JP2002336998A - プレス機械用順送り金型 - Google Patents

プレス機械用順送り金型

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JP2002336998A
JP2002336998A JP2001146502A JP2001146502A JP2002336998A JP 2002336998 A JP2002336998 A JP 2002336998A JP 2001146502 A JP2001146502 A JP 2001146502A JP 2001146502 A JP2001146502 A JP 2001146502A JP 2002336998 A JP2002336998 A JP 2002336998A
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die
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pair
press working
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Yoshihiro Imanaka
義博 今仲
Makoto Yoshida
吉田  誠
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YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺なワークのプレス加工開始時に、そのワ
ークの先端部分を各加工部に亘ってワーク搬送方向と直
角方向に振れ動くことなしに順次スムーズに自動的に搬
送でき、単純な形状で、かつプレス加工動作を同期させ
る必要がないプレス機械用順送り金型とする。 【解決手段】 下型20と上型30とリフタ50とワー
クガイド60を備え、前記ワークガイド60は一対のガ
イド部材63を有し、そのガイド部材63は長尺なワー
クを、ワーク搬送方向と直角方向に振れ動くことがない
ように搬送ガイドする縦片63bと、浮き上ったワーク
を支持してガイドする上横片63cを有する形状で、一
対のガイド部材63の上横片63cによって長尺なワー
クのプレス加工開始時にワーク先端部分のプレス加工に
よる上向きの変形及びプレス加工後のリフタ50による
ワーク浮き上りを規制し、一対のガイド部材63の縦片
63bによって長尺なワークがワーク搬送方向と直角方
向に振れ動くことがないように搬送ガイドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械にセッ
トすることで、長尺なワークを連続して順次プレス加工
するプレス機械用順送り金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス機械用順送り金型として
は、例えば、ワーク搬送方向に間隔を置いて複数の加工
部を有する下型と、ワーク搬送方向に間隔を置いて複数
の加工部を有する上型を備えたものが知られている。前
述のプレス機械用順送り金型を用いて長尺なワークを連
続して順次プレス加工するには、次のようにするのが一
般的である。前記下型をプレス機械のベッドに固定して
セットする。長尺なワークを下型と上型との間を通して
所定の距離毎に間欠的に搬送すると共に、そのワーク搬
送と同期してスライドを上下動することで上型の各加工
部、下型の各加工部でワークを連続して順次プレス加工
する。
【0003】前述のようにして長尺なワークをプレス加
工する際には、次のことが必要である。ワークをプレス
加工することにより、そのワークの被加工部にバリ等が
生じ、そのバリ等が下型の加工部にひっかかり、そのワ
ークを次の加工部に搬送できないことがあるので、加工
終了後にワークを上方に押し上げ、被加工部を下型の加
工部と離隔させて次の加工部にワークを搬送できるよう
にすること。ワークを各加工部に亘ってワーク搬送方向
と直角方向に振れ動くことなしに搬送すること。
【0004】このために、従来のプレス機械用順送り金
型は、前述のことを満足するためにワークガイド装置を
用いている。例えば、下型におけるワーク搬送方向に間
隔を置いた複数の位置に、ワークをガイドする溝部を有
する一対のリフターピンを、ワーク搬送方向と直角方向
に間隔を置いて上下動自在にそれぞれ設け、この各リフ
ターピンをスプリングで上方に付勢して保持してワーク
ガイド装置としている。前述のワークガイド装置を用い
ることで、プレス加工する時には上型が下方に移動する
からリフターピンが下方に移動してワークが下型の加工
部の上面に押しつけられ、プレス加工終了時には上型が
上方に移動するからリフターピンが上方に移動してワー
クが下型の加工部の上面と離れるので、バリ等が発生し
てもワークを次の加工部に搬送できる。プレス加工終了
後にワークを隣接する加工部に搬送する時には一対のリ
フターピンの溝部でワークをワーク搬送方向と直角方向
に振れ動くことを防止する。よって、ワークを各加工部
に亘って連続してスムーズに搬送することができる。
【0005】前述のワークガイド装置を用いたプレス機
械用順送り金型は、次のような問題点がある。長尺なワ
ークを最初にプレス加工する時(以下プレス加工開始時
という)に、ワークの先端部分を最初の加工部でプレス
加工することによって、そのワークの先端部分が上向き
に変形することがある。ワークの先端部分が上向きに変
形すると、そのワークを、隣接する次の加工部に搬送す
る際に隣接した次のリフターピンの溝部に入らないの
で、ワークの先端部分が隣接した次のリフターピンの溝
部に入るように作業者が手、又は工具を用いてガイドし
ている。
【0006】前述の作業は下型と上型との間に手を入れ
て行うので危険であると共に、面倒で時間がかかる。ま
た、前述の作業はプレス加工開始時毎に行うので、ワー
クを交換した時や金型を交換した毎に行うことになるか
ら、プレス加工の全自動化のネックになっている。
【0007】前述のことを解消するプレス機械用順送り
金型が特許第2739104号公報に記載されている。
このプレス機械用順送り金型は、リフターピンとワーク
ガイドでワークガイド装置としたものである。具体的に
は、下型にリフターピンを設けると共に、その下型に一
対のワークガイドを設け、この一対のワークガイドをワ
ークに接近したガイド位置とワークと離れた位置とに亘
って移動自在とし、ワークを搬送する時にはガイド位置
に移動してワークをガイドする。ワークをプレス加工す
る時にはワークと離れた位置とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したワークガイド
装置を用いたプレス機械用順送り金型は、プレス加工開
始時に、そのワークの先端部分がリフターピンの溝部に
自動的に入るので、前述したワークの先端部分を作業者
がガイドしてリフターピンの溝部に入れる必要がない。
しかしながら、前述の金型は一対のワークガイドをプレ
ス加工動作(上型の上下動作)と同期して移動するの
で、その移動するために大変複雑で、大型な機構が必要
であると共に、プレス加工動作と一対のワークガイドを
同期させる面倒な制御が必要である。
【0009】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、長尺なワークのプレス加工
開始時に、そのワークの先端部分を各加工部に亘ってワ
ーク搬送方向と直角方向に振れ動くことなしに順次スム
ーズに自動的に搬送ガイドできると共に、単純な形状
で、かつプレス加工動作と同期させる必要がないプレス
機械用順送り金型を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ワーク搬
送方向に間隔を置いて複数の加工部を有する下型20
と、ワーク搬送方向に間隔を置いて複数の加工部を有す
る上型30と、プレス加工後にワークを、前記下型20
の加工部から離反させるワーク離反手段と、前記下型2
0に固定され、下型上面から浮き上ったワークを支持し
複数の加工部に亘ってガイドすると共に、複数の加工部
に亘ってワークを搬送方向と直角方向に振れ動くことが
ないように搬送ガイドし、かつ前記下型20と上型30
とによるプレス加工に邪魔にならないワークガイド60
とを備えたプレス機械用順送り金型である。
【0011】第2の発明は、第1の発明においてワーク
ガイド60は、下型20の加工部におけるワーク搬送方
向と直角方向の両側に位置する一対のワーク搬送ガイド
部と、この一対のワーク搬送ガイド部の上部とそれぞれ
連続した一対のワーク浮き上り規制部とを有し、前記上
型の加工部が一対のワーク浮き上り規制部の間及び一対
のワーク搬送ガイド部の間から下型の加工部まで挿通す
るようにしたプレス機械用順送り金型である。
【0012】第3の発明は、第2の発明においてワーク
ガイド60は、ワーク搬送ガイド部のワーク搬送方向の
一部分が不連続で、その不連続部分におけるワーク搬送
方向と直角方向の中間部にワーク浮き上り規制部が設け
てあるプレス機械用順送り金型である。
【0013】第4の発明は、第1の発明においてワーク
離反手段が、下型20に設けられ、ワークを下型上面か
ら押し上げるリフタ50であって、該リフタ50は、下
型上面から突出した上方位置と下型上面と面一の下方位
置とに亘って上下動自在な押圧部材51及び、この押圧
部材51を上方位置に保持する付勢部材52を備え、前
記押圧部材51の上面51aは、搬送されたワーク先端
部が上方に案内される形状であるプレス機械用順送り金
型である。
【0014】
【作 用】第1の発明によれば、プレス加工開始時に長
尺なワークの先端部分がプレス加工によって上向きなど
に変形した際に、そのワークの先端部分はワークガイド
60で支持され、下型20の複数の加工部に亘って連続
してガイドされる。また、プレス加工後にワークを下型
20の加工部から離反させた際に、そのワークはワーク
ガイド60で支持されてワークガイド60よりも上方に
移動しない。また、長尺なワークはワークガイド60で
ワーク搬送方向と直角方向に振れ動くことがないように
各加工部に亘って搬送ガイドされる。したがって、長尺
なワークのプレス加工開始時に、そのワークの先端部分
を各加工部に亘ってワーク搬送方向と直角方向に振れ動
くことなしに順次スムーズに自動的に搬送ガイドでき
る。
【0015】また、ワーク離反手段を設けると共に、ワ
ークガイド60を下型20に固定した単純な形状であ
る。また、ワークガイド60は下型20と上型30とに
よるプレス加工に邪魔にならないので、そのワークガイ
ド60をプレス加工動作と同期して移動させる必要がな
い。
【0016】第2の発明によれば、一対のワーク浮き上
り規制部でワークの浮き上りを規制して下型20の各加
工部に連続してガイドできる。一対のワーク搬送ガイド
部でワークを、ワーク搬送方向と直角方向に振れ動くこ
とがないように搬送ガイドできる。また、上型30の加
工部は一対のワーク浮き上り規制部間及び一対のワーク
搬送ガイド部間を挿通して下型の加工部まで移動するの
で、ワークガイド60を固定したままでプレス加工でき
る。
【0017】第3の発明によれば、搬送されたワークの
ワーク搬送方向と直角方向の一部分が、ワーク搬送ガイ
ド部の不連続部分においてワークガイド60から露出
し、その部分においてワーク浮き上り規制部がワーク搬
送方向と直角方向の中間部に位置しているから、そのワ
ーク搬送ガイド部の不連続部分においてワークにおける
ワーク搬送方向と直角方向の側部をプレス加工できる。
【0018】第4の発明によれば、ワークの先端部分を
リフタ50の押圧部材51により上方に円滑に案内でき
るから、ワークをスムーズに搬送できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るプレス機械用順送り
金型を用いるのに好適なプレス加工装置の一例を図1と
図2に基づいて説明する。ワーク供給装置1とレベラ2
と送り装置3とプレス機械4と金型交換装置5と製品排
出ガイド装置6と製品搬出装置7でプレス加工装置を構
成している。前記ワーク供給装置1は、ワーク送り部1
aと、このワーク送り部1aと対向したワーク送り位置
と、ワーク送り部1aと離隔した退避位置とに亘って図
1の上下方向に往復移動する第1ワーク格納部1bと、
第2ワーク格納部1cと、この第2ワーク格納部1cに
格納されたワークの先端部をワーク送り部1aまで移動
するワーク先端部移動部1dを備えている。
【0020】前記ワーク送り部1aは、ワークをレベラ
2に送り出しすると共に、その送り出しているワークを
切断するものである。前記第1ワーク格納部1bは、台
車10に複数のコイル材11を装着したもので、その台
車10を前述のワーク送り位置に走行することで、1つ
のコイル材11を順次繰り出して長尺なワークとして前
述のワーク送り部1aに送り込むと共に、その送り込ん
だワークを巻き取ることができる。前記第2ワーク格納
部1cには、長尺なワークを渦巻状に巻装したレコード
状材12が上下方向に間隔を置いて置かれる。
【0021】前記ワーク先端部移動部1dは、前記レコ
ード状材12のいずれか1つの先端部を把持するクラン
パ13を備え、このクランパ13は前記ワーク送り部1
aと第2ワーク格納部1cとに亘って往復移動する。よ
って、ワーク先端部移動部1dはレコード状材12のい
ずれか1つのワークをワーク送り部1aまで移動して送
り込みできると共に、その送り込んだワークを第2ワー
ク格納部1cまで戻すことができる。
【0022】このようであるから、ワーク供給装置1は
材質や板厚、幅が異なる複数種類の長尺のワークのいず
れか1つのワークを選択してレベラ2に向けて送り出し
たり、引き戻して格納することができる。
【0023】前記レベラ2はワーク送り方向(図1の左
右方向)に移動自在で、図2の上下に回動自在である。
例えば、基台2aにガイド2bを図示しないモータで上
下回動自在に取付け、そのガイド2bに沿ってレベラ2
が図示しないモータ、送りねじ、ナット部材等で材料送
り方向に移動自在に取付けてある。
【0024】このようであるから、レベラ2は図2に示
すように略水平姿勢として図1の左右方向に移動するこ
とで、ワーク送り部1aから送り出しされたワークを送
り装置3に向けてスムーズに搬送できると共に、搬送し
ていたワークをワーク送り部1aにスムーズに引き込み
できる。また、レベラ2を水平に対して斜めの姿勢とす
ることで、レベラ2と送り装置3との間でワークをルー
プ形状に湾曲させることができる。
【0025】前記送り装置3は、マイクロフィーダ3a
とフィーダ3bを備えている。前記プレス機械4はベッ
ド4aとスライド4bとスライド上下動機構等を備えた
従来公知のもので、そのベッド4aに金型クランパで本
発明に係るプレス機械用順送り金型4cがセットされ
る。前記金型交換装置5は、金型格納棚5aとスタッカ
ー5bと金型搬送路5cを備え、プレス機械4内の金型
を取り出し、スタッカー5bで金型格納棚5aの1つの
棚に格納し、他の棚に格納されている金型をスタッカー
5bで取り出し、金型搬送路5cでプレス機械4内に搬
送する。
【0026】前記製品排出ガイド装置6は、排出シュー
ト6aを複数格納した格納部6bと、この格納部6bに
格納された1つの排出シュート6aをプレス機械4の排
出部まで運搬してセットする運搬部6cを備えている。
【0027】前記製品搬出装置7は、空容器搬送部7a
と、製品が収納された容器を搬送する製品収納容器搬送
部7bと、この空容器搬送部7aと製品収納容器搬送部
7bを連続する容器搬送部7cで平面形状がコ字状であ
る。
【0028】前述したプレス加工装置は、異なる長尺の
ワークのいずれか1つを自動的に選択してプレス機械4
に供給できると共に、その金型を自動的に交換できるの
で、多品種少量生産が可能な自動プレス加工装置であ
る。
【0029】次に、プレス機械用順送り金型4cについ
て説明する。図3に示すように、プレス機械用順送り金
型4cは下型20と上型30を有する。前記下型20は
ホルダ20aにパッキングプレート20bを介して型本
体20cを取付けたもので、その上面に複数の加工部を
ワーク搬送方向に間隔を置いて有する。例えば、図4に
示すように刻印ダイ21、穴打抜きダイ22、バリ取り
ダイ23、側部打抜きダイ24、切断ダイ25、成形ダ
イ26をワーク搬送方向に間隔を置いて順次有する。こ
の実施の形態では、穴打抜きダイ22とバリ取りダイ2
3との間、バリ取りダイ23と側部打抜きダイ24との
間、側部打抜きダイ24と切断ダイ25との間に、パイ
ロットダイ27をそれぞれ有する。
【0030】前記上型30はホルダ30aにパッキング
プレート30bを介してプレート30cを取付けたもの
で、複数の加工部をワーク搬送方向に間隔を置いて有す
る。例えば、図4に示すように、刻印パンチ31、穴打
抜きパンチ32、バリ取りパンチ33、側部打抜きパン
チ34、切断パンチ35、成形パンチ36をワーク搬送
方向に間隔を置いて順次有する。この実施の形態では、
穴打抜きパンチ32とバリ取りパンチ33との間、バリ
取りパンチ33と側部打抜きパンチ34との間、側部打
抜きパンチ34と切断パンチ35との間に、パイロット
パンチ37をそれぞれ有する。
【0031】前記ダイとパンチの具体形状を図5と図6
に基づいて説明する。前記刻印ダイ21は雌刻印部21
aを有し、刻印パンチ31は雄刻印部31aを有し、ワ
ークに刻印をプレス加工する。前記打抜きダイ22は楕
円形の第1穴22aと矩形の第2穴22bを有し、打抜
きパンチ32は第1穴22aに挿通する楕円形の第1パ
ンチ32aと第2穴22bに挿通する矩形状の第2パン
チ32bを有し、ワークに楕円形の第1穴と矩形の第2
穴をプレス加工する。前記バリ取りダイ23は楕円形の
第1受部23aと矩形の第2受部23bを有し、バリ取
りパンチ33は第1受部23aに嵌まり合う楕円形の第
1押圧部33aと第2受部23bに嵌まり合う矩形の第
2押圧部33bを有し、前記加工した第1穴、第2穴の
バリを除去するプレス加工をする。
【0032】前記側部打抜きダイ24はワーク搬送方向
と直角方向に隣接した2つの打抜き穴24aを有し、側
部打抜きパンチ34は前記2つの打抜き穴24aにそれ
ぞれ挿通する2つの打抜きパンチ34aを有し、ワーク
の両側部を所定形状に打抜きプレス加工する。前記切断
ダイ25は所定形状の切断穴25aを有し、切断パンチ
35は切断穴25aに挿通する切断パンチ35aを有
し、ワークを長手方向に切断プレス加工する。前記成形
ダイ26は略コ字形状の成形凹部26aを有し、成形パ
ンチ36は成形凹部26aに嵌まり合う略コ字状の成形
凸部36aを有し、ワークを仕上げ成形プレス加工す
る。
【0033】前記パイロットダイ27は、前述の打抜き
ダイ22の第1穴22aと打抜きパンチ32の第1パン
チ32aでプレス加工した第1穴と同一形状の楕円形の
パイロット穴27aを有し、パイロットパンチ37は前
述したパイロット穴27aに嵌合する楕円形で、かつ各
パンチよりも下方に突出し、そのパイロットパンチ37
がプレス加工した第1穴を貫通してパイロット穴27a
に嵌合してワークをワーク搬送方向に位置決めする。
【0034】前記最もワーク搬入側のパイロットダイ2
7は固定で、残りのパイロットダイ27は上下動自在
で、かつスプリングで上方位置に付勢して保持され、プ
レス加工時にはワークによって下方に移動し、プレス加
工後には上方位置に移動する。
【0035】この実施の形態では上型30はインサート
40を有する。前記インサート40は各パンチを摺動ガ
イドすると共に、ワークを下型20の各ダイに押しつけ
るもので、図4と図6に示すようにパンチ挿通穴41と
突部42を有する。前記プレート30cに取付けプレー
ト43が上下動自在で、かつスプリングで下方位置に保
持して設けてあり、この取付けプレート43に前記イン
サート40がボルトで固着してある。前記インサート4
0はパンチ挿通穴41を有する複数のブロック体に分割
し、そのブロック体を取付けプレート43にそれぞれ取
付けても良い。
【0036】図3に示すように、上型30はガイド44
で下型20に上下動自在に連結され、かつ上方位置に保
持されている。例えば、下型20のホルダ20aの4隅
にガイドポスト45が取付けてある。上型30のホルダ
30aの4隅にガイドブッシュ46が取付けてある。前
記各ガイドポスト45が各ガイドブッシュ46にそれぞ
れ嵌合して上型30が下型20に上下動自在に連結さ
れ、スプリング47で上方位置に保持してある。なお、
前述のガイド44は図4においては図示を省略してあ
る。
【0037】前記下型20のホルダ20aがプレス機械
4のベッド4aに取付けられ、スライド4bで上型30
のホルダ30aを押し下げることでプレス加工する。な
お、前述のガイド44を用いずに上型30のホルダ30
aをスライド4bに取付けるようにしても良い。
【0038】前記プレス機械用順送り金型4cは図3と
図4に示すように、プレス加工後にワークを下型20の
加工部から離反させるワーク離反手段を備えている。例
えば、下型20に設けられ、ワークを下型上面から押し
上げるリフタ50がワーク搬送方向に間隔を置いて複数
設けてある。具体的には、図4に示すように刻印ダイ2
1よりもワーク搬入側に3つのリフタ50が設けてあ
り、パイロットダイ27とバリ取りダイ23との間に1
つのリフタ50が設けてある。
【0039】前記リフタ50は、型本体20cの上面
(下型上面)よりも突出した上方位置に保持され、下向
きの外力で型本体20cの上面と面一の下方位置に押し
下げられるもので、上型30を下降してワークをプレス
加工する時には上型30によって下方位置に押し下げら
れてワークを型本体20cの上面(ダイの上面)に押し
つけできるようにし、プレス加工した後に上型30が上
昇すると上方位置に移動してワークを型本体20cの上
面から押し上げる。
【0040】例えば、リフタ50は図7に示すように押
圧部材51と付勢部材52を備え、その押圧部材51が
型本体20cの上下面に貫通した縦孔53とパッキング
プレート20bの上下面に貫通した孔54に上下動自在
に挿入され、ホルダ20aの孔55に設けた付勢部材5
2で押し上げられることで押圧部材51の下部ストッパ
56が型本体20cの下面に当接し、押圧部材51の上
部が型本体20cの上面よりも突出した上方位置に保持
される。プレス加工時には上型30の下降でワークを介
して押圧部材51が型本体20cの上面と面一の下方位
置に移動する。前記付勢部材52は、スプリング、板ば
ね、弾性材などである。前記押圧部材51の上面51a
は、ワーク搬入側がワーク搬出側よりも低い斜面で、搬
送されるワークの先端部が斜面に接することによってワ
ークを上方に円滑に案内する。特に、プレス加工後のワ
ーク先端部が下方に変形した場合有効である。前記押圧
部材51の上面51aはワーク搬送方向に沿った円孤形
状でも良い。つまり、押圧部材51の上面51aの形状
は、搬送されたワークの先端部が当接し、ワークを上方
に案内する形状である。
【0041】前記リフタ50は図8に示すように、略V
字形状の板ばね57とし、その一側片57aを型本体2
0cの上面に形成した凹部58に固着して他側片57b
が型本体20cの上面よりも突出するようにしても良
い。また、前記ワーク離反手段は、前述したリフタ50
等の機械的手段ではなく、ガス等でワークを上方に押圧
できる構成でも良く、プレス加工後に下型20の加工部
からワークを離反できれば良い。
【0042】前記下型20の型本体20cの上面(下型
20の上面)にワークガイド60が固定してある。この
ワークガイド60は、下型上面から浮き上ったワークを
支持し複数の加工部に亘って連続してガイドすると共
に、複数の加工部に亘ってワークを、ワーク搬送方向と
直角方向に振れ動くことがないように搬送ガイドするも
のである。前記ワークガイド60は型本体20cの上面
にダイと干渉しないように固定され、かつプレス加工時
にパンチ及びインサート40の突部42が挿通する部分
を有し、インサート40の突部42でワークを下型20
に押しつけできると共に、パンチが当たらないようにし
てある。つまり、上型30と下型20とによるプレス加
工の邪魔にならない。
【0043】前記ワークガイド60の具体形状の一例を
説明する。図5と図9に示すように、ワーク搬入側ワー
クガイド61とワーク搬出側ワークガイド62を備えて
いる。前記ワーク搬入側ワークガイド61は、図5に示
すように、前記各リフタ50及び刻印ダイ21、穴打抜
きダイ22、バリ取りダイ23におけるワーク搬送方向
と直角方向の両側に、ワーク搬送方向に連続して取付け
られる一対のガイド部材63を備えている。このガイド
部材63は下横片63aと縦片63bと上横片63cで
断面略クランク形状の長尺材で、その下横片63aが型
本体20cの上面にボルトなどで取付けられる。一対の
縦片63b及び上横片63cが間隔を置いてそれぞれ相
対向し、それらの間にワークが搬送される。
【0044】前記各上横片63cは型本体20cの上面
と離隔し、その上横片63cと型本体20cの上面との
間隔はワークAの厚さよりも大きい。一対の上横片63
cの間隔はワークAの搬送方向と直角方向の寸法(以上
幅という)よりも小さく、その上横片63cが、ワーク
Aが大きく浮き上ることを防止するためのワーク浮き上
り規制部である。前記インサート40の突部42のワー
ク搬送方向と直角方向の寸法(つまり幅)は、前記一対
の上横片63cの間隔よりも小さい。前記一対の縦片6
3bの間隔は、ワークAの幅と略同一で、その一対の縦
片63bが、ワークAをワーク搬送方向と直角方向に振
れ動くことなしに幅方向に位置決めして搬送ガイドする
ための一対のワーク搬送ガイド部である。すなわち、前
記ワーク搬入側ワークガイド61は、前述のダイ(加工
部)におけるワーク搬送方向と直角方向の両側に位置す
る一対のワーク搬送ガイド部(縦片63b)と、この一
対のワーク搬送ガイド部の上部とそれぞれ連続した一対
のワーク浮き上り規制部(63c)を有する。そして、
上型30の刻印パンチ31、穴打抜きパンチ32、パイ
ロットパンチ37、バリ取りパンチ33(加工部)が、
一対のワーク浮き上り規制部間及び一対のワーク搬送ガ
イド部間を通って下型の加工部まで挿通する。
【0045】前記ワーク搬出側ワークガイド62は側部
打抜きダイ24部分に取付けられ、ワーク搬送方向一側
の第1ガイド部材64と、ワーク搬送方向他側の第2ガ
イド部材65と、前記第1ガイド部材64と第2ガイド
部材65を一体的に連続する第3ガイド部材66を有す
る。前記第1ガイド部材64と第2ガイド部材65は、
一対の下横片64a,65aと、一対の縦片64b,6
5bと、その一対の縦片64b,65bを連続する上横
板64c,65cを有する形状である。つまり、第1ガ
イド部材64と第2ガイド部材65は前記ワーク搬入側
ワークガイド61の一対のガイド部材63の上横片63
cを一体的に連続した形状である。
【0046】前記第3ガイド部材66は、第1ガイド部
材64の上横板64cにおけるワーク搬送方向と直角方
向の中間部と第2ガイド部材65の上横板65cのワー
ク搬送方向と直角方向の中間部とに亘って一体的に連結
した幅狭で長尺な板状である。つまり、前記ワーク搬出
側ワークガイド62は一対の下横片と一対の縦片と上横
板を有する断面形状の長尺材の長手方向中間部の両側部
分を切断して除去した形状である。
【0047】前記第1ガイド部材64の上横板64cと
第2ガイド部材65の上横片65cがワーク搬送方向と
直角方向に連続した幅広いワーク浮き上り規制部で、前
記第3ガイド部材66がワーク搬送方向と直角方向中間
部の幅狭いワーク浮き上り規制部で、各ワーク浮き上り
規制部はワーク搬送方向に連続している。つまり、この
ワーク浮き上り規制部は平面形状が略H字形状で、前記
ワーク搬入側ワークガイド61のワーク浮き上り規制部
と連続している。前記第1ガイド部材64の一対の縦片
64b及び第2ガイド部材65の一対の縦片65bが、
前述のワーク搬送ガイド部である。
【0048】つまり、前記ワーク搬出側ワークガイド6
2は、ワーク搬送方向両側のワーク搬送方向と直角方向
に連続した幅広い両側ワーク浮き上り規制部と、この両
側のワーク浮き上り規制部を連続し、かつワーク搬送方
向と直角方向中間部の幅狭い中間ワーク浮き上り規制部
で平面略H字形状のワーク浮き上り規制部及び、ワーク
搬送方向両側のワーク搬送ガイド部を有してワーク搬送
ガイド部は中間ワーク浮き上り規制部において不連続で
ある。前記中間ワーク浮き上り規制部とワーク搬送ガイ
ド部の不連続部分が側部打抜きダイ24と対向し、側部
打抜きパンチ34が中間ワーク浮き上り規制部及びワー
ク搬送ガイド部と干渉することがないようにしてある。
【0049】前述のようであるから、プレス加工開始時
に長尺なワークAの先端部分がプレス加工によって上向
きに変形した際に、そのワークAの先端部分はワーク浮
き上り規制部に当接し、そのワーク浮き上り規制部より
も上方に浮き上ることはない。なお、下向きに変形した
り、波形状に変形した際でも有効である。また、プレス
加工後に上型30が上昇し、リフタ50でワークAが押
し上げられた際に、そのワークAはワーク浮き上り規制
部よりも上方に浮き上ることはない。さらに、プレス加
工後ワークAを搬送し、押圧部材51の上面51aでワ
ーク先端部分を上方へ案内しても、そのワーク先端部分
はワーク浮き上り規制部に接し、そのワーク浮き上り規
制部よりも上方に浮き上ることはなく、上方に円滑に案
内される。そして、ワーク先端部分は、押圧部材51の
上面51aとワーク浮き上り規制部との間を通って次の
加工部に向けてスムーズに搬送される。しかも、前述の
ワーク浮き上り規制部はワーク搬送方向に連続している
ので、プレス加工開始時に長尺なワークAの先端部分を
各加工部に亘って自動的に連続して搬送することができ
る。
【0050】また、長尺なワークAは一対のワーク搬送
ガイド部によって搬送方向に振れ動くことなしに各加工
部に亘って搬送ガイドされる。
【0051】また、上型30を下降してワークをプレス
加工する時には、インサート40の突部42が一対の上
横片63c間に入り込み、ワークAをリフタ50に抗し
て押し下げて各ダイス(加工部)の上面に押しつける。
なお、インサート40には図4に示すようにスリット4
8が形成してあり、このスリット48でインサート40
が前述の第3ガイド部材66に干渉することがないよう
にしてある。この後に各パンチが下降して各ダイとによ
ってワークAをプレス加工する。
【0052】次に、図10に示すスライドファスナー用
ファスナーの引手70をプレス加工する具体例を説明す
る。長尺のワークAを所定ピッチ毎に間欠的に搬送し、
そのワークの搬送と同期してスライド4bを昇降し、後
述する複数のプレス加工を順次連続して行なう。第1の
工程で刻印ダイ21と刻印パンチ31で図10(a)に
示すようにワークAに刻印71をプレス加工する。第2
の工程において打抜きダイ22と打抜きパンチ32で図
10(b)に示すように第1穴72と第2穴73をプレ
ス加工する。第3の工程においてはパイロットダイ27
とパイロットパンチ37で図10(c)に示すように第
1穴72を基準として搬送方向の位置決めをする。第4
の工程において、バリ取りダイ23とバリ取りパンチ3
3で図10(d)に示すように第1穴72のバリ取り7
4、第2穴73のバリ取り75をプレス加工する。第5
の工程においては、パイロットダイ27とパイロットパ
ンチ37で図10(e)に示すようにバリ取りした第1
穴72を基準として搬送方向の位置決めを行う。
【0053】第6の工程において、側部打抜きダイ24
と側部打抜きパンチ34で図10(f)に示すように側
部打抜き76を行なう。第7の工程において前述と同様
にして搬送方向の位置決めを行なう。第8の工程におい
て切断ダイ25と切断パンチ35で切断77を行ない、
引手70の両側端部を所定形状とする。ワークの先端部
分(最初の引手)の場合には引手70の先端部のみを所
定形状に切断する。第9の工程において成形ダイ26と
成形パンチ36で、引手70の先端部分を仕上げ成形7
8を行なう。
【0054】本発明のプレス機械用順送り金型は前述の
図1、図2に示す全自動プレス加工装置以外のプレス機
械にも適用できるし、図10に示すように引手70とは
異なり、両側部にプレス加工しない成形品、例えば図1
1に示す矩形の引手80の場合にはワークガイド60は
一対のガイド部材63を各加工部に亘って取付けた形状
とすれば良い。また、打抜きのみではなく、打抜きと曲
げをした成形品、例えば図12に示すスライドファスナ
ー用のカバー81を成形することも可能である。さら
に、上述のスライドファスナー以外にも、サッシのクレ
セント錠、戸車等にも適用でき、順送りプレス成形で作
製する製品であれば適用可能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、プレス加
工開始時に長尺なワークの先端部分がプレス加工によっ
て上向きに変形した際に、そのワークの先端部分はワー
クガイド60で支持され、下型20の複数の加工部に亘
って連続してガイドされる。また、プレス加工後にワー
クを下型20の加工部から離反させた際に、そのワーク
はワークガイド60で支持されてワークガイド60より
も上方に移動しない。また、長尺なワークはワークガイ
ド60でワーク搬送方向と直角方向に振れ動くことがな
いように下型20の各加工部に亘って搬送ガイドされ
る。したがって、長尺なワークのプレス加工開始時に、
そのワークの先端部分を各加工部に亘ってワーク搬送方
向と直角方向に振れ動くことなしに順次スムーズに自動
的に搬送ガイドできる。
【0056】また、ワーク離反手段を設けると共に、ワ
ークガイド60を下型20に固定した単純な形状であ
る。また、ワークガイド60は下型20と上型30とに
よるプレス加工に邪魔にならないので、そのワークガイ
ド60をプレス加工動作と同期して移動させる必要がな
い。
【0057】請求項2に係る発明によれば、一対のワー
ク浮き上り規制部でワークの浮き上りを規制して下型2
0の各加工部に連続してガイドできる。一対のワーク搬
送ガイド部でワークを、ワーク搬送方向と直角方向に振
れ動くことがないように搬送ガイドできる。また、上型
30の加工部は一対のワーク浮き上り規制部間及び一対
のワーク搬送ガイド部間を挿通して下型の加工部まで移
動するので、ワークガイド60を固定したままでプレス
加工できる。
【0058】請求項3に係る発明によれば、搬送された
ワークのワーク搬送方向と直角方向の一部分が、ワーク
搬送ガイド部の不連続部分においてワークガイド60か
ら露出し、その部分においてワーク浮き上り規制部がワ
ーク搬送方向と直角方向の中間部に位置しているから、
そのワーク搬送ガイド部の不連続部分においてワークに
おけるワーク搬送方向と直角方向の側部をプレス加工で
きる。
【0059】請求項4に係る発明によれば、ワークの先
端部分をリフタ50の押圧部材51により上方に円滑に
案内できるから、ワークをスムーズに搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス加工装置の概略平面図である。
【図2】プレス加工装置の概略側面図である。
【図3】順送り金型のワーク搬送方向から見た正面図で
ある。
【図4】順送り金型の分解斜視図である。
【図5】下型のダイ部分の平面図である。
【図6】上型のパンチ部分の見上げ図である。
【図7】リフタの断面図である。
【図8】リフタの他の例を示す断面図である。
【図9】ワークガイドの斜視図である。
【図10】引手のプレス加工説明図である。
【図11】矩形の引手の斜視図である。
【図12】カバーの斜視図である。
【符号の説明】
1…ワーク供給装置、2…レベラ、3…送り装置、4…
プレス機械、5…金型交換装置、6…製品排出ガイド装
置、7…製品搬出装置、20…下型、30…上型、40
…インサート、50…リフタ、51…押圧部材、51a
…上面、52…付勢部材、57…板ばね、60…ワーク
ガイド、61…ワーク搬入側ワークガイド、62…ワー
ク搬出側ワークガイド、63…ガイド部材、63a…下
横片、63b…縦片(ワーク搬送ガイド部)、63c…
上横片(ワーク浮き上り規制部)、64…第1ガイド部
材、64a…下横片、64b…縦片(ワーク搬送ガイド
部)、64c…上横板(ワーク浮き上り規制部)、65
…第2ガイド部材、65a…下横片、65b…縦片(ワ
ーク搬送ガイド部)、65c…上横板(ワーク浮き上り
規制部)、66…第3ガイド部材(ワーク浮き上り規制
部)、70…引手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 誠 富山県黒部市天神新115 Fターム(参考) 4E090 AA01 AB01 AB06 FA02 FA10 HA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送方向に間隔を置いて複数の加
    工部を有する下型20と、 ワーク搬送方向に間隔を置いて複数の加工部を有する上
    型30と、 プレス加工後にワークを、前記下型20の加工部から離
    反させるワーク離反手段と、 前記下型20に固定され、下型上面から浮き上ったワー
    クを支持し複数の加工部に亘ってガイドすると共に、複
    数の加工部に亘ってワークを搬送方向と直角方向に振れ
    動くことがないように搬送ガイドし、かつ前記下型20
    と上型30とによるプレス加工に邪魔にならないワーク
    ガイド60とを備えたプレス機械用順送り金型。
  2. 【請求項2】 ワークガイド60は、下型20の加工部
    におけるワーク搬送方向と直角方向の両側に位置する一
    対のワーク搬送ガイド部と、この一対のワーク搬送ガイ
    ド部の上部とそれぞれ連続した一対のワーク浮き上り規
    制部とを有し、 前記上型の加工部が一対のワーク浮き上り規制部の間及
    び一対のワーク搬送ガイド部の間から下型の加工部まで
    挿通するようにした請求項1記載のプレス機械用順送り
    金型。
  3. 【請求項3】 ワークガイド60は、ワーク搬送ガイド
    部のワーク搬送方向の一部分が不連続で、その不連続部
    分におけるワーク搬送方向と直角方向の中間部にワーク
    浮き上り規制部が設けてある請求項2記載のプレス機械
    用順送り金型。
  4. 【請求項4】 ワーク離反手段が、下型20に設けら
    れ、ワークを下型上面から押し上げるリフタ50であっ
    て、該リフタ50は、下型上面から突出した上方位置と
    下型上面と面一の下方位置とに亘って上下動自在な押圧
    部材51及び、この押圧部材51を上方位置に保持する
    付勢部材52を備え、 前記押圧部材51の上面51aは、搬送されたワーク先
    端部が上方に案内される形状である請求項1記載のプレ
    ス機械用順送り金型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846852B1 (ko) 2007-04-20 2008-07-17 한국단자공업 주식회사 프로그레시브금형의 터미널 안내장치
JP2010089131A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd プレス装置
FR2966370A1 (fr) * 2010-10-21 2012-04-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outil a suivre pour presse et machine de faconnage associee
JP2021074760A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 トヨタ紡織株式会社 プレス装置及びプレス成形品の製造方法

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JP7334585B2 (ja) 2019-11-12 2023-08-29 トヨタ紡織株式会社 プレス装置及びプレス成形品の製造方法

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