JP2020146732A - プレス成形方法及びプレス成形装置 - Google Patents

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茂雄 角山
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裕太 山北
泰良 伊藤
Yasuyoshi Ito
泰良 伊藤
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Abstract

【課題】簡易な構成で製品を排出することができるプレス成形方法及びプレス成形装置を提供する。【解決手段】打ち抜き工程において、搬送されたワーク100が載置される第2ダイ61、第2ダイ61に対して進退可能に設けられる第2パンチ71、及びワーク100に背圧を付与する背圧部80によりワーク100から製品を打ち抜くようにした。変位工程において、第2パンチ71が第2ダイ61から退避する際に、ワーク100を第2ダイ61の上方に変位させるようにした。突部設定工程において、打ち抜き工程に先立ち、ワーク100の搬送方向において、ワーク100の打ち抜き予定部よりも上流側、且つ打ち抜き予定部と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部101を設けるようにした。排出工程において、ワーク100と共に搬送方向の下流側に変位する突部101により製品を搬送方向の下流側に向けて押し出して外部に排出するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、プレス成形方法及びプレス成形装置に関する。
従来、ダイ及びパンチにより板状のワークから製品を打ち抜く加工として、ファインブランキング加工がある。ファインブランキング加工では、ダイと板押さえ部材とによりワークの両面を押さえるとともに、ダイの内部に設けられた逆押さえ部材によりパンチとは反対側からワークを押さえながら、ダイ及びパンチによりワークから製品を打ち抜く。
特許文献1には、ファインブランキングプレス機(以下、プレス機)から同プレス機の外部に製品を取り出す装置が開示されている。同文献1に記載の装置は、空気を吸引するノズルを備えており、当該ノズルで製品を吸着することで製品を外部に排出する。
特開2005−262294号公報
ところで、特許文献1に記載の装置においては、打ち抜かれた製品を外部に排出するためにノズルが必要となることから、装置全体の構成が複雑になる。
本発明の目的は、簡易な構成で製品を排出することができるプレス成形方法及びプレス成形装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのプレス成形方法は、間欠的に搬送されるワークから製品を打ち抜く方法であって、搬送された前記ワークが載置されるダイ、前記ダイに対して進退可能に設けられるパンチ、及び前記ダイの内部に設けられ、前記パンチに向けて付勢されることで前記ワークに背圧を付与する背圧部により前記ワークから前記製品を打ち抜く打ち抜き工程と、前記パンチが前記ダイから退避する際に、前記ワークを前記ダイの上方に変位させる変位工程と、前記打ち抜き工程に先立ち、前記ワークの搬送方向において、前記ワークのうち前記製品が打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部よりも上流側、且つ前記打ち抜き予定部と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部を設ける突部設定工程と、前記ワークと共に前記搬送方向の下流側に変位する前記突部により前記製品を前記搬送方向の下流側に向けて押し出して外部に排出する排出工程と、を備える。
同方法によれば、ダイ、パンチ及び背圧部によりワークから打ち抜かれた製品は、背圧部上に残留する。また、パンチがダイから退避する際にワークがダイの上方に変位する。ここで、上記方法によれば、製品の打ち抜きに先立ち、ワークには下方に向けて突出する突部が設けられる。このため、ワークの搬送動作に伴いワークに設けられた突部によって背圧部上の製品が搬送方向の下流側に向けて押し出されることで当該製品が外部に排出される。このように、上記方法によれば、ワークの搬送動作を利用して製品を外部に排出するため、製品を外部に排出するための装置を別途備える必要がない。したがって、簡易な方法で製品を外部に排出することができる。
ところで、製品を外部に排出するための装置を別途備える構成の場合、製品の排出工程が完了した後に、次の製品の打ち抜き工程のためにワークの搬送が行われる。そのため、製品の排出工程の分だけ製造時間が長くなる。
この点、上記方法によれば、次の製品の打ち抜き工程に先立ち行われるワークの搬送動作に伴って当該製品の排出が行われるため、製造時間を短縮できる。したがって、プレス成形における生産性の向上を図ることができる。
また、上記目的を達成するためのプレス成形装置は、間欠的に搬送されるワークから製品を打ち抜くものであり、搬送される前記ワークが載置されるダイ、前記ダイに対して進退可能に設けられるパンチ、及び前記ダイの内部に設けられ、前記パンチに向けて付勢されることで前記ワークに背圧を付与する背圧部により前記ワークから前記製品を打ち抜く打ち抜き機構と、前記ワークの搬送方向において、前記ワークのうち前記製品が打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部よりも上流側、且つ前記打ち抜き予定部と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部を設ける突部設定機構と、前記パンチが前記ダイから退避する際に、前記突部と前記製品とが前記搬送方向において並ぶ位置まで前記ワークを上方に変位させる変位機構と、を備える。
同構成によれば、上記プレス成形方法による作用効果に準じた作用効果を奏することができる。
本発明によれば、簡易な構成で製品を排出することができる。
プレス成形方法及びプレス成形装置の一実施形態について、プレス成形装置の構成を示す断面図。 同実施形態の突部を打ち抜き予定部と共に示すワークの平面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、突部設定機構にワークが搬送された状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、ワークに突部が形成された状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、打ち抜き機構にワークが搬送された状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、第2下型と第2上型とによりワークが挟持された状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、第2パンチによりワークから製品が打ち抜かれた状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、背圧部により製品が持ち上げられた状態を示す断面図。 同実施形態のプレス成形方法を示す図であって、突部により排出部に向けて製品が押し出されている状態を示す断面図。 変更例の突部を打ち抜き予定部と共に示すワークの平面図。
以下、図1〜図9を参照して、プレス成形方法及びプレス成形装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のプレス成形装置10は、フィーダ(図示略)により間欠的に搬送される板状のワーク100に対して、穴抜き工程や打ち抜き工程などの複数の工程を1つの装置内で行うように構成された順送プレス装置に適用されるものである。
図1に示すように、プレス成形装置10は、同図の左方から右方に向かって搬送されるワーク100から製品Pを打ち抜くためのものである。本実施形態における製品Pは、外周にギア部を有するギア部品である。なお、以降において、ワーク100の搬送方向(同図の左右方向)を単に搬送方向Yと称し、搬送方向Yの上流側及び下流側を単に上流側及び下流側と称する。また、搬送方向Yと上下方向の双方に直交する方向を幅方向Xと称する。
プレス成形装置10は、ワーク100に下方に向けて突出する突部101を形成する突部設定機構20と、突部設定機構20よりも下流側に設けられ、ワーク100から製品Pを打ち抜く打ち抜き機構50と、ワーク100を上方に変位させる変位機構90とを備えている。
まず、突部設定機構20の構成について説明する。
<突部設定機構20>
突部設定機構20は、搬送されたワーク100が載置される第1ダイ31を有する第1下型30と、第1ダイ31に対して上下方向に沿って進退可能に設けられた第1パンチ41を有する第1上型40とを備えている。第1上型40は、第1下型30に対して進退可能に設けられている。
第1パンチ41は、上下方向に直交する断面形状が円形状をなしている。
第1上型40の下面に形成された凹部には、ワーク100を第1ダイ31に対して押さえる第1押さえ部材42が設けられている。第1パンチ41は、第1押さえ部材42の下面から出没可能に設けられている。
第1パンチ41が第1ダイ31に向かって降下することによりワーク100に断面円形状の突部101形成される。本実施形態の突部101は、ワーク100が半抜き加工されることで下方に向けて突出した所謂ダボである。なお、突部101のワーク100の下面からの突出高さ(以下、単に突出高さと称する)は、ワーク100の板厚よりも小さい。
本実施形態では、第1下型30が幅方向Xに互いに間隔をおいて設けられた2つの第1ダイ31を有しており、第1上型40が上記2つの第1ダイ31に対応してそれぞれ設けられた第1パンチ41及び第1押さえ部材42を有している。
図2に示すように、以上のことから、ワーク100には、2つの突部101が幅方向Xに互いに間隔をおいて形成される。各突部101は、ワーク100のうち製品Pが打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部102よりも上流側、且つ打ち抜き予定部102と並ぶ部分に形成されている。各突部101は、打ち抜き予定部102の幅方向Xの両側に対応した位置に形成されている。なお、各突部101は、打ち抜き予定部102と、当該打ち抜き予定部102の次に打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部102とを繋ぐワーク100の送り桟に形成されている。
このようにして各突部101が形成されたワーク100が突部設定機構20の下流側に設けられた打ち抜き機構50に搬送される。
次に、打ち抜き機構50の構成について説明する。
<打ち抜き機構50>
図1に示すように、打ち抜き機構50は、ワーク100が載置される第2ダイ61を有する第2下型60と、第2ダイ61に対して進退可能に設けられた第2パンチ71を有する第2上型70とを備えている。第2上型70は、第2下型60に対して進退可能に設けられている。第2ダイ61の内周面及び第2パンチ71の外周面には、ギア部が形成されている。なお、第2ダイ61が本発明に係るダイに相当する。また、第2パンチ71が本発明に係るパンチに相当する。
第2ダイ61の内部には、第2パンチ71に向けて付勢されることでワーク100に背圧を付与する背圧部80が設けられている。背圧部80は、ワーク100を下方から押圧する押圧部材81と、押圧部材81を上方に向けて付勢する付勢部82とを備えている。押圧部材81が第2パンチ71により押圧されていない状態において、押圧部材81の上面と第2ダイ61の上面とは面一となる。押圧部材81の外周面には、ギア部が形成されている。なお、本実施形態の付勢部82は、例えば、シリンダと、当該シリンダ内を往復動可能に設けられるピストンロッドとを有するガスシリンダである。
第2上型70の下面に形成された凹部には、ワーク100を第2ダイ61に対して押さえる第2押さえ部材72が設けられている。第2パンチ71は、第2押さえ部材72の下面から出没可能に設けられている。
<変位機構90>
第2下型60の第2ダイ61よりも上流側の部分には、ワーク100を第2ダイ61の上方に変位させる変位機構90が設けられている。変位機構90は、第2下型60に上方に向けて開口した収容部62内に設けられ、ワーク100を上下方向において挟持するクランプ部91と、収容部62内に設けられ、クランプ部91を上方に向けて付勢する圧縮ばね92とを備えている。
第2下型60の上面であって、搬送方向Yにおける変位機構90と第2ダイ61との間の部分には、上方に開口した逃げ部63が形成されている。逃げ部63は、ワーク100の打ち抜き時にワーク100が第2下型60の上面に沿って載置されるように、ワーク100の突部101を逃がすためのものである。なお、逃げ部63の深さは、突部101の突出高さよりも大きい。
第2上型70の下面であって、第2押さえ部材72の上流側の部分には、下方に開口した収容部73が形成されている。収容部73は、第2下型60及び第2上型70が型締めされる際に、変位機構90のクランプ部91の上側の部分を収容するためのものである。
第2下型60の第2ダイ61よりも下流側の部分には、第2パンチ71により打ち抜かれた製品Pを第2下型60の外部に排出する排出部64が設けられている。排出部64は、製品Pの直径よりも大きい直径を有し、第2下型60を上下方向に貫通する貫通孔である。
次に、プレス成形装置10によりワーク100から製品Pを打ち抜くプレス成形方法について説明する。
図3に示すように、まず、フィーダにより突部設定機構20にワーク100を搬送して、第1ダイ31上に載置する。
図4に示すように、次に、第1下型30と第1上型40とによりワーク100を挟持する。そして、第1パンチ41を降下させて半抜き加工することによりワーク100に突部101を形成する(突部設定工程)。
図5に示すように、突部101が形成されたワーク100を打ち抜き機構50に搬送する。このとき、突部101が第2下型60の逃げ部63の直上に位置するようにワーク100が搬送される。
図6に示すように、次に、第2上型70を降下させることで、第2下型60と第2上型70とによりワーク100を挟持する。このとき、変位機構90のクランプ部91の上側の部分が、第2上型70の収容部73に収容される。そして、クランプ部91は、第2上型70により押圧されることで下方に変位する。またこのとき、ワーク100の突部101は、第2下型60の逃げ部63に収容される。これにより、ワーク100が第2下型60の上面に沿った状態で第2ダイ61に載置されるようになる。
図7に示すように、次に、第2パンチ71を降下させることにより、第2ダイ61、第2パンチ71、及び背圧部80によりワーク100から製品Pを打ち抜く(打ち抜き工程)。
図8に示すように、次に、第2パンチ71を第2ダイ61から退避させるとともに第2上型70を上昇させる。これと同時に、変位機構90により、製品Pが打ち抜かれたワーク100を第2ダイ61の上方に変位させる(変位工程)。
変位機構90は、突部101と製品Pとが搬送方向Yにおいて並ぶ位置までワーク100を上方に変位させる。ここで、変位機構90によるワーク100の第2下型60の上面からの変位量は、製品Pの板厚よりも大きく、当該板厚と突部101の突出高さとの総和よりも小さい。なお、本実施形態では、ワーク100の下面と製品Pの上面との間に僅かに隙間が生じる位置までワーク100を上方に変位させる。したがって、上記変位量は、製品Pの板厚と上記隙間との総和である。
このように、ワーク100が変位機構90により上方に変位した状態において、押圧部材81上に製品Pが残留する。
図9に示すように、次に、ワーク100を搬送することにより、突部101をワーク100と共に搬送方向の下流側に変位させる。そして、突部101を製品Pの上流側の端部に当接させることで、製品Pを下流側に向けて押し出す。これにより、製品Pを排出部64を通じて外部に排出する(排出工程)。
以上のようにして、ワーク100から製品Pが成形される。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)打ち抜き工程において、搬送されたワーク100が載置される第2ダイ61、第2ダイ61に対して進退可能に設けられる第2パンチ71、及び第2ダイ61の内部に設けられ、第2パンチ71に向けて付勢されることでワーク100に背圧を付与する背圧部80によりワーク100から製品Pを打ち抜くようにした。変位工程において、第2パンチ71が第2ダイ61から退避する際に、ワーク100を第2ダイ61の上方に変位させるようにした。突部設定工程において、打ち抜き工程に先立ち、ワーク100の搬送方向Yにおいて、ワーク100のうち製品Pが打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部102よりも上流側、且つ打ち抜き予定部102と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部101を設けるようにした。排出工程において、ワーク100と共に搬送方向Yの下流側に変位する突部101により製品Pを搬送方向Yの下流側に向けて押し出して外部に排出するようにした。
こうした方法によれば、第2ダイ61、第2パンチ71及び背圧部80によりワーク100から打ち抜かれた製品Pは、背圧部80上に残留する。また、第2パンチ71が第2ダイ61から退避する際にワーク100が第2ダイ61の上方に変位する。ここで、上記方法によれば、製品Pの打ち抜きに先立ち、ワーク100には下方に向けて突出する突部101が設けられる。このため、ワーク100の搬送動作に伴いワーク100に設けられた突部101によって背圧部80上の製品Pが搬送方向Yの下流側に向けて押し出されることで当該製品Pが外部に排出される。このように、上記方法によれば、ワーク100の搬送動作を利用して製品Pを外部に排出するため、製品Pを外部に排出するための装置を別途準備する必要がない。したがって、簡易な方法で製品Pを外部に排出することができる。
ところで、製品Pを外部に排出するための装置を別途備える構成の場合、製品Pの排出工程が完了した後に、次の製品Pの打ち抜き工程のためにワークの搬送が行われる。そのため、製品Pの排出工程の分だけ製造時間が長くなる。
この点、上記方法によれば、次の製品Pの打ち抜き工程に先立ち行われるワーク100の搬送動作に伴って当該製品Pの排出が行われるため、プレス成形に要する時間を短縮できる。したがって、プレス成形における生産性の向上を図ることができる。
(2)ワーク100を半抜き加工することにより突部101を形成するようにした。
例えば、ワーク100の下面にワーク100とは別体の磁石などを突部として設ける場合には、ワーク100から突部を回収する作業が必要となる場合がある。
この点、上記方法によれば、突部101がワーク100と一体に形成されるため、上記作業が不要となる。したがって、プレス成形における生産性を向上できる。
(3)突部101を、打ち抜き予定部102の幅方向Xの両側に対応した位置に形成するようにした。
こうした方法によれば、ワーク100の搬送動作に伴い、打ち抜き予定部102の幅方向Xの両側に対応した位置にそれぞれ形成された突部101によって、製品Pの幅方向Xの両側が押し出されるようになる。したがって、製品Pを安定して排出することができる。
(4)プレス成形装置10は、搬送されるワーク100が載置される第2ダイ61、第2ダイ61に対して進退可能に設けられる第2パンチ71、及び第2ダイ61の内部に設けられ、第2パンチ71に向けて付勢されることでワーク100に背圧を付与する背圧部80によりワーク100から製品Pを打ち抜く打ち抜き機構50を備える。また、プレス成形装置10は、ワーク100の搬送方向Yにおいて、ワーク100のうち製品Pが打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部102よりも上流側、且つ打ち抜き予定部102と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部101を設ける突部設定機構20を備える。また、プレス成形装置10は、第2パンチ71が第2ダイ61から退避する際に、突部101と製品Pとが上下方向において重なる位置までワーク100を上方に変位させる変位機構90を備える。
こうした構成によれば、上記(1)による作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・排出部64は、製品Pを外部に搬送するベルトコンベアであってもよい。
・押圧部材81の内部に、第2パンチ71に向けて付勢され、変位工程において押圧部材81の上面よりも上方に製品Pを持ち上げるリフタが出没可能に設けられていてもよい。この場合、押圧部材81に製品Pが密着することを抑制できるため、製品Pの排出を容易に行うことができる。このとき、変位機構90によるワーク100の第2下型60の上面からの変位量は、製品Pの板厚と、リフタの第2下型60の上面からの突出量との総和よりも大きく、当該板厚と、リフタの第2下型60の上面からの突出量と、突部101の突出高さとの総和よりも小さくすればよい。
・複数の変位機構90を第2ダイ61の上流側及び下流側に適宜設けるようにしてもよい。
・製品Pの形状に応じて、突部101の数、形状、及び配置を適宜変更することができる。例えば、図10に示すように、各突部101に代えて、打ち抜き予定部102の周方向に沿って延びる1つの突部103を、打ち抜き予定部102の上流側、且つ打ち抜き予定部102の幅方向Xの中央部と並ぶ位置に形成するようにしてもよい。
・突部は、ワーク100を半抜き加工することにより形成されるものに限定されない。突部として、バーリング加工により形成される突部を設けたり、ワーク100の下面に磁石を設けたりすることもできる。
・プレス成形装置10の適用範囲は、外周にギア部を有する製品Pに限定されない。板状のワークを打ち抜くことにより成形される製品であれば、種々の形状を有する製品に対して本実施形態のプレス成形装置10を適用することができる。
10…プレス成形装置、20…突部設定機構、30…第1下型、31…第1ダイ、40…第1上型、41…第1パンチ、42…第1押さえ部材、50…打ち抜き機構、60…第2下型、61…第2ダイ、62…収容部、63…逃げ部、64…排出部、70…第2上型、71…第2パンチ、72…第2押さえ部材、73…収容部、80…背圧部、81…押圧部材、82…付勢部、90…変位機構、91…クランプ部、92…圧縮ばね、100…ワーク、101…突部、102…打ち抜き予定部、103…突部。

Claims (4)

  1. 間欠的に搬送されるワークから製品を打ち抜くプレス成形方法であって、
    搬送された前記ワークが載置されるダイ、前記ダイに対して進退可能に設けられるパンチ、及び前記ダイの内部に設けられ、前記パンチに向けて付勢されることで前記ワークに背圧を付与する背圧部により前記ワークから前記製品を打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記パンチが前記ダイから退避する際に、前記ワークを前記ダイの上方に変位させる変位工程と、
    前記打ち抜き工程に先立ち、前記ワークの搬送方向において、前記ワークのうち前記製品が打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部よりも上流側、且つ前記打ち抜き予定部と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部を設ける突部設定工程と、
    前記ワークと共に前記搬送方向の下流側に変位する前記突部により前記製品を前記搬送方向の下流側に向けて押し出して外部に排出する排出工程と、を備える、
    プレス成形方法。
  2. 前記ワークを半抜き加工することにより前記突部を形成する、
    請求項1に記載のプレス成形方法。
  3. 前記搬送方向及び前記パンチの進退方向の双方に直交する方向を幅方向とするとき、
    前記突部を、前記打ち抜き予定部の前記幅方向の両側に対応した位置に形成する、
    請求項1または請求項2に記載のプレス成形方法。
  4. 間欠的に搬送されるワークから製品を打ち抜くプレス成形装置であって、
    搬送される前記ワークが載置されるダイ、前記ダイに対して進退可能に設けられるパンチ、及び前記ダイの内部に設けられ、前記パンチに向けて付勢されることで前記ワークに背圧を付与する背圧部により前記ワークから前記製品を打ち抜く打ち抜き機構と、
    前記ワークの搬送方向において、前記ワークのうち前記製品が打ち抜かれる予定の打ち抜き予定部よりも上流側、且つ前記打ち抜き予定部と並ぶ部分に、下方に向けて突出する突部を設ける突部設定機構と、
    前記パンチが前記ダイから退避する際に、前記突部と前記製品とが前記搬送方向において並ぶ位置まで前記ワークを上方に変位させる変位機構と、を備える、
    プレス成形装置。
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