JP3607180B2 - 流水検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラー設備に用いる流水検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流水検知装置は、スプリンクラー設備に設置され、逆止弁構造の弁体により水源と接続する一次側とスプリンクラーヘッドを接続する二次側とに分けられており、一次側及び二次側には消火水が充水されている。
【0003】
火災が発生するとスプリンクラーヘッドから配管内の水が散布され、二次側配管内が減圧するので、流水検知装置内に開閉自在に設置された弁体が開くことで、一次側の消火水が二次側に流れてスプリンクラーヘッドへ消火水を供給して消火を行なう。また流水検知装置は一次側から二次側への流水を検知して火災警報を発生するものである。
【0004】
従来の逆止弁型の流水検知装置としては、例えば図7に示すものがあり、該流水検知装置は、弁体1に軸2が固定され、該軸2の一端は弁箱外部に突出しており、突出部分には棒状のカム3が設置固定されている。常時カム3は遅延タイマー4のスイッチ5を押し上げた状態にあり、このときの遅延タイマー4はOFF状態にある。遅延タイマー4は警報発生装置6と接続されており、遅延タイマー4から出力された信号は、警報発生装置6に入力される。
【0005】
上記流水検知装置は、矢印方向からの水流により弁体1が開くと、軸2に固定されたカム3も回動し、カム3により押し上げられていた遅延タイマー4のスイッチ5がカム3の回動により開放され、スイッチ5がON状態となり、タイマーが作動して一定時間継続してもスイッチ5がON状態にあるとき警報発生装置6へ信号を出力するものである。
【0006】
遅延タイマー4を設置した理由として、流水検知装置の弁体1が配管A又はBの漏水やスプリンクラーヘッドが外的衝撃を受けてパッキン部から漏れが生じたような場合や、圧力変化等により瞬間的に数秒間だけ開いた場合には警報を発しないように、弁体がある角度以上開いた状態が一定時間以上続いた場合に警報を発生するようにしたものである。
【0007】
以下、図6を用いて従来の流水検知装置の流量Qと弁体角度θの関係を示す。 図6において横軸は流水検知装置の流量Q、縦軸は弁体角度θを示す。また、作動流量Qa時の弁体角度θ、すなわち検出角度をθa2で示す。
【0008】
図6に示すように従来の流水検知装置は、流量Qの増加に伴い弁体角度θが線Laに沿って増加する。流量が作動流量Qaとなり、弁体角度が検出角度θa2になることで遅延タイマー4のスイッチ5をON状態となるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来の流水検知装置では流量Qの変化に対し、弁体角度θの変化が小さいため、作動流量Qaに対して検出角度θa2を設定しても、実際に感知した作動流量にばらつきを生じてしまう。
【0010】
また、ゴミつまりなどの摺動抵抗などにより一次側と二次側の差圧、つまり流量の変化と弁体の開度の特性が線Laから線Lbのように変化した際には、検知角度θa2における流量はQb2となり不作動流Qaとは大きく異なってしまう。このQaがスプリンクラーヘッド作動時の流量より大きい場合は、火災が発生し、スプリンクラーが作動しているにも関わらず、警報が発生しないという致命的な問題が生じる。
【0011】
つまり、流量、流量特性等が変化した際に弁体角度から作動流量を特定する際の信頼性、再現性に問題があり、これらの特性を変化させる摺動抵抗、設定弁体角度、加工精度の変化などにより、当初定めた作動流量と実際に検知する作動流量との差が大きくなってしまうという問題が生じる。
【0012】
これは、製品の品質に影響を及ぼすばかりでなく、検出角度を決定するために煩雑な調節を要し、製品のコストを増大させてしまう。
【0013】
本発明では、作動流量の流水が生じた際に、確実に流水を検知できる流水検知装置を供給することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の発明者は上記目的を達成するには、弁体を所定の弁体角度で係止し、作動流量近傍で該弁体を開放する流水検知装置を提供すれば良いことに着目して本発明を完成させた。
【0015】
本発明の流水検知装置はスプリンクラー設備に用いられる流水検知装置であり、弁体と、該弁体に固定され弁体の開放に伴い回動する一部が弁箱外部に突出した軸と、弁体角度を検出して警報又は信号を発生する警報発生装置、とを設置した流水検知装置において、軸の突出部に設けられ該軸と連動する円盤の一部を切欠いたカム、L字型であり屈曲部分が軸支され、一端がカムの回動を受けて駆動し他端は警報発生装置の起動部に作用するレバー、常時レバーを係止する係止手段が含まれている流水検知装置である。
【0016】
流水検知装置に作動流量以上の流水が生じた際に弁体を開放するように係止手段の係止力を調節することで、作動流量近傍において敏感に弁体角度が変化する流水検知装置を構成することが出来る。
【0017】
作動流量近傍で弁体を開放することにより、弁体角度による流水検知の信頼性が向上するばかりでなく、検知角度に幅を持たせることが出来、所望の検知角度を容易に設定できるという利点を有している。
【0018】
また、摺動抵抗が生じた場合においても、検出角度を適切に選択することで、弁体を係止しない場合に比べて流水を確実に検知できる。
【0019】
【実施の形態】
図1に示すように、回動機構を軸の突出部に円盤の一部を切欠いた形状のカム24とし、被回動機構を板状のレバー25とし、レバー25とカム24の切欠き部24aとの間に、一定間隔の空間27を形成してもよい。該係止手段26は磁石あるいは電磁石としてもよい。
【0020】
レバー25とカム24の切欠き部24aとの間には、一定間隔の空間27が形成されていることにより、弁体11の開放がごく僅かでカム24がレバー25に接触しない場合や、カム24がレバー25に接触しその力がレバー25の係止力を超えない場合には、警報装置20を起動しない。
【0021】
これにより、作動流量時に、弁体が係止された状態で流水検知装置の弁体11にかかる力を調べ、これと係止力がつりあうようにすれは、二次側配管の漏水や圧力変化等によって弁体が僅かに開いた場合に警報装置20が起動することはない。
【0022】
作動流量時は弁体に働く力が係止力よりも大きくなるため、弁体が係止力から開放され、弁体11は急激に開き、係止力が作用していない場合の弁体角度となる。よって、弁体の係止状態の弁体角度から開放時の弁体角度までの任意の角度を流水作動時の検知角度とすることが出来る。このため、流水検知装置の検知角度については煩雑な調整を省くことが出来る。
【0023】
摺動抵抗が働く場合、弁体は作動流量時に通常よりも小さい弁体角度となるが、該弁体角度よりも小さい角度を検出角度とすれば摺動抵抗による流水検知の遅れの問題を解決することが出来る。
【0024】
弁体の係止力として用いている磁石26の効果についてさらに言及すれば、磁石26は弁体11が開いた後に閉止する際に、磁石26の磁力により、ある角度まで弁体11が閉じるとレバー25を元の位置への復帰を促すと共に遅延タイマー22をOFF状態に戻す作用を持っている。
【0025】
その際レバー25は、鉄製であると磁石26がよく作用するが、鉄以外の材料、例えば樹脂でも磁石との当接面に鉄板や磁石板を設置しておけば同様の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の実施例】
以下、この発明の実施形態を図1、図2および図6を参照して説明する。図1は本発明の流水検知装置の実施形態であり、流水検知装置の弁体軸突出部分と警報発生装置の構成を表している。図2は、流水検知装置の断面図である。又図6は本発明および従来の流水検知における流水検知装置を流れる流量と弁体角度の関係の概略を示したものである。
【0027】
本発明の流水検知装置は、バルブ本体10と警報発生装置20から構成されており、まずバルブ本体10について説明する。
【0028】
バルブ本体10は図2に示すように逆止弁構造であり、弁体11によって一次側Aと二次側Bに分けられている。一次側Aはポンプなどの加圧装置を介した水源に続いた一次側配管15に接続しており、二次側Bは複数のスプリンクラーヘッドが設置された二次側配管16と接続している。またバルブ本体10の二次側Bには排水路13が穿設されている。
【0029】
弁体11はピン12と固着されており、該ピン12を軸としてバルブ本体10の内部に開閉自在に取付けられている。またピン12は端が外部に突出しており、突出部分12aには警報装置20の駆動部23が設けられている。
【0030】
警報装置20は、アラーム21、タイマー22、駆動部23から成り、アラーム21はタイマー22からの出力信号により警報を出力するものである。タイマー22はタイマースイッチ22aのON状態が一定時間以上継続すると、アラームへ信号を出力するものである。
【0031】
上記タイマー22は、スイッチ部に接触するとON状態になる構造のものであれば電子式、エアダンパー式、バネを用いたもの等、如何なる機構のものでも使用可能である。
【0032】
駆動部23は、カム24、レバー25、磁石26に分けられ、カム24は、円盤の一部を切欠いた切欠き部24aを有しており、前述ピン12のバルブ本体10の外部から突出した突出部分12aに固着されている。
【0033】
レバー25は、板材をL字型に屈曲させて形成しており、屈曲部分25aを支点にして、一方の端はカム24の切欠き部24aから一定間隔の空間を設けた状態で磁石26に係止させ、他端はタイマースイッチ22aから僅かに離れた状態に設置する。このときタイマースイッチ22aはOFF状態である。
【0034】
磁石26は磁力により吸着性を有するもので、レバー25の一端がカム24の切欠き部24aと一定間隔の空間27を保たもつレバー25を係止させており、さらに係止力を弁体が係止状態にあるとき、作動流量時に弁体にかかる力とつりあわせるように、磁力、位置を調節する。
【0035】
作動流量時には弁体11を係止状態から急激に開放させることができ、該弁体の開放により、レバー25が回転し、弁体角度が検出角度θs以上となると、タイマースイッチ22aを押圧し、タイマースイッチ22aがON状態となる。
【0036】
図6に示すように検出角度θsを係止時の弁体角度θ1以上かつ開放時の弁体の角度θa2以下とし、望ましくは摺動抵抗を考慮して、θb2以下とする。θb2は設計時に考慮した摺動抵抗が作用した際の作動流量時の弁体角度である。
【0037】
二次側配管の漏水によって弁体11が僅かに開いた場合においては、漏水による流量が僅かであるので、係止力により弁体がそれ以上開放することはなく、レバー25が回転しないので、タイマースイッチ22aはOFF状態を保持し、漏水による誤報を発生することはない。
【0038】
さらに磁石26の磁性を利用してレバー25を鉄等の磁石がよく作用する材質で形成すれば、弁体11が開いた後に閉止する際、ある角度まで弁体11が閉じるとレバー25は磁石26の磁力により元の位置への復帰を促され、レバー25が磁石26に係止されると、レバー25の他端もタイマースイッチ22aから離れて元の位置に戻り、確実にタイマー22を復帰するものである。
【0039】
上記磁石の他に吸着性を有する部材として吸引装置があり、また吸着性を有する部材の変わりに係止と復帰の作用をする部材として、重りやバネ等が考えられる。
【0040】
次に、本発明の流水検知装置の作用について図6を用いて説明する。
【0041】
グラフの縦軸は弁体11の弁体角度θ、横軸は流水検知装置の流れる流量Qを示す。
原点Oは弁体閉止、流量無の状態を示す。また、Laは従来の流水検知装置の流量―弁体角度曲線。Lbは摺動抵抗が働いた場合の流水検知の流量―弁体角度曲線を示す。
【0042】
本発明の流水検知装置は摺動抵抗が働かない場合0―Pa1−P0−Pa2−Laを経路とし、摺動抵抗が働いた場合は0−Pb1−P0−Pb2−Lbを経路とする。
【0043】
また、θ1は弁体係止時の弁体角度θa2は本発明における作動流水時の弁体角度、θb2は本発明における摺動抵抗が作用した場合の作動流水時の弁体角度を示す。Qa1は弁体係止時の流量、Q1は摺動抵抗が作用した場合の弁体係止時の流量、Qaは作動流量、Qb2は摺動抵抗が作用したときの検知角度θa2における流量を示している。
【0044】
まず、スプリンクラーヘッドの作動により作動流量以上の流水が生じた場合について示す。
【0045】
スプリンクラーヘッドの作動により二次側Bが開放されることにより、一次側Aと二次側Bに差圧が生じ、弁体11が回動し、これに伴い、弁体11に設置されているカム24も回動する。弁体の開度があらかじめ定められた係止角度θ1以下では流量の増加に伴い弁体の角度は線O−Pa1に沿って上昇する。
【0046】
P1点において弁体11の弁体角度が予め定められた係止角度θ1に達することで、カム24とレバー25が接し、レバー25からの係止力を受け、弁体11は弁体角度θ1で係止される。
【0047】
スプリンクラーヘッドの作動により流量Qが線P1−P0に沿って作動流量Qaまで増加する。流量の増加に伴い弁体11に作用する力も増加するが、この領域では弁体11に作用する力が係止力よりも小さいので弁体11は開放されず、弁体11はθ1で係止されたままとなる。
【0048】
作動流量点P0近傍においては、作動流量Qaによる弁体11に作用する力と係止力が釣り合っているが、作動流量Qaより流量Qが僅かに大きくなると弁体11に働く力が係止力を上回り、磁石26からレバー25が離れることで、係止力が開放される。
【0049】
これにより、弁体11は弁体に働く流体の力のみを受け回動し、線P0−Pa2に沿って開放される。直ちに弁体11は、係止力が作用していない状態の作動流量時の弁体角度θa2となる。Qaより流量が増加すると、弁体11の弁体角度は係止力を受けないので弁体角度線Pa2−Laに沿って上昇する。
【0050】
線P0−Pa2領域においては、弁体11に接続された同軸のカム24が回動し、それに連動してレバー25を回動させる。レバー25の回動により、θ1以上θa2以下望ましくはθb2以下に設定された検知角度θsで、レバー25の端がタイマースイッチ22aに接触してタイマー22がON状態となる。
【0051】
弁体11の開放状態が一定時間以上継続すると、タイマー22はアラーム21に信号を出力し、アラーム21は火災警報を出力するとともに該警報により水源のポンプが起動して消火水を汲み上げ、二次側配管に設置されたスプリンクラーヘッドへ送水が行なわれ、スプリンクラーヘッドからの放水により火災が消し止められる。
【0052】
次に、弁体11が配管内の圧力変化等で数秒間だけ開いた場合の流水検知装置の作用を説明する。前述のように弁体11がある検出角度θs以上となるとタイマースイッチ22aがON状態となる。しかし数秒間だけ開いた弁体11は、また元のように閉じ、ある角度まで弁体11が閉じるとレバー25は磁石の磁力により元の位置への復帰を促され、レバー25が磁石26に係止されると、レバー25の他端も元の位置に戻り、タイマー22が復帰されるので、警報装置は起動しない。
【0053】
さらに摺動抵抗が生じ、弁体の開放が妨げられた場合について示す。従来の流水検知装置は摺動抵抗が生じると弁体11の角度は通常時に比べて流量変化に鈍感になってしまう。そのため、火災時など作動流量以上の流量が生じても流水の検知が遅れてしまうといった問題がある。
【0054】
摺動抵抗が生じた際、図6において、流量―弁体角度特性は変化し、線O−Pb1−P0−Pb2−Lbに沿うような特性となる。
【0055】
摺動抵抗は弁体11の開放を妨げる作用である。そのため、流量の増分に対する弁体角度の増分は低下し、流量Qの増加に伴い弁体角度は線O−Lbに沿うような線となる。
【0056】
これより、弁体11の開度が係止角度θ1以下では、流量の増加に伴い弁体の角度は線O−Pb1に沿って上昇することとなる。このとき弁体には流れによる力と係止力とが働く。
【0057】
さらに線Pb1−P0に沿って、スプリンクラーヘッドの作動により流量Qが作動流量Q まで増加する。流量の増加に伴い弁体11に作用する力も増加するが、この領域では弁体に作用する力が係止力よりも小さいので弁体11は開放されず、弁体はθ1で係止されたままとなる。
【0058】
作動流量Qaより流量Qが僅かに大きくなると弁体11に働く力が係止力を上回り、磁石26からレバ25ーが離れることで、係止力が開放され、弁体11は弁体に働く流体の力によって回動し、弁体角度は線P0−Pb2に沿って変化する。直ちに弁体は、摺動抵抗が作用した状態の作動流量時の弁体角度θb2となる。作動流量Qaより流量が増加すると、弁体11の弁体角度は線Pb2−Lbに沿って上昇する。
【0059】
検出角度θsに弁体角度が達するとレバー25端がタイマースイッチ22aに接触してタイマー22がON状態となる。
【0060】
上記のように、本発明の流水検知装置は、弁体に摺動抵抗が作用した場合においても所定流量Qaが流れると確実に弁体11が開放されて警報装置21が起動されるものである。
【0061】
上記以外の実施形態として、図3に示すように警報発生装置20のレバー25の形状をL字型からI型の直線形状に変更したものや、タイマーのON・OFFに用いるスイッチを、接触式のスイッチ以外にレーザー式や、超音波式の変位センサーを利用することも可能である。
【0062】
また、カム24の別の実施形態として図4(a)に示す円盤形状のカムに取り付けるピンの位置を、カムの中心から偏芯させて取り付けたものや、図4(b)に示す円盤形状のカムの一部分を膨張させた形状のものでも前述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0063】
以上の実施形態は、逆止弁型の流水検知装置についての説明であったが、図5に示すパドル型の流水検知装置についても、パドルと軸を固定して軸の一部を外部に突出させ、前記実施例と同様な構成にすれば実施が可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の流水検知装置では、作動流量時に弁体を確実に開放でき、さらに作動流量近傍で急激に弁体が開放され弁体角度が大きくなることで、検知角度に幅を持たせることが出来、所望の検知角度を容易に設定できるという利点を有し、さらに摺動抵抗が生じた場合においても、作動流量を確実に検知できるので、摺動抵抗による流水検知の未検知の問題を解決することが出来、その結果流水検知装置の検知性能の信頼性を向上させるという優れた特徴を持つ流水検知装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流水検知装置の実施形態
【図2】本発明の流水検知装置の断面図
【図3】本発明の流水検知装置の他の実施形態
【図4】カムの他の実施形態
【図5】パドル式の流水検知装置の実施形態
【図6】本発明の流水検知装置および従来の流水検知装置の流量―開放角度特性の概略
【図7】従来の流水検知装置の説明図
【符号の説明】
10 バルブ本体
11 弁体
12 ピン
20 警報発生装置
21 アラーム
22 タイマー
23 駆動部
24 カム
25 レバー
26 係止材
27 空間

Claims (1)

  1. スプリンクラー設備に用いられる流水検知装置であり、弁体と、該弁体に固定され弁体の開放に伴い回動する一部が弁箱外部に突出した軸と、警報又は信号を発生する警報発生装置、とを設置した流水検知装置において、軸の突出部に設けられ該軸と連動する円盤の一部を切欠いたカム、L字型であり屈曲部分が軸支され、一端がカムの回動を受けて駆動し他端は警報発生装置の起動部に作用するレバー、常時レバーを係止する係止手段が含まれていることを特徴とする流水検知装置
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