JPS5943287Y2 - 被処理物処理装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴミ等の被処理物を焼却炉・コンテナ等の処
理機構に供給して処理する被処理物処理装置に関するも
のである。

従来、ゴミ等の被処理物を圧縮する被処理物圧縮機にコ
ンテナ等の処理機構を直接接続して、被処理物を圧縮機
により処理機構に詰込む被処理物処理装置が提案されて
いた。

しかしながら、ゴミ等の被処理物を圧縮する被処理物圧
縮機の設置場所と、被処理物を輸送するためのコンテナ
や被処理物を焼却するための焼却炉などの処理機構の設
置場所とが離れている場合が多く、被処理物圧縮機で圧
縮された被処理物を処理機構１で輸送しなければならな
い問題が生じ、捷たその搬送方法についても、衛生上、
安全性、省力化などの点を考慮して被処理物の圧縮から
被処理物の搬送、被処理物の処理機構への投入などの一
連の処理作業の自動化が望まれていた。

そこで本願考案は上記の問題釦よび要望に鑑みてなされ
た新規な方法の被処理物処理装置であって、ゴミ等の被
処理物を圧縮する被処理物圧縮機と、この被処理物圧縮
機により被処理物を詰め込まれる容器と、この容器を搬
送案内する摺動ガイドと、前記容器内の被処理物を焼却
炉やコンテナなどの処理機構に投入する投入装置とから
なる被処理物処理装置を提供しようとするものである。

以下、本願考案を図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。

図において、本願考案の被処理物処理装置は、被処理物
圧縮機１と容器２と摺動ガイド３と投入装置４とから構
成され、前記被処理物圧縮機１の本体１ａ内には摺動自
在な圧縮ラム５を挿入し、この圧縮ラム５を図中左右方
向に移動させる圧縮シリンダ６を本体１ａ内後方に設け
る。

前記圧縮ラム５の図中前方の本体１ａ内に圧縮室７を形
成し、本体１ａに取付けられゴミ等の被処理物が投入さ
れるホッパ８の投入口８ａに前記圧縮室７は接続してい
る。

また本体１ａには、前記圧縮ラム５の進行方向に開口し
圧縮室７と連なる排出口９を設ける。

前記容器２は両端が開放しており、その一方の開口部２
ａは、容器２が図中下方の押込位置Ａに位置する時に前
記被処理物圧縮機１の排出口９に接続し、他方の開口部
２ｂは床に固定された受板１０にて閉鎖されている。

前記押込位置Ａから焼却炉やコンテナ等の処理機構１３
に面する投入位置Ｂ１で達する摺動ガイド３を設け、こ
の摺動ガイド３ば、前記容器２をその開口部２ａ、２ｂ
を閉鎖しながら押込位置Ａから投入位置Ｂ１で移送装置
（図示せず）により移送案内する。

前記投入位置Ｂには前記処理機構１３に対向してシリン
ダ１１とピストン１２からなる投入装置４を設置し、こ
のピストン１２は前記容器２が投入位置Ｂに位置する時
その開口部２ａに面しているとともに容器２内に挿入可
能である。

また投入位置Ｂに位置する時の容器２の開口部２ｂは、
前記焼却炉やコンテナなどの処理機構１３の投入口３ａ
に接続している。

この投入口１３ａには開閉シリンダ１４にて開閉される
開閉蓋１５を設け、通常この開閉蓋１５により投入口１
３ａは閉鎖されている。

次に上述のような構成からなる本願考案の一実施例の作
用について説明する。

筐ずホッパ８に投入されたゴミ等の被処理物が一定量以
上になるのを検知すると、投入口８ａから圧縮室７に流
入している被処理物を、圧縮シリンダ６の作動により圧
縮ラム５を図中左方向へ移動させて排出口９から開口部
２ａを介して容器２内に詰め込む。

この時圧縮ラム５は排出口９を越えて容器２内のＸ１位
置１で移動する。

その後圧縮ラム５は圧縮シリンダ６により図中右方向の
最後端１で後退する。

そして投入口８ａから圧縮室７内に被処理物が流入し、
再び圧縮シリンダ６の作動により圧縮ラム５を図中左方
向に移動させて被処理物を容器２内に詰め込む。

このような容器２内への被処理物の詰め込み作業を繰り
返して容器２内に一定量の被処理物を圧縮して詰め込み
、この詰め込み作業が終わると圧縮ラム５は排出口９付
近のＸ２位置に停止し、被処理物の膨張により圧縮室７
への侵入を防止する。

次に、被処理物が一定量詰め込１れた容器２は、摺動ガ
イド３により両開口部２ ａ ＋２ｂが閉鎖されながら
移送装置（図示せず）によって押込位置Ａから投入位置
Ｂ−１で移送案内される。

なおこの容器２の移送装置は図示していないが、例えば
、押込位置Ａと投入位置Ｂ付近にそれぞれ設けられた両
スプロケットに無端チェーンを懸架し、このチェーンに
容器２を取付はスプロケットを正逆回転させて容器２を
押込位置Ａと投入位置Ｂ間で移動させるような移送装置
や、容器２に長尺シリンダを取り付け、との長尺シリン
ダの作動により容器２を押込位置Ａと投入位置Ｂ間で移
動させるような移送装置など種々考えられる。

このような移送装置により投入位置Ｂに容器２が移送き
れると、１ず開閉シリンダ１４の作動によう開閉蓋１５
が図中上方へ引き上げられ、焼却炉やコンテナなどの処
理機構１３の投入口１３ａが開放する。

次に投入装置４が駆動し、すなわちシリンダ１１の作動
によりピストン１２が図中左方向に移動し容器２内に挿
入して投入口１３ａ位置１で進行する。

このピストン１２の移動により容器２内の被処理物が投
入口１３ａから処理機構１３内に押込１れる。

その後ピストン１２は図中右方向に逆移動して元の位置
（図示位置）壕で復帰する。

前記開閉蓋１５は開閉シリンダ１４の作動により降下し
て処理機構１３の投入口１３ａを閉鎖する。

そして空になった容器２は移送装置により摺動ガイド３
に摺動しながら投入位置Ｂから押込位置Ａ１で移送案内
される。

すると圧縮ラム５は最後端位置（図中右側）に後退して
再び投入口８ａから圧縮室７内に被処理物が流入し、圧
縮シリンダ６の作動により圧縮ラム５を図中左方向に前
進させて被処理物を容器２内に詰め込み、前述した処理
作業を繰り返して被処理物を処理機構１３内に投入する
。

このような処理作業によりホッパ８内に投入された被処
理物が無くなると各装置は作動を停止して処理作業を完
了する。

以上から明らかなように、本願考案の被処理物処理装置
によれば、ゴミ等の被処理物の圧縮・詰め込み作業、被
処理物の移送作業、被処理物の焼却炉やコンテナ等の処
理機構への投入作業などの一連の被処理物処理作業を連
続して行なえるとともに全自動化が可能であるため省力
化を図ることができ、さらに衛生上、安全性の点におい
ても極めて有益な被処理物処理装置である。

【図面の簡単な説明】

図は本願考案の被処理物処理装置の一実施例を示す概略
図である。 １・・・・・・被処理物圧縮機、２・・・・・・容器、
３・・・・・・摺動ガイド、４・・・・・・投入装置、
５・・・・・・圧縮ラム、６・・・・・・圧縮シリンダ
、７・・・・・・圧縮室、９・・・・・・排出口、１１
・・・・・・シリンダ、１２・・・・・・ピストン、１
３・・・・・・処理機構、１３ａ・・・・・・投入口、
１５・・・・・・開閉蓋Ａ・・・・・・押込位置、 Ｂ・・・・・・投入位置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 端部が開口した排出口を有し内部に被処理物が投入され
   る本体内を往復動可能な圧縮ラムを有する被処理物圧縮
   機と、前記排出口に接続し内部に前記圧縮機によシ被処
   理物が詰め込捷れる両端が開放した容器と、該容器をそ
   の両端を封じながら摺動させて任意の投入位置に案内す
   る摺動ガイドと、前記投入位置で容器の開放した端部に
   接続する投入口を有する処理機構と、該投入口へ容器内
   の被処理物を押出す投入装置とからなる被処理物処理装
   置。