JP2005262294A - ワーク搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空気の吸引作用を利用してワークを取出すワーク搬出装置において、搬出速度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】 ワーク搬出装置10は、空気を吸引する孔が設けられたノズル部51と、ノズル部51をプレス機12内に進入させてプレス加工されたワークを吸引孔の空気吸引作用でノズル部51に吸着させるとともに、ワークを吸着したノズル部51をプレス機12から離反させるノズル移動手段16と、プレス機12から離反したノズル部51に吸着しているワークに接触してノズル部51からワークを分離する手段19とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワーク搬出装置に関するものである。詳しくは、プレス機でプレス加工されたワークをプレス機から搬出する装置に関するものである。
空気を吸引する孔が設けられたノズル部と、ノズル部をプレス機内に進入させてプレス加工されたワークを吸引孔の空気吸引作用でノズル部に吸着させるとともに、ワークを吸着したノズル部をプレス機から離反させるノズル移動手段を備えるワーク搬出装置が知られている。ノズル部をプレス機から離反させると、ワークがプレス機から取出される。ワークをノズル部から分離するときには、吸引孔からの空気吸引を中断してノズル部からワークを落下させる。このようなワーク搬出装置は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平10−286641号公報
近年、金属加工機の性能が向上し、ワーク加工時間がより短縮される傾向にある。ワーク加工時間が短縮されると、それに合わせてワーク搬出装置の搬出速度を向上させる必要がある。ワーク搬出装置の搬出速度を向上させる場合、従来技術では吸引孔からの空気吸引を精度良いタイミングで中断しなければならない。空気吸引を中断するタイミングの精度が悪いと、プレス機から取出す前にワークがノズル部から分離したり、取出したワークが再びプレス機に入り込んだりしてしまう。しかしながら、吸引孔からの空気吸引を精度良いタイミングで中断するのは難しい。空気吸引を中断させるシャットオフバルブの追従性の限界や、空気吸引の中断にともなう空気吸引経路内の空気脈動等の要因が存在するからである。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、空気の吸引作用を利用してワークを取出すワーク搬出装置において、搬出速度を向上させる技術を提供することを課題とする。
本発明のワーク搬出装置は、空気を吸引する孔が設けられたノズル部と、ノズル部をプレス機内に進入させてプレス加工されたワークを吸引孔の空気吸引作用でノズル部に吸着させるとともに、ワークを吸着したノズル部をプレス機から離反させるノズル移動手段と、プレス機から離反したノズル部に吸着しているワークに接触してノズル部からワークを分離する手段とを備えている。
このワーク搬出装置のノズル移動手段は、ワークを吸着したノズル部をプレス機から離反させる。分離手段は、プレス機から離反したノズル部に吸着しているワークに接触してノズル部からワークを分離する。従って、吸引孔での空気吸引を中断することなくワークをノズル部から分離できる。よって、ワーク搬出装置の搬出速度の向上が可能になる。
上記のワーク搬出装置において、分離手段のワークとの接触部位が曲面状に形成されていることが好ましい。
分離手段のワークとの接触部位が曲面状に形成されていると、分離手段とワークが接触したときに、ワークに傷が付くのを防止することができる。
上記のワーク搬出装置において、吸引孔が複数設けられていることが好ましい。
吸引孔が複数設けられていると、吸引孔の配置を変更することなく、形状が異なるワークを吸着することができる。
後述する実施例の主要な特徴を記載する。
(1)ワーク搬出装置は、プレス機に装着され、プレス加工されたワークを搬出する。
(2)ワーク搬出装置は、支持部、ガイド部、リンク部、吸引部、スクレーパ部を備えている。支持部は、リンク部を支持している。リンク部は、プレス機の上型と下型の動きに連動して作動し、ガイド部にガイドされた吸引部を水平方向に進退させる。
吸引部の先端には、ノズルが設けられている。ノズルには、空気吸引孔が形成されている。
(3)上型と下型が開くと、吸引部が前進してノズルが上型と下型の間に入り込み、プレス加工されたワークを吸着する。上型と下型が閉じて吸引部が後退すると、ワークがプレス機からノズルに吸着された状態で取出される。プレス機から取出されたワークは、スクレーパに接触して、ノズルから機械的に分離される。ノズルから分離したワークは、シューター上に落下し、外部に搬出される。
本発明のワーク搬出装置10に係る実施例について、図面を参照しながら説明する。
ワーク搬出装置10は、ファインブランキングプレス機12(以下「プレス機12」と略す)からプレス加工(打抜加工)されたワークを搬出する。図1〜図3は、プレス機12に装着されたワーク搬出装置10を示している。プレス機12は、上ラム21と、上ラム21に取付けられた上型23と、下ラム22と、下ラム22に取付けられた下型24等有している。上ラム21は、構造フレーム(図示省略)によって固定支持されている。下ラム22は、昇降機構25に駆動されて昇降する。下ラム22が降下すると、図1に示すように、上型23と下型24が開く。下ラム22が上昇すると、上型23と下型24が閉じ、プレス加工が行われる。
なお、以下においては、説明の容易化を目的として、図1〜図3に示すように、x軸、y軸、z軸からなる座標系を設定する。
ワーク搬出装置10は、支持部14、ガイド部15、リンク部16、吸引部18、スクレーパ部19を備えている。
支持部14は、下サポート26、第1ビーム27、第2ビーム28、プレート20、上サポート30を有している。下サポート26は、プレス機12の下ラム22に固定されている。第1ビーム27は、2本設けられており、下サポート26に固定された状態でx軸方向に延びている。第2ビーム28は、第1ビーム27の先端部に固定された状態でz軸方向に延びている。プレート20は、第2ビーム28の両端部に取付けられている。上サポート30は、上ラム21に固定されている。
ガイド部15は、第1ビーム27上に水平に取付けられた平板状のベースプレート38と、ベースプレート38上に装着された状態でx軸方向に延びる2本のガイドレール29を備えている。
リンク部16は、第1リンク部材31、第2リンク部材32、第3リンク部材33、第4リンク部材37、シャフト34、第5リンク部材35、第6リンク部材36を備えている。第1リンク部材31の一端は、プレス機12の下ラム22に取付けられている下サポート26の両端部に、第1回転軸40を介して接続されている。第1リンク部材31の他端は、第2回転軸41を介して第2リンク部材32の中間部位に接続されている。第2リンク部材32の一端は、プレス機12の上ラム21に固定されている上サポート30の両端部に、第3回転軸42によって接続されている。第2リンク部材32の他端には、第3リンク部材33の一端が第4回転軸43を介して接続されている。第3リンク部材33の他端は、第5回転軸44によって第4リンク部材37の一端に接続されている。第4リンク部材37の他端は、第6回転軸45を介してプレート20に接続されている。
シャフト34の両端部は、その回転軸が第6回転軸45と一致した状態で、第4リンク部材37に固定されている。従って、第4リンク部材37が第6回転軸45回りに揺動回転すると、それとともにシャフト34も揺動回転する。第5リンク部材35の一端は、シャフト34の中央部位に取付けられている。第5リンク部材35の他端には、第7回転軸46によって第6リンク部材36の一端が接続されている。第6リンク部材36の他端は、第8回転軸47を介して、後述する吸引部18のブラケット55と接続されている。
吸引部18は、ダクト50、ガイド部材54、ノズル51、下ダクトプレート56、上ダクトプレート52、ブラケット55、ホース53を備えている。ガイド部材54は2つ設けられており、それぞれがガイドレール29にスライド可能に装着されている。ガイド部材54上には、下ダクトプレート56が固定されている。ダクト50は、4本設けられており、平行に配置された状態で下ダクトプレート56に固定されている。ダクト50の先端側(図1、図2の右方側)の横断面は矩形状に形成されている。ダクト50の後端側の横断面は円形状に形成されている。ダクト50の先端側の矩形状横断面と後端側の円形状横断面は、先端側と後端側との間で滑らかに遷移している。ダクト50の上には、上ダクトプレート52が固定されている。上ダクトプレート52上には、ブラケット55が固定されている。上述したように、ブラケット55には、第6リンク部材36が第8回転軸47を介して接続されている。なお、図2では、図示の簡略化を目的として、下ダクトプレート56やガイド部材54の図示を省略している。
ノズル51は、ダクト50の先端部に装着されている。図4、図5に示すように、ノズル51の下面には、x軸方向に延びるノズル溝51aが複数形成されている。ノズル溝51aの底部には、複数の吸引孔51bが形成されている。各吸引孔51bは、ノズル51内に形成されている流路51cと連通している。流路51cは、ダクト50と連通している。
ダクト50のそれぞれの後端には、ホース53が接続されている。ホース53は、蛇腹状に形成されており、軸方向に伸縮することができる。
上型23と下型24が開いた状態では、ノズル51はプレス機12内に移動している。
スクレーパ部19は、ブラケット61、サポートバー62、スクレーパ63、シューター64を備えている。図6は、スクレーパ部19の構成を明瞭に図示するために、リンク部16等を省略したワーク搬出装置10の側面図である。図7は、スクレーパ部19の模式的斜視図である。図6に良く示されているように、ブラケット61は、ベースプレート38上に固定されている。ブラケット61には、プレス機12側に向かってx軸方向に延びる2本のサポートバー62が取付けられている。スクレーパ63は、サポートバー62の先端に装着されている。
図8に示すように、スクレーパ63は、先端に向けて窄まった略三角形状の側面形状を有している。スクレーパ63の先端部63bは、R状に形成されている。図9に示すように、スクレーパ63の上面には、x軸方向に延びるスクレーパ溝63aが複数形成されている(以下では、スクレーパ溝63aに挟まれて形成された凸部を、スクレーパ凸部63cと言う)。スクレーパ63の先端が窄まっているので、図7に良く示されているように、スクレーパ63の下面には、傾斜面63dが形成されている。
図6に示すように、シューター64は、スクレーパ63の下方に配置されている。
ここで、プレス機12の動作について、図10〜図13に示す模式図を用いて説明しておく。図10は、下型24が降下して、上型23と下型24が開いた状態を図示している。上型23は、板押え71と、板押え71に挿通されたパンチ72を備えている。下型24は、ダイ73と、ダイ73に挿通されたノックアウトピン74を備えている。パンチ72とノックアウトピン74の軸直角方向断面は、打抜加工するワークに対応した形状に形成されている。上型23の下には、板状の被加工材75が配置される。被加工材75は、被加工材支持機構(図示省略)に支持されている。なお、図1〜図3、図6および後述する図16では、被加工材75の図示は省略されている。
図10に示す上型23と下型24が開いた状態に続いて、下型24が上昇する。図11は、下型24が上昇して、上型23と下型24の間に被加工材75が挟み込まれた状態を示している。次に、図12に示すように、パンチ72とともにノックアウトピン74が降下し、被加工材75からワーク76を打抜く。そして、図13に示すように、下型24が降下して、上型23と下型24が開く。被加工材支持機構は、次の打抜加工に備えて、被加工材75を水平方向に所定距離移動させる。
プレス機12が打抜いたワーク76は、ワーク搬出装置10によってプレス機12の外部に搬出される。以下、ワーク搬出装置10のワーク搬出動作について詳述する。
吸引部18のホース53には、吸引機(図示省略)が接続されている。吸引機は、ホース53を介してダクト50から空気を継続して吸引する。吸引機がダクト50から空気を吸引すると、ノズル51の吸引孔51bが外部空気を吸引する。上述したように、上型23と下型24が開いた状態では、ノズル51がプレス機12内に移動する。また、ノズル51のプレス機12内への移動とともに、下型24のノックアウトピン74が上昇する。すると、図14に示すように、吸引孔51bの吸引作用によって、ノズル51がワーク76を吸着する。図15は、ワーク76を吸着した状態のノズル51を図示している。吸引孔51bが複数設けられていると、ワーク76の形状や、被加工材75からワーク76を打抜く位置が異なっていても、ノズル51の平面形状、吸引孔51bの配置を変更することなくワーク76を吸着することができる。
ノズル51がワーク76を吸着した状態で下型24が上昇すると、上型23と下型24に接続されているリンク部16の動作によって、ダクト50はガイド部15に案内されてプレス機12から離反する方向に水平移動する。図16は、上型23と下型24が閉じ、ダクト50がプレス機12から最も離反した位置に移動した状態を図示している。
上型23と下型24が閉じる過程では、第1リンク部材31は第1回転軸40回りに反時計方向(図1、図16における反時計方向。以下同様)に回転する。第2リンク部材32は、第3回転軸42回りに時計方向に回転する。第2リンク部材32が第3回転軸42回りに時計方向に回転すると、第4回転軸43を介して第2リンク部材32と接続されている第3リンク部材33が左方向(プレス機12から離反する方向)に移動する。第3リンク部材33が左方向に移動すると、第5回転軸44によって第3リンク部材33と接続されている第4リンク部材37が、第6回転軸45回りに反時計方向に回転する。第4リンク部材37が反時計方向に回転するのにともなって、第4リンク部材37と一体のシャフト34も同方向に回転する。シャフト34が反時計方向に回転すると、第5リンク部材35も同方向に回転する。第5リンク部材35が反時計方向に回転するのにともなって、第5リンク部材35と第7回転軸46を介して接続されている第6リンク部材36は左方向に移動する。第6リンク部材36は、第8回転軸47によって吸引部18のブラケット55と接続されている。また、吸引部18は、ガイド部15のガイドレール29に案内されて水平方向にスライドすることができる。従って、第6リンク部材36が左方向に移動すると、それにともなってダクト50はプレス機12から離反する。
図17は、プレス機12から離反したノズル51が、スクレーパ63に接近している状態を図示している。ノズル51は、吸引孔51bの空気吸引作用によってワーク76を吸着している。さらにノズル51がスクレーパ63に接近すると、図18に示すように、ノズル51のノズル溝51a内にスクレーパ凸部63bが入込む。そして、図19に示すように、スクレーパ63の傾斜面63dがワーク76に接触すると、ワーク76はノズル51から引き剥がされる。ノズル51から引き剥がされたワーク76は、シューター64上に落下し、その傾斜に導かれて搬出される。スクレーパ63の先端部63bがR状に形成されているので、スクレーパ63がワーク76に接触する際に、ワーク76に傷が付いてしまうのが防止されている。
プレス機からワークを搬出するのに、吸引ホース内にワークを吸込むことが行われている。しかしながら、このようにしてワークを搬出すると、吸引ホース内を通過するワーク同士が強くぶつかり合って、ワークに傷が付くことがある。このような不具合が、本実施例のワーク搬出装置10では防止されている。
図20に示すように、スクレーパ63の先端部分に厚さが一定な平行部63eを形成し、平行部63eと傾斜面63dを結ぶ遷移部63fをR状にすることもできる。このようにすると、スクレーパ63がノズル51に吸着しているワーク76の上方に確実に入り込み、その後にR状の遷移部63fがワーク76に接触するので、ワーク76を確実に引き剥がし、かつワーク76に傷が付くのをより防止することができる。
本発明に係る技術を適用するのはプレス機のワーク搬出装置に限られず、種々の金属加工機(例えば、パンチ加工機、レーザ加工機)に用いることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
プレス機に取付けられたワーク搬出装置の側面図。 図1のII−II線矢視図。 図1のIII−III線矢視図。 図2のIV−IV線矢視図。 図4のV−V線矢視図。 プレス機に取付けられたワーク搬出装置の側面図。 スクレーパ部の模式的斜視図。 スクレーパの側面図。 図8のIX−IX線矢視図。 プレス機の動作説明図。 同上。 同上。 同上。 ノズルがプレス機内でワークを吸着した状態の説明図。 ワークを吸着したノズルの平面図。 ノズルがプレス機から離反した状態のワーク搬出装置の側面図。 スクレーパにノズルが接近する途中の説明図。 ノズル溝内にスクレーパ凸部が入り込んだ状態の説明図。 スクレーパがノズルからワークを引き剥がしている状態の説明図。 スクレーパの変形例形状を示す側面図。
符号の説明
10:ワーク搬出装置
12:プレス機
14:支持部
15:ガイド部
16:リンク部
18:吸引部
19:スクレーパ部
20:プレート
21:上ラム
23:上型
24:下型
25:昇降機構
26:下サポート
27:第1ビーム
28:第2ビーム
29:ガイドレール
30:上サポート
31:第1リンク部材
32:第2リンク部材
33:第3リンク部材
34:シャフト
35:第5リンク部材
36:第6リンク部材
37:第4リンク部材
38:ベースプレート
40:第1回転軸
41:第2回転軸
42:第3回転軸
43:第4回転軸
44:第5回転軸
45:第6回転軸
46:第7回転軸
47:第8回転軸
50:ダクト
51:ノズル、51a:ノズル溝、51b:吸引孔、51c:流路
52:上ダクトプレート
53:ホース
54:ガイド部材
55:ブラケット
56:下ダクトプレート
61:ブラケット
62:サポートバー
63:スクレーパ、63a:スクレーパ溝、63b:先端部、63c:スクレーパ凸部、63d:傾斜面
64:シューター
71:板押え
72:パンチ
73:ダイ
74:ノックアウトピン
75:被加工材
76:ワーク

Claims (3)

  1. 空気を吸引する孔が設けられたノズル部と、
    ノズル部をプレス機内に進入させてプレス加工されたワークを吸引孔の空気吸引作用でノズル部に吸着させるとともに、ワークを吸着したノズル部をプレス機から離反させるノズル移動手段と、
    プレス機から離反したノズル部に吸着しているワークに接触してノズル部からワークを分離する手段とを備えるワーク搬出装置。
  2. 分離手段のワークとの接触部位が曲面状に形成されている請求項1に記載のワーク搬出装置。
  3. 吸引孔が複数設けられている請求項2に記載のワーク搬出装置。
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