JP3257136B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3257136B2
JP3257136B2 JP08695593A JP8695593A JP3257136B2 JP 3257136 B2 JP3257136 B2 JP 3257136B2 JP 08695593 A JP08695593 A JP 08695593A JP 8695593 A JP8695593 A JP 8695593A JP 3257136 B2 JP3257136 B2 JP 3257136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を電子情報の画像
データとして取り扱い、画像データを画像メモリに格納
して有効に利用するための画像処理装置に関し、更に詳
細には、一連の画像データ群に対して、頁単位で異なる
入力処理および出力処理を行うことができる画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿読み取り装置から画像を画像
データとして読み込み、画像メモリの記憶装置に書き込
み、2部目以降は記憶装置から画像データの画像を読み
出すことにより、原稿の循環送りを不要とする画像蓄積
型の複写機装置(電子RDH:Recyclic Document H
andler,以下電子RDHと略す)が、例えば、特開平2
−81563号公報などの文献で多数開示されている。
電子RDHを利用した装置においては、2部目以降は出
力装置のみが稼働し、入力装置は稼働していないため、
複写機装置の入力装置および出力装置を独立に動作させ
ることができるという利点がある。
【0003】このような利点を用いたものとして、出力
装置が稼働している出力処理中においても次のジョブの
指示を行わせるもの(特開平2−150861号公報)
や、複数の入力装置および複数の出力装置を設けて2部
目以降の出力処理中において次のジョブの入力動作まで
を行わせるもの(特開平2−78364号公報)などが
提案されている。更には、一旦画像を読み込み、記憶装
置に書き込んだ後の画像データに対して編集処理等を施
して出力させるもの(特開平2−248267号公報)
なども提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な特開平2−150861号公報で提案されている画像
処理装置や特開平2−78364号公報に提案されてい
るファクシミリ装置のそれぞれの装置は、入力処理およ
び出力処理を個別に独立して行えるようになっている
が、その出力形態は、同一の形態で複数部数を出力する
ものであり、入力頁毎に異なる出力形態を指定して、出
力を行えるようには構成されていない。このため、入力
頁毎に異なる出力形態で出力を得ようとすると、出力形
態毎に処理を繰り返し行なわなければならない。
【0005】特開平2−248267号公報に記載され
ている出力形態の変更が可能なディジタルコピー装置に
おいては、画像データを一旦全て格納した後、格納され
た画像データに対して編集設定(頁挿入/削除/合成/
差し替え/入れ換え等)もしくはジョブパラメータ再設
定(濃度補正、出力位置修正、白黒反転等)などの操作
を行うことができる。しかし、この編集作業の間は、入
力装置および出力装置などの機器が占有されることにな
り、次のジョブの入力動作が可能という利点が失われて
しまう。
【0006】このように、前者においては入力頁毎に異
なる出力形態で出力することが不可能であり、後者にお
いては編集処理を施せるが、編集作業の間は装置の機器
が占有されることになるので、前述したような次のジョ
ブの入力動作が可能という利点が失われてしまうという
問題がある。
【0007】しかしながら、複写装置(画像処理装置)
の運用においては、入力された画像の画像データに対し
て、各画像データ毎に異なる出力形態で出力するといっ
た処理の要求は多く存在する。例えば、プレゼンテーシ
ョン資料の作成時に、第1の出力形態としては、報告書
の図面が掲示された頁は抜粋してOHP(OverHeadPr
ojector)に出力し、また、第2の出力形態としては、
発表用メモとして利用するため、報告書の図面の説明部
分の頁は縮小して複数頁分を1枚の記録紙に印字出力さ
れる出力機能(以下N−up出力機能と呼ぶ)で出力
し、更に、第3の出力形態としては、報告書として配布
するため、全頁は小冊子型にして出力する出力機能(以
下シグニチャ出力機能と呼ぶ)で出力したい場合など、
同じ入力原稿から異なる出力形態で出力する要求が多く
存在する。
【0008】このような場合、従来においては、電子R
DHの技術を用いることにより、入力する文書画像の画
像データの入力処理は一度で済むが、各々の出力形態毎
に出力処理を個別に指定して、それぞれの出力処理を行
なわなければならず、煩雑な操作を必要とするという問
題がある。
【0009】本発明は、以上ような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明の目的は、一連の画像
データ群に対して、頁単位で異なる入力処理および出力
処理を行うことができる画像処理装置を提供することに
ある。
【0010】また、本発明の他の目的は、画像入力時に
複数の異なる画像処理を指定できるようにして操作効率
を向上させた画像処理装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の別の目的は、異なる出力形
態で出力を行う場合において出力を最も早い順に出力す
ることができる画像処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の画像処理装置は、画像データを入
力する少なくとも1つ以上の入力手段(4,14,1
5)と、前記入力手段から入力された画像データを一時
的に格納する格納手段(10)と、格納された画像デー
タを蓄積する画像蓄積手段(11)と、画像データを出
力する少なくとも1つ以上の出力手段(5,14,1
5)と、印字出力後の記録紙に対して後処理を行う記録
紙後処理手段(6)と、画像データの任意の頁もしくは
頁群に対して各々異なる出力形態で出力させる制御処理
を行う制御手段(7)とからなる画像処理装置であっ
て、画像データの任意の頁もしくは頁群に対して行う各
々の処理内容を処理指定情報として複数個指定する処理
指定手段(2)と、前記処理指定情報を格納する処理指
定情報格納手段(21)と、前記処理情報格納手段に格
納された処理指定情報に基づいて入力手段および出力手
段を制御するための入出力制御手段(12,13)とを
備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の画像処理装置においては、
更に、前記処理内容と画像データの入力頁順から、画像
データの出力頁順を算出する出力順位算出手段(22)
を備え、前記制御手段(7)は、前記処理指定情報格納
手段(21)に格納された処理指定情報の処理内容の中
から最も早く出力可能な画像データに対する処理内容か
ら順に画像データを出力させる制御を行うことを特徴と
する。
【0014】また、本発明の画像処理装置においては、
更に、前記処理内容毎に画像データの頁の並びを指定す
るための頁入替え指定処理手段(23)を備えたことを
特徴とする。
【0015】また、更に本発明の画像処理装置において
は、任意の頁もしくは頁群に対して画像処理を施した画
像データもしくは画像データ群を、新たに入力画像デー
タとして登録し、前記蓄積手段(11)に蓄積させる画
像データ登録処理を行う登録処理手段(24)を備え、
制御手段(7)は、他の画像処理と時間的に処理を重ね
て画像データの登録処理を行うように制御することを特
徴とする。
【0016】また、本発明の画像処理装置においては、
前記処理指定手段(2)は、画像データの任意の頁もし
くは頁群に対して複数の処理内容(21,74)を指定
することを特徴とする。
【0017】また、本発明の画像処理装置において、更
に、前記蓄積手段(11)に既に記憶されている画像デ
ータと、前記入力手段(4,14,15)から入力する
画像データに対して連続した頁を割り付けるための頁割
付処理手段(25)を備え、前記処理指定手段(2)
は、異なる処理指定情報による画像データ群もしくは複
数の異なる入力手段からの画像データ群に対しても画像
処理の処理内容を指定できることを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像処理装置においては、
少なくとも1つ以上の入力手段が、発信側アドレスを付
加して送信された画像データを受信する画像データ受信
手段(14,15)であり、更に、発信側アドレス毎に
出力形態を指定して出力可能とする処理内容を出力形態
登録情報として登録する出力形態登録手段(26)を備
え、制御手段(7)が、画像データ受信手段で受信した
発信側アドレスと出力形態登録情報に基づいて、画像デ
ータ受信手段により受信した画像データを指定の出力形
態で出力することを特徴とする。
【0019】また、更に、本発明の画像処理装置におい
ては、少なくとも1つ以上の出力手段が各々に送信先を
指定して画像データを送信する画像データ送信手段(1
4,15)であり、制御手段(7)が、画像データ送信
手段を制御して、画像データを各々異なる出力形態で、
各々異なる送信先に送信することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の画像処理装置においては、入力手段
(4,14,15)が画像データを入力すると、格納手
段(10)が前記入力手段から入力された画像データを
一時的に格納し、画像蓄積手段(11)が、一時的に格
納された画像データを蓄積する。ここでの画像蓄積手段
(11)に蓄積された画像データは、各々の出力手段
(5,14,15)から出力される。また、記録紙後処
理手段(6)が、出力出段(5)により出力された印刷
出力後の記録紙に対する後処理を行う。
【0021】このような画像データの入力処理および出
力処理は、制御手段(7)により、画像データの任意の
頁もしくは頁群に対して各々異なる出力形態で出力させ
る画像処理の制御が行なわれる。この場合、処理指定手
段(2)が、画像データの任意の頁もしくは頁群に対し
て行う各々の処理内容を処理指定情報として複数個指定
すると、この処理指定情報は、処理指定情報格納手段
(21)に格納され、この処理指定情報格納手段(2
1)に格納された処理指定情報に基づいて、入出力制御
手段(12,13)が入力手段および出力手段を制御し
て、入力処理および出力処理を行う。
【0022】また、このような入力処理および出力処理
を行う場合に、本発明の画像処理装置においては、更
に、出力順位算出手段(22)が、前記処理内容と画像
データの入力頁順から、画像データの出力頁順を算出
し、制御手段(7)では、前記処理情報格納手段(1
6)に格納された処理指定情報の処理内容の中から最も
早く出力可能な画像データに対する処理内容から順に画
像データを出力させる制御を行う。
【0023】また、この場合、更に出力処理を行うに先
立ち、頁入替え指定手段(23)により、前記処理内容
毎に画像データの頁の並びを指定する。これにより、指
定された頁の並びに応じて、出力形態を変えた出力処理
を行うことができる。
【0024】例えば、予じめ指定した所定の出力形態で
出力処理を行うため、任意の頁もしくは頁群に対した後
の画像処理を施した画像データもしくは画像データ群
を、登録処理手段(24)は、新たな入力画像データと
して登録する処理を行う。これにより、蓄積手段(1
1)には、画像データが登録され、次の出力処理で利用
可能になる。この登録処理は、制御手段(7)が、他の
指定処理の画像処理と時間的に処理を重ねて画像データ
の登録処理を行うような制御とする。
【0025】また、処理指定手段(2)は、処理指定情
報として、画像データの任意の頁もしくは頁群に対して
複数の画像処理内容(74)を指定することができる。
このため、1回の入力処理による入力画像データを有効
利用して、異なる複数の出力形態で出力を行う出力処理
を行うことが可能となる。
【0026】更に、入力画像データを有効利用するた
め、頁割付手段(25)は、蓄積手段(11)に既に記
憶されている画像データと、次に入力手段(4,14,
15)から入力する画像データとに対して、連続した頁
を割り付ける処理を行う。これにより、処理指定手段
(2)による画像処理の指定では、異なる処理指定情報
による画像データ群もしくは複数の異なる入力手段から
の画像データ群に対しても一連の画像処理として、その
処理内容の指定を行うことができる。
【0027】また、入力手段の1つが、発信側アドレス
を付加して送信された画像データを受信する画像データ
受信手段(14,15)である場合に対して、出力形態
登録手段(26)は、発信側アドレス毎に出力形態を指
定して出力する処理内容を出力形態登録情報として登録
する。これにより、制御手段(7)が出力処理を行う場
合に、画像データ受信手段で受信した発信側アドレスと
出力形態登録情報に基づいて、画像データ受信手段によ
り受信した画像データを指定の出力形態で出力すること
ができる。これにより、例えば、特定のリモートのファ
クシミリ装置からの画像データは、常に所定のフォーム
の出力形態の印刷出力として得ることができる。
【0028】また、出力手段の1つが、各々に送信先を
指定して画像データを送信する画像データ送信手段(1
4,15)である場合、制御手段(7)が、画像データ
送信手段(14,15)を制御して、画像データを各々
異なる出力形態で、各々異なる送信先に送信するような
出力処理を行うようにもできる。このような機能によ
り、例えば、特定のリモートのファクシミリ装置に対す
る画像データの出力処理は、常に所定のフォームの出力
形態として出力させることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例にかか
る画像処理装置の全体の構成を示すブロック図である。
図1において、1は画像処理装置本体部(ESS:Elec
tronic Sub-System)、2は処理指定部(UI)、3
は自動原稿給送部(ADF)、4は原稿画像読み取り部
(IIT/IPS)、5は画像出力装置部(IOT)、
6は記録紙後処理部(FINISHER)、7は制御処
理部(SYS−CONT)、8はイメージ入力インタフ
ェース部(IIT−I/F)、9はイメージ出力インタ
フェース部(IOT−I/F)、10はページバッファ
(PAGE−BUFFER)、11はディスク装置(D
ISK)、12は出力制御部(OUT−CONT)、1
3は入力制御部(IN−CONT)、14はファクシミ
リ入出力インタフェース部(FAX−I/F)、15は
ネットワーク入出力インタフェース部(NET−I/
F)、16はディスク制御部(DISK−CONT)、
17はイメージデータバスである。
【0030】画像処理装置本体部1は、画像処理の全体
の制御を行う制御処理部7,イメージ入力インタフェー
ス部8,イメージ出力インタフェース部9,ページバッ
ファ10,出力制御部12,入力制御部13,ファクシ
ミリ入出力インタフェース部14,ネットワーク入出力
インタフェース部15,ディスク制御部16,およびイ
メージデータバス17を備えており、これらの処理要素
により、頁単位で異なる入力処理および出力処理を行
い、画像データに対して複数の異なる出力形態で出力を
行う。
【0031】処理指定部2は、液晶表示パネル,キース
イッチなどを備えたオペレーションパネルから構成され
ており、ユーザからの画像処理を指示する処理指定情報
の入力処理を行う。自動原稿給送部3は、画像データ入
力処理を行う原稿紙を原稿画像読み取り部3に対して順
次に給送する機構部であり、入力制御部13からの指示
により動作が制御される。原稿画像読み取り部4は、イ
メージスキャナの機構部などから構成され、原稿画像を
画像データとして読み取る処理を行う。
【0032】画像出力装置部5は、画像データを記録紙
に印刷する印刷機構部である。レーザプリンタ機構など
が用いられ、例えば、画像データから生成された2値デ
ータに基づきレーザ光のオン/オフを各画素毎に制御し
て、中間調画像は各画素毎の網点により再現し、像形成
を行い記録紙に印刷を行う。また、記録紙後処理部6
は、画像出力装置部5から出力された印刷済の記録紙に
対して、その後処理を行うため、ソータなどの帳票処理
機構部で構成されており、例えば、指定された出力順位
の順番に従い、印刷済の記録紙を指定されたビン番号の
ビンに給送し、また、印刷出力された記録紙の組をそれ
ぞれの組毎にステイプル留で固定して、小冊子とする処
理などを行う。
【0033】制御処理部7は、マイクロプロセッサ,プ
ログラムメモリ,ワークメモリ,処理の制御テーブルな
どから構成され、詳細は後述するが、ここでの画像処理
の主要な制御処理を行う。イメージ入力インタフェース
部8は、コマンド信号/ステータス信号の入出力処理を
行うと共に、原稿画像読み取り部4から読み取られた画
像データをイメージデータバス17に送出する画像デー
タ入力処理を行う。また、イメージ出力インタフェース
部9は、同様に、コマンド信号/ステータス信号の入出
力処理を行うと共に、イメージデータバス17からの画
像データを出力装置部5に送出する画像データ出力処理
を行う。
【0034】ページバッファ10は、イメージデータバ
ス17上に送出された画像データを取り込み一時的に格
納し、また、イメージデータバス17上に送出するため
の画像メモリである。ディスク装置11はディスク制御
部16を介してイメージデータバス17に接続されてお
り、画像データを頁毎に記憶する大容量の画像データペ
ージメモリとして、画像データを蓄積する画像データ蓄
積部を提供する。出力制御部12は制御処理部7からの
制御により、指定された出力形態に応じて各々の出力装
置を切り換える処理を行い、各々の出力処理を制御す
る。また、入力制御部13は、制御処理部7からの制御
により、指定された入力処理に応じて入力装置を切り換
える処理を行い、各々の入力処理を制御する。
【0035】ファクシミリ入出力インタフェース部14
は、ここでの画像処理装置にファクシミリ入出力機能を
付加する場合に付加されるインタフェース部であり、フ
ァクシミリ送受信の制御を行い、ファクシミリ信号と画
像データと間の入出力インタフェース処理を行う。ま
た、ネットワーク入出力インタフェース部15は、同様
に、ここでの画像処理装置をLAN(ローカルエリアネ
ットワーク)等のネットワークに接続する場合に付加さ
れるインタフェース部であり、ネットワークに対する通
信制御処理を行い、ネットワーク信号と画像データと間
の入出力インタフェース処理を行う。なお、ファクシミ
リ入出力インタフェース部14およびネットワーク入出
力インタフェース部15は、共に画像データ受信時にお
いては、入力制御部13により制御され、それ以外の画
像データ送信時などでは、制御処理部7により制御され
る。
【0036】ここで、この画像処理装置における全体の
動作の概略を、コピー動作を例として説明すると、ま
ず、自動原稿給送部3または原稿画像読み取り部4のプ
ラテン上に、入力する画像の原稿をセットし、処理指定
部2において画像処理内容として、例えば頁単位で必要
なコピー枚数分だけの枚数データを設定した後、スター
トボタンを押下すると、コピー動作を行う画像処理動作
が開始される。
【0037】動作が開始されると、原稿画像読み取り部
4が光電変換により原稿の画像情報を読み取り、デジタ
ル画像データへの変換および画像処理を施しながら、イ
メージ入力インタフェース部8が、画像データをイメー
ジデータバス17を介してページバッファ10に順次に
格納する。この場合、入力処理と同期して直接に出力処
理が行える条件であれば、ページバッファ10から直接
にイメージ出力インタフェース部9を介して出力装置部
5へ画像データが転送され、出力装置部5で記録紙に画
像記録が行なわれる。そして、画像記録がなされた記録
紙が記録紙後処理部6に送出された後、記録紙後処理部
6で後処理が実行される。と共に、この時にディスク制
御部16が画像データのディスク装置11への書き込み
処理を行う。
【0038】また、直接の出力処理が不可能な条件であ
れば、入力された画像データはページバッファ10に一
時的に格納された後、ディスク装置11への書き込み処
理のみが行なわれる。画像データの出力処理は、ページ
バッファ10に格納された画像データに対してのみ行わ
れる。ページバッファ10への画像データの格納は、原
稿画像読み取り部4から入力された画像データが格納さ
れる場合と、ディスク装置11から読み出された画像デ
ータが格納される場合の2通りの場合がある。典型的な
複数部のコピーを行う基本動作では、1部目は原稿画像
読み取り部4から入力された画像データをページバッフ
ァ10を介するのみで直接的に出力し、2部目以降はデ
ィスク装置11に蓄積されている画像データを読み出
し、読み出した画像データをページバッファ10を介し
て出力する。イメージ出力インタフェース部9に出力さ
れた画像データは、出力装置部5において画像データか
ら生成された2値データに基づきレーザ光のオン/オフ
を各画素毎に制御して像形成して出力する。
【0039】なお、図示していないが、イメージデータ
バス17には、バスアービットレーション制御部が接続
されており、バスアービットレーション制御部がイメー
ジデータバス17のバス制御を行い、ページバッファ1
0と他の各処理要素ブロックとによる画像データの同時
アクセスを可能とする。なお、バスアービットレーショ
ン制御部を用いることなく、ページバッファ10と他の
各処理要素ブロックとが時分割制御によりイメージデー
タバス17を共有するような構成しても良い。このよう
な構成により、入力処理と出力処理のと並列処理が可能
となる。
【0040】図2は、本実施例の画像処理装置本体部に
おける制御処理部の要部の構成を機能ブロックで示すブ
ロック図である。図2に示すように、画像処理装置本体
部における制御処理部7には、制御処理部7が様々な画
像処理を行うための処理機能ブロックとして、処理指定
情報格納部21,出力順位算出処理部22,頁入替指定
処理部23,画像データ登録処理部24,頁割付け処理
部25,および出力形態登録処理部26が設けられてい
る。また、処理指定情報格納部21に格納される各々の
制御テーブルとして、ジョブテーブル,ジョブノード
(ジョブ管理テーブル),頁割付けテーブル,出力指定
テーブル,処理速度参照テーブル,および優先設定条件
テーブルなどが設けられている。
【0041】処理指定情報格納部21には、1つのジョ
ブの画像処理を行うための処理指定情報が、その管理単
位のジョブノードとして、画像データの任意の頁もしく
は頁群に対して行う各々の処理内容が複数個指定されて
格納される。出力順位算出処理部22は、処理指定情報
格納部21に格納されたジョブノードの処理指定情報の
処理内容と画像データの入力頁順から、処理速度参照テ
ーブルを参照し、最も速く出力できるジョブから画像デ
ータの出力頁順を算出する。
【0042】頁入替指定処理部23は、入力した画像デ
ータの頁の出力時における頁を替える場合、また、例え
ば、順序を考慮せずに入力された画像データの各々の頁
に対して頁指定を行い、出力時の頁を指定する場合に、
その処理内容毎の画像データの頁の並びを指定する。こ
の処理は、頁割付けテーブルにおける頁指定フィールド
の制御データの操作により行う。
【0043】画像データ登録処理部24は、任意の頁も
しくは頁群に対して画像処理を施した後の画像データも
しくは画像データ群を、次の画像処理で用いるために、
ディスク装置11に新たに入力画像データとして登録し
て蓄積させる画像データ登録処理を行う。また、頁割付
け処理部25は、ディスク装置11に既に記憶されてい
る画像データと、新たに例えば原稿画像読み取り部から
入力された画像データに対して連続した頁を割り付ける
処理を行う。この処理は、頁割付けテーブルにおける頁
割付け指定フィールドの制御データの操作により行う。
【0044】出力形態登録処理部26は、入力した画像
データをファクシミリ装置に出力する場合に、ファクシ
ミリ装置に対する発信側アドレス毎に出力形態を出力指
定テーブルに登録しておき、特定のファクシミリ装置か
らの画像データは、常の特定の出力形態で出力できるよ
うにするための登録処理を行う。
【0045】次に、図1および図2を参照して、画像処
理装置おける動作を説明する。処理指定部2により制御
処理部7に対して、頁の指定とそれに対応する画像処理
内容を要求分だけ指定した後、ジョブ要求信号を発信す
ると、制御処理部7では、画像処理が指定されたジョブ
要求信号に対応して、頁番号,出力形態,部数,ビンN
O.等の入力する画像データの頁とその画像処理内容を
対応させた組の処理指定情報を、ジョブノード(ジョブ
管理テーブル)として処理指定情報格納部21に格納
し、これをトリガとして入出力処理を開始する。
【0046】画像処理動作は、処理指定情報格納部21
に格納されたジョブ要求信号によるジョブノードの画像
処理内容の各々の設定順に行うことを原則とするが、動
作モードの指定において、処理速度順の指定がなされて
いれば、出力順位算出処理部22が、処理指定情報格納
部21に格納された処理指定情報の処理内容と画像デー
タの入力頁順から、処理速度参照テーブルを参照して、
各々の処理内容の要処理時間を算出し、最も速く出力で
きるジョブの処理内容から画像データの出力頁順を決定
し、決定した最も早く出力可能な組からその処理を行
う。
【0047】原稿画像の入力動作が終了すると、次のジ
ョブの操作および入力動作が可能となる。入力処理で
は、処理指定情報格納部21の処理指定情報の内の複数
の組から最適な入力パラメータを選定し設定した後、画
像データを入力し、一旦全ての画像データをディスク装
置11に読み込んで蓄積する。その後、頁単位でディス
ク装置11から画像データを読み出し、処理指定情報格
納部21に格納されたジョブノードの処理指定情報の処
理内容に従って、画像データに対する例えば4−UPの
画像処理を行い、画像データの出力処理を行う。この画
像データに対する処理は、ディスク装置11からの画像
データ読み出し順を指定して任意に行う。
【0048】ところで、処理指定情報格納部21のジョ
ブノードの処理指定情報として、その処理内容に入力画
像データを他の組の指定処理による出力頁が指定してあ
った場合、当該組の処理内容に従い画像処理を行って出
力処理を行った後、画像データ登録処理部24が、この
画像データを再度ディスク装置11に蓄積する処理を行
う。これにより、当該画像データに対する再度の入力処
理を行うことなく、ここで蓄積された画像データを新た
に入力画像データとして、他の組の出力頁を指定したジ
ョブノードの処理内容に従った処理を行うことが可能に
なる。
【0049】また、処理指定情報格納部21の処理指定
情報として、その処理内容の指定頁に複数の画像処理が
指定されている場合、画像データを蓄積しているディス
ク装置11から画像データを読み出し、指定されている
複数の画像処理を連続して行った後に、処理を行った画
像データを連続して出力させる。これにより、画像処理
装置における全体の処理のスループットが向上する。
【0050】一方、入力する画像データを複数の異なる
種類の入力装置から得て、これら複数の異なる種類の入
力装置からの画像データをマージした画像処理を行う場
合、その処理内容を処理指定情報としてジョブ要求信号
を発すると、その処理指定情報のジョブノードが生成さ
れて画像処理が起動される。この場合には、各々の入力
装置からの頁指定は1頁からではなく、既に他の入力装
置から入力された画像データに連続した頁が割り付けら
れて表示されるので、操作者はそれに従って頁指定を行
う。
【0051】また、画像データを入力する入力装置が、
例えばファクシミリ装置またはネットワーク接続された
ネットワークインタフェース部である場合に対して、出
力形態登録処理部26により出力指定テーブルに予め相
手の送信先装置とここでの画像処理装置における出力形
態を対応させて登録しておく。これにより、相手の送信
先装置のファクシミリ装置またはネットワーク装置など
からの画像データ受信が行われると、ファクシミリ入出
力インタフェース部14またはネットワーク入出力イン
タフェース部15を介してディスク装置11に受信した
画像データが蓄積され、受信が終了すると、出力指定テ
ーブルを参照して、出力形態登録処理部26により登録
を行った登録内容の出力形態に基づいて画像処理が行な
われ、出力処理が行なわれる。なお、この出力指定テー
ブルに登録されていない相手側装置から受信された画像
データは、汎用の規定出力形態で出力処理を行うことが
できる。その後に、未登録の相手側装置に対する新規に
登録処理を行えば良い。
【0052】また、ここでの画像処理装置からの画像デ
ータを出力する出力処理を行う出力先が、リモートのフ
ァクシミリ装置やネットワーク装置である場合に対して
は、処理指定情報格納部21に格納するジョブノードに
出力処理の処理指定内容として送信先を加えておく。こ
れにより、ディスク装置11に蓄積された各々の画像デ
ータは、ジョブノードの処理指定情報の処理内容に基づ
いて画像処理し、指定の送信先に送信する処理を行う。
【0053】このように、ここでの画像処理装置におい
ては、ジョブノードの処理指定情報により頁もしくは頁
群に対して各々異なる出力形態で出力できるような処理
内容を指定し、その処理指定情報で指定された処理内容
に基づいて画像処理を行うことにより、容易な操作で複
雑な画像処理を行うことができ、特に1種類の原稿群の
画像データの入力処理を行った後に、入力された画像デ
ータに対して、多目的に出力形態を変えて出力処理を行
う場合には威力を発揮する。
【0054】また、一連の画像データ群に対して、頁単
位で異なる入力処理および出力処理を行うことができ、
画像入力時に複数の異なる画像処理を指定できるので、
その操作効率が向上する。また、動作モードで処理速度
順指定を行うことにより、異なる出力形態の出力を最も
早い順に出力することができ、出力結果確認効率を向上
させることができる。
【0055】このような画像処理装置における全体の処
理は、主として処理制御部7におけるプログラム制御に
より画像処理の制御が行なわれるが、そのプログラム構
成では、各々の処理を行う制御処理プログラムが、それ
ぞれの機能処理毎の処理モジュールに分割されて構成さ
れており、装置が起動されると、入力制御タスク,シス
テム制御タスク,出力制御タスクを生成して、これらの
タスクにより、画像処理に対するジョブ要求信号に対す
る画像処理の制御を行なう。
【0056】図3は、動作時に制御処理部において処理
の制御を行うために生成された各々のタスクとそのタス
ク間通信の関係を説明する図である。図4はジョブ要求
受け付け制御の処理を説明するフローチャートであり、
図5はジョブ要求による画像処理の制御を行うジョブス
ケジューラの処理を説明するフローチャートである。ま
た、図6〜図10は、画像処理を行うために処理指定情
報格納部に格納された制御テーブルの一例を示す図であ
る。図6に処理指定情報格納部の優先設定条件テーブル
の一例を示し、図7に処理指定情報格納部の処理速度参
照テーブルの一例を示す。図8に処理指定情報格納部の
ジョブテーブルの一例を示し、図9に処理指定情報格納
部の頁割付けテーブルの一例を示す。また、図10に出
力指定テーブルの一例を示している。
【0057】これら図3〜図10を参照して、処理指定
部2から処理内容を指定して、ジョブ要求がなされた場
合の動作について、順を追って説明する。まず、図4を
参照する。図4は、スタンバイ状態からジョブ要求を受
信した場合、もしくは現在稼働中のジョブスケジューラ
が終了した場合において、ジョブ要求を受け付け、ジョ
ブ要求に対してジョブスケジューラを起動する処理を説
明しているフローチャートである。
【0058】スタンバイ状態からジョブ要求を受信した
場合、ジョブ要求信号の受信をトリガとして入口1から
起動される。入口1からここでのジョブ受け付け処理が
起動されると、まず、ステップ41において、ジョブ要
求に応じてジョブノードを生成し、ジョブパラメータを
セットする。次に、ステップ42において、ジョブノー
ドをジョブテーブルの要求キューにキューイングする。
これにより、図8に示すように、ジョブテーブル80の
ジョブ要求キュー81には、要求を受け付けたジョブの
処理内容のジョブノード84が接続される。ここで生成
したジョブノード(ジョブ管理テーブル)中には各々の
処理内容毎のジョブパラメータの内容が格納されてお
り、後述するジョブの実行では、このジョブノード(ジ
ョブ管理テーブル)中のジョブパラメータの内容従っ
てその処理が実行される。
【0059】ジョブノードにおけるジョブパラメータ
は、図8に示すように、それぞれにジョブ管理テーブル
85における処理番号,対応頁,出力形態,部数,ビン
番号,ソートの種類,出力順位の各々のフィールドに格
納される。このにジョブ管理テーブル85に格納された
ジョブパラメータの処理セットにより、個々の画像処理
の処理内容が指定される。例えば、図8に示す“処理N
o.1”の画像処理内容は、対応頁は「1頁〜10頁ま
で」として、出力形態を「通常コピー」として、部数を
「1」とし、出力する箇所のビンは「TOPビン」と
し、ソートの種類は「昇順」として出力処理を行うこと
を指定している。また、ここでの処理指定において、
“処理No.1”の画像処理で出力順位を「1番」と指
定している。
【0060】再び、図4を参照して説明を続けると、ジ
ョブノードのキューイングが終了すると、次に処理ステ
ップは、ステップ43に進む。また、現在稼働中のジョ
ブスケジューラが終了した場合においても、入口2から
起動され、ステップ40においてジョブスケジューラの
状態情報を更新してから、ステップ43に進む。
【0061】ステップ43においては、ジョブ要求キュ
ーをチェックして、ジョブ要求キューにジョブノードが
キューイングされているかどうかを調べる。そして、次
のステップ44において、チェックした結果を判定す
る。ジョブノードが要求キューに存在する場合、次のス
テップ45に進み、更に、ジョブスケジューラの状態を
チェックし、次のステップ46において、そのチェック
結果として、ジェブスケジューラの状態が実行可能とな
っているか否かを判定する。
【0062】ステップ43〜ステップ46の処理におい
て、例えば、ジョブノードが要求キューに存在しない場
合には待ち状態となり、また、ジョブスケジューラの状
態が実行可能な状態でない場合には待ち状態なる。こ
れにより、次のジョブ要求を受信してトリガがかかるま
で、または現在稼働中のジョブスケジューラが終了して
トリガがかかるまで待ち状態が継続することになる。
【0063】一方、例えば、ジョブノードが要求キュー
に存在し、ジョブスケジューラが実行可能と判断された
場合には、次にステップ47に進み、ジョブ要求キュー
の先頭からジョブノードを取り出す。次に、ステップ4
8において、取り出しジョブノードをジョブ実行キュ
ー(82:図8)にキューイングする処理を行い、次の
ステップ49において、ジョブスケジューラを起動し、
同時にジョブスケジューラから得たジョブスケジューラ
の状態情報を更新する。そして、次のジョブ要求のジョ
ブノードに対する処理を行うベく、ステップ43に戻
り、ステップ43からの処理を繰り返し行う。これによ
り、後述するように、ジョブスケジューラがジョブ実行
キューに接続されているジョブノードを取り出して、ジ
ョブノードの処理内容(ジョブ管理テーブル85の内
容)に従って、要求されたジョブの処理が実行される。
【0064】次に、ジョブノードで指定された処理内容
に従って、画像処理の制御を行うジョブスケジューラの
処理動作を、図5を参照して説明する。ジョブスケジュ
ーラが起動されると、まず、ステップ51において、ジ
ョブノードに格納された指定の処理内容の複数の処理セ
ットにおける処理の順番を決定する。この場合、指定さ
れた画像処理に優先順位があればそれに従い、処理の順
位を決定する。また、システム設置時のコンフィギュレ
ーション設定において順番算出を行う指定がなされてい
れば、図7に示すような処理速度参照テーブル70を参
照して、処理速度を算出し、処理速度が速い順に処理順
位を決定する。特に、何も指定がなければ、処理指定情
報格納部21に格納された格納順に、処理の順位を決定
する。
【0065】なお、図7に示すように、処理速度参照テ
ーブル70には、出力形態,ソートの種類,後処理の各
々の内容71に応じて、1頁あたりの要処理時間72が
予じめ設定されているので、1つのジョブにおける処理
内容毎に、ジョブ終了までの要処理時間を頁数倍して算
出し、入力画像データの入力処理の終了時点から各々の
処理単位毎に処理速度が速い順に処理順位を決定する。
【0066】ステップ51の処理順位の決定により、最
初に処理を行う処理セットが決定されると、次にステッ
プ52において、入力処理のパラメータをジョブノード
に格納された複数の処理セットにおける入力条件から選
択する。
【0067】この入力条件の選択は、図に示すような
優先設定条件テーブル65に従って行う。優先設定条件
テーブル65の倍率66は、複数の処理セットの中から
最も倍率の高いものを選択する。また、画質67は、操
作者が各々の画像処理を行う場合の処理指定を行う場合
に、各々の処理セットについて、原稿から判断して指定
するものであり、例えば、文字データのみならば2値処
理とし、中間調処理が必要な画像ならば中間調処理とす
る。また、両者が混在していれば2値/中間調処理を指
定する。全ての処理セットに対して、このような指定内
容の倍率,画質を調べ、2値/中間調処理が1つ以上存
在するか、2値処理指定と中間調処理指定が存在すれ
ば、2値/中間調処理を選択し、2値処理指定のみの時
は2値処理を選択し、中間調処理指定のみの時は中間調
処理を選択する。
【0068】このようにして代表的な入力パラメータを
選択した後、次のステップ53において、入力制御部に
対して、入力処理の入力条件を設定し、入力処理の切り
替え制御を行う。なお、ここでは、代表的な入力パラメ
ータを設定し、1種類の画像データを入力するものを例
にして説明しているが、各々の画像処理セット毎に複数
種類の画像データを入力するようにしても何ら差し支え
ないことは言うまでも無い。この場合、入力処理にかか
る時間は長くなるが、画像処理装置本体部における画像
処理は簡単になる。
【0069】次に、ステップ54において、選択した処
理セットの処理を行う場合に、同時に入力処理および出
力処理が可能か否かを調べる。同時出力が可能であれ
ば、ステップ55において、IOT出力処理を起動し、
次のステップ56において、IIT入力処理およびディ
スク書込み処理を起動する。また、ステップ54の判定
処理において、同時出力が可能でない場合には、出力処
理は入力終了後に行うこととし、直接にステップ56に
進み、IIT入力処理およびディスク書込み処理を起動
する。
【0070】IIT入力処理およびディスク書込み処理
が起動されて、複数頁における一連の入力処理が終了す
ると、出力処理を行うため、ステップ58において、ジ
ョブノードから処理セットの出力形態を取り出し、次の
ステップ59において、それに対応する出力パラメータ
により出力処理を行うため、出力条件を出力制御部に設
定する。そして、次のステップ60において、先に入力
した出力処理の対象の画像データをディスク装置から読
み出し、その処理セットの条件に合うように加工して、
次のステップ61において、IOT出力処理を起動す
る。
【0071】なお、ステップ56で起動した入力処理の
終了に伴い、次のジョブに対する入力処理が可能になる
ように、ジョブスケジューラの状態情報を更新してお
く。ステップ61で起動した出力処理の処理完了によ
り、1つの処理セットの出力が終了すると、ステップ6
2の判定処理を行い、全ての出力処理が終了であるか否
かを判定し、全ての出力処理が終了でない場合、ステッ
プ58に戻り、ステップ58からの処理を繰り返す。ま
た、同じく、ステップ55において、IIT入力処理と
同時処理を行うために起動されたIOT出力処理が処理
完了した場合にも、同様にして、ステップ57におい
て、全ての出力処理が終了であるか否かを判定し、全出
力処理が終了でない場合、ステップ58に戻り、ステッ
プ58からの処理を繰り返す。
【0072】このようにして、ステップ57またはステ
ップ62の判定処理において、全ての処理セットの出力
処理が終了したことが判定できると、ステップ63に進
み、ディスク装置に書き込んだデータを消去する消去処
理を行って、一連の処理を終了として、ジョブスケジュ
ーラを終了させる。
【0073】ここで、ジョブ要求を行った処理セットの
画像処理においては、ここでの入力処理において入力す
る画像データのみならず、ディスク装置に書込んだ画像
データの消去する前であれば、先に処理を実行した出力
処理にかかる画像データを利用できる。したがって、例
えば、図8に示すようなジョブノードにおいて、画像処
理のジョブ要求で指定を行う場合に指定する処理内容で
は、後の処理セットにおいて、前の処理セットの画像処
理においてディスク装置に書込んだ画像データを使用す
るので、後続する処理セットの画像処理では新たな入力
処理は行なわれない。
【0074】例えば、図8に示すジョブノードのジョブ
管理テーブル85の処理内容においては、各々の処理の
処理順位として、1番目には“処理No.1”が指定さ
れ、2番目には“処理No.3”が指定されている。こ
のため、まず、最初に“処理No.1”が実行され、1
頁〜10頁の原稿の入力処理が行なわれ、2番目の処理
で“処理No.3”が実行され、11頁〜20頁の原稿
の入力処理が行なわれる。
【0075】“処理No.5”で指定されている画像処
理では、前に処理を行った“処理No.1”の出力結果
と“処理No.3”の出力結果とを入力画像データとす
る入力処理の指定と、出力処理ではその出力形態をシグ
ニチャに指定させておくと、先に“処理No.1”と
“処理No.3”との処理が順次に実行されるが、この
“処理No.1”と“処理No.3”との処理が実行さ
れる時には、実際に印刷出力は行なわれず、1頁〜20
頁の画像データの入力処理が行なわれて、画像処理され
てディスク装置内に記憶されるだけである。“処理N
o.5”の指定処理の実行では、“処理No.1”と
“処理No.3”とによる出力画像データを入力画像デ
ータと見なして、シグニチャ処理を行って印刷出力す
る。
【0076】したがって、複数の画像処理を頁単位で
間的に処理を重ねて出力処理を行うことが可能となる。
また、全て入力画像データに共通した画像処理を組み合
わせる場合においては、ジョブノード中の指定する処理
内容として、出力形態に複数の画像処理内容を連ねて置
くことにより、順番に画像処理が実行され、最後の画像
処理を行った後に、出力処理が開始されて印刷出力が行
なわれる。これにより、画像処理装置のスループットを
向上させ、全体の出力処理を効率よく行うことができ
る。ただし、このような各々のジョブの処理を連ねる指
定は、その処理の指定内容が煩雑になるため、予め最適
な組み合わせ例を標準データとして登録しておき、この
標準データを用いて、順次にジョブが重なるように指定
すると便利よく、その指定を行うことができる。
【0077】また、この画像処理装置に対して入出力装
置が複数接続されている場合においては、複数の入出力
装置の同時処理を行うことにより、更に、画像処理装置
のスループットを向上させ、全体の出力処理を効率よく
行うことができる。例えば、複数の入出力装置の内、1
つ以上がファクシミリ装置(FAX送受信用装置)また
はネットワーク装置(NET送受信用装置)等であり、
外部から画像データを得る入出力装置である場合、処理
は次に示すようになる。
【0078】入力処理として画像データを受信する場
合、例えば、ファクシミリ入出力インタフェース部14
またはネットワーク入出力インタフェース部15の受信
機器内部に、図10に示すように、相手側装置の機器ア
ドレス毎に出力形態を指定して登録する出力指定テーブ
ル86を設けておき、登録された機器アドレスの装置か
らの受信であれば、この入出力形態を指定する出力
定テーブル86の指定内容に従って、入出力処理を行う
ようにする。なお、受信した相手側装置の機器アドレス
が、この出力指定テーブル86に登録されていなけれ
ば、デフォルトされた標準的な出力形態により出力処理
を行う。と同時に、新規登録を行わせようにする。な
お、この出力指定テーブル86は、前述した処理指定情
報格納部(21:図2)において管理されており、その
発信元のアドレスと入出力形態の設定データを管理して
いる。
【0079】また、出力処理として画像データを送信す
る場合の処理においては、相手側装置の送信先毎に異な
る出力形態で出力処理を行うようにも処理指定を行うこ
とができる。これは、前述したジョブノードの指定処理
の処理内容を登録しているジョブ管理テーブル85の出
力パラメータのフィールドとして、送信先アドレスの項
目を付加するだけで実現可能となる。すなわち、ジョブ
管理テーブル85の出力パラメータに送信先アドレスが
付加されている場合、その送信先アドレスの機器を対し
て、指定された出力形態で画像データを送信することを
ファクシミリ入出力インタフェース部14またはネット
ワーク入出力インタフェース部15に指示する。これに
より、相手側装置の送信先毎に異なる出力形態で出力処
理を行うことができる。
【0080】ところで、この画像処理装置に入出力装置
が複数個接続されている場合において、複数の入力装置
から入力された各々の画像データを扱う場合、各々の画
像データをマージするための頁割り付け処理が必要にな
る。そのため、図9に示すように、頁割り付け管理テー
ブル90が設けられている。これは、例えば、画像読み
取り部として解像度の異なるスキャナ1およびスキャナ
2がイメージ入力インタフェース部に接続されて設けら
れており、更に、ファクシミリ入出力インタフェース部
およびネットワーク入出力インタフェース部が接続され
ており、これらの画像データ入力部が、ここで利用可能
な入力装置となっている場合などにおいて、各々の入力
装置から入力された画像データをマージして出力する場
合に、頁割り付け管理テーブル90が利用される。
【0081】頁割付けの具体例を、図9を参照して説明
すると、例えば、この場合の各々の入力装置から入力さ
れた画像データを入力処理部の名称により区別して、ス
キャナ1,スキャナ2,FAX受信1,NET受信1と
すると、次のように、頁割り付け管理テーブル90にお
ける割付頁の頁指定により、入力画像に対する頁割付け
指定を行う。
【0082】すなわち、ここでは、FAX受信1,NE
T受信1の画像データは既に受信処理が終了してめ指
定された出力形態に画像処理されてディスク装置内に記
憶されており、また、スキャナ2からの入力画像データ
の入力処理も終了して(ページバッファに記憶されると
共に)ディスク装置内に記憶されている状態において、
既にディスク装置内に記憶されていFAX受信1,N
ET受信1の各データと共に、図9の割り付け管理テー
ブル90に示すように、割付頁フィールド92におい
て、第3頁〜第7頁に頁割付けすると、これから、スキ
ャナ1から入力処理を実行する入力画像データの頁指定
は、残り頁の第1頁,第2頁,および第10頁に一意に
頁指定させることができる。
【0083】この頁割付けの指定は、ジョブで扱う画像
データをスキャナ1で入力する原稿と、スキャナ2、F
AX受信1、NET受信1の各々の画像データとを指定
すると、割り付け管理テーブル90において、これから
入力する原稿以外の画像データに対して、頁が自動的に
割り付けられ、入力する画像データの頁指定フィールド
91と割付頁フィールド92のような内容として、頁割
された各入力画像データの頁がオペレーションパネ
ルの表示部において表示される。このため、ユーザは、
複数の入力装置からの画像データについて頁割付けを確
認して一意に頁指定させることができる。
【0084】なお、頁割り付け処理は、複数の入力装置
からの画像データのみだけでなく、前述しように、既
に出力処理を行って画像データがディスク装置に蓄積さ
れている場合において、その既存の画像データを次の処
理セットにおいて入力画像データとして利用する場合に
おいても利用できる。すなわち、ディスク装置内に存在
する全ての画像データが頁割り付け処理の対象になる。
【0085】図3は、動作時に制御処理部における処理
制御を行うために生成された各々のタスクとそのタスク
間通信の関係を説明する図である。図3において、31
はユーザインタフェースタスク、32はシステム制御タ
スク、33はジョブスケジューラタスク、34は入力制
御タスク、35は出力制御タスクである。これらの各々
のタスクの処理により、ここで画像処理にかかる各々の
ジョブ処理を実行している。
【0086】システム制御タスク32は、ユーザインタ
フェースタスク31からジョブ要求を受け取り、ジョブ
要求信号が発生するごとに、図4により説明したような
ジョブ受付け制御の処理を行う。入力制御タスク34
は、入力パラメータを指定して入力装置となるハードウ
ェア設定を行うモジュールとなっており、図5により
説明したように、ジョブスケジューラタスク33におけ
る処理で算出された入力パラメータを設定要求と共に受
け付けて、各々の入力装置に対して入力処理条件を設定
する処理を行う。すなわち、設定要求が入力制御タスク
34に発信されると、入力制御タスク34は、それに基
づいて入力パラメータを設定し、設定終了後その旨をジ
ョブスケジューラに返す。
【0087】出力制御タスク35は、出力パラメータの
ハードウェア設定を行うモジュールとなっており、ジョ
ブスケジューラタスク33における処理(ステップ5
9)で設定された出力条件に対して、ジョブノードに格
納された複数の処理セットから1つが決定された時点
で、出力条件を設定要求と共に受け付けて、各々の出力
装置に対して出力処理条件を設定する処理を行う。すな
わち、設定要求が出力制御タスク35に発信されると、
それに基づいて出力パラメータを設定し、設定終了後そ
の旨をジョブスケジューラに返す。
【0088】受付けたジョブ要求の各々のジョブ情報の
管理は、システム制御タスク32が保有するジョブテー
ブルを参照して行なわれる。図8で説明したように、ジ
ョブテーブル80は、受け付けたジョブ要求にかかるジ
ョブノード84と、実行を行う場合のショブノードとの
キューイングの処理で利用される。その他に、システム
状態管理,エラー管理等の処理がシステム制御タスク3
2により実行される。
【0089】また、各々のジョブノードでは、図8に示
すように、ジョブ管理テーブル85において、各々にジ
ョブ要求でなされた指定の処理を、処理NO.、対応
力形態、出力部数、排出トレイNO.(ビン)
頁並べかえの種類(SORT、および処理順位の各々
の処理パラメータを処理セットとして管理している。な
お、ジョブノードにおいては、図示していないが、その
他に、各々の処理の実行管理を行うため、ファイル名、
ファイルID等のディスク装置のファイル管理パラメー
タ情報、カレント入力頁、カレント出力頁、カレント処
理NO.等のカレント入出処理情報が保持されている。
【0090】次に、このように構成されている画像処理
装置を用いて、1回の画像データの入力処理から複数の
種類の異なる出力形態で出力処理を行う場合の処理例に
ついて説明する。図11は、本実施例の画像処理装置を
用いて1回の入力処理で入力された画像データに対して
異なる複数の出力形態で出力処理を行う場合の処理例を
説明する図である。また、図12は、本実施例の画像処
理装置を用いて1回の入力処理で入力された画像データ
に対して異なる複数のファクシミリ装置にそれぞれに出
力形態を変えて出力処理を行う場合の処理例を説明する
図である。
【0091】例えば、図8に示すジョブ管理テーブル8
5における“処理No.1”〜“処理No.4”のよう
に、複数の異なる出力形態で出力する画像処理をジョブ
要求しておくと、図11に示すように、その入力処理お
よび出力処理が行なわれる。すなわち、入力処理100
が原稿1頁〜20頁の画像データに対して行なわれ、そ
の後に出力処理として、“処理No.1”の出力処理1
01において第1頁〜第10頁までの頁の通常コピーが
行なわれ、“処理No.2”の出力処理102において
第3頁,第10頁,第12頁のみのが選択されたOHP
コピーが行なわれる。そして、更に、“処理No.3”
の出力処理103において、第11頁〜第20頁までの
頁に対して4−UP処理が行なわれ、4頁分の画像デー
タが1/4縮小されて1枚にコピーされ、3枚の印刷出
力が得られる。また、続いて“処理No.4”の出力処
理104として、第1頁〜第20頁までの全頁のシグニ
チャ処理が行なわれ、小冊子の形態で印刷物が得られ
る。
【0092】また、このように1回の入力処理に対し
て、複数の種類の異なる出力形態により出力処理を行う
場合に、その出力処理を実行する出力装置をリモートの
出力装置とすることもできる。このような場合の処理例
を、図12に例示している。すなわち、図12を参照す
ると、1回の入力処理を行う画像処理装置110に対し
て、その出力処理の実行を行う装置は、通信回線が接続
されたリモートのファクシミリ装置111〜114とな
っており、機器#1〜機器#4のそれぞれの相手先装置
において、上述したようなそれぞれの複数の種類の異な
る出力形態による出力処理を行う。このように、1回の
入力処理により、複数の異なる送信先に対応して出力形
態を変えてそれぞれの出力処理を行うこともできる。
【0093】次に、本実施例の画像処理装置における各
部の構成要素に変形例について説明する。上述の実施例
の画像処理装置における説明では、画像データをそのま
ま直接取り扱っているが、入力時に入力した画像データ
に対して圧縮処理を施し、圧縮データとして蓄積し、出
力時に蓄積した圧縮データを伸長処理するようにして
良い。これにより、ページバッファ10およびディスク
装置11の記憶容量を削減化することができ、ページバ
ッファ10およびディスク装置11の記憶領域を効率よ
く使用することができる。
【0094】また、このように入力した画像データに対
する圧縮処理および伸長処理に加えて、更に画像データ
に対して、画像を回転させ、位置の再指定(移動)させ
たりする処理を、それぞれの画像処理の中で追加しても
一向に差し支えない。
【0095】また、ページバッファ10は、通常は半導
体メモリのランダムアクセスメモリを用いるが、イメー
ジデータバス17から供給される画像データに対して、
データバスを用いるDMA(Direct Memory Access)駆
動において、入力処理および出力処理の速度差を吸収で
きるものであれば良く、ラインバッファであってもFI
FO(先入先出)メモリであっても良い。また、ディス
ク装置11に関しても画像データの複数ページを記憶で
きるメモリであれば何でも良く半導体メモリ、磁気テー
プ装置等を用いても良い。但し、これらは現状では高価
であったり、読み書き速度が遅かったりするため、本実
施例ではディスク装置を用いた例を説明している。
【0096】また、各々の入出力装置の制御に関して
も、本実施例の説明では、全てシステム制御タスク3
2、入力制御タスク34,および出力制御タスク35が
行っているとしているが、各装置がインテリジェントな
機能を有していれば、システム管理のみをシステム制御
タスク32が行うようにしても良い。
【0097】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明は上述した実施例に限定されるものではなく、種々の
変形が可能である。例えば、本実施例では、画像処理装
置本体部に接続される入出力装置として、入出力速度が
同程度なものを想定しているが、出力速度が入力速度の
2倍以上になれば入力処理に対して出力処理を複数起動
して同時処理を複数実行可能である。
【0098】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像処
理装置によれば、一連の入力処理で得られた入力画像デ
ータ群に対して、指定頁に対応した画像処理の内容を処
理前に指定することにより、動作途中での操作なしに1
度に複数の異なる出力形態で出力できる。このため、一
旦全て入力した後に編集処理命令等で改めて画像処理内
容を設定してやるような煩わしい操作を必要とせず、通
常のコピー操作と同様な簡易な操作により、複数の異な
る所望の出力形態で画像出力が得られる。
【0099】また、異なる出力形態毎に原稿を振り分け
て入力したり、重複利用する原稿を何度も入力し直す必
要がなく、操作性が向上する。また、画像処理の指定は
必要な部分のみ選択して、複数部数を指定できるので余
分な頁を出力させることがなく、用紙の節約につなが
る。更には、出力処理が最も早く行える順に、出力処理
を行うことによって、出力までの待ち時間を最小にし、
出力結果をいち早く確認することができ、次の出力は前
の出力結果の確認中に行われるため、処理中及び処理後
の確認効率が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる画像処理装
置の全体の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は本実施例の画像処理装置本体部におけ
る制御処理部の要部の構成を機能ブロックで示すブロッ
ク図、
【図3】 図3は動作時に制御処理部における処理制御
を行うために生成された各々のタスクとそのタスク間通
信の関係を説明する図、
【図4】 図4はジョブ要求の受け付け制御の処理を説
明するフローチャート、
【図5】 図5はジョブ要求による画像処理の制御を行
うジョブスケジューラの処理を説明するフローチャー
ト、
【図6】 図6は処理指定情報格納部の優先設定条件テ
ーブルの一例を示す図、
【図7】 図7は処理指定情報格納部の処理速度参照テ
ーブルの一例を示す図、
【図8】 図8は処理指定情報格納部のジョブテーブル
の一例を示す図、
【図9】 図9は処理指定情報格納部の頁割付けテーブ
ルの一例を示す図、
【図10】 図10は出力指定テーブルの一例を示す
図、
【図11】 図11は本実施例の画像処理装置を用いて
1回の入力処理で入力された画像データに対して異なる
複数の出力形態で出力処理を行う場合の処理例を説明す
る図、
【図12】 図12は本実施例の画像処理装置を用いて
1回の入力処理で入力された画像データに対して異なる
複数のファクシミリ装置にそれぞれに出力形態を変えて
出力処理を行う場合の処理例を説明する図である
【符号の説明】
1…画像処理装置本体部(ESS:Electoronic Sub-
System)、2…処理指定部(UI)、3…自動原稿給
送部(ADF)、4…原稿画像読み取り部(IIT/I
PS)、5…画像出力装置部(IOT)、6…記録紙後
処理部(FINISHER)、7…制御処理部(SYS
−CONT)、8…イメージ入力インタフェース部(I
IT−I/F)、9…イメージ出力インタフェース部
(IOT−I/F)、10…ページバッファ(PAGE
−BUFFER)、11…ディスク装置(DISK)、
12…出力制御部(OUT−CONT)、13…入力制
御部(IN−CONT)、14…ファクシミリ入出力イ
ンタフェース部(FAX−I/F)、15…ネットワー
ク入出力インタフェース部(NET−I/F)、16…
ディスク制御部(DISK−CONT)、17…イメー
ジデータバス、21…処理指定情報格納部、22…出力
順位算出処理部、23…頁入替指定処理部、24…画像
データ登録処理部、25…頁割付け処理部、26…出力
形態登録処理部。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する少なくとも1つ以
    上の入力手段と、前記入力手段から入力された画像デー
    タを一時的に格納する格納手段と、格納された画像デー
    タを蓄積する画像蓄積手段と、画像データを出力する少
    なくとも1つ以上の出力手段と、印字出力後の記録紙に
    対して後処理を行う記録紙後処理手段と、画像データの
    任意の頁もしくは頁群に対して各々異なる出力形態で出
    力させる制御処理を行う制御手段とからなる画像処理装
    置であって、 画像データの任意の頁もしくは頁群に対して行う各々の
    処理内容を処理指定情報として複数個指定する処理指定
    手段と、 前記処理指定情報を格納する処理情報格納手段と、 前記処理情報格納手段に格納された処理指定情報に基づ
    いて入力手段および出力手段を制御するための入出力制
    御手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、更に、 前記処理内容と画像データの入力頁順から、画像データ
    の出力頁順を算出する出力順位算出手段を備え、 前記制御手段は、前記処理情報格納手段に格納された処
    理指定情報の処理内容の中から最も早く出力可能な画像
    データに対する処理内容から順に画像データを出力させ
    る制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、更に、 前記処理内容毎に画像データの頁の並びを指定するため
    の頁入替え指定処理手段を備えたことを特徴とする画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、更に、 任意の頁もしくは頁群に対して画像処理を施した画像デ
    ータもしくは画像データ群を、新たに入力画像データと
    して登録し、前記蓄積手段に蓄積させる画像データ登録
    処理を行う登録処理手段を備え、 制御手段は、他の画像処理と時間的に処理を重ねて画像
    データの登録処理を行うように制御することを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記処理指定手段は、画像データの任意の頁もしくは頁
    群に対して複数の画像処理内容を指定することを特徴と
    する画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像処理装置において、
    更に、 前記蓄積手段に既に記憶されている画像データと、前記
    入力手段から入力する画像データに対して連続した頁を
    割り付けるための頁割付手段を備え、 前記処理指定手段は、異なる処理指定情報による画像デ
    ータ群もしくは複数の異なる入力手段からの画像データ
    群に対しても、画像処理の処理内容を指定できることを
    特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像処理装置において、
    少なくとも1つ以上の入力手段が発信側アドレスを付加
    して送信された画像データを受信する画像データ受信手
    段であり、更に、 発信側アドレス毎に出力形態を指定して出力可能とする
    処理内容を出力形態登録情報として登録する出力形態登
    録手段を備え、 制御手段が、画像データ受信手段で受信した発信側アド
    レスと出力形態登録情報に基づいて、画像データ受信手
    段により受信した画像データを指定の出力形態で出力す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の画像処理装置において、
    少なくとも1つ以上の出力手段が、各々に送信先を指定
    して画像データを送信する画像データ送信手段であり、 制御手段が、画像データ送信手段を制御して、画像デー
    タを各々異なる出力形態で、各々異なる送信先に送信す
    ることを特徴とする画像処理装置。
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