JP3602163B2 - X線管用高圧電源 - Google Patents
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Description
この発明はX線作像装置に用いられる高圧電源、更に具体的に云えば、こう云う電源で使われるインバータを制御する回路に関する。
X線露出の間、X線管の陽極及び陰極の間の高い電圧は注意深く調整しなければならない。この調整は、正しいX線露出が行なわれる様に保証する為に必要なだけでなく、多すぎて有害なX線量が発生されない様に保証する為にも必要である。典型的には、この調整は、X線管に対する高圧電源の出力を感知することによって行なわれる。感知された電圧を選ばれた露出パラメータに対する所望の電圧と比較する。この比較結果を使って、X線管を励振する陽極−陰極間の高電圧の発生を制御する。
【0002】
高圧電源は直列共振インバータ回路を利用することが出来る。その普通の形式が「H形ブリッジ」と呼ばれる。インバータに対する負荷がH形ブリッジの水平枝路に、インダクタンス及び静電容量と直列に接続され、H形の4つの垂直枝路の各々には電気的に作動されるスイッチが入っている。H形の上下の枝路の端の間には高い直流電圧が印加される。対角線上で向かい合った対の電気スイッチの状態を敏速に交番させることにより、負荷の間に交番電圧を印加することが出来る。インバータによって発生される交番電圧が電圧増倍器に結合される。この電圧増倍器は、電圧を、X線管を正しく励振してX線を発生するのに必要なレベルまで増加する。
【0003】
インバータが制御回路によって作動される。この制御回路は、オペレータが選んだ露出に必要な高電圧のレベルを示す指令基準信号を受取る。更に、制御回路は電圧増倍器によって発生された出力電圧の測定値を受取る。この情報を制御回路で用いて、インバータのスイッチ素子に対する特定の駆動周波数を発生する。X線管に対する普通の高圧電源は陰極及び陽極バイアス電位に対して別個のインバータ及び電圧増倍器を用い、2つの電圧増倍器の出力をその中間にある大地節と直列に接続する。陽極インバータは、陽極電圧増倍器が、所定のインバータ駆動周波数で、陰極インバータ及び電圧増倍器の組み合わせより、一層高い出力電圧を発生する様に調節される場合が多い。この構成では、陽極電圧増倍器の出力を指令基準信号と比較して誤差信号を取り出し、この誤差信号が陽極インバータのデューティ・サイクルを強制的に調節して、陽極電圧増倍器からの出力電圧を下げ、X線管を励振する為の所望の電圧レベルに達する様にする。しかし、この方法は、普通「スピット」と呼ばれるX線管の高電圧降伏からの回復の際に問題がある。応答時間は、帯域通過フィードバック・ループの安定性の拘束によって左右されるので、必然的に非常に遅い。回復時間が遅ければ遅い程、X線データが失われ、計算機式断層写真装置の場合は、画像が失われる。
【0004】
この制御方法は、陽極及び陰極の両方に対するインバータの共振周波数の注意深い調節をも必要とする。調節を正しくしないと、制御出来なくなることがある。
【0005】
【発明の要約】
X線管に対する高圧電源が、X線管に対する所望のバイアス電圧の大きさを特定する基準電圧の源を有する。インバータが、制御信号に応答して、直流入力電圧から交番電圧を発生する。この交番電圧が電圧増倍器によって増大させられて、X線管をバイアスする為の出力電圧を発生する。
【0006】
出力電圧の発生はフィードバック制御回路によって調整される。この制御回路は、出力電圧の大きさを表すセンサ信号を発生するセンサを含む。回路が、センサ信号と電圧レベル基準信号との間の差を決定し、その差を積分して積分信号を発生する。別の源が、インバータの動作の100%のデューティ・サイクルに対応する電圧レベルを持つデューティ・サイクル基準信号を発生する。合算装置が積分信号、デューティ・サイクル基準信号及びセンサ信号を算術的に組み合わせて、デューティ・サイクル指令信号を形成する。
【0007】
インバータ駆動器がインバータに対する制御信号を発生する。インバータ駆動器が積分器及び合算装置に結合され、制御信号は積分信号によって定められる周波数を持つと共に、デューティ・サイクル指令信号によって定められるデューティ・サイクルを有する。好ましい実施例では、インバータ駆動器は、積分信号及びデューティ・サイクル指令信号の信号レベルのブール代数論理表式の真理表に基づいて1つの動作状態から別の動作状態に変化する状態装置である。各々の状態が、インバータに対する制御信号のレベルの幾つかの組み合わせの内の1つに対応し、所定の状態にある状態装置が、信号レベルのその組み合わせを持つ制御信号を発生する。
【0008】
【実施例の説明】
最初に図1について説明すると、計算機式断層写真(CT)作像装置10がガントリー12を持ち、それに設けられたX線源13がX線の扇形ビーム14を投射する。X線の扇形ビーム14が作像される患者15を通過して、X線検出器16に入射する。検出器は複数個の検出素子18の配列であり、これらの検出素子が併せて、X線が患者15を透過したことによって生ずる投影像を検出する。ガントリー12及びその上に設けられた部品が回転中心19の周りに回転して、患者の多数の画像を収集する。
【0009】
CT装置10の制御機構がガントリーに付設された制御モジュール21を持ち、これはX線源13に対する電力を供給するX線制御器22、ガントリー12の回転速度及び位置を制御するガントリー・モータ制御器23、検出素子18からの投影データを標本化して、そのデータを後で計算機で処理する為のディジタル・ワードに変換するデータ収集装置(DAS)24を含む。
【0010】
DAS 24の出力が像処理装置25に接続される。この処理装置は、DASからの標本化されてディジタル化された投影データを受取り、公知の方法に従って高速で像を再生する。像再生装置25は配列プロセッサであってよい。再生された像が入力として主計算機26に印加され、この主計算機が大量記憶装置29に像を記憶する。
【0011】
X線制御器22及びガントリー・モータ制御器23が、計算機26からの制御信号を受取る様に接続されている。主計算機26が、主計算機に接続されたオペレータ・コンソール30のキーボードを介してX線技師が入力した、走査に対するパラメータに応答して、適当な制御信号を発生する。再生された像及びその他の性能情報が、主計算機によってオペレータ・モニタ32に表示される。大量記憶装置29はCT作像装置の動作プログラム及び較正プログラムをも記憶している。
【0012】
図2はX線制御器22内にある高圧電源の部品を示しており、これは普通のフィラメント電源及び放出電流監視回路(図面に示してない)をも含んでいる。主計算機26からの制御信号が1組の信号母線40を介して、X線制御器22内にあるX線管制御計算機42に伝えられる。露出の始めに、これらの信号が、X線管13に印加すべき高電圧及び電流のレベルを定める。X線管制御計算機42がこれに応答して、インバータ制御装置44に指令を送り、この制御装置によって陽極インバータ46及び陰極インバータ48に対する1組の制御信号を発生させる。
【0013】
2つのインバータ46、48は同一の構造で、陽極インバータ46に対してだけ細かく示されている。陽極インバータ46は、UL、UR、LL、LRと記した4つのスイッチを持つ標準的なH形ブリッジ構造である。インバータ制御装置44からの4つの制御信号が普通の様にこれら4つのスイッチを作動して、電圧増倍器50に交番電圧を供給する様な形で直流電圧V+ を切換えさせる。具体的に云うと、スイッチUL及びLRが同時に閉じられて、インバータ46のスイッチUR及びLLが開いている間に、一方の極性の電圧を電圧増倍器50に印加する。次に、スイッチLRが開き、スイッチURが閉じて、電圧増倍器50に対する電圧の印加を遮断する。次に、スイッチULがスイッチLRと共に開き、スイッチUR及びLLが閉じて、電圧増倍器50に反対の極性を印加する。その後、スイッチURが開き、スイッチLRが閉じて、電圧増倍器50に対する電圧の印加を遮断する。この後、この過程が繰り返される。陽極インバータ46内での4つのスイッチのこの切換えサイクルが立て続けに行なわれて交番電圧を発生し、それが電圧増倍器50の入力に誘導子47及びキャパシタ49を介して印加される。増倍器、誘導子及びキャパシタがインバータ46に対するRLC回路負荷を構成し、こうしてデューティ・サイクルと共に、インバータのスイッチが動作する周波数によって、X線管電圧を制御することが出来る様にする。
【0014】
各々のインバータ46、48にあるスイッチUL、UR、LL、LRが作動される周波数及びデューティ・サイクルが、1対の電圧増倍器50、52に印加される入力電圧レベルを決定する。電圧増倍器は、一定の利得だけ入力電圧を増大して、その出力に更に高い電圧を発生する。陽極電圧増倍器50の負の出力端子が、作像装置に対する大地に接続された節53で、陰極電圧増倍器52の正の出力端子に接続される。陽極電圧増倍器50の正の出力端子58がX線管13の陽極に接続され、陰極電圧増倍器52の負の出力端子59がX線管の陰極に接続される。
【0015】
陽極電流センサ65が陽極インバータ46からの出力線に結合されて、陽極電圧増倍器50に供給された出力電流のレベルを感知する。感知された電流が所定のレベルを越えた時、信号ACLがインバータ制御装置44に送られる。同様な陰極電流センサ67が、陰極インバータ48からの出力電流レベルが予め定められたレベルを越える時を示す信号CCLをインバータ制御装置に送る。両方の電流限界信号ACL及びCCLは、それらが低の論理レベルを持つ時に真である。
【0016】
陽極電圧増倍器50の正の出力端子58及び陰極電圧増倍器52の負の出力端子59の間に4つの抵抗54、55、56、57が直列に接続される。抵抗54−57の直列接続の中心の節60が回路の大地に接続される。この接続の結果、抵抗54、55が分圧器を形成し、その両端に陽極電圧増倍器50からの出力電圧が印加される。これらの抵抗54、55の値は、抵抗55の両端の電圧が、陽極電圧増倍器50の出力に比例すると共に、X線制御器22内にあるディジタル制御回路と両立し得る比較的低い電圧レベルになる様にする。同様に、抵抗56、57が陰極電圧増倍器52からの電圧に対する分圧器を形成する。これらの抵抗の値は、抵抗56の両端の電圧が、陰極電圧増倍器52の出力に比例する、両立性のある低い電圧になる様にする。
【0017】
陽極電圧感知線61、62が抵抗55の両端を陽極電圧センサ回路66の入力に接続する。同様に、陰極電圧感知線63、64が抵抗56の両端を陰極電圧センサ回路68の入力に結合する。陽極電圧センサ回路66が、電圧増倍器50によって発生された陽極電圧に対応する陽極KVと記す電圧レベルを発生する。同様に、陰極電圧センサ回路68が、電圧増倍器52によって発生された陰極電圧に対応する、陰極KVと記す出力電圧レベルを発生する。両方の信号陽極KV及び陰極KVが、インバータ制御回路44に入力として印加される。インバータ制御回路44がX線露出の所望の陽極−陰極電圧を、信号陽極KV及び陰極KVによって表される実際の陰極及び陽極電圧と比較する。インバータ制御回路44の動作が、X線管を所望の陽極−陰極間の高電圧で励振する様に、インバータ46、48の動作を調整する。
【0018】
図3はインバータ制御回路44を詳しく示す。陽極及び陰極電圧センサ回路66、68からの信号陽極KV及び陰極KVが、第1の合算回路80の反転入力に印加される。合算回路80の非反転入力がX線露出に対する高電圧の所望のレベルを表す、KV基準と記した信号を受取る。
KV基準は、X線技師が所望のX線露出のパラメータをオペレータ・コンソール30(図1)に入力することによって発生される。主計算機26がこう云うパラメータを受取り、それらを指令に変換し、その指令が信号母線40を介してX線管制御計算機42に送られる。この指令から、この計算機42が、KV基準信号の大きさに対応するディジタル値を発生する。このディジタル値が、X線制御器22の内部母線69の一部分であるデータ母線81を介して送られる。同時に、X線管制御計算機42が、やはり母線69の一部分であるアドレス母線82にアドレスを印加して、インバータ制御回路44内にある第1のディジタル・アナログ変換器(DAC)84をアクセスする。アドレス母線82がアドレス復号器86に接続され、この復号器が第1のDAC 84のアドレスに応答して、線87に付能信号を発生する。第1のDAC 84が付能信号に応答して、データ母線81に存在するディジタル値を記憶する。このディジタル値がアナログ信号KV基準に変換され、それが第1のDAC 84によって第1の合算回路80に印加される。KV基準信号は、選ばれた露出に対するX線管13の陽極及び陰極の間の所望の電圧に対応する。
【0019】
陽極KV及び陰極KV信号がKV基準信号から減算されて、第1の合算回路80の出力にある線88に誤差信号を発生する。線88の誤差信号は実際の陽極−陰極間電圧とKV基準信号によって示された所望のレベルとの間の差を示す。この誤差信号が電圧積分器90の入力に印加される。積分器90は、陽極KV、陰極KV及びKV基準の代数和をゼロに等しくする様なレベルに、高電圧制御ループを調節する出力信号を発生する。電気作動のスイッチ92が積分器90と並列に接続されていて、X線管制御計算機42から受取った特定のアドレスに応答して、アドレス復号器86によって発生される制御信号によって作動される。毎回の露出の始めにスイッチ92が閉じられ、積分器をゼロにリセットする。この動作により閉じた制御ループが実効的に開く。予定の遅延の後、スイッチ92が開いて、閉じた制御ループを再び設定する。積分器リセット・スイッチ92の動作が、線95を介して制御計算機42から送られる、X線露出の持続時間を示す動作制御信号を受取る順序制御器93によって制御される。スピット検出器91は、X線管13に高電圧降伏すなわちスピットが起こった時には、何時でも線89を介して順序制御器89に対する出力信号を発生する。順序制御器が受取った信号は、後で詳しく述べるが、インバータ制御回路44の部品に対する正しいタイミングの制御信号を発生するのに使われる。
【0020】
積分器90によって発生された制御信号が、掛算形ディジタル・アナログ変換器94のアナログ入力に印加される。掛算形DAC 94の利得係数は、X線露出の始めに、データ母線81を介して制御計算機42から受取り、アドレス復号器86からの書込み信号に応答して、DAC 94内に記憶される。この利得係数が、特定のX線露出の特定のパラメータに応じて変化するループ伝達関数の変動を補償する様に、誤差信号を正規化する。
【0021】
掛算形DAC 94からの正規化された制御信号が第2の合算回路96の非反転入力に印加される。第2の合算回路96の別の非反転入力が線97の条件づけ信号を受取る。条件づけ信号は閉ループの予想される動作レベルの初期近似である。条件づけ信号の特定の値は、各々の高電圧レベル及び高電圧電源からの予想される負荷に対して選ばれる。これは、露出の始めに、高電圧のターンオン過程の最初の瞬間の間、積分器リセット・スイッチ92が閉じられる時に優先的に利く指令である。積分器リセット・スイッチ92が開いている時、積分器90の出力は、掛算形DAC 94によって正規化されたものが、条件づけ信号と代数的に加算され、制御ループの釣合いをとる。
【0022】
条件づけ信号97は、選ばれたX線露出の所定の1組のパラメータの関数である方程式を用いて、X線管制御計算機42によって発生される。X線露出の始めに、計算機42が条件づけ係数を計算し、それが第2の掛算形DAC 98に転送される。第2の掛算形DAC 98のアナログ電圧基準入力が抵抗−キャパシタ(RC)回路99によって一定電圧源VREF に接続される。RC回路99が指数関数的に変化する電圧をこの入力に印加する。スイッチ95がRC回路99のキャパシタの両端に接続され、X線露出の合間に回路をリセットすると共に、順序制御器93からの信号によって作動される。
【0023】
各々の種類のX線露出に対する条件づけデータが、CT装置の較正段階の間に決定される。その時、X線装置を作動して、相異なるX線露出を行なう。毎回の露出の間、第2の合算回路96の出力が、アナログ・ディジタル変換器(ADC)102を付能することによって標本化される。付能された時、アナログ・ディジタル変換器102がそのディジタル出力の値をデータ母線81を介してX線管制御計算機42に印加する。この標本化は、X線露出の内で、制御ループが休止状態に達した点で行なわれる。アナログ・ディジタル変換器102からのデータがX線管制御計算機44のメモリに記憶される。一旦全ての相異なる露出に対するデータが収集されたら、普通の曲線あてはめ方法を用いて、露出パラメータの関数としてのデータに対する方程式が導き出される。この方程式が記憶され、第2の掛算形DAC 98に対する条件づけ係数を決定する。
【0024】
条件づけ信号を使うことは、従来のフィードバック・ループ方式に較べて、制御ループが比較的急速に安定化することが出来る様にする点で、重要な利点がある。これはX線管の降伏すなわちスピットの後、特に役立つ。その場合、フィードバック・ループの初期状態が条件づけ信号によって設定され、これはその後多少の変動に対して若干調節するだけでよいから、X線管の正しい励振は非常に急速に回復することが出来る。
【0025】
第2の合算回路96で発生された電圧レベルが、インバータ46、48にあるスイッチUL、UR、LL、LRが、所望の励振電圧を発生する為に作動される速度を定める。この信号がインバータ駆動器105、具体的に云うと、電圧から周波数への変換器104の入力に印加される。この変換器が、切換え速度に対応する周波数を持つ出力信号を発生する。この場合、周波数が低い信号は、図2に示すインバータ/電圧増倍器の組み合わせから一層高い出力電圧を発生する。変換器104によって発生されたこの周波数信号が、陽極電圧から位相への変換器106及び陰極電圧から位相への変換器108に印加される。
【0026】
第2の合算回路96の出力が第3の合算回路110の反転入力にも印加される。この合算回路は、夫々反転及び非反転入力に陽極KV及び陰極KV信号を受取る。源103が、インバータ46、48の100%のデューティ・サイクルに対応する基準電圧を第3の合算回路110の非反転入力に供給する。第3の合算回路110が入力信号を代数的に加算して、電圧増倍器50、52によって発生された陽極及び陰極電圧を釣り合わせる様に調節された所望の陽極インバータ平均デューティ・サイクルを表す出力電圧を発生する。第3の合算回路110からのこの出力電圧が、インバータ駆動器105にある陽極電圧から位相への変換器106に陽極デューティ・サイクル指令として印加される。この変換器106がこのデューティ・サイクル指令及び変換器104からの周波数信号に応答して、図2に示す陽極インバータ46内にある4個のスイッチを作動する1組の出力信号を発生する。インバータのスイッチUL、UR、LL、LRの動作によって発生される交番電圧信号が、陽極電圧増倍器50の入力に印加されて、高電圧の正しいレベルを発生し、この高電圧がX線管13の陽極と大地の間に印加される。
【0027】
同様に、第4の合算回路112が第2の合算回路96からの出力、陽極KV及び陰極KV信号及び100%デューティ・サイクル基準電圧を受取る。陽極KV及び陰極KV信号を受取る第4の合算回路112の入力の極性が、第3の合算回路110に於けるこれらの信号の入力の極性とは逆になっていて、正しい陰極デューティ・サイクル指令を発生する様になっていることに注意されたい。第4の合算回路112の出力がデューティ・サイクル指令として陰極電圧から位相への変換器108に印加され、この変換器が陰極インバータ48内にあるスイッチを作動する1組の制御信号を発生する。
【0028】
図4は1実施例の電圧から位相への変換器106、108を示す。この実施例では、電圧から周波数への変換器104が矩形波発生器120を持ち、これが、第2の合算回路96から受取った周波数指令の電圧レベルに対応する周波数を持つCLKINと記す矩形波出力信号を発生する。電圧から周波数への変換器104は三角波発生器122をも持っており、これが周波数指令によって定められた周波数を持つ三角波形を発生する。三角波形が、その反転入力にデューティ・サイクル指令を受取る比較器124の非反転入力に印加される。その結果、比較器124が、デューティ・サイクル指令電圧のレベルに対応するデューティ・サイクルを持つΦと記す矩形波出力信号を発生する。
【0029】
信号Φ及びCLKINが非同期有限状態装置126のディジタル入力に印加される。状態装置126が信号CLKINを2で除して間隔タイミング信号CLKを発生する。状態装置126の別のディジタル入力が、X線露出に対する電流限界に達した時に陽極又は陰極電流センサ65又は67(図2)によって発生される電流限界信号ACL又はCCLを受取る。状態装置126が順序制御器93からのオン/オフ信号によって作動され、オフである時、状態装置がインバータの全てのスイッチを開く。
【0030】
状態装置126は、入力として制御信号及び状態変数を受取って、出力として状態変数(スイッチ制御信号)を発生する組み合わせ論理ブロックで構成される。状態装置は、アドバンス・マイクロ・デバイセズ・インコーポレーテッド社によって製造される22V10形プログラマブル論理配列を用いて構成することが出来る。状態装置が動作する8個の有効な状態131−138が図5に示されている。矢印はある状態から別の状態への許される変化を夫々表し、入力信号CLK、Φ及び電流限界信号CL(ACL又はCCLの何れか)のブール代数の論理表式が、関連する状態変化が起こる時を決定する。所定の状態変化(即ち、状態132と133の間)に対する表式が定められていない場合、その変化は、スイッチの出力レベルが前の状態に一旦設定されると、自動的に起こる。各々の状態にある4つの2進ビットが制御信号UL、LL、UR、LR(左から右へ読む)のレベルを表し、従ってインバータ46又は48内にある対応するスイッチの導電状態を表す。インバータのスイッチは、それに関連するスイッチ制御信号が高又は1の論理レベルである時に導電し、関連する制御信号が低又は0の論理レベルである時に非導電である。状態131、133、135、137が、夫々インバータ46、48がオフ、正の電圧がオン、オフ、及び負の電圧がオンである主な状態である。2つのスイッチ制御信号のレベルが1つの主な状態から次の主な状態へ変化し、スイッチ制御信号が変化する順序が重要である。正しい順序になる様に保証する為、中間の状態132、134、136、138が使われている。入力信号のブール代数による論理表式は、1つの主な状態からの変化が起こる為には真でなければならないが、関連する中間の状態から次の主な状態への変化は、一旦状態装置がスイッチ制御信号のレベルを中間状態で設定した時に自動的に起こる。
【0031】
状態装置126に対する入力信号の波形及びインバータのスイッチを制御する対応するスイッチ制御信号の波形が、X線制御器22の通常の動作に対して図6に示されている。スイッチ制御信号の相対的な位相関係は、このモードでは、発生しようとする所要の高電圧レベルに応じて変化する。通常の動作では、電圧増倍器に供給される電圧がCLKINを通じての切換え周波数、そしてΦを通じてのデューティ・サイクルの制御によって調整される。Φが低の論理レベルになると、インバータ・ブリッジはオンからオフ状態に切換わり、Φが再び高の論理レベルになるまでオフにとゞまる。インバータの出力の電圧をVL で表してある。図7は陽極陰極間電圧が露出に希望するレベルより低い時の制御回路の動作を示す。この場合、Φが低の論理レベルになることは決してなく、スイッチの状態が信号CLKの切換えに基づいて変化することに注意されたい。この場合、インバータ46、48のスイッチの動作は完全に同相であって、対応する電圧増倍器50又は52の入力に最大電圧を印加する。図8は、陽極陰極間電圧がX線露出に希望するレベルより高い場合の信号の波形を示す。この場合、信号Φが絶えず低の論理レベルであり、その結果、スイッチはオフ状態にとゞまる様に強制される。インバータがオフであると、電圧レベルが最終的に許容レベルまで下がり、スイッチが通常のサイクル動作を再び開始する。
【0032】
図9は電流センサ65又は67がX線管のスピットの様な突然の過負荷からの回復時に起こる様に、真の電流限界信号ACLを発生した時の状態を示す。電流限界信号は、波形内の3つの下向きパルスの間の様に、低の論理レベルの時に真である。動作は図6に示した通常の動作と同様に開始される。しかし、信号ACLが低になると、信号Φの指令によるよりも一層速く、スイッチがオン状態からオフ状態に変化する。その後、次の通常のターンオン時刻まで、スイッチはオフにとゞまる。
【0033】
【発明の効果】
こうしてインバータ制御信号を発生することにより、一杯のオンから一杯のオフまでの最大限の制御範囲が得られる。インバータに対する従来の制御器は、一杯のオン及び一杯のオフの近くでの動作点では、制御出来なくなることを防ぐ為に、微妙なデューティ・サイクルの較正を必要としていた。この発明では、こう云う較正を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】計算機式断層写真作像装置のブロック図。
【図2】図1に示したX線制御器内にある高圧電源のブロック図。
【図3】図2のインバータ制御回路の回路図。
【図4】インバータ制御回路に使われる電圧から位相への変換器の1実施例のブロッ図。
【図5】図4の変換器の動作を示す状態線図。
【図6】4つの異なる動作状態の間の、図4の回路の種々の点に表れる信号の波形を示すグラフ。
【図7】4つの異なる動作状態の間の、図4の回路の種々の点に表れる信号の波形を示すグラフ。
【図8】4つの異なる動作状態の間の、図4の回路の種々の点に表れる信号の波形を示すグラフ。
【図9】4つの異なる動作状態の間の、図4の回路の種々の点に表れる信号の波形を示すグラフ。
【符号の説明】
26 主計算機
30 オペレータ・コンソール
42 X線管制御計算機
44 インバータ制御回路
46,48 インバータ
50,52 電圧増倍器
66,68 電圧センサ回路
80,110,112 合算装置
90 積分器
103 基準デューティ・サイクル信号の源
105 インバータ駆動器
Claims (15)
- X線管をバイアスする高圧電源に於て、前記X線管に対する所望のバイアス電圧の大きさを表す基準電圧レベルの第1の源と、制御信号に応答して直流入力電圧から交番電圧を発生するインバータと、該インバータに接続されていて、前記交番電圧を増加し、こうして電源の出力電圧を発生する電圧増倍器と、前記出力電圧を感知して、該出力電圧の大きさを表すセンサ信号を発生する電圧センサと、前記第1の源及び前記電圧センサに結合されていて、前記センサ信号及び前記電圧レベル基準信号の間の差を決定する回路と、該回路に接続されていて、前記出力電圧及び前記電圧レベル基準信号の間の差を積分して積分信号を発生する積分器と、デューティ・サイクル基準信号の第2の源と、前記積分器、前記第2の源及び前記電圧センサに結合されていて、前記積分信号、前記デューティ・サイクル基準信号及び前記センサ信号を組み合わせて、デューティ・サイクル指令信号を発生する合算装置と、前記積分器及び前記合算装置に結合されていて、周波数が前記積分信号によって定められる制御信号であって、且つデューティ・サイクルが前記デューティ・サイクル指令信号によって定められる様な前記インバータに対する制御信号を発生するインバータ駆動器とを有する高圧電源。
- 更に、条件づけ信号を前記積分信号と組み合わせて、前記積分信号の代わりに、前記合算装置及び前記インバータ駆動器に印加される合成信号を発生する別の合算装置と、前記合成信号の近似であって、前記別の合算装置に接続される条件づけ信号の第3の源とを有する請求項1記載の高圧電源。
- 前記合成信号を標本化して条件づけ信号を定める機構を有する請求項2記載の高圧電源。
- 前記インバータ駆動器が、前記積分信号によって制御される共通の周波数を持つ第1の信号及び三角波信号を発生する電圧から周波数への変換器と、前記三角波信号及び前記デューティ・サイクル指令信号に結合された入力を持ち、第1及び第2の論理レベルを持つ信号Φを発生する差動増幅器と、前記電圧から周波数への変換器及び前記差動増幅器からの信号に応答して、制御信号を発生する信号発生器とを有する請求項1記載の高圧電源。
- 前記信号発生器が、その各々が、前記インバータに対する制御信号のレベルの幾つかの組み合わせの内の1つに対応する様な複数個の状態を持つ状態装置で構成される請求項4記載の高圧電源。
- 前記信号発生器が、前記第1の信号を2で除すことによって信号CLKを発生し、前記状態装置は、前記インバータに一方の電圧の極性を前記電圧増倍器に印加させる様な制御信号が発生される第1の状態、前記インバータに前記電圧増倍器に対して電圧を印加させない様な制御信号が発生され、前記信号CLKが第3の論理レベルを持つこと又は信号Φが第2の論理レベルを持つことに応答して、第1の状態から第2の状態への変化が起こる様な第2の状態、前記インバータに反対の電圧の極性を前記電圧増倍器に印加させる様な制御信号が発生され、前記信号CLKが第3の論理レベルを持つこと並びに前記信号Φが第1の論理レベルを持つことに応答して第2の状態から第3の状態への変化が起こる様な第3の状態、及び前記インバータに前記電圧増倍器に対して電圧を印加させない様な制御信号が発生され、信号CLKが第4の論理レベルを持つこと又は信号Φが第2の論理レベルを持つことに応答して第3の状態から第4の状態への変化が起こり、且つ信号CLKが第4の論理レベルを持つこと並びに信号Φが第1の論理レベルを持つことに応答して第4の状態から第1の状態への変化が起こる様な第4の状態を持っている請求項4記載の高圧電源。
- 前記インバータの出力電流が所定のレベルを越えた時に論理レベル真を持ち、他の時に論理レベル偽を持つ信号CLを発生する電流センサを有する請求項4記載の高圧電源。
- 前記信号発生器が第1の信号を2で除すことによって信号CLKを発生し、前記状態装置が、前記インバータに一方の電圧の極性を前記電圧増倍器に印加させる様な制御信号が発生される第1の状態、前記インバータに前記電圧増倍器に対して電圧を印加させない様な制御信号が発生され、信号CLKが第3の論理レベルを持つこと又は信号Φが第2の論理レベルを持つこと又は信号CLが論理レベル真を持つことに応答して、第1の状態から第2の状態への変化が起こる様な第2の状態、前記インバータに反対の電圧の極性を前記電圧増倍器に対して印加させる様な制御信号が発生され、信号CLKが第3の論理レベルを持ち、信号Φが第1の論理レベルを持ち且つ信号CLが論理レベル偽を持つことに応答して、第2の状態から第3の状態への変化が起こる様な第3の状態、及び前記インバータに電圧を前記電圧増倍器に対して印加させない様な制御信号が発生され、信号CLKが第4の論理レベルを持つこと又は信号Φが第2の論理レベルを持つこと又は信号CLが論理レベル真を持つことに応答して、第3の状態から第4の状態への変化が起こり、且つ信号CLKが第4の論理レベルを持ち、信号Φが第1の論理レベルを持ち且つ信号CLが論理レベル偽を持つことに応答して、第4の状態から第1の状態への変化が起こる様な第4の状態を有する請求項7記載の高圧電源。
- X線管の陽極及び陰極をバイアスする高圧電源に於て、X線管に対する所望のバイアス電圧の大きさを表す基準電圧レベルの第1の源と、陽極インバータ制御信号に応答して直流入力電圧から交番陽極バイアス電圧を発生する陽極インバータと、該陽極インバータに接続されていて、前記交番電圧を増加して、陽極出力電圧を発生する陽極電圧増倍器と、前記陽極出力電圧を感知して、該陽極出力電圧の大きさを表す第1のセンサ信号を発生する陽極電圧センサと、陰極インバータ制御信号に応答して直流入力電圧から交番陰極バイアス電圧を発生する陰極インバータと、該陰極インバータに接続され、前記交番電圧を増加して、陰極出力電圧を発生する陰極電圧増倍器と、前記陰極出力電圧を感知して、該陰極出力電圧の大きさを表す第2のセンサ信号を発生する陰極電圧センサと、前記第1の源及び前記陽極及び陰極電圧センサに結合されていて、前記第1及び第2のセンサ信号及び電圧レベル基準信号の組み合わせの間の差の程度を表す差信号を発生する回路と、該回路に接続されていて、前記差信号を積分して積分信号を発生する積分器と、デューティ・サイクル基準信号の第2の源と、前記積分器、前記第2の源及び前記陽極及び陰極電圧センサに結合されていて、前記積分信号、デューティ・サイクル基準信号及び第1並びに第2のセンサ信号を組み合わせて、陽極デューティ・サイクル指令信号を発生する第1の合算装置と、前記積分器、前記第2の源及び前記陽極及び陰極電圧センサに結合されていて、前記積分信号、前記デューティ・サイクル基準信号及び前記第1並びに第2のセンサ信号を組み合わせて陰極デューティ・サイクル指令信号を発生する第2の合算装置と、前記積分器及び前記第1並びに第2の合算装置に結合されていて、周波数が前記積分信号によって定められ、デューティ・サイクルが前記陰極デューティ・サイクル指令信号によって定められる陰極インバータ制御信号を発生すると共に、周波数が前記積分信号によって定められ、デューティ・サイクルが前記陽極デューティ・サイクル指令信号によって定められる陽極インバータ制御信号を発生するインバータ駆動器とを有する高圧電源。
- 条件づけ信号を前記積分信号と組み合わせて、前記積分信号の代わりに、前記第1並びに第2の合算装置及び前記インバータ駆動器に印加される合成信号を発生する別の合算装置と、前記合成信号の近似であって、前記別の合算装置に接続される条件づけ信号の第3の源とを有する請求項9記載の高圧電源。
- 前記積分信号を標本化して条件づけ信号を定める機構を有る請求項10記載の高圧電源。
- 前記陽極及び陰極インバータの夫々1つがH形ブリッジに接続された4個のスイッチを持っていて、該スイッチが前記インバータ駆動器からの制御信号によって制御される請求項9記載の高圧電源。
- 前記陽極インバータが所定のレベルを越える出力電流を発生した時に前記陽極インバータ制御回路に対して真の電流限界信号を供給する陽極電流センサと、前記陰極インバータが予め定められレベルを越える出力電流を発生する時に前記陰極インバータ制御回路に対して別の真の電流限界信号を供給する陰極電流センサとを有する請求項12記載の高圧電源。
- 前記インバータ駆動器が、前記積分信号によって制御される共通の周波数を持つ第1の信号及び三角波信号を発生する信号発生器と、前記陽極インバータのスイッチを作動する制御信号を発生する陽極インバータ制御回路と、前記陰極インバータのスイッチを作動する制御信号を発生する陰極インバータ制御回路とを含む請求項13記載の高圧電源。
- 前記陽極及び陰極インバータ制御回路の夫々1つが、前記三角波信号に結合される1つの入力、前記陽極デューティ・サイクル指令信号及び陰極デューティ・サイクル指令信号の内の一方に結合される別の入力を持っていて、第1及び第2の論理レベルを持つ信号Φを発生する差動増幅器と、前記第1の信号を2で除すことによって、第3及び第4の論理レベルを持つ信号CLKを取り出す状態装置とで構成されており、該状態装置は、前記インバータに前記電圧増倍器に対して一方の電圧の極性を印加させる様な制御信号が発生される第1の状態、前記インバータに前記電圧増倍器に対して電圧を印加させない様な制御信号が発生されると共に、信号CLKが前記第3の論理レベルを持つこと又は信号Φが前記第2の論理レベルを持つこと又は信号ACL又は真の電流限界信号に応答して第1の状態から第2の状態への変化が起こる様な第2の状態、前記インバータに反対の電圧の極性を前記電圧増倍器に印加させる様な制御信号が発生され、信号CLKが第3の論理レベルを持つこと並びに信号Φが第1の論理レベルを持つこと並びに虚偽の電流限界信号に応答して、第2の状態から第3の状態への変化が起こる様な第3の状態、及び前記インバータに前記電圧増倍器に対して電圧を印加させない様な制御信号が発生され、信号CLKが第4の論理レベルを持つこと又は信号Φが第2の論理レベルを持つこと又は真の電流限界信号に応答して、第3の状態から第4の状態への変化が起こると共に、信号CLKが第4の論理レベルを持つこと並びに信号Φが第1の論理レベルを持つこと及び虚偽の電流限界信号に応答して、第4の状態から第1の状態への変化が起こる様な第4の状態を有する請求項14記載の高圧電源。
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