JP3603577B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像処理システムに関し、詳しくは、それぞれ固有の画像処理を実行する固有像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続することでユーザの利用形態に対応して最適な機能を有する画像処理装置を自由に構築できるようにした画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来の画像処理装置は、製造メーカー側が提案した固定的な機能を有する装置として形成されているのが一般的である。
【0003】
例えば、コピー装置は、コピー機能を中心に構成されているもので、ここで、いくつかの機能がオプションとして追加可能に構成されたものもあるが、この追加可能な機能は、自動原稿搬送機能、自動帳合機能等のコピー機能に関する機能がほとんどである。
【0004】
また、ファクシミリ装置も、ファクシミリ機能を中心に構成されているもので、コピー機能を追加したファクシミリ装置も存在するが、この場合は、ファクシミリ装置が本来有する画像読取機能および画像出力機能を利用してコピー機能を実現したものでしかなく、単体のコピー装置と比較するとユーザが満足する性能は期待できない。
【0005】
また、プリンタ装置も、プリンタ機能を中心として構成されたもので、プリンタ機能に関するオプション機能は追加可能に構成されたものはあっても、プリンタ機能以外の機能を追加可能に構成した装置はほとんどない。
【0006】
そこで、コピー装置とファクシミリ装置とを統合して若しくはこれにプリンタ装置を統合して構成されたいわゆる複合機も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この複合機においても、製造メーカー側が利用可能な機能を予め設定しているもので、ユーザの利用形態に対応して最適な機能を有する画像処理装置を自由に構築することはできない。
【0008】
特に、最近の画像処理装置においてはカラー画像の処理が重要になってきているが、カラー画像の処理が可能な複合機を、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のいずれにおいても充分満足できるように構成しようとすると装置全体のコストが非常に高くなり実用的ではなく、また、ユーザにとっては不要な機能を有する装置を購入しなければならず非常に不経済である。
【0009】
そこで、この発明は、ユーザの利用形態に対応して最適な機能を有する画像形成装置を自由に構築できるようにした画像処理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続するとともに、前記複数の画像処理モジュールに共通する画像処理を行なう共通処理部を該複数の画像処理モジュールの内の少なくとも1つに設け、前記共通処理部を前記複数の画像処理モジュールで共用して所要の画像処理を実行する画像処理システムであって、前記複数の画像処理モジュールは、システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続するとともに、前記複数の画像処理モジュールに共通する画像処理を行なう共通処理部を該複数の画像処理モジュールの内の少なくとも1つに設け、前記共通処理部を前記複数の画像処理モジュールで共用して所要の画像処理を実行する画像処理システムであって、前記複数の画像処理モジュールは、システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報および該画像処理モジュールに接続された入出力デバイスのデバイス情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記複数の画像処理モジュールは、自己のモジュール情報若しくはデバイス情報が変化した場合は、他の全ての画像処理モジュールに対して該変化したモジュール情報若しくはデバイス情報を前記高速バスを介して同報通信し、該同報通信の受信により自己の接続管理情報を自動更新することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、前記複数の画像処理モジュールは、システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、前記複数の画像処理モジュールは、システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明は、それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、前記複数の画像処理モジュールは、システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報および該画像処理モジュールに接続された入出力デバイスのデバイス情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定することを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記複数の画像処理モジュールは、自己のモジュール情報若しくはデバイス情報が変化した場合は、他の全ての画像処理モジュールに対して該変化したモジュール情報若しくはデバイス情報を前記高速バスを介して同報通信し、該同報通信の受信により自己の接続管理情報を自動更新することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる画像処理装置およびその拡張方法の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は、この発明に係わる画像処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【0022】
図1において、この画像処理システムは、画像入力装置10および画像出力装置20が接続されたコピーモジュール30に高速バス100を介して図示しないネットワークおよび外部接続機器に接続されるプリンタモジュール40を接続することにより構成され、これにより、コピー動作とプリンタ動作との複合動作を実現するように構成されている。
【0023】
ここで、コピー動作とは、画像入力装置10から入力された画像情報を画像出力装置20からハードコピーとして出力する動作をいい、プリンタ動作とは、ネットワーク若しくは外部接続機器から転送された画像情報に基づく画像を画像出力装置20からハードコピーとして出力する動作をいう。
【0024】
さて、図1において、コピーモジュール30は、画像入力装置インタフェイス(画像入力装置I/F)31、独自処理部32、共通処理部33、画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)34、制御部35、接続管理テーブル36、高速バスインタフェイス(高速バスI/F)37、システムバス38を具備して構成され、また、プリンタモジュール40は、高速バスインタフェイス(高速バスI/F)41、独自処理部42、共通処理部43、画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)44、制御部45、接続管理テーブル46、外部接続機器インタフェイス(外部接続機器I/F)47、ネットワークインタフェイス(ネットワークI/F)48、システムバス49を具備して構成される。
【0025】
ここで、コピーモジュール30の画像入力装置I/F31は、画像入力装置10とのインタフェイスを制御するものであり、また、画像出力装置I/F34は、画像出力装置20とのインタフェイスを制御するものである。
【0026】
なお、プリンタモジュール40の画像出力装置I/F44は、図1の構成においては使用されていないので、図1に示すプリンタモジュール40は、画像出力装置I/F44を省略した構成にすることができる。
【0027】
コピーモジュール30の高速バスI/F37およびプリンタモジュール40の高速バスI/F41は、それぞれ高速バス100とのインタフェイスを制御するものである。
【0028】
ここで、高速バス100は、全二重で高速にデータ転送を行なうことができるもので、100Mbit/sec以上のデータ転送性能を持っていることが望ましい。
【0029】
この高速バス100としては、例えばIEEE1394、Ulyra−WideSCSI、FiberChanel、PCIバス、100BaseTスイッチングLAN、ATM、ギガビットEthernetといった既存の接続技術が利用可能である。
【0030】
この高速バス100によって接続したコピーモジュール30とプリンタモジュール40との間は、後に詳述するこの発明で規定したコマンドレスポンスインタフェイス、すなわち、高速バスI/F37および高速バスI/F41で接続し、コピーモジュール30は、プリンタモジュール40に接続されたネットワークおよび外部接続機器が利用でき、プリンタモジュール40は、コピーモジュール30に接続された画像出力装置が利用できるように構成されている。
【0031】
また、プリンタモジュール40の外部接続機器I/F47は、プリンタモジュール40に接続される外部接続機器とのインタフェイスを制御するものであり、また、ネットワークI/F48は、プリンタモジュール40に接続されるネットワークとのインタフェイスを制御するものである。
【0032】
コピーモジュール30の独自処理部32は、コピーモジュール30の独自の画像処理を実行するものであり、独自処理部42は、プリンタモジュール40のプリンタモジュール40の独自の画像処理を実行するものである。
【0033】
また、コピーモジュール30の共通処理部33およびプリンタモジュール40の共通処理部43は、それぞれコピーモジュール30とプリンタモジュール30の共通処理を実行するものである。
【0034】
なお、コピーモジュール30の共通処理部33およびプリンタモジュール40の共通処理部43は、それぞれ同一の機能を有して構成されているので、図1に示す構成において、例えば、プリンタモジュール40は、共通処理部43を省略した構成することができる。
【0035】
この場合、コピーモジュール30の共通処理部33を、コピーモジュール30とプリンタモジュール40とで共用することになる。
【0036】
コピーモジュール30の制御部35は、コピーモジュール30の全体動作を統括制御するものであり、また、プリンタモジュール40の制御部45は、プリンタモジュール40の全体動作を統括制御するものである。
【0037】
また、コピーモジュール30の接続管理テーブル36は、このコピーモジュール30に接続される他のモジュール、すなわち、図1に示す構成においてはプリンタモジュール40のモジュール情報およびこのプリンタモジュール40に接続されるデバイスのデバイス情報を記憶管理するものであある。
【0038】
また、プリンタモジュール40の接続管理テーブル46は、このプリンタモジュール40に接続される他のモジュール、すなわち、図1に示す構成においてはコピージュール30のモジュール情報およびこのコピージュール40に接続されるデバイスのデバイス情報を記憶管理するものである。
【0039】
ここで、接続管理テーブル36および接続管理テーブル46は、後に詳述するように、システム起動時の高速バス100の初期化設定において作成され、また、接続モジュールが変化するとこの変化したモジュールから同報通信される情報に基づき自動更新されるもので、高速バス100を介してコピーモジュール30とプリンタモジュール40との間で通信を行なう際に常に参照される。
【0040】
また、図1の構成において、コピーモジュール30は、システムバス38を介する処理に加えて、画像入力装置10から入力された画像情報を画像入力装置I/F31、独自処理部32、共通処理部33、画像出力装置I/F34を介して直接画像出力装置20に転送する独自の転送経路が形成されている。
【0041】
このコピーモジュール30の独自の転送経路の存在により、コピーモジュール30においては、図1に示すようにプリンタモジュール40を接続した構成においても、コピーモジュール30の本来の機能を損なうことなくコピー動作を実行することが可能になる。
【0042】
図1に示したコピーモジュール30は、原稿入力装置(IIT)10から入力した原稿を読み取り、必要に応じて原稿画像の拡大、縮小処理を行った後、画像出力装置(IOT)20であるレーザプリンタ装置等で画像を形成して出力用紙に出力するコピー機能を制御する。
【0043】
ここで、このコピーモジュール30の概要を示すと以下のようになる。
【0044】
1)入力原稿を自動認識または利用者指示によって判別して動作させる、いわゆる原稿入力段階でコピーに最適なフィルタ処理を有している。
【0045】
2)原稿入力を開始した後に、すぐに入力データを読み出すとともに、レーザプリンタ装置(画像出力装置)に起動をかけて、入力したデータを出力形式に変換しながら出力する処理を行うように構成され、これにより、高画質で、高速な出力を可能にしている。すなわち、原稿入力から1枚目のコピー出力までにかかる待ち時間を短縮することができ、かつ、平均コピー出力時間を短縮することができる。
【0046】
3)不正な紙幣、証券類の偽造を防ぐための入力原稿認識機能を有している。
【0047】
4)オプション機能として、ハードディスク装置と高速画像データ圧縮伸長処理を行う電子ソート部を接続することにより、電子ソート出力機能が利用可能になる。
【0048】
また、プリンタモジュール40は、このプリンタモジュール40にパラレルインタフェイスである外部接続機器I/F47を介して直接接続されているコンピュータ等の外部接続機器からプリントデータ(画像情報)を入力し、必要に応じて原稿画像(画像情報)の拡大、縮小、回転処理等を行った後、コピーモジュール30に接続された画像出力装置であるレーザプリンタ(IIT)に画像データを転送し、レーザプリンタで画像を形成して出力用紙に出力するローカルプリント機能およびこのプリンタモジュール40にネットワークI/F48をお介してLAN回線等でネットワーク接続しているコンピュータからフリントデータを入力し、必要に応じて原稿画像の拡大、縮小、回転処理等を行った後、コピーモジュール30に接続された画像出力装置であるレーザプリンタ(IIT)に画像データを転送し、レーザプリンタで画像を形成して出力用紙に出力するネットワークプリント機能を提供する。
【0049】
ここで、このプリンタモジュール40の概要を示すと以下のようになる。
【0050】
1)受信したプリントデータを高速に処理して、内蔵するフォントを使った文字の描画やベクトルデータの描画を行うことにより、プリンタ出力用のビットマップ情報に変換する。
【0051】
2)外部接続インタフェイスであるパラレルインタフェイス(外部接続機器I/F47)やLANインタフェイス(ネットワークI/F48)および高速バス100からプリントデータを受信可能である。
【0052】
3)画像出力装置(IOT)20へのデータ出力のためには、専用の接続インタフェイスと高速バスの両方が利用できる。
【0053】
4)オプション機能として、受信したデータのフォーマットや解像度、色空間、色数を高速に変換する専用の画像処理部を持つ。
【0054】
5)色空間、色数変換時に、画像の色合いを、接続するプリンタに最適なものへ変換したり、利用者が指定した色合いへの変換を行うカラー管理機構を有する。
【0055】
6)オプション機能として、ハードディスク装置と、高速画像データ圧縮伸長処理部からなる電子ソート部を接続することにより、電子ソート出力機能が利用可能である。
【0056】
次に、図1に示したコピーモジュール30の独自処理部32および共通処理部33およびプリンタモジュールの独自処理部43の詳細について図2乃至図4を参照して説明する。
【0057】
図2は、図1に示したコピーモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図である。
【0058】
図2において、コピーモジュール30の独自処理部32は、このコピーモジュール30の固有の処理を行なうもので、画像入力装置I/F31に接続され、画像入力装置10の画像入力処理を制御する画像入力装置制御部321、画像入力装置I/F31から出力された画像情報の色空間変換処理を行なう色空間変換処理部322、色空間変換処理部322で色変換処理された画像情報に対して所定の色情報変更処理を行なう色情報変更部323、色情報変更部323で色情報変更処理された画像情報を格納する画像メモリ324、画像メモリ324に格納された画像情報から該画像情報がコピー処理を禁止されている証券情報であるか否かを認識する証券認識部325、画像メモリ324に格納された画像情報に対して所要の画像回転処理を施す画像回転部326、画像メモリ324に格納された画像情報に対して所要の画像拡大縮小処理を行なう拡大縮小部327、画像メモリ324に接続されるとともにコピーモジュール30のシステムバス38に接続される内部バス329、内部バス329に接続され、画像メモリ324に格納された画像情報をコピーモジュール30の共通処理部33へ転送するに際して該画情報から黒データを作成する黒データ作成部328を具備して構成される。
【0059】
図3は、図1に示したコピーモジュールの共通処理部の詳細を示すブロック図である。
【0060】
図3において、コピーモジュール30の共通処理部32は、図1に示したコピーモジュール30とプリンタモジュール40の共通の処理を行なうものである。この共通処理部32は、ディスク制御部331、カラーデータ圧縮部334、カラーデータ伸張部335、白黒データ圧縮部336、白黒データ伸張部337、バッファメモリ338を内部バス339に接続して構成される。
【0061】
ここで、ディスク制御部331は、画像データを蓄積する2台のハードディスク装置332、333を制御するものである。
【0062】
また、カラーデータ圧縮部334は、カラー画像データの圧縮処理を行なうもの、カラーデータ伸張部335は、カラー圧縮画像データの伸張処理を行なうものである。
【0063】
また、白黒データ圧縮部336は、白黒画像データの圧縮処理を行なうもの、白黒データ伸張部337は、白黒圧縮画像データの伸張処理を行なうものである。
【0064】
また、バッファメモリ338は、コピーモジュール30の独自処理部32若しくはシステムバス38から入力される画像情報の一時格納および画像出力装置I/F34に出力する画像情報の一時格納を行なうものである。
【0065】
上述したように、共通処理部32は、カラー、白黒の各画像圧縮伸長部(カラーデータ圧縮部334、カラーデータ伸張部335、白黒データ圧縮部336、白黒データ伸張部337)と、ディスク制御部331と、ハードディスク装置に代表される大容量記憶装置(ハードディスク装置332、333)で構成される。
【0066】
ここで、共通処理部32が提供する機能は、以下の通りである。
【0067】
1)出力画像データの一時蓄積と並べ替え
順番や部数、両面出力処理を指定したコピー機能での入力画像データの印字出力時に、一旦入力した原稿画像データを圧縮してディスク装置(ハードディスク装置332、333)に一時保管しておき、所望の順番でそこから読み出して、画像出力装置(IOT)20で印字出力することが可能になる。
【0068】
例えば1−2−3−4の順に入力した原稿画像を2部出力する場合に、1−1−2−2−3−3−4−4,1−2−3−4−1−2−3−4,4−4−3−3−2−2−1−1−、4−3−2−1−4−3−2−1といった順での画像データ出力を可能にする。
【0069】
この処理は、プリンタ機能としての画像印字出力を行う場合や、FAX受信時の受信画像の印字出力を行う場合、出力先がプリンタではなくネットワーク回線出力の場合でも同様である。
【0070】
2)入力画像データの一時保管
上記入力保管手順と同様に、入力した原稿画像データまたは、ネットワーク回線から受信した画像データを圧縮してディスク装置に一時保管しておき、任意の時点で読み出すことにより、受信したフリント画像データ、FAXデータの一時蓄積や、宛先利用者の指示によってのみ出力できる親展私書箱的利用、大量の画像データのフォーマット変換や、色情報変更処理時の一時記憶領域として利用可能である。
【0071】
図4は、図1に示したプリンタモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図である。
【0072】
図4において、プリンタモジュール40の独自処理部42は、プリンタモジュール40の固有の処理を行なうもので、ベクタラスタ変換部421、色空間変換処理部422、フォント発生部423、黒データ作成部424、画像描画メモリ426を内部バス428に接続して構成され、画像描画メモリ426には、画像描画メモリ426に格納された画像データ対して所要の画像拡大縮小処理を行なう拡大縮小部425が接続され、内部バス428は、このプリンタモジュール40のシステムバス49に接続されるとともに、このプリンタモジュール40によるプリンタ処理を制御するプリンタ制御部427が接続されている。
【0073】
ここで、ベクタラスタ変換部421は、ネットワーク若しくは外部接続機器から受信した画像情報のベクタデータをラスタデータに変換するものであり、色空間変換処理部422は、ネットワーク若しくは外部接続機器から受信した画像情報を出力する画像出力装置20の色空間に合わせた色空間変換処理を行なうものであり、フォント発生部423は、ネットワーク若しくは外部接続機器から受信したコード情報を画像描画メモリ426上に展開するに際してフォント情報を発生するものであり、黒データ作成部424は、画像情報を画像描画メモリ426上に展開された画像情報の黒データを強調するするために黒データを作成するものである。
【0074】
なお、図1に示したプリンタモジュール40の共通処理部43は、この共通処理部43が独自処理部42、画像出力装置I/F44に接続されていない点を除けば図3に示したコピーモジュール30の共通処理部33と同様である。
【0075】
なお、図1に示したコピーモジュール30は、画像入力装置10および画像出力装置20を接続すればコピー装置として単体で動作可能なものであり、また、プリンタモジュール40は、画像出力装置20を接続すればプリンタ装置として単体で動作可能なものである。
【0076】
図5は、図1に示したコピーモジュールに画像入力装置および画像出力装置を接続することにより構成した単体のコピー装置を示すブロック図である。
【0077】
図5の構成において、このコピー装置は、画像入力装置10から入力された画像情報を、画像入力装置I/F31、独自処理部32、共通処理部33、画像出力装置I/F34を介して画像出力装置20に直接転送することにより、画像入力装置10から入力された画像情報を画像出力装置20からハードコピーとして出力するコピー装置として動作する。
【0078】
ここで、図5の構成においては、接続管理テーブル36および高速バスI/F37は使用されていないので、図5に示すコピーモジュール30は、接続管理テーブル36および高速バスI/F37を省略した構成することもできる。
【0079】
図6は、図1に示したプリンタモジュールに画像出力装置を接続することにより構成した単体のプリンタ装置を示すブロック図である。
【0080】
図6の構成において、このプリンタ装置は、ネットワーク若しくは外部接続機器から転送された画像情報に基づく画像を画像出力装置20からハードコピーとして出力するプリンタ装置として動作する。
【0081】
ここで、図6の構成においては、接続管理テーブル46および高速バスI/F41は使用されていないので、図6示すプリンタモジュール40は、この接続管理テーブル46および高速バスI/F41を省略した構成することもできる。
【0082】
図7は、この発明に係わる画像処理システムの他の実施の形態を示すブロック図である。
【0083】
図7において、この画像処理システムは、画像入力装置10および画像出力装置20が接続されたコピーモジュール30に高速バス100を介して図示しないファクシミリ回線および外部接続機器に接続されるスキャナモジュール50を接続することにより、コピー動作とスキャナ動作との複合動作を実現する。
【0084】
ここで、コピー動作とは、上述したように、画像入力装置10から入力された画像情報を画像出力装置20からハードコピーとして出力する動作をいい、スキャナ動作とは、画像入力装置10から入力された画像情報に基づく画像情報をファクシミリ回線若しくは外部接続機器に転送する動作をいう。
【0085】
ここで、コピーモジュール30は、上述したように、画像入力装置インタフェイス(画像入力装置I/F)31、独自処理部32、共通処理部33、画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)34、制御部35、接続管理テーブル36、高速バスインタフェイス(高速バスI/F)37、システムバス38を具備して構成され、また、スキャナモジュール50は、高速バスインタフェイス(高速バスI/F)51、独自処理部52、共通処理部53、画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)54、制御部55、接続管理テーブル56、外部接続機器インタフェイス(外部接続機器I/F)57、ファクシミリ通信インタフェイス(ファクシミリ通信I/F)58、システムバス59を具備して構成される。
【0086】
なお、スキャナモジュール50の画像入力装置I/F54は、画像入力装置10とのインタフェイスを制御するものであり、図7の構成においては、この画像入力装置I/F54は使用されていないので、図7に示すスキャナモジュール40は、この画像入力装置I/F54を省略して構成してもよい。
【0087】
また、スキャナモジュール50の高速バスI/F51は、高速バス100とのインタフェイスを制御するもの、スキャナモジュール50の外部接続機器I/F57は、スキャナモジュール50に接続される外部接続機器とのインタフェイスを制御するものであり、また、スキャナモジュール50のファクシミリ通信I/F58は、このスキャナモジュール50に接続されるファクシミリ回線とのインタフェイスを制御するものである。
【0088】
また、スキャナモジュール50の独自処理部52は、スキャナモジュール50の独自の画像処理を実行するもの、また、スキャナモジュール50の共通処理部53は、コピーモジュール30とスキャナモジュール50の共通処理を実行するもので、図7に示す構成においては、例えば、スキャナモジュール50は、共通処理部43を省略して構成することができる。
【0089】
この場合、コピーモジュール30の共通処理部33を、コピーモジュール30とスキャナモジュール50とで共用することになる。
【0090】
スキャナモジュール50の制御部55は、スキャナモジュール50の全体動作を統括制御するもの、接続管理テーブル56は、このスキャナモジュール50に接続される他のモジュール、すなわち、図7に示す構成においてはコピージュール30のモジュール情報およびこのコピージュール40に接続されるデバイスのデバイス情報を記憶管理する。
【0091】
なお、図7の構成において、コピーモジュール30は、図1に示したコピーモジュール30と同一の構成からなっており、ここではその説明を省略する。
【0092】
ところで、スキャナモジュール50は、このスキャナモジュール50にSCSI等のインタフェイス(外部接続機器I/F57)で直接接続している外部接続機器であるコンピュータ等に対して、画像入力装置(IIT)10から入力した原稿画像を、必要に応じて原稿画像の拡大、縮小、回転処理を行った後、転送するローカルスキャナ機能およびこのスキャナモジュール50に図示されていないネットワークI/Fを介してLAN回線等でネットワーク接続しているコンピュータに対して画像入力装置(IIT)10から入力した原稿画像を、必要に応じて原稿画像の拡大、縮小、回転処理を行った後、転送するネットワークスキャナ機能を提供する。
【0093】
ここで、このスキャナモジュール50の概要を示すと以下のようになる。
【0094】
1)原稿入力装置(IIT)10から3原色のカラーデジタル情報として入力した原稿画像データを高速に処理して、ガンマ(コントラスト)、明度、彩度、色相、シャープネス、といった入力画像の色合いを修正し、高速に外部接続インタフェイス(SCSI)を介して、外部接続機器ヘデータ出力する。
【0095】
2)外部接続インタフェイスのほかに、モジュール間インタフェーイスである高遠バス100とのデータ転送が可能である。
【0096】
3)原稿入力装置(IIT)10の動作制御、データ入力のためには、専用の接続インタフェイスと高速バスの両方が利用できる。
【0097】
4)原稿入力装置(IIT)10をコピーモジュール30に比べて、詳細に動作制御させる機能をもつことにより、入力する原稿画像の色数を増やしたり、より高解像度で入力したり、解像度や色合いを微妙に調整したりする機能を提供する。
【0098】
5)オプション後能として、ハードディスク装置と、高速画像データ圧縮伸長処理を行う画像データ処理部を接続することにより、入力画像データの一時蓄積機能や大量入力画像データのフォーマット変換機能が利用可能になる。
【0099】
6)オプション後能として、FAX通信装置を接続することにより、FAX回線とのデータ通信機能が利用可能である。
【0100】
図8は、図7に示したスキャナモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図である。
【0101】
図8において、スキャナモジュール50の独自処理部52は、スキャナモジュール50の固有の処理を行なうもので、色空間変換処理部521、色情報変更部522、色変換テーブル管理部524、色数変換部525、バッファメモリ526を内部バス528に接続して構成され、内部バス528は、このスキャナモジュール50のシステムバス59に接続されるとともに、このスキャナモジュール50によるスキャナ処理を制御するスキャナ制御部527が接続されている。
【0102】
ここで、色空間変換処理部521および色情報変更部522には、色変換テーブル管理部524により管理される色変換テーブル523が接続されており、色空間変換処理部521は、スキャナ制御部527のスキャナ処理により画像入力部10から取り込まれ、バッファメモリ526に格納された画像情報の色空間変換処理を色変換テーブル523を参照して行ない、色情報変更部522は、スキャナ制御部527のスキャナ処理により画像入力部10から取り込まれ、バッファメモリ526に格納された画像情報の色情報変換を色変換テーブル523を参照して行なう。
【0103】
また、色数変換部525は、スキャナ制御部527のスキャナ処理により画像入力部10から取り込まれ、バッファメモリ526に格納された画像情報の色数変換を行なう。
【0104】
なお、図7に示したスキャナモジュール50の共通処理部53は、この共通処理部53が独自処理部52、画像入力装置I/F54に接続されていない点を除けば図3に示したコピーモジュール30の共通処理部33と同様である。
【0105】
なお、図7に示したスキャナモジュール50は、画像入力装置10を接続すればスキャナ装置として単体で動作可能なものである。
【0106】
図9は、図7に示したスキャナモジュールに画像出力装置を接続することにより構成した単体のスキャナ装置を示すブロック図である。
【0107】
図9の構成において、このスキャナ装置は、画像入力装置10から入力された画像情報に基づく画像情報をファクシミリ回線および外部接続機器へ転送するスキャナ装置として動作する。
【0108】
ここで、図9の構成においては、接続管理テーブル56および高速バスI/F51は使用されていないので、図9の構成において、スキャナモジュール50は、この接続管理テーブル56および高速バスI/F51を省略した構成することもできる。
【0109】
図10は、この発明に係わる画像処理システムの更に他の実施の形態を示すブロック図である。
【0110】
図10において、この画像処理システムは、画像入力装置10および画像出力装置20が接続されたコピーモジュール30に高速バス100を介して図示しない外部接続機器に接続されるプリンタモジュール40および図示しないファクシミリ回線に接続されるスキャナモジュール50を接続することにより、コピー動作とプリンタ動作とスキャナ動作との複合動作を実現したものである。
【0111】
このような構成によると、
1)画像入力装置10から入力された画像情報を画像出力装置20からハードコピーとして出力するコピー動作
2)外部接続機器から転送された画像情報をコピーモジュール30を介して画像出力装置20からハードコピーとして出力するプリンタ動作
3)画像入力装置10から入力された画像情報をスキャナモジュール50を介してファクシミリ回線へ転送するスキャナ動作
を実行することが可能になる。
【0112】
上述したように、この実施の形態の画像処理システムにおいては、システムの各機能の構成要素をモジュール化することによりこれらの各様能を同一ハードウェア、ソフトウェアですべて提供し、また拡張可能なシステムを同時に提供できる。
【0113】
例えば、図5に示したデジタルコピー機、図6に示したプリンタ機、図9に示したスキャナ機を導入した利用者が、後から拡張モジュールを追加導入することにより、機能を拡張することができる。例えば、図5に示したデジタルコピー機を導入した後に、後からプリンタモジュール、スキャナモジュールを追加することにより、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能をシステム全体として提供できるように、デジタルコピー機の機能を拡張することができる。
【0114】
ここで、各モジュールは、システムバスにネットワークインタフェイス、外部機器接続インタフェイス、高速バスインタフェイス、専用画像入力装置(IIT)接続インタフェイス、専用画像出力装置(IOT)接続インタフェイス、独自処理部、共通処理部を接続する構成をとっている。
【0115】
したがって、機能拡張時に、例えば、あるモジュールの共通処理部を取り外してコピーモジュールに再配置させることにより、より安価にディジタルコピー時の最大性能を利用可能になる。
【0116】
さて、上記画像処理システムにおいては、高速バス100の立ち上がり時に以下に示す動作を行なう。
【0117】
1)高速バス接続および情報交換
2)エラーの場合は接続なし
3)接続相手先情報の取得
4)接続管理テーブルの参照
5)接続デバイスと関連デバイスドライバを確認
6)接続デバイスが増えていれば、関連デバイスドライバをロードし準備
7)接続管理テーブルを更新
図11は、この発明に係わる画像処理システムにおけるシステム起動時の処理を示すフローチャートである。
【0118】
図11において、各モジュールに電源が投入されると、高速バスの初期設定を行ない(ステップ101)、自モジュールのモジュール番号を確定させる。各モジュールのモジュール番号は、高速バスの初期設定手続きにより、各高速バスI/Fに自動的に順番が割り当てられて決定される。
【0119】
次に、自モジュールに接続された他モジュールのモジュール情報の収集を行なう(ステップ102)。すなわち、各モジュールは、他モジュールのモジュール情報を収集するためのパケットを相互に送出して、高速バスに接続している他モジュールに関する情報の問い合わせを行なう。この間い合わせを受けた各モジュールは、自モジュールのモジュール情報を通知するためのパケットのデータ形式で、間い合わせ元のモジュールに対して自モジュールのモジュール情報を送信する。
【0120】
そして、各モジュールは、上記モジュール情報の収集動作により、自モジュールに接続されている全てのモジュールからのモジュール情報の収集が完了したかを調べ(ステップ103)、モジュール情報の収集が完了していない場合は(ステップ103でNO)、ステップ102に戻り、モジュール情報の収集を続けることでモジュール情報の収集が完了するのを待つが、所定の時間経過してステップ103で、全てのモジュールからのモジュール情報の収集が完了したと判断されると(ステップ103でYES)、上記収集したモジュール情報に基づき自モジュールに接続された他モジュールの一覧を示す接続管理テーブルを作成する(ステップ104)
次に、自モジュールに接続された他モジュールに接続されているデバイスに関するデバイス情報の収集を行なう(ステップ105)。このデバイス情報の収集は、ステップ104で作成した接続管理テーブルに基づき、自モジュールに接続された他モジュールに対して問い合わせを行なうことにより行われる。
【0121】
すなわち、この間い合わせを受けた各モジュールは、問い合わせ元のモジュールに対して自モジュールに接続しているデバイスに関するデバイス情報を送信する。
【0122】
そして、問い合わせ元のモジュールでは、接続管理テーブルにより管理されている全てのモジュールからのデバイス情報の収集が完了したかを調べ(ステップ106)、完了していない場合は(ステップ106でNO)、ステップ105に戻り、デバイス情報の収集を続け、ステップ106でデバイス情報の収集が完了したと判断されると(ステップ106でYES)、上記収集したデバイス情報を上記接続管理テーブルに追加記入し(ステップ107)、このシステム起動時の処理を終了する。
【0123】
上記処理は、各モジュールにおいて相互に行なわれ、全てのモジュールにおいて、接続管理テープルの作成およびデバイス情報の追加記入処理が終了すると、各モジュールは、高速バスを介して接続されている他のモジュールを互いに利用できる準備が完了する。
【0124】
図12は、この発明の画像処理システムにおいて各モジュール間の情報の伝送のために使用されるパケットの一例を示すフォーマット図である。
【0125】
図12において、各モジュール間の情報の伝送のために使用されるパケットのフォーマットは、
1)宛先アドレス部
2)送信元アドレス部
3)主命令部
4)宛先デバイス部
5)宛先ハンドル部
6)送信元デバイス部
7)送信元ハンドル部
8)優先フラグ部
9)データ(パラメータ)部
から構成されている。
【0126】
ここで、宛先アドレス部には、パケットの宛先モジュールを指定する宛先のアドレスが格納され、この宛先のアドレスが「−1」の場合には全モジュールが宛先の対象となる同報通信であることを示す。
【0127】
また、送信元アドレス部には、パケットの送信元モジュールを示すアドレスが格納される。また、主命令部には、このバケットの意味を示す主命令が格納される。
【0128】
また、宛先デバイス部には、パケットの宛先となる宛先デバイスを意味するデバイス番号が格納され、宛先ハンドル部には、宛先デバイスと通信を行うために、宛先デバイスから割り当てられた識別番号を示す宛先ハンドル番号が格納される。この宛先ハンドルにより、複数アプリケーションソフトが1つのデバイスを共有して利用することが可能になる。ここで、宛先ハンドルは、最初に使用する場合、すなわちデバイスのオープン時には「0」を指定する。
【0129】
また、送信元デバイス部には、送信元のデバイス番号が格納され、送信元ハンドル部には、送信元のハンドル番号が格納される。ここで、この送信元のハンドル番号は、送信元が返信を受けたいハンドルを勝手に指定する。また、他からの間い合わせに対してデバイスが利用できない場合には、「−1」を指定する。
【0130】
また、優先フラグ部には、このパケットを処理して欲しい順番や、データの意味を指定する優先フラグが格納される。ここで、この優先フラグは、
「0」:高速バスのエラーやテスト等の管理情報
「2」:緊急
「2」〜「9」:優先順番(番号が若い方が高い)
「−1」:通信中のデータの正常終了
「−2」:通信中のデータの異常終了(データ内容は転送分まで保証される)
「−3」:通信中のデータ処理の異常(データ内容が正しい保証がない)
を意味する。
【0131】
また、データ(パラメータ)部には、転送するデータ、または命令の場合にはその命令を補うパラメータが格納される。
【0132】
図13は、図12に示した処理により作成される接続管理テーブルの一例を示したものである。
【0133】
図13において、この接続管理テーブルは、各モジュールの番号である「装置番号」、各モジュールの名前を示す「装置番号」、各モジュールに接続されたデバイスの番号を示す「デバイス番号」、各モジュールの属性を示す「属性」、各モジュールの内容を示す「内容」、各モジュールに接続されたデバイスの名前を示す「デバイス名」、各モジュールの種別を示す「種別」、各モジュールの状値を示す「状態」の項目を有している。
【0134】
図14は、例えば図1の構成によるこの発明に係わる画像処理システムにおいてプリンタモジュール上のアプリケーションソフトからコピーモジュールが管理するプリンタデバイスヘの出力を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【0135】
図14において、プリンタモジュール40上のアプリケーションソフトからコピーモジュール30が管理するプリンタデバイス(画像出力装置20)ヘの出力を行う場合には、まず、プリンタモジュール40上の接続管理テーブル46を検索し、プリンタデバイスの属性を持っているモジュールと、そのプリンタデバイスのデバイス番号を調べる(ステップ201)。
【0136】
次に、プリントデータを出力するプリンタデバイスを有するモジュールの特定を行なう(ステップ202)。
【0137】
ここで、この発明の画像処理システムにおいて、高速バス100には多くのモジュールが接続可能であるため、プリンタデバイスの属性を持っているモジュールが複数発見される場合も予想されるが、その場合には他の条件で絞り込み、出力先デバイスを1つに決定させる必要がある。
【0138】
次に、特定したモジュールに対してプリンタデバイスのオープンを要求するパケットを送出して出力先プリンタデバイスのオープンを要求する(ステップ203)。
【0139】
すなわち、プリンタモジュール40は、利用するモードとして出力(WRITE)モードを指定して、コピーモジュール30に対してデバイスオープンを要求するパケットを送信し、このパケットを受信したコピーモジュール30では、接続するプリンタデバイスが現在利用可能であるか調べ、利用可能であれば、ここでプリンタデバイスは同時に複数のアプリケーションからの利用ができない排他制御装置であるので、内部的にロックを行い、送信元ハンドル番号を内部的に割り当てて、要求元のプリンタモジュール宛てにデバイス利用可能信号として返信する。
【0140】
なお、プリンタデバイスがすでに他で使用中であり、利用不可の場合には送信元ハンドル番号を「−1」にして、利用不可信号を要求元の装置モジュール宛てに返信する。
【0141】
プリンタモジュール40では、特定したモジュール、すなわち、コピーモジュール30から送信されるデバイス利用可能信号受信かを調べ(ステップ204)、受信していない場合は(ステップ204でNO)、ステップ203に戻り、デバイス利用可能信号受信するまで待つが、ステップ204でデバイス利用可能信号を受信したと判断されると、すなわち、プリンタモジュール40でハンドル番号が正常に入手できた場合には(ステップ204でYES)、送信プリント情報に基づきデータパケットを組み立て、特定したモジュール、すなわち、コピーモジュール30のプリンタデバイス(画像出力装置20)宛てに入手したハンドル番号で送信する(ステップ205)。
【0142】
次に、プリント情報の送信完了かを調べ(ステップ206)、送信が完了していない場合は(ステップ206でNO)、ステップ205に戻り、プリント情報の送信を続けるが、ステップ206でプリント情報の送信が完了したと判断されると(ステップ206でYES)、この処理を終了する。
【0143】
ここで、上記処理の詳細を更に説明すると、データパケットを受信したコピーモジュール30では、必要であれば接続するプリンタデバイスが出力可能であるか確認して、要求元のプリンタモジュール40宛てに返信する。また、なんらかの理由で出力不可の場合には、出力不可の情報を要求元のプリンタモジュール40宛てに返信する。
【0144】
また、プリンタモジュール40で出力開始要求に対する変更を正当に入手した場合には、再度データバケットを組み立て、コピーモジュール430のプリンタデバイス宛てに出力データを送信する。
【0145】
データパケットを受信したコピーモジュール30では、接続するプリンタデバイスに対して受信したデータを転送出力する。ここで、なんらかの理由で出力不可の状態になった場合には、この旨をプリンタモジュール40に返信する。
【0146】
プリンタモジュール40から送る出力データの最後には優先フラグを「−1」にして、終了を通知する。
【0147】
なお、プリンタモジュール40から終了を通知した後、再度プリンタデバイスに対して出力をする場合には、上記送信からの手順を繰り返す。
【0148】
プリンタモジュール40からのプリンタデバイスの利用を終了を通知する場合には、CLOSEを示すパケットを組み立ててコピーモジュール30のプリンタデバイス宛てに送信する。
【0149】
このCLOSEバケットを受信したコピーモジュールでは、プリンタデバイス管理のために設定していた内部的ロックを開放して、正常終了を意味するパケットを親み立てて返信する。
【0150】
なお、上記説明においては、プリンタデバイスに対する出力例であったが、この他の装置モジュールが提供するデバイスは、ソフトウェアや、ソフトウェアとハードウェアが一体となって提供するサービスであってもよい。これを仮想デバイスと称する。この仮想デバイスによる提供サービスはは、図13に示した接続管理テーブルにおいて「属性」の欄で「サービス」と示されている。
【0151】
データの入出力を行うことが可能であれぱ、各装置モジュールが他の装置モジュールに提供可能な多くの後能を仮想デバイスとして開示することが可能であり、この機能を利用することにより、各モジュールは、他のモジュール内のプログラムが実行する後能を利用することができる。
【0152】
また、この発明の画像処理システムにおいては、他のモジュールに対してサポートしていたデバイスを動的に変更する手順が設けられている。
【0153】
すなわち、電源投入後の初期手順を経て、正常に動作中にモジュール上において、新たに他のモジュールから利用できる新規デバイスが追加されたり、新しいサービスが追加された場合、または、他のモジュールから利用できるデバイス機能が削除さ机たり、サービスが停止した場合には、そのモジュール上のシステム管理ソフトがこれを認識し、自モジュール上の他へのサービス情報を変更する。ここで、サービス情報が変更になったモジュールは、バケットのを優先フラグに緊急を指定してこれ送出して、高速バスに接続している他の各モジュールに通知する。
【0154】
この通知を受けた各モジュールは、サービス情報が変更になったモジュールに対してモジュールに接続するデバイスに関する情報を入手する問い合わせを行なう。
【0155】
この問い合わせを受けたサービス情報が変更になったモジュールは、問い合わせ元の装置モジュールに対して自分に接続している最新のデバイスに関する情報を送信する。
【0156】
そして、入手したデバイス情報を元に、各モジュールが管理する接続管理情報のデバイス情報を追加記入する。すべての変更通知を受けた各モジュールからの問い合わせと、接続管理テープルヘの記入が終了すれば、各モジュールは、互いに各モジュールに接続しているデバイスを最新の状況に更新する処理が完了する。
【0157】
また、上記実施の形態の画像処理システムにおいては、新たにモジュールを追加接続した場合に、追加接続後またはシステム起動時に自動的にシステムの構成を把握し、構成に合わせて必要ソフトを読み出し、各モジュールに自動的組み込むように構成され、これによりソフトウェアの変更を必要としないで、機能拡張を行うことができ、搭載ソフトウェアの共通化が図れるとともに、利用者の使い勝手が向上する。
【0158】
また、各モジュールから共通処理部を取り除き、これを追加拡張用のモジュールとして構成すると、この各モジュールは、スキャナ機、プリンタ機の内部に組み込まれているものと同一のハードウェア、ソフトウェアで構成されることになるため、デジタルコピー機を最初に導入し、追加拡張としてスキャナ拡張モジュールを導入する場合と、スキャナ機を最初に導入して、追加拡張としてコピー拡張モジュールを導入する場合と、最初から、コピースキャナ機を導入する場合とで、すべて機能、性能、ハードウェア、ソフトウェアとも同一のものが得られることになる。
【0159】
また、デジタルコピー、スキャナ、プリンタの各モジュールは、それぞれ各目的の機能、性能を最大限に発揮できるハードウェア、ソフトウェア得成としてあるため、機能拡張をした後で利用する場合であっても、デジタルコピー、スキャナ、プリンタの各単体の機能、性能を発揮することができる。また、これらの機能、性能は、従来の内部構成を持つデジタルコピー、スキャナ、プリンタの各機器と比べて劣ることはない。
【0160】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、それぞれ固有の画像処理を実行する固有像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続するとともに、複数の画像処理モジュールに共通する画像処理を行なう共通処理部を該複数の画像処理モジュールの内の少なくとも1つに設け、共通処理部を複数の画像処理モジュールで共用して所要の画像処理を実行するように構成し、更にシステム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理テーブルを作成し、高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、接続管理テーブルを参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定するように構成したので、ユーザの利用形態に対応して最適な機能を有する画像形成装置を自由に構築することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる画像処理システムの一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示したコピーモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図。
【図3】図1に示したコピーモジュールの共通処理部の詳細を示すブロック図。
【図4】図1に示したプリンタモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図。
【図5】図1に示したコピーモジュールに画像入力装置および画像出力装置を接続することにより構成した単体のコピー装置を示すブロック図。
【図6】図1に示したプリンタモジュールに画像出力装置を接続することにより構成した単体のプリンタ装置を示すブロック図。
【図7】この発明に係わる画像処理システムの他の実施の形態を示すブロック図。
【図8】図7に示したスキャナモジュールの独自処理部の詳細を示すブロック図。
【図9】図7に示したスキャナモジュールに画像出力装置を接続することにより構成した単体のスキャナ装置を示すブロック図。
【図10】この発明に係わる画像処理システムの更に他の実施の形態を示すブロック図。
【図11】この発明に係わる画像処理システムにおけるシステム起動時の処理を示すフローチャート。
【図12】この発明の画像処理システムにおいて各モジュール間の情報の伝送のために使用されるパケットの一例を示すフォーマット図。
【図13】図12に示した処理により作成される接続管理テーブルの一例を示した図。
【図14】この発明に係わる画像処理システムにおいてプリンタモジュール上のアプリケーションソフトからコピーモジュールが管理するプリンタデバイスヘの出力を行う場合の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…画像入力装置、20…画像出力装置、30…コピーモジュール、31…画像入力装置インタフェイス(画像入力装置I/F)、32…独自処理部、33…共通処理部、34…画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)、35…制御部、36…接続管理テーブル、37…高速バスインタフェイス(高速バスI/F)、38…システムバス、40…プリンタモジュール、41…高速バスインタフェイス(高速バスI/F)、42…独自処理部、43…共通処理部、44…画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)、45…制御部、46…接続管理テーブル、47…外部接続機器インタフェイス(外部接続機器I/F)、48…ネットワークインタフェイス(ネットワークI/F)、49…システムバス、50…スキャナモジュール、51…高速バスインタフェイス(高速バスI/F)、52…独自処理部、53…共通処理部、54…画像出力装置インタフェイス(画像出力装置I/F)、55…制御部、56…接続管理テーブル、57…外部接続機器インタフェイス(外部接続機器I/F)、58…ファクシミリ通信インタフェイス(ファクシミリ通信I/F)、59…システムバス

Claims (7)

  1. それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続するとともに、前記複数の画像処理モジュールに共通する画像処理を行なう共通処理部を該複数の画像処理モジュールの内の少なくとも1つに設け、前記共通処理部を前記複数の画像処理モジュールで共用して所要の画像処理を実行する画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理モジュールは、
    システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、
    前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続するとともに、前記複数の画像処理モジュールに共通する画像処理を行なう共通処理部を該複数の画像処理モジュールの内の少なくとも1つに設け、前記共通処理部を前記複数の画像処理モジュールで共用して所要の画像処理を実行する画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理モジュールは、
    システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報および該画像処理モジュールに接続された入出力デバイスのデバイス情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、
    他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  3. 前記複数の画像処理モジュールは、
    自己のモジュール情報若しくはデバイス情報が変化した場合は、他の全ての画像処理モジュールに対して該変化したモジュール情報若しくはデバイス情報を前記高速バスを介して同報通信し、該同報通信の受信により自己の接続管理情報を自動更新する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理システム。
  4. それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、
    前記複数の画像処理モジュールは、
    システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、
    前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  5. それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、
    前記複数の画像処理モジュールは、
    システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、
    前記高速バスを介して他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項記載の画像処理システム。
  6. それぞれ固有の画像処理を実行する固有画像処理部を有する複数の画像処理モジュールをコマンドレスポンス手順を有する高速バスで相互に接続し、
    前記複数の画像処理モジュールは、
    システム起動時に自己の画像処理モジュールに接続された他の画像処理モジュールのモジュール情報および該画像処理モジュールに接続された入出力デバイスのデバイス情報を前記高速バスを介して相互に収集してそれぞれ接続管理情報を作成し、
    他の画像処理モジュールに対して処理を依頼する場合は、前記接続管理情報を参照して処理を依頼する他の画像処理モジュールを決定する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  7. 前記複数の画像処理モジュールは、
    自己のモジュール情報若しくはデバイス情報が変化した場合は、他の全ての画像処理モジュールに対して該変化したモジュール情報若しくはデバイス情報を前記高速バスを介して同報通信し、該同報通信の受信により自己の接続管理情報を自動更新する
    ことを特徴とする請求項記載の画像処理システム。
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