JP3607034B2 - 光ディスク書込制御装置 - Google Patents

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データの書き込み可能なCD(CD−R),データの書き換え可能なCD(CD−RW)等の光ディスクにデータを書き込む光ディスク書込制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−R,CD−RW等の光ディスクには、音声,画像,文字等の各種のメインデータを記録する際、それらの読み出し時などに使用する各種の制御データも記録する必要が有る。
【0003】
制御データには、P〜Wの8種類のサブコードチャネルデータがあり、その内のサブコードQチャネルデータは、メインデータを記録したトラックの時間情報やメインデータの目次情報(TOC)等の情報が納められている。
【0004】
次に、サブコードチャネルデータのフォーマットについて簡単に説明する。
サブコードのデータ単位であるフレーム:75FRAME/Secは、98個のEFMフレームで構成されている。EFMフレームには8ビットのサブコード情報が含まれており、各ビットは異なる情報を持つ。各ビットは、それぞれP,Q,R,S,T,U,V,Wと命名されており、各EFMフレームは98ビットで1単位のデータになる。EFMフレームの先頭の2ビットは「S0」「S1」と称する同期用ビットであり、残りの96ビットが有効な情報になる。
【0005】
サブコードQチャネルデータの場合、先頭の2ビットは「S0」「S1」を除いた残りの96ビットを12バイトで表わし、代表的なモデル(Model)では、各バイトを「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」「CRC」と称するデータに割り当てる。
【0006】
「CTL,ADR」は、サブコードQチャネルデータのモードやフォーマットを決定するデータである。「INDEX」は、メインデータの区切りを示す番号のデータである。「RMIN」「RSEC」「RFRM」は、光ディスクのトラックの相対時間のデータである。「ZERO」は固定値「00H」である。「AMIN」「ASEC」「AFRM」は、光ディスクの絶対時間のデータである。「CRC」は、データエラー検出用コードのデータである。
【0007】
なお、サブコードチャネルデータのフォーマットについては、フィリップス(Philips)社発行のレッドブック(Red Book),イエローブック(Yellow Book),オレンジブック(Orange Book)に詳しい内容が記載されているので、上記内容以上の詳細な説明は省略する。
【0008】
従来のCD−R,CD−RW等の光ディスクにデータを書き込む光ディスク書込制御装置(以下「CD−R/RW用コントローラIC」と称する)は、光ディスクに対するサブコードQチャネルデータの書き込み時、CPUから設定される主要なデータをほとんどそのまま書き込み側へ出力するので、その機能が非常に単純だった。
【0009】
まず、CD−R/RW用コントローラICに接続されたCPUが、データ書き込み時、光ディスクのセクタ毎に毎回光ディスクに書き込むべきサブコードQチャネルデータの主要なデータを生成し、そのサブコードQチャネルデータの主要なデータをCD−R/RW用コントローラICのレジスタに設定する。
そして、CD−R/RW用コントローラICが、レジスタに設定されたサブコードQチャネルデータの主要なデータに所定の処理を施して光ディスクに書き込んでいた。
【0010】
さらに、従来のCD−R/RW用コントローラICによるサブコードQチャネルデータの書き込みについて、図15を用いて説明する。
まず、CPUは、光ディスクに対するデータの書き込み時、セクタ毎に書き込むべきサブコードQチャネルデータの主要なデータ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」を生成し、そのサブコードQチャネルデータの主要なデータをCD−R/RW用コントローラICのシスコンインタフェースのレジスタ(以下、「シスコンレジスタ」と称する)に設定する。
【0011】
CD−R/RW用コントローラICは、シスコンインタフェースのシスコンレジスタに設定されたサブコードQチャネルデータの主要なデータ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」をパラレル/シリアル変換にロードし、「CRC」を演算して末尾に付加すると共に、先頭に「S0」「S1」を付加してデータの書き込み側へ送出する。
【0012】
その際、サブコードQチャネルデータの「S0」「S1」「CRC」は自動的に生成されるが、それ以外の主要なデータ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」はCPUによって設定された内容をそのまま書くだけである。
【0013】
これは、サブコードQチャネルデータが、ADRで示されるいくつかのフォーマットモードを混在して書く必要が有り、データ構成が複雑なTOCも扱うのでもっぱらCPUに処理を依存していたからである。
【0014】
一方、CPUは、データ書き込み中はセクタ(1フレーム)毎に単調増加する時間情報等を計算し、サブコードQチャネルデータの主要なデータ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」(合計10バイトのデータ)をシスコンレジスタに設定する必要が有るので処理負担が大きい。
例えば、時間情報を2進化10進表記法演算(BCD演算)で計算するので、単純な増減計算でもかなり負担になる。
【0015】
さらに、光ディスクに対するデータの書き込みは、例えば書込速度が1倍速の場合、サブコードQチャネルデータの主要なデータ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」を書込時間「13.3ms」で書き込む必要が有る。
【0016】
したがって、CPUは、13.3ms毎にCD−R/RW用コントローラICのシスコンレジスタに上記10バイトのサブコードQチャネルデータの主要なデータデータをセットする必要があった。
【0017】
また、CPUは、書込時間「6.67ms」の2倍速では6.67ms毎に、書込時間「3.33ms」の4倍速では3.33ms毎に、書込時間「1.67ms」の8倍速では1.67ms毎に、それぞれ上記10バイトのサブコードQチャネルデータの主要なデータをシスコンレジスタにセットする必要があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光ディスクに対するデータの書き込み速度を高速化すると、CPUは、セクタ毎に上述したような時間情報等の単純な計算処理と、サブコードQチャネルデータの主要なデータの生成と、CD−R/RW用コントローラICのシスコンレジスタに設定する処理を高速に行なわなければならなくなり、処理負担が増加してしまう。
【0019】
例えば、光ディスクへのデータの書込速度が1倍速の場合、処理速度が低速なCPUでも上述したサブコードQチャネルデータの設定等の処理を遅延無く実行できるが、より高速な書込速度の8倍速では、セクタ毎の時間情報等の計算処理と、1.67ms毎に上記サブコードQチャネルデータの主要なデータの生成処理と、その10バイトのデータをシスコンレジスタに設定する処理を遅滞無く行なうことができなくなる。
【0020】
そこで、処理速度が高速なCPUを用いるようにすれば、高速な書込速度にも対応することができるようになるが、コストアップの要因になるという問題が有った。また、処理速度が高速なCPUはバス幅を大きくする必要があるので、レイアウトの面からも小型化の障害になるという問題が有った。
【0021】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、CD−R,CD−RW等の光ディスクにサブコードQチャネルデータを書き込むときのCPUの処理負担を軽減することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、光ディスクにセクタ毎のサブコードQチャネルデータを書き込む光ディスク書込制御装置において、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータとリピート情報を格納するサブコードQチャネルデータ格納手段と、上記リピート情報に示すタイミングで上記サブコードQチャネルデータ格納手段に格納された上記サブコードQチャネルデータと上記リピート情報を読み出し、上記サブコードQチャネルデータ中の設定されたデータに加算又は減算を施して上記リピート情報に設定された繰り返し数の上記サブコードQチャネルデータをEFMエンコーダに出力する制御手段を設けたものである
さらに、上記制御手段が、上記サブコードQチャネルデータ中の光ディスクのトラック相対時間データを加算又は減算して出力するトラック相対時間加減算出力手段と、上記サブコードQチャネルデータ中のZEROデータを加算して出力するZERO加算出力手段と、上記サブコードQチャネルデータ中の光ディスクの絶対時間データを加算又は減算してEFMエンコーダに出力する絶対時間加減算出力手段を有するようにするとよい。
【0024】
また、上記制御手段に、上記サブコードQチャネルデータをそのまま出力するか、そのサブコードQチャネルデータ中に設定されたデータに加算又は減算を施してEFMエンコーダに出力するかを選択する選択手段を設けるとよい。
【0025】
さらに、上記制御手段に、上記サブコードQチャネルデータの読み出しタイミングを決定する手段を設けるとよい。
【0026】
また、上記制御手段に、上記サブコードQチャネルデータをそのままEFMエンコーダに出力するとき、そのサブコードQチャネルデータを一時的に格納する手段を設けるとよい。
【0027】
さらに、上記制御手段に、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータを外部メモリに格納し、そのサブコードQチャネルデータを随時読み出してサブコードQチャネルデータ格納手段に格納する手段を設けるとよい。
【0028】
また、上記外部メモリとしてホストデータ用バッファRAMの一部を割り当てるとよい。
【0030】
の発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、光ディスクにセクタ毎のサブコードQチャネルデータを書き込むとき、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータとリピート情報を格納し、そのリピート情報に示すタイミングで上記格納されたサブコードQチャネルデータとリピート情報を読み出し、そのサブコードQチャネルデータ中の設定されたデータに加算又は減算を施してリピート情報に設定された繰り返し数のサブコードQチャネルデータをEFMエンコーダに出力するので、CPUはセクタ毎にサブコードQチャネルデータの更新のタイミングであるセクタ割り込みをカウントする必要が無くなり、割り込みの回数を減らすことができ、CPUの処理負担が軽減する。
さらに、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、サブコードQチャネルデータ中の光ディスクのトラック相対時間データを加算又は減算して出力し、サブコードQチャネルデータ中のZEROデータを加算して出力し、サブコードQチャネルデータ中の光ディスクの絶対時間データを加算又は減算してEFMエンコーダに出力するので、CPUに代わって単調増加又は減少する時間情報等のデータをハードウェアで生成することができ、CPUの処理負担を軽減することができる。
【0031】
また、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、上記サブコードQチャネルデータをそのまま出力するか、そのサブコードQチャネルデータ中の所定のデータに所定の演算を施してEFMエンコーダに出力するかを選択するので、ハードウェアで自動生成するサブコードQチャネルデータの初期設定をフレキシブルに行なうことができる。
したがって、ハードウェアで生成する時間情報等のデータを更新する必要が無いときには、その更新の為の計算をする必要が無くなり、CPUの処理負担を軽減することができる。
【0032】
さらに、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、上記サブコードQチャネルデータの読み出しタイミングを決定するので、CPUに代わってハードウェアで設定タイミングを生成することができる。
したがって、CPUはセクタ毎にサブコードQチャネルデータの更新のタイミングをカウントする必要がなくなり、CPUの処理負担を軽減することができる。
【0033】
また、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、上記サブコードQチャネルデータをそのままEFMエンコーダに出力するとき、そのサブコードQチャネルデータを一時的に格納するので、出力のタイミングを遅らせて、サブコードQチャネルデータの設定タイミングに余裕を持たせることができる。
したがって、低い処理能力のCPUでも実行のためのプログラミングが可能になり、コストを低減することができる。
【0034】
さらに、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータを外部メモリに格納し、そのサブコードQチャネルデータを随時読み出してサブコードQチャネルデータ格納手段に格納するので、CPUはTOCのような複雑なサブコードQチャネルデータも予め設定しておくことができ、CPUがデータの書き込み中にサブコードQチャネルデータをリアルタイムで設定を行なわなくても済むようにすることができる。
【0035】
また、この発明の請求項による光ディスク書込制御装置は、上記外部メモリとしてホストデータ用バッファRAMの一部を割り当てたので、大容量で安価なDRAMを用いることができ、ICチップの面積を抑えて製造コストを低減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1乃至図3は、この発明の光ディスク書込制御装置の一実施形態であるCD−R/RW用コントローラICの構成を示すブロック図であり、各図の▲1▼−▲1▼,▲2▼−▲2▼,▲3▼−▲3▼が接続し、IC内部の信号線の接続は丸付きのA,B,Cで示している。
【0037】
このCD−R/RW用コントローラICは、CD−R,CD−RW等の光ディスクにホストからのメインデータをセクタ毎のサブコードQチャネルデータと共に書き込む光ディスク書込制御装置である。
また、光ディスクに記録されたデータの読み出しも行なうが、その処理については省略する。
【0038】
このCD−R/RW用コントローラICは、シスコンインタフェース(SysCon・IF)1がシスコンレジスタを有し、CPUを接続し、このIC全体をコントロールする。
ATAPI・IF2は、ホストを接続し、ホストとの間で各種のコマンドやデータをやり取りする。
【0039】
DRAM・IF3は、バッファRAMを接続し、バッファRAMへのサブコードQチャネルデータ等のデータの読み書きのリフレッシュ制御を行なう。
サブコードインタフェース(サブコードIF:Subcode・IF)4とCD−DA・IF5は、CD−ROM用デジタル信号処理プロセッサ(CD−ROM用DSP)を接続し、CD−ROMのメインチャネルデータやサブコードチャネルデータを読み込む。
【0040】
バッファマネジャ(Buffer Manager)6は、ATAPI・IF2,DRAM・IF3,サブコードIF4,及びCD−DA・IF5の各インタフェースからのデータ転送と、CD−ROMエンコーダ/デコーダ(CD−ROMエンコード/デコードプロセッサ)10からのデータ要求を調停し、バッファRAMに対するサブコードQチャネルデータ等のデータの読み書きを行なう。
【0041】
CDエンコーダ(Encoder)7は、レーザダイオード(LD)駆動回路を接続し、光ディスクに書き込むメインデータ,サブコードQチャネルデータ等のデータを変調して出力する。
モータスピードコントローラ(Motor Speed Controller)8は、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ駆動回路を接続し、スピンドルモータの回転制御を行なう。
【0042】
CIRCエンコーダ9は、CDエラー訂正コードを生成する。
CD−ROMエンコーダ/デコーダ(CD−ROM・Encoder/Decoder)10は、CD−ROMエラー訂正コードを生成し、ブロックエラー訂正を行なう。
【0043】
サブコードオペレータ(Subcode Operator)11は、読み込んだサブコードチャネルデータをバッファマネジャ6とDRAM・IF3を介してバッファRAMの所定位置に格納し、バッファRAMのデータ,シスコンレジスタのデータ,自動生成したデータを合成して光ディスクに書き込むサブコードQチャネルデータを生成する。
【0044】
さらに、RAM・IF12,クロックシンセサイザ13,クロックジェネレータ14,及びATIPデコーダ15等を有するが、これらの機能は公知であり、その説明を省略する。
【0045】
そして、この発明にかかわる主要なモジュールは、シスコン・IF1,DRAM・IF3,バッファマネジャ6,CDエンコーダ7,及びサブコードオペレータ11である。
【0046】
次に、図4を用いてCD−R/RW用コントローラICにおけるサブコードQチャネルデータの生成処理を説明する。
CD−R/RW用コントローラICは、シスコン・IF1のシスコンレジスタに、サブコードQチャネルデータの主要なデータの「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」を格納する。
【0047】
また、シスコンレジスタに格納されたデータと後述する各カウンタのデータのいずれをパラレル/シリアル変換へ出力するかの指定と、各カウンタへの初期値設定の指定と、各カウンタに対する加算か減算の指定を示す「モード情報」と、シスコンレジスタのデータの読み出しの割り込みを発生するタイミング(フォーマットの変化点の指定)を示す「リピート情報(リピート数)」を格納する。
【0048】
さらに、シスコン・IF1は、シスコンレジスタに格納された「RMIN」「RSEC」「RFRM」のデータをそれぞれ加算又は減算する「RTIMEカウンタ」と、「ZERO」のデータを加算する「IZEROカウンタ」と、「AMIN」「ASEC」「AFRM」のデータをそれぞれ加算する「ATIMEカウンタ」と、「リピート情報」のデータを減算する「リピートカウンタ」を備えている。
【0049】
つまり、上記「RTIMEカウンタ」がRTIMEの加減算回路であり、「IZEROカウンタ」がZEROの加算回路であり、「ATIMEカウンタ」がATIMEの加算回路であり、「リピートカウンタ」がリピート回路である。
【0050】
また、シスコンレジスタに格納された「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」のデータをパラレル/シリアル変換に送り出す前にそれぞれ一時的に格納する内部レジスタ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」と、「RMIN」「RSEC」「RFRM」のデータをパラレル/シリアル変換に送り出す前に一時的に格納する内部レジスタ「RMSF」を設けている。
【0051】
さらに、シスコンレジスタに格納された「ZERO」のデータをパラレル/シリアル変換に送り出す前に一時的に格納する内部レジスタ「ZERO」と、「AMIN」「ASEC」「AFRM」のデータをパラレル/シリアル変換に送り出す前に一時的に格納する内部レジスタ「AMSF」と、シスコンレジスタに格納された「モード情報」を読み出して格納する内部レジスタ「モード」を備えている。
【0052】
つまり、シスコン・IF1内は、上記シスコンレジスタと上記各内部レジスタによって二重レジスタ回路を構成しており、上記内部レジスタ「モード」によってモード制御回路を構成している。
【0053】
そして、シスコン・IF1とDRAM・IF3等は、サブコードQチャネルデータシーケンサ回路を構成し、CPUによって任意のタイミングで設定されたサブコードQチャネルデータをDRAM・IF3に接続したバッファRAMに格納し、そのサブコードQチャネルデータを随時読み出してシスコンレジスタに格納する。
【0054】
このCD−R/RW用コントローラICのシスコン・IF1は、CPUによってシスコンレジスタに、サブコードQチャネルデータの主要なデータが設定されると、シスコンレジスタに格納された「モード情報」を読み出して内部レジスタ「モード」にセットし、「リピート情報(リピート数)」を読み出して「リピートカウンタ」にセットする。
【0055】
「モード情報」がシスコンレジスタに設定されたデータをそのまま出力することを示す情報の場合、「リピートカウンタ」がリピート数を減算して「0」になったとき、シスコンレジスタに格納されているデータを内部レジスタ又は内部カウンタにロードする割り込みを発生する。
【0056】
そして、シスコンレジスタの「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」を読み出し、それぞれの内部レジスタに格納した後、パラレル/シリアル変換へロードする。また、シスコンレジスタの「RMIN」「RSEC」「RFRM」を読み出し、それぞれ内部レジスタ「RMSF」に格納した後にパラレル/シリアル変換へロードする。
【0057】
さらに、シスコンレジスタの「ZERO」を読み出し、内部レジスタ「ZERO」に格納した後にパラレル/シリアル変換へロードする。さらにまた、シスコンレジスタの「AMIN」「ASEC」「AFRM」を読み出し、それぞれ内部レジスタ「AMSF」に格納した後にパラレル/シリアル変換へロードする。
そして、各データをパラレル/シリアル変換し、先頭に「S0」「S1」を付加し、CRCを演算して末尾に付加して出力する。
【0058】
一方、「モード情報」がシスコンレジスタに設定されたデータを演算して出力することを示す情報の場合、「リピートカウンタ」がリピート数を減算して「0」になったとき、シスコンレジスタに格納されているデータを内部レジスタ又は内部カウンタにロードする割り込みを発生する。
【0059】
そして、シスコンレジスタの「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」を読み出し、それぞれの内部レジスタに格納した後、パラレル/シリアル変換へロードする。
また、シスコンレジスタの「RMIN」「RSEC」「RFRM」を読み出し、それぞれ「RTIMEカウンタ」によって加算又は減算した後にパラレル/シリアル変換へロードする。
【0060】
さらに、シスコンレジスタの「ZERO」を読み出し、「IZEROカウンタ」によって加算した後にパラレル/シリアル変換へロードする。さらにまた、シスコンレジスタの「AMIN」「ASEC」「AFRM」を読み出し、それぞれ「ATIMEカウンタ」によって加算した後にパラレル/シリアル変換へロードする。
そして、各データをパラレル/シリアル変換し、先頭に「S0」「S1」を付加し、CRCを演算して末尾に付加して出力する。
【0061】
すなわち、このシスコン・IF1は、単純増加又は単純減少させる時間情報や番号のために上記内部カウンタを設けており、「RTIMEカウンタ」は「AMIN」「ASEC」「AFRM」を加算する。また、「IZEROカウンタ」は「ZERO」を加算する。さらに、「ATIMEカウンタ」は「AMIN」「ASEC」「AFRM」を加算する。
【0062】
また、「リピートカウンタ」はリピート数を減算して「0」になった時、シスコンレジスタの内容を各内部レジスタ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMSF」「ZERO」「AMSF」又は内部カウンタ「RTIMEカウンタ」「IZEROカウンタ」「ATIMEカウンタ」へロードし、割り込みを発生する。
【0063】
上記各内部レジスタは、シスコンレジスタへのデータの設定タイミングを緩和する機能を果たす。
つまり、上記各内部レジスタが無いと、「リピートカウンタ」が「1」の時にシスコンレジスタにデータを設定しなければならなくなり、設定タイミングに余裕がなくなるが、上記各内部レジスタを設けたことにより、シスコンレジスタのデータを各内部レジスタにロードしてから次のデータをロードするまでにシスコンレジスタにデータを設定すれば良くなり、設定タイミングに余裕が生じる。そして、リピート数を大きさに応じて設定タイミングの時間的余裕も大きくなる。
【0064】
また、モード情報とリピート情報を用いることにより、サブコードQチャネルデータの複数のフォーマットを入れ子にして書くことができる。
つまり、モード情報はシスコンレジスタのデータをそのままシリアル/パラレル変換へ出力するか、各カウンタでカウントした後にシリアル/パラレル変換へ出力するかを選択し、その増減算の指定や各カウンタへの初期値設定を指定することができる。そして、リピート数はフォーマットの変化点を指定することができる。
【0065】
すなわち、上記シスコン・IF1が、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータとモード情報を格納するサブコードQチャネルデータ格納手段と、その手段に格納されたサブコードQチャネルデータとモード情報を読み出し、サブコードQチャネルデータ中のモード情報に応じて設定された複数のデータに対して選択的に加算又は減算を施してサブコードQチャネルデータをEFMエンコーダに出力する制御手段の機能を果たす。
【0066】
また、上記シスコン・IF1と「RTIMEカウンタ」が、サブコードQチャネルデータ中の光ディスクのトラック相対時間データを加算又は減算して出力するトラック相対時間加減算出力手段の機能を果たし、上記シスコン・IF1と「IZEROカウンタ」が、サブコードQチャネルデータ中のZEROデータを加算して出力するZERO加算出力手段の機能を果たし、上記シスコン・IF1と「ATIMEカウンタ」が、サブコードQチャネルデータ中の光ディスクの絶対時間データを加算又は減算してEFMエンコーダに出力する絶対時間加減算出力手段の機能を果たす。
【0067】
さらに、上記シスコン・IF1が上記「モード情報」を用いることにより、サブコードQチャネルデータをそのまま出力するか、サブコードQチャネルデータ中に設定されたデータに加算又は減算を施してEFMエンコーダに出力するかを選択する選択手段の機能を果たす。
また、上記シスコン・IF1と「リピートカウンタ」が、サブコードQチャネルデータの読み出しタイミングを決定する手段の機能を果たす。
【0068】
さらに、上記シスコン・IF1と内部レジスタ「CTL,ADR」「TRACK」「INDEX」「RMSF」「ZERO」「AMSF」「モード情報」が、サブコードQチャネルデータをそのままEFMエンコーダに出力するとき、サブコードQチャネルデータを一時的に格納する手段の機能を果たす。
【0069】
また、上記シスコン・IF1とDRAM・IF3等が、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータを外部メモリに格納し、そのサブコードQチャネルデータを随時読み出してサブコードQチャネルデータ格納手段に格納する手段の機能を果たす。
さらにまた、上記バッファRAMの一部を上記外部メモリとして割り当てている。
【0070】
次に、図5によってCD−R/RW用コントローラICに接続するバッファRAMのフォーマットとその記憶領域に格納するサブQコマンドパックのフォーマットについて説明図する。
【0071】
サブQコマンドパック(SubQ Command Pack)は、CPUが予めバッファRAMにシスコンレジスタに設定するサブコードQチャネルデータを設定して展開するときのフォーマットであり、光ディスクへのデータの書き込み中はCPUがサブコードQチャネルデータの処理をする必要がなくなる。
【0072】
なお、バッファRAMも記憶領域が有限であるから、光ディスクに複雑な情報を書き込む場合は書き込みながらサブQコマンドパックを追加することも可能である。
【0073】
次に、サブQコマンドパックの展開用の記憶領域は、例えば、上記バッファRAMのメインチャネル用リング状バッファ領域の次の4KBに設定すると良い。
サブQコマンドパックは、16バイトで1パックを構成し、コマンドパック(Command Pack)のオフセット「0」〜「9」と「C」「D」にそれぞれ上記「CTL(CONTROL),ADR」「TRACK(TNO)」「INDEX」「RMIN」「RSEC」「RFRM」「ZERO」「AMIN」「ASEC」「AFRM」「モード情報(MODE)」「リピート情報(REPEAT)」を格納する。
【0074】
また、コマンドパックオフセットの「A」「B」は「CRC」であり、CD−R/RW用コントローラICが演算して設定する。
さらに、コマンドパックオフセット「E」は「ポイント情報(POINT)」であり、次に読み出すコマンドパックの位置を指し示す。そのポイント情報は1バイトを割り当てており、256個のコマンドパックを指し示すことができる。
【0075】
なお、ポイント情報のステップを「1」にすれば、予め設定できるコマンドパックは最大256個になる。また、リピート数は最大255回にするが、ポイント情報を自コマンドパックの位置に設定すれば無限ループも可能である。
さらに、ポイント情報を使用することにより、目次情報(TOC)等の所定のパターンの繰り返しも柔軟に設定することができる。
【0076】
そして、コマンドパックオフセットの「F」は「サブコードPチャネルデータ(SUBP)」であり、ビット7でサブコードPチャネルデータの設定値を指定することができる。したがって、サブコードQチャネルデータに合わせてサブコードPチャネルデータを設定したり、サブコードPチャネルデータのトグル制御も可能である。
【0077】
次に、図6及び図7はサブQコマンドパックのデータからサブコードを加工する説明図である。図6と図7の丸付きのD,E,Fは、データの流れを示す矢印線の接続対応を示している。
サブQコマンドパックのデータをホストから送られてきたローサブコード(Raw Subcode)と合成し、そのサブコードを出力する。なお、ローサブコードを「0」設定することも可能である。
【0078】
次に、図8を用いてモード(MODE)情報について説明する。
ビット0〜7の各カウンタは、次に示す設定に基づいてセクタ同期信号(ESFS)毎に初期値のロードと、加算「+1」又は減算「−1」を行なう。
【0079】
(1)ビット7のカウンタ:RTSRC(bit7)[W]
エンコードデータ「RMIN」「RSEC」「RFRM」のソースを指定する。
ロード(LOAD)=0の場合、どちらを選択しても「RTIMEカウンタ」をESFS毎に加算「+1」又は減算「−1」する(加算「+1」と減算「−1」の設定はビット6のカウンタ:RTINCDECによる)。
「RTIMEカウンタ」は「00:00:00」〜「99:59:74」の値をとる。
0:シスコンレジスタに設定された「RMIN」「RSEC」「RFRM」のデータを「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
1:「RTIMEカウンタ」の値を「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
【0080】
(2)ビット6のカウンタ:RTINCDEC(bit6)[W]
「RTIMEカウンタ」の動作モードを指定する。
0:「RTIMEカウンタ」を減算モードに設定する(「RTIMEカウンタ」の最小値は「00:00:00」であり、この最小値に「−1」減算しても「00:00:00」のままにする)。
1:「RTIMEカウンタ」を加算モードに設定する(「RTIMEカウンタ」の最大値は「99:59:74」であり、この最大値に「+1」加算すると「00:00:00」にする)。
【0081】
(3)ビット5のカウンタ:ZSRC(bit5)[W]
エンコードデータ「ZERO」のソースを指定する。
ロード(LOAD)=0の場合、どちらを選択しても「IZEROカウンタ」をESFS毎に加算「+1」する。「ZEROカウンタ」の最大値は「09」であり、この最大値に加算「+1」すると「00」にする。
0:シスコンレジスタに設定された「ZERO」のデータを「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
0:「EFMエンコーダ」を減算モードに設定する。
1:「ZEROカウンタ」の値を「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
【0082】
(4)ビット4のカウンタ:ATSRC(bit4)[W]
エンコードデータ「AMIN」「ASEC」「AFRM」のソースを指定する。
ロード(LOAD)=0の場合、どちらを選択しても「ATIMカウンタ」をESFS毎に加算「+1」する。
「ATIMカウンタ」はADRの設定によって「00:00:00」〜「99:59:74」の値をとる。
「99:59:00」に加算「+1」すると「00:00:00」にする。
0:シスコンレジスタに設定された「AMIN」「ASEC」「AFRM」のデータを「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
1:「ATIMカウンタ」の値を「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
【0083】
ADR(オフセット「0x0ビット3−0」の設定によって図9に示すようになる。
【0084】
(5)ビット3のカウンタ:LOAD(bit3)[W]
「RTIMEカウンタ」「IZEROカウンタ」「ATIMカウンタ」の初期値のロードを指定する。
ロード(LOAD)=1の場合、リピート「REPEAT」は「0x01」を設定する。
0:ロードしない(「RTIMEカウンタ」「IZEROカウンタ」「ATIMカウンタ」をESFS毎に加算「+1」又は減算「−1」する)。
1:バッファオフセット(Buffer offset)「0x3〜0x9」のデータを初期値としてロードする(この場合、「RTSRC」「ZEROSRC」「ATSRC」の設定を無効にする)。
【0085】
(6)ビット2のカウンタ:CPYTGL(bit2)[W]
コントロールコピービット(CONTROL Copy bit)のトグルを指定する。
0:シスコンレジスタに設定された「コントロールコピービット」のデータを「EFMエンコーダ」の出力に使用する。
1:4(フレーム)Frame毎にトグルする「コントロールコピービット」のデータを「EFMエンコーダ」の出力に使用する(設定開始時「1」からトグルを始める)。
【0086】
次に、図10にリピート(REPEAT)情報を示す。
このリピート情報は、シスコンレジスタに設定されたデータの繰り返し数を設定する情報である。データの繰り返しが終了すると、図11に示すコマンドパック(Command Pack)を処理する。
【0087】
次に、図12にポイント(POINT)情報を示す。
このポイント情報は、次に処理するコマンドパックの先頭アドレスを設定する情報である。コマンドパックを指定するアドレスは、(RingEndPg+1)×0xc00で算出される上位12ビットと、オフセットによって指定される下位12ビットとの合計24ビットで構成されるデータである。
そして、ポイント情報は、図13に示すようにオフセットアドレスの上位8ビットを指定するデータであり、下位4ビットは「0x0」である。
【0088】
次に、図14にサブコードPチャネル(SUBP)情報を示す。
サブコードPチャネル情報は、1サブコードフレーム(Subcode Frame)のデータを指定し、P=0は「0」を出力し、P=1は「1」を出力する。
【0089】
このCD−R/RW用コントローラICは、光ディスクに対するデータの書込時、サブコードQチャネルデータの内の時間情報や数値等のデータの単調増加や単調減少の計算をハードウェア的に繰り返すことができ、CPUがセクタ毎にサブコードQチャネルデータをリアルタイムで設定する必要がなくなるので、CPUの処理負担を軽減することができる。
したがって、処理能力が低い安価なCPUが接続されても光ディスクに対する書き込みを高速に行なうことができる。
【0090】
また、このCD−R/RW用コントローラICは、上記のようなRTIMEの加減算回路,ZEROの加算回路,ATIMEの加算回路を具備し、サブコードQチャネルデータのトラック相対時間データ,ZEROデータ,光ディスクの絶対時間データの加減算をハードウェア的に行なうので、例えば、CD−ROMデータ等のフォーマットが単純なサブコードQチャネルデータの書き込みでは、CPUはデータの書き込み前に1度サブコードQチャネルデータを設定すれば済み、CPUはサブコードQチャネルデータの設定回数を減らすことができる。
【0091】
さらに、このCD−R/RW用コントローラICは、上記のようなモード制御回路を具備することにより、サブコードQチャネルデータの更新する必要の無いデータはそのままシリアル/パラレル変換へ出力することができる。
したがって、CD−R/RW用コントローラIC側でハードウェア的に生成する時間データの多くは更新する必要が無いので、それらを毎回計算して設定する手間を省くことができる。
【0092】
また、このCD−R/RW用コントローラICは、上記のようなリピート回路を具備することにより、サブコードQチャネルデータの更新のタイミングを決定することができる。
したがって、CPUはセクタ毎にサブコードQチャネルデータの更新のタイミングであるセクタ割り込みをカウントする必要が無くなり、割り込みの回数を減らすことができるので、CPUの処理負担が軽減する。
【0093】
さらに、このCD−R/RW用コントローラICは、上記のような二重レジスタ回路を具備することにより、サブコードQチャネルデータの設定タイミングを更新したいセクタ間に広げることができ、サブコードQチャネルデータの設定時間に余裕を持たせることができる。
したがって、高速なデータ書き込み時、サブコードQチャネルデータの設定のタイミングがクリティカルにならずに済み、プログラミングに制約を受けることが無くなり、低処理能力のCPUでもプログラミングが可能になる。
【0094】
また、このCD−R/RW用コントローラICは、上記のようなサブコードQチャネルデータシーケンサ回路を具備することにより、データの書き込み時、予めCPUによってバッファRAMに展開されたサブコードQチャネルデータを任意のタイミングで随時設定することができる。
【0095】
したがって、CPUは、目次情報(TOC)のような複雑なパターンのデータも予めバッファRAMにセットすることにより、シスコンレジスタにサブコードQチャネルデータが1パターンのみしか記憶できなくても、データ書き込み中にセクタ毎にリアルタイムで設定する必要が無くなり、処理負担が軽減する。
【0096】
さらに、このCD−R/RW用コントローラICは、サブコードQチャネルデータの専用の展開領域としてSRAMやFIFOを内蔵しなくても、外部に接続された大容量で安価なDRAM等のホストデータ用バッファRAMの記憶領域の一部を、サブコードQチャネルデータの展開領域として使用することにより、シリコンチップの面積を抑えて安価なICを製作することができる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による光ディスク書込制御装置によれば、光ディスクにサブコードQチャネルデータを書き込むとき、CPUによるサブコードQチャネルデータの主要なデータの設定回数を減らすことができ、CPUの処理負担を軽減することができる。
したがって、処理能力の低い安価なCPUを用いても光ディスクへのデータの書き込み速度を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク書込制御装置の一実施形態であるCD−R/RW用コントローラICの構成を示すブロック図を3分割した内の1部分を示す図である。
【図2】図1の3分割した他の1部分を示す図である。
【図3】図1の3分割したさらに他の1部分を示す図である。
【図4】図1乃至図3に示したCD−R/RW用コントローラICのシスコン・IFによるサブコードQチャネルデータの生成処理を示す説明図である。
【図5】図1乃至図3に示したCD−R/RW用コントローラICに接続するバッファRAMのフォーマットとその記憶領域に格納するサブQコマンドパックのフォーマットを示す説明図である。
【図6】サブQコマンドパックのデータをサブコードに加工する説明図である。
【図7】同じくサブQコマンドパックのデータをサブコードに加工する説明図である。
【図8】図1に示したCD−R/RW用コントローラICで使用するモード情報の説明図である。
【図9】図8に示したモード情報の続きの説明図である。
【図10】図1に示したCD−R/RW用コントローラICで使用するリピート情報の説明図である。
【図11】図10に示したリピート情報の続きの説明図である。
【図12】図1に示したCD−R/RW用コントローラICで使用するポイント情報の説明図である。
【図13】図10に示したポイント情報の続きの説明図である。
【図14】図1に示したCD−R/RW用コントローラICで使用するサブコードPチャネル情報の説明図である。
【図15】従来のサブコードQチャネルデータの書き込みの説明図である。
【符号の説明】
1:シスコンインタフェース
2:ATAPI・IF 3:DRAM・IF
4:サブコードインタフェース
5:CD−DA・IF 6:バッファマネジャ
7:CDエンコーダ
8:モータスピードコントローラ
9:CIRCエンコーダ
10:CD−ROMエンコーダ/デコーダ
11:サブコードオペレータ
12:RAM・IF 13:クロックシンセサイザ
14:クロックジェネレータ
15:ATIPデコーダ

Claims (7)

  1. 光ディスクにセクタ毎のサブコードQチャネルデータを書き込む光ディスク書込制御装置において、
    CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータとリピート情報を格納するサブコードQチャネルデータ格納手段と、前記リピート情報に示すタイミングで前記サブコードQチャネルデータ格納手段に格納された前記サブコードQチャネルデータと前記リピート情報を読み出し、前記サブコードQチャネルデータ中の設定されたデータに加算又は減算を施して前記リピート情報に設定された繰り返し数の前記サブコードQチャネルデータをEFMエンコーダに出力する制御手段を設けたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記制御手段が、前記サブコードQチャネルデータ中の光ディスクのトラック相対時間データを加算又は減算して出力するトラック相対時間加減算出力手段と、前記サブコードQチャネルデータ中のZEROデータを加算して出力するZERO加算出力手段と、前記サブコードQチャネルデータ中の光ディスクの絶対時間データを加算又は減算してEFMエンコーダに出力する絶対時間加減算出力手段を有することを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  3. 請求項記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記制御手段に、前記サブコードQチャネルデータをそのまま出力するか、該サブコードQチャネルデータ中に設定されたデータに加算又は減算を施してEFMエンコーダに出力するかを選択する選択手段を設けたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  4. 請求項記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記制御手段に、前記サブコードQチャネルデータの読み出しタイミングを決定する手段を設けたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  5. 請求項記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記制御手段に、前記サブコードQチャネルデータをそのままEFMエンコーダに出力するとき、該サブコードQチャネルデータを一時的に格納する手段を設けたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  6. 請求項記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記制御手段に、CPUによって設定されたサブコードQチャネルデータを外部メモリに格納し、そのサブコードQチャネルデータを随時読み出してサブコードQチャネルデータ格納手段に格納する手段を設けたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
  7. 請求項記載の光ディスク書込制御装置において、
    前記外部メモリとしてホストデータ用バッファRAMの一部を割り当てたことを特徴とする光ディスク書込制御装置。
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