JP3606394B2 - 空缶のプレス装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、空缶(アルミ缶、スチール缶)を回収した後、これを減容するために用いるプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空缶のプレス装置は、一般に多量の空缶が投入されるホッパの下方に配置され、ホッパからの空缶をプレス室へ受入れる投入開口部を備え、この投入開口部を、水平移動する上蓋で塞いだ状態で、プレス室が一杯になる空缶の量となるまでホッパに空缶を溜め、次いで、上蓋を開いて、ホッパの空缶をプレス室に落下させ、しかる後、上蓋を閉じてプレス室を閉鎖し、プレス板を移動して、プレス室内の空缶をプレスして容積を小さくした塊として、プレス装置外部へ排出するようにしてある(特開平6−206603号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のプレス装置によれば、水平移動する上蓋により投入開口部を閉じるので、空缶の投入量をかなり厳密に管理しないと、空缶が投入開口部より上にはみ出し、上蓋を閉じたときに、投入開口部との間で空缶が挾まれて、投入開口部が確実に閉鎖されず、この状態では、正常なプレスが行い得ない欠点がある。この発明の課題は、こうした空缶のプレス装置への供給量の管理をラフにでき、しかも、プレス工程が確実に行い得る空缶のプレス装置を提供することにある。また、他の課題は、本願における新規な蓋部材の駆動力を、さほど大きくしなくてもよい構造のプレス装置を提供することにある。さらに他の課題は、プレス押し込みを一層確実に行うことのできる新規なプレス装置を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決のため、本願の請求項1では、多量の空缶を投入するホッパの下方に配置される空缶のプレス装置であって、ホッパからの空缶を投入開口部から受入れ、この投入開口部を開閉する上蓋を備えたプレス装置において、上蓋を左右一対の蓋部材から構成し、各蓋部材は、その基端部を、内部にプレス室を形成するプレス室体に揺動可能に軸着し、その先端にはプレス押し込み板を一体に設け、プレス押し込み板をホッパの排出口外側の待機位置と、投入開口部を塞ぐ塞ぎ位置との間で揺動させるように構成し、前記上蓋により投入開口部を閉鎖する際に、投入開口部より上方にはみ出している空缶をプレス室へプレスしつつ押し込むようにしたことを特徴とする。また他の課題の解決の為に、請求項2では、各蓋部材には、さらにプレス押し込み板の先端に連続して、蓋部材の揺動軸心を中心とした円弧状の押し上げ作用面を設け、ホッパの排出口には、前記押し上げ作用面と係合する左右一対の押し上げプレートを上下方向に揺動自在に設け、この押し上げ作用面と押し上げプレートとを、蓋部材が投入開口部を塞ぐ方向に揺動するとき、2つの押し上げプレートを押し上げて両者間を閉じ、蓋部材が投入開口部を開く方向に揺動するとき、押し上げプレートが下降して両者間を開くように連繋してあることを特徴とする。さらに他の課題の解決の為に、請求項3では、左右一対の蓋部材が、両者を同時に開閉させる同期機構によって連繋されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
請求項1の発明では、プレス室がちょうど一杯になる量より多い空缶を供給してプレス室の上部に空缶が大きくはみ出しても、そのはみ出している空缶を、上蓋がプレスしつつプレス室へ押し込んでしまうので、上蓋と投入開口部との間で空缶が挾まれることがなく、プレス室への供給量をプレス室が一杯になる量を予め図ってプレスを行うなどの、供給量管理が不要で、かつ、確実なプレスを行い得る。請求項2では、蓋部材がプレス押し込みを行う動作により、押し上げプレートがはみ出している空缶の一部をホッパ方向へ持ち上げて、押し込むはみ出し空缶を少なくするので、はみ出している空缶をすべて押し込む場合に比べ、小さい駆動力で上蓋を閉鎖できる。請求項3では、左右の蓋部材が同期して開閉するので、特に閉じるときに、はみ出した空缶を、より確実にプレスし、投入開口部からプレス室へ押し込むことができる。
【0006】
【実施例】
図6において、走行車両(トラック)1の荷台2の上には、廃棄物処理装置3が搭載してある。この廃棄物処理装置3は、この実施例では、アルミの空缶a、スチールの空缶b、その外の廃棄物(ガラス瓶や、紙等)cを分別し、アルミ缶a、スチール缶bは、プレス装置13によりプレスして塊にするものである。この廃棄物処理装置3において、荷台2の後部には、空缶などを上方へ持ち上げる斜めの搬送コンベア4が設けてある。搬送コンベア4の始端には、前記の空缶などを投入する投入ホッパ5が設けてある。搬送コンベア4の上端はアルミ空缶a、スチール空缶b、その他の廃棄物cを選別する選別装置6となっている。この先端部において、搬送コンベア4のコンベアベルト7が巻回してある搬送用プーリ8の内側にさらに選別用プーリ9が回転可能に設けてある。この選別用プーリ9は、磁石をその外周に備えていて、コンベアベルト7より高速で回転することにより、コンベアベルト7で運ばれてきたアルミ缶aに対しては、渦電流を生じることで磁石に対する反発力を発生させて、この反発力によりアルミ缶aをキャビン近くに配置したアルミ缶用の回収ホッパ10まで飛ばし、また、スチール缶bは、選別用プーリ9の磁力によりコンベアベルト7の移動に追従させて吸着状態でコンベアベルト7の下側へ運ばれ、選別用プーリ9から外れた位置で磁力が作用しなくなるので、コンベアベルト7の下側下方に配置したスチール缶用の回収ホッパ11に落下し、それ以外の廃棄物は、搬送コンベア4の先端下方に配置した回収ホッパ12に落下させるようになっている。アルミ缶、スチール缶用の回収ホッパ10,11は、プレス装置13上方のホッパ14に向いた投入口を持っており、各投入口には、シャッタが開閉可能に設けてある。そして、シャッタを開くと、回収ホッパ10,11内の空缶がホッパ14の貯留部14bに流れ込むようになっている。尚、以下では、説明の簡略化のため、アルミ、または、スチールの空缶を、空缶Qと総称する。
【0007】
プレス装置13において、プレス室体20は、底壁21の上に左右側壁22,23及び前壁24が溶着してある。前壁24は、一方の側壁23より側方まで突出しており、この突出壁部24aと平行に、所定距離離れた位置に別の壁体25が底壁21上に溶着してある。これらの左右側壁22,23、前壁24、壁体25の上部には、上壁26が固着してあり、プレス室体20は、後方(図4において左側)を開口した箱形状となっていて、内部が、矩形断面のプレス室27となっている。プレス室27には、主プレス体30が案内31に沿って前後方向に移動可能に配置されている。主プレス体30は、補強リブ32で補強され、プレス室体20の開口部33に、ブラケット34を介して取り付けた主プレスシリンダ35のピストンロッド36に接続され、待機位置Aとプレス完了位置B(図4)との間で前後方向に移動するようになっている。また、主プレス体30には、押出しシリンダ37が取り付けてある。この押出しシリンダ37は、プレス完了時に、プレスされた空缶Qの塊Xを、そのピストンロッド38を突出することにより前壁24の排出口43から押し出すものである。前記前壁24の突出壁部24aと、これと平行な壁体25と,それらの上部を覆う上壁26との間で形成される空間39と対向する一方の側壁部分には矩形の通過孔40が形成され、前記空間39に配置された副プレス体41が、副プレスシリンダ42によりこの通過孔40からプレス室27に進入し、主プレス体30により、左右の側壁22,23間の寸法で、プレス完了位置Bまで圧縮された空缶Qを、更に側方から圧縮して、前壁24の排出口43から排出できる大きさの塊Xに圧縮するようになっている。前壁24の排出口43は、ゲート開閉用シリンダ44で上下方向に移動するゲート45で開閉されるようになっていて、プレス時には閉じている。
【0008】
プレス室体20の上壁26には、矩形の投入開口部50が設けてある。この投入開口部50を取り囲んで、ホッパ14下端の排出部51が取り付けてある。排出部51は前後壁52,53、左右壁54,55を四角に接合して構成してある。排出部51の内側は、ホッパ14の排出口14aとなっている。左右壁54,55には、後述の左右一対の蓋部材61,61が出入りする矩形の出没開口部56が設けてある。出没開口部56の下縁56aは、図1,2に示すように、プレス室体20の上壁26上面から空缶Qの直径以上に立ち上がっている。左右壁54,55の内側には、出没開口部56の上側に取り付けたヒンジ57を介して、左右一対の押し上げプレート58が、排出口14a内で上下方向に揺動自在に連結してある。押し上げプレート58の大きさは、その左右幅が前記出没開口部56の左右幅と略一致し、また、その上下幅は、後述のプレス押し込み板64が、排出口14a外側の待機位置P1にある状態で(図1)、その下端と、出没開口部56の下縁56aとの距離が、空缶Qの直径より小さくなるように設定してあり、空缶Qが投入された時に、排出口14aの出没開口部56から、空缶Qが外部へこぼれでないように、出没開口部56を殆ど塞ぐようになっている。
【0009】
次に上蓋60は左右一対の蓋部材61から構成される。各蓋部材61は、図1に示すように取付けフランジ(基端部)62と一体の概ねU字形の2つのリブ63と、リブ63の先端に設けられ、前記投入開口部50の半分の大きさで、左右2つが協働して投入開口部50を塞ぎ得るプレス押し込み板64と、リブ63のプレス押し込み板64の端部と連続し、前後方向(図3で上下方向)の長さがプレス押し込み板64と同じである円弧状プレート65とから成る。取付けフランジ62は、プレス室体20の左右側壁22,23と一体の補強リブ22a、23aの上部に固着した支持ブラケット66に回動自在に支持された揺動軸67に一体に取り付けてあり、上下方向に揺動自在となっている。U字形の各リブ63には、前後方向(図3で上下方向)にスタッド68A,68が突出され、ゲ−ト45側に突出した左右のスタッド68の間と、主プレスシリンダ35側に突出した左右のスタッド68Aの間は、夫々押込プレスシリンダ69で連結してある。
【0010】
各揺動軸67は、主プレスシリンダ35方向へ伸びており、先端にセクタギヤ70が一体に設けてある。各セクタギヤ70の左右外側に対向して、プレス室体20と一体に設けた上下の軸受71には、同期ロッド72が昇降自在に支持してあり、前記セクタギヤ70と同期ロッド72のラック73とが噛み合わせてある。長い同期ロッド72がセクタギヤ70との噛み合い部で曲がりやすく、セクタギヤ70とラック73の噛み合いが悪くなることを防止するため、噛み合い部の同期ロッド72背面(左右方向外側)には、押えローラ74が圧接している。この押えローラ74は、プレス室体20に固着した支持ブラケット75で支持されている。左右の同期ロッド72の上端は、前記押込プレスシリンダ69と平行な連結ロッド76で一体に接続してある。そして、前記2つの押込プレスシリンダ69が最も伸びた時には、左右の蓋部材61のプレス押し込み板64が、排出口14a外側の待機位置P1(図1)に位置し、また、押込プレスシリンダ69が縮んだ時には、左右の蓋部材61が出没開口部56より排出口14a内へ進入し、蓋部材61に設けたストッパ79が上壁26上面に当接して、左右のプレス押し込み板64がプレス室体20の投入開口部50を塞ぐ塞ぎ位置P2(図5)に位置するようになっており、このとき、揺動軸67、セクタギヤ70、同期ロッド72、連結ロッド76から成る同期機構100により、左右の蓋部材61が同期して開閉することになる。
【0011】
前記円弧状プレート65は、揺動軸67の軸心を中心とした所定半径の円弧と一致した形状で、その外周面は、前記押し上げプレート58と係合する円弧状の押し上げ作用面65aとなっている。この押し上げ作用面65aと押し上げプレート58とは、蓋部材61が待機位置P1に位置するとき、図のように、押し上げ作用面65aの先端で押し上げプレート58の先端(下端)間を開いた位置に保持し、この状態から塞ぎ位置P2へ向かうときに、押し上げプレート58をホッパ14側へ押し上げ、2つの押し上げプレート58の先端(下端)間を閉じるように連繋してある。押し上げプレート58は、この動作により、投入開口部50上部にはみ出した空缶Qの一部をホッパ14側に押し上げ、プレス押し込み板64により、プレス室27へ押し込まなければならない、はみ出した空缶Qの量を少なくして、プレス押し込み板64に必要とされるプレス力を小さいものにしている。
【0012】
次に動作を説明する。押込プレスシリンダ69は、伸びた状態としてあり、左右の蓋部材61は、夫々待機位置P1に待機しており、押し上げプレート58は、その先端が開いている(図1)。この状態で、貯留ホッパ14の貯留部14bを介して回収ホッパに回収された空缶Qがプレス装置13に投入される。ここでは、投入される空缶Qの量が全く管理されていない状態で説明する。空缶Qの量がプレス室27の容量より相当多いとき、図1に示すように、プレス室27が空缶Qで一杯となり、空缶Qはプレス室27の投入開口部50より上方の、ホッパ14の排出口14aや貯留部14bまで積み上げられる。排出口14aには、出没開口部56がその左右壁54,55にあけられているが、押し上げプレート58で殆ど塞がれており、投入開口部50上方に空缶Qがはみ出しても、これが、出没開口部56から外部へこぼれ出ることはない。
【0013】
次に、2つの押込プレスシリンダ69を縮める。すると、揺動軸67、セクタギヤ70、同期ロッド72、連結ロッド76を介して、左右の蓋部材61が、出没開口部56より排出口14aへ同期して進入し、その押し上げ作用面65aにより押し上げプレート58をホッパ14方向へ持ち上げつつ塞ぎ方向P1へ揺動し始める。これにより、押し上げプレート58の描く移動軌跡内にあるはみ出している空缶Qは、ホッパ14方向へ押し上げられ、また、プレス押し込み板64は、その描く移動軌跡の下方に位置する、はみ出している空缶Qをプレスしつつ、投入開口部50へ押し込む。同期機構100により、左右の蓋部材61が同時に投入開口部50を塞ぐため、同期機構を持たず、左右の蓋部材61が同期せずに塞ぐように動作するものと比べたとき、はみ出して押し込まれるべき空缶Qをプレス押し込み板64の移動軌跡下方から逃がすことなく確実にプレスし、押し込むことができる。そして、押込プレスシリンダ69のピストンロッドが引き込まれて、ストッパ79が上壁26に当接すると、プレス押し込み板64がプレス室27の投入開口部50を完全に塞ぐ。続いて、主プレスシリンダ35が作用して、待機位置Aからプレス完了位置Bまで主プレス体30を移動し、その後、副プレスシリンダ42が作用して、副プレス体41をプレス室27へ進入させて、空缶Qを排出口43から排出できる大きさの塊Xとする。こうしてプレスが完了すると、ゲート45をあけ、主プレス体30に設けた押出しシリンダ37のピストンロッド38を突出させ、塊Xを排出口43からプレス室体20の外部へ排出する。そして、次の投入のために、蓋部材61を開く。これによって、排出口14a、貯留部14bに残っていた空缶Qがプレス室27へ流入するが、量が少ないので次の投入を待つことになる。
【0014】
このように空缶Qがプレス室27から上方へはみ出していても、蓋部材61がこれをプレスしつつ、プレス室27へ押し込んでしまうため、従来のようにプレス室27からはみ出さないようにプレス室27への空缶投入量を管理する必要がない上に、投入開口部50を完全に塞ぐことができるので、プレス工程が確実である。また、はみ出した空缶Qの全部をプレスし、押し込むには、相当の駆動エネルギを必要とするが、本願では、空缶Qの一部を押し上げプレート58でホッパ14側へ押し戻すので、はみ出している空缶Qのごく一部のみをプレスし、押し込めばよく、比較的小さな駆動エネルギで実施できる。また、本願では、左右一対の蓋部材61が同期機構で同期して開閉するため、はみ出していて、押し込むべき空缶Qが、プレス押し込み板の移動軌跡(プレス領域)から逃げることがなく、プレス押し込みが確実である。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本願発明では、プレス室の上部にはみ出している空缶を、上蓋がプレスしつつプレス室へ押し込んでしまうので、上蓋と投入開口部との間で空缶が挾まれることがなく、プレス室への供給量をプレス室が一杯になる量を予め図ってプレスを行うなどの、供給量管理が不要で、完全に上蓋が閉まるため、確実なプレスを行い得る。さらに、本願発明では、蓋部材がプレス押し込みを行う動作により、押し上げプレートがはみ出している空缶の一部をホッパ方向へ持ち上げるようにしたので、押し込むべき空缶の量を少なくでき、これにより、押し込みに要する蓋部材の駆動力を小さくできる。また、本願発明では、蓋部材が同期して閉じるので、はみ出していて、押し込むべき空缶が、プレス押し込み板の移動軌跡(プレス領域)から逃げることがなく、プレス押し込みが確実である利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願プレス装置の断面図であり、図3のI−I線断面図である。
【図2】図1のII視図である。
【図3】本願プレス装置の平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】本願プレス装置を搭載した、空缶処理車である。
【符号の説明】
13 プレス装置、 14 ホッパ、 14a ホッパの排出口、
20 プレス室体、 27 プレス室、 50 投入開口部、
58 押し上げプレート、 60 上蓋、 61 蓋部材、 62 基端部、
64 プレス押し込み板、 65a 押し上げ作用面、 67 揺動軸、
100 同期機構、 Q 空缶
【産業上の利用分野】
この発明は、空缶(アルミ缶、スチール缶)を回収した後、これを減容するために用いるプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空缶のプレス装置は、一般に多量の空缶が投入されるホッパの下方に配置され、ホッパからの空缶をプレス室へ受入れる投入開口部を備え、この投入開口部を、水平移動する上蓋で塞いだ状態で、プレス室が一杯になる空缶の量となるまでホッパに空缶を溜め、次いで、上蓋を開いて、ホッパの空缶をプレス室に落下させ、しかる後、上蓋を閉じてプレス室を閉鎖し、プレス板を移動して、プレス室内の空缶をプレスして容積を小さくした塊として、プレス装置外部へ排出するようにしてある(特開平6−206603号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のプレス装置によれば、水平移動する上蓋により投入開口部を閉じるので、空缶の投入量をかなり厳密に管理しないと、空缶が投入開口部より上にはみ出し、上蓋を閉じたときに、投入開口部との間で空缶が挾まれて、投入開口部が確実に閉鎖されず、この状態では、正常なプレスが行い得ない欠点がある。この発明の課題は、こうした空缶のプレス装置への供給量の管理をラフにでき、しかも、プレス工程が確実に行い得る空缶のプレス装置を提供することにある。また、他の課題は、本願における新規な蓋部材の駆動力を、さほど大きくしなくてもよい構造のプレス装置を提供することにある。さらに他の課題は、プレス押し込みを一層確実に行うことのできる新規なプレス装置を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決のため、本願の請求項1では、多量の空缶を投入するホッパの下方に配置される空缶のプレス装置であって、ホッパからの空缶を投入開口部から受入れ、この投入開口部を開閉する上蓋を備えたプレス装置において、上蓋を左右一対の蓋部材から構成し、各蓋部材は、その基端部を、内部にプレス室を形成するプレス室体に揺動可能に軸着し、その先端にはプレス押し込み板を一体に設け、プレス押し込み板をホッパの排出口外側の待機位置と、投入開口部を塞ぐ塞ぎ位置との間で揺動させるように構成し、前記上蓋により投入開口部を閉鎖する際に、投入開口部より上方にはみ出している空缶をプレス室へプレスしつつ押し込むようにしたことを特徴とする。また他の課題の解決の為に、請求項2では、各蓋部材には、さらにプレス押し込み板の先端に連続して、蓋部材の揺動軸心を中心とした円弧状の押し上げ作用面を設け、ホッパの排出口には、前記押し上げ作用面と係合する左右一対の押し上げプレートを上下方向に揺動自在に設け、この押し上げ作用面と押し上げプレートとを、蓋部材が投入開口部を塞ぐ方向に揺動するとき、2つの押し上げプレートを押し上げて両者間を閉じ、蓋部材が投入開口部を開く方向に揺動するとき、押し上げプレートが下降して両者間を開くように連繋してあることを特徴とする。さらに他の課題の解決の為に、請求項3では、左右一対の蓋部材が、両者を同時に開閉させる同期機構によって連繋されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
請求項1の発明では、プレス室がちょうど一杯になる量より多い空缶を供給してプレス室の上部に空缶が大きくはみ出しても、そのはみ出している空缶を、上蓋がプレスしつつプレス室へ押し込んでしまうので、上蓋と投入開口部との間で空缶が挾まれることがなく、プレス室への供給量をプレス室が一杯になる量を予め図ってプレスを行うなどの、供給量管理が不要で、かつ、確実なプレスを行い得る。請求項2では、蓋部材がプレス押し込みを行う動作により、押し上げプレートがはみ出している空缶の一部をホッパ方向へ持ち上げて、押し込むはみ出し空缶を少なくするので、はみ出している空缶をすべて押し込む場合に比べ、小さい駆動力で上蓋を閉鎖できる。請求項3では、左右の蓋部材が同期して開閉するので、特に閉じるときに、はみ出した空缶を、より確実にプレスし、投入開口部からプレス室へ押し込むことができる。
【0006】
【実施例】
図6において、走行車両(トラック)1の荷台2の上には、廃棄物処理装置3が搭載してある。この廃棄物処理装置3は、この実施例では、アルミの空缶a、スチールの空缶b、その外の廃棄物(ガラス瓶や、紙等)cを分別し、アルミ缶a、スチール缶bは、プレス装置13によりプレスして塊にするものである。この廃棄物処理装置3において、荷台2の後部には、空缶などを上方へ持ち上げる斜めの搬送コンベア4が設けてある。搬送コンベア4の始端には、前記の空缶などを投入する投入ホッパ5が設けてある。搬送コンベア4の上端はアルミ空缶a、スチール空缶b、その他の廃棄物cを選別する選別装置6となっている。この先端部において、搬送コンベア4のコンベアベルト7が巻回してある搬送用プーリ8の内側にさらに選別用プーリ9が回転可能に設けてある。この選別用プーリ9は、磁石をその外周に備えていて、コンベアベルト7より高速で回転することにより、コンベアベルト7で運ばれてきたアルミ缶aに対しては、渦電流を生じることで磁石に対する反発力を発生させて、この反発力によりアルミ缶aをキャビン近くに配置したアルミ缶用の回収ホッパ10まで飛ばし、また、スチール缶bは、選別用プーリ9の磁力によりコンベアベルト7の移動に追従させて吸着状態でコンベアベルト7の下側へ運ばれ、選別用プーリ9から外れた位置で磁力が作用しなくなるので、コンベアベルト7の下側下方に配置したスチール缶用の回収ホッパ11に落下し、それ以外の廃棄物は、搬送コンベア4の先端下方に配置した回収ホッパ12に落下させるようになっている。アルミ缶、スチール缶用の回収ホッパ10,11は、プレス装置13上方のホッパ14に向いた投入口を持っており、各投入口には、シャッタが開閉可能に設けてある。そして、シャッタを開くと、回収ホッパ10,11内の空缶がホッパ14の貯留部14bに流れ込むようになっている。尚、以下では、説明の簡略化のため、アルミ、または、スチールの空缶を、空缶Qと総称する。
【0007】
プレス装置13において、プレス室体20は、底壁21の上に左右側壁22,23及び前壁24が溶着してある。前壁24は、一方の側壁23より側方まで突出しており、この突出壁部24aと平行に、所定距離離れた位置に別の壁体25が底壁21上に溶着してある。これらの左右側壁22,23、前壁24、壁体25の上部には、上壁26が固着してあり、プレス室体20は、後方(図4において左側)を開口した箱形状となっていて、内部が、矩形断面のプレス室27となっている。プレス室27には、主プレス体30が案内31に沿って前後方向に移動可能に配置されている。主プレス体30は、補強リブ32で補強され、プレス室体20の開口部33に、ブラケット34を介して取り付けた主プレスシリンダ35のピストンロッド36に接続され、待機位置Aとプレス完了位置B(図4)との間で前後方向に移動するようになっている。また、主プレス体30には、押出しシリンダ37が取り付けてある。この押出しシリンダ37は、プレス完了時に、プレスされた空缶Qの塊Xを、そのピストンロッド38を突出することにより前壁24の排出口43から押し出すものである。前記前壁24の突出壁部24aと、これと平行な壁体25と,それらの上部を覆う上壁26との間で形成される空間39と対向する一方の側壁部分には矩形の通過孔40が形成され、前記空間39に配置された副プレス体41が、副プレスシリンダ42によりこの通過孔40からプレス室27に進入し、主プレス体30により、左右の側壁22,23間の寸法で、プレス完了位置Bまで圧縮された空缶Qを、更に側方から圧縮して、前壁24の排出口43から排出できる大きさの塊Xに圧縮するようになっている。前壁24の排出口43は、ゲート開閉用シリンダ44で上下方向に移動するゲート45で開閉されるようになっていて、プレス時には閉じている。
【0008】
プレス室体20の上壁26には、矩形の投入開口部50が設けてある。この投入開口部50を取り囲んで、ホッパ14下端の排出部51が取り付けてある。排出部51は前後壁52,53、左右壁54,55を四角に接合して構成してある。排出部51の内側は、ホッパ14の排出口14aとなっている。左右壁54,55には、後述の左右一対の蓋部材61,61が出入りする矩形の出没開口部56が設けてある。出没開口部56の下縁56aは、図1,2に示すように、プレス室体20の上壁26上面から空缶Qの直径以上に立ち上がっている。左右壁54,55の内側には、出没開口部56の上側に取り付けたヒンジ57を介して、左右一対の押し上げプレート58が、排出口14a内で上下方向に揺動自在に連結してある。押し上げプレート58の大きさは、その左右幅が前記出没開口部56の左右幅と略一致し、また、その上下幅は、後述のプレス押し込み板64が、排出口14a外側の待機位置P1にある状態で(図1)、その下端と、出没開口部56の下縁56aとの距離が、空缶Qの直径より小さくなるように設定してあり、空缶Qが投入された時に、排出口14aの出没開口部56から、空缶Qが外部へこぼれでないように、出没開口部56を殆ど塞ぐようになっている。
【0009】
次に上蓋60は左右一対の蓋部材61から構成される。各蓋部材61は、図1に示すように取付けフランジ(基端部)62と一体の概ねU字形の2つのリブ63と、リブ63の先端に設けられ、前記投入開口部50の半分の大きさで、左右2つが協働して投入開口部50を塞ぎ得るプレス押し込み板64と、リブ63のプレス押し込み板64の端部と連続し、前後方向(図3で上下方向)の長さがプレス押し込み板64と同じである円弧状プレート65とから成る。取付けフランジ62は、プレス室体20の左右側壁22,23と一体の補強リブ22a、23aの上部に固着した支持ブラケット66に回動自在に支持された揺動軸67に一体に取り付けてあり、上下方向に揺動自在となっている。U字形の各リブ63には、前後方向(図3で上下方向)にスタッド68A,68が突出され、ゲ−ト45側に突出した左右のスタッド68の間と、主プレスシリンダ35側に突出した左右のスタッド68Aの間は、夫々押込プレスシリンダ69で連結してある。
【0010】
各揺動軸67は、主プレスシリンダ35方向へ伸びており、先端にセクタギヤ70が一体に設けてある。各セクタギヤ70の左右外側に対向して、プレス室体20と一体に設けた上下の軸受71には、同期ロッド72が昇降自在に支持してあり、前記セクタギヤ70と同期ロッド72のラック73とが噛み合わせてある。長い同期ロッド72がセクタギヤ70との噛み合い部で曲がりやすく、セクタギヤ70とラック73の噛み合いが悪くなることを防止するため、噛み合い部の同期ロッド72背面(左右方向外側)には、押えローラ74が圧接している。この押えローラ74は、プレス室体20に固着した支持ブラケット75で支持されている。左右の同期ロッド72の上端は、前記押込プレスシリンダ69と平行な連結ロッド76で一体に接続してある。そして、前記2つの押込プレスシリンダ69が最も伸びた時には、左右の蓋部材61のプレス押し込み板64が、排出口14a外側の待機位置P1(図1)に位置し、また、押込プレスシリンダ69が縮んだ時には、左右の蓋部材61が出没開口部56より排出口14a内へ進入し、蓋部材61に設けたストッパ79が上壁26上面に当接して、左右のプレス押し込み板64がプレス室体20の投入開口部50を塞ぐ塞ぎ位置P2(図5)に位置するようになっており、このとき、揺動軸67、セクタギヤ70、同期ロッド72、連結ロッド76から成る同期機構100により、左右の蓋部材61が同期して開閉することになる。
【0011】
前記円弧状プレート65は、揺動軸67の軸心を中心とした所定半径の円弧と一致した形状で、その外周面は、前記押し上げプレート58と係合する円弧状の押し上げ作用面65aとなっている。この押し上げ作用面65aと押し上げプレート58とは、蓋部材61が待機位置P1に位置するとき、図のように、押し上げ作用面65aの先端で押し上げプレート58の先端(下端)間を開いた位置に保持し、この状態から塞ぎ位置P2へ向かうときに、押し上げプレート58をホッパ14側へ押し上げ、2つの押し上げプレート58の先端(下端)間を閉じるように連繋してある。押し上げプレート58は、この動作により、投入開口部50上部にはみ出した空缶Qの一部をホッパ14側に押し上げ、プレス押し込み板64により、プレス室27へ押し込まなければならない、はみ出した空缶Qの量を少なくして、プレス押し込み板64に必要とされるプレス力を小さいものにしている。
【0012】
次に動作を説明する。押込プレスシリンダ69は、伸びた状態としてあり、左右の蓋部材61は、夫々待機位置P1に待機しており、押し上げプレート58は、その先端が開いている(図1)。この状態で、貯留ホッパ14の貯留部14bを介して回収ホッパに回収された空缶Qがプレス装置13に投入される。ここでは、投入される空缶Qの量が全く管理されていない状態で説明する。空缶Qの量がプレス室27の容量より相当多いとき、図1に示すように、プレス室27が空缶Qで一杯となり、空缶Qはプレス室27の投入開口部50より上方の、ホッパ14の排出口14aや貯留部14bまで積み上げられる。排出口14aには、出没開口部56がその左右壁54,55にあけられているが、押し上げプレート58で殆ど塞がれており、投入開口部50上方に空缶Qがはみ出しても、これが、出没開口部56から外部へこぼれ出ることはない。
【0013】
次に、2つの押込プレスシリンダ69を縮める。すると、揺動軸67、セクタギヤ70、同期ロッド72、連結ロッド76を介して、左右の蓋部材61が、出没開口部56より排出口14aへ同期して進入し、その押し上げ作用面65aにより押し上げプレート58をホッパ14方向へ持ち上げつつ塞ぎ方向P1へ揺動し始める。これにより、押し上げプレート58の描く移動軌跡内にあるはみ出している空缶Qは、ホッパ14方向へ押し上げられ、また、プレス押し込み板64は、その描く移動軌跡の下方に位置する、はみ出している空缶Qをプレスしつつ、投入開口部50へ押し込む。同期機構100により、左右の蓋部材61が同時に投入開口部50を塞ぐため、同期機構を持たず、左右の蓋部材61が同期せずに塞ぐように動作するものと比べたとき、はみ出して押し込まれるべき空缶Qをプレス押し込み板64の移動軌跡下方から逃がすことなく確実にプレスし、押し込むことができる。そして、押込プレスシリンダ69のピストンロッドが引き込まれて、ストッパ79が上壁26に当接すると、プレス押し込み板64がプレス室27の投入開口部50を完全に塞ぐ。続いて、主プレスシリンダ35が作用して、待機位置Aからプレス完了位置Bまで主プレス体30を移動し、その後、副プレスシリンダ42が作用して、副プレス体41をプレス室27へ進入させて、空缶Qを排出口43から排出できる大きさの塊Xとする。こうしてプレスが完了すると、ゲート45をあけ、主プレス体30に設けた押出しシリンダ37のピストンロッド38を突出させ、塊Xを排出口43からプレス室体20の外部へ排出する。そして、次の投入のために、蓋部材61を開く。これによって、排出口14a、貯留部14bに残っていた空缶Qがプレス室27へ流入するが、量が少ないので次の投入を待つことになる。
【0014】
このように空缶Qがプレス室27から上方へはみ出していても、蓋部材61がこれをプレスしつつ、プレス室27へ押し込んでしまうため、従来のようにプレス室27からはみ出さないようにプレス室27への空缶投入量を管理する必要がない上に、投入開口部50を完全に塞ぐことができるので、プレス工程が確実である。また、はみ出した空缶Qの全部をプレスし、押し込むには、相当の駆動エネルギを必要とするが、本願では、空缶Qの一部を押し上げプレート58でホッパ14側へ押し戻すので、はみ出している空缶Qのごく一部のみをプレスし、押し込めばよく、比較的小さな駆動エネルギで実施できる。また、本願では、左右一対の蓋部材61が同期機構で同期して開閉するため、はみ出していて、押し込むべき空缶Qが、プレス押し込み板の移動軌跡(プレス領域)から逃げることがなく、プレス押し込みが確実である。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本願発明では、プレス室の上部にはみ出している空缶を、上蓋がプレスしつつプレス室へ押し込んでしまうので、上蓋と投入開口部との間で空缶が挾まれることがなく、プレス室への供給量をプレス室が一杯になる量を予め図ってプレスを行うなどの、供給量管理が不要で、完全に上蓋が閉まるため、確実なプレスを行い得る。さらに、本願発明では、蓋部材がプレス押し込みを行う動作により、押し上げプレートがはみ出している空缶の一部をホッパ方向へ持ち上げるようにしたので、押し込むべき空缶の量を少なくでき、これにより、押し込みに要する蓋部材の駆動力を小さくできる。また、本願発明では、蓋部材が同期して閉じるので、はみ出していて、押し込むべき空缶が、プレス押し込み板の移動軌跡(プレス領域)から逃げることがなく、プレス押し込みが確実である利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願プレス装置の断面図であり、図3のI−I線断面図である。
【図2】図1のII視図である。
【図3】本願プレス装置の平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】本願プレス装置を搭載した、空缶処理車である。
【符号の説明】
13 プレス装置、 14 ホッパ、 14a ホッパの排出口、
20 プレス室体、 27 プレス室、 50 投入開口部、
58 押し上げプレート、 60 上蓋、 61 蓋部材、 62 基端部、
64 プレス押し込み板、 65a 押し上げ作用面、 67 揺動軸、
100 同期機構、 Q 空缶
Claims (3)
- 多量の空缶を投入するホッパの下方に配置される空缶のプレス装置であって、ホッパからの空缶を投入開口部から受入れ、この投入開口部を開閉する上蓋を備えたプレス装置において、上蓋を左右一対の蓋部材から構成し、各蓋部材は、その基端部を、内部にプレス室を形成するプレス室体に揺動可能に軸着し、その先端にはプレス押し込み板を一体に設け、プレス押し込み板をホッパの排出口外側の待機位置と、投入開口部を塞ぐ塞ぎ位置との間で揺動させるように構成し、前記上蓋により投入開口部を閉鎖する際に、投入開口部より上方にはみ出している空缶をプレス室へプレスしつつ押し込むようにしたことを特徴とする空缶のプレス装置。
- 各蓋部材には、さらにプレス押し込み板の先端に連続して、蓋部材の揺動軸心を中心とした円弧状の押し上げ作用面を設け、ホッパの排出口には、前記押し上げ作用面と係合する左右一対の押し上げプレートを上下方向に揺動自在に設け、この押し上げ作用面と押し上げプレートとを、蓋部材が投入開口部を塞ぐ方向に揺動するとき、2つの押し上げプレートを押し上げて両者間を閉じ、蓋部材が投入開口部を開く方向に揺動するとき、押し上げプレートが下降して両者間を開くように連繋してあることを特徴とする請求項1記載の空缶のプレス装置。
- 左右一対の蓋部材が、両者を同時に開閉させる同期機構によって連繋されていることを特徴とする請求項2記載の空缶のプレス装置。
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- 1995-03-22 JP JP09039895A patent/JP3606394B2/ja not_active Expired - Fee Related
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