JP3605387B2 - 駐車管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場での駐車の予約等を可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車の増大に伴い、都市近郊などでは駐車場を効率的に利用することが必要となっている。そのため、従来から駐車場において、1台ごとの車を駐車するための駐車スペース(以下、「車室」という)を効率的に活用すため、様々なシステムが実現されている。
このような例としては、例えば、駐車場の入口ゲートに専用の駐車券の発券機を設け、この発券機により駐車する車を所定の車室に割り当てるものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、従来の駐車管理システムでは、駐車場が満車の時には、駐車しようする車が入口ゲートで待たされていた。
そのため、駐車をしようとする利用者にとっては、いつ車室の空きができるか分からない状態で長時間待たされるなど、利用者の不満の原因となっていた。
また、このような駐車待ちの車が増えると、駐車場の付近で交通渋滞や、騒音・排気ガス等による環境問題などを引き起こすなどの問題もあった。
【0004】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、効率的に駐車が行える仕組みを提供することを目的とする。
【0005】
本発明の一の観点にかかる駐車管理システムは、利用者の移動端末と通信可能に構成され、複数の車室を有する駐車場において駐車予約を管理する装置であって、上記移動端末から利用者IDと予約時間を含む駐車の予約要求を受付ける受付手段と、上記各車室を識別する車室IDに対応付けて、各車室を駐車予約した利用者ID及び予約時間を含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段と、上記各車室を識別する車室IDに対応付けて、現在車室を利用している利用者ID及び、各利用者が車室の利用を開始した利用開始時間を利用情報として記憶する利用情報記憶手段と、上記受付手段が予約要求を受け付けた場合に、上記利用情報記憶手段の利用情報を参照して空いている車室があるか否か、及び上記予約情報記憶手段の予約情報を参照して空いている車室に予約があるか否かを判別すると共に、空いている車室がない又は空き車室に他の予約が既に入っていると判別した場合に、上記各車室の利用開始時間又は上記予約開始時間に予め保持しておいた駐車1台あたりの平均駐車時間を加算することにより各車室の駐車時間を予測し、当該予測した駐車時間が重ならない時間を予約可能時間として上記利用者の移動端末に通知する予約情報処理手段とを有することを特徴とする。
【0006】
前記予約情報処理手段は、予約可能時間を通知した利用者が予約を行うか否かの確認を要求し、当該確認要求に対して利用者が予約確認を行ったことを判別した場合に、前記予約情報記憶手段に予約情報を記憶するようにしてもよい。また、前記利用者の移動端末と通信可能に構成され、予約を行っていない利用者の駐車場への入場を規制するゲート装置を更に有し、上記ゲート装置は、予約を行っていない利用者の移動端末からの駐車要求を受け付け、上記駐車要求に応じて、前記利用情報記憶手段及び予約情報記憶手段を参照して、現時点で空いており、かつ、現時点から所定時間内に予約が入っていないと判別された車室がある場合に、上記利用者の駐車を許可する手段を更に備えてもよい。
【0007】
上記利用者の移動端末は、携帯電話端末であり、前記駐車場への駐車に関する料金を、上記携帯電話端末の利用料金と共に決済を行わせる決済手段を更に有してもよい。
また、前記利用者の移動端末と通信可能に構成され、予約を行っていない利用者の駐車場への入場を規制するゲート装置を更に有し、当該ゲート装置が予約を行っていない利用者の移動端末からの駐車要求を受け付けると、当該駐車要求に応じて、上記利用情報記憶手段及び予約情報記憶手段を参照して、現時点で空いており、かつ、現時点から所定時間内に予約が入っていない車室があるか否か判別し、該当する車室があると判別した場合に上記利用者の駐車を許可する手段を更に備えてもよい。
【0008】
また、前記決済手段は、利用者からの駐車予約の取り消しがあった場合、当該キャンセル料を携帯電話端末の利用料金と共に決済するようにしてもよい。また、前記利用情報記憶手段には、駐車終了時間が更に記憶されており、前記予約情報処理手段は、前記利用情報記憶手段に記憶されている各車の駐車時間から平均駐車時間を算出して、所定のタイミングで保持している平均駐車時間を動的に更新して駐車時間の予測を行うようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。
図1に本発明にかかる駐車管理システムの一実施形態を示す。
本発明にかかる駐車管理システムは、図1に示した、予約管理装置1、駐車管理装置2、音声応答装置3により実現されている。
【0010】
図1において、予約管理装置1には、所定の通信回線等を介して、駐車管理装置2及び音声応答装置3、ゲート装置4が接続可能となっている。
駐車管理装置2は、コンピュータにより構成されており、駐車状況に関する情報を収集する。
この情報の収集は、駐車管理装置2が、各車室に配置されたセンサ5により、各車室に駐車している車が存在するか否かを検出し、この検出結果を収集することにより行われる。そして、駐車装置2は収集した駐車状況に関する情報を予約管理装置1に提供することができる。
また、駐車管理装置2は、予約管理装置1からの指示に従い、駐車場内に設置された案内板やマネキ灯などを制御して、車を所定の車室へ誘導することができる。
【0011】
音声応答装置3は、利用者からの予約要求などに基づいて、記憶している音声データを用いて予約情報などの受付を行う。この情報の受付は、ユーザが携帯電話端末(Personal Handy phone Systemの端末を含む。以下同じ。)6により音声で入力した予約情報などを受付けることにより行う。
また、音声応答装置3は、予約管理装置1からの指示に従い、駐車予約に関する情報など所定の情報を音声として利用者に提供できる。
【0012】
ゲート装置4は、駐車場の入口付近に配置され、予約管理装置1からの指示に従って、駐車する車の駐車場への入場を規制する。
【0013】
予約管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するコンピュータプログラムを格納したRAM、ROM等の内部メモリと、ハードディスクドライブ装置などの外部記憶装置により、図2に示した機能ブロック等を構成する。
図2に示した機能ブロック等は、予約情報記憶部11、利用情報記憶部12、駐車情報収集部13、予約情報処理部14、駐車管理部15、決済処理部16から構成されている。
【0014】
予約情報記憶部11は、利用者が行った駐車予約に関する情報を記憶する記憶部である。
予約情報記憶部11に記憶されるデータの例を図3に示す。
図3において、予約情報記憶部11には、駐車場の各車室を識別するための車室IDに対応付けて、予約情報を識別する予約ID、利用者を識別するための識別情報としての利用者ID、予約時間が記憶されている。
利用者IDとしては、本実施形態では、利用者が使用する携帯電話端末6の電話番号が記憶されている。なお、利用者IDは、利用者を識別できる情報であれば、携帯電話端末6の機体のシリアル番号や、利用者等が任意に定めた番号等であってもよく任意である。
予約時間は、利用者が車室の利用を開始する時間である。
【0015】
利用情報記憶部12は、各車室の実際の利用状況に関する情報を記憶する記憶部である。
利用情報記憶部12に記憶されるデータの一例を図4に示す。
図4に示すように、利用情報記憶部12には、車室IDと、利用者IDと、利用開始時間と、利用終了時間が記憶されている。
利用開始時間は、利用者が実際に車室の利用を開始した時間であり、利用終了時間は利用車が車室の利用を終了した実際の時間である。
【0016】
駐車情報収集部13は、駐車場の各車室の駐車情報を収集する。
具体的には、駐車情報収集部13は、駐車管理装置2を制御して、各車室の駐車状況に関する情報を収集し、収集した情報を利用情報記憶部12に記憶する。
【0017】
予約情報処理部14は、音声応答装置3を制御して利用者からの駐車予約などの要求を受付ける。この駐車予約の要求には、利用者IDや予約時間などの情報が含まれる。
予約情報処理部14は、予約情報記憶部11及び利用情報記憶部12を参照して、駐車予約の要求がされた予約時間で、駐車が可能か否かを判別し、駐車できないと判別した場合には、駐車が利用可能となる時間を予測し、当該予測した時間の駐車予約を受け付け可能とする。
この予測は、例えば、予約情報処理部14が、予め当該駐車場に駐車する1台あたりの平均駐車時間を保持しておき、各車室の利用開始時間にこの利用平均時間を加算することで、駐車終了時間を予測するようにしてもよい。
なお、空き時間の予測方法はこれに限定されるものではない。
【0018】
駐車管理部15は、予約者が駐車場に駐車する際に、利用者の識別番号を要求し、利用者から通知された識別番号に基づいて、当該利用者の予約内容と適合するか否かを判別する。この判別としては、例えば、予約記憶部11に当該識別番号に対応する予約がされているか、当該予約内容と利用開始時間が一致しているかなどを判別する。
また、予約情報に適合する場合には、駐車管理部15は、ゲート装置4を制御してゲートを開放させて当該利用者の駐車を許可する。
【0019】
決済処理部16は、利用情報記憶部12を参照して、利用者ごとに所定期間の駐車場の予約利用回数を集計し、この予約利用回数に基づいて利用料金を算出する。
また、決済処理部16は、算出した利用料金を利用者が使用した携帯電話端末6の利用料金と共に請求するように、電話会社等の所定の機関に対して決済の指示を行う。
【0020】
次に、上記駐車場管理システムによる駐車管理方法について、図面を参照して説明する。
図5に駐車予約を受付ける際の処理フローの一例を示す。
図5に示すように、利用者が携帯電話端末6を使用して、発信電話番号通知機能により電話番号を通知して駐車予約の要求を行うと、予約情報処理部14は当該駐車予約の要求を受付けると共に、通知された電話番号を利用者IDとして受付ける(S101)。
駐車予約の要求を受付けると、予約情報処理部14は、音声応答装置3を制御して、所定のメッセージにより利用者に対して予約情報の入力を要求する(S102)。
【0021】
利用者が携帯電話端末6により予約時間などの予約情報を入力すると、予約情報処理部14は、音声応答装置3を介して当該予約情報を受付けると共に、利用情報記憶部12を参照して、現在空いている車室があるか否か判別する(S103)。
空いている車室がある場合には、予約情報処理部14は、当該空き車室にすでに他の予約があるか否か判別する(S104)。
【0022】
現在空きであり、かつ、他に予約がない車室がある場合には、予約情報処理部14は当該車室を利用者に割り当てると共に、音声応答装置3を制御して利用者に対して予約時間などを通知して予約情報の確認を要求する(S105)。
予約情報処理部14は、予約確認に対して利用者から予約確認がされたか否かを判別する(S106)。
判別の結果、利用者が予約情報をキャンセルした場合には、そのまま処理を終了する。
【0023】
また、S106の処理で利用者により予約確認が行われた場合には、予約情報処理部14は、当該割り当てられた車室IDに対応つけて、利用者の携帯電話端末6の電話番号、利用時間の情報を予約情報記憶部11に記憶する(S107)。
そして、利用時間などを利用者に通知して(S108)、処理を終了する。
【0024】
また、上記S103の処理で、空きの車室がないと判定された場合、又はS104の処理で空き車室に他の予約が既に入っていると判別された場合、予約情報処理部14は、予約情報記憶部11の予約時間及び利用情報記憶部12の利用開始時間から、これらに重ならない時間を駐車可能な時間として予測する(S109)。
【0025】
この予測の一例を図6の具体例に基づいて説明する。
例えば、図6に示すように、車室01に10時30分から駐車予約がされ、車室02には9時30分からすでに駐車されているものとする。この状態で、利用者が11時からの駐車予約を10時の時点で行うと、予約情報処理部14は、車室01の予約時間から平均利用時間の2時間を加算して、駐車時間を10時30分から2時間と予測する。同様に、車室02の駐車は駐車開始時間が9時30分であるから、これに2時間加算して駐車終了時間を11時30分と予測する。
これに基づいて、予測処理部14は予測したいずれの時間にも重ならない11時30分を予約可能時間として予測する。
【0026】
予約情報処理部14は、駐車可能時間が存在しない場合は、予約ができない旨のメッセージを利用者に通知して処理を終了する。
また、予約情報処理部14は、S110の処理で予約可能時間が存在する場合には、当該時間を利用者に通知して、予約を行うか否かの確認を要求し、以下上述のS105以下の処理を行う。
【0027】
次に、予約した予約時間の延長又は取り消しなどの予約内容の変更を行う際の処理フローを図7に示す。
図7に示すように、利用者が携帯電話端末6を使用して、発信電話番号通知機能により電話番号を通知して、駐車予約の要求情報の変更要求を行うと、予約情報処理部14は当該変更要求と、利用者IDとしての携帯電話端末6の電話番号を受付ける(S201)。
【0028】
駐車予約要求を受付けると、予約情報処理部14は、音声応答装置3を制御して、利用者に対して予約時間の変更か、予約の取り消しのいずれかを選択させる(S202)。
利用者から予約時間の延長が選択された場合には、予約情報処理部14は、予約情報記憶部11を参照して、利用者の電話番号に基づいて予約情報を検索し、当該利用者の予約情報を特定する(S203)。
予約情報処理部11は、予約情報記憶部11の当該予約時間を所定時間(例えば、30分)延長して、予約時間を更新する(S204)。
予約情報処理部11は、音声応答装置3を制御して、所定時間(例えば、30分)予約時間を延長する旨通知して(S205)、処理を終了する。
【0029】
また、S202で予約の取り消しが選択された場合には、予約情報処理部14は、予約情報記憶部11を参照して、利用者の電話番号に基づいて予約情報を検索し、当該利用者の予約情報を特定する(S206)。
予約情報処理部11は、音声応答装置3を制御して、特定した予約情報利用者に通知し、予約情報を取り消してもよいか否か確認する(S207)。
確認の結果、予約情報の取り消しを行わない旨の回答があった場合には、そのまま処理を終了する。
また、確認の結果、予約の取り消しが確認された場合には、予約情報処理部14は、要約情報記憶部11から当該予約情報を削除して(S208)、処理を終了する。
【0030】
次に、予約者が実際に駐車を行う際の処理フローの一例について、図8を参照して説明する。
図8において、利用者が車で駐車場のゲート装置4のところまで行き、携帯電話端末6の発信電話番号通知機能により電話番号を通知して、駐車要求を行うと、駐車管理部15は当該駐車要求と、利用者IDとしての携帯電話端末6の電話番号を受付ける(S301)。
駐車管理部15は、予約情報記憶部11を参照して、通知された電話番号に基づいて、予約情報記憶部11に記憶された予約情報に適合しているか否かを判別する(S302)。
この判別は、例えば、駐車管理部15が、当該予約車から予約がされているかどうか、予約されていたとして当該予約時間から所定の時間内に到着したかなどを判別することにより行う。
【0031】
S302の処理で、予約情報に適合しないと判別された場合には、駐車管理部15は、利用者に対して予約情報に適合していない旨のメッセージを通知して(S303)、処理を終了する。
【0032】
また、S302の処理で、予約内容に適合していると判別した場合には、駐車管理部15は、利用情報記憶部12に当該利用者に割り当てられている車室IDと、利用者IDとして利用者の電話番号と、図示しない時計部を参照して利用開始時間を記憶する(S304)。
駐車管理部15は、ゲート装置4に対して、ゲート開放の指示を行うことにより利用者の駐車を許可する(S305)。
そして、駐車管理部15は、当該割り当てた車室の情報を駐車管理装置2に対して通知し、駐車場内に設置された案内板やマネキ灯などにより利用者を割り当てられた車室へ導くように指示して(S306)、処理を終了する。
【0033】
また、利用者が車を車室から出庫させると、センサ5が出庫を検知して、当該出庫の情報を駐車管理装置2に通知する。駐車管理装置2が出庫した車室ID、出庫時間を駐車情報収集部13に通知する。
駐車情報収集部13は、当該通知された車室IDに対応付けて、通知された出庫時間を利用情報記憶部12に記憶して、出庫処理を終了する。
【0034】
次に、利用料金の回収に処理ついて説明する。
決済処理部16は、例えば1ヵ月ごとなど所定の期間に、利用情報記憶部12を参照して、利用者ごとの予約回数を集計する。決済処理部16は、所定の規則に基づき、集計した予約回数から利用料金を算出する。決済処理部16は、算出した利用料金と、当該利用者の電話番号とを電話会社等に通知し、当該利用料金を携帯電話端末6の利用料金と併せて徴収するようにし指示して、処理を終了する。
なお、本例では、予約回数により料金を算定する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、駐車予約が行われた時点で直ちに利用料金を徴収してもよいし、また、利用時間や利用時間の変更回数などに応じて料金を決定して徴収してもよいし、さらに、駐車予約の取り消しがあった時点でキャンセル料として料金を徴収してもよく、任意である。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、予約情報処理部14が、予約情報記憶部11及び利用情報記憶部12を参照して、予約要求された予約時間に予約が可能か否かを判別し、予約ができないと判別した場合には、利用状況及び予約状況などの駐車状況から駐車が可能となる時間を予測して利用者が予約できるようにしたことから、利用者は予約時間に駐車場が満車であっても、時間をずらして駐車の予約を行うことができる。
これにより、利用者は、駐車を希望する時間帯で駐車の予約をすることができ、別の駐車場を探す手間が省ける。また、満車時であっても駐車の予約を可能としたことで、駐車場での駐車待ちによる渋滞や、排気ガス等による環境への問題を緩和できる。
また、駐車場の運営者にとっては、無駄に車室を空けておく時間が少なくなり、効率的に駐車場を運営することができる。
【0036】
また、利用者が携帯電話端末6の発信通知機能を利用して予約情報と電話番号とを通知させるようにすることで、予約情報処理部14が、当該電話番号を利用者IDとして予約情報を処理することができる。
【0037】
さらに、携帯電話端末6の利用料金と併せて、利用料金を決済するようにすれば、利用者にとっては所定の金銭を用意しなくて済むなど、決済の手続が簡単となるばかりか、駐車場の運営者駐車場にとっても確実に決済を行うことができるし、また駐車場に決済のための装置を設置するなど特別な設備も不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0038】
上述の実施形態では、予約者が予め駐車予約をして駐車場を利用する例について説明したが、予約者と予約を行っていない者(以下、一般利用者という)の両者が駐車場を利用できるようにしてもよい。かかる場合に、一般利用者へ車室を割り振る際の処理の一例を図9に示す。
なお、予約をした利用者用のゲート装置4と、一般利用者用のゲート装置4とを分けて設置しているものとする。
【0039】
図9に示すように、一般利用者が駐車ゲート装置4に対して、携帯電話等を使用して、駐車要求を行うと、駐車管理部15は、当該駐車要求を受付ける(S401)。
駐車管理部15は、利用情報記憶部12を参照して、現在空いている車室がないか否かを判別する(S402)。
判別の結果、空きがない場合には、満車である旨のメッセージを利用者に通知して処理を終了する。
【0040】
また、判別の結果、空きの車室がある場合には、駐車管理部15は、予約情報記憶部11を参照して、当該車室に対して現時点から所定時間予約が入っていないか否かを判別する(S403)。
判別の結果、予約が入っている場合には、当該予約を優先するため、満車である旨のメッセージを一般利用者に対して通知して処理を終了する。
【0041】
また、判別の結果、予約が入っていない場合には、駐車管理部15は、空いている車室を一般利用者に割り当て、当該車室ID,利用開始時間等の情報を利用情報記憶部12に記憶する(S404)。
そして、駐車管理部15は、一般利用者のゲート装置4に対して、ゲート開放の指示をおこない(S405)、処理を終了する。
【0042】
このように予約した利用者だけでなく、予約をしていない一般利用者の駐車を可能としたことにより、駐車場が空いている時は、車室を効率的に活用することができる。
また、予約状況を参照して、所定時間内に予約が入っている車室については、一般利用者の駐車は行わせないようにしたことから、予約者を優先して駐車させることができる。
【0043】
上述の各実施形態では、利用可能時間の予測を行う際に、予約情報処理部14が、予め決められた1台あたりの平均駐車時間を保持しておく例について説明したが、例えば、予約情報処理部14が利用情報記憶部12を参照して、実際の各車の駐車時間から平均駐車時間を算出して、適当なタイミングで平均駐車時間を動的に更新して、予測を行うようにしてもよい。
【0044】
上記実施形態では、電話による音声で予約の受付等を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インターネットを利用して、所定のWebページから駐車予約を行うようにしてもよいし、音声によらず利用者の端末からキー操作だけで駐車予約を行うようにしてもよく任意である。
【0045】
上述の各実施形態では、予約管理装置1、駐車管理装置2、音声応答装置3により、本発明の駐車管理システムを構成するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、1台のコンピュータにより駐車管理システムを構成するようにしてもよいし、また所定の機能毎にコンピュータ装置を分けて構成してもよく、任意である。
【0046】
本実施形態にかかる予約管理装置1、駐車管理装置2、音声応答装置3は、専用装置であってもよいし、また、汎用のコンピュータとコンピュータプログラムを用いて実現してもよい。汎用のコンピュータを利用して実現する場合には、例えば、汎用のコンピュータに対して上述の動作を実行するためのコンピュータプログラムやこれを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体(FD、CD−ROM等)からコンピュータプログラムをインストールすることにより上述の処理を実行する各装置を構成するようにしてもよい。なお、上述の機能をOS(Operating System)が分担又はOSとアプリケーションプログラムの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみをコンピュータプログラムとして、またこのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。
【0047】
また、予約管理装置1、駐車管理装置2、音声応答装置3用の各コンピュータプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して配信するようにしてもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OS制御下で他のアプリケーションプログラムと同様に実行させることにより上述の処理を実行させるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、効率的に駐車を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる駐車場管理システムの例を示した図。
【図2】本発明の一実施形態にかかる予約管理装置の概念構成の例を示した図。
【図3】本発明の一実施形態にかかる予約情報記憶部に記憶されるデータの例を示した図。
【図4】本発明の一実施形態にかかる利用情報記憶部に記憶されるデータの例を示した図。
【図5】本発明の一実施形態にかかる予約処理フローの例を示した図。
【図6】本発明の一実施形態にかかる利用可能時間の予測を行う際の一例を示した図。
【図7】本発明の一実施形態にかかる予約内容の変更を行う場合の処理フローの例を示した図。
【図8】本発明の一実施形態にかかる車室を利用する場合の処理フローの例を示した図。
【図9】本発明の一実施形態にかかる車室を利用する場合の別の処理フローの例を示した図。
【符号の説明】
1 予約管理装置
2 駐車管理装置
3 音声応答装置
4 ゲート装置
11 予約情報記憶部
12 利用情報記憶部
13 駐車情報取得部
14 予約情報処理部
15 駐車管理部
16 決済処理部
Claims (6)
- 利用者の移動端末と通信可能に構成され、複数の車室を有する駐車場において駐車予約を管理する装置であって、上記移動端末から利用者IDと予約時間を含む駐車の予約要求を受付ける受付手段と、上記各車室を識別する車室IDに対応付けて、各車室を駐車予約した利用者ID及び予約時間を含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段と、上記各車室を識別する車室IDに対応付けて、現在車室を利用している利用者ID及び、各利用者が車室の利用を開始した利用開始時間を利用情報として記憶する利用情報記憶手段と、上記受付手段が予約要求を受け付けた場合に、上記利用情報記憶手段の利用情報を参照して空いている車室があるか否か、及び上記予約情報記憶手段の予約情報を参照して空いている車室に予約があるか否かを判別すると共に、空いている車室がない又は空き車室に他の予約が既に入っていると判別した場合に、上記各車室の利用開始時間又は上記予約開始時間に予め保持しておいた駐車1台あたりの平均駐車時間を加算することにより各車室の駐車時間を予測し、当該予測した駐車時間が重ならない時間を予約可能時間として上記利用者の移動端末に通知する予約情報処理手段と、を有することを特徴とする駐車管理システム。
- 前記予約情報処理手段は、予約可能時間を通知した利用者が予約を行うか否かの確認を要求し、当該確認要求に対して利用者が予約確認を行ったことを判別した場合に、前記予約情報記憶手段に予約情報を記憶する、請求項1記載の駐車管理システム。
- 前記利用者の移動端末と通信可能に構成され、予約を行っていない利用者の駐車場への入場を規制するゲート装置を更に有し、当該ゲート装置が予約を行っていない利用者の移動端末からの駐車要求を受け付けると、当該駐車要求に応じて、前記利用情報記憶手段及び予約情報記憶手段を参照して、現時点で空いており、かつ、現時点から所定時間内に予約が入っていない車室があるか否か判別し、該当する車室があると判別した場合に上記利用者の駐車を許可する手段を更に備える、請求項1又は2記載の駐車管理システム。
- 前記移動端末は、携帯電話端末であり、前記駐車場への駐車に関する料金を、上記携帯電話端末の利用料金と共に決済を行わせる決済手段を更に有する、請求項1〜3のいずれかの項に記載の駐車管理システム。
- 前記決済手段は、利用者からの駐車予約の取り消しがあった場合、当該キャンセル料を携帯電話端末の利用料金と共に決済する、請求項4記載の駐車管理システム。
- 前記利用情報記憶手段には、駐車終了時間が更に記憶されており、前記予約情報処理手段は、前記利用情報記憶手段に記憶されている各車の駐車時間から平均駐車時間を算出して、所定のタイミングで保持している平均駐車時間を動的に更新して駐車時間の予測を行う、請求項1〜5のいずれかの項に記載の駐車管理システム。
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