JP3603451B2 - フープ材の個片切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフープ材を個片に切断しその個片材料を所定の位置へ搬送供給するフープ材の個片切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種フープ材を所定形状の個片に切断しその個片を所定の位置へ供給する場合は、一旦、切断用の金型内で個片に切断した後、その切断された個片をパーツフィーダ、ドラムフィーダなどの別の装置を用いて所定の位置へ搬送供給する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の方法および構成では、一旦、切断用の金型内で個片に切断した後それを保留あるいは保持しなければならないために生産性が悪く、また切断された個片を供給するための別の材料供給装置などを必要とし、設備がコストアップするという課題を有していた。
【0004】
本発明はこのような課題を解決しようとするもので、別の材料供給装置で個片に切断された個片材料を再度搬送供給する必要のないフープ材の個片切断装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のフープ材の個片切断装置は、ダイホルダーの上面に設けられ上面でガイド孔を設けたフープ材を摺動供給するダイプレートと、このダイプレートの上面に設けられ供給されるフープ材を個片に切断するための個片切断ダイと、この個片切断ダイに隣接したダイプレートの凹部に個片切断ダイの上面と段差をもって摺動可能に配置され、個片切断された個片材料の位置を規制するためのパイロットピンを有するスライダーと、上記ダイプレート上に配置されたポンチホルダーの下面に設けられたポンチプレートと、このポンチプレートの下面に押えプレートを設けるとともにこの押えプレートを貫通し上記個片切断ダイに対応する個片切断ポンチを設け、この個片切断ポンチに下方に突出しフープ材のガイド孔にはまりこんで位置決めするパイロットピンと個片切断ダイと個片切断ポンチによって切断された個片を個片切断ポンチから剥す排除ピンとを設けた構成としたものである。
【0006】
上記構成とすることにより、個片に切断後、再度別の材料供給装置などで供給する必要が無く、生産性の向上、設備のコストダウンを図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ダイホルダーの上面に設けられ上面でガイド孔を設けたフープ材を摺動供給するダイプレートと、このダイプレートの上面に設けられ供給されるフープ材を個片に切断するための個片切断ダイと、この個片切断ダイに隣接したダイプレートの凹部に個片切断ダイの上面と段差をもって摺動可能に配置され、個片切断された個片材料の位置を規制するためのパイロットピンを有するスライダーと、上記ダイプレート上に配置されたポンチホルダーの下面に設けられたポンチプレートと、このポンチプレートの下面に押えプレートを設けるとともにこの押えプレートを貫通し上記個片切断ダイに対応する個片切断ポンチを設け、この個片切断ポンチに下方に突出しフープ材のガイド孔にはまりこんで位置決めするパイロットピンと個片切断ダイと個片切断ポンチによって切断された個片を個片切断ポンチから剥す排除ピンとを設けた構成としたものであり、別に材料供給装置が不要で小型化できるという作用を有する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、スライダーの摺動を安定化するためにダイプレートにガイド板を設けた構成としたものである。
請求項3に記載の発明は、個片切断された個片材料の位置を規制するためのパイロットピンを有するスライダーの両端に、スライダーの摺動移動長さを規制するストッパーを設けた構成としたものである。
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるフープ材の個片切断装置の概要を示す要部断面図、図2は同図1におけるA−A断面図、そして図3〜図8は同フープ材の個片切断装置の動作を説明するための要部断面図である。
【0010】
図1、図2において、1は矢印方向に移送される金属材、樹脂材などでなる一次プレス加工済みでガイド孔1a,1bを形成したフープ材、2は個片切断ポンチであり、フープ材1を所定の個片形状に個片切断ポンチ2と対向して設置した個片切断ダイ5により切断加工する。
【0011】
3は切断された個片材料をはらい落し、スライダー6上に供給する排除ピンであり、個片切断ダイ5に隣接したスライダー6上に先端が突出しかつ上下動自在にバネ16と止めネジ17により下方向に付勢されている。4はフープ材1を規制ガイドするガイド孔1bに挿入されるパイロットピンであり、円錐状先端が下方に突出して排除ピン3の近傍に固定されている。
【0012】
10はフープ材1を押え保持する押えプレートであり、個片切断ポンチ2の下部を挿通させて上下移動する。そして押えプレート10は、個片切断ポンチ2の上部を固着したポンチプレート13を貫通し、ポンチプレート13を下面に固着したポンチホルダー12の孔内に設けたバネ14と止めネジ15により下方向に付勢されている吊りボルト11の下端に固定装着されている。
【0013】
9はダイプレートであり、ダイホルダー18の上面に固定され、個片切断ダイ5をその上面と同一平面に挟持固着している。
【0014】
6はスライダーであり、両端部に摺動移動を規制するストッパー19を設置してあり、個片切断ダイ5に隣接してダイプレート9の上面に設けた凹部20内に配置され、この凹部20とダイプレート9の上面に設けたガイド板8によりスライダー6の摺動を安定化させている。7は1本あるいは複数本のガイド孔1aに挿入するパイロットピンでありスライダー6の上面に円錐状先端が突出してパイロットピン4に対応した位置関係でスライダー6に固着されている。
【0015】
次に動作について図3〜図8を用いて説明する。
図3はフープ材1が連続移送(移送機構は図示せず)されて規定位置にセットされた上死点位置状態である。次に図4に示すように個片切断ポンチ2と押えプレート10が降下(駆動機構は図示せず)して、フープ材1が押えプレート10とダイプレート9および個片切断ダイ5の間に密着し保持されるとともに、パイロットピン4の先端部がフープ材1のガイド孔1bに挿入される。
【0016】
さらに個片切断ポンチ2と押えプレート10を降下させるが、押えプレート10はフープ材1の上面に当接し停止して個片切断ポンチ2のみが前記で説明したバネ16を圧縮して降下する。すると、図5に示すように排除ピン3の突出部がフープ材1の上面に当接してバネ16を圧縮して個片切断ポンチ2の下面位置まで退出するとともにパイロットピン4はガイド孔1bに挿通してフープ材1を規制ガイドする。
【0017】
さらにまた図6に示すように個片切断ポンチ2を降下(押えプレート10は前記と同じ状態で停止している。)させて、フープ材1を個片21に個片切断ポンチ2と個片切断ダイ5により切断加工し、個片21のガイド孔1aにパイロットピン7が挿通され、個片21がスライダー6に配設搭載される。
【0018】
次に個片切断ポンチ2を上昇(押えプレート10は依然前記と同じ状態で停止している。)させると図7に示すように排除ピン3がバネ16の押力により個片21の上面と個片切断ポンチ2の下面とを分離させて、個片21はスライダー6の上面のパイロットピン7により規制された位置に保持される。
【0019】
さらに図8に示すように個片切断ポンチ2と押えプレート10を上昇させて元の位置に復帰させた後、スライダー6が図2に示す矢印方向に摺動移動(駆動機構は図示せず)して所定の位置に個片21を搬送供給して各種反転、移動、加工などの次の工程動作を行うのである。
【0020】
なお、本発明はガイド孔1a,1bとパイロットピン7,4により位置規制ガイドを行う説明をしたが、フープ材1の一次プレス加工などでガイド孔1a,1bが設けられない場合には個片21の周辺に複数の規制ガイドを個片切断ポンチ2あるいはスライダー6に設置すればよい。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によるフープ材の個片切断装置は、別の材料供給装置などを必要とせず個片を位置規制して保持しながら搬送供給でき、また装置の上下ストロークなどを短くかつ小型にでき、生産性の向上と設備のコストダウンが図れる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフープ材の個片切断装置の概要を示す要部断面図
【図2】同図1におけるA−A断面図
【図3】同装置の動作工程説明要部断面図
【図4】同装置の動作工程説明要部断面図
【図5】同装置の動作工程説明要部断面図
【図6】同装置の動作工程説明要部断面図
【図7】同装置の動作工程説明要部断面図
【図8】同装置の動作工程説明要部断面図
【符号の説明】
1 フープ材
2 個片切断ポンチ
3 排除ピン
4 パイロットピン
5 個片切断ダイ
6 スライダー
7 パイロットピン
8 ガイド板
9 ダイプレート
10 押えプレート
11 吊りボルト
12 ポンチホルダー
13 ポンチプレート
14 バネ
15 止めネジ
16 バネ
17 止めネジ
18 ダイホルダー
19 ストッパー
20 凹部
21 個片
Claims (3)
- ダイホルダーの上面に設けられ上面でガイド孔を設けたフープ材を摺動供給するダイプレートと、このダイプレートの上面に設けられ供給されるフープ材を個片に切断するための個片切断ダイと、この個片切断ダイに隣接したダイプレートの凹部に個片切断ダイの上面と段差をもって摺動可能に配置され、個片切断された個片材料の位置を規制するためのパイロットピンを有するスライダーと、上記ダイプレート上に配置されたポンチホルダーの下面に設けられたポンチプレートと、このポンチプレートの下面に押えプレートを設けるとともにこの押えプレートを貫通し上記個片切断ダイに対応する個片切断ポンチを設け、この個片切断ポンチに下方に突出しフープ材のガイド孔にはまりこんで位置決めするパイロットピンと個片切断ダイと個片切断ポンチによって切断された個片を個片切断ポンチから剥す排除ピンとを設けてなるフープ材の個片切断装置。
- ダイプレートのスライダーを収納した凹部の個片切断ダイと対向する側にスライダーの摺動をガイドするガイド板を設けてなる請求項1記載のフープ材の個片切断装置。
- 個片切断された個片材料の位置を規制するためのパイロットピンを有するスライダーの両端に、スライダーの摺動移動長さを規制するストッパーを設け、個片切断された材料を所定位置に搬送供給してなる請求項1に記載のフープ材の個片切断装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04859196A JP3603451B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | フープ材の個片切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH09239697A JPH09239697A (ja) | 1997-09-16 |
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ID=12807656
Family Applications (1)
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JP04859196A Expired - Fee Related JP3603451B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | フープ材の個片切断装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3603451B2 (ja) |
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1996
- 1996-03-06 JP JP04859196A patent/JP3603451B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09239697A (ja) | 1997-09-16 |
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