が容易なインピーダンス測定装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、時間離散の正弦波データを格納している正弦波メモリと、該正弦波メモリから前記正弦波データをそのまま、また前記正弦波データに対して90度移相した正弦波値に対応した90度移相正弦波データを時分割で読み出す制御回路と、該読み出された正弦波データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、該アナログ信号を被測定物に印加して得た応答信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記正弦波データ、また前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記90度移相正弦波データを、前記制御回路の制御により、時分割で乗算する乗算器と、該乗算の結果を各別に累算するアキュムレータと、該累算の結果を各別に保持する正弦レジスタおよび余弦レジスタと、以上の処理を所定周期分繰り返して得た前記正弦レジスタおよび余弦レジスタの値に所定の演算を施すことによってインピーダンスのリアルパートとイマジナリパートそれぞれに比例する電気信号を各別に得て前記インピーダンス値を求める手段とで構成されることを特徴とする。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、前記応答信号にランダム雑音を重畳したことを特徴とする。
【0022】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、前記読み出した正弦波データを保持する正弦波レジスタと、前記読み出した90度移相正弦波データを保持する余弦波レジスタとを付加し前記乗算に使用することを特徴とする。
【0023】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、前記正弦波メモリを読み出すアドレス値の間隔を複数とし、その各々の読み出しデータに対し、前記正弦レジスタおよび余弦レジスタ、並びに前記正弦波レジスタおよび余弦波レジスタをn式(nは2以上の整数)設け、n種類の正弦波データの和を前記D/A変換器にて変換するとともに、前記A/D変換結果に対しても各々の正弦波データ,90度移相正弦波データを演算して累算を行うことにより、n個の前記インピーダンスの値を求めることを特徴とする。
【0024】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、前記正弦波メモリは前記正弦波データとして四分の一周期分を時系列順に格納しており、前記制御回路は、第1の四半周期は格納順、第2の四半周期は格納と逆順、第3の四半周期は極性反転して格納順、第4の四半周期は極性反転して格納と逆順にそれぞれの正弦波データを読み出すことを特徴とする。
【0025】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定装置は、前記正弦波メモリをROMで構成したことを特徴とする。
【0027】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、時間離散の正弦波データをメモリに格納しておく手順と、制御のための初期設定を行う手順と、該メモリから前記正弦波データをそのまま、また前記正弦波データに対して90度移相した正弦波値に対応した90度移相正弦波データを時分割で読み出す手順と、該読み出された正弦波データまたは該90度移相正弦波データをアナログ信号に変換する手順と、該アナログ信号を前記被測定物に印加して得た応答信号をディジタル信号に変換する手順と、前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記正弦波データ、また前記被測定物に正弦波入力して得られた前記変換後のディジタル信号と前記90度移相正弦波データを、時分割で乗算する手順と、該乗算の結果を各別に累算する手順と、該累算の結果を各別に保持する手順と、以上の処理を前記初期設定された所定周期分繰り返して得た前記累算結果の値に所定の演算を施すことによって前記インピーダンスの値を求める手順とを有することを特徴とする。
【0028】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、前記応答信号にランダム雑音を重畳する手順を付加したことを特徴とする。
【0029】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、前記読み出した正弦波データを保持する手順と、前記読み出した90度移相正弦波データを保持する手順とを付加し前記乗算に使用することを特徴とする。
【0030】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、前記メモリを読み出すアドレス値の間隔を複数種類とし、その各々の読み出した正弦波データ、90度移相正弦波データ及び前記累算の結果を保持する手段をn式(nは2以上の整数)設けて、n種類の正弦波データの和を前記D/A変換器にて変換するとともに、A/D変換結果に対しても各々の正弦波データ,90度移相正弦波データを演算して累積を行うことにより、n個の前記インピーダンスの値を求めることを特徴とする。
【0031】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、前記メモリは前記正弦波データとして四分の一周期分を時系列順に格納しており、第1の四半周期は格納順、第2の四半周期は格納と逆順、第3の四半周期は極性反転して格納順、第4の四半周期は極性反転して格納と逆順にそれぞれの正弦波データを読み出すことを特徴とする。
【0032】
本発明の好ましい実施の形態としてのインピーダンス測定方法は、前記メモリをROMで構成したことを特徴とする。
【0033】
本発明は、大半をアナログ処理していた従来のインピーダンス測定を、被測定物に電流または電圧を印加する部分を除き、発振器をも含めてすべてディジタル処理により行うこととしたため、高精度で集積回路化し易いインピーダンス測定装置とインピーダンス測定方法を実現したものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
【0035】
本発明のインピーダンス測定装置は、インピーダンスのリアルパートとイマジナパートそれぞれに比例する電気信号を各別に得てマイクロコンピュータに入力し、前記インピーダンスの値を求めることができるインピーダンス測定装置において、被測定物に電気信号を印加する処理を除き、インピーダンス測定のすべての処理をディジタル信号処理化したことを特徴とする。
【0036】
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
図1は本発明のインピーダンス測定装置の第1実施例を示すブロック図であり、正弦波ROM1,D/Aコンバータ2,電圧/電流変換器3,A/Dコンバータ4,乗算器5,アキュムレータ6,SINレジスタ7,COSレジスタ8,マイクロコンピュータ9および制御回路10で構成され、あらかじめ正弦波ROM1に格納している正弦波データに基づいて、インピーダンス11に交流電流を印加し、それによって得た交流電圧を直ちにディジタル化して、マイクロコンピュータ9によりインピーダンス11の値を求めるものである。
【0038】
正弦波ROM1は、正弦波データとして、四分の一周期分の値を時間離散で、かつ時系列順にあらかじめ格納している。この正弦波の角周波数をω とし、角周波数ω における被測定物11のインピーダンスの値を求めるのである。
【0039】
制御回路10は、本インピーダンス測定装置全体を制御するが、先ず、正弦波ROM1から正弦波データを読み出させる。この読み出しは、正弦波ROM1に格納されている四分の一周期分のデータにより、一周期分の正弦波データを生成するべく、以下のような手順によって行われるよう制御する。すなわち、第1の四半周期は正弦波データを格納順に、第2の四半周期は格納と逆順に、第3の四半周期は極性反転して格納順に、第4の四半周期は極性反転して格納と逆順に読み出す。これによって、一周期の正弦波が完成する。
【0040】
制御回路10は、また、正弦波ROM1から正弦波データを90度移相して、時分割で読み出す。したがって、この読み出しは、第1の四半周期は格納と逆順、第2の四半周期は極性反転して格納順、第3の四半周期は極性反転して格納と逆順、第4の四半周期は格納順に行えばよい。このようにして読み出されたものは、結局余弦波データということになる。
【0041】
D/Aコンバータ2は、上述のようにして読み出されてきた正弦波データまたは余弦波データをアナログ信号に変換する。このアナログ信号は電圧であるため、電圧/電流変換器3は電流に変換して被測定物11に印加する。電圧/電流変換器3は、例えば、図6の電圧/電流変換器103のように、オペレーションアンプを使用したものであってよい。
【0042】
交流電流を被測定物11に印加すると、被測定物11のインピーダンスに交流電流を乗じた交流電圧が得られる。本発明では、この交流電圧をA/Dコンバータ4により、直ちにディジタル信号に変換する。
【0043】
乗算器5は、制御回路10の制御のもとに、正弦波ROM1から読み出された正弦波データと、A/Dコンバータ4によって変換されたディジタル信号とを乗算する。また、乗算器5は、上記乗算と時分割で、正弦波ROM1から読み出されたデータであって上記正弦波データに対して位相を90度ずらした90度移相正弦波データと、A/Dコンバータ4によって変換されたディジタル信号とを乗算する。ここで、正弦波ROM1に格納されている正弦波データは角周波数ω0 の正弦波のみであるが、D/Aコンバータ2からA/Dコンバータ4に至る処理の間に、量子化雑音や外来雑音が混入してくるため、A/Dコンバータ4の出力は、角周波数ω0
以外の多数の角周波数ωが混入した正弦波になっている。しかし、解法を明確にするため、先ず、問題を単純化して、A/Dコンバータ4の出力も角周波数ω0
のみとし、振幅は考慮せず直流/交流の区分を明らかにする。
【0044】
いま、被測定物11を駆動する交流電流を正弦波sinω0 tとすると、その応答信号は、被測定物11のインピーダンスのうちのリアルパートによって正弦波sinω0
t、またイマジナパートによって余弦波cosω0 tとなる。したがって、これを正弦波ROM1からの正弦波sinω0 tを乗ずると、リアルパートによってsin2
ω0 t=1/2(1−cos2ω0 t)、イマジナパートによってsinω0 t×cosω0 t=1/2sin2ω0 tなる信号となる。この信号のうちの交流成分cos2ω0
tとsin2ω0tを除去すればリアルパートに比例した信号を得ることができる。また、正弦波ROM1からの余弦波cosω0 tを乗ずると、リアルパートによってcosω0t×sinω0t=1/2sin2ω0
t、イマジナパートによってcosω0 t×cosω0 t=1/2(1+cos2ω0 t)なる信号となるので、同様にしてイマジナパートに比例した信号を得ることができる。
【0045】
アキュムレータ6は、交流成分を除去する役割を担う。そのために、アキュムレータ6は、乗算器5における乗算結果を多数周期にわたって加算(累積)する。交流成分が単純化して考えたように、sin2ω tやcos2ω tのみであれば1周期の累算でよい。しかしながら、前述のように、現実には雑音が存在するので、これを除去するとなれば100周期以上の多数周期にわたる加算が必要となり、この間の累算結果は、SINレジスタ7とCOSレジスタ8に各別に保持されていく。
【0046】
マイクロコンピュータ9は、アキュムレータ6における所定回数の加算が終了後に、SINレジスタ7およびCOSレジスタ8が保持する累算結果を取り込み、各々2乗して足し合わせ、この結果の平方根をとることにより被測定物11のインピーダンスの絶対値に比例したデータを得る。また、上記足し合わせた結果の比をとることにより、インピーダンスのリアルパートに対するイマジナパートの比である位相角tanθを得ることができる。
【0047】
ここで、A/D変換後のディジタル信号(乗算器5への入力信号)をvi =Asin(ωt+φ)とおき、正弦波データ,90度移相正弦波データとn周期分乗算したときの正弦項Hs
(ω),余弦項Hc (ω)を数式展開して求める。このとき、
【0048】
【数3】
Figure 0003608952
【0049】
で表される。
【0050】
まず、正弦項を求めると、
【0051】
【数4】
Figure 0003608952
【0052】
一方、余弦項は、
【0053】
【数5】
Figure 0003608952
【0054】
したがって、2乗和は、
【0055】
【数6】
Figure 0003608952
【0056】
で表される。
【0057】
図2は、上式(1)と(2)をn=32の場合についてプロットしたものである。本図から明らかなように、角周波数ωがω から遠ざかるにつれて、利得が減衰している。
【0058】
次に、図3は本発明のインピーダンス測定装置の第2実施例を示すブロック図である。本実施例では、図1に示した第1実施例に対して、雑音源13と混合器12とSINレジスタ14とCOSレジスタ15とを付加している。
【0059】
前述のとおり、D/Aコンバータ2からA/Dコンバータ4に至るまでの処理中に混入してくる雑音に対しては、多数周期回数の累算によりその影響を排除しようとする。しかしながら、正弦波ROM1からの正弦波データや90度移相正弦波データを規則正しく、決まったタイミングでサンプリングして読み出すと、量子化雑音も規則正しく混入してくるので、その影響を排除するのが困難となる。そこで、雑音源13を設けて、アトランダムな雑音を作為的に発生させ、これを混合器12により、応答信号に混入させることとした。これにより、上述の規則正しいサンプリングに伴う弊害を解消することができるのである。
【0060】
また、SINレジスタ14とCOSレジスタ15は、それぞれ正弦波ROM1から読み出した正弦波データと90度移相正弦波データを格納しておき、A/Dコンバータ4から入力してくる応答信号によるディジタル信号との乗算器5における乗算に備えるようにしたものである。このような措置により、制御回路10の制御がより単純化され得ることとなる。
【0061】
図4は、本発明のインピーダンス測定装置の第3実施例を示すブロック図である。本実施例では、図3に示した第2実施例におけるSINレジスタ7とCOSレジスタ8に代えて、f SINレジスタ16,f SINレジスタ18とf COSレジスタ17,f COSレジスタ19を設け、かつSINレジスタ14とCOSレジスタ15に代えて、f SINレジスタ20,f SINレジスタ22とf COSレジスタ21,f COSレジスタ23を設けた。
【0062】
これは、第1実施例および第2実施例では、単一の角周波数ω におけるインピーダンスを測定するものであったが、一般にインピーダンスは角周波数によって変化するので、複数周波数に対するインピーダンスを測定することが必要とされる場合があり、このようなニーズに応えるためのものである。
【0063】
図5は、本発明のインピーダンス測定装置の第4実施例のブロック図である。第1実施例,第2実施例および第3実施例は、被測定物11に電流を印加し応答信号として電圧を得るものであった。しかし、本発明は、これに限定されることなく、D/Aコンバータ2の出力をボルテージフォロワー24によって被測定物11に電圧を印加するようにしてもよい。その結果、被測定物11と直列接続された抵抗25の降下微少電圧を交流増幅器26によって増幅してA/Dコンバータ4に入力する。なお、抵抗25の値は被測定物11のインピーダンスの絶対値に対して無視され得る程小さいことが必要である。
【0064】
以上の説明により、本発明のインピーダンス測定方法は自明と考えるが、図1の第1実施例により改めて説明する。
【0065】
先ず、正弦波ROM1には、測定周波数の四分の一周期分の正弦波データを格納しておく。この正弦波データは時間離散したディジタルデータである。制御回路10には、正弦波ROM1を読み出す時間間隔と、累算周期回数をあらかじめ設定しておく。被測定物を本インピーダンス測定装置の出力端子に接続して起動する。すると、制御回路10は、先ず正弦波ROM1から正弦波データを所定の時間間隔で次々に読み出してD/Aコンバータ2に出力する。
【0066】
この正弦波データに対する応答信号をA/Dコンバータ4によって変換した後のディジタル信号が乗算器5に入力してくると、対応する正弦波データと乗算され、アキュムレータ6によって累算されてSINレジスタ7に保持される。また、対応する正弦波データと乗算され、アキュムレータ6によって累算されてCOSレジスタ8に保持される。以上の処理を所定の累算周期分だけ繰り返す。
【0067】
最後に、マイクロコンピュータ9は、SINレジスタ7とCOSレジスタ8がそれぞれ保持する累算結果について所定の演算を施して、被測定物11のインピーダンスの絶対値、リアルパートの値,イマジナパートの値,リアルパートの値に対するイマジナパートの値の比等を求める。
【0068】
【発明の効果】
本発明は、被測定物に電気信号を印加する処理を除き、インピーダンス測定のすべての処理をディジタル信号処理化したので、分解能が良く精度の高いインピーダンス測定装置を得ることができるという第1の効果を有する。具体的には、被測定物からの応答信号を直ちにディジタルで乗算するので量子化誤差しか混入せず、また2つの被乗算数もディジタル的にメモリから取り出すので正確に直交成分を生成でき、さらに直流増幅をしないためDCオフセット電圧の影響を受けるということもないからである。実際、累算する正弦波の波数をNとすると、1/2log N、したがって、N=256なら4ビット分だけ高い分解能が得られる。
【0069】
また、本発明は、乗算後に直流成分を抽出するのにアキュムレータを使用した、いわばディジタルフィルタ的手法を採用したため、従来のように、静電容量を用いたローパスフィルタが不要となり、集積回路化が容易になるという第2の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインピーダンス測定装置の第1実施例のブロック図
【図2】正弦項と余弦項の2乗和の周波数特性を示す図
【図3】本発明のインピーダンス測定装置の第2実施例のブロック図
【図4】本発明のインピーダンス測定装置の第3実施例のブロック図
【図5】本発明のインピーダンス測定装置の第4実施例のブロック図
【図6】従来のインピーダンス測定装置の一例を示すブロック図
【符号の説明】
1 正弦波ROM
2 D/Aコンバータ
3,103 電圧/電流変換器
4,110,113 A/Dコンバータ
5 乗算器
6 アキュムレータ
7,14 SINレジスタ
8,15 COSレジスタ
9,111 マイクロコンピュータ
10 制御回路
11,101 被測定物
12 混合器
13 雑音源
16,20 f SINレジスタ
17,21 f COSレジスタ
18,22 f SINレジスタ
19,23 f COSレジスタ
24 ボルテージフォロワー
25 抵抗
26 交流増幅器
102 交流
104,106 移相弁別器
105 90度移相器
107 比較器
108 切換スイッチ
109a,109b 端子
114a,114b 表示器

Claims (12)

  1. 時間離散の正弦波データを格納している正弦波メモリと、該正弦波メモリから前記正弦波データをそのまま、また前記正弦波データに対して90度移相した正弦波値に対応した90度移相正弦波データを時分割で読み出す制御回路と、該読み出された正弦波データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、該アナログ信号を被測定物に印加して得た応答信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記正弦波データ、また前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記90度移相正弦波データを、前記制御回路の制御により、時分割で乗算する乗算器と、該乗算の結果を各別に累算するアキュムレータと、該累算の結果を各別に保持する正弦レジスタおよび余弦レジスタと、以上の処理を所定周期分繰り返して得た前記正弦レジスタおよび余弦レジスタの値に所定の演算を施すことによってインピーダンスのリアルパートとイマジナリパートそれぞれに比例する電気信号を各別に得て前記インピーダンス値を求める手段とで構成されることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  2. 前記応答信号にランダム雑音を重畳したことを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  3. 前記読み出した正弦波データを保持する正弦波レジスタと、前記読み出した90度移相正弦波データを保持する余弦波レジスタとを付加し前記乗算に使用することを特徴とする請求項1または請求項2記載のインピーダンス測定装置。
  4. 前記正弦波メモリを読み出すアドレス値の間隔を複数とし、その各々の読み出しデータに対し、前記正弦レジスタおよび余弦レジスタ、並びに前記正弦波レジスタおよび余弦波レジスタをn式(nは2以上の整数)設け、n種類の正弦波データの和を前記D/A変換器にて変換するとともに、前記A/D変換結果に対しても各々の正弦波データ,90度移相正弦波データを演算して累算を行うことにより、n個の前記インピーダンスの値を求めることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  5. 前記正弦波メモリは前記正弦波データとして四分の一周期分を時系列順に格納しており、前記制御回路は、第1の四半周期は格納順、第2の四半周期は格納と逆順、第3の四半周期は極性反転して格納順、第4の四半周期は極性反転して格納と逆順にそれぞれの正弦波データを読み出すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  6. 前記正弦波メモリをROMで構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  7. 時間離散の正弦波データをメモリに格納しておく手順と、制御のための初期設定を行う手順と、該メモリから前記正弦波データをそのまま、また前記正弦波データに対して90度移相した正弦波値に対応した90度移相正弦波データを時分割で読み出す手順と、該読み出された正弦波データまたは該90度移相正弦波データをアナログ信号に変換する手順と、該アナログ信号を前記被測定物に印加して得た応答信号をディジタル信号に変換する手順と、前記被測定物に正弦波入力して得られた該変換後のディジタル信号と前記正弦波データ、また前記被測定物に正弦波入力して得られた前記変換後のディジタル信号と前記90度移相正弦波データを、時分割で乗算する手順と、該乗算の結果を各別に累算する手順と、該累算の結果を各別に保持する手順と、以上の処理を前記初期設定された所定周期分繰り返して得た前記累算結果の値に所定の演算を施すことによって前記インピーダンスの値を求める手順とを有することを特徴とするインピーダンス測定方法。
  8. 前記応答信号にランダム雑音を重畳する手順を付加したことを特徴とする請求項7記載のインピーダンス測定方法。
  9. 前記読み出した正弦波データを保持する手順と、前記読み出した90度移相正弦波データを保持する手順とを付加し前記乗算に使用することを特徴とする請求項9または請求項8記載のインピーダンス測定方法。
  10. 前記メモリを読み出すアドレス値の間隔を複数種類とし、その各々の読み出した正弦波データ、90度移相正弦波データ及び前記累算の結果を保持する手段をn式(nは2以上の整数)設けて、n種類の正弦波データの和を前記D/A変換器にて変換するとともに、A/D変換結果に対しても各々の正弦波データ,90度移相正弦波データを演算して累積を行うことにより、n個の前記インピーダンスの値を求めることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
  11. 前記メモリは前記正弦波データとして四分の一周期分を時系列順に格納しており、第1の四半周期は格納順、第2の四半周期は格納と逆順、第3の四半周期は極性反転して格納順、第4の四半周期は極性反転して格納と逆順にそれぞれの正弦波データを読み出すことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
  12. 前記メモリをROMで構成したことを特徴とする請求項7〜請求項11のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
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