JP3602090B2 - 選曲と映像選択のユーザインタフェースに特徴を有するカラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はカラオケ装置に関し、とくに、利用者にさりげなく選曲と映像選択を促すユーザインタフェース技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
カラオケボックスの来店者は、もっぱらカラオケを歌うことを目的に来ているので、自分が歌いたい曲をカラオケ目次本で探し、カラオケ装置のリモコンを操作して選曲予約を行うことをあまりいとわない。これに対して、接客の補助手段としてカラオケ装置を設置しているバーやクラブのような飲食店の場合、来店者が積極的にカラオケを歌いたいとは限らないので、2万曲を超える楽曲が掲載された分厚いカラオケ目次本を何となく開いても、何を歌おうか決めかね、曲探しが面倒くさくなってしまうといった状況になりやすい。そこでは、お店のママさんがお客さんに代わって、お客さんの歌いそうな曲を探して予約し、歌うことを促すような接客がよく行われている。
【0003】
特許第3124243号には、歌おうとする曲を決めていない人が何を歌おうかなと考えながら選曲する場合に便利な曲検索システムが開示されている。この検索システムでは、カラオケ楽曲データベースに登録されている膨大な数の楽曲がさまざまな観点で分類されており、その分類カテゴリーを多階層の検索メニューの形式で利用者につぎつぎと提示し、利用者が選択を繰り返すことで、最終的に利用者が選んだ分類条件に適合する楽曲集合を利用者に提示している。このシステムでは、その検索機能自体を一種のコンピュータゲームのような感覚で楽しむことができるが、コンピュータを相手に対話的に操作を進めることを楽しいと感じない人にとっては、検索システムを操作すること自体がカラオケ目次本をめくるのよりも面倒くさいことになる。
【0004】
また、カラオケ装置のある機種では、曲を選んで演奏するときに歌詞の背景映像も利用者が選択できるものがある。具体的には、まず選曲予約を受け付けて、その曲の演奏の順番が来たときに、演奏開始の前後の所定期間において特定の選択操作を受け付け、利用者が好みの映像カテゴリーを指定できるようになっている。しかし、演奏開始の時間帯にさまざまな操作を強いられることは歌唱準備に専念できないなど、お客さんに敬遠されがちであり、お客さんが気楽にさりげなく利用できるサービスとは言い難い。
【0005】
【発明の開示】
この発明に係るカラオケ装置は、お客さんに何となく気楽に選曲したり映像選択してもらってカラオケの利用促進を図ることを目的として開発されたものであって、基本となる発明は、つぎの事項(1)〜(11)により特定されるものである。
(1)カラオケ楽曲データベースと、映像データベースと、歌集データファイルと、入力手段と、制御手段を備えるカラオケ装置であること
(2)カラオケ楽曲データベースは、音楽演奏データと映像指定データを含む楽曲を格納すること
(3)映像指定データは、属性に対応づけられた映像データを複数指定すること
(4)映像データベースは、複数の映像データを格納すること
(5)歌集データファイルは、属性と歌集タイトルを対応づけること
(6)入力手段は、利用者からの各種入力を受け付けること
(7)制御手段は、第1〜第4処理を行うこと
(8)第1処理は、複数の歌集タイトルを一覧的に提示して利用者からの歌集特定入力を受け付けること
(9)第2処理は、第1処理で特定された歌集タイトルの属性を有する映像指定データの楽曲を一覧的に提示して利用者からの楽曲特定入力を受け付けること
(10)第3処理は、第2処理で特定された楽曲の映像指定データに基づいて第1処理で特定された歌集タイトルの属性を有する映像データを選択すること
(11)第4処理は、第2処理で特定された楽曲の音楽演奏データを演奏させるとともに、第3処理で選択した映像データを表示出力させること
【0006】
この発明は、上記の構成を基本とし、これに以下の事項(A)〜(D)を適宜に加えて実施することができる。
(A)制御手段は、順位付け処理を可能とし、順位付け処理は、操作入力に基づき、歌集データファイル中の各歌集に順位付けをし、第1処理は、順位付けに従って歌集の表示順を決めること
(B)第1処理は、歌集別の利用履歴に従って歌集の表示順を決めること
(C)制御手段は、歌集廃止処理を可能とし、歌集廃止処理は、歌集別の利用履歴に基づいて利用の少ない歌集を廃止すること
(D)制御手段は、歌集作成処理を可能とし、歌集作成処理は、カラオケホスト装置から通信により指示された内容に従って新たな歌集を作成すること
【0007】
【発明の実施の形態】
===カラオケ装置の基本構成===
この発明の一実施例による通信カラオケ装置のハードウェア主体の概略構成を図1に示している。
カラオケ装置は、パソコン相当のコンピュータ応用機器であって、中央処理装置1がCPU・ROM・RAMを含んだコンピュータ本体であり、大容量の外部記憶であるハードディスク装置2と、加入電話回線またはISDN回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置3と、利用者からの入力情報を受け付けるとともに利用者に向けて案内情報や応答情報を提示する利用者インタフェース装置4と、MIDIデータを主体にした音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置5と、伴奏音楽やマイクロホンからの音響信号を増幅してスピーカーから発音する音響装置6と、CRTやLCDあるいはPDPなどを用いた映像表示装置7と、この映像表示装置7に表示すべき画像データを処理する画像処理装置8と、CD−ROMやDVD−ROMを再生する光ディスク装置9などを備えている。利用者インタフェース装置4には、装置本体の操作パネル(キーボードとディスプレイ)が含まれるとともに、赤外線などの無線通信を利用したリモコン操作器4aが付属している。
【0008】
===待ち行列管理と演奏制御の基本動作===
中央処理装置1は適宜な記憶部に演奏予約の待ち行列を作成し、カラオケ楽曲の演奏順番を管理している。利用者インタフェース装置4により入力される演奏予約データ中に楽曲を特定する6桁の数字からなる楽曲番号が含まれている。中央処理装置1は、演奏予約データが入力されたならば、その中の楽曲番号がカラオケ楽曲データベースに登録されている演奏可能な楽曲の番号であることを確認した上で、その楽曲番号を待ち行列に登録する。
【0009】
中央処理装置1は、待ち行列から登録順に楽曲番号を取り出し、ハードディスク装置2のカラオケ楽曲データベースから該当するカラオケ楽曲データを取り出して処理する。1つの楽曲番号に対応する1曲分のカラオケ楽曲データは、MIDIデータやADPCMデータなどで表現されたカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽演奏データと、伴奏音楽に同期した歌詞字幕を表示するための歌詞字幕データと、伴奏音楽の出力期間に前記歌詞字幕の背景として表示すべき映像データを直接または間接に指定する映像指定データと、当該楽曲のタイトルやアーチストや著作者を字幕表示するための楽曲説明字幕データなどが対応づけされたデータ群である。
【0010】
なお、ハードディスク装置2と光ディスク装置9を記憶資源として、カラオケ背景として表示される映像データベースも構築されており、中央処理装置1はカラオケ楽曲データ処理の一環として前記映像指定データに基づいて映像データベースから適宜な映像データを取り出して画像処理装置8に受け渡し、歌詞字幕とともに映像表示装置7により表示する。
【0011】
===マルチ映像楽曲===
さきに説明したように、1曲分のカラオケ楽曲データには、伴奏音楽の出力期間に歌詞字幕と組み合わせて表示すべき映像データを直接または間接に指定する映像指定データが含まれている。ある楽曲を演奏するときに、その楽曲に付属の映像指定データに基づいて映像データベースから該当する映像データが取り出されて表示される。この仕組みにより、楽曲の曲調や詞の内容にふさわしいカラオケ映像を表示するようにしている。なお、ある楽曲を演奏するときにその楽曲付属の映像指定データにより必ず決まったカラオケ映像が表示される仕組みと、映像指定データには不確定な要素(たとえば「川の流れの風景」という映像カテゴリーで指定するなど)が含まれていて、同一楽曲でも演奏するごとに表示されるカラオケ映像が変わる仕組みとがある(たとえば「川の流れの風景」というカテゴリーに分類された多数の映像区分の中から演奏時にランダムに選出された映像区分が表示される仕組み)。
【0012】
以上の説明は「マルチ映像楽曲」の特徴について述べたものではない。カラオケ映像選択の一般的な仕組みについての説明である。
「マルチ映像楽曲」とはつぎのようなものを指す。たとえば「長き川の流れのように」というタイトルの曲があるとする。この楽曲を演奏するときのカラオケ映像として、▲1▼この曲をヒットさせたアーチスト(プロ歌手)が出演するプロモーションビデオのような映像番組(本人出演番組とする)と、▲2▼美しい大河の風景を上流から河口まで実写した映像番組(一般風景番組とする)、▲3▼川の流れの変遷を連想させるようなコンピュータグラフィックスにより制作された映像番組(CGアート番組とする)とが用意されていて、「長き川の流れのように」を演奏するときには本人出演番組▲1▼か一般風景番組▲2▼かCGアート番組▲3▼のいずれか1つを選んで表示するように論理構成されている。そのような楽曲を「マルチ映像楽曲」と称している。
【0013】
この例の「長き川の流れのように」のカラオケ楽曲データには、本人出演番組▲1▼のための第1の映像指定データと、一般風景番組▲2▼のための第2の映像指定データと、CGアート番組▲3▼のための第3の映像指定データが含まれている。以上の事柄を一般的に表現すると、マルチ映像楽曲については前記映像指定データとして複数の番組選択肢が含まれており、マルチ映像楽曲の演奏時には前記番組選択肢が択一されることで演奏中に表示すべき映像番組が決まる、ということである。
【0014】
===索引情報と歌集===
この発明の一実施例においては、カラオケ楽曲データベースの索引情報として図2に例示するような索引テーブルをハードディスク装置2に作成している。図2に示した索引テーブルにおいて、左端の6桁の数字は楽曲番号であり、目次本に掲載されている選曲番号と同じ楽曲IDである。図2では多数の項目にわたる属性情報の一部しか表記していない。曲ジャンル番号とは、演歌・ポップス・民謡・童謡などの音楽ジャンルを区別する番号であり、各楽曲がどのジャンルに分類されているのかを示す。この他に、デュエットで歌う楽曲、メドレー編成になっている楽曲、レコード大賞を受賞した楽曲など、さまざまな観点で楽曲の属性を表現する多数の項目が設定されており、○印を付けた属性項目がその楽曲の該当属性であることを表している。
【0015】
またアニメ特撮BGVというのは、カラオケ映像番組としてアニメ映像や特撮映像が用意されている楽曲を示す項目である。同様に本人出演BGVというのは、カラオケ楽曲の元歌アーチストの出演しているカラオケ映像番組が用意されている楽曲を示す項目である。さらにアダルトBGVというのは、カラオケ映像番組として成人向け映像が用意されている楽曲を示す項目である。該当する場合に○印が付けられる。前述したマルチ映像楽曲だけでなく、その他の楽曲でも該当する項目に○印が付けられる。
【0016】
カラオケ楽曲データベースには2万曲を超える楽曲が登録されているが、中央処理装置1は前記の索引テーブルの内容に基づいて、数十から百ほどの歌集を作成する。たとえば「レコード大賞」というタイトルが付けられた歌集は、レコード大賞を受賞した楽曲の楽曲IDを集合化したデータファイルである(「レコード大賞」という属性項目に○印の付いた楽曲IDのデータ集合)。同様に「デュエット」というタイトルが付けられた歌集には、「デュエット」という属性項目に○印の付いた楽曲IDが集合化されている。
【0017】
索引テーブルのカラオケ映像に関する属性項目に基づいても歌集が編成されることになる。たとえば「本人出演」というタイトルが付けられた歌集は、元歌アーチストの出演するカラオケ映像番組が用意されている楽曲の楽曲IDを集合化したデータファイルである。同様に「アニメ特撮」というタイトルが付けられた歌集には、アニメや特撮により制作されたカラオケ映像番組が用意されている楽曲が集合化されている。同様に「CGアート」というタイトルが付けられた歌集には、コンピュータグラフィックスにより制作されたカラオケ映像番組が用意された楽曲が集合化される。
【0018】
もちろん、複数の属性項目のAND条件やOR条件に基づいて歌集を編成することもできる。たとえば「グループサウンズ」という属性項目と「バラード」という属性項目の両方に○印の付いている楽曲IDを集合化した歌集を作成し、それに「懐かしのグループサウンズ・バラード集」というタイトルを付ける。
【0019】
前述した仮想の楽曲「長き川の流れのように」がレコード大賞の受賞曲であるとすると、この曲は「レコード大賞」というタイトルの歌集に掲載される。またカラオケ映像の属性に基づいて、「長き川の流れのように」という楽曲は「本人出演」というタイトルの歌集に掲載されるとともに、「CGアート」というタイトルの歌集にも掲載される。
【0020】
===演奏履歴と歌集===
よく知られているように、中央処理装置1はハードディスク装置2にカラオケの演奏履歴テーブルを作成している。演奏履歴としては、リクエスト曲を演奏するごとに楽曲IDと演奏日時を記録するとともに、楽曲別の演奏回数や最新演奏日時などを整理して演奏履歴テーブルを作成する。中央処理装置1は、この演奏履歴テーブルの内容にも基づいて歌集を作成する。たとえば、演奏回数の多い順に選んだ楽曲IDの集合を「みんなの十八番」というタイトルの歌集にしたり、演奏日時の新しい楽曲IDの集合を「最近歌った曲」というタイトルの歌集にする。また、前記索引テーブルと前記演奏履歴テーブルの両方の内容をリンクさせて歌集を作成することもできる。たとえば、「ハイノート」という属性項目に○印が付いていて演奏回数がある程度多い楽曲IDを集合化し、「みんなで挑戦キーの高い曲」という歌集タイトルを付ける。
【0021】
また特許第3143456号公報に詳しく開示されているように、中央処理装置1は個人別の演奏履歴も記録している。この個人別演奏履歴を利用して歌集を作成することもできる。ある常連客がよくリクエストする楽曲のIDを集合化して「私の十八番」という歌集タイトルを付け、その常連客の個人IDと対応づけして記録しておく。
【0022】
===歌集の表示===
たとえば、カラオケバーのママさんが利用者インタフェース装置4により歌集表示コマンドを入力すると、中央処理装置1は、多数の歌集の中から後述のように選出する少数の歌集のタイトルを映像表示装置7に一覧的に表示し、利用者による歌集特定入力を受け付ける状態とする。歌集タイトルの一覧的表示画面の一例を図3に示している。この例では、本棚に6冊の本が並んでいる状態を図案化して表示している。この6冊の本がそれぞれ前記の歌集であり、6冊の本のそれぞれの背表紙に歌集タイトルが表記されている。なお、利用者インタフェース装置4により、リクエスト曲がない状態で自動的に歌集表示モードになるように設定することもできる。
【0023】
利用者が6冊の歌集の表示中から1つを利用者インタフェース装置4により選択すると、中央処理装置1は、その特定された歌集の集合化されている楽曲IDと楽曲索引に基づいて、その歌集に属する曲名とアーチスト名などを一覧的に表示し、利用者による楽曲特定入力を受け付ける。利用者がインタフェース装置4を操作し、曲名一覧の表示中から1つの曲を指定すると、中央処理装置1は、その楽曲のIDを演奏予約の待ち行列に登録する。待ち行列に予約がなければ、その曲がすぐに演奏されるし、他の予約があれば待ち行列の順番管理に従って演奏される。
【0024】
===歌集からマルチ映像楽曲を選ぶ===
利用者が「本人出演」というタイトルの歌集を選び、その歌集に属する前記の仮想曲「長き川の流れのように」を選んで予約すると、後述の仕組みで、その予約曲「長き川の流れのように」が演奏されるときには、前述した本人出演番組▲1▼がカラオケ映像として表示される。
また、利用者が「レコード大賞」というタイトルの歌集を選び、その歌集に属する「長き川の流れのように」を選んで予約すると、後述の仕組みで、その予約曲「長き川の流れのように」が演奏されるときには、前述した一般風景番組▲2▼がカラオケ映像として表示される。
また、利用者が「CGアート」というタイトルの歌集を選び、その歌集に属する「長き川の流れのように」を選んで予約すると、後述の仕組みで、その予約曲「長き川の流れのように」が演奏されるときには、前述したCGアート番組▲3▼がカラオケ映像として表示される。
【0025】
この仕組みはつぎの通りである。中央処理装置1は、カラオケ映像の属性に基づいて作成された歌集である「本人出演」から「長き川の流れのように」が予約されたことを認知したならば、その「長き川の流れのように」がマルチ映像楽曲であるか否かをデータベース索引で調べ、マルチ映像楽曲であることが分かると、演奏予約待ち行列に「長き川の流れのように」の楽曲IDを登録するときに、本人出演番組▲1▼を使用することを意味する符号を楽曲IDに付帯させておく。
【0026】
また中央処理装置1は、カラオケ映像の属性とは無関係に作成された歌集である「レコード大賞」から「長き川の流れのように」が予約されたことを認知したならば、前記のような特別の符号を付帯させることなく楽曲IDを演奏予約待ち行列に登録する。
【0027】
また中央処理装置1は、カラオケ映像の属性に基づいて作成された歌集である「CGアート」から「長き川の流れのように」が予約されたことを認知したならば、その「長き川の流れのように」がマルチ映像楽曲であるか否かをデータベース索引で調べ、マルチ映像楽曲であることが分かると、演奏予約待ち行列に「長き川の流れのように」の楽曲IDを登録するときに、CGアート番組▲3▼を使用することを意味する符号を楽曲IDに付帯させておく。
【0028】
そして中央処理装置1は、待ち行列に登録された「長き川の流れのように」に演奏の順番がまわってきたときに、待ち行列におけるその楽曲IDに前記の符号が付いているか否かを調べ、符号が付いていたならば、それが本人出演番組▲1▼を指定しているのかCGアート番組▲3▼を指定しているのかを認知し、指定された方の番組をカラオケ映像として表示する。これらの符号が付いていなかった場合、無指定のときはこれを選ぶとあらかじめ決められて識別符号の付いている一般風景番組▲2▼を選択し、それをカラオケ映像として表示する。
【0029】
===歌集の選出===
前記の歌集表示モードで表示される6冊の歌集を、お店の管理者(カラオケバーのママさんなど)が利用者インタフェース装置4を使って事前に選んで設定しておくことができる。その歌集選択モードでは、中央処理装置1はすべての歌集タイトルを表示して管理者に提示し、優先順位を管理者に設定してもらう。そして歌集表示モードでは、設定された優先順位に基づいて、まず6冊の歌集タイトルを図3のように表示し、表示中の「次」のアイコンが選択されると、そのつぎに優先順位が設定された6冊の歌集タイトルを表示する。この優先順位の設定はカラオケホスト装置からの通信によってホスト運営者の意志により行うことも可能である。
【0030】
また、歌集選出の優先順位をカラオケ装置の演奏履歴に基づいて行うこともできる。つまり、中央処理装置1は、歌集表示モードから選曲された場合に、どの歌集を介して選曲されたのかを記録しておく。この記録を歌集利用履歴とする。そして歌集利用履歴に基づいて、利用回数の多い順に歌集を選出するように構成する。さらに、歌集利用履歴を常連客別に作成しておき、ある常連客の来店中には、その常連客の歌集利用履歴に基づいて、利用回数の多い順に歌集を選出するように構成する。
【0031】
なお、前記の歌集利用履歴に基づいて、利用されることの少ない歌集を廃止したり、カラオケホスト装置から通信により指示される内容に従って新たな歌集を作成したり、1つの歌集の掲載楽曲数を加減する処理を中央処理装置1により行うように構成することができる。
【0032】
===映像データベースの内容と歌集===
前述したように、映像データベースはハードディスク装置2と光ディスク装置9を記憶資源として構築されている。カラオケソフト供給事業者は、新たなカラオケ映像番組を収録した光ディスクを販売することがある。カラオケ店の経営者が新たなカラオケ映像ディスクを購入して、お店のカラオケ装置にインストールすると、そのディスクのカラオケ映像番組がある楽曲(その番組を使用するように設定された楽曲)の演奏時に表示される。しかし、そのディスクがインストールされていなければ、事業者が新たに供給したカラオケ映像を表示することは不可能である。
【0033】
同様に、カラオケ店の経営者の意向などにより、アダルトBGVに分類された成人向けのカラオケ映像番組を収録したディスクを自店のカラオケ装置にはインストールしていない場合がある。その場合は、アダルトBGVも使用可能な楽曲を演奏しても、当然ながら該当の成人向け映像番組を表示することはできない。
【0034】
この発明の実施例においては、中央処理装置は1は、映像データベースが更新されるごとにその内容を調査し、利用可能な映像番組の全容を把握している。そして、前述したようにカラオケ楽曲データベースの索引情報に基づいてさまざまな歌集を編成するプロセスにおいて、各楽曲に係るカラオケ映像の属性に基づいて歌集を編成するときには、カラオケ楽曲データ中の映像指定データに該当する映像が映像データベースに存在するかどうかを確認し、実際に運用可能な歌集を編成する。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、歌おうとする曲を決めていない人が、何を歌おうかなと考えながら選曲する場合に、おっくうでなく何となく気楽に自然に選曲することができる。そのときに、カラオケ演奏時に表示される映像の属性についても、ごく自然に無意識的に選択肢の中に入っていることになる。したがって、カラオケ装置を接客の補助手段に設置しているようなバーやクラブのような営業形態において、カラオケの利用促進に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるカラオケ装置のハードウェア構成の概略図である。
【図2】この発明の一実施例におけるカラオケ楽曲データベースの索引テーブルの内容の一部を示す概念図である。
【図3】この発明の一実施例における歌集表示画面の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置
2 ハードディスク装置
3 通信制御装置
4 利用者インタフェース装置
4a リモコン操作器
5 音楽生成装置
6 音響装置
7 映像表示装置
8 画像処理装置
9 光ディスク装置
Claims (5)
- カラオケ楽曲データベースと、映像データベースと、歌集データファイルと、入力手段と、制御手段を備えるカラオケ装置であって、
カラオケ楽曲データベースは、音楽演奏データと映像指定データを含む楽曲を格納し、
映像指定データは、属性に対応づけられた映像データを複数指定し、
映像データベースは、複数の映像データを格納し、
歌集データファイルは、属性と歌集タイトルを対応づけ、
入力手段は、利用者からの各種入力を受け付け、
制御手段は、第1〜第4処理を行い、
第1処理は、複数の歌集タイトルを一覧的に提示して利用者からの歌集特定入力を受け付け、
第2処理は、第1処理で特定された歌集タイトルの属性を有する映像指定データの楽曲を一覧的に提示して利用者からの楽曲特定入力を受け付け、
第3処理は、第2処理で特定された楽曲の映像指定データに基づいて第1処理で特定された歌集タイトルの属性を有する映像データを選択し、
第4処理は、第2処理で特定された楽曲の音楽演奏データを演奏させるとともに、第3処理で選択した映像データを表示出力させる
カラオケ装置 - 制御手段は、順位付け処理を可能とし、
順位付け処理は、操作入力に基づき、歌集データファイル中の各歌集に順位付けをし、
第1処理は、順位付けに従って歌集の表示順を決める
請求項1に記載のカラオケ装置。 - 第1処理は、歌集別の利用履歴に従って歌集の表示順を決める
請求項1に記載のカラオケ装置。 - 制御手段は、歌集廃止処理を可能とし、
歌集廃止処理は、歌集別の利用履歴に基づいて利用の少ない歌集を廃止する
請求項3に記載のカラオケ装置。 - 制御手段は、歌集作成処理を可能とし、
歌集作成処理は、カラオケホスト装置から通信により指示された内容に従って新たな歌集を作成する
請求項1〜4のいずれかに記載のカラオケ装置。
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