JP3605921B2 - 走行する板の折れ込み検出方法および検出装置 - Google Patents

走行する板の折れ込み検出方法および検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行する板の折れ込みを検出するための検出方法および検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱延鋼板を酸洗ラインに装入する際に、熱延鋼板をコイル状にし、そのコイルを払出しながら、酸洗ラインに装入していた。このとき、熱延鋼板コイルの一部に折れ込み部分が発生していることがある。この場合、酸洗ラインでは、スキンパス工程や酸洗槽内で折れ込み部分が破断することがあった。
【0003】
これを防止するために、従来、監視員が酸洗ライン入側で折れ込み部分を監視し、折れ込み部分があった場合は、シャーで折れ込み部分を切断し、ウェルダーで溶接する作業を行なっていた。
【0004】
しかし、鋼板の走行速度が速く折れ込みを見逃したり、折れ込みが表側だけではなく、裏側にある場合もあり見逃すことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、鋼板の折れ込み監視を自動化し、折れ込み検出の見逃しを防止するものである。また、鋼板の折れ込み監視を自動化することにより、シャーで折れ込み部分を切断し、ウェルダーで溶接する工程までの自動化を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、走行する板の片面側に、走行方向に3台の変位計を配置して、各前記変位計により各前記変位計の配置位置から前記板までの距離を測定する工程と、一端に位置する変位計の測定した距離と中間に位置する変位計の測定した距離の差と、中間に位置する変位計の測定した距離と他端に位置する変位計の測定した距離の差を求め、さらに、前記2つの測定距離の差の差を演算する工程と、前記各工程を板の走行に伴って複数回行い、複数回演算された前記測定距離の差の差の時間的変化に基づいて板の折れ込みを判定する工程とからなることを特徴とする走行する板の折れ込み検出方法。
【0007】
また、本発明は、走行する板の片面側に、走行方向に配置され、その配置位置から前記板までの距離を測定する3台の変位計と、各前記変位計に接続され、一端に位置する変位計の測定した距離と中間に位置する変位計の測定した距離の差と、中間に位置する変位計の測定した距離と他端に位置する変位計の測定した距離の差を求め、さらに、前記2つの測定距離の差の差を演算する演算装置と、前記演算装置によって板の走行に伴って複数回演算された前記測定距離の差の差の時間的変化に基づいて板の折れ込みを判定する判定装置とからなることを特徴とする走行する板の折れ込み検出装置。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図1ないし図4を用いて説明する。
【0009】
図1は、各レーザ距離計間における測定距離の差を演算し、さらにこれらの差を比較する演算装置および判定装置を有する本発明のブロック図である。
【0010】
1a、1b、1cは、レーザ距離計であり、2はアンプである。
3aは、1aと1bのレーザ距離計の距離値の差を求める演算装置である。
【0011】
3bは、1bと1cのレーザ距離計の距離値の差を求める演算装置である。
3cは、3aと3bの演算装置の演算値の差を求める演算装置である。
【0012】
4は、判定装置で、演算装置3cによる演算結果を前記判定装置4に信号出力し、判定装置4が信号の変化を所定の変化と判定することにより、折れ込みの検出が可能となる。
【0013】
図2ないし図4において、1a、1b、1cは、レーザ距離計であり、5は、鋼板である。鋼板5は、レーザ距離計1c、1b、1aの順に走行し通過するものとする。
【0014】
図2(a)は鋼板5が直線状で折れ込みがない状態である。
折れ込みがない状態でのレーザ距離計の測定距離値において、レーザ距離計1aの値をa、レーザ距離計1bの値をb、レーザ距離計1cの値をcとする。
【0015】
この場合、この、各レーザ距離計間における測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
この場合、各レーザ距離計1aと1bの間隔をgとし、1bと1cの間隔をfとすると、f=gの場合を示している。f≠gの場合は、(1)式の第2項に(g/f)を乗ずることにより標準化できる。以下の(2)式ないし(10)式の論理式も同様とする。
【0016】
つぎに、直線状の鋼板5で、折れ込みのある場合を図2(b)ないし図2(d)を用いて説明する。このとき、折れ込み部分の厚みをαとする。
【0017】
図2(b)は、レーザ距離計1cに折れ込み部分が走行してきた場合である。このときのレーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
図2(c)は、レーザ距離計1bに折れ込み部分が走行してきた場合である。このときのレーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
図2(d)は、レーザ距離計1aに折れ込み部分が走行してきた場合である。このときのレーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
上記のような結果となったとき、これらの測定距離の変化を比較するために、(2)式から(3)式を減ずると、測定距離値の変化は〔−〕から〔+〕となり、この変化が折れ込みを意味することとなる。
【0018】
図3に、鋼板5が凹状に湾曲している場合の折れ込みの測定例を示す。このときの湾曲深さを−βとする。
【0019】
この場合、図3(a)に示すように、この鋼板5に折れ込みがなければ、各レーザ距離計間における測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
図3(b)は、レーザ距離計1cに折れ込み部分が走行してきた場合である。このとき、折れ込み部分の厚みをαとすると、レーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
図3(c)は、レーザ距離計1bに折れ込み部分が走行してきた場合である。このときのレーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
上記のような結果となったとき、これらの測定距離値の変化を比較するために、(6)式から(7)式を減ずると、測定距離値の変化は、〔−,−〕から〔−,+〕となり、この変化が折れ込みを意味することとなる。
【0020】
図4に、鋼板5が凸状に湾曲している場合の折れ込みの測定例を示す。このときの凸高さを+βとする。
【0021】
この場合、図4(a)に示すように、この鋼板5に折れ込みがなければ、各レーザ距離計間における測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
【0022】
図4(b)は、レーザ距離計1cに折れ込み部分が走行してきた場合である。このとき、折れ込み部分の厚みをαとすると、レーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
【0023】
図4(c)は、レーザ距離計1bに折れ込み部分が走行してきた場合である。このときのレーザ距離計の測定距離値の差は、つぎのようになる。
Figure 0003605921
【0024】
上記のような結果となったとき、これらの測定距離の変化を比較するために、(9)式から(10)式を減ずると、測定距離値の変化は、〔+,−〕から〔+,+〕となり、この変化が折れ込みを意味することとなる。
【0025】
本発明の説明に用いた、図2ないし図4は、折れ込みが鋼板5の表側にある場合であるが、折れ込みが鋼板5の裏側にある場合でも同様の論理式で、折れ込み検出が可能である。
【0026】
さらに、判定装置4の判定が折れ込みとなったときに、この信号を自動化装置に出力することにより、シャーで折れ込み部分を切断し、ウェルダーで溶接する工程までの自動化が可能となった。
【0027】
本発明は、1a、1b、1cのレーザ距離計を近接して使用すれば、走行面が大きく振動する板でも折れ込みの検出が可能である。図5に鋼板5の折れ込みの検出を表している図を示す。
【0028】
本発明の実施の形態は、鋼板を例に記述しているが、他の板状のもので、折れ込みを発生するものであれば、本発明を適用することが可能である。
【0029】
本発明に用いる変位計(距離計)は、レーザに限るものではなく、磁気検出器、超音波検出器等による他の変位計による測定も可能である。
【0030】
【発明の効果】
本発明により、板の折れ込み監視を自動化し、折れ込み検出の見逃しを防止することができるようになった。また、板の折れ込み監視を自動化することにより、シャーで折れ込み部分を切断し、ウェルダーで溶接する工程までの自動化を可能とした。
【0031】
また、レーザ距離計を近接して使用することにより、走行面が大きく振動する板でも折れ込みの検出が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる検出装置のブロック図である。
【図2】鋼板が直線状の場合の折れ込み検出の例を表した図である。
【図3】鋼板が凹状の場合の折れ込み検出の例を表した図である。
【図4】鋼板が凸状の場合の折れ込み検出の例を表した図である。
【図5】鋼板の折れ込みの検出を表している図である。
【符号の説明】
1a レーザ距離計
1b レーザ距離計
1c レーザ距離計
2 アンプ
3a 演算装置
3b 演算装置
3c 演算装置
4 判定装置
5 鋼板

Claims (2)

  1. 走行する板の片面側に、走行方向に3台の変位計を配置して、各前記変位計により各前記変位計の配置位置から前記板までの距離を測定する工程と、一端に位置する変位計の測定した距離と中間に位置する変位計の測定した距離の差と、中間に位置する変位計の測定した距離と他端に位置する変位計の測定した距離の差を求め、さらに、前記2つの測定距離の差の差を演算する工程と、前記各工程を板の走行に伴って複数回行い、複数回演算された前記測定距離の差の差の時間的変化に基づいて板の折れ込みを判定する工程とからなることを特徴とする走行する板の折れ込み検出方法。
  2. 走行する板の片面側に、走行方向に配置され、その配置位置から前記板までの距離を測定する3台の変位計と、各前記変位計に接続され、一端に位置する変位計の測定した距離と中間に位置する変位計の測定した距離の差と、中間に位置する変位計の測定した距離と他端に位置する変位計の測定した距離の差を求め、さらに、前記2つの測定距離の差の差を演算する演算装置と、前記演算装置によって板の走行に伴って複数回演算された前記測定距離の差の差の時間的変化に基づいて板の折れ込みを判定する判定装置とからなることを特徴とする走行する板の折れ込み検出装置。
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