JP3608560B2 - 複合装置の画像出力装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば複写機、ページプリンタ、ファクシミリ装置あるいはこれら装置を組み合わせて成る複合装置に用いて好適な複合装置の画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給紙トレイにセットされている印刷用紙の縦・横の方向(以下、用紙方向という)に対応した印刷処理を行うことができる画像出力装置が知られている。例えば特開昭61−177067号には、印刷開始時に指定される用紙方向が給紙トレイにセットされている用紙の方向と一致しない場合、印刷データに回転処理を施すことによって指定と異なる方向の用紙に対しても印刷を可能とする画像出力装置が開示されている。
さらに特開平2−121863号には、指定した給紙トレイ内の用紙が無くなると、同一サイズの用紙を装填した他の給紙トレイを自動選択し、その給紙トレイの用紙方向が指定した方向と異なる場合には上記回転処理によって印刷を行う画像出力装置が開示されている。
このような画像出力装置では、指定した用紙方向の印刷用紙を装填した給紙トレイに用紙切れ生じた場合でも、これと用紙方向が異なる印刷用紙を装填した給紙トレイを選択して印刷処理を継続することができるので、印刷用紙の補給回数を減らすことができるという利点がある。また、ファクシミリに於ては、受信したデータを早くプリントしないと受信データを記憶しておくメモリが一杯となり受信が不可能となる。よってファクシミリに於ても印刷処理が継続できる方がメリットがあり、このような画像処理装置は好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の複写機には、印刷後の用紙を自動的に針等で止める自動ステープル機能を備えたものがあるが、上記従来の画像出力装置では、縦・横混在で用紙が排出されると、このような機能に対応することができない。
【0004】
この発明は、このような背景の下になされたもので、自動ステープル機能を有する複写機において、目的に応じて画像データの回転処理を選択的に行い、印刷用紙の補充回数の低減を可能とする一方、ステープルモード時における用紙方向の混在による不具合をも回避し得る画像出力装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、この発明は、複数の給紙トレイの中から、指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙を装填した給紙トレイを選択し、入力される画像データを当該選択した給紙トレイの印刷用紙に対して印刷出力する複合装置の画像出力装置において、
選択している給紙トレイに用紙切れが起こった場合、当該給紙トレイの印刷用紙と同一サイズで、かつ用紙方向が異なる印刷用紙が装填された給紙トレイを再選択すると共に、当該再選択した給紙トレイの用紙方向に対応して画像データに回転処理を施し、印刷出力する出力制御手段と、
ステープルモードにおいて、選択している給紙トレイに用紙切れが起こった場合、前記出力制御手段による印刷出力を禁止する禁止手段を具備することを特徴とする複合装置の画像出力装置を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施携帯ついて説明する。
図1はこの発明の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。この図において、1は各種周辺装置が接続される画像出力制御装置である。この画像出力制御装置1には、画像読み取り装置2、公衆回線等を介してファクシミリ伝送を行うファクシミリコントローラ3、プリントサーバあるいはホストコンピュータ等の上位装置に接続されるプリンタコントローラ4、画像データの電子ファイル等を記憶する画像データ記憶装置5、およびレーザプリンタ等の画像印刷装置6が接続されており、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等を組み合わせたいわゆる複合装置として構成されている。ここで、画像印刷装置6には、各用紙サイズについて縦・横の用紙方向が異なる印刷用紙が各々装填された複数の給紙トレイがセットされており、これら給紙トレイは、データ接続装置1によって選択されるようになっている。
【0007】
図2は、上記画像出力制御装置1の構成を示すブロック図である。同図において、11は画像読み取り装置2に接続される画像入力インタフェースであり、画像読み取り装置2から供給されるm値の画像データ(例えば、1ドット当たり8ビットの256階調値)を取り込み、該データをn値化変換部12およびセレクタ13(後述する)へ出力する。n値化変換部12は、画像入力インタフェース11から供給されるm値の画像データをn(n<m)値の画像データ(例えば、1ドット当たり1ビットの2値データ)に変換し、制御部14(後述する)へ出力する。
【0008】
15はファクシミリコントローラ3に接続されるFAXインタフェースであり、制御部14から供給されるファクシミリ送信用の画像データ(n値)をファクシミリコントローラ3へ出力する一方、ファクシミリコントローラ3によって受信した画像データ(n値)を取り込み、これを制御部14へ出力する。また、16はプリンタコントローラ4に接続されるプリンタインタフェースであり、プリンタコントローラ4から供給される印刷出力用の画像データ(n値)を取り込み、これを制御部14へ出力する。さらに、17は画像データ記憶装置5に接続されるファイル入出力インタフェースであり、制御部14から供給される画像データ(n値)を電子ファイルとして画像データ記憶装置5に書き込む一方、画像データ記憶装置5に格納されている画像データ(n値)の電子ファイルを読み出し、これを制御部14へ出力する。
【0009】
次に、18は画像データ(n値)が格納されるページメモリである。このページメモリ18の読み出しと書き込みはページメモリコントローラ19によって制御される。ページメモリコントローラ19は、指定された用紙方向と異なる用紙方向の印刷用紙に印刷を施す場合、指定された用紙方向に対応してページメモリ18に書き込まれた画像データを読み出す際に、読み出しアドレスの指定を制御することによって画像データに90°の回転処理を施す。これにより、画像データの読み出しと同時に、指定された方向と異なる用紙方向に対応した回転処理が施される。
【0010】
次に、20はm値化変換部であり、制御部14から供給されるn値の画像データをm値の画像データに変換し、これをセレクタ13へ出力する。また、セレクタ13は、操作者によって選択される出力モード(高画質モードまたは通常印刷モード)に応じ、入力される画像データを選択的に出力する。すなわち、高画質モードが選択された場合、セレクタ13は、画像入力インタフェース11から直接供給されるm値の画像データを選択し、これを画像出力インタフェース21を介し画像印刷装置6へ出力する。一方、通常印刷モードが選択された場合、セレクタ13は、n値化変換部12、制御部14およびm値化変換部20を経て供給される画像データを選択し、これを画像出力インタフェース21を介し画像印刷装置6へ出力する。
【0011】
また、制御部14は、CPU(中央処理装置)やメモリ等によって構成されており、所定の制御プログラムを実行することにより上記各部を制御する。これにより、後述する実施例の動作が実現される。
【0012】
次に、図3〜図5に示すフローチャートを参照し、上記構成を有する実施例の動作について説明する。以下では、画像読み取り装置2から供給される所定ページ数の画像データを複数部印刷出力する場合を例として、特定機能の印刷モードで回転して印刷を行うモードとその他の機能で回転して印刷を行わないモード、例えばステープルモードとに分けて動作を説明する。
【0013】
(1)回転してプリントを行わないモードにおける動作
まずステップSa1(図3参照)では、操作者によって指示入力されたプリント部数Mをレジスタにセットする。そして、ステップSa2に進むと、回転してプリントして良いモードであるかを判断する。これにより、以降の印刷処理において画像データの回転処理を行うか否かが決定される。印刷モードがステープルモードや高画質モードなど回転処理を行えないモードである場合、ステップSa2の判断結果が「No」となり、ステップSa3に進む。
【0014】
ステップSa3では、画像印刷装置6にセットされている複数の給紙トレイのいずれかに、画像データの供給時に指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙が存在するか否かを判断する。
【0015】
ここで、指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙が存在すれば、ステップSa3の判断結果が「Yes」となり、ステップSa4に進む。ステップSa4では、当該印刷用紙を印刷処理を施すべき印刷用紙として選択する。次に、ステップSa5(図4参照)に進むと、高画質モードの複写である場合画像読み取り装置2から出力されるm値の画像データが直接画像印刷装置6に供給されるようセレクタ13を切り替える。また、その他のモード(プリンタI/Fのプリント)のプリントである場合、n→m値化のデータが画像印刷装置6に供給されるようセレクタ13を切り替える。制御部14ではデータ出力部(例えばプリントI/F)のデータがn→m値化20に供給される様に接続する。
【0016】
そして、ステップSa6では、画像印刷装置6が印刷処理を開始する。これにより、高画質モードの複写である場合画像読み取り装置2から出力されるm値の画像データは、画像出力制御装置1において特に処理を施されることなくそのまま画像印刷装置6に供給され、指定された印刷用紙に印刷処理が施される。
【0017】
そして、1ページ目の画像データについて1枚目の印刷が終了すると、ステップSa7の判断結果「Yes」となり、ステップSa8に進む。ステップSa8では、前述のステップSa1でセットしたプリント部数のレジスタ値Mをデクリメントする。そして、ステップSa9に進むと、レジスタ値Mが「0」であるか否か、すなわち1ページ目の画像データについて指定した部数の印刷が終了したか否かを判断する。
【0018】
ここで、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了していなければ、ステップSa9の判断結果が「No」となり、ステップSa10に進む。ステップSa10では、給紙トレイに印刷用紙が存在しているか否か、すなわち用紙切れを起こしていないか否かを判断する。ここで、用紙切れを起こしていなければ、再びステップSa6に戻る。以後、用紙切れを起こさない限りステップSa10の判断結果が「Yes」となるので、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了するまで、上記ステップSa6〜Sa10の処理を繰り返す。
【0019】
そして、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了し、レジスタ値Mが「0」になると、上記ステップSa9の判断結果が「Yes」となり、ステップSa11に進む。ステップSa11では、印刷すべき次のページの画像データがあるか否かを判断する。ここで、次のページの画像データがある場合には、ステップSa11の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa1(図3参照)に戻る。こうして、上述したステップSa1〜Sa11(図3および図4参照)の処理を繰り返し、全ページの画像データについて指定された部数の印刷が終了すると、ステップSa11の判断結果が「No」となり、印刷処理は終了する。
【0020】
ところで、上述した印刷処理を実行する間、次のページの画像データについて印刷処理を開始する直前に用紙切れが起こった場合には、上記ステップSa3(図3参照)の判断結果が「No」となり、ステップSa12に進む。ステップSa12では、印刷処理を中止し、用紙切れで印刷用紙がないことをアラーム音等によって操作者に報知する。
【0021】
また、同一ページの画像データについて指定部数の繰り返し印刷を実行する間に用紙切れが起こった場合には、上記ステップSa10(図4参照)の判断結果が「No」となり、ステップSa13に進む。ステップSa13では、上記ステップSa12と同様、印刷処理を中止し、用紙切れであることを操作者に報知する。
【0022】
このように、回転してプリントを行わないモードにおいては、印刷中に、指定した印刷用紙の用紙切れが起こった場合には、即印刷処理を中止し、操作者にその旨を報知する。そして、操作者が当該用紙切れを起こした給紙トレイに印刷用紙を補給すれば、印刷処理が再開される。つまり、この高画質モードでは、用紙切れを起こした場合、仮に同一サイズで用紙方向が異なる印刷用紙が画像印刷装置6にセットされていたとしてもこれを使用することなく、常に指定された用紙方向の印刷用紙に対して印刷処理が行われる。
【0023】
(2)回転してプリントを行うモードにおける動作
次に、回転してプリントを行うモードにおける動作を説明する。以下では、画像データの供給時に指定された用紙サイズについて、▲1▼縦・横の2方向の印刷用紙が共に存在する場合、▲2▼指定された用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合、▲3▼指定された用紙方向と異なる用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合、▲4▼縦・横いずれの用紙方向についても印刷用紙が存在しない場合、に分けて説明する。
【0024】
▲1▼縦・横の2方向の印刷用紙が共に存在する場合
(用紙切れが起こらない場合の動作)
通常印刷モードにおいては、前述のステップSa1(図3参照)でプリント部数Mをレジスタにセットした後、前述のステップSa2の判断結果が「Yes」となり、ステップSa14に進む。
【0025】
ステップSa14では、指定された用紙サイズについて縦・横の2方向の印刷用紙が共に存在するか否かを判断する。この場合、縦・横の2方向の印刷用紙が共に存在するので、ステップSa14の判断結果が「Yes」となり、ステップSa15に進む。
【0026】
ステップSa15では、フラグFLAGの値を「1」にセットする。ここで、フラグFLAGとは、この場合のように縦・横の2方向の印刷用紙が共に存在する場合に値「1」がセットされ、縦あるいは横の1方向の印刷用紙しか存在しない場合に値「0」がセットされるレジスタ値であり、この値に基づき、後述するステップSa36において処理が分岐されることになる。
【0027】
次に、ステップSa16に進むと、指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙を印刷処理を施すべき印刷用紙として選択する。そして、ステップSa17(図5参照)に進むと、通常(高速)複写時は画像読み取り装置2から出力されるm値の画像データがn値化変換部12に供給されるようセレクタ13を切り替える。またその他の機能(例えばFAX)の印刷は制御部14でデータ出力部(例えばFAX)のデータがn→m値化20に供給される様に接続する。これにより、通常複写時は画像読み取り装置2から出力されるm値の画像データは、n値化変換部12においてn値の画像データに変換された後、制御部14に入力される。そして、この画像データは、ページメモリコントローラ19を介してページメモリ18に書き込まれると共に、1枚目を印刷するためのデータとして直接m値化変換部20へ出力される。またその他の機能(例えばFAX)の印刷はn値のデータが制御部14に直接入力される。その後の動作は通常複写と同様である。
【0028】
次に、ステップSa18に進むと、画像印刷装置6が、m値化変換部20によってm値に変換された画像データに基づき印刷処理を開始する。そして、1枚目の印刷が終了すると、ステップSa19の判断結果が「Yes」となり、ステップSa20に進む。ステップSa20では、前述のステップSa1でセットしたプリント部数のレジスタ値Mをデクリメントする。そして、ステップSa21に進むと、レジスタ値Mが「0」であるか否か、すなわち1ページ目の画像データについて指定した部数の印刷が終了したか否かを判断する。
【0029】
ここで、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了していなければ、ステップSa21の判断結果が「No」となり、ステップSa22に進む。ステップSa22では、当該選択した印刷用紙が給紙トレイにまだ存在しているか否か、すなわち用紙切れを起こしていないか否かを判断する。
【0030】
ここで、用紙切れを起こしていなければ、ステップSa23に進む。ステップSa23では、前述のステップSa17でページメモリ18に格納した画像データをページメモリコントローラ19によって読み出し、このデータを2枚目以降を印刷するためのデータとしてm値化変換部へ出力する。以後、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了するまで、上記ステップSa18〜Sa23の処理を繰り返す。
【0031】
そして、1ページ目の画像データについて全部数の印刷が終了し、レジスタ値Mが「0」になると、上記ステップSa21の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa11(図4参照)に進む。ステップSa11では、印刷すべき次のページの画像データがあるか否かを判断する。ここで、次のページの画像データがある場合には、ステップSa11の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa1(図3参照)に戻る。こうして、上述したステップSa1,Sa2,Sa14〜Sa23,Sa11(図3〜図5参照)の処理を繰り返し、全ページの画像データについて指定された部数の印刷が終了すると、ステップSa11(図4参照)の判断結果が「No」となり、印刷処理は終了する。
【0032】
(次のページの画像データについて印刷処理を開始する直前に当初指定された印刷用紙に用紙切れが起こった場合の動作)
ところで、上述した印刷処理を実行する間、次のページの画像データについて印刷処理を開始する直前に当初指定された印刷用紙に用紙切れが起こった場合には、上記ステップSa14(図3参照)の判断結果が「No」となり、ステップSa24に進む。ステップSa24では、指定された印刷用紙があるか否かを判断する。この場合、指定された印刷用紙は用紙切れを起こしているので、ここでの判断結果は「No」となり、ステップSa25に進む。ステップSa25では、指定された印刷用紙と同一サイズで、かつ用紙方向が異なる印刷用紙があるか否かを判断する。
【0033】
この場合、用紙方向が異なる印刷用紙が存在するので、ステップSa25の判断結果が「Yes」となり、ステップSa26に進む。ステップSa26では、フラグFLAGに値「0」をセットし、同一サイズでは当該用紙方向の印刷用紙しか存在しないことを示す設定にする。
【0034】
次に、ステップSa27に進むと、当該用紙方向が異なる印刷用紙を印刷処理を施すべき印刷用紙として選択する。そして、ステップSa28(図5参照)に進むと、n→m値化20から出力されるm値の画像データが画像出力I/F21に供給されるようセレクタ13を切り替え、ステップSa29では、制御部14に入力される画像データを全てページメモリコントローラ19を介してページメモリ18に書き込む。
【0035】
次に、ステップSa30に進むと、ページメモリコントローラ19が上記ページメモリ18に書き込まれた画像データを90°回転させて読み出す。すなわち、指定された用紙方向(例えば縦方向)に対応してページメモリ18に書き込まれた画像データを、これと90°方向が異なる用紙方向(例えば横方向)に対応するようアドレスを指定して読み出す。これにより、画像データの読み出しと同時に、指定された方向と異なる用紙方向に対応した回転処理が施される。
【0036】
以後、ステップSa31〜Sa35を繰り返すことにより指定された部数の繰り返し印刷が行われる。そして、当該ページについて全部数の印刷が終了し、レジスタ値Mが「0」になると、ステップSa34の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa11(図4参照)に進む。ステップSa11では、印刷すべき次のページの画像データがあるか否かを判断する。ここで、次のページの画像データがある場合には、ステップSa11の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa1(図3参照)に戻る。こうして、上述したステップSa1,Sa2,Sa14,Sa24〜Sa35,Sa11(図3〜図5参照)の処理を繰り返し、全ページの画像データについて指定された部数の印刷が終了すると、ステップSa11(図4参照)の判断結果が「No」となり、印刷処理は終了する。
【0037】
(同一ページの繰り返し印刷中に当初指定された印刷用紙に用紙切れが起こった場合の動作)
また、同一ページの繰り返し印刷中に当初指定された印刷用紙に用紙切れが起こった場合、上記ステップSa22(図5参照)の判断結果が「No」となり、ステップSa36に進む。ステップSa36では、フラグFLAGの値が「0」であるか否かを判断する。この場合、前述のステップSa15でフラグFLAGの値を「1」にセットしてあるので、ここでの判断結果は「No」となり、ステップSa37に進む。ステップSa37では、指定された用紙方向の印刷用紙が用紙切れを起こしており、指定と異なる用紙方向の印刷用紙のみしか存在しないので、フラグFLAGの値を「0」にセットする。そして、ステップSa38に進むと、当該用紙方向が異なる印刷用紙を印刷処理を施すべき印刷用紙として選択する。
【0038】
以後、ステップSa30で回転処理を伴うページメモリ18の読み出しを行った後、前述のステップSa31〜Sa35を繰り返すことにより指定された部数の繰り返し印刷を行う。そして、当該ページについて全部数の印刷が終了すると、前述と同様、ステップSa1,Sa2,Sa14,Sa24〜Sa35,Sa11(図3〜図5参照)の処理を繰り返すことにより全ページの画像データについて印刷を行う。
【0039】
▲2▼指定された用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合
指定された用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合、前述のステップSa14の判断結果が「No」となった後、ステップSa24の判断結果が「Yes」となり、ステップSa39に進む。ステップSa39では、当該用紙方向の印刷用紙しか存在しないことから、フラグFLAGに値「0」にセットする。
【0040】
そしてステップSa16以下に処理が進み、以後、前述と同様、ステップSa18〜Sa23(図5参照)を繰り返すことにより指定された部数の繰り返し印刷を行い、さらにステップSa1,Sa2,Sa14,Sa24,Sa39,Sa16〜Sa23,Sa11(図3〜図5参照)の処理を繰り返すことにより全ページの画像データについて印刷を行う。
【0041】
そして、同一ページの繰り返し印刷中に用紙切れが起こった場合には、ステップSa22の判断結果が「No」となり、ステップSa36に進む。ステップSa36では、フラグFLAGの値が「0」であるので、その判断結果が「Yes」となり、ステップSa40に進む。ステップSa40では、指定された用紙サイズではいずれの用紙方向についても印刷用紙が存在しないことから、印刷処理を中止し、用紙切れを報知する。
【0042】
また、次のページの画像データについて印刷処理を開始する直前に用紙切れが起こった場合には、上記ステップSa24,25(図3参照)の判断結果が共に「No」となり、ステップSa41に進む。ステップSa41では、同様に、指定された用紙サイズではいずれの用紙方向についても印刷用紙が存在しないことから、印刷処理を中止し、用紙切れを報知する。
【0043】
▲3▼指定された用紙方向と異なる用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合
指定された用紙方向と異なる用紙方向の印刷用紙のみが存在する場合、ステップSa14,Sa24の判断結果が共に「No」となった後、ステップSa25の判断結果が「Yes」となり、前述のステップSa26に進む。ステップSa26では、フラグFLAGの値を「0」にセットする。
【0044】
そして、ステップSa27以下に処理が進み、以後、前述と同様、ステップSa31〜Sa35(図5参照)を繰り返すことにより指定された部数について回転処理を伴う繰り返し印刷を行い、さらにステップSa1,Sa2,Sa14,Sa24〜Sa35,Sa11(図3〜図5参照)の処理を繰り返すことにより全ページの画像データについて印刷を行う。
【0045】
ここで、同一ページの繰り返し印刷中に用紙切れが起こった場合には、ステップSa35(図5参照)の判断結果が「No」となった後、ステップSa40において印刷処理を中止し、用紙切れを報知する。
【0046】
また、次のページの画像データについて印刷処理を開始する直前に用紙切れが起こった場合には、上記ステップSa24,Sa25(図3参照)の判断結果が共に「No」となった後、ステップSa41において印刷処理を中止し、用紙切れを報知する。
【0047】
▲4▼縦・横いずれの用紙方向についても印刷用紙が存在しない場合
縦・横いずれの用紙方向についても印刷用紙が存在しない場合、前述のステップSa14,Sa24,Sa25(図3参照)の判断結果が全て「No」となった後、ステップSa41において、印刷処理を行うことなく用紙切れを報知する。
【0048】
このように、通常印刷モード(すなわち高速印刷モード)においては、まず指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙が存在すれば、当該印刷用紙を用いて印刷を行う。また、指定された用紙方向の印刷用紙が最初から存在しない場合、あるいは用紙切れが起こった場合には、同一サイズで用紙方向が異なる印刷用紙を用いて印刷を行う。このとき、用紙方向が指定した方向と異なるので、これに対応させるべく画像データの読み出し時に回転処理を施して印刷を行う。
【0049】
以上説明したように、本実施例によれば、回転してプリントを行うモードにおいては、従来と同様、用紙切れの際にも印刷を継続することができるので、印刷用紙の補充回数を減らすことができる。一方、回転してプリントを行わないモードにおいては、指定された用紙方向に用紙切れが起こった場合、回転処理を伴う印刷によって印刷処理を継続させることがない。したがって、縦・横の用紙方向の混在を回避できるため、操作者による印刷済み用紙の取り残しを防止でき、自動ステープル機能への対応も可能となる。また複写機能では画質劣化を防止できる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、回転してプリントを行ってよい印刷モードが選択されると、指定した印刷用紙に用紙切れが生じても印刷用紙を補充することなく印刷処理を続行することができる一方、ステープルモードが選択されると、指定した印刷用紙に用紙切れが生じても回転処理を伴う印刷処理を行わないため、縦・横の用紙方向が混在することがない。この結果、回転してプリントを行ってよいモードを選択したときには、印刷用紙の補充回数を低減できる一方、自動ステープル機能への対応も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態による画像出力制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】同実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図5】同実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像出力制御装置
2 画像読み取り装置
3 ファクシミリコントローラ
4 プリンタコントローラ
5 画像データ記憶装置
6 画像印刷装置
11 画像入力インタフェース
12 n値化変換部
13 セレクタ(モード選択手段)
14 制御部(第1および第2の出力制御手段、モード選択手段)
15 FAXインタフェース
16 プリンタインタフェース
17 ファイル入出力インタフェース
18 ページメモリ
19 ページメモリコントローラ(第2の出力制御手段)
20 m値化変換部
21 画像出力インタフェース
Claims (1)
- 複数の給紙トレイの中から、指定された用紙サイズおよび用紙方向の印刷用紙を装填した給紙トレイを選択し、入力される画像データを当該選択した給紙トレイの印刷用紙に対して印刷出力する複合装置の画像出力装置において、
選択している給紙トレイに用紙切れが起こった場合、当該給紙トレイの印刷用紙と同一サイズで、かつ用紙方向が異なる印刷用紙が装填された給紙トレイを再選択すると共に、当該再選択した給紙トレイの用紙方向に対応して画像データに回転処理を施し、印刷出力する出力制御手段と、
ステープルモードにおいて、選択している給紙トレイに用紙切れが起こった場合、前記出力制御手段による印刷出力を禁止する禁止手段を具備することを特徴とする複合装置の画像出力装置。
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JP5014765B2 (ja) * | 2006-12-15 | 2012-08-29 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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