JP3606010B2 - 電気こたつ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気こたつに関し、特に電気こたつ本体に設けた発熱体の温度設定を、食卓台に内蔵されたリモコン部からこたつ布団を介して操作出来るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気こたつにおいて、本体に設けられた発熱体の発熱量を調節するための操作は、電源コードの中間部に設けられたコントローラ部により行うものと、発熱体ユニットの側面等に設けられた調節器等で行うものとの2種類の方法があった。そのため操作を行う場所が限られていたり、また、こたつ布団の下に隠れてしまったりして見つけにくいなどの不具合があった。
【0003】
そこで、これらの不具合を解消するために電磁誘導、電磁結合、あるいは微弱電磁波電送等を利用してワイヤレスで操作することが検討されており、食卓台に内蔵したリモコン送信部から制御信号を送信し、電気こたつ本体側に設けたリモコン受信部にて制御信号を復調して発熱体を制御するものが種々提案されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これらの問題を解決するために本発明の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御信号を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するとともに、前記設定温度の上昇/下降の操作ボタンが押しボタン構造に形成されることによって、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示手段により予め定められた期間表示し、その定められた期間内に再度前記押しボタンを押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信して、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示手段に予め定められた期間だけ表示し、また、前記操作パネルの電源の切り操作を行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しボタンを押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになるように構成したことを特徴とするように構成したことを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御手段を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するように構成したことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、リモコン受信部が正常な制御信号を受信した場合にのみ、こたつ本体側から発生する音声にて操作が確認できるため、食卓台上のリモコンを操作するたびにふとんをめくり上げて確認しなくてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御手段を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するように構成したことを特徴としたものであり、こたつに入ったまま電源の入り切り、および温度設定の変更など、すべての操作が食卓台の上にて可能となる。また、リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際にのみ、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するようになっているため、送受信の確認が確実に行える。
【0008】
本発明の請求項2に記載の電気こたつは、前記上昇/下降操作ボタンは、押しボタン構造より構成されており、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示手段により予め定められた期間表示し、その定められた期間内に再度前記操作ボタンを押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信するとともに、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示手段に定められた期間だけ表示し、前記操作パネルの電源の切りを行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになることを特徴とするものであり、前回の設定が記憶されているため、あらためて設定値を選択しなくてもよく、使用しない場合などにおいては、チャイルドロック状態にすることにより、子供のいたずらなどにより、不用意に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来る。
【0009】
本発明の請求項3に記載の電気こたつは、こたつ本体の発熱体ユニットの側面に、応急運転ボタンを設け、前記こたつ本体の運転及び停止を強制的におこなえるようにしたことを特徴としたものであり、食卓台に内蔵されたリモコン送信部が動作不能になった場合、すなわち、電池が消耗してしまった場合においては、本体側において、応急運転操作にて、電気こたつの使用が可能となる。
(実施の形態)
以下、本発明の請求項1,2および3に記載された発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の1実施の形態の電気こたつの主要部概略斜視図、図2は同電気こたつの本体部の概略断面図、図3は同電気こたつの食卓台に取り付けられた操作パネル部の正面図、図4は同電気こたつの電源表示ランプ部の正面図、図5は同電気こたつの本体側操作パネルの正面図である。
【0010】
これらの図において、3はマイクロ波を制御信号で変調して送信するリモコン送信部、4は使用者が電源の入り切り、及び温度設定等をする部分の操作パネル部であり、図3に示すように「電源入り」の操作ボタン19、「電源切り」の操作ボタン20、「設定温度上昇」の操作ボタン21,「設定温度下降」の操作ボタン22、および表示装置23を有している。
【0011】
前記リモコン送信部3は食卓台1の中央部に内蔵され、前記操作パネル部4は前記食卓台1のコーナー部に配置されており、それぞれを接続ケーブル5にて接続されている。また、6はリモコン送信部3から送信されたマイクロ波を受信するリモコン受信部を示しており、電気こたつ本体2の発熱体ユニット7の上部空間に取り付けられている。8はリモコン受信部6で受信した制御信号を復調する信号処理部、9は発熱体ユニット7の発熱量を制御する発熱体制御部であり、信号処理部8と発熱体制御部9は制御BOX11に内蔵されている。12は電源表示ランプ13付きの電源コードである。15は本体側操作パネルであり、図5に示すように主電源SW16と応急運転SW17を有している。
【0012】
以上のように構成されたた電気こたつについて以下その動作を説明する。食卓台1に設けられた操作パネル4の電源入り操作ボタン19を押圧操作すると、制御信号で変調されたマイクロ波信号がリモコン送信部3から送信される。送信されたマイクロ波信号はこたつ布団を透過しリモコン受信部6で受信され、受信されたマイクロ波は、信号処理部8において制御信号が復調され発熱体制御部9に送られ、発熱動作を開始するとともに、表示ランプ13が点灯して、こたつが動作状態であることを示す。同じ様に電源切り操作ボタン20、設定温度上昇操作ボタン21、設定温度下降操作ボタン22などが操作された場合も同様な処理が行われる。すなわち、食卓台1に内蔵された操作パネル4の操作によりリモコン送受信が行なわれ、発熱体ユニット7の電源の入り切り、また温度設定の上昇、下降ができることになる。
【0013】
また、この時、リモコン受信部6でリモコン信号が正常に受信されると、制御BOX11に内蔵された音声発生手段14により所定の音声を発生するようにプログラムされている。すなわち、正常なリモコン送・受信が行われた時のみ所定の音声を発生するため、確実に操作が確認出来る。また、電源の入りの時は、「ピッ」と短い音声を発生させ、切りの時は、「ピーッ」と少し長い音声を発生させるというように、音声の違いにより操作種別を判別させることも容易に可能である。
【0014】
つぎに、操作について、より詳しく説明する。前記操作ボタン19〜22は押しボタン構造により構成されており、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示装置23により予め定められた期間、たとえば10秒間表示し、その定められた期間内に前記操作ボタン21,22を押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信するとともに、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示装置に前記の定められた期間だけ表示するものである。
【0015】
また、電源切り操作ボタン20を予め定められた期間、たとえば3秒間以上押し続けると、以後の操作ボタンの操作を受け付けない、所謂、チャイルドロック状態になるものであり、入り操作ボタン19、設定温度上昇操作ボタン21、設定温度下降操作ボタン22などを押しても受け付けないようにプログラムされている。そのとき、表示装置23はチャイルドロック状態を表す表示”L”が約1秒間点灯し使用者に知らせる。すなわち、こたつを使用しない場合などにおいては、チャイルドロック状態にすることにより、不用意に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来る。また、子供のいたづら防止にもなり、省エネ、安全性が十分保たれる。なお、再度予め定められた期間連続して電源切り操作ボタン20を押圧することにより、チャイルドロック状態が解除出来るものである。
【0016】
さらに、発熱体ユニット7の側面に設けられた本体側操作パネル15において、16はメイン回路の入り切りをおこなう主電源SWであり、17は応急運転SWである。この応急運転SW17は食卓台1からのリモコン信号に関係なく、こたつ本体の運転の入り切りをおこなうものであり、応急運転SW17を押すとを予め定められた設定温度ランク、たとえば中間の設定温度であるランク「4」での運転を行うというものである。また、再度応急運転SW17を押すことにより運転切りの状態となるものである。すなわち、電池が消耗してリモコン機能が停止した場合においても、本体側において、応急運転操作にて、電気こたつの使用が可能となる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、こたつに入ったまま電源の入り切り、および温度設定の変更など、すべての操作が食卓台の上にて可能となる。また、リモコン受信部が正常な制御を発生するようになっているため、送受信の確認が確実に行える。さらに、、操作パネルの電源の切り操作を行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しボタンを押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになるように構成したことにより、こたつを使用しない場合などにおいてチャイルドロック状態にすることにより、不要に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来るとともに、子供のいたづら防止にもなり、省エネ、安全性が十分保たれることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電気こたつの主要概略斜視図
【図2】同電気こたつの本体部の概略断面図
【図3】同電気こたつの操作パネル部の正面図
【図4】同電気こたつの電源表示ランプ部の正面図
【図5】同電気こたつの本体側操作パネルの正面図
【符号の説明】
1 食卓台
2 電気こたつ本体
3 リモコン送信部
4 操作パネル部
6 リモコン受信部
7 発熱体ユニット
14 音声発生装置
15 操作パネル
17 応急運転SW
19 電源入り操作ボタン
20 電源切り操作ボタン
23 設定表示
【発明の属する技術分野】
本発明は電気こたつに関し、特に電気こたつ本体に設けた発熱体の温度設定を、食卓台に内蔵されたリモコン部からこたつ布団を介して操作出来るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気こたつにおいて、本体に設けられた発熱体の発熱量を調節するための操作は、電源コードの中間部に設けられたコントローラ部により行うものと、発熱体ユニットの側面等に設けられた調節器等で行うものとの2種類の方法があった。そのため操作を行う場所が限られていたり、また、こたつ布団の下に隠れてしまったりして見つけにくいなどの不具合があった。
【0003】
そこで、これらの不具合を解消するために電磁誘導、電磁結合、あるいは微弱電磁波電送等を利用してワイヤレスで操作することが検討されており、食卓台に内蔵したリモコン送信部から制御信号を送信し、電気こたつ本体側に設けたリモコン受信部にて制御信号を復調して発熱体を制御するものが種々提案されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これらの問題を解決するために本発明の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御信号を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するとともに、前記設定温度の上昇/下降の操作ボタンが押しボタン構造に形成されることによって、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示手段により予め定められた期間表示し、その定められた期間内に再度前記押しボタンを押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信して、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示手段に予め定められた期間だけ表示し、また、前記操作パネルの電源の切り操作を行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しボタンを押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになるように構成したことを特徴とするように構成したことを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御手段を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するように構成したことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、リモコン受信部が正常な制御信号を受信した場合にのみ、こたつ本体側から発生する音声にて操作が確認できるため、食卓台上のリモコンを操作するたびにふとんをめくり上げて確認しなくてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の電気こたつは、食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御手段を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するように構成したことを特徴としたものであり、こたつに入ったまま電源の入り切り、および温度設定の変更など、すべての操作が食卓台の上にて可能となる。また、リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際にのみ、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するようになっているため、送受信の確認が確実に行える。
【0008】
本発明の請求項2に記載の電気こたつは、前記上昇/下降操作ボタンは、押しボタン構造より構成されており、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示手段により予め定められた期間表示し、その定められた期間内に再度前記操作ボタンを押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信するとともに、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示手段に定められた期間だけ表示し、前記操作パネルの電源の切りを行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになることを特徴とするものであり、前回の設定が記憶されているため、あらためて設定値を選択しなくてもよく、使用しない場合などにおいては、チャイルドロック状態にすることにより、子供のいたずらなどにより、不用意に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来る。
【0009】
本発明の請求項3に記載の電気こたつは、こたつ本体の発熱体ユニットの側面に、応急運転ボタンを設け、前記こたつ本体の運転及び停止を強制的におこなえるようにしたことを特徴としたものであり、食卓台に内蔵されたリモコン送信部が動作不能になった場合、すなわち、電池が消耗してしまった場合においては、本体側において、応急運転操作にて、電気こたつの使用が可能となる。
(実施の形態)
以下、本発明の請求項1,2および3に記載された発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の1実施の形態の電気こたつの主要部概略斜視図、図2は同電気こたつの本体部の概略断面図、図3は同電気こたつの食卓台に取り付けられた操作パネル部の正面図、図4は同電気こたつの電源表示ランプ部の正面図、図5は同電気こたつの本体側操作パネルの正面図である。
【0010】
これらの図において、3はマイクロ波を制御信号で変調して送信するリモコン送信部、4は使用者が電源の入り切り、及び温度設定等をする部分の操作パネル部であり、図3に示すように「電源入り」の操作ボタン19、「電源切り」の操作ボタン20、「設定温度上昇」の操作ボタン21,「設定温度下降」の操作ボタン22、および表示装置23を有している。
【0011】
前記リモコン送信部3は食卓台1の中央部に内蔵され、前記操作パネル部4は前記食卓台1のコーナー部に配置されており、それぞれを接続ケーブル5にて接続されている。また、6はリモコン送信部3から送信されたマイクロ波を受信するリモコン受信部を示しており、電気こたつ本体2の発熱体ユニット7の上部空間に取り付けられている。8はリモコン受信部6で受信した制御信号を復調する信号処理部、9は発熱体ユニット7の発熱量を制御する発熱体制御部であり、信号処理部8と発熱体制御部9は制御BOX11に内蔵されている。12は電源表示ランプ13付きの電源コードである。15は本体側操作パネルであり、図5に示すように主電源SW16と応急運転SW17を有している。
【0012】
以上のように構成されたた電気こたつについて以下その動作を説明する。食卓台1に設けられた操作パネル4の電源入り操作ボタン19を押圧操作すると、制御信号で変調されたマイクロ波信号がリモコン送信部3から送信される。送信されたマイクロ波信号はこたつ布団を透過しリモコン受信部6で受信され、受信されたマイクロ波は、信号処理部8において制御信号が復調され発熱体制御部9に送られ、発熱動作を開始するとともに、表示ランプ13が点灯して、こたつが動作状態であることを示す。同じ様に電源切り操作ボタン20、設定温度上昇操作ボタン21、設定温度下降操作ボタン22などが操作された場合も同様な処理が行われる。すなわち、食卓台1に内蔵された操作パネル4の操作によりリモコン送受信が行なわれ、発熱体ユニット7の電源の入り切り、また温度設定の上昇、下降ができることになる。
【0013】
また、この時、リモコン受信部6でリモコン信号が正常に受信されると、制御BOX11に内蔵された音声発生手段14により所定の音声を発生するようにプログラムされている。すなわち、正常なリモコン送・受信が行われた時のみ所定の音声を発生するため、確実に操作が確認出来る。また、電源の入りの時は、「ピッ」と短い音声を発生させ、切りの時は、「ピーッ」と少し長い音声を発生させるというように、音声の違いにより操作種別を判別させることも容易に可能である。
【0014】
つぎに、操作について、より詳しく説明する。前記操作ボタン19〜22は押しボタン構造により構成されており、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示装置23により予め定められた期間、たとえば10秒間表示し、その定められた期間内に前記操作ボタン21,22を押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信するとともに、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示装置に前記の定められた期間だけ表示するものである。
【0015】
また、電源切り操作ボタン20を予め定められた期間、たとえば3秒間以上押し続けると、以後の操作ボタンの操作を受け付けない、所謂、チャイルドロック状態になるものであり、入り操作ボタン19、設定温度上昇操作ボタン21、設定温度下降操作ボタン22などを押しても受け付けないようにプログラムされている。そのとき、表示装置23はチャイルドロック状態を表す表示”L”が約1秒間点灯し使用者に知らせる。すなわち、こたつを使用しない場合などにおいては、チャイルドロック状態にすることにより、不用意に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来る。また、子供のいたづら防止にもなり、省エネ、安全性が十分保たれる。なお、再度予め定められた期間連続して電源切り操作ボタン20を押圧することにより、チャイルドロック状態が解除出来るものである。
【0016】
さらに、発熱体ユニット7の側面に設けられた本体側操作パネル15において、16はメイン回路の入り切りをおこなう主電源SWであり、17は応急運転SWである。この応急運転SW17は食卓台1からのリモコン信号に関係なく、こたつ本体の運転の入り切りをおこなうものであり、応急運転SW17を押すとを予め定められた設定温度ランク、たとえば中間の設定温度であるランク「4」での運転を行うというものである。また、再度応急運転SW17を押すことにより運転切りの状態となるものである。すなわち、電池が消耗してリモコン機能が停止した場合においても、本体側において、応急運転操作にて、電気こたつの使用が可能となる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、こたつに入ったまま電源の入り切り、および温度設定の変更など、すべての操作が食卓台の上にて可能となる。また、リモコン受信部が正常な制御を発生するようになっているため、送受信の確認が確実に行える。さらに、、操作パネルの電源の切り操作を行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しボタンを押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになるように構成したことにより、こたつを使用しない場合などにおいてチャイルドロック状態にすることにより、不要に電源が入ってしまうのを防ぐことが出来るとともに、子供のいたづら防止にもなり、省エネ、安全性が十分保たれることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電気こたつの主要概略斜視図
【図2】同電気こたつの本体部の概略断面図
【図3】同電気こたつの操作パネル部の正面図
【図4】同電気こたつの電源表示ランプ部の正面図
【図5】同電気こたつの本体側操作パネルの正面図
【符号の説明】
1 食卓台
2 電気こたつ本体
3 リモコン送信部
4 操作パネル部
6 リモコン受信部
7 発熱体ユニット
14 音声発生装置
15 操作パネル
17 応急運転SW
19 電源入り操作ボタン
20 電源切り操作ボタン
23 設定表示
Claims (1)
- 食卓台に設けられた操作パネルの操作ボタンの操作に応じて食卓台に内蔵されたリモコン送信部から送信された制御信号を、こたつ本体側に設けられたリモコン受信部により受信し、その受信制御信号に応じて発熱体の発熱を制御する制御信号を有する電気こたつにおいて、電源の入/切の操作をおこなう操作ボタンと、温度設定の上昇/下降の操作をおこなう操作ボタンとが、前記食卓台の操作パネルに設けられており、前記操作パネルの操作ボタンの操作に応じて、前記リモコン受信部が正常な制御信号を受信した際には、こたつ本体側に設けられた音声発生手段により所定の音声を発生するとともに、前記設定温度の上昇/下降の操作ボタンが押しボタン構造に形成されることによって、その押圧によりリモコン送信部が記憶している現在の発熱体の発熱量設定ランクを食卓台に設けられた表示手段により予め定められた期間表示し、その定められた期間内に再度前記押しボタンを押圧することにより、発熱体の発熱量設定ランクを1ランク上昇あるいは下降したランクを示す制御信号をリモコン送信部から送信して、その送信したランクを記憶し、かつ、前記表示手段に予め定められた期間だけ表示し、また、前記操作パネルの電源の切り操作を行う操作ボタンを、予め定められた期間押しつづけることにより、その後の各操作ボタンの操作を受け付けないチャイルドロック状態になり、再度、予め定められた期間押しボタンを押しつづけることにより、そのチャイルドロック状態を解除し通常の動作モードになるように構成したことを特徴とするように構成したことを特徴とする電気こたつ。
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JP19535897A JP3606010B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電気こたつ |
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JP19535897A JP3606010B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電気こたつ |
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JP19535897A Expired - Fee Related JP3606010B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 電気こたつ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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1997
- 1997-07-22 JP JP19535897A patent/JP3606010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1137477A (ja) | 1999-02-12 |
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