JPH09320421A - 遅延型圧力スイッチ装置 - Google Patents

遅延型圧力スイッチ装置

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JPH09320421A
JPH09320421A JP13616396A JP13616396A JPH09320421A JP H09320421 A JPH09320421 A JP H09320421A JP 13616396 A JP13616396 A JP 13616396A JP 13616396 A JP13616396 A JP 13616396A JP H09320421 A JPH09320421 A JP H09320421A
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JP
Japan
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switch
delay
lever
type pressure
shock absorber
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JP13616396A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Ebihara
康行 海老原
Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気の流出を利用したエアー式遅延のような
ゴミづまりによる遅延時間の変化がなく、確実に一定の
遅延時間で動作させる。 【解決手段】 アクチュエータ3で外部圧力の変化に応
じて作動軸5を移動させ、アクチュエータ3には作動軸
5の停止状態でレバー部材8,21を初期位置に保持
し、外部圧力の上昇に伴なう作動軸5の移動で解除する
とともに、遅延作動機構14より調整自在な押圧力を加
える。圧力Pが加わるとアクチュエータ3の作動軸5が
移動してバー部材8,21のフリー状態とし、遅延作動
機構14の押圧力を衝撃緩衝器12により吸収して、レ
バー部材21を遅延動作させて、スイッチから接点信号
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時に消火用水
を自動的に散水するスプリンクラー消火設備などに用い
られる遅延型圧力スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遅延型圧力スイッチを用いた閉鎖
型スプリンクラー消火設備としては、図7に示すような
ものが知られている。図7において、102は水槽10
1から吸込管100を介して消火用水を汲み上げて給水
本管104に供給する給水ポンプであり、給水ポンプ1
02の二次側の給水本管104には逆止弁103を介し
て圧力スイッチ106を有する圧力空気槽105が接続
されている。
【0003】給水本管104には、例えば建物の各階ご
とに散水管107a〜107nが分岐接続され、各散水
管107a〜107nには逆止弁108、圧力スイッチ
111を有する流水検知装置110を介してスプリンク
ラーヘッド109がそれぞれ取り付けられている。流水
検知装置110が流水を検知して作動すると、圧力スイ
ッチ111は作動信号を受信機112に送信する。
【0004】このような流水検知装置110に接続され
る圧力スイッチ111としては、配管中の瞬間的な動き
や、管内水の瞬間的な流出などの原因によって、信号圧
力が短時的に発生し、火災原因がないにも係わらず、送
水が行われたり、警報ベルがなるなどの誤動作を防止す
るため、圧力スイッチ111内の信号送出スイッチが瞬
間的に入らないように遅延させて、所定時間経過してか
ら作動信号を出力する構造となっている。
【0005】この遅延型圧力スイッチ111としては、
例えば図8に示すようなものがある(特開平7−269
522号、参照)。図8において、この遅延型圧力スイ
ッチ111は、流水検知装置110の弁体の作動による
レバー119にかかる外力の除去により、可動部材12
7,129がゆっくり上昇して、リミットスイッチ14
0を作動させる。遅延型圧力スイッチ111の遅延機構
として、空気吸入口133にニードル弁134が設けら
れている。
【0006】この遅延型圧力スイッチ111において
は、ニードル弁134により空気吸入口133の開放面
積を調整して、吸入する空気の量を加減することによ
り、ダイヤフラム131による可動部材127,129
の上昇速度を遅延して、信号送出スイッチの作動を遅延
させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな、従来の遅延型圧力スイッチにあっては、空気の流
量面積を変化させるニードル弁を遅延機構として用いて
遅延時間を調節していたため、空気流入口にゴミなどが
詰まると遅延時間が大幅に変化することが考えられる。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、長期にわたって遅延時間が安
定し、常に確実に作動する遅延型圧力スイッチ装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。まず、本発明は、外
部から供給される圧力の変化を検出して調整された遅延
時間後に接点信号を出力する遅延型圧力スイッチ装置を
対象とする。このような遅延型圧力スイッチ装置につい
て本発明は、外部圧力の変化に応じて作動軸を移動させ
るアクチュエータと、外部圧力が規定値以下となるアク
チュエータの作動軸の停止状態で初期位置に保持され、
外部圧力の上昇に伴なう作動軸の移動で保持が解除され
てフリー状態となる揺動自在なレバー部材と、レバー部
材の一方にロッド先端が当接され、ロッドの押圧力を吸
収して緩かに移動させる衝撃緩衝器と、レバー部材を介
して衝撃緩衝器に対向する側に当接されて調整自在な押
圧力を加え、レバー部材のフリー状態で衝撃緩衝器のロ
ッドを押し込んでレバー部材を遅延動作させる遅延作動
機構と、遅延作動機構によるレバー部材の動きに応じて
接点信号を出力するスイッチと、を備える。
【0010】レバー部材は、筐体に対し中央部の支点で
揺動自在に装着されたリンクレバーと、スイッチをオ
ン、オフさせるスイッチレバーとで構成され、リンクレ
バーの一端を作動軸で係止して初期位置に保持すると共
に他端をスイッチレバーに係止して初期位置に保持し、
スイッチレバーを衝撃緩衝器と遅延作動機構で挟み込み
保持し、外部圧力が増加したときのアクチュエータの作
動軸の移動で、リンクレバー及びスイッチレバーをフリ
ー状態としてスイッチを遅延動作させる。
【0011】また、レバー部材はスイッチをオン、オフ
させるスイッチレバーであり、スイッチレバーを作動軸
で係止して初期位置に保持すると共に衝撃緩衝器と遅延
作動機構で挟み込み保持し、外部圧力が増加したときの
アクチュエータの作動軸の移動で、スイッチレバーをフ
リー状態としてスイッチを遅延動作させる。また、遅延
作動機構は、レバー部材を介して衝撃緩衝器に加える押
圧力を発生するスプリングと、スプリングのストローク
を変えて遅延時間を決める押圧力を調整する遅延時間調
整部材を備える。
【0012】また、スイッチとしては、スイッチノブの
押し込みを解除してオフとした初期位置でスイッチ接点
を開き遅延動作によりスイッチノブを押し込んでオンと
した作動位置でスイッチ接点を閉じるノーマルオープン
スイッチ、又はスイッチノブを押し込んでオンとした初
期位置でスイッチ接点を開き遅延動作によりスイッチノ
ブの押し込み解除してオフとした作動位置でスイッチ接
点を閉じるノーマルクローズスイッチを用いる。
【0013】このような構成を備えた本発明の遅延型圧
力スイッチ装置によれば、従来のようなゴミづまりなど
による遅延時間の変化がなく、確実に一定の遅延時間で
動作させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の遅延型圧力スイッ
チ装置の実施形態の断面説明図、図2は図1のカバーを
開いた表側から見た説明図である。図1および図2にお
いて、遅延型圧力スイッチ装置は、筐体としてのケース
1を有し、ケース1の表側にはカバー2がビス2aによ
り取り付けられている。ケース1の底壁1aには作動軸
5を上下動自在に収納する軸収納部5aが組み込まれ、
軸収納部5aには外部圧力Pを導入する圧力導入口4が
形成された蓋部材3aが固定されている。
【0015】軸収納部5aと蓋部材3aとの間にはダイ
ヤフラム6が挟着され、ダイヤフラム6の中央部には作
動軸5の下端部が装着されている。作動軸5と軸収納部
5aとの間にはスプリング7が介装され、スプリング7
は常時作動軸5を下方に付勢している。ダイヤフラム6
と蓋部材3aとの間には外部圧力Pが導入される圧力室
3bが形成され、圧力室3bに外部圧力Pが導入される
と、ダイヤフラム6は外部圧力Pで加圧され上方に湾曲
してスプリング7に抗して作動軸5を上昇させる。
【0016】蓋部材3a、ダイヤフラム6および圧力室
3bが外部圧力Pの変化に応じて作動軸5を上方に移動
させるアクチュエータ3を構成している。作動軸5の上
端から下方に向って割り溝19が形成され、割り溝19
の上側を貫通して係止ピン10が設けられている。8は
ケース1に対してその中央部の支点8aを中心として揺
動自在に装着されたリンクレバーであり、リンクレバー
8の一端側に形成された係止爪9は作動軸5に形成され
た割り溝19に挿入され、作動軸5が上方に移動しない
不作動時には係止ピン10に係止して、初期位置を保持
し、リンクレバー8の他端側に形成された保持部11は
作動軸5の不作動時にはスイッチレバー21を保持して
初期位置を保持する。
【0017】外部圧力Pの上昇に伴なう作動軸5の上方
への移動でリンクレバー8の係止爪9が係止ピン10に
係止されなくなると、リンクレバー8は支点8aを中心
としてフリー状態となり、リンクレバー8の保持部11
により保持されていたスイッチレバー21もフリー状態
になる。スイッチレバー21はスイッチノブ22を有す
るリミットスイッチ20をオン、オフさせるもので、ス
イッチレバー21の一端はリミットスイッチ20に固定
され、他端は衝撃緩衝器であるショックアブソーバ12
と遅延作動機構14の間に挾み込まれている。スイッチ
レバー21とリンクレバー8が作動軸5の停止状態で初
期位置に保持され、作動軸5の移動でフリー状態になる
レバー部材を構成している。
【0018】ここでリミットスイッチ20は、ノーマル
クローズ型のリミットスイッチである。ノーマルクロー
ズ型のリミットスイッチ20は、スイッチノブ22の押
し込みを解除してオフとした初期位置でスイッチ接点を
開き、スイッチノブ22を押し込んでオンとした作動位
置でスイッチ接点を閉じる。ショックアブソーバ12は
アブソーバ本体12aをケース1の支持片1bに固定し
ており、スイッチレバー21を介して遅延作動機構14
からの押圧力を受ける押圧受部13aと、押圧受部13
aに固定されたロッド13を有する。ショックアブソー
バ12は、例えばオイルを利用して加えられる衝撃力を
吸収するもので、押圧受部13aに押圧力が加えられる
と、押圧力を吸収してロッド13をゆるやかに下方に移
動させる。
【0019】スイッチレバー21を介してショックアブ
ソーバ12に対向する反対側には遅延作動機構14がケ
ース1の支持片1cにより固定されている。遅延作動機
構14はスイッチレバー21を介してショックアブソー
バ12に調整自在な押圧力を加え、リンクレバー8とス
イッチレバー21のフリー状態のとき、ショックアブソ
ーバ12のロッド13をアブソーバ本体12a内に押し
込んで、スイッチレバー21を遅延動作させる。
【0020】遅延作動機構14の押圧力はスプリング1
6により発生させ、スプリング16のストロークを遅延
時間調整ねじ18の回転により変えることで押圧力を調
整して遅延時間を決めるようにしている。この遅延作動
機構14とショックアブソーバ12によるスイッチレバ
ー21の移動に応じてリミットスイッチ20は作動信号
となる接点信号を出力する。
【0021】すなわち、リミットスイッチ20はノーマ
ルオープンスイッチよりなり、スイッチレバー21の初
期位置でスイッチノブ22が押圧されないときは、スイ
ッチ接点を開き、スイッチレバー21のフリー状態のと
き、遅延動作機構14とショックアブソーバ12による
スイッチレバー21の遅延動作でスイッチノブ22が押
圧されるとスイッチ接点を閉じる。
【0022】図3は図1の遅延作動機構14の断面図で
ある。図3において、18は遅延時間調整ねじであり、
ケース1の支持片1cに固着されたナット25に対しね
じ部27をねじ込み、ねじ頭部26にドライバ溝を設
け、下部にスライド軸部23を有する。支持片1cの下
側に位置したねじ部27には、四角形状でナット状の固
定スプリング受け15を嵌め入れている。固定スプリン
グ受け15の奥側の一辺15aは、図1に示すように、
ケース1に接しており、遅延時間調整ねじ18を回した
とき、固定スプリング受け15の一辺15aがケース1
にひっかかるため、一緒に回らずに、ねじ部27の回転
に対し上下動するようになっている。
【0023】遅延時間調整ねじ18のスライド軸23に
は、押圧部17がスライド穴24によって移動自在に装
着され、押圧部17と固定スプリング受け15とのと間
に押圧力を発生させるスプリング16が介装されてい
る。ケース1には調整穴1dが形成されており、調整穴
1dにはねじ頭部26が露出している。調整穴1dから
遅延時間調整ねじ18を回転させると固定スプリング受
け15が上下に移動し、スプリング16の長さが変化す
る。スプリング16の長さの変化により、スプリング1
6の付勢力が変化するので、これを利用してスイッチレ
バー21を介してショックアブソーバ12の押圧受部1
3aに加える押圧力を変化させる。
【0024】スイッチレバー21が揺動してリミットス
イッチ20をオンさせるまでの遅延時間を短くするに
は、スプリング受け15を下方に移動させてスプリング
16を圧縮してスプリング16の押圧力を増加させれば
良い。遅延時間を長くするには、スプリング受け15を
上方に移動させてスプリング16をたわませてスプリン
グ16の押圧力を減少させれば良い。
【0025】次に、動作を説明する。外部圧力Pが圧力
導入口4からダイヤフラム6には作用しない通常監視時
には作動軸5はスプリング7により下方に付勢されて図
1に示す位置にある。このため、リンクレバー8の係止
爪9は係止ピン10に係止しているため、リンクレバー
8の保持部11はリミットスイッチ20がオフになる初
期位置にスイッチレバー21を保持する。
【0026】遅延作動機構14のスプリング16は常時
スイッチレバー21を下側に押圧しているが、図2に示
すように、作動軸5の係止ピン10に係止されたリンク
レバー8でスイッチレバー21を保持しているため、ス
イッチレバー21はリミットスイッチ20のスイッチノ
ブ22を押圧しない。したがって、リミットスイッチ2
0はスイッチ接点を開き、作動信号を出力しない。
【0027】次に、外部圧力Pが圧力導入口4を経て圧
力室3bに導入されると、図4に示すように、ダイヤフ
ラム6が上方に加圧され、湾曲して作動軸5をスプリン
グ7に抗して矢印Aで示す方向に上昇させる。このた
め、作動軸5の割り溝19に挿入され、係止ピン10で
係止されていたリンクレバー8の係止爪9の係止が解除
され、リンクレバー8は支点8Aを中心として矢印Bで
示す方向に揺動し、スイッチレバー21の保持を解除す
る。
【0028】したがって、矢印Cで示す方向に遅延作動
機構14のスプリング16の押圧力によってスイッチレ
バー21は移動する。すなわち、図5にも示すように、
遅延作動機構14の矢印Bで示すスプリング16の押圧
力により、スイッチレバー21は矢印Dで示すように、
下方に移動し、リミットスイッチ20のスイッチノブ2
2を押圧する。
【0029】このとき、スイッチレバー21を挟んで遅
延作動機構14の対向側にはショックアブソーバ12が
設けられているため、スイッチレバー21はスプリング
16の押圧力により瞬時には移動せず、ゆっくり下方に
移動する。すなわち、スプリング16はスイッチレバー
21を下方に押圧するが、ショックアブソーバ12はス
イッチレバー21を上方に戻す方向に作用するため、こ
れらの押圧の力でスイッチレバー21はゆっくり下方に
移動する。
【0030】このスイッチレバー21のゆっくりした移
動によりリミットスイッチ20は所定の遅延時間後にオ
ンして、スイッチ接点を閉じ作動信号を出力する。遅延
時間の調整は、図3のように、遅延時間調整ねじ18を
回転させて、固定スプリング受け15を上下に移動さ
せ、スプリング16のストロークを変化させて、スプリ
ング16の押圧力を変化させれば良い。例えば、遅延時
間を短くするには、固定スプリング受け15を下方に移
動させて、スプリング16を圧縮させ、押圧力を増加さ
せれば良い。
【0031】この場合、外部圧力Pの上昇がスプリンク
ラーヘッドの作動以外の圧力変動によるものであり、遅
延時間内となるスイッチレバー21の移動中に外部圧力
Pがなくなると、作動軸5は下方に移動し、リンクレバ
ー8は係止ピン10に係止し、スイッチレバー21を初
期位置に戻す。したがって、リミットスイッチ20がス
イッチ接点が閉じて誤った作動信号を出力せず、誤警報
を出すことはない。
【0032】また本実施形態においては、従来例のよう
に、ゴミなどの詰まりにより遅延時間が変化するような
ことはなくなり、長期にわたって遅延時間が安定し、常
に確実に作動する。図6は本発明の他の実施形態の説明
図である。本実施形態は、レバー部材としてスイッチを
オン、オフさせるスイッチレバーを用いてノーマルクロ
ーズ型のリミットスイッチを作動させる。ここでノーマ
ルクローズ型のリミットスイッチとは、スイッチノブを
押し込んでオンとした初期位置でスイッチ接点を開き、
スイッチノブを押し込み解除してオフとした作動位置で
スイッチ接点を閉じるスイッチ構造を備える。
【0033】図6において、21はレバー部材としての
スイッチレバーであり、ノーマルクローズ型のリミット
スイッチ20は、初期状態でノブ22を図示のように押
し込んでオンさせた状態とし、スイッチレバー21の先
端は、遅延作動機構14と衝撃緩衝器としてのショック
アブソーバ12との間に挟み込んでいる。作動軸5の上
端にはビス31により係止レバー30が固定され、係止
レバー30はスイッチレバー21が遅延作動機構14に
より上昇するのを抑え、ノーマルクローズ型のリミット
スイッチ20がスイッチ接点を開いた初期位置に保持す
る。
【0034】リミットスイッチ20は、スイッチレバー
21の初期位置のノブ22を押し込んだ位置でオンして
スイッチ接点を開く。またスイッチレバー21の遅延動
作でノブ22の押し込みを解除した状態でリミットスイ
ッチ20はオフしてスイッチ接点を閉じて作動信号を出
力する。遅延作動機構14とショックアブソーバ12は
図1の場合とは逆に設けられている。すなわち、遅延作
動機構14は下側に設けられ、遅延作動機構14に対向
する上方側にショックアブソーバ12が設けられてい
る。したがって、遅延作動機構14のスプリング16は
常時スイッチレバー21を上方に付勢している。
【0035】次に、図6の動作を説明する。外部圧力P
が作用しない通常監視時には作動軸5は上昇せず、図6
の実線の位置にある。係止レバー30は遅延作動機構1
4によりスイッチレバー21が上昇するのを抑えてい
る。リミットスイッチ20は、スイッチレバー21によ
りスイッチノブ22が押圧されているのでオンしてお
り、スイッチ接点を開いている。
【0036】外部圧力Pが作用すると、作動軸5と係止
レバー30は矢印Eで示すように上方に移動するため、
スイッチレバー21の係止は解除され、スイッチレバー
21はフリー状態になる。スイッチレバー21がフリー
状態になると、スイッチレバー21は遅延作動機構14
により上方に押圧されているため、矢印Fで示すように
上方に移動する。
【0037】このとき、ショックアブソーバ12が設け
られているため、スイッチレバー21は瞬時に上方に移
動せず、ゆっくり上方に移動して、リミットスイッチ2
0は所定の遅延時間後にオフし、スイッチ接点を閉じて
作動信号を出力する。本実施形態においても前記実施形
態と同様な効果が得られる。尚、第1実施形態において
は、ノーマルオープン型のリミットスイッチを、第2実
施例ではノーマルクローズ型のリミットスイッチを設け
た構成にしたが、その逆でもよい。つまり、第1実施形
態においてノーマルクローズ型のリミットスイッチを上
下逆に設けて、スイッチレバーが下降したときにオフし
てスイッチ接点を閉じる構成としてもよい。第2実施形
態もノーマルオープン型のリミットスイッチで、同様に
上下逆にして設ければよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、衝撃緩衝器と遅延作動機構を設けたレバー部材によ
りスイッチを所定の遅延時間をもって動作させ、遅延時
間を遅延作動機構のスプリングのストロークを変えて、
押圧力を変化させることにより設定したため、従来のよ
うなゴミづまりなどによる遅延時間の変化がなく、確実
に一定の遅延時間で動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遅延型圧力スイッチ装置の実施形態の
断面説明図
【図2】図1のカバーを開いた表側から見た説明図
【図3】図1の遅延時間調整機構の断面図
【図4】導入圧力が増加した時の遅延スイッチング動作
の説明図
【図5】図5のカバーを開いた表側から見た遅延スイッ
チング動作の説明図
【図6】スイッチをノーマルクローズで作動させる本発
明の他の実施形態の説明図
【図7】従来の閉鎖型スプリンクラー消火設備の説明図
【図8】従来の遅延型圧力スイッチの断面図
【符号の説明】
1:ケース 3:アクチュエータ 5:作動軸 8:リンクレバー 8a:支点 12:ショックアブソーバ(衝撃緩衝器) 13:ロッド 16:スプリング 18:遅延時間調整ねじ 20:リミットスイツチ 21:スイッチレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から供給される圧力の変化を検出して
    調整された遅延時間後に接点信号を出力する遅延型圧力
    スイッチ装置に於いて、 外部圧力の変化に応じて作動軸を移動させるアクチュエ
    ータと、 外部圧力が規定値以下となる前記アクチュエータの作動
    軸の停止状態で初期位置に保持され、外部圧力の上昇に
    伴なう前記作動軸の移動で保持が解除されてフリー状態
    となる揺動自在なレバー部材と、 前記レバー部材の一方にロッド先端が当接され、ロッド
    の押圧力を吸収して緩かに移動させる衝撃緩衝器と、 前記レバー部材を介して前記衝撃緩衝器に対向する側に
    当接されて調整自在な押圧力を加え、前記レバー部材の
    フリー状態で前記衝撃緩衝器のロッドを押し込んで前記
    レバー部材を遅延動作させる遅延作動機構と、 前記遅延作動機構による前記レバー部材の動きに応じて
    接点信号を出力するスイッチと、を備えたことを特徴と
    する遅延型圧力スイッチ装置
  2. 【請求項2】請求項1記載の遅延型圧力スイッチ装置に
    於いて、 前記レバー部材は、筐体に対し中央部の支点で揺動自在
    に装着されたリンクレバーと、前記スイッチをオン、オ
    フさせるスイッチレバーとで構成され、前記リンクレバ
    ーの一端を前記作動軸で係止して初期位置に保持すると
    共に他端を前記スイッチレバーに係止して初期位置に保
    持し、前記スイッチレバーを前記衝撃緩衝器と遅延作動
    機構で挟み込み保持し、外部圧力が増加したときの前記
    アクチュエータの作動軸の移動で、前記リンクレバー及
    びスイッチレバーをフリー状態として前記スイッチを遅
    延動作させることを特徴とする遅延型圧力スイッチ装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の遅延型圧力スイッチ装置に
    於いて、 前記レバー部材は前記スイッチをオン、オフさせるスイ
    ッチレバーであり、前記スイッチレバーを前記作動軸で
    係止して初期位置に保持すると共に前記衝撃緩衝器と遅
    延作動機構で挟み込み保持し、外部圧力が増加したとき
    の前記アクチュエータの作動軸の移動で、前記スイッチ
    レバーをフリー状態として前記スイッチを遅延動作させ
    ることを特徴とする遅延型圧力スイッチ装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の遅延型
    圧力スイッチ装置に於いて、 前記遅延作動機構は、前記レバー部材を介して衝撃緩衝
    器に加える押圧力を発生するスプリングと、前記スプリ
    ングのストロークを変えて遅延時間を決める押圧力を調
    整する遅延時間調整部材を備えたことを特徴とする遅延
    型圧力スイッチ装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかに記載の遅延型
    圧力スイッチ装置に於いて、 前記スイッチは、スイッチノブの押し込みを解除してオ
    フとした初期位置でスイッチ接点を開き遅延動作により
    スイッチノブを押し込んでオンとした作動位置でスイッ
    チ接点を閉じるノーマルオープンスイッチ、又はスイッ
    チノブを押し込んでオンとした初期位置でスイッチ接点
    を開き遅延動作によりスイッチノブの押し込み解除して
    オフとした作動位置でスイッチ接点を閉じるノーマルク
    ローズスイッチであることを特徴とする遅延型圧力スイ
    ッチ装置。
JP13616396A 1996-05-30 1996-05-30 遅延型圧力スイッチ装置 Pending JPH09320421A (ja)

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