JP6031790B2 - ポイント還元システム - Google Patents

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Description

本発明は、ポイント還元システムに関し、公共交通機関で使用されるICカードのポイント還元に関するものである。
近年、公共交通機関に導入されているICカード(例えば、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa(いずれも登録商標))には、単に、運賃として支払われる電子マネーを貯めておくだけでなく、小売店や自動販売機等でも利用できる電子財布の機能やクレジットカードの機能、さらにはマイレージ等によるポイントサービスの機能を付加したものもある。
ポイントサービスの機能は、月ごと等の所定期間内におけるICカードを利用した支払額や頻度等に応じてポイントを付与するもので、一般に、支払い額や利用回数が多いほど付与されるポイント数が大きい。ポイントに関する情報は、センターに設備されたコンピュータ等によって一元管理されており、付与されたポイントは、通常、主要駅の構内や特定の店舗に設置されている端末装置でポイント還元の操作を行うことにより、当該ICカードによる使用が可能となる。なお、本明細書で記載する「ポイント」とは、マイレージ等のポイントサービス機能により付与されるものを意味する。
このようなポイント還元に関する技術として、例えば、下記、特許文献1,2に開示されるポイント還元システムがある。特許文献1では、クレジットカードの利用金額に応じたサービスポイントをICカードのポイントとして還元を可能にする技術が開示されている。特許文献2では、ICカードの利用者が買い物をして得たポイントと買い物の際に利用した鉄道等の交通費を関連づけて交通費の還元を可能にする技術が開示されている。
特開2003−337925号公報 特開2007−122334号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に開示される技術によると、ポイント還元の操作を可能にする端末装置(以下「ポイント還元端末」という)は、いずれも駅の構内や店舗に設置することを想定している。また、実際に公共交通機関等に導入されているICカードのサービスシステムをみても、ポイント還元端末は、利用者の多い主要駅の構内や特定の大型店舗に設置されている。これは、設備コストや維持管理を考慮したものと考えられるが、利用者にとってはあまり便利ではない。
例えば、鉄道利用者の場合、普段、乗り降りをする駅にポイント還元端末が設置されていなければ、日常ではポイント還元の操作をすることはできない。そのため、ポイント還元端末が設置されている所定の主要駅や特定の店舗に出向いてポイント還元の操作を行う必要がある。また、路線バスの停留所においては、バスの営業所に隣接していたり、鉄道等の主要駅に接続されている等の特段の事情がない限り、保守管理や安全上の観点からポイント還元端末が設置され難い。そのため、バス利用者の場合には、ポイント還元の操作ができる機会が鉄道利用者に比べてさらに少ない。
また、一般に、ポイント還元の操作は、所定の有効期限内に行う必要があり、有効期限を過ぎたポイントは自動的に失効するようにシステムが構築されている。そのため、上述したように、日常生活の場ではポイント還元の操作機会がない利用者は、有効期限切れによるポイント喪失の可能性が高く、ポイントサービスの恩恵を受け難い。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、利用者の利便性を向上し得るポイント還元システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載されたポイント還元システムは、ICカード(運賃として支払可能な電子マネーを貯められる機能と、ポイントサービスにより還元されたポイントを電子マネーの代わりに使用可能に貯められる機能と、を少なくとも有するもの)に記憶されたデータを読み出す読出装置、前記ICカードにデータを書き込む書込装置、前記読出装置および前記書込装置を制御する制御装置、ならびに、前記制御装置と外部とのデータのやり取りを無線通信により行う無線装置、を路線バスまたは鉄道車両に備え、前記制御装置から送られてくるデータに基づいて所定の情報処理を行うことで得られたデータを前記制御装置に送るセンター装置を、前記路線バスまたは鉄道車両の外部に備え、前記制御装置は、利用者が前記路線バスまたは鉄道車両に乗車する際に前記利用者のICカードから読み出された識別データを前記センター装置に送信し、前記センター装置は、前記識別データに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報を前記制御装置に送り、前記制御装置は、前記還元可能なポイント情報を受信した場合には前記利用者が前記路線バスまたは鉄道車両降車する際に、電子マネーの代わりに使用可能なポイントとして還元するポイント(以下「還元ポイント」という)のデータを前記ICカードに書き込んで、前記還元ポイントの還元済情報を前記センター装置に送信し、前記センター装置は、前記ポイントの還元済情報を受信した場合には前記識別データに関連づけられた前記ポイント情報を更新する、ことを技術的特徴とする。なお、「ICカード」とは、運賃として支払可能な電子マネーを貯められる機能と、マイレージ等によるポイントサービスにより還元されたポイントを電子マネーの代わりに使用可能に貯められる機能と、を少なくとも有するものである(以下同じ)。
請求項1の発明では、路線バスまたは鉄道車両に備える制御装置は、利用者が乗車する際にICカードからその識別データを読み出してセンター装置に送信し、それを受信したセンター装置は、識別データに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報を制御装置に送る。そして、利用者が路線バスまたは鉄道車両降車する際に還元ポイントのデータをICカードに書き込んで、還元ポイントの還元済情報をセンター装置に送信する。センター装置は、ポイントの還元済情報を受信した場合には識別データに関連づけられたポイント情報を更新する。これにより、日常における路線バスや鉄道車両の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することができる。また、還元可能なポイント情報は、センター装置から無線通信で送られてくるので、路線バスや鉄道車両の乗務員は、このような情報に対する日常的な準備やメンテナンスを行う必要がない。
また、上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項2に記載されたポイント還元システムは、ICカードに記憶されたデータを読み出すとともに前記ICカードにデータを書き込む読出書込装置、前記読出書込装置を制御する制御装置、および、着脱自在に構成され外部から前記制御装置に入力するデータを記憶するデータ記憶装置、を路線バスまたは鉄道車両に備え、前記ICカードを特定する識別データに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報のデータを前記データ記憶装置に記憶させるセンター装置を、前記路線バスまたは鉄道車両の外部に備え、前記制御装置は、前記データ記憶装置から入力される前記還元可能なポイント情報のデータを読み込んだ後、利用者が前記路線バスまたは鉄道車両に乗車する際に、(1)前記利用者のICカードから前記識別データを読み出し、(2)読み出した前記識別データに基づいて前記還元可能なポイント情報が存在するか否かを調べ、(3)前記還元可能なポイント情報が存在する場合には還元ポイントのデータを前記ICカードに書き込む、ことを技術的特徴とする。
請求項2の発明では、路線バスまたは鉄道車両に備える制御装置は、利用者が乗車する際に、ICカードからその識別データを読み出しそれに基づいて還元可能なポイント情報が存在するか否かを調べ還元ポイントのデータをICカードに書き込む。これにより、日常における路線バスや鉄道車両の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することができる。また、還元可能なポイント情報は、センター装置と制御装置との間においてデータ記憶装置を介して授受をするので、無線通信によるランニングコスト(通信費)が発生しない。
特許請求の範囲の請求項3に記載されたポイント還元システムは、請求項1または2に記載されたポイント還元システムにおいて、前記還元可能なポイント情報は、前記路線バスまたは鉄道車両の乗車運賃の一部または全部として使用可能なポイント数以上であることを技術的特徴とする。
請求項3の発明では、還元ポイントとして、路線バスまたは鉄道車両の乗車運賃の一部または全部として使用可能なポイント数以上をICカードに還元、つまり還元ポイントを運賃の一部または全部に充当する。これにより、ポイント還元を受けた利用者は、普段よりも安い金額で乗車することができる。
特許請求の範囲の請求項4に記載されたポイント還元システムは、請求項1〜3のいずれか一項に記載されたポイント還元システムにおいて、前記ICカードに前記還元ポイントのデータを書き込んだ場合には、前記利用者にその旨を告知する告知装置を前記路線バスまたは鉄道車両に備えることを技術的特徴とする。
請求項4の発明では、ICカードにポイントが還元された場合には、利用者にその旨が告知されるので、ポイント還元を受けたことを知った利用者は、ポイント還元の操作するためにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向く必要のないことを認識することができる。
特許請求の範囲の請求項5に記載されたポイント還元システムは、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたポイント還元システムにおいて、特定のICカードについて、前記還元ポイントのデータを前記ICカードに書き込むことを禁止する情報が前記ICカードまたは前記センター装置に記憶されている場合には、前記制御装置は、前記特定のICカードに対して前記還元ポイントのデータの書き込みを行わないことを技術的特徴とする。
請求項5の発明では、ポイント還元を禁止する情報がICカードやセンター装置に記憶されている場合には、ポイント還元をしないようにするので、路線バスや鉄道車両によるポイント還元を望まない利用者のニーズも満たすことができる。
特許請求の範囲の請求項6に記載されたポイント還元システムは、請求項1に記載されたポイント還元システムにおいて、前記無線装置は、無線パケット通信網を介して無線通信を行う場合、1回の送信で使用されるパケットに収容可能な最大数の前記識別データをまとめて送信することを技術的特徴とする。
請求項6の発明では、パケットに収容可能な最大数の識別データをまとめて送信するので、パケットの収容効率が上がるとともに、識別データの送信に要するパケット数が減少する。これにより、通信時間を短くすることができるので、電力消費量が削減され省エネに貢献することができる。また、通信料としてパケット単位で課金されている場合には通信コストを削減することができる。
特許請求の範囲の請求項7に記載されたポイント還元システムは、請求項2に記載されたポイント還元システムにおいて、前記センター装置は、複数の前記ICカードに関するポイント情報を管理しており、そのうち、予め設定された基準に基づいて所定期間内の使用回数が多いと判断されるICカードについての還元可能なポイント情報のデータを前記データ記憶装置に記憶させることを技術的特徴とする。
請求項7の発明では、所定期間内の使用回数が多いと判断されるICカード、つまり路線バスや鉄道車両の利用頻度が高い利用者のICカードを優先的にポイント還元するように、還元可能なポイント情報のデータを選択してデータ記憶装置に記憶する。これにより、全利用者の還元可能なポイント情報の全データを記憶する場合に比べて、データ量を削減できるので、少ない記憶容量のデータ記憶装置でも用いることができる。
特許請求の範囲の請求項8に記載されたポイント還元システムは、請求項2に記載されたポイント還元システムにおいて、前記センター装置は、複数の前記ICカードに関するポイント情報を管理しており、そのうちの前記還元可能なポイント情報の全データ量が前記データ記憶装置の記憶可能容量を超える場合には、前記データ記憶装置の記憶可能容量以下のデータ量を単位とする複数のグループに前記還元可能なポイント情報の全データを分割し、前記データ記憶装置に記憶させる特定のグループを所定日数ごとに割り当てることを技術的特徴とする。
請求項8の発明では、複数のグループに還元可能なポイント情報の全データを分割して特定のグループを所定日数ごとに割り当ててデータ記憶装置に記憶する。これにより、還元可能なポイント情報の全データを記憶する場合に比べて、データ量を削減できるので、少ない記憶容量のデータ記憶装置でも用いることができる。
本発明では、ポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向かなくても、またポイント還元端末で操作を行わなくても、ポイントがICカードに還元される。したがって、利用者、つまりICカードの利用者の利便性を向上することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るポイント還元システムの構成例を示すシステム構成図である。 第1実施形態のポイント還元システムによる全処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示すバス側処理の流れを示すフローチャートで、図3(A)は乗車時処理、図3(B)は取得処理、図3(C)は降車時処理、である。 図2に示すセンター側処理の流れを示すフローチャートで、図4(A)は照会処理、図4(B)は更新処理、である。 本発明の第2実施形態に係るポイント還元システムの構成例を示すシステム構成図である。 第2実施形態のポイント還元システムによる全処理の流れを示すフローチャートである。 図6に示すセンター側処理の流れを示すフローチャートで、図7(A)は準備処理、図7(B)は更新処理である。 図6に示すバス側処理の流れを示すフローチャートで、図8(A)は始発前処理、図8(B)は乗車時処理、図8(C)は終着後処理、である。
以下、ポイント還元システムについて図を参照して説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係るポイント還元システムの構成例を図1に基づいて説明する。図1には、ポイント還元システムの構成図が図示されている。第1実施形態は、ICカードを利用してワンマン運行方式の路線バス(以下「バス」という)10に乗車する利用者(以下「利用者」という)が後方口14から乗車した後、前方口12から降車する際に運賃を支払う「後乗り前降り後払い」方式のバス10に、本発明のポイント還元システムを適用した例である。「後乗り前降り後払い」方式のバス10では、一般に、距離に応じて金額が増加する運賃体系を採る。
図1に示すように、本実施形態のシステムは、バス10に搭載されるバス側機器20と、センター30に設けられる管理装置31等と、から構成されている。バス10とセンター30は、無線通信回線100を介してデータ通信可能に接続されており、またセンター30は、インターネットや公衆回線を介して、駅窓口50の端末装置51、駅構内60の積増装置61や店舗90の端末装置等とデータ通信可能に接続されている。
バス側機器20は、バス10の車内に設けられる、コントローラ21、ICカードリーダ23、ICカードライタ25、表示装置27、無線装置29等から構成されている。バス10には、前方口12の付近に図略の運賃箱が、また後方口14の付近に図略の整理券発行機が、それぞれ設置されている。
コントローラ21は、ICカードリーダ23やICカードライタ25を制御する制御装置で、MPU21a、メモリ21b、I/Oインタフェース21c等から構成されている。MPU21aは、バス側機器20を制御する演算処理装置で、システムバスやデータバス等を介して、メモリ21bやI/Oインタフェース21c等と接続されている。本実施形態では、例えば、運賃箱のコントローラを当該コントローラ21として共用する。
メモリ21bは、半導体記憶装置で、MPU21aが使用する主記憶空間を構成するものである。本実施形態では、プログラム領域を担うROMとワーク領域やデータ領域に割り当てられるDRAMとにより構成されている。ROMには、運賃箱を制御するシステムプログラム(いわゆるOS)や、後述する各制御プログラム等が格納されている。
I/Oインタフェース21cは、コントローラ21の周辺装置に対して、シリアル(USB規格等)またはパラレル(IEEE1284規格等)のデータのやり取りを仲介する入出力インタフェース装置である。本実施形態では、ICカードリーダ23、ICカードライタ25、表示装置27や無線装置29等と接続可能に構成されている。
ICカードリーダ23は、利用者のICカードに記憶された当該利用者の利用者ID(識別データ)を読み出す読出装置で、コントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。このICカードリーダ23は、例えば、後方口14の付近に整理券発行機と並んで設けられており、本来、利用者が提示したICカードから利用者IDを読み取って前方口12の運賃箱に送る役割を担っている。そのため、本実施形態では、ICカードリーダ23は既存のものを使用する。なお、利用者IDは、ICカードに固有のID番号情報で、例えば、ICカードの製造時に当該ICカードに書き込まれる場合や、利用者に渡される前のICカードの発行時に当該ICカードに書き込まれる場合がある。
ICカードライタ25は、利用者のICカードにデータを書き込む書込装置で、コントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。本実施形態では、ICカードリーダ23から送られてくる利用者IDと当該利用者が乗車した停留所番号とに基づいて当該利用者が支払う運賃を算出してICカードによる運賃の支払いを可能にする運賃箱のカードリードライタ部を、当該ICカードライタ25として共用する。なお、運賃箱のカードリードライタ部は、ICカードを読み出すICカードリーダの機能も備えている。
表示装置27は、ICカードに還元ポイントのデータを書き込んだ場合、利用者にその旨を告知する告知装置で、この装置もコントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。運賃箱には、利用者に対して運賃や支払い金額に関する情報を明示する液晶ディスプレィが設けられているため、本実施形態では、この液晶ディスプレィを表示装置27として使用する。
無線装置29は、コントローラ21と外部とのデータのやり取りを無線通信回線100により行うもので、例えば、データ通信可能な業務無線装置や携帯電話装置等が使用される。本実施形態では、データ通信は、無線パケット通信網を介して行われる。無線装置29もコントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。
なお、コントローラ21には、前方口12や後方口14の扉の開閉状態を検出可能な図略のドアセンサがI/Oインタフェース21cを介して接続されている。これにより、バス10が停留所に停車している期間中であるか否かを扉の開閉状態(開状態は停車中、閉状態は走行中)に基づいて検出することができる。
センター30には、管理装置31、データベース33、無線装置35等が設けられている。管理装置31は、データベース33に蓄積されている、利用者IDの情報、利用者IDに対応したICカードによる収入情報やポイント情報、等々に関するデータの管理を行う情報処理装置で、例えば、インターネットや公衆回線に接続されているネットワークサーバーや汎用コンピュータにより実現されている。
本実施形態では、管理装置31は、インターネット等による通信制御を行う図略の通信制御装置の他に、バス10のバス側機器20と無線通信回線100を介して無線通信可能な無線装置35に接続されている。例えば、無線装置35には、データ通信可能な業務無線装置や携帯電話装置等が使用される。
管理装置31は、インターネットや公衆回線を介して、駅窓口50の端末装置51や駅構内60の積増装置(電子マネー機能付きのICカードに入金する装置)61、また小売店等の店舗90に設置された図略の端末装置にデータ通信可能に接続されている。これにより、ICカードで買い物をした場合やICカードでバス10に乗車した場合には、利用者の利用情報として、利用者IDとともにその金額情報が管理装置31に送られる(なお、バス10には、ICカードによる利用情報をメモリカード等を介在させたオフラインで管理装置31とやり取りが可能なものも含む)。
管理装置31は、このようにして蓄積される利用者情報を、ICカードごとに、例えば、月ごとに集計して利用金額や利用頻度等に応じて換算したポイントを付与する。付与したポイントに関する情報は、管理装置31に接続されるデータベース33によって一元管理されている。ポイントは、例えば、インターネット等を介して接続される駅窓口50の端末装置51のICカードR/W53や駅構内60の積増装置61により還元操作を行うことによって、ポイント還元されてICカードによる使用が可能となる。店内にこのようなインターネット等を介して管理装置31に接続されるポイント還元端末が設置されている場合には、店舗90においてもポイント還元が可能となる。
なお、データベース33には、ICカードの利用者情報として、当該利用者を特定する情報(例えば、氏名、住所、連絡先電話番号、年齢等)やバス10の車内におけるポイントの自動還元を希望する旨(または希望しない旨)の情報等も蓄積されている。
ここで、バス側機器20のコントローラ21のメモリ21bに格納されている各制御プログラムとセンター30の管理装置31を制御する各制御プログラムとの協働により実現されるポイント還元システムの全体の流れについて、図2を参照しながら説明する。図2には、第1実施形態のポイント還元システムによる全処理の流れが図示されている。この図2に示される処理は、バス10が、ある停留所に停車してから次の停留所に停車して発車するまでの間に実行されるもので、各停留所において繰り返し行われるものである。
図2に示すように、本実施形態では、まずバス10側の処理としてバス側機器20の乗車時処理(S100)から始まる。即ち、バス10の利用者が後方口14から乗車する際にICカードリーダ23にICカードをかざすと、乗車時処理(S100)によりICカードから読み出された利用者IDが無線通信回線100を介してセンター30に送信される。これを受信したセンター30側では、照会処理(S200)によって、当該利用者IDに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報(例えば、利用者IDと還元可能ポイントが関連付けられたデータ)が、データベース33で照会されてリスト形式に編集された後、無線通信回線100を介してバス10側のバス側機器20に送信される。この還元可能なポイント情報は、バス10側の取得処理(S300)により受信される。ここまでの処理は、無線通信回線100の通信速度や通信トラヒックの状況に左右されるが、例えば、数秒〜数十秒の間、つまり利用者がバス10に乗車している間に行われる。
センター30側から送信されてきた還元可能なポイント情報(例えば、利用者IDと還元可能ポイントが関連付けられたリスト形式のデータ)は、利用者が降車する際、還元ポイントとしてICカードに書き込まれる。即ち、利用者がバス10を降車する際に前方口12のICカードライタ25にICカードをかざすと、降車時処理(S350)により還元ポイントのデータがICカードに書き込まれる。ポイントの還元済情報は、無線通信回線100を介してセンター30に送信されるため、それを受信したセンター30側では、更新処理(S400)によりデータベース33のポイント情報を更新する。これにより、日常におけるバス10の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することが可能となる。
このような各処理の詳細は、図3および図4に図示されている。図3には、図2に示すバス側処理の流れが図示されており、図3(A)は乗車時処理(S100)、図3(B)は取得処理(S300)、図3(C)は降車時処理(S350)、である。また図4には、図2に示すセンター側処理の流れが図示されており、図4(A)は照会処理(S200)、図4(B)は更新処理(S400)、である。
図3(A)に示す乗車時処理は、バス10が停留所に停車している期間中にコントローラ21により実行されて、バス10に乗車する利用者がICカードリーダ23にかざすICカードから利用者IDを読み出して、逐次、メモリ21bに蓄積するものである。
具体的には、ステップS101によりICカードリーダ23にICカードがかざされていることを検出(検出処理)すると(S101:Yes)、ステップS103によりICカードリーダ23を介してICカードから利用者IDを読み出して(読出処理)、ステップS105によりメモリ21bに一時的に記憶する(蓄積処理)。これらの処理をバス10が停車している期間中、繰り返し行うことで(S107:Yes)、その停留所から乗車した利用者全員の利用者IDがメモリ21bに蓄積される。バス10が停留所に停車している間は(S107;Yes)、ステップS101によりICカードの検出を繰り返す(S101;No)。そして、バス10が停留所を出発すると(S107:No)、乗車した利用者全員の利用者IDのデータをステップS109によりパケットに組み立てた後(パケット組立処理)、ステップS111によりパケットを無線送信する(送信処理)。
ステップS109のパケット組立処理においては、メモリ21bに蓄積された全利用者IDを効率良くパケット化するように、1回の送信で使用されるパケットに収容可能な最大数の利用者IDをまとめてパケットにする。これにより、パケットの収容効率が上がるとともに、利用者IDの送信に要するパケット数が減少するため、通信時間を短くすることが可能となり、パケット単位で課金される通信コストも削減することが可能となる。なお、後述するステップS207やステップS357においても、それぞれ同様に、1回の送信で使用されるパケットに収容可能な最大数の利用者ID等をまとめてパケット化するように、パケットが組み立てられ、これらの処理でも通信時間の短縮や通信コストの削減が可能となる。
乗車時処理(S100)により送信された利用者IDは、無線通信回線100を介してセンター30が受信し、図4(A)に示す照会処理に渡される。照会処理は、主に、バス10が停留所間を走行している期間中に管理装置31により実行されるもので、利用者IDに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報が存在するか否かをデータベース33に照会するものである。なお、無線通信回線100において通信エラーが発生しリトライ処理によってもセンター30が正常に受信できない場合や、受信したデータの一部が壊れている場合には、管理装置31は照会処理を行うことなく無視する。
図4(A)に示すように、具体的には、バス側機器20から送信されてくるパケットをステップS201により受信した後(受信処理)、ステップS203によりパケットを分解して利用者IDを取り出す(パケット分解処理)。取り出した全部の利用者IDについて、関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報が存在するか否かをデータベース33に照会する(データベース照会処理)。照会結果から、還元可能なポイント情報が存在する利用者IDがある場合には、該当する利用者IDとその還元可能ポイントとを関連づけてリスト形式に編集したデータを、ステップS207によりパケットに組み立てた後(パケット組立処理)、ステップS209によりパケットを無線送信する(送信処理)。
なお、還元可能なポイント情報を構成する還元可能ポイントは、例えば、バス10の運賃のうち最も安い料金(最低料金)として使用可能なポイント数以上に設定される。例えば、運賃が200円から始まり40円ごと増加する場合には、200円として使用可能なポイント数以上に設定する。また、増加する単位金額(この例では40円)以上や、マイレージ等によるポイントサービスにより使用できる最低金額(例えば10円)以上に設定する。これにより、運賃の一部または全部に還元ポイントが充当され得るため、ポイント還元を受けた利用者は、普段よりも安い金額で乗車することができる。
また、データベース33に蓄積されている利用者情報から、特定のICカードに対応する利用者情報にバス10の車内におけるポイントの自動還元を希望しない旨の情報が含まれている場合には、還元可能なポイント情報が実際には存在しても、当該特定のICカードについてはそのようなポイント情報は存在しない照会結果を返す。これにより、バス10によるポイント還元を望まない利用者のニーズも満たすことができる。
照会処理(S200)により送信された還元可能なポイント情報等のデータは、無線通信回線100を介してバス側機器20が受信し、図3(B)に示す取得処理に渡される。取得処理も、主に、バス10が停留所間を走行している期間中にコントローラ21により実行されるもので、利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報をメモリ21bに一時的に記憶して蓄積するものである。
図3(B)に示すように、具体的には、センター30から送信されてくるパケットをステップS301により受信した後(受信処理)、ステップS303によりパケットを分解して、利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報を取り出す(パケット分解処理)。取り出した還元可能なポイント情報は、ステップS305により利用者IDに関連づけてメモリ21bに記憶して蓄積する(蓄積処理)。
バス10が次の停留所に停車すると、図3(C)に示す降車時処理が行われる。降車時処理は、前述した乗車時処理(図3(A))と同様に、バス10が停留所に停車している期間中にコントローラ21により実行されるもので、バス10を降車する利用者がICカードライタ25にかざすICカードに還元可能なポイント情報のデータを書き込むものである。
図3(C)に示すように、具体的には、ステップS351によりICカードライタ25にICカードがかざされていることを検出(検出処理)すると(S351:Yes)、ステップS352によりICカードライタ25を介してICカードから利用者IDを読み出し(読出処理)、メモリ21bに蓄積された還元可能なポイント情報から、当該利用者IDに関連づけられたものをステップS353により検索する(検索処理)。そして、当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報が見つかれば(S354:あり)、ステップS355によりその還元ポイントのデータをICカードに書き込む(書込処理)。当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報が見つからなければ(S354:なし)、還元ポイントのデータをICカードに書き込まない。
なお、バス10の車内におけるポイントの自動還元を希望しない旨の情報がICカードに記録されている場合には、当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報の有無にかかわらず、還元ポイントのデータをICカードに書き込まない。これにより、バス10によるポイント還元を望まない利用者のニーズも満たすことができる。
なお、運賃箱の基本機能として、当該利用者が支払う運賃をICカードの電子マネーから引き去る処理は、ステップS355により還元ポイントのデータをICカードに書き込んだ後(または書き込む前)に行われる。
これらの処理をバス10が停車している期間中、繰り返し行うことで(S356:Yes)、その停留所で降車した利用者全員のICカードについて還元可能なポイント情報があればポイント還元を行う。バス10が停留所に停車している間は(S356;Yes)、ステップS351によりICカードの検出を繰り返す(S351;No)。そして、バス10が停留所を出発すると(S356:No)、降車した利用者のうち、ポイント還元を行った利用者IDのデータを還元済み情報として作成しパケット化した後(還元済情報作成処理)、ステップS358によりパケットを無線送信する(送信処理)。
降車時処理(S350)により送信された還元済情報は、無線通信回線100を介してセンター30が受信し、図4(B)に示す更新処理に渡される。更新処理は、主に、バス10が停留所間を走行している期間中に管理装置31により実行されるもので、データベース33に蓄積されているポイント情報のうち、ポイント還元されたICカードの利用者IDに関連づけられているデータを更新するものである。
なお、無線通信回線100において通信エラーが発生しリトライ処理によってもセンター30が正常に受信できない場合や、受信したデータの一部が壊れている場合には、管理装置31は更新処理を行わない。この場合、バス10側では、降車時処理の送信処理(S358)において、再送要求の情報をメモリ21bのデータ領域に記憶する。そして、このような再送要求の情報が記憶されている場合には、次の停留所等で次回以降実行される降車時処理の送信処理(S358)において、正常に送信できなかった還元済情報を再度送信する。これにより、センター30では、通信エラーで正常に更新できなかった還元済情報の更新をリカバリすることができる。
図4(B)に示すように、具体的には、バス側機器20から送信されてくるパケットをステップS401により受信した後(受信処理)、ステップS403によりパケットを分解して利用者IDを取り出す(パケット分解処理)。そして、取り出した全部の利用者IDについて関連づけられているポイント情報に対して、ステップS405によりポイントが還元された旨の情報を付加して更新する(データベース更新処理)。
なお、降車時処理(図3(C))によるステップS357(還元済情報作成処理)およびステップS358(送信処理)や、更新処理(図4(B))を行うことなく、バス10が終着駅に到着した後、ポイント還元を行ったすべてのICカードの利用者IDを一括してメモリカード等に記憶させ、メモリカード等による受け渡しによるオフラインでセンター30のデータベース33を更新するように構成しても良い。これにより、更新処理(図4(B))による無線通信を省略できるため、通信コストをさらに削減することが可能となる。
以上説明したように、第1実施形態に係るポイント還元システムによると、バス10に備えるコントローラ21は、利用者が乗車する際にICカードからその利用者ID(識別データ)を読み出して管理装置31に送信し、それを受信した管理装置31は、利用者IDに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報をコントローラ21に送る。そして、利用者がバス10を降車する際に還元ポイントのデータをICカードに書き込む。これにより、日常におけるバス10の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することができる。また、還元可能なポイント情報は、管理装置31から無線通信回線100で送られてくるので、バス10の乗務員は、このような情報に対する日常的な準備やメンテナンスを行う必要がない。したがって、利用者、つまりICカードの利用者の利便性を向上することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るポイント還元システムの構成例を図5に基づいて説明する。図5には、ポイント還元システムの構成図が図示されている。第2実施形態は、前方口12から乗車して運賃を支払い後方口14から降車する「前乗り後降り先払い」方式のバス10’に、本発明のポイント還元システムを適用した例である。一般に、距離に関係なく均一料金の運賃体系を採る。
図5に示すように、本実施形態のシステムは、バス10’に搭載されるバス側機器20’と、センター30’に設けられる管理装置31等と、から構成されている。本実施形態では、バス10’とセンター30’は、無線通信回線100等を介して接続されてはおらず、これらの間はメモリカード43を介してデータのやり取りが行われる。なお、センター30’は、インターネットや公衆回線を介して、駅窓口50の端末装置51、駅構内60の積増装置61、営業所70の端末装置71や店舗90の端末装置等とデータ通信可能に接続されている。
なお、本実施形態では、営業所70の端末装置71は、センター30’に設置される管理装置31の端末装置として機能するため、営業所70はセンター30’の概念に含まれることを前提に以下説明する。
バス側機器20’は、バス10’の車内に設けられる、コントローラ21、表示装置27、メモリカード43、ICカードR/W45、等から構成されている。バス10’には、前方口12の付近に図略の運賃箱が設置されている。
コントローラ21は、メモリカード43やICカードR/W45を制御する制御装置で、MPU21a、メモリ21b、I/Oインタフェース21c等から構成されている。MPU21aは、バス側機器20’を制御する演算処理装置で、システムバスやデータバス等を介して、メモリ21bやI/Oインタフェース21c等と接続されている。本実施形態では、例えば、運賃箱のコントローラを当該コントローラ21として共用する。
メモリ21bは、半導体記憶装置で、MPU21aが使用する主記憶空間を構成するものである。本実施形態では、プログラム領域を担うROMとワーク領域やデータ領域に割り当てられるDRAMとにより構成されている。ROMには、運賃箱を制御するシステムプログラム(いわゆるOS)や、後述する各制御プログラム等が格納されている。
I/Oインタフェース21cは、コントローラ21の周辺装置に対して、シリアル(USB規格等)またはパラレル(IEEE1284規格等)のデータのやり取りを仲介する入出力インタフェース装置である。本実施形態では、表示装置27、メモリカード43やICカードR/W45等と接続可能に構成されている。
表示装置27は、ICカードに還元ポイントのデータを書き込んだ場合、利用者にその旨を告知する告知装置で、この装置もコントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。運賃箱には、利用者に対して運賃や支払い金額に関する情報を明示する液晶ディスプレィが設けられているため、本実施形態では、この液晶ディスプレィを表示装置27として使用する。
メモリカード43は、センター30’(または営業所70)とバス側機器20’との間において、後述するようにデータベース33に蓄積された利用者情報をやり取りする可搬型の半導体記憶装置で、例えば、大容量かつリード/ライトのアクセス速度が高速な不揮発性メモリがこれに相当する。例えば、数メガバイト〜数10メガバイトの記憶容量を持つSRAMやDRAM等であって、防振、防塵、防水や耐熱等の故障に繋がる種々の対策が施された車載用メモリ装置が使用される。
メモリカード43の記憶容量については、例えば次のように設定される。後述する還元可能なポイント情報のデータサイズが、例えば16バイト/件で、有効なICカードの枚数が、例えば100万枚である場合には、還元可能なポイント情報の合計サイズは16Mバイトになる。この場合、メモリカード43の記憶容量を16メガバイトに設定することですべてのICカードに対応することが可能となるが、設備コストが嵩む。
このため、例えば、これを4分割して25万枚ずつ4グループに分けることで、メモリカード43のサイズを4メガバイトに減らすことができ、設備コストを低減できる。この場合、メモリカード43を介してバス側機器20’に渡す還元可能なポイント情報のグループは、各グループを所定日数ごとに順繰りに割り当てる。例えば、毎月、1日〜8日をAグループ、9日〜16日をBグループ、17日〜24日をCグループ、25日〜30日(または31日)をDグループ、というように、A〜Dの4つのグループを8日ごとに順繰りに割り当てる。
ICカードR/W45は、利用者のICカードに記憶された当該利用者の利用者ID(識別データ)を読み出すICカードリーダの機能と、利用者のICカードにデータを書き込むICカードライタの機能と、を兼ね備えた装置で、コントローラ21の入出力インタフェース21cに接続されている。本実施形態では、ICカードリーダ23から送られてくる利用者IDと当該利用者が乗車した停留所番号とに基づいて当該利用者が支払う運賃を算出してICカードによる運賃の支払いを可能にする運賃箱のカードリードライタ部を、当該ICカードR/W45として共用する。なお、利用者IDは、ICカードに固有のID番号情報で、例えば、ICカードの製造時に当該ICカードに書き込まれる場合や、利用者に渡される前のICカードの発行時に当該ICカードに書き込まれる場合がある。
なお、コントローラ21には、前方口12の扉の開閉状態を検出可能な図略のドアセンサがI/Oインタフェース21cを介して接続されている。これにより、バス10’が停留所に停車している期間中であるか否かを扉の開閉状態(開状態は停車中、閉状態は走行中)に基づいて検出することができる。
センター30’には、管理装置31、データベース33等が設けられている。管理装置31は、データベース33に蓄積されている、利用者IDの情報、利用者IDに対応したICカードによる収入情報やポイント情報、等々に関するデータの管理を行う情報処理装置で、例えば、インターネットや公衆回線に接続されているネットワークサーバーや汎用コンピュータにより実現されている。
管理装置31は、インターネットや公衆回線を介して、駅窓口50の端末装置51、駅構内60の積増装置(電子マネー機能付きのICカードに入金する装置)61や営業所70の端末装置71、また小売店等の店舗90に設置された図略の端末装置にデータ通信可能に接続されている。これにより、ICカードで買い物をした場合やICカードでバス10’に乗車した場合には、利用者の利用情報として、利用者IDとともにその金額情報が管理装置31に送られる。
管理装置31は、このようにして蓄積される利用者情報を、ICカードごとに、例えば、月ごとに集計して利用金額や利用頻度等に応じて換算したポイントを付与する。付与したポイントに関する情報は、管理装置31に接続されるデータベース33によって一元管理されている。ポイントは、例えば、インターネット等を介して接続される駅窓口50の端末装置51のICカードR/W53や駅構内60の積増装置61により還元操作を行うことによって、ポイント還元されてICカードによる使用が可能となる。店内にこのようなインターネット等を介して管理装置31に接続されるポイント還元端末が設置されている場合には、店舗90においてもポイント還元が可能となる。
なお、データベース33には、ICカードの利用者情報として、当該利用者を特定する情報(例えば、氏名、住所、連絡先電話番号、年齢等)やバス10’の車内におけるポイントの自動還元を希望する旨(または希望しない旨)の情報等も蓄積されている。
ここで、バス側機器20’のコントローラ21のメモリ21bに格納されている各制御プログラムとセンター30’の管理装置31を制御する各制御プログラムとの協働により実現されるポイント還元システムの全体の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6には、第2実施形態のポイント還元システムによる全処理の流れが図示されている。この図6に示される処理は、バス10’が、ある路線の始発駅で待機する前の乗務員による事前準備から、終着駅に到着して当該路線の運行が完了した後の乗務員による事後処理までの間に実行されるものである。
図6に示すように、本実施形態では、まずセンター30’側の処理として管理装置31の準備処理(S500)から始まる。即ち、バス10’の運転開始に先立って、準備処理(S500)により、所定範囲の利用者IDの還元可能なポイント情報(例えば、利用者IDと還元可能ポイントが関連付けられたデータ)がデータベース33で照会されて還元可能なポイント情報(例えば、利用者IDと還元可能ポイントが関連付けられたリスト形式のデータ)がメモリカード43に記憶される。このメモリカード43は、センター30’(または営業所70)から乗務員等により運ばれて始発駅に待機しているバス10’のバス側機器20’にセットされる。
メモリカード43がセットされたバス10’側のバス側機器20’では、始発前処理(S600)によりメモリカード43から還元可能なポイント情報が読み出される。そして、前方口12から利用者がバス10’に乗車する際にICカードR/W45にICカードをかざすと、乗車時処理(S650)によりICカードから読み出された利用者IDに対応する還元可能なポイント情報が調べられて還元ポイントのデータがあればICカードにそれが書き込まれる。
そして、バス10’が終着駅に到着した後、終着後処理(S700)により還元済情報が作成されてメモリカード43に記憶される。このメモリカード43は、乗務員等によりバス10’からセンター30’(または営業所70)に運ばれて管理装置31(または端末装置71のメモリカードR/W73)にセットされ、センター30’側では更新処理(S800)によりデータベース33のポイント情報を更新する。これにより、日常におけるバス10’の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することが可能となる。
このような各処理の詳細は、図7および図8に図示されている。図7には、図6に示すセンター側処理の流れが図示されており、図7(A)は準備処理(S500)、図7(B)は更新処理(S800)、である。また図8には、図6に示すバス側処理の流れが図示されており、図8(A)は始発前処理(S600)、図8(B)は乗車時処理(S650)、図8(C)は終着後処理(S700)、である。
図7(A)に示す準備処理は、バス10’の運転開始に先立ってセンター30’の管理装置31(または営業所70の端末装置71)により実行されるもので、メモリカード43を介してバス10’のバス側機器20に渡す還元可能なポイント情報を、当該メモリカード43に書き込むものである。
具体的には、ステップS501によりメモリカード43に記憶する対象となる利用者IDを決定した後(対象ID決定処理)、ステップS502により対象の利用者IDについて関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報が存在するか否かをデータベース33に照会する(データベース照会処理)。照会結果から、還元可能なポイント情報が存在する利用者IDがある場合には、該当する利用者IDとその還元可能ポイントとを関連づけてリスト形式に編集したデータを、ステップS503によりメモリカード43に書き込む(メモリカード書込処理)。
なお、メモリカード43に記憶する対象となる利用者IDは、前述したように、予め利用者IDがグループ分けされている場合には、当該準備処理の実行日から当日に該当するグループに含まれる利用者IDの範囲に決定する。また、このグループから、所定期間内におけるICカードの利用回数が多い(例えば50回/月以上)と判断される利用者IDをさらに選別しそれに該当する利用者IDに決定しても良い。これにより、ICカードの利用頻度の高い利用者を本システムによるポイント還元の対象に絞ることが可能となる。
また、還元可能なポイント情報を構成する還元可能ポイントは、例えば、バス10の運賃として使用可能なポイント数以上に設定される。例えば、運賃が200円である場合には、200円として使用可能なポイント数以上に設定する。また、マイレージ等によるポイントサービスにより使用できる最低金額(例えば10円)以上に設定する。これにより、運賃の一部または全部に還元ポイントが充当され得るため、ポイント還元を受けた利用者は、普段よりも安い金額で乗車することができる。
さらに、データベース33に蓄積されている利用者情報から、特定のICカードに対応する利用者情報にバス10’の車内におけるポイントの自動還元を希望しない旨の情報が含まれている場合には、還元可能なポイント情報が実際には存在しても、当該特定のICカードについてはそのようなポイント情報は存在しない照会結果を返す。これにより、バス10’等によるポイント還元を望まない利用者のニーズも満たすことができる。
準備処理(S500)により還元可能なポイント情報が書き込まれたメモリカード43は、センター30’(または営業所70)から乗務員等により運ばれて始発駅に待機しているバス10’のバス側機器20’にセットされて、図8(A)に示す始発前処理に渡される。始発前処理は、主に、バス10’が始発駅を出発する前の待機期間中にコントローラ21により実行されるもので、利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報をメモリ21bに一時的に記憶して蓄積するものである。
図7(A)に示すように、具体的には、バス側機器20’にセットされたメモリカード43から、ステップS601により利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報を読み出し後(メモリカード読出処理)、ステップS602により利用者IDに関連づけてメモリ21bに記憶して蓄積する(蓄積処理)。
次に、図8(B)に示す乗車時処理が行われる。乗車時処理は、バス10’が停留所(始発駅も含む)に停車している期間中にコントローラ21により実行されるもので、バス10’に乗車する利用者がICカードR/W45にかざすICカードから利用者IDを読み出して、還元可能なポイント情報を検索し、ポイント情報のデータをICカードに書き込むものである。
図8(B)に示すように、具体的には、ステップS651によりICカードR/W45にICカードがかざされていることを検出(検出処理)すると(S651:Yes)、ステップS652によりICカードR/W45を介してICカードから利用者IDを読み出して(読出処理)、メモリ21bに蓄積されている還元可能なポイント情報から、当該利用者IDに関連付けられたものをステップS653により検索する(検索処理)。そして、当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報が見つかれば(S655:あり)、ステップS657によりその還元ポイントのデータをICカードに書き込む(書込処理)。当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報が見つからなければ(S657:なし)、還元ポイントのデータをICカードに書き込まない。
なお、バス10’の車内におけるポイントの自動還元を希望しない旨の情報がICカードに記録されている場合には、当該利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報の有無にかかわらず、還元ポイントのデータをICカードに書き込まない。これによりバス10’等によるポイント還元を望まない利用者のニーズも満たすことができる。
なお、運賃箱の基本機能として、当該利用者が支払う運賃をICカードの電子マネーから引き去る処理は、ステップS657により還元ポイントのデータをICカードに書き込んだ後(または書き込む前)に行われる。
これらの処理をバス10’が停車している期間中、繰り返し行うことで(S659:Yes)、その停留所で乗車した利用者全員のICカードについて還元可能なポイント情報があればポイント還元を行う。バス10’が停留所に停車している間は(S659;Yes)、ステップS651によりICカードの検出を繰り返す(S651;No)。そして、バス10’が停留所を出発すると(S659:No)、当該処理を終えて次の停留所で停車するのを待つ。次の停留所で停車すると、再度、起動して上記と同様の処理を行う。
そして、バス10’が終着駅に到着すると、図8(C)に示す終着後処理(S700)が行われる。終着後処理では、各停留所で乗車した利用者のうち、ポイント還元を行った利用者IDのデータをステップS701により還元済み情報として作成した後(還元済情報作成処理)、ステップS703により還元済み情報をメモリカード43に書き込む(メモリカード書込処理)。
メモリカード43に書き込まれた還元済み情報は、メモリカード43を介してセンター30’(または営業所70)に運ばれて管理装置31(端末装置71のメモリカードR/W73)にセットされて、図7(B)に示す更新処理(S800)に渡される。更新処理は、バス10’が終着駅に着いた後に管理装置31(または端末装置71)により実行されるもので、データベース33に蓄積されているポイント情報のうち、ポイント還元されたICカードの利用者IDに関連づけられているデータを更新するものである。
図8(B)に示すように、具体的には、管理装置31(または端末装置71のメモリカードR/W73)にセットされたメモリカード43から、ステップS801により利用者IDに関連づけられた還元可能なポイント情報を読み出し後(メモリカード読出処理)、読み出した全部の利用者IDについて関連づけられているポイント情報に対して、ステップS803によりポイントが還元された旨の情報を付加して更新する(データベース更新処理)。
なお、上述した始発駅は、バス路線のターミナル駅に限られることなく、バス10’が当日最初に出発するターミナル駅であっても良い。また終着駅は、バス路線のターミナル駅に限られることなく、バス10’が当日最後に到着するターミナル駅であっても良い。これにより、上述した準備処理、始発前処理、終着後処理および更新処理をそれぞれ1回/日に削減することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係るポイント還元システムによると、バス10’に備えるバス側機器20’のコントローラ21は、利用者が乗車する際に、ICカードからその利用者ID(識別データ)を読み出し(S652)、それに基づいて還元可能なポイント情報が存在するか否かを調べ(S653)、存在する場合には(S655;あり)還元ポイントのデータをICカードに書き込む(S657)。これにより、日常におけるバス10’の利用場面においてICカードにポイントが自動的に還元されるので、利用者は、これまでのようにポイント還元端末が設置された主要駅や特定の店舗に出向くことなく、またポイント還元端末で操作を行うことなく、ICカードにポイントを還元することができる。また、還元可能なポイント情報は、管理装置31(端末装置71)とコントローラ21との間においてメモリカード43を介して授受をするので、無線通信によるランニングコスト(通信費)が発生しない。したがって、利用者、つまりICカードの利用者の利便性を向上することができる。
なお、上述した各実施形態では、本発明のポイント還元システムをバス10,10’(路線バス)に適用する場合を例示して説明したが、本発明の適用はこれに限られることはなく、乗合車両であれば、例えば、路面電車、トロリーバスやワンマン運行方式の鉄道等の乗合車両にも適用することができ、これらの場合においても路線バスに適用したときと同様の作用・効果を得ることができる。
また、上述した各実施形態では、ICカードリーダ23、ICカードライタ25や表示装置27として、既存の運賃箱等を構成するものを使用してこれらと共用する構成を採ったが、個別に設けてそれぞれコントローラ21に接続するように構成しても良い。
さらに、上述した各実施形態では、「ICカードに還元ポイントのデータを書き込んだ旨を利用者に告知する告知装置」として、表示装置27を用いたが、利用者が認識可能な手段であれば、例えば、ブザー音や合成音声等による音、LEDやパイロットランプ等による光、等を発する装置を用いても良い。
10,10’…バス(路線バス)
20,20’…バス側機器
21…コントローラ(制御装置)
23…ICカードリーダ(読出装置)
25…ICカードライタ(書込装置)
27…表示装置(告知装置)
29…無線装置
30,30’…センター
31…管理装置(センター装置)
33…データベース(センター装置)
35…無線装置(センター装置)
43…メモリカード(データ記憶装置)
45…ICカードR/W(読出書込装置)
70…営業所
71…端末装置
73…メモリカードR/W
90…店舗
100…無線通信回線

Claims (8)

  1. ICカード(運賃として支払可能な電子マネーを貯められる機能と、ポイントサービスにより還元されたポイントを電子マネーの代わりに使用可能に貯められる機能と、を少なくとも有するもの)に記憶されたデータを読み出す読出装置、前記ICカードにデータを書き込む書込装置、前記読出装置および前記書込装置を制御する制御装置、ならびに、前記制御装置と外部とのデータのやり取りを無線通信により行う無線装置、を路線バスまたは鉄道車両に備え、
    前記制御装置から送られてくるデータに基づいて所定の情報処理を行うことで得られたデータを前記制御装置に送るセンター装置を、前記路線バスまたは鉄道車両の外部に備え、
    前記制御装置は、利用者が前記路線バスまたは鉄道車両に乗車する際に前記利用者のICカードから読み出された識別データを前記センター装置に送信し、
    前記センター装置は、前記識別データに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報を前記制御装置に送り、
    前記制御装置は、前記還元可能なポイント情報を受信した場合には前記利用者が前記路線バスまたは鉄道車両降車する際に、電子マネーの代わりに使用可能なポイントとして還元するポイント(以下「還元ポイント」という)のデータを前記ICカードに書き込んで、前記還元ポイントの還元済情報を前記センター装置に送信し
    前記センター装置は、前記ポイントの還元済情報を受信した場合には前記識別データに関連づけられた前記ポイント情報を更新する、ことを特徴とするポイント還元システム。
  2. ICカードに記憶されたデータを読み出すとともに前記ICカードにデータを書き込む読出書込装置、前記読出書込装置を制御する制御装置、および、着脱自在に構成され外部から前記制御装置に入力するデータを記憶するデータ記憶装置、を路線バスまたは鉄道車両に備え、
    前記ICカードを特定する識別データに関連づけられて付与されたポイント情報のうち還元可能なポイント情報のデータを前記データ記憶装置に記憶させるセンター装置を、前記路線バスまたは鉄道車両の外部に備え、
    前記制御装置は、前記データ記憶装置から入力される前記還元可能なポイント情報のデータを読み込んだ後、
    利用者が前記路線バスまたは鉄道車両に乗車する際に、(1)前記利用者のICカードから前記識別データを読み出し、(2)読み出した前記識別データに基づいて前記還元可能なポイント情報が存在するか否かを調べ、(3)前記還元可能なポイント情報が存在する場合には還元ポイントのデータを前記ICカードに書き込む、ことを特徴とするポイント還元システム。
  3. 前記還元可能なポイント情報は、前記路線バスまたは鉄道車両の乗車運賃の一部または全部として使用可能なポイント数以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のポイント還元システム。
  4. 前記ICカードに前記還元ポイントのデータを書き込んだ場合には、前記利用者にその旨を告知する告知装置を前記路線バスまたは鉄道車両に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のポイント還元システム。
  5. 特定のICカードについて、前記還元ポイントのデータを前記ICカードに書き込むことを禁止する情報が前記ICカードまたは前記センター装置に記憶されている場合には、前記制御装置は、前記特定のICカードに対して前記還元ポイントのデータの書き込みを行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のポイント還元システム。
  6. 前記無線装置は、無線パケット通信網を介して無線通信を行う場合、1回の送信で使用されるパケットに収容可能な最大数の前記識別データをまとめて送信することを特徴とする請求項1に記載のポイント還元システム。
  7. 前記センター装置は、複数の前記ICカードに関するポイント情報を管理しており、そのうち、予め設定された基準に基づいて所定期間内の使用回数が多いと判断されるICカードについての還元可能なポイント情報のデータを前記データ記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項2に記載のポイント還元システム。
  8. 前記センター装置は、複数の前記ICカードに関するポイント情報を管理しており、そのうちの前記還元可能なポイント情報の全データ量が前記データ記憶装置の記憶可能容量を超える場合には、前記データ記憶装置の記憶可能容量以下のデータ量を単位とする複数のグループに前記還元可能なポイント情報の全データを分割し、前記データ記憶装置に記憶させる特定のグループを所定日数ごとに割り当てることを特徴とする請求項2に記載のポイント還元システム。
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