JP3603239B2 - ラック型テーブルにおける配線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等のOA機器を天板上に載置し、それらの機器と天板外の他の機器との接続を、容易に、かつ体裁よく行えるようにしたラック型テーブルにおける配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラック型テーブルは、左右1対の支柱の各々にブラケットを係止し、このブラケット上に天板を架設し、天板上にOA機器を載置して、専ら単独で使用されることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来のラック型テーブルを複数台左右方向に並べて、各テーブル上に載置されたOA機器同士を配線コードにより接続するには、配線コードを支柱の前後いずれかに通さなければならず、前方に通す場合には、美観が損なわれ、また後方に通す場合には、機器との接続が面倒であり、しかもいずれの場合も、長寸のコードを必要とする等の問題がある。
【0004】
特に、近年のLAN等のネットワークを組む場合、機器相互の接続用の配線コード類、特に横送り配線が増加し、上述のような問題が深刻となる。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、天板上に載置した機器に接続する配線コード類、特に横送り配線を、体裁よく、かつ効率よく処理できるようにしたラック型テーブルにおける配線装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 左右1対の支柱の各々にブラケットを係止し、前記ブラケット上に天板を架設したラック型テーブルにおいて、
前記両支柱の後部に取り付けた幕板の前面に、配線コードを収容する左右方向を向くダクトを設けるとともに、前記各支柱における前記ダクトと対応する位置に、配線コードを左右方向に挿通させる開口を形成してなり、さらにダクト及び開口の上下方向の位置を、天板の下限位置よりさらに低くする。
【0007】
(2) 上記(1)項において、支柱の開口に、開閉可能なキャップを取り付ける。
【0008】
( 3 ) 上記(1)または ( 2 ) 項において、天板を支持するブラケットの後部に、支柱の内側面に沿って後方に延出する延出部を設け、各延出部に、配線挿通用の開口が形成された枠材の左右の端部を支持させ、かつ記枠材の開口の直下にダクトを配設する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1〜図5に示すように、左右1対の中空状の支柱(1)(1)の後端部同士は、左右方向を向く上部連結杆(2)と中位部連結杆(3)とにより互いに連結され、両連結杆(2)(3)の間と、中位部連結杆(3)の下方には、それぞれ、上部幕板(4)と下部幕板(5)が、両支柱(1)(1)の後端部に亘って架設されている。
【0010】
両支柱(1)(1)の前端面には、多数の係合孔(6)が上下方向に並べて穿設されており、このいずれかの係合孔(6)に、左右1対のブラケット(7)(7)の後端に設けた下向き鉤状のフック(7a)(図5及び図10〜図12参照)を係止し、左右のブラケット(7)(7)上に天板(8)を載置することにより、天板(8)は、両支柱(1)(1)に高さ調節可能として装着されている。
【0011】
ブラケット(7)には、フック(7a)を支柱(1)の係合孔(6)に係止させたとき、支柱(1)の内側面に密接するようにした後方を向く延出部(9)が連設されている。
【0012】
延出部(9)の上端には、内向き水平片(9a)が、また内向き水平片(9a)の内端には、起立片(9b)が形成されている。
【0013】
左右のブラケット(7)(7)における各延出部(9)の内向き水平片(9a)上には、角管を横長の方形枠状に結合するとともに、中間部に前後方向を向く複数の補強杆(10a)を架設して形成した枠材(10)における左右の側枠杆(10b)が載置され、必要に応じて、各側枠杆(10b)の内側面は、延出部(9)の起立片(9b)に当接され、適宜ねじ止めされる。
【0014】
枠材(10)は、左右の支柱(1)(1)間において、天板(8)の後端より連続するようにして配設されている。
【0015】
枠材(10)における複数の補強杆(10a)と左右の側枠杆(10b)との間には、コードを上下方向に挿通させるための複数の開口(11)が形成され、各開口(11)を挟んで対向する補強杆(10a)及び側枠杆(10b)の側面には、上端が枠材(10)の上面に開口する下向溝(12a)の下端に、前方を向く水平溝(12b)を連設した側面L字状の係合溝(12)が形成されている。
【0016】
(13)(14)(15)は、枠材(10)の各開口(11)を閉塞するカバーで、それらの下面には、上記係合溝(12)の下向溝(12a)に落し込み可能で、かつ水平溝(12b)に係合することにより、カバー(13)(14)(15)の上昇を阻止するようにした外向きの突起(16a)を下端部に有する係合爪(16)が突設されている。
【0017】
図3に示すように、左方のカバー(13)には、切断案内線(17a)に沿って切り離し可能な配線キャップ(17)が設けられている。
【0018】
図3、図8及び図9に示すように、中央のカバー(14)には、何も設けられていない。
【0019】
図3、図6及び図7に示すように、右方のカバー(15)には、上記と同様の配線キャップ(17)の他に、差し込み口(18a)を上向きとしたコンセント(18)が設けられている。
【0020】
各カバー(13)(14)(15)は、係合爪(16)の係合突起(16a)を、係合溝(12)の下向溝(12a)に落し込んだ後、全体を前方へスライドさせて、係合突起(16a)を水平溝(12b)に係合させることにより、枠材(10)に装着される。
【0021】
この装着状態では、例えばプラグ(図示略)をコンセント(18)から引き抜くときのような上向きの力がカバー(13)(14)(15)に掛かっても、カバー(13)(14)(15)が枠材(10)から外れることはない。
【0022】
なお、水平溝(12b)の上縁を、わずかに前下がり傾斜させておくと、カバー(13)(14)(15)を前方にスライドさせたとき、係合突起(16a)が水平溝(12b)の上縁に摺接して、係合爪(16)及びカバー(13)(14)(15)全体が下方に引き下げられ、カバー(13)(14)(15)がより外れにくくなるという利点がある。
カバー(13)(14)(15)を外したい場合には、全体を後方にスライドさせた後、持ち上げるだけでよい。
【0023】
下部幕板(5)の前面中位部には、横送り用の配線コードを支持するための断面ほぼL字状(上向きコ字状としてもよい)の左右方向を向くダクト(19)が設けられている。
【0024】
このダクト(19)は、上記枠材(10)により形成された開口(11)の前後長より大きな前後幅を有するとともに、開口(11)の直下に位置し、かつ天板(8)とともに枠材(10)を予め定めた下限位置に装着したときに、ブラケット(7)等と干渉しないように、それよりさらに低い位置に配設されている。
【0025】
左右の支柱(1)(1)におけるダクト(19)と対応する位置には、配線コードを水平方向に挿通するための開口(20)が設けられており、この開口(20)の外側には、上下方向に摺動して開口(20)を開閉しうるようにしたスライド式のキャップ(21)が装着されている。
(22)は、両支柱(1)(1)の上端部間に架設した棚板である。
【0026】
この実施例によると、形状及び寸法を同一とした複数のラック型テーブルを左右に並べて、それらの互いに隣接する支柱同士を連結し、各天板上に載置したOA機器同士を、ダクトと、支柱に形成した開口とに挿通した横送り配線により、体裁よく、かつ効率よく接続することができる。
【0027】
【発明の効果】
(a) 請求項1記載の発明によると、天板上に載置した機器に接続する配線コード類、特に横送り配線を、体裁よく、かつ効率よく処理することができる。
すなわち、横送り配線をダクトに収容することにより、横送り配線が前後に露呈することがなく、外観を好くすることができ、また横送り配線を支柱の開口に挿通させることにより、使用する配線コードの長さを短くすることができる。
さらに、ダクト及び開口の上下方向の位置を、天板の下限位置よりさらに低くしてあるから、天板等を下限位置まで下げて使用する場合に、ダクトやその中に収容された配線等が天板や天板を支持するブラケット等と干渉することがない。
【0028】
(b) 請求項2記載によると、支柱の開口に、開閉可能なキャップを取り付けてあるから、開口に横送り配線を通さないときの支柱の外観は向上する。
【0029】
( c ) 請求項3記載の発明によると、天板を支持するブラケットの後部に、支柱の内側面に沿って後方に延出する延出部を設け、各延出部に、配線挿通用の開口が形成された枠材の左右の端部を支持させ、かつ前記枠材の開口の直下にダクトを配設してあるから、ダクトによって形成される横送り配線空間に、枠材の開口により形成される縦送り配線空間とを、ダクト部分において体裁よく接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく一部切欠平面図である。
【図4】同じく一部切欠斜視図である。
【図5】同じく要部の拡大分解斜視図である。
【図6】1つのカバーの平面図である。
【図7】同じく正面図である。
【図8】他のカバーの正面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】ブラケットの側面図である。
【図11】同じく平面図である。
【図12】同じく正面図である。
【符号の説明】
(1)支柱
(2)上部連結杆
(3)中位部連結杆
(4)上部幕板
(5)下部幕板
(6)係合孔
(7)ブラケット
(7a)フック
(8)天板
(9)延出部
(9a)内向き水平片
(9b)起立片
(10)枠材
(10a)補強杆
(10b)側枠杆
(11)開口
(12)係合溝
(12a)下向溝
(13)(14)(15)カバー
(16)係合爪
(16a)係合突起
(17)配線キャップ
(17a)切断案内線
(18)コンセント
(18a)差し込み口
(19)ダクト
(20)開口
(21)キャップ
(22)棚板
Claims (3)
- 左右1対の支柱の各々にブラケットを係止し、前記ブラケット上に天板を架設したラック型テーブルにおいて、
前記両支柱の後部に取り付けた幕板の前面に、配線コードを収容する左右方向を向くダクトを設けるとともに、前記各支柱における前記ダクトと対応する位置に、配線コードを左右方向に挿通させる開口を形成してなり、さらにダクト及び開口の上下方向の位置を、天板の下限位置よりさらに低くしたことを特徴とするラック型テーブルにおける配線装置。 - 支柱の開口に、開閉可能なキャップを取り付けた請求項1記載のラック型テーブルにおける配線装置。
- 天板を支持するブラケットの後部に、支柱の内側面に沿って後方に延出する延出部を設け、各延出部に、配線挿通用の開口が形成された枠材の左右の端部を支持させ、かつ前記枠材の開口の直下にダクトを配設したことを特徴とする請求項1または2記載のラック型テーブルにおける配線装置。
Priority Applications (1)
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JP26701996A JP3603239B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | ラック型テーブルにおける配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26701996A JP3603239B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | ラック型テーブルにおける配線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10108740A JPH10108740A (ja) | 1998-04-28 |
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Family
ID=17438933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26701996A Expired - Lifetime JP3603239B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | ラック型テーブルにおける配線装置 |
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1996
- 1996-10-08 JP JP26701996A patent/JP3603239B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH10108740A (ja) | 1998-04-28 |
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