JP4390910B2 - 空缶プレス機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地方自治体のゴミ処理場、ターミナル駅等のゴミ回収所などに設置され、回収されたジュース缶など比較的小さな空缶を複数まとめて押し潰す際に適した空缶プレス機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、回収して来た飲料缶や一般食品缶等の空缶を多数まとめてプレス室に入れ、油圧で押し潰してブロック化する空缶プレス機がある。
この空缶プレス機で排出されるブロックは、サイズが不揃いであるとトラック等に積載して搬送する場合に不便である。そこで、取り扱いを容易にし多数のブロックを積載可能とするため、排出されるブロックサイズについてその一定化を図ることが必要である。プレス室から排出されるブロックの形状寸法を一定に規定しようとすると、空缶を閉塞したプレス室の中に押圧せざるをえず、押し潰された空缶はプレス室内で強固に突っ張る。このため、従来の空缶プレス機は、突っ張ったブロックを取り出すために、別途専用の油圧シリンダを設けた。
また、空缶プレス機にはプレスする方向によって縦型と横型があり、空缶の投入し易さでは横型が望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、横型の空缶プレス機に、空缶ブロックを押し出すために専用の油圧シリンダを設けると、空缶をプレスする油圧シリンダを設けることは勿論のこと、投入口を開閉する油圧シリンダ、落下口を開閉する油圧シリンダを設けた他に空缶ブロック落下用の油圧シリンダを設けることとなり、構造が複雑化するばかりでなく、装置全体が大型化してしまう。
【0004】
また、側面が垂直に起立したプレス室内で突っ張った空缶ブロックは、潰された空缶の凹凸が激しく、上端中央を下方に押圧しても、上記凹凸と押圧部との接触角度の関係で押圧力がそのまま真下に作用しないで、左右いずれか斜めに作用し、この斜めの力がプレス室の垂直な側面で損失することが少なくない。このため、プレス室内で突っ張った空缶ブロックを強制的に落下させるためには、従前においては、強い力を発生する油圧シリンダを必要とし、このためエネルギーの無駄が多く、装置も大型化してしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み提案されたもので、その目的は、投入口の開閉に連動して空缶ブロックを容易且つ確実に落下させることができ、構造の簡素化を図った横型の空缶プレス機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1に記載のものは、天上面に投入口を、底面に落下口を開設し、4つの側面の内の1つが開口し、この開口側面の両側に位置する側面の内法を上端から下端に向けて次第に増加させて末広がりとしたプレス室と、
プレス用油圧シリンダの駆動により、先端の押圧部材をプレス室の上記開口側面からプレス室内に進退可能なプレス部材と、
支軸を中心にして回動することによりプレス室の上記投入口を開閉する投入口蓋と、
この投入口蓋を回動する蓋用油圧シリンダと、
プレス室の開口側面に対向する側面の側壁側に上下動可能な状態で設けられた昇降部材と、
昇降部材に設けられ、上記側壁を貫通してプレス室内の上部で昇降部材の昇降に伴って上下動する引っ掛け部と、
上記投入口蓋の開閉動作を上記昇降部材の昇降運動に変換して伝達するリンク機構と、
プレス室の落下口を開閉する落下口扉と、
を備え、
プレス部材の押圧部材をプレス室内に押し入れてプレス室内の空缶を末広がり形厚板状の空缶ブロックにプレスした後に、投入口蓋の開動作に連動して昇降部材を下降させて引っ掛け部を空缶ブロックの上端に引っ掛け、空缶ブロックを投入口蓋の開動作に伴って落下させることを特徴とする空缶プレス機である。
【0007】
請求項2に記載のものは、前記引っ掛け部が、側壁を貫通する腕部と、腕部の先端に設けられ、下面に押圧面を形成した強制落下部とからなり、
投入口蓋を閉じた状態で、プレス室の天井面の一部として機能する投入口蓋の下面に、上昇した上記強制落下部の少なくとも押圧面よりも上方部分を収納する退避室を形成したことを特徴とする請求項1に記載の空缶プレス機である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
空缶プレス機1は、図1に示すように、チャンネル鋼等により組んだフレーム2上に、片半がプレス室3として残余がシリンダ収納室4として機能する横長な金属製の筺体5を設け、該筺体5内にはプレス用油圧シリンダ6を横向きに設けるとともに、該プレス用油圧シリンダ6のロッドに接続してプレス部材7を筺体5の長手方向に沿って移動可能に設け、プレス室3の天井面に開設した投入口9に投入口蓋10を開閉可能に設け、シリンダ収納室4とは反対側に位置する筺体5の側壁(以下、押圧力受壁11という)の外側に蓋用油圧シリンダ12を上向きに設け、この蓋用油圧シリンダ12のロッド12′の先端を上記投入口蓋10に接続し、プレス室3の底面に開設した落下口13に、落下口開閉油圧シリンダ14の駆動により落下口13を開閉する落下口蓋15をスライド可能に設けてある。なお、フレーム2には、作動油タンク16からの作動油を圧送するポンプ17、該ポンプ17を駆動するモータ19、及びポンプ17から圧送された作動油をプレス用油圧シリンダ6、蓋用油圧シリンダ12、落下口開閉油圧シリンダ14などに切り換えて圧送する切換弁20などを設ける。
【0009】
略直方体の形状をなすプレス室3は、4つの側面の内、シリンダ収納室4側の側面が開口しており、この開口側面、すなわち筺体5の両側面と共通する側面の内法を上端から下端に向けて次第に増加させて末広がりとしてある。すなわち、図2に示すように、筺体5の長尺な左右両側壁21,21の上端間隔を下端間隔よりも狭くなるように少し傾斜させることによりプレス室3の下端間隔を上端間隔よりも広い断面台形にしてある。なお、図面の実施形態では、上端間隔が480mm、下端間隔が500mmである。そして、投入口9は、ほぼ垂直に起立した押圧力受壁11の側面の上端に寄せて開設し、また、落下口13も押圧力受壁11の側面の下端に合わせてそれぞれ開設する。
【0010】
上記したプレス室3内の空缶をプレスするプレス部材7は、後端面が開口した直方体形のプレスフレーム7aの先端面に、プレス室3の断面形状に合わせた形状、すなわち上端左右幅が下端左右幅よりも小さい台形の板状押圧部材7bをボルト等により止着した部材であり、先端面の裏側に設けて接続部7cにプレス用油圧シリンダ6のロッドの先端を接続し、このプレス用油圧シリンダ6の作用により先端の押圧部材7bをプレス室3内に押し入れて空缶をプレスする。なお、このプレス部材7は、先端の押圧部材7bが台形であってもプレスフレーム7aが直方体形なので、筺体5の内面に設けた摺動ガイド部22により高い精度で直進往復移動できる。また、摺動ガイド部22とプレスフレーム7aの組立作業はプレスフレーム7aが直方体なので容易であり、また、両者のいわゆるアタリも容易に良好にだせる。なお、押圧部材7bは台形の板材であっても、プレスフレーム7aに取り外し可能なので、組立作業や摩耗交換作業において作業を容易に行うことができる。
【0011】
次に、投入口蓋10について説明する。
投入口蓋10は、筺体5の押圧力受壁11側の端部に上向きに設けた支軸ブラケット23に軸着されて開閉する蓋であり、長手方向の途中を支軸24によりブラケット23に軸着した2本のアーム部25と、支軸24よりも先端側(プレス室3側)の両アーム部25に設けた板状の蓋本体26とから概略構成されており、投入口9の開口形状に合わせて段付きとした蓋本体26の支軸24側端部中央には、後述する引っ掛け部の強制落下部を収納する凹室状の退避室27を形成してある。また、支軸24よりも後端側の両アーム部25の端部に蓋用油圧シリンダ12のロッド12′の先端を軸29により接続してある。
【0012】
したがって、蓋用油圧シリンダ12のロッド12′を伸長すると、図1及び図5中実線で示すように、アーム部25がほぼ水平な状態となって蓋本体26がプレス室3の投入口9を閉じることができる。そして、投入口9を閉じた状態では、投入口9内に嵌合した蓋本体26の下面がプレス室3の天井板の下面とほぼ面一となって天井面の一部として機能する。このため、プレス部材7の押圧部材7bがプレス室3内に進入した場合に、押し潰される空缶は蓋本体26の下面によって上端位置が規制されながらブロック状に固められ、十分に押圧して空缶が厚板状ブロックに押し潰されても、この空缶ブロックがプレス室3の終端上方に配置された退避室27内に入り込むことはない。
【0013】
一方、蓋用油圧シリンダ12のロッド12′を縮めると、アーム部25の後端が下降するので、支軸24を中心にしてアーム部25が図1及び図5中反時計回りに回動し、これにより蓋本体26が投入口9から上方に抜け出て投入口9を開らくことができるとともに、この投入口蓋10の開動作に連動してプレス室3内の空缶ブロックを強制的に落下させることができる。
【0014】
次に、空缶ブロックを強制的に落下させる機構について説明する。
図5に示すように、プレス室3の開口側面に対向する側面の側壁側、すなわち押圧力受壁11の外側に、筒状の昇降ガイド部30を設けるとともに、該昇降ガイド部30内に棒状の昇降部材31を上下動可能な状態で設け、該昇降部材31の上端には押圧力受壁11に縦長に形成した切欠部32内を貫通してプレス室3内の上部で昇降部材31の昇降に伴って上下動する引っ掛け部33を設け、投入口蓋10の開閉動作を上記昇降部材31の昇降運動に変換して伝達するリンク機構を設けて構成する。
【0015】
前記引っ掛け部33は、昇降部材31の上端からプレス室3側に延出して押圧力受壁11を貫通する腕部34と、腕部34の先端に設けられ、下面に押圧面35を形成した強制落下部36とからなる。そして、強制落下部36は、腕部34の先端を下向きに屈曲した棒状部分の下端に、断面略L字状のアングル材等を固定して、アングル材の水平部下面を押圧面35とし、押圧面35の左右幅ならびに面積を拡大してある。なお、強制落下部36の少なくとも押圧面35よりも上方部分の寸法および形状は、図5に示すように、投入口蓋10を閉じた状態で、投入口蓋10の下面に形成した退避室27内に収納されるように設定する。
【0016】
この様な構成からなる引っ掛け部33を投入口蓋10の開閉動作に連動して昇降するリンク機構は、蓋用油圧シリンダ12の軸12′と支軸24との間のアーム部25に一対のリンク片40の一端(上端)を軸41により接続し、両リンク片40の他端(下端)を前記昇降部材31の上部を挟む状態で軸42により接続して構成する。なお、本実施形態では昇降部材31がアーム部25の支軸24のすぐ下に位置するので、リンク片40の下端が支軸24の下方に位置し、上端が昇降部材31よりも外側に位置する。
【0017】
そして、蓋用油圧シリンダ12のロッド12′が十分に伸長して投入口蓋10が閉じた状態ではアーム部25がほぼ水平に位置するので、図5中実線で示すように、リンク片40が昇降部材31を上昇した状態で停止し、この状態では引っ掛け部33の強制落下部36の押圧面35よりも上方部分が投入口蓋10の退避室27内に収納される。したがって、プレス部材7がプレス室3内の空缶を押し潰しても、潰された空缶、すなわち空缶ブロック43が引っ掛け部33の押圧面35よりも上方部分に引っ掛かることはなく、押圧面35の下方に押し潰された空缶ブロック43の上端面が入り込む。なお、押し潰されて台形厚板状となった空缶ブロック43が押圧面35よりも下方部分、すなわちアングル材の垂直部に空缶ブロック43の側面上部が当たるが、この垂直部は押圧力受壁11の切欠部32よりも幅広なので、押圧力受壁11に押圧されるだけであって、何等の支障も生じない。
【0018】
この状態で蓋用油圧シリンダ12のロッド12′を引き込んで投入口蓋10を開くと、すなわち投入口蓋10の開動作を行うと、アーム部25が支軸24を中心にして図5中反時計方向に回動してアーム部25の後端が下降するので、リンク片40が昇降部材31を下降する。したがって、昇降部材31の上端からプレス室3内に延出した引っ掛け部33の押圧面35が空缶ブロック43の上端面を下方に押圧する。空缶ブロック43の上端面は潰された空缶が複雑に折れ曲って凹凸が激しく、押圧面35が真下に押圧しても、押圧面35と空缶ブロック43の凹凸との接触角度の関係で、押圧面35の押し下げ力が真下に作用しないで左右いずれか斜めに作用することがあるが、プレス室3の側面が末広がり方向に傾斜しているので、空缶ブロック43が側面を押圧する力として損失する力が少なく、大部分の力が空缶ブロック43を落下させる力として作用する。したがって、潰された空缶のスプリングバック等により空缶ブロック43がプレス室3で突っ張って側面を強固に押圧していても、従来よりも少ない力で空缶ブロック43を容易に確実に落下させることができる。
【0019】
次に、上記した構成からなる空缶プレス機1で空缶を潰す作業と各部の作用について簡単に説明する。
まず、空缶をプレス室3内に投入口9から投入するが、この空缶投入工程では投入口蓋10が開いていることは勿論のこと、プレス部材7が後退し、落下口13が閉じている。投入口9から空缶をプレス室3内に投入するには、図1中二点鎖線で示すように、ホッパー45を設けると、多数の空缶をこぼすことなく能率良く投入することができる。そして、空缶の投入量はプレス室3の投入口9までほぼ満杯になるまで投入することが作業能率を高める上で、また、引っ掛け部33を空缶ブロック43に確実に当接する上で好ましい。なお、投入口9から少しはみ出すまで投入しても、投入口蓋10の蓋本体26が投入口9内に油圧力で嵌合して押し込むので、何等の支障も生じない。
【0020】
プレス室3内に空缶を十分に投入したならば、操作パネル(図示せず)のスタートスイッチを操作し、これにより蓋用油圧シリンダ12がロッド12′を伸長して投入口蓋10を回動して投入口9を閉じる(投入口閉工程)。この投入口蓋10の閉動作により昇降部材31が上昇し、引っ掛け部33の上部が退避室27内に退避する。
【0021】
投入口蓋10が十分に下降して投入口9を閉じると、蓋用油圧シリンダ12の作動が停止し、次にプレス用油圧シリンダ6のロッドが伸びて押圧部材7bを前進し、先端の押圧部材7bがプレス室3内に押し込まれて空缶を押し潰す(空缶プレス工程)。そして、押圧部材7bが十分に前進すると、プレス室3内の空缶が厚板状の空缶ブロック43に固められる。なお、本実施形態では、空缶を厚さが約70mmになるまで押し潰す。したがって、十分に押し潰して固めた空缶ブロック43は、上端左右幅が480mm、下端左右幅が500mm、厚さが70mmの末広がりな台形厚板状になる。
【0022】
空缶プレス工程が終了すると、プレス用油圧シリンダ6のロッドが縮んで押圧部材7bを後退させるとともに、落下口開閉油圧シリンダ14が作動して落下口蓋15をスライドさせて落下口13を開く。なお、押圧部材7bが後退して押圧力が解除され、また、落下口13が開いても、厚板状に潰された空缶ブロック43は、殆どの場合プレス室3の側面に突っ張ってそのままでは落下しないでプレス室3内に残る。
【0023】
落下口13が十分に開いたならば、蓋用油圧シリンダ12を作動させてロッド12′を縮め、これにより投入口蓋10を開くとともに、昇降部材31を下降して引っ掛け部33により空缶ブロック43を強制的に下方に押圧する(ブロック落下工程)。空缶ブロック43が引っ掛け部33により強制的に押圧されると、前記したように、プレス室3内で突っ張っていた空缶ブロック43が従来よりも小さな力で簡単且つ確実に落下して、落下口13から外部に排出される。なお、落下口13の下方に、シュート46を斜めに設けておくと、排出された空缶ブロック43が所定の位置に排出され、その後の取り扱いが容易である。
【0024】
この様にして排出された空缶ブロック43は、作業者が手作業で容易に扱える重さと大きさであって、しかも厚板状なので、パレット上等の所定場所に積み重ねることができる。
【0025】
なお、前記実施形態では、昇降部材31を断面円形の棒材で構成し、これを一対のリンク片40で挟んで筒状昇降ガイド部30内で昇降可能としたが、本発明における昇降部材31およびリンク機構はこれに限定されるものではなく、適宜設計変更することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1の発明によれば、プレス室が末広がりであって、プレス室の開口側面に対向する側壁側に上下動可能な状態で設けられた昇降部材と、昇降部材に設けられ、上記側壁を貫通してプレス室内の上部で昇降部材の昇降に伴って上下動する引っ掛け部と、投入口蓋の開閉動作を昇降部材の昇降運動に変換して伝達するリンク機構と、を備え、プレス室内の空缶を末広がり形厚板状の空缶ブロックにプレスした後に、投入口蓋の開動作に連動して昇降部材を下降させて引っ掛け部を空缶ブロックの上端に引っ掛け、空缶ブロックを投入口蓋の開動作に伴って落下させるので、空缶ブロックを落下させる専用の油圧シリンダを設ける必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。また、凹凸の激しい空缶ブロックに引っ掛け部を当接して押圧しても、プレス室が末広がりなので、しかも空缶ブロックが厚板状なので、空缶ブロックに作用する押圧力の方向が多少左右に傾いても、プレス室の側面に受け止められて損失する力を小さく抑えることができ、これにより従来よりも小さな力で簡単且つ確実に落下させることができる。
【0027】
請求項2の発明によれば、引っ掛け部は、側壁を貫通する腕部と、腕部の先端に設けられ、下面に押圧面を形成した強制落下部とからなり、投入口蓋を閉じた状態で、プレス室の天井面の一部として機能する投入口蓋の下面に、上昇した上記強制落下部の少なくとも押圧面よりも上方部分を収納する退避室を形成したので、空缶を押し潰す際に強制落下部の押圧面よりも上方部分に潰れた空缶が引っ掛かることを回避することができ、投入口蓋を開いて空缶ブロックを落下する際に、空缶ブロックが不用意に引っ掛かってしまうことを防止でき、空缶ブロックの上端に押圧面を確実に当接して空缶ブロックを確実に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空缶プレス機の正面図である。
【図2】空缶プレス機の右側面図である。
【図3】空缶プレス機の左側面図である。
【図4】空缶プレス機の平面図である。
【図5】投入蓋と昇降部材と引っ掛け部とリンク機構の説明図である。
【図6】図5A矢視図である。
【図7】図5B矢視図である。
【符号の説明】
1 空缶プレス機
2 フレーム
3 プレス室
4 シリンダ収納室
5 筺体
6 プレス用油圧シリンダ
7 プレス部材
7a プレスフレーム
7b 押圧部材
9 投入口
10 投入口蓋
11 側壁の1つである押圧力受壁
12 蓋用油圧シリンダ
13 落下口
14 落下口用開閉油圧シリンダ
15 落下口蓋
16 作動油タンク
17 ポンプ
19 モータ
20 切換弁
21 側壁
22 摺動ガイド部
23 支軸ブラケット
24 支軸
25 アーム部
26 蓋本体
27 退避室
29 軸
30 昇降ガイド部
31 昇降部材
32 切欠部
33 引っ掛け部
34 腕部
35 押圧面
36 強制落下部
40 リンク片
41,42 軸
43 空缶ブロック
45 ホッパー
46 シュート

Claims (2)

  1. 天上面に投入口を、底面に落下口を開設し、4つの側面の内の1つが開口し、この開口側面の両側に位置する側面の内法を上端から下端に向けて次第に増加させて末広がりとしたプレス室と、
    プレス用油圧シリンダの駆動により、先端の押圧部材をプレス室の上記開口側面からプレス室内に進退可能なプレス部材と、
    支軸を中心にして回動することによりプレス室の上記投入口を開閉する投入口蓋と、
    この投入口蓋を回動する蓋用油圧シリンダと、
    プレス室の開口側面に対向する側壁側に上下動可能な状態で設けられた昇降部材と、
    昇降部材に設けられ、上記側壁を貫通してプレス室内の上部で昇降部材の昇降に伴って上下動する引っ掛け部と、
    上記投入口蓋の開閉動作を上記昇降部材の昇降運動に変換して伝達するリンク機構と、
    プレス室の落下口を開閉する落下口扉と、
    を備え、
    プレス部材の押圧部材をプレス室内に押し入れてプレス室内の空缶を末広がり形厚板状の空缶ブロックにプレスした後に、投入口蓋の開動作に連動して昇降部材を下降させて引っ掛け部を空缶ブロックの上端に引っ掛け、空缶ブロックを投入口蓋の開動作に伴って落下させることを特徴とする空缶プレス機。
  2. 前記引っ掛け部は、側壁を貫通する腕部と、腕部の先端に設けられ、下面に押圧面を形成した強制落下部とからなり、
    投入口蓋を閉じた状態で、プレス室の天井面の一部として機能する投入口蓋の下面に、上昇した上記強制落下部の少なくとも押圧面よりも上方部分を収納する退避室を形成したことを特徴とする請求項1に記載の空缶プレス機。
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