JP3607665B2 - 籾殻コンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、籾殻を運搬するための籾殻コンテナに関し、特に、農業用車輌に搭載されて運搬可能であると共に、農業用車輌に搭載されたままの状態で籾殻処理用地に籾殻を播き敷くことができる籾殻コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
籾摺り機により玄米から分離された籾殻は、籾摺り機から籾殻排出ダクトを介して排出され、この籾殻排出ダクトから排出されたものが運搬用袋に袋詰めされて運搬されている。また、籾殻の処分では、一般に、籾殻が詰められた運搬用袋を車輌により稲刈り後の水田へ運搬した後、運搬用袋を車輌の荷台から卸して籾殻を水田に山積みにし、その山積みされた籾殻に着火して焼却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した籾殻の処分作業によれば、車輌に荷積みされた運搬用袋の積み卸し作業は作業者により手作業で行われるため、多数の運搬用袋を積み卸しする場合には作業者に過度の負担を強いてしまうという問題点があった。また、1つの運搬用袋には作業者が積み卸しができる限られた量の籾殻しか袋詰めすることができない。よって、大量の籾殻を処分する場合には、籾殻排出ダクトに運搬用袋を頻繁に付け替える必要があり、作業者の負担を更に増加させてしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、作業者の作業負担を軽減するため、農業用車輌に搭載して運搬することができると共に、その農業用車輌に搭載されたままの状態で籾殻処理用地に籾殻を播き敷くことができる籾殻コンテナを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の籾殻コンテナは、籾殻を収容する収容フレームと、その収容フレームを運搬するために農業用車輌に装備される連結装置に連結可能な連結部材とを備え、その連結部材を介して連結装置に連結され農業用車輌に搭載されるものであり、前記収容フレームの底部における縦方向一側から中間部までの区間、及び、その収容フレームの底部おける縦方向中間部から他側までの区間を、それぞれ個別に閉塞する一対の開閉板と、その一対の開閉板には、その一対の開閉板の横方向両端部分にそれぞれ固着され、その固着部分から上方へ立設される一対の籾殻掻き部材と、その一対の開閉板における縦方向一端側を前記収容フレームの横方向両側に揺動可能にそれぞれ軸支する一対の揺動軸と、その一対の揺動軸を中心として前記一対の開閉板を下方へ傾動させる動力を付与する駆動装置と、その駆動装置の動力付与によって前記一対の開閉板が下方へ傾動された場合に、その一対の開閉板における反揺動軸側にそれぞれ開口される一対の籾殻播き口とを備えている。
【0006】
この請求項1記載の籾殻コンテナによれば、籾摺りによって排出される大量の籾殻は収容フレーム内へ投入され、この投入された籾殻は、収容フレームの底部を閉塞する一対の開閉板に積載されつつ収容フレーム内に収容される。一方、収容フレームは、連結部材を介して農業用車輌の連結装置に連結され、この連結により農業用車輌に搭載されて、水田などの籾殻処理用地へ運搬される。この運搬後は、収容フレームを搭載したままで農業用車輌を籾殻処理用地内で走行させ、その走行時に一対の籾殻播き口を開口させることによって、籾殻が籾殻処理用地に播き敷かれる。
【0007】
具体的には、農業用車輌を走行させつつ駆動装置を稼動させると、駆動装置による動力が一対の開閉板に付与され、一対の開閉板が揺動軸を中心として下方へ傾動される。この傾動に伴って、一対の開閉板は、各開閉板における揺動軸側からその反揺動軸側へ下降傾斜され、各開閉板における反揺動軸側に一対の籾殻播き口が開口される。この一対の籾殻播き口の開口によって、収容フレーム内に収容された籾殻は、一対の開閉板の傾斜に沿って収容フレームの外部へ排出され、籾殻処理用地内に薄く播き敷かれるのである。
【0008】
一対の開閉板には、その一対の開閉板の横方向両端部分にそれぞれ固着され、その固着部分から上方へ立設される一対の籾殻掻き部材が開閉板の揺動に伴って揺動するのである。
【0009】
請求項2記載の籾殻コンテナは、請求項1に記載の籾殻コンテナにおいて、前記収容フレームの上面に布設される上面シートと、その上面シートの縁部から前記収容フレームの内部側面に沿って下方へ布設される側面シートとを有し、且つ、その側面シートの下端が前記開閉板に達すると共に前記収容フレームの内側方向へ更に延出するように形成された籾殻カバーを備えている。
【0010】
請求項3記載の籾殻コンテナは、請求項2記載の籾殻コンテナにおいて、前記収容フレームの底部には、その収容フレームの内部側面から外面側面へ連通され前記開閉板より上方に設けられる連通口と、その連通口より上側における前記収容フレームの外部側面から凸設される係合ピンとが設けられており、前記籾殻カバーは、前記収容フレームに着脱可能に形成されると共に、前記側面シートの外面から外方へ延設され前記連通口へ挿通される取付舌片と、その取付舌片の厚さ方向に貫通形成され前記係合ピンに係合される係合穴とを備えている。
【0011】
請求項4記載の籾殻コンテナは、請求項2又は3に記載の籾殻コンテナにおいて、前記籾殻カバーの側面における上側部分は籾殻の大きさより網目が細かな通気ネットで形成されており、その通気ネットには、その籾殻カバー内へ籾殻を投入するため開口である投入口と、その投入口を開閉させる開閉部材とが設けられている。
【0012】
請求項5記載の籾殻コンテナは、請求項4記載の籾殻コンテナにおいて、前記通気ネットは、前記籾殻カバーの横方向両側面における上側部分にそれぞれ設けられており、その籾殻カバーの横方向両側面には、前記通気ネットのほぼ全面に被装される被装シートが吊設されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である籾殻コンテナ1の外観斜視図である。なお、図1では、籾殻カバー30の図示を省略し、一対の籾殻播き口10,11が開口された状態を図示している。また、図1の説明では、その図1の紙面における左斜め方向を縦方向、右斜め方向を横方向、上下方向を高さ方向としている。
【0014】
図1に示すように、籾殻コンテナ1は、大量の籾殻を収容するためのものであり、略直方体状の檻枠体に形成された収容フレーム2を備えている。収容フレーム2は、複数本の金属製骨材2aを略格子状に結合させて、その各金属製骨材2aを溶接などにより相互に固着して形成されたものである。また、収容フレーム2は、その横方向が縦方向より長尺状に形成されており、その高さ方向略中央で上下に分離可能に形成されている。このように形成された収容フレーム2の縦方向一側面(図1左側)における高さ方向略中央部分には、略円柱状のヒッチピン3が配設されている。
【0015】
ヒッチピン3は、その軸方向が収容フレーム2の横方向に合致されており、このヒッチピン3の軸方向両端は一対の枢支プレート4により回動可能に枢支されている。ヒッチピン3は、籾殻コンテナ1(収容フレーム2)を、農業用車輌の一種である農業用トラクタ50(図6参照)に連結するためのものであり、具体的に、農業用トラクタ50に装備される作業機取付リフター51と籾殻コンテナ1とを連結するためのアタッチメント52に回動可能に連結される。また、枢支プレート4,4は、ヒッチピン3を支持するため、収容フレーム2に固着されている。また、各枢支プレート4,4の両脇には、一対の連結プレート5,5が配設されている。
【0016】
一対の連結プレート5,5は、ヒッチピン3と共に上記したアタッチメント52に連結されるものであり、収容フレーム2の縦方向一側面における横方向略中央部分に間隔を隔てて固着されている。各連結プレート5,5には、その上下方向に3つずつ連結穴5aが貫通形成されている。連結穴5aは、ボルト及びナットによって連結プレート5を上記したアタッチメント52に連結するため、そのボルトが挿通される通穴である。また、収容フレーム2の底部には、一対の底板6,7が配設されている。
【0017】
一対の底板6,7は、略矩形状に開口された収容フレーム2の底部を閉塞すると共に、その収容フレーム2内の底板を成すものである。ここで、一方の底板6は、収容フレーム2の底部における縦方向一側から縦方向中間部までの区間を閉塞するものであり、他方の底板7は、収容フレーム2の底部における縦方向中間部から縦方向他側までの区間を閉塞するものである。また、収容フレーム2の底部における開口は、その横方向全域にわたって一対の底板6,7により閉塞されており、かかる一対の底板6,7は、一対の揺動軸8,9によって、収容フレーム2の底部における横方向両側に配設された金属製骨材2a,2aに揺動可能に軸支されている。
【0018】
揺動軸8,9は、各底板6,7における縦方向一端部を収容フレーム2に揺動可能に軸支するものである。この揺動軸8,9を揺動中心として各底板6,7を下方へ傾動させた場合、各底板6,7における揺動軸8,9側とは反対側(反揺動軸側)に、収容フレーム2の外部へ連通する一対の籾殻播き口10,11が開口される。一対の籾殻播き口10,11は、収容フレーム2内に収容される籾殻を収容フレーム2の外部へ排出するための開口であり、収容フレーム2の底部における横方向全域にわたって開口される。
【0019】
一対の底板6,7は、収容フレーム2に搭載された駆動装置12によって相互に連動して揺動されるように構成されており、この駆動装置12は、電動シリンダ13と、チェーン14と、スプロケット15,16と、ロッド17と、揺動アーム18,19とを備えている。
【0020】
電動シリンダ13は、電動方式によりスライド移動される可動ロッド13aを備えたシリンダ装置であり、農業用トラクタ50(図6参照)の蓄電用バッテリなどから供給される駆動電圧によって、その可動ロッド13aが上下方向へスライド移動されるように収容フレーム2に配設されている。具体的に、電動シリンダ13は、収容フレーム2における一対の連結プレート5,5間であって、収容フレーム2の底部に横架される金属製骨材2a上に固定されている。
【0021】
チェーン14は、その一端側が電動シリンダ13の可動ロッド13aの先端部に連結されており、収容フレーム2の上部側へ向けて延伸されている。この延伸されたチェーン14は、電動シリンダ13の上方に配設されるスプロケット15の外周に歯合されつつ巻回され、その向きが反転されて下方へ更に延伸されている。ここで、図2を参照して、駆動装置12の詳細について説明する。
【0022】
図2は、図1の横方向中央部分における横断面図であり、図中の2点鎖線は、一対の籾殻播き口10,11が開放された場合における各底板6,7及び駆動装置12の各部材13〜19の位置をそれぞれ示している。図2に示すように、スプロケット15から下方へ延伸されるチェーン14は、電動シリンダ13に隣接するスプロケット16の外周に歯合されることによって略水平方向へ向けられ、更に、収容フレーム2内へ延伸されて、その他端側がロッド17の基端部に連結されている。
【0023】
ロッド17は、収容フレーム2の縦方向(図2左右方向)へ延びる棒状体であり、このロッド17の長手方向両端には、各底板6,7上から立設される揺動アーム18,19の上端が枢着されている。揺動アーム18,19は、側面視略L字形に形成されており、その下端が各底板6,7の上面に固着され、その上端がロッド17へ向けて上方へ立設されている。
【0024】
上記のように構成された駆動装置12によれば、電動シリンダ13が稼動され、可動ロッド13aが図2の実線で示す位置から図2の2点鎖線の位置へスライド移動されると、スプロケット15,16に歯合されたチェーン14を介して、ロッド17が電動シリンダ13の反配設側(図2右側)へ移動される。この移動に伴って、揺動アーム18,19は、ロッド17との枢着箇所を回転中心として図2の時計方向へ回転されつつ、電動シリンダ13の反配設側へ向けて傾動される。
【0025】
この揺動アーム18,19の傾動に伴って、各底板6,7は、揺動軸8,9を揺動中心として下方へ傾動される。各底板6,7が下方へ傾動すると、各底板6,7は、その揺動8,9側からその反対側へ下降傾斜され、図2の2点鎖線で示すように、一対の籾殻播き口10,11が開口される。具体的に、一方の籾殻播き口10(図2右側)は、収容フレーム2の底部における縦方向一端側(図2左側)の金属製骨材2aと一方の底板6との間部分に開口形成される一方、他方の籾殻播き口11(図2左側)は、一方の底板6と他方の底板7との間部分に開口形成される。
【0026】
なお、電動シリンダ13を稼動させて可動ロッド13aを図2の2点鎖線の位置から実線の位置へ下降させることにより、上記した動作の逆動作が行われて、一対の籾殻播き口10,11が閉塞されるのである。
【0027】
図1に戻って説明する。一方の底板6には一対の掻き取りロッド20,20が、他方の底板7には一対の掻き取りロッド21,21が、それぞれ設けられている。掻き取りロッド20,20,21,21は、収容フレーム2内に収容された籾殻を籾殻播き口10,11から排出する場合に、収容フレーム2の横方向両側部分に残存する籾殻を掻き取るためのものである。各掻き取りロッド20,20は、底板6の横方向両端部にそれぞれ固着されており、その固着部分から上方へ延出するように底板6上に立設されている。また、各掻き取りロッド21,21は、底板7の横方向両端部にそれぞれ固着されており、その固着部分から上方へ延出するように底板7上に立設されている。
【0028】
図2に示すように、掻き取りロッド20は、籾殻播き口10が閉塞された状態、即ち、底板6が略水平状態とされる場合(図2中の実線)、その底板6に対して、掻き取りロッド20の先端が他方の底板7の上方側へ向けて略45°の角度で傾斜されている。一方、掻き取りロッド21は、籾殻播き口11が閉塞された状態、即ち、底板7が略水平状態とされる場合(図2中の実線)、その底板7に対して、掻き取りロッド21の先端が略垂直方向へ向けられている。これらの掻き取りロッド20,20,21,21は、駆動装置12によって各底板6,7がそれぞれ傾動された場合、その傾動に伴って収容フレーム2内で傾動されるので、収容フレーム2の横方向両側部分に残存する籾殻を払い落とすようにして掻き取ることができる。
【0029】
ところで、収容フレーム2の底部には、底板6,7の上面より上方位置に、上下1組の金属製骨材2a,2aが略水平に配設されている。この上下一組の金属製骨材2a,2a間には所定の隙間が形成されており、かかる隙間によって、収容フレーム2の内側からその外側へ連通する連通口22が形成されている。また、連通口22を形成する上下一組の金属製骨材2a,2aのうち、連通口22の上側に位置する金属製骨材2aには、その金属製骨材2aの上面より上方へ突出するように複数の係合ピン23が凸設されている。
【0030】
複数の係合ピン23は、根元部分に比べて頂部の外径が若干大きな略柱状体であり、収容フレーム2の外面に固着されている。図1に示すように、上記した連通口22は、収容フレーム2の底部周囲のほぼ全体にわたって周設されており、上記した複数の係合ピン23も、連通口22とともに収容フレーム2の底部周囲に凸設されている。
【0031】
電動シリンダ13の可動ロッド13aの先端部には、上端部が略逆L字形に屈曲形成されたスライドロッド24がチェーン14に隣接して取着されている。このスライドロッド24は、可動ロッド13aのスライド移動に伴って上下動可能とされている。更に、スプロケット15を支持する金属製骨材2aの上面には、スライドロッド24の屈曲部分に隣接するようにして、所定幅で目盛りが設けられた目盛り板25が立設されており、スライドロッド24の屈曲部分が示す目盛り板25の目盛りを判読することにより、籾殻播き口10,11の開口量を相対的に表示するようにされている。
【0032】
ここで、図1では図示を省略しているが、図2、図4及び図6に示すように、収容フレーム2の下端面の四隅には、その収容フレーム2の下端に配設される金属製骨材2aの下面にキャスタ取付板26がそれぞれ固着されている。このキャスタ取付板26は、収容フレーム2の下端面の四隅にキャスタ27を取着するためのものである。キャスタ27は、籾殻コンテナ1を移動させるための車輪であり、4つのキャスタ取付板26にそれぞれ着脱可能にねじ止めされる。収容フレーム2に4個のキャスタ27を取着すれば、籾殻コンテナ1を手押しで移動させることもできる。
【0033】
図3は、籾殻カバー30の外観斜視図であり、図3の説明では、図3の紙面における左斜め方向を縦方向、右斜め方向を横方向、上下方向を高さ方向横方向としている。図3に示すように、籾殻カバー30は、籾殻コンテナ1の一部を構成するものであり、収容フレーム2内に取り付けられて籾殻を包囲するためのものである。籾殻カバー30は、収容フレーム2内部空間に適合したサイズの略直方体状に可撓性を有する各種シート材で形成されており、籾殻カバー30の縦方向側面はその横方向側面に比べて表面積が大きくされている。
【0034】
この籾殻カバー30は、収容フレーム2に着脱可能に形成されており、主に、上面シート31と、縦側面シート32,33と、横側面シート34,35とを備えている。上面シート31は、収容フレーム2の上面全体に布設されるものであり、透明シート材S1で形成されている。縦側面シート32,33及び横側面シート34,35は、上面シート31の周縁部から収容フレーム2の内部側面に沿って下方へ布設されるものであり、縦側面シート32,33が籾殻カバー30の縦方向両側面を、横側面シート34,35が籾殻カバー30の横方向両側面を、それぞれ成している。
【0035】
縦側面シート32,33は、その上側部分が上面シート31と同種の透明シート材S1で形成されており、その下側部分が透明シート材S1に比べて剛性強度が大きな布状シート材S2で形成されている。また、横側面シート34,35は、その上側部分が籾殻の大きさより網目が細かな通気性を有したネット材Nでそれぞれ形成されており、その下側部分が縦側面シート32,33と同種の布状シート材S2で形成されている。
【0036】
また、横側面シート34,35におけるネット材N,Nには、籾殻カバー30内へ籾殻を投入するため、各ネット材N,Nの幅方向中央おける上部に投入口34a,35aが設けられている。これらの投入口34a,35aは、籾殻カバー30の高さ方向に略直線状に切り開かれた開口であり、籾摺り機に接続される籾殻排出ダクト55を挿入することができる(図4参照)。
【0037】
更に、各投入口34a,35aの開口縁にはファスナ34b,35bが縫着されており、かかるファスナ34b,35bにより投入口34a,35aを開閉させることができる。このように、投入口34a,35aは、横側面シート34,35の双方に設けられるので、作業者は収容フレーム2に取り付けられた籾殻カバー30内へ横方向両側面のいずれからでも籾殻を投入することができるのである。
【0038】
横側面シート34,35の上側縁辺には、各ネット材N,Nの高さ方向長さより長めの被装シート36,37がそれぞれ取着されており、かかる被装シート36,37は、それぞれ上面シート31と同種の透明シート材S1で形成されている。この被装シート36,37は、籾殻カバー30の内側であって、横側面シート34,35の内側面に沿って垂れ下げられることによって各ネット材N,Nの全面を被装するように、横側面シート34,35の上側縁辺に吊設されている。
【0039】
また、籾殻カバー30の下端は開放されており、籾殻カバー30が収容フレーム2に取り付けられた場合、籾殻カバー30の下部から収容フレーム2の籾殻播き口10,11へ籾殻が流出するようにされている。更に、各側面シート32〜35の下端より若干上方位置には、上記した収容フレーム2の連通口22へ挿通される舌片状の取付シート38が周設されている。取付シート38は、上記した布状シート材S2で形成されており、各側面シート32〜35の外側面から外方へ略水平状に延設されている。この取付シート38には、上記した複数の係合ピン23における各々の凸設位置に対応する箇所に複数の鳩目リング39が取着されており、かかる鳩目リング39の内周には係合ピン23が挿通可能とされている。
【0040】
これらの取付シート38及び鳩目リング39は、収容フレーム2の連通口22及び係合ピン23と協動して、籾殻カバー30の下端部分を収容フレーム2の下端部分に止着するためのものである。また、籾殻カバー30には、収容フレーム2に籾殻カバー30を止着するため、二股状に分岐した結着紐40が複数縫着されている。この複数の結着紐40は、収容フレーム2の金属製骨材2aに結着される紐状体であり、主に、側面シート32〜35の両側縁辺及び上端縁辺にそれぞれ3乃至4個ずつ縫着されている。
【0041】
次に、上記のように構成された籾殻コンテナ1の使用方法について説明する。ここで、図4は、籾殻コンテナ1の正面図であり、図5は、図4のV−V線における部分的な横断面図であり、図6は、籾殻コンテナ1を農業用トラクタ50に装着した状態を示す側面図である。なお、図4及び図5では、籾殻播き口10,11の閉塞状態を、図6では籾殻播き口10,11の開口状態を、それぞれ図示しており、更に、図4及び図6では、収容フレーム2にねじ止めされる4個のキャスタ27を2点鎖線で図示している。
【0042】
籾殻カバー30を収容フレーム2に取り付ける方法について説明する。まず、図3に示す籾殻カバー30が図1に示す収容フレーム2内に入れられ、図4及び図6に示すように、籾殻カバー30の複数の結着紐40が収容フレーム2の金属製骨材2aに結着される。結着紐40によって、籾殻カバー30が収容フレーム2に結着されると、籾殻カバー30が収容フレーム2内に吊り下げられる。
【0043】
この籾殻カバー30の吊り下げによって、上面シート31が収容フレーム2の上面に、縦側面シート32,33が収容フレーム2の縦方向両側面に、横側面シート34,35が収容フレーム2の横方向側面に、それぞれに布設される。各シート31〜35が収容フレーム2内に布設された後、籾殻カバー30の取付シート38が、収容フレーム2の内側から連通口22へ挿通されて、収容フレーム2の外側へ引き出される。
【0044】
図5に示すように、連通口22から引き出された取付シート38は、連通口22の上側に位置する金属製骨材2aへ向けて折り返され、鳩目リング39の内周へ係合ピン23が挿入される。全ての係合ピン23が各鳩目リング39に挿入されて引っ掛けられると、各取付シート38は、連通口22の上側に位置する金属製骨材2aを巻き込むようにして収容フレーム2の下端近傍に止着される。しかも、係合ピン23の頂部の外径は根元部分に比べて大きいので、かかる係合ピン23の頂部に鳩目リング39が引っ掛かって、鳩目リング39と係合ピン23とが外れ難くされる。
【0045】
また、各側面シート32〜35は、その上端縁から下端縁までの長さ(即ち、籾殻カバー30の高さ)が、収容フレーム2の上面から底板6,7上面までの高さに比べて大きくされている。このため、各側面シート32〜35が収容フレーム2の内部側面に沿って布設された場合、各側面シート32〜35の下端部分は、底板6,7の上面に達して、更に、収容フレーム2の内側方向へ屈曲して延出されるのである。
【0046】
このため、収容フレーム2内に籾殻が収容された場合には、各側面シート32〜35における収容フレーム2の内側方向へ延出された部分に籾殻が載るので、その籾殻の重みにより底板6,7と各側面シート32〜35との間の隙間が塞がれ、籾殻カバー30からの籾殻の漏出が防止される。以上説明したようにして籾殻カバー30が収容フレーム2に取り付けられる。
【0047】
次に、籾殻コンテナ1への籾殻の投入方法の一例について説明する。まず、図4に示すように、収容フレーム2のキャスタ取付板26に4個のキャスタ27がねじ止めされた状態の場合、籾殻コンテナ1は手押しなどによって籾摺り機の籾殻排出ダクト55に近づけられ、横側面シート34,35のいずれか一方が籾殻排出ダクト55へ向けられる。ここで、横側面シート34を籾殻排出ダクト55側へ向けられた場合、被装シート36が捲り上げられた後、ファスナ34bにより投入口34aが開口されて、その投入口34aへ籾殻排出ダクト55が挿入される。なお、捲り上げられた被装シート36は、投入口34aから挿入された籾殻排出ダクト55の上に載せられて垂れ下がらないようにされる。
【0048】
一方、他方の横側面シート35については、ファスナ35bにより投入口35aが閉塞されると共に、被装シート37が横側面シート35の内側面に沿って垂れ下げられる。この状態で、籾摺り機が稼動されると、籾摺り機が排出する籾殻は、籾殻排出ダクト55からの送風(気流)に伴って籾殻カバー30内へ投入される。ここで、籾殻排出ダクト55からの気流の大部分は、籾殻カバー30内で対流して側面シート34のネット材Nの網目を通過して籾殻カバー30の外部へ排気され、結果、籾殻カバー30内の空気抜きが行われる。
【0049】
また、籾殻排出ダクト55の先端と対向する横側面シート35の内側面は、そのシート35のネット材Nが被装シート37により被装されるので、籾殻排出ダクト55からの気流を被装シート37に衝突させることができ、その気流に含まれる小糠が籾殻カバー30の外へ飛散することが防止される。籾殻が籾殻コンテナ1に収容されると、籾殻排出ダクト55が投入口34aから引き出され、ファスナ34bにより投入口34aが閉塞される。結果、籾殻コンテナ1の両投入口34a,35aがともに閉塞され、且つ、籾殻カバー30の各ネット材N,Nの網目は籾殻の大きさより細かいので、籾殻コンテナ1から籾殻が漏出することが防止される。
【0050】
次に、籾殻コンテナ1を用いた籾殻の処理方法について説明する。まず、図6に示すように、アタッチメント52が農業用トラクタ50に装備された作業機リフター51に取り付けられ、ヒッチピン3がアタッチメント52に回動可能に連結され、且つ、アタッチメント52に一対の連結プレート5,5がボルト及びナットにより連結される。この連結によって、農業用トラクタ50の作業機取付リフター51と籾殻コンテナ1とが、アタッチメント52を介して連結され、籾殻コンテナ1が農業用トラクタ50に搭載される。
【0051】
籾殻コンテナ1を農業用トラクタ50に搭載した後、作業機取付リフター51を稼動させて籾殻コンテナ1を上昇させると共に、キャスタ27が収容フレーム2に取着されている場合にはキャスタ27が収容フレーム2から取り外される。その後、籾殻播き口10,11を閉塞したままの状態で、農業用トラクタ50によって、籾殻コンテナ1が水田などの籾殻処理用地へ運搬される。運搬後、作業機取付リフター51を稼動させて、水田の地面より若干上方の位置まで籾殻コンテナ1を下降させる。
【0052】
籾殻コンテナ1の下降後、農業用トラクタ50に籾殻コンテナ1を搭載したままの状態で、駆動装置12の電動シリンダ13を稼動させると、底板6,7が揺動軸8,9を揺動中心として下方へ傾動されて、一対の籾殻播き口10,11の開口動作が開始される。籾殻播き口10,11が所定量開口されると、駆動装置12の電動シリンダ13が停止され、籾殻播き口10,11から籾殻が水田の地面上へ排出される。かかる状態で農業用トラクタ50を水田内で走行させれば、水田内に籾殻が薄く播き敷かれるのである。
【0053】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0054】
例えば、本実施例では、本発明の開閉部材としてファスナ34b,35bを例に説明したが、これは必ずしもファスナに限られるものではなく、投入口34a,35bを開口又は閉塞させることができるものであれば、面ファスナ、ボタン又はホックなどの他の開閉部材を用いても良い。また、収容フレーム2は、金属製骨材2aを結合させて形成されたが、かかる収容フレームを形成する骨材の材質は、必ずしも金属に限られるものではなく、金属骨材と同等の機械的強度を有する素材であれば、合成樹脂などであっても良い。
【0055】
本実施例では、横側面シート34,35のみに投入口34a,35a及びファスナ34b,35bを設けたが、これらの投入口及びファスナを縦側面シート32,33の透明シート材S1に設けても良い。また、本実施例では、被装シート36,37を透明シート材S1で形成したが、かかる被装シートS1の材質は必ずしも透明シート材S1に限られず、布状シート材S2で形成しても良い。更に、籾殻カバー30全体を透明シート材S1で形成しても良い。
【0056】
【発明の効果】
本発明の籾殻コンテナによれば、籾摺りによって排出される大量の籾殻は収容フレーム内に収容され、その収容フレームは連結部材を介して農業用車輌の連結装置に連結される。この農業用車輌の連結装置への連結によって、籾殻コンテナは、農業用車輌に搭載されたままの状態で籾殻処理用地へ運搬されるので、作業者による運搬袋の交換作業や積み卸し作業の必要がなく、作業者の作業負担を大幅に軽減することができるという効果がある。
【0057】
しかも、籾殻コンテナを搭載したままの状態で農業用車輌を籾殻処理用地内で走行させ、その際に駆動装置を稼動させれば、収容フレームの底部を閉塞する一対の開閉板が揺動軸を中心に下方へ傾動され、一対の籾殻播き口が開口される。この一対の籾殻播き口の開口によって、収容フレーム内に収容された籾殻は、収容フレームの外部へ排出されるので、農業用車輌の走行に伴って籾殻処理用地に籾殻を播き敷くことができる。よって、作業者は手作業により多数の運搬用袋から籾殻を籾殻処理用地へ散布する必要がなく、この点においても作業者の作業負担を軽減することができるという効果がある。
【0058】
また、駆動装置の動力付与によって一対の開閉板が下方へ傾動された場合、その一対の開閉板の傾斜角度を任意に変更することにより、一対の籾殻播き口の開口量が変更されるので、籾殻播き口から排出される籾殻量を調節して播き敷くことができるという効果がある。
【0059】
ところで、収容フレームの底板の縦方向半分を水平移動可能な移動板とし、残りの縦方向半分を収容フレームに固定された固定板として、移動板を固定板側へ水平移動させて籾殻播き口を開口させるような構成とした場合、固定板上に収容される籾殻が残存してしまう恐れがある。また、収容フレームの底部における縦方向一側から他側までの区間を1枚の開閉板のみで閉塞した場合、かかる開閉板を下方へ傾動させて籾殻播き口を開口させると、開閉板の縦方向長さが大きくなる分、自ずと開閉板の傾斜角度が緩くなり、籾殻播き口から離れた箇所に収容される籾殻が収容フレーム内に残存してしまう恐れがある。
【0060】
しかしながら、本発明の籾殻コンテナによれば、籾殻播き口を開口させる開閉板は、収容フレームの底部における縦方向一側から中間部までの区間および収容フレームの底部における縦方向中間部から他側までの区間にそれぞれ設けられるので、かかる両区間に収容される籾殻を収容フレーム内に残存させず排出することができるという効果がある。
【0061】
そして、駆動装置を稼働させて開閉板を揺動軸を中心に揺動させれば、この揺動に伴って一対の籾殻掻き部材が揺動されるので、かかる一対の籾殻掻き部材の揺動によって、収容フレーム内の横方向両側に残存する籾殻を掻き落として、開閉板上へ落下させて籾殻掻き口から排出させることができる。よって、籾殻が籾殻処理用地に播き敷かれて、収容フレーム内の籾殻の残量が減少した場合、収容フレーム内の横方向両側に籾殻を残存させることなく、籾殻処理用地へ播き敷くことができるという効果がある。
【0062】
請求項2記載の籾殻コンテナによれば、前記収容フレームの上面及び内部側面には、籾殻カバーの上面シート及び側面シートがそれぞれ布設されるので、収容フレーム内への籾殻の投入時や籾殻を播き敷く作業時に籾殻や小糠が飛散することを防ぎ、かかる飛散物による周辺の汚染や汚損することを防止できるという効果がある。
【0063】
しかも、籾殻カバーは、収容フレームの内部側面に布設される側面シートの下端が開閉板に達すると共に収容フレームの内側方向へ更に延出される。収容フレーム内に籾殻が収容されると、側面シートにおける収容フレームの内側方向へ延出された部分に籾殻が載り、その籾殻の重みにより開閉板と側面シートとの間の隙間が塞がれる。よって、開閉板と側面シート間から籾殻が籾殻カバーの外部へこぼれ落ちることを防止できるという効果がある。
【0064】
請求項3記載の籾殻コンテナによれば、籾殻カバーの側面シートには、その外側面から外方へ取付舌片が延設されるので、かかる取付舌片を収容フレームの挿通口へ挿通し、収容フレームの外側へ引き出して、収容フレームの係合ピンに取付舌片の係合穴を係合することができる。このように係合ピンに係合穴を係合することによって、籾殻カバーの側面シートの下端部分は、収容フレームの外側へ向けて引っ張られつつ収容フレームの底部に強固に固定されるので、側面シートの下端部分の弛みを防止して、開閉板と側面シート間から籾殻が籾殻カバーの外部へこぼれ落ちることを更に防止できるという効果がある。
【0065】
請求項4記載の籾殻コンテナによれば、開閉部材により投入口が開口され、投入口から籾殻カバー内へ籾摺り機の籾殻排出ダクトが挿入される。籾摺り機が稼働されると、籾摺り機から排出される籾殻が籾殻排出ダクト内の気流と共に籾殻カバー内へ投入される。籾殻排出ダクトからの気流は通気ネットの網目を通過して籾殻カバーの外部へ排出されるので、籾殻排出ダクトからの送風時に通気ネットを介して籾殻カバー内の空気抜きを行うことができるという効果がある。また、通気ネットの網目は籾殻の大きさより細かいので、籾殻カバー内に包囲された籾殻が通気ネットからこぼれ落ちることを防止できるという効果がある。
【0066】
更に、籾殻排出ダクトが挿入される投入口は通気ネットに設けられるので、籾殻排出ダクトからの気流を、籾殻カバー内の上面シートや側面シートに衝突させるなどして籾殻カバー内で対流させた後に通気ネットから排気させることができる。このため、籾殻排出ダクトから籾殻と共に飛び出した小糠を、上面シートや側面シートに付着させたり或いは籾殻カバー内へ堆積させることができ、通気ネットから排気される気流と共に小糠が籾殻カバー外へ飛散することを防止できるという効果がある。
【0067】
しかも、籾殻カバーへの籾殻の投入が完了すれば、投入口から籾殻排出ダクトを抜き取り、開閉部材により投入口を閉塞することができるので、籾殻が投入口から籾殻カバーの外へこぼれ落ちたり飛散することを防止できるという効果がある。
【0068】
請求項5記載の籾殻コンテナによれば、投入口及び開閉部材が設けられた通気ネットは籾殻カバーの横方向両側面の上側部分にそれぞれ設けられるので、籾殻カバーの横方向両側のいずれからでも籾殻排出ダクトを投入口へ挿入して、籾殻を投入することができるという効果がある。しかも、一方の通気ネットに設けられる投入口へ籾殻排出ダクトを挿入して籾殻を投入する場合、他方の通気ネットを被装シートにより被装すれば、籾殻排出ダクトからの気流が他方の通気ネットから籾殻カバー外へ流出することを防止でき、かかる他方の通気ネットを通過して小糠が飛散することを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である籾殻コンテナの外観斜視図である。
【図2】図1の横方向中央部分における横断面図である。
【図3】籾殻カバーの外観斜視図である。
【図4】籾殻コンテナの正面図である。
【図5】図4のV−V線における部分的な横断面図である。
【図6】籾殻コンテナを農業用トラクタに装着した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 籾殻コンテナ
2 収容フレーム
3 ヒッチピン(連結部材の一部)
4 枢支プレート(連結部材の一部)
5 連結プレート(連結部材の一部)
6,7 底板(一対の開閉板)
8,9 揺動軸(一対の揺動軸)
10,11 籾殻播き口(一対の籾殻播き口)
12 駆動装置
20,20 掻き取りロッド(一対の籾殻掻き部材)
21,21 掻き取りロッド(一対の籾殻掻き部材)
22 連通口
23 係合ピン
30 籾殻カバー
31 上面シート
32,33 縦側面シート(側面シートの一部)
34,35 横側面シート(側面シートの一部、籾殻カバーの横方向両側面)
34a,35a 投入口
34b,35b ファスナ(開閉部材)
36,37 被装シート
38 取付シート(取付舌片)
39 鳩目リング(係合穴)
50 農業用トラクタ(農業用車輌)
51 作業機取付リフター51(連結装置の一部)
52 アタッチメント(連結装置の一部)
55 籾殻排出ダクト
N ネット材(通気ネット)

Claims (5)

  1. 籾殻を収容する収容フレームと、その収容フレームを運搬するために農業用車輌に装備される連結装置に連結可能な連結部材とを備え、その連結部材を介して連結装置に連結され農業用車輌に搭載される籾殻コンテナにおいて、
    前記収容フレームの底部における縦方向一側から中間部までの区間、及び、その収容フレームの底部おける縦方向中間部から他側までの区間を、それぞれ個別に閉塞する一対の開閉板と、
    その一対の開閉板には、その一対の開閉板の横方向両端部分にそれぞれ固着され、その固着部分から上方へ立設される一対の籾殻掻き部材と、
    その一対の開閉板における縦方向一端側を前記収容フレームの横方向両側に揺動可能にそれぞれ軸支する一対の揺動軸と、
    その一対の揺動軸を中心として前記一対の開閉板を下方へ傾動させる動力を付与する駆動装置と、
    その駆動装置の動力付与によって前記一対の開閉板が下方へ傾動された場合に、その一対の開閉板における反揺動軸側にそれぞれ開口される一対の籾殻播き口とを備えていることを特徴とする籾殻コンテナ。
  2. 前記収容フレームの上面に布設される上面シートと、その上面シートの縁部から前記収容フレームの内部側面に沿って下方へ布設される側面シートとを有し、且つ、その側面シートの下端が前記開閉板に達すると共に前記収容フレームの内側方向へ更に延出するように形成された籾殻カバーを備えていることを特徴とする請求項1記載の籾殻コンテナ。
  3. 前記収容フレームの底部には、その収容フレームの内部側面から外部側面へ連通され前記開閉板より上方に設けられる連通口と、その連通口より上側における前記収容フレームの外部側面から凸設される係合ピンとが設けられており、
    前記籾殻カバーは、前記収容フレームに着脱可能に形成されると共に、前記側面シートの外面から外方へ延設され前記連通口へ挿通される取付舌片と、その取付舌片の厚さ方向に貫通形成され前記係合ピンに係合される係合穴とを備えていることを特徴とする請求項2記載の籾殻コンテナ。
  4. 前記籾殻カバーの側面における上側部分は籾殻の大きさより網目が細かな通気ネットで形成されており、
    その通気ネットには、その籾殻カバー内へ籾殻を投入するため開口である投入口と、その投入口を開閉させる開閉部材とが設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の籾殻コンテナ。
  5. 前記通気ネットは、前記籾殻カバーの横方向両側面における上側部分にそれぞれ設けられており、
    その籾殻カバーの横方向両側面には、前記通気ネットのほぼ全面に被装される被装シートが吊設されていることを特徴とする請求項4記載の籾殻コンテナ。
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