JP3601878B2 - 超音波及び核磁気共鳴複合診断装置 - Google Patents

超音波及び核磁気共鳴複合診断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波診断装置及び核磁気共鳴イメージング(以下、MRIと省略する)装置に係り、特にMRI装置で得られた断層像に対応する超音波断層像を容易に得ることができる超音波及び核磁気共鳴複合診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より手術中の被検体から断層像を得ることができるMRI装置が提案されている(例えば、米国特許第4,829,252号;MRI SYSTEM WITH OPEN ACCESS TO PATIENT IMAGE VOLUME )。これは、被検者が入るMRIの磁界の周囲に術者が被検者にアクセスするための空間を設けて、手術の進行中に所望のMRI画像を収集することを可能とするものである。
【0003】
また、このようなMRI装置の磁気シールドルーム内で使用可能な超音波診断装置も既に提案されている。これは、MRI装置と超音波診断装置との電磁ノイズ干渉を防ぐための様々な手段を具備するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の超音波診断装置及びMRI装置は、磁気シールドルーム内という同一の場所で使用するための考慮はなされていたが、それぞれの装置が独立に画像を収集して表示するだけで、互いの装置が収集する断層画像の位置には何の関係もなく、両者の同一断層面の画像を比較検討したり、合成表示を行うことは、不可能または非常に困難であるという問題点があった。
【0005】
また、検査中あるいは術中に別々の診断装置を使い分ける必要があり、操作が非常に煩雑であるという問題点があった。
【0006】
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、MRI装置の撮影断層像に応じた超音波撮影断面を容易に収集し、両者の画像を合成表示して診断に有用な画像を得ることが可能な超音波及びMRI複合診断装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次の構成を有する。すなわち、請求項1記載の超音波及びMRI複合診断装置は、超音波プローブから被検体に対して超音波を送受信して、前記被検体の超音波画像を得る超音波診断装置と、前記被検体の所望の撮影領域の核磁気共鳴画像を得る核磁気共鳴イメージング装置と、を備え、空間上に任意に設定された座標を基準として、前記撮影領域の位置情報を求め、当該位置情報を前記核磁気共鳴イメージング装置から前記超音波診断装置に伝達する伝達手段と、前記位置情報を表示する表示装置と、を備えることを要旨とする。
【0008】
上記構成により請求項1記載の超音波及びMRI複合診断装置は、MRI装置の撮影領域の位置情報を超音波診断装置に伝達して表示装置に表示することにより、この位置情報を参照して超音波診断装置の撮影断面がMRI装置の撮影断面と一致するように調節することができる。
【0009】
また請求項2記載の超音波及びMRI複合診断装置は、請求項1記載の超音波及びMRI複合診断装置において、超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段をさらに備え、前記位置検出手段が検出した位置と方向が示す超音波断層面の位置情報及びMRI装置の撮影領域の位置情報を前記表示装置に表示することを要旨とする。
【0010】
請求項2記載の超音波及びMRI複合診断装置は、位置検出手段により超音波プローブの位置と方向とを検出し、超音波プローブ位置と方向が示す超音波断層面の位置情報及びMRI装置の撮影領域の位置情報を表示装置に表示することにより、両者の位置情報を比較しながら超音波診断装置の撮影断面を調節することができる。
【0011】
また請求項3記載の超音波及びMRI複合診断装置は、請求項1記載の超音波及びMRI複合診断装置において、超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段と、MRI装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分に応じた信号を発生して報知する報知手段と、をさらに備えることを要旨とする。
【0012】
請求項3記載の超音波及びMRI複合診断装置は、超音波プローブの位置と方向とを検出し、MRI装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分に応じた信号を発生して報知することにより、両者の撮影領域の一致度が容易に認識できる。
【0013】
また請求項4記載の超音波及びMRI複合診断装置は、請求項1記載の超音波及びMRI複合診断装置において、超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段と、MRI装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分に基づいて、超音波プローブを移動すべき方向及びまたは傾けるべき方向を指示する方向指示手段と、を備えることを要旨とする。
【0014】
請求項4記載の超音波及びMRI複合診断装置は、超音波プローブの位置と方向とを検出し、MRI装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分を算出して、両者の撮影領域を一致させるために超音波プローブを移動すべき方向及びまたは傾けるべき方向を指示することができ、超音波診断装置の撮影断面の調節がより容易となる。
【0015】
また請求項5記載の超音波及びMRI複合診断装置は、超音波診断装置と、MRI装置と、MRI装置の撮影断層面の位置を被検体の体表上に表示する投光器と、を備えることを要旨とする。
【0016】
請求項5記載の超音波及びMRI複合診断装置は、投光器によりMRI装置の撮影断層面の位置を被検体の体表上に表示することにより、同一断層面を得るために超音波プローブを当てる位置と方向とが直接的に表示される。
【0017】
また請求項6記載の超音波及びMRI複合診断装置は、超音波診断装置と、MRI装置と、超音波診断装置の診断域とMRI装置の有効視野域との間に被検体を移動することが可能な寝台と、前記被検体の移動量を測定する移動量測定手段と、前記移動量に基づいて超音波診断装置の診断域へ移動された被検体の体表上にMRI装置の撮影断層面の位置を表示する投光器と、を備えることを要旨とする。
【0018】
請求項6記載の超音波及びMRI複合診断装置は、寝台装置によりMRI装置の有効視野域から超音波診断装置の診断域へ被検体の姿勢を変えることなく移動させることができる。そして、この被検体の移動量に基づいてMRI装置の撮影断層面の位置を投光器に表示させることにより、ガントリー外部でMRI装置の撮影断層面の位置を正確に表示することが可能となり、同一断層面を得るために超音波プローブを当てる位置と方向とが直接的に表示される。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る超音波及びMRI複合診断装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態の超音波及びMRI複合診断装置(以下、診断装置と省略する)20は、超音波プローブ21、超音波診断装置本体23、断層面指示スイッチ24、位置検出部25、表示部27、コントローラ29およびIF31を有する超音波診断装置33と、MRI装置本体35、コイル系37、表示部39、コントローラ41およびIF43を有するMRI装置45とから成る。
【0021】
超音波プローブ21は、電気信号を超音波パルスに変換して送信するとともにその反射波を受信して電気信号に変換する。
超音波診断装置本体23は、超音波プローブ21に電気信号を供給する送信部51と、超音波プローブ21により変換された電気信号を受信する受信部53と、受信部53により受信された電気信号をBモード信号に変換するBモード処理部55と、受信部53により受信された電気信号をドプラ信号に変換するドプラ処理部57と、Bモード信号もしくはドプラ信号を表示部27のモニタ上に表示可能な超音波画像情報に変換するデジタルスキャンコンバータ(以下、DSCと省略する)59と、DSC59により変換された超音波画像とMRI装置45により得られたMRI画像情報とを合成する画像合成部61とを有する。
【0022】
位置検出部25は、図2に示すように位置不変の所定の位置、例えば超音波診断装置33が配置される検査室の天井部に設けられ、超音波を送信する3つの超音波送信部63a,63b,63cと、超音波プローブ21の上面に設けられた3つの超音波受信部65a,65b,65cとを有し、超音波送信部63a,63b,63cから送信される位置測定用超音波が超音波受信部65a,65b,65cに到達するまでの時間をそれぞれの位置に付いて検出し、これらの時間差から基準位置に対する超音波プローブ21の位置および向きを検出する。
【0023】
なお、位置検出部25による位置測定用超音波の送信は、超音波プローブ21からの診断用の超音波送信と同様に、MRI装置45による撮影に影響を与えることがあるので、MRI撮影シーケンスの受信期間中は、超音波送信部63a,63b,63cを一時停止させるように、コントローラ41からIF43,IF31を介して位置検出部25に指示するのが好ましい。
【0024】
また、図3に示すように超音波プローブ21を自在アームによって3次元空間内に自在に支持し、位置検出部25は、各アームの長さと各回転軸の回転角度によって超音波プローブ21の位置と向きを算出するようにしても良い。
【0025】
すなわち図3において、超音波プローブ21をベース67aに支持された2つのアーム67b,67cによって保持する。そして、ベース67aとアーム67bとを連結する軸69a,69bと、アーム67bとアーム65cを連結する軸69cと、アーム67cと超音波プローブ21を連結する軸69d,69e,69fがあり、各軸69a〜69fの回転角度と各アーム67b,67cの長さによって、超音波プローブ21の位置と向きを算出することができる。ただしこれらのアームと軸とはMRIの撮影に影響を与えない材料で構成されることが必要である。
【0026】
また、MRI装置を用いて超音波プローブの位置を検出することも可能である。すなわち、MRI装置で検出可能なマーカ、例えばミネラルオイル、サラダオイル、糊等を超音波プローブ本体に内蔵する。そしてMRI装置45でスキャンニングを行うことにより、マーカからの信号が得られその空間的な位置を検出することができる。一方、超音波プローブの方向は、例えば、プローブに設けられたジャイロや傾斜計を用いて検出する。一般に3次元空間内で方向を決定するには、互いに直交する3軸の回りの回転角を知る必要がある。しかしジャイロにより検出されるのは角速度であるため、回転角を得るためには、積分手段により所定の初期位置から角速度を時間積分する必要がある。初期化用のプローブ固定用治具は、例えばMRI装置の架台上に設置してもよい。
【0027】
位置検出部25から超音波プローブ21の位置と向きが供給されるとコントローラ29は、現在撮影されている超音波画像情報の平面を示す方程式を位置情報として求め、DSC59により変換された超音波画像情報に付帯する。
【0028】
この位置情報の付帯された超音波画像情報は、表示部27のモニタ上に表示される。このとき、超音波画像情報とともに前記位置情報も表示部27のモニタに表示するように構成することによって操作者は、表示部27のモニタに表示されている超音波画像情報の位置情報を知ることができる。
【0029】
表示部27は、モニタ(図示せず)を有し、DSC59により変換された超音波画像情報、画像合成部61により合成された画像情報を前記モニタに表示する。
コントローラ29は、超音波診断装置本体23、位置検出部25および表示部27を制御する。またコントローラ29は、位置検出部25から供給される超音波プローブ21の位置と方向とに基づいて、現在撮影されている超音波画像情報の平面を示す方程式を位置情報として求める。
【0030】
MRI装置本体35は、コイル系37を構成する勾配コイル(図示せず)を制御する勾配磁場制御部71と、コイル系37を構成する静磁場コイル(図示せず)を制御する静磁場制御部73と、コイル系37を構成するRFコイル(図示せず)を制御する送信部75と、前記RFコイルに誘起されるNMR信号を検出する受信部77と、受信部77により検出されたNMR信号を表示部39のモニタ上に表示可能なMRI画像情報に変換する演算処理部79と、演算処理部79により変換されたMRI画像情報と超音波診断装置33により得られた超音波画像情報とを合成する画像合成部81とを有する。
表示部39は、モニタ(図示せず)を有し、演算処理部79により変換されたMRI画像情報、画像合成部81により合成された画像情報を前記モニタに表示する。
【0031】
コントローラ41は、MRI装置本体35および表示部39を制御する。またコントローラ41は、操作者により入力されるパルスシーケンス設定条件もしくは超音波診断装置33の位置検出部25により検出された位置情報を基にパルスシーケンスを設定する。さらに、前記設定されるパルスシーケンスを基にMRI画像情報の平面を示す方程式を位置情報として求める。さらにコントローラ41は、演算処理部79により変換されたMRI画像情報をIF43を介して超音波診断装置33に供給する。
【0032】
尚、超音波診断装置33と、MRI装置本体35を除くMRI装置45とは、磁気シールドルーム内に配置されるため、超音波診断装置33には、MRI装置33との電磁ノイズ干渉を防ぐため、十分な電磁シールドが施されている。
【0033】
次に、本実施の形態の診断装置20の動作を図1及び必要に応じてその他の図面を参照して説明する。
【0034】
MRI装置45は、いわゆるオープン型のMRI装置であり、MRI装置45と超音波診断装置33とを同時に用いて検査を行うものとする。まず操作者は、MRI装置45により被検体の関心領域を撮影する。
【0035】
コントローラ41は、操作者から指定されたMRI画像情報を取得できるようにパルスシーケンスを決定する。さらにコントローラ41は、前記決定されたパルスシーケンスを基に、撮影されるMRI画像情報の平面を示す方程式を求め演算処理部79に供給する。
【0036】
パルスシーケンスが決定されると勾配磁場制御部71と静磁場制御部73と送信部75は、前記パルスシーケンスに対応させてコイル系37を動作させる。その後、受信部77は、NMR信号を検出し、演算処理部79に供給する。NMR信号が供給されると演算処理部79は、そのNMR信号を表示部39のモニタ上に表示可能なMRI画像情報に変換し、コントローラ41から供給された位置情報を前記MRI画像情報に付帯して画像合成部81に供給する。
【0037】
この撮影領域の位置情報はコントローラ41からIF43,IF31を介して超音波診断装置33のコントローラ29へ送られる。この位置情報は、空間上に任意に設定された座標を基準とする。
【0038】
超音波診断装置33の表示部27には、MRI装置の撮影領域の位置情報が表示される。操作者はこのMRI位置情報を参照して、MRI画像と同一の超音波診断装置33の撮影断面が得られるように超音波プローブ21を操作する。このとき位置検出部25から得られた超音波診断装置33の撮影断面も同時に表示すると、両者を比較しながら撮影断面を調節することができる。
【0039】
上記の位置情報の表示は、図4に示すように単に数値で表示してもよいが、図5に示すようにMRI上で設定された関心領域(ROI)を超音波診断装置33の表示部27に表示する方が認識しやすい。この場合、両断面を3次元グラフィック表示すると、2つの断面の位置関係とそれぞれの断面の傾き(あるいは断面の方向)の差異を一層明瞭に表示することができる。
【0040】
また、超音波撮影断面とMRI撮影断面あるいは両者の関心領域の差分の程度に応じて、または両断面が一致したときに、表示手段または音声報知手段により操作者に報知してもよい。
【0041】
この表示手段をコントローラ29のプログラムとして構成する実施の形態を図6(a)に、その表示内容の例を図6(b),(c)に示す。図6(a)において、プローブ位置記憶部85は、位置検出部25から得られた超音波プローブ21の位置および方向を記憶する。MRI断面位置記憶部86は、IF31を介してMRI装置45から送られたMRI断面位置またはMRI断面方程式を記憶する。プローブ移動方向計算部87は、超音波断層面とMRI断層面とを一致させるために超音波プローブ21を移動させるべき方向を計算する。プローブ回転方向計算部88は、超音波断層面とMRI断層面とを一致させるために超音波プローブ21を回転させるべき方向を計算する。プローブ移動方向計算部87の計算結果とプローブ回転方向計算部88の計算結果とは、表示パターン生成部89により表示パターンが生成され、表示部27に表示される。
【0042】
図6(b)は、超音波プローブ21の位置と方向とが正しく超音波断層面とMRI断層面とが一致している場合を示している。表示画像には、中心部で交差する不動の垂直基線91と水平基線92が設けられ、超音波プローブを傾けるべき方向(上下左右)の反対方向に傾けるべき角度の大きさに応じて中心から離れて表示される円形のマーカ93がある。またマーカにはその円形を2分割するように1本の直径を示す線94が引かれ、この線94と垂直基線91とが一致したとき、超音波プローブ21の垂直軸回りの方向が一致している状態を示す。
【0043】
図6(c)は、超音波プローブ21を移動させるべき方向が右方向であり、傾けるべき方向が右手前、垂直軸回りに半時計回りに回すことを指示している表示例を示す。マーカの右端の三角形95が移動方向を示し、垂直基線91と水平基線92との交点からマーカのずれが正しい方向から超音波プローブ21がずれている方向を示し、線94と垂直基線91の成す角度が垂直軸回りに超音波プローブ21を回転すべき角度をそれぞれ示す。このマーカにより、超音波プローブ21を移動させるべき方向、傾けるべき方向および垂直軸回りに回転すべき方向と回転量を操作者に容易に指示することができる。
【0044】
次に、投光器により超音波プローブをあてるべき位置をガイドする実施の形態を図7を参照して説明する。
図7において、超音波診断装置33には、寝台制御スイッチ26が追加され、MRI装置45には、投光器制御部46、投光器47、寝台スライド制御部48および寝台49が追加されている。その他の構成は、図1の構成と同様である。
【0045】
投光器47は、被検体にMRI画像の撮影位置を表示するために投光の方向を変えるための図示されない機械的な機構を備えており、MRIコントローラ41の撮影領域の位置情報に基づいて、投光器制御部46により投光の方向が制御される。操作者は、投光器47によって被検体の体表に表示された線に沿って超音波プローブ21を当てることにより、MRI装置45が撮影した同一断面の超音波断層像を得ることができる。
【0046】
以上の投光器による超音波プローブ位置のガイドは、いわゆるオープン型のMRI装置と超音波診断装置とを併用する場合には、とくに問題はないが、従来のガントリー型MRI装置を使用する場合には、ガントリー外部の超音波診断域まで、被検体を載置した寝台49をスライドさせる必要がある。この寝台制御は、寝台スライド制御部48により行われる。そして、超音波診断域に設けられた投光器47がMRI断層面を指し示すことにより、MRI装置45が撮影した同一断面の超音波断層像を得ることができる。
【0047】
寝台スライドの制御は、単に超音波診断装置33あるいは超音波プローブ21に設けられた寝台制御スイッチ26により行うこともできるが、以下に示すように超音波診断装置33の動作状態に応じて、自動的に移動制御を行ってもよい。
【0048】
すなわち、超音波診断装置33のコントローラ29からその動作状態を示す信号がIF31,43を介してMRI装置45のコントローラ41に送られる。ここでいう動作状態とは、検査開始、検査中、検査終了などである。動作状態の検出には、超音波診断装置33のコントローラ29内部の状態フラグを読み取ることもできるし、別途“動作状態”検出部を設けてコントローラ29に接続しても良い。
【0049】
そして、超音波の検査開始を検出すると寝台をガントリー外部の超音波診断域に移動し、超音波の検査中は、寝台位置を保ち、超音波の検査終了とともに寝台をガントリー内部へ移動する。
【0050】
さらに超音波診断域とMRI装置のガントリー内の撮影位置との間の寝台の移動量は、前記プローブの位置情報を元に自動的に決定すれば便利である。すなわち超音波検査時に関心領域を指定し、その関心領域の位置情報を検出し、その関心領域が例えば静磁場中心に来るように寝台の移動量が決定される。このように、位置情報に基づいて、MRI寝台のスライド量を制御すれば、超音波検査とMRI検査との切り替えが簡便に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、MRI装置により得られた画像と同一断層面の超音波診断画像を得て、両者の画像を重ね合わせ、または合成して表示することができ、診断に有用な画像を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波及び核磁気共鳴診断装置の第1の実施の形態の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】位置検出手段の構成例を示した説明図である。
【図3】他の位置検出手段の構成例を示した説明図である。
【図4】実施の形態の超音波及び核磁気共鳴診断装置の画面表示例である。
【図5】実施の形態の超音波及び核磁気共鳴診断装置の画面表示例である。
【図6】超音波プローブの移動方向と傾けるべき方向を指示する画面表示例である。
【図7】本発明に係る超音波及び核磁気共鳴診断装置の他の実施の形態の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
20 超音波及び核磁気共鳴診断装置 21 超音波プローブ 23 超音波診断装置本体 25 位置検出部 26 断層面指示スイッチ 27,39 表示部 29,41 コントローラ 31,43 IF 33 超音波診断装置 35 MRI装置本体 37 コイル系 45 MRI装置 51,75 送信部 53,77 受信部 55 Bモード処理部57 ドプラ処理部 59 DSC 71 勾配磁場制御部 73 静磁場制御部 79 演算処理部 81 画像合成部

Claims (6)

  1. 超音波プローブから被検体に対して超音波を送受信して、前記被検体の超音波画像を得る超音波診断装置と、
    前記被検体の所望の撮影領域の核磁気共鳴画像を得る核磁気共鳴イメージング装置と、を備え、
    空間上に任意に設定された座標を基準として、前記撮影領域の位置情報を求め、当該位置情報を前記核磁気共鳴イメージング装置から前記超音波診断装置に伝達する伝達手段と、
    前記位置情報を表示する表示装置と、
    を備えることを特徴とする超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
  2. 超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段をさらに備え、
    前記位置検出手段が検出した位置と方向が示す超音波断層面の位置情報及び核磁気共鳴イメージング装置の撮影領域の位置情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
  3. 超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段と、
    核磁気共鳴イメージング装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分に応じた信号を発生して報知する報知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
  4. 超音波プローブの位置と方向とを検出する位置検出手段と、
    核磁気共鳴イメージング装置の撮影領域と超音波診断装置の撮影領域との差分に基づいて、超音波プローブを移動すべき方向及びまたは傾けるべき方向を指示する方向指示手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
  5. 前記表示装置は、前記位置情報を被検体の体表上に表示する投光器であることを特徴とする請求項1記載の超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
  6. 超音波診断装置の診断域と核磁気共鳴イメージング装置の有効視野域との間に被検体を移動することが可能な寝台と、
    前記被検体の移動量を測定する移動量測定手段と、
    を備え、
    前記投光器は、前記移動量に基づいて超音波診断装置の診断域へ移動された被検体の体表上に前記位置を表示することを特徴とする請求項1記載の超音波及び核磁気共鳴複合診断装置。
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