JP3608600B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像表示する機能を持つテレビドアホン装置において、受信した呼出パルス信号の一定時間内のカウンタのしきい値から呼出の状態判定を行う際、呼出パルス信号とノイズとを明確に区別することで誤判定を防止する機能を備えたテレビドアホン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、ノイズ除去回路を用いて、ごく短いパルスの入力をノイズとして除去したり、パルスの入力により発生する割り込みの処理内で入力ポートの状態を再度確認することにより、規定のパルス幅が確保されているかを確認し、正常な呼出パルス信号かノイズの入力かを判定して制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、ノイズ除去回路では除去できず、かつ規定の幅に満たないパルスが連続して入力された場合は、割り込みの処理内で入力ポートの状態を再度確認した時点で、割り込みを発生させたパルスより後のパルスが入力されていると、規定のパルス幅が確保さていると判定されて、呼出パルス信号の入力として誤判定するという問題があった。
【0004】
さらに、呼出パルス信号の入力判定は、サンプリングのための一定時間内に、パルスが何回入力されたかをカウントして行うが、サンプリングの開始されるタイミングによっては、本来有効となるべき呼出パルス信号の入力が無効となってしまう場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、呼出パルス信号とノイズを明確に区別することのできるテレビドアホン装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、映像信号のブランキング期間を欠落させて呼出信号として送信する玄関子機を有するテレビドアホン装置において、玄関子機から送信される映像信号の欠落を検出して呼出パルス信号を出力するドロップアウト検出手段と、前記ドロップアウト検出手段から出力される呼出パルス信号の入力により割り込みを発生させて割り込み内監視時間t3後に再び信号の入力状態を確認して規定幅を有する正常な呼出パルス信号か否かを判定する割り込み処理手段と、前記割り込み処理手段で正常と判定された呼出パルス信号の一定時間t1内における回数をカウントする検出カウンタと、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の無い回数をカウントする未検出カウンタと、前記検出カウンタの検出カウント値と前記未検出カウンタの未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定する判定制御手段とを備えたものである。これにより、呼出信号とノイズとを明確に区別することができ、誤判定を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、映像信号のブランキング期間を欠落させて呼出信号として送信する玄関子機を有するテレビドアホン装置であって、前記玄関子機から送信される前記映像信号の欠落を検出して呼出パルス信号を出力するドロップアウト検出手段と、前記ドロップアウト検出手段から出力される呼出パルス信号の入力により割り込みを発生させて割り込み内監視時間t3後に再び信号の入力状態を確認して規定幅を有する正常な呼出パルス信号か否かを判定する割り込み処理手段と、前記割り込み処理手段で正常と判定された呼出パルス信号の一定時間t1内における回数をカウントする検出カウンタと、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の無い回数をカウントする未検出カウンタと、前記検出カウンタの検出カウント値と前記未検出カウンタの未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定する判定制御手段とを備えたテレビドアホン装置であり、玄関子機からの呼出信号をドロップアウト検出手段で受信して呼出パルス信号を出力し、判定制御手段が、この呼出パルス信号のt1内の検出カウント値とt2毎の呼出パルス信号の未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定することにより、呼出信号とノイズとを明確に区別することができるという作用を有する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、映像信号のブランキング期間を欠落させて呼出信号として送信する玄関子機を有するテレビドアホン装置であって、前記玄関子機から送信される前記映像信号の欠落を検出して呼出パルス信号を出力するドロップアウト検出手段と、前記ドロップアウト検出手段から出力される呼出パルス信号の入力により割り込みを発生させて割り込み内監視時間t3後に再び信号の入力状態を確認して規定幅を有する正常な呼出パルス信号か否かを判定する割り込み処理手段と、前記割り込み処理手段で正常と判定された呼出パルス信号の一定時間t1内における回数をカウントする検出カウンタと、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の無い回数をカウントする未検出カウンタと、前記検出カウンタの検出カウント値と前記未検出カウンタの未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して呼出信号か否かを判定するとともに、呼出パルス信号の未検出カウント値がt1をt2で割った値より大きな一定値になった後、初めて呼出パルス信号の入力があった時点で前記2つのカウンタおよびt1、t2を初期化して、呼出パルス信号の検出と未検出のカウントを開始する判定制御手段とを備えたテレビドアホン装置であり、請求項1の効果に加え、さらに正確な判定を行うことができるという作用を有する。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置の構成を示すものである。図1において、1は室内親機であり、ドロップアウト検出手段2および判定制御手段3を有する。4は室内親機1のドロップアウト検出手段2に接続された玄関子機である。ドロップアウト検出手段2が、玄関子機4からの呼出信号を受信すると、信号の状態によって異なる回数の呼出パルス信号を判定制御手段3に出力する。判定制御手段3は、呼出パルス信号サンプリング時間内にα回以上β回未満の呼出パルス信号の入力があると、制御処理を行う。
【0011】
以下、判定制御手段3における制御について図2から図6までを参照して説明する。図2は呼出パルス信号の幅と入力回数を時間軸に沿って示しており、図3から図6は判定制御手段3の動作を示すフローチャートである。
【0012】
まず図2において、番号1は呼出パルス信号のサンプリング時間t1以内に、規定幅T0で、α回以上β回未満の呼出パルス信号の入力があった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内のメイン処理ST1の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。図3において、まずST10で未検出判定処理を行い、次にST20でサンプリング時間t1が経過したかを調べ、経過しない場合はST40でループ時間t2が経過したかを調べ、経過した場合はST10に戻る。ST20でサンプリング時間t1が経過した場合は、ST30で呼出パルス信号入力判定処理を行う。
【0013】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。未検出判定処理ST10は、図4に示すように、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0014】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後は、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0015】
このようなループ中に、呼出パルス信号の入力があると、割り込みが発生する。図6は割り込み処理ST50を示している。割り込みが発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態であるので(ST51)、t3以上の幅は確保されており、規定値T0の呼出パルス信号の入力であるとして、検出カウンタを1増やす(ST52、ST53)。なお、検出カウンタの増加の際、膨大な回数の割り込み発生によりカウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST54、ST55、ST56)。
【0016】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。図5は呼出パルス信号入力判定処理ST30を示している。ここでは、検出カウンタがα回以上(ST31)β回未満(ST32)であり、未検出カウンタがγ回以上(ST33)δ回未満(ST34)であるので、制御処理を行い(ST35)、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0017】
図2における番号2は、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、α回以上β回未満で、規定値T0に満たないノイズの入力があった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内の処理の流れについて説明する。
【0018】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。図4の未検出判定処理(ST10)で、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0019】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後は、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし(ST40)、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0020】
このようなループ中に、ノイズの入力があると、図6の割り込み処理が発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態でないので(ST51)、t3以上の幅が確保されておらず、規定値T0でないノイズの入力であるとして、検出カウンタを増加せず、以降の割り込み処理は行わず元に戻る。
【0021】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、図5の呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。ここでは、検出カウンタがα回未満(ST31)であるので、制御処理は行わず、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0022】
図2における番号3は、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、規定幅T0で、α回未満の呼出パルス信号の入力があった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内の処理の流れについて説明する。
【0023】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。図4の未検出判定処理(ST10)で、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0024】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後は、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし(ST40)、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0025】
このようなループ中に、呼出パルス信号の入力があると、図6の割り込み処理ST50が発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態であるので(ST51)、t3以上の幅は確保されており、規定値T0の呼出パルス信号の入力であるとして、検出カウンタを1増やす(ST52、ST53)。なお、検出カウンタの増加の際、膨大な回数の割り込み発生によりカウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST54、ST55、ST56)。
【0026】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、図5の呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。ここでは、検出カウンタがα回未満(ST31)であるので、制御処理は行わず、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0027】
図2における番号4は、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、規定幅T0で、β回以上の呼出パルス信号の入力があった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内の処理の流れについて説明する。
【0028】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。図4の未検出判定処理(ST10)で、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0029】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後で、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし(ST40)、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0030】
このようなループ中に、呼出パルス信号の入力があると、図6の割り込み処理(ST50)が発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態であるので(ST51)、t3以上の幅は確保されており、規定値T0の呼出パルス信号の入力であるとして、検出カウンタを1増やす(ST52、ST53)。なお、検出カウンタの増加の際、膨大な回数の割り込み発生によりカウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST54、ST55、ST56)。
【0031】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、図5の呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。ここでは、検出カウンタがβ回以上(ST32)であるので、制御処理を行わず、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0032】
図2における番号5は、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、規定幅T0で、α回以上β回未満の呼出パルス信号の入力があった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内の処理の流れについて説明する。
【0033】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。図4の未検出判定処理(ST10)で、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0034】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後で、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし(ST40)、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0035】
このようなループ中に、呼出パルス信号の入力があると、図6の割り込み処理(ST50)が発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態であるので(ST51)、t3以上の幅は確保されており、規定値T0の呼出パルス信号の入力であるとして、検出カウンタを1増やす(ST52、ST53)。なお、検出カウンタの増加の際、膨大な回数の割り込み発生によりカウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST54、ST55、ST56)。
【0036】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、図5の呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。ここでは、検出カウンタがα回以上(ST31)β回未満(ST32)であるが、未検出カウンタがδ回以上(ST34)であるので、制御処理を行わず、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0037】
図2における番号6は、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、α回以上β回未満で、規定幅T0に満たないノイズの入力がt3毎にあった場合の例である。この場合のサンプリング時間t1内の処理の流れについて説明する。
【0038】
判定制御手段3は、図3のメイン処理ST1を繰り返し行っている。呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後では、検出カウンタも未検出カウンタも「0」にリセットされている。図4の未検出判定処理(ST10)で、前回ループ中に検出していなければ(ST11)、未検出カウンタを1増やす(ST12、ST13)。なお、未検出カウンタの増加の際、カウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST14、ST15)。
【0039】
呼出パルス信号サンプリングタイマがスタートした直後で、サンプリング時間t1はまだ経過していないので(ST20)、ループ時間チェック(ST40)へ進む。メイン処理全体は、ループ時間t2で1周するようになっているので、t2が経過するまでループし(ST40)、t2が経過したら再びメイン処理の先頭から処理を行う。
【0040】
このようなループ中に、ノイズの入力があると、図6の割り込み処理(ST50)が発生し、実際に処理が行われるまでにはt3の時間がかかる。これを割り込み内監視時間とする。その時点では、入力状態であるので(ST51)、t3以上の幅は確保されており、規定値T0の呼出パルス信号の入力であるとして、検出カウンタを1増やす(ST52、ST53)。なお、検出カウンタの増加の際、膨大な回数の割り込み発生によりカウンタが桁あふれを起こさないようにする(ST54、ST55、ST56)。
【0041】
ループを繰り返しているうちに、呼出パルス信号サンプリングタイマがt1に達したら(ST20)、図5の呼出パルス信号入力判定処理(ST30)を行う。ここでは、検出カウンタがα回以上(ST31)β回未満(ST32)であるが、未検出カウンタがδ回以上(ST34)であるので、制御処理を行わず、呼出パルス信号サンプリングを再開するため、検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットし(ST36、ST37)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートする(ST38)。
【0042】
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、判定制御手段3が、ドロップアウト検出手段2から入力される呼出パルス信号のt1内のカウンタのしきい値と、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号未検出カウンタのしきい値とから、呼出パルス信号の入力とノイズを明確に区別し、呼出の状態判定を行うことができる。
【0043】
なお、呼出パルス信号が有効となる条件であるα≦検出カウンタ≦βかつγ≦未検出カウンタ≦δの、α、β、γ、δの関係は、α+δ=β+γであり、例えば、3≦検出カウンタ≦8かつ4≦未検出カウンタ≦9となる。
【0044】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図1において、ドロップアウト検出手段2が玄関子機4からの呼出信号を受信すると、信号の状態によって異なる回数の呼出パルス信号を判定制御手段3に出力する。判定制御手段3は、呼出パルス信号のサンプリング時間内にα回以上β回未満の呼出パルス信号の入力があると、制御処理を行う。
【0045】
以下、本実施の形態2における動作について、図7、8、9を参照して説明する。図7、8は図5、6と同様な判定制御手段3の動作フローチャートである、図7が図5と異なるのはST37がST35の次に来ていることだけであり、図8が図6と異なるのはST57〜ST60がST51とST52との間に挿入されていることだけである。図9は呼出パルス信号が入力されなくなり、再び入力される間の呼出パルス信号サンプリングのタイミングを時間軸に沿って示したものであり、(A)は呼出パルス信号の入力が(B)と同じタイミングだが、呼出パルス信号サンプリングの再スタートがα回の入力中にかかってしまうため、α回の入力を二分して2度のサンプリングで判定することになり、制御処理は行われなくなってしまうことを示している。
【0046】
以下に、(B)の状態について説明をする。ε>t1÷t2とするため、呼出パルス信号サンプリング時間t1以内に、規定幅T0の呼出パルス信号の入力が1度でもあれば、未検出カウンタがε回以上になることはないので(図8のST57)、その場合の割り込み処理は、実施の形態1と同じ処理となる。したがって、図2の番号1〜番号6については、未検出カウンタがε回以上になることがないとすれば、実施の形態1と同様である。
【0047】
(B)は、未検出回数がε回以上になった後に、規定幅T0で、α回の呼出パルス信号の入力があった場合を示している。図8および図7において、未検出回数がε回以上になった後、初めて呼出パルス信号の入力があった場合は(ST57)、割り込み処理内で検出カウンタと未検出カウンタを「0」にリセットして(ST58、ST59)、呼出パルス信号サンプリングタイマt1を再スタートし(ST60)、それからサンプリング時間t1以内に検出カウンタがα回以上(ST31)β回未満(ST32)、未検出カウンタがγ回以上(ST33)δ回未満(ST34)であるので、制御処理が行われる(ST35)。
【0048】
このように、本実施の形態2によれば、呼出パルス信号の未検出カウンタが一定回数になった後、初めて呼出パルス信号の入力があった時点から呼出パルス信号の監視を直ちに開始することで、より正確な判定を行うことができる。
【0049】
なお、呼出パルス信号が有効となる条件であるα≦検出カウンタ≦βかつγ≦未検出カウンタ≦δの、α、β、γ、δの関係は、α+δ=β+γであり、例えば、3≦検出カウンタ≦8かつ4≦未検出カウンタ≦9となる。
【0050】
また、上記各実施の形態において、ドロップアウト検出手段2が検出する玄関子機4からの呼出信号は、玄関子機4がテレビ付きドアホンの場合、その映像信号伝送時に、呼出ボタンを押し続けることで映像信号のブランキング部分に呼出ボタン動作信号を重畳させ、その信号をドロップアウト検出手段2で検出するようにしてもよい。この場合は、特開平8−280005号公報記載の技術を応用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、玄関子機から呼出信号として送信される映像信号の欠落をドロップアウト検出手段で検出して呼出パルス信号を出力し、判定制御手段が、ドロップアウト検出手段から入力される呼出パルス信号のt1内の検出カウント値と、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定することにより、呼出信号による呼出パルス信号とノイズによる呼出パルス信号とを明確に区別し、呼出信号か否かを正確に判定することができる。
【0052】
また、玄関子機から呼出信号として送信される映像信号の欠落をドロップアウト検出手段で検出して呼出パルス信号を出力し、判定制御手段が、ドロップアウト検出手段から入力される呼出パルス信号のt1内の検出カウント値と、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定するとともに、呼出パルス信号の未検出カウント値がt1をt2で割った値より大きな一定値になった後、初めて呼出パルス信号の入力があった時点で前記2つのカウンタおよびt1、t2を初期化して、呼出パルス信号の検出と未検出のカウントを直ちに開始することで、より正確な判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施の形態における時間軸に沿った呼出パルス信号の幅と入力回数の一覧図
【図3】本発明の実施の形態におけるメイン処理のフロー図
【図4】本発明の実施の形態における未検出判定処理のフロー図
【図5】本発明の実施の形態1における呼出パルス信号入力判定処理のフロー図
【図6】本発明の実施の形態1における割り込み処理のフロー図
【図7】本発明の実施の形態2における呼出パルス信号入力判定処理のフロー図
【図8】本発明の実施の形態2における割り込み処理のフロー図
【図9】本発明の実施の形態における呼出パルス信号が入力されなくなり、間を空けて再び入力された場合のサンプリングのタイミング図
【符号の説明】
1 室内親機
2 ドロップアウト検出手段
3 判定制御手段
4 玄関子機
t1 呼出パルス信号サンプリング時間
t2 メイン処理ループ時間

Claims (2)

  1. 映像信号のブランキング期間を欠落させて呼出信号として送信する玄関子機を有するテレビドアホン装置であって、
    前記玄関子機から送信される前記映像信号の欠落を検出して呼出パルス信号を出力するドロップアウト検出手段と、前記ドロップアウト検出手段から出力される呼出パルス信号の入力により割り込みを発生させて割り込み内監視時間t3後に再び信号の入力状態を確認して規定幅を有する正常な呼出パルス信号か否かを判定する割り込み処理手段と、前記割り込み処理手段で正常と判定された呼出パルス信号の一定時間t1内における回数をカウントする検出カウンタと、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の無い回数をカウントする未検出カウンタと、前記検出カウンタの検出カウント値と前記未検出カウンタの未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して、呼出信号か否かを判定する判定制御手段とを備えたテレビドアホン装置。
  2. 映像信号のブランキング期間を欠落させて呼出信号として送信する玄関子機を有するテレビドアホン装置であって、
    前記玄関子機から送信される前記映像信号の欠落を検出して呼出パルス信号を出力するドロップアウト検出手段と、前記ドロップアウト検出手段から出力される呼出パルス信号の入力により割り込みを発生させて割り込み内監視時間t3後に再び信号の入力状態を確認して規定幅を有する正常な呼出パルス信号か否かを判定する割り込み処理手段と、前記割り込み処理手段で正常と判定された呼出パルス信号の一定時間t1内における回数をカウントする検出カウンタと、t1をさらに分割したt2毎の呼出パルス信号の無い回数をカウントする未検出カウンタと、前記検出カウンタの検出カウント値と前記未検出カウンタの未検出カウント値とを基に、それぞれ検出カウントしきい値および未検出カウントしきい値と比較して呼出信号か否かを判定するとともに、呼出パルス信号の未検出カウント値がt1をt2で割った値より大きな一定値になった後、初めて呼出パルス信号の入力があった時点で前記2つのカウンタおよびt1、t2を初期化して、呼出パルス信号の検出と未検出のカウントを開始する判定制御手段とを備えたテレビドアホン装置。
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