JP3601047B2 - 作業機械の制御用コントローラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、農業、建設、工作用等、車両や設置式の作業機械の制御用コントローラの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、設定器とセンサとアクチュエータが接続され、内部に読み書き可能な記憶装置を有し、且つこの記憶装置には前記センサの基準値を格納している制御用コントローラがあった。例えば、特願平7−225542号では、耕深設定器とリヤカバーセンサと作業機の昇降シリンダを作動させる切替制御弁のソレノイドを接続したトラクタの制御用コントローラが当出願人により示されている。そして、このコントローラは、EEPROMを内蔵し、このEEPROMに対して携帯用の管理端末機から内部の制御プログラムを繰り返し書き替え可能に構成して、制御用コントローラの汎用性を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような制御用コントローラを有する作業機械を生産する場合、これに接続するセンサ、或いはアクチュエータは、夫れ夫れの個体差のためにそのセンサの基準値やアクチュエータの出力値が個々に微妙に異なり、作業機械を生産するときには、一度、仮のセンサ基準値、或いはアクチュエータの出力値の書き込みを行い、その後作動状況を確認しながら何度もこれらの値を適切なものに調節しなくてはならなかった。しかしながら、従来の制御用コントローラの管理端末機等の基準値調整装置は、この調節時に制御用コントローラとの接続を解除しないとアクチュエータが作動しないために、このアクチュエータ作動の確認時の接続、脱却のために手間と時間が掛かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以上のような課題を解消するために、次のような技術的手段を講じた。即ち、ダイヤル式設定器1とセンサ2とアクチュエータ3L,3Rが接続され、内部に読み書き可能な記憶装置4を有し、且つこの記憶装置4には前記ダイヤル式設定器1のダイヤル位置に応じたアクチュエータ3L,3Rへの出力値を格納している作業機械の制御用コントローラ5において、
前記制御用コントローラ5に、携帯式の外部通信機器55との通信インターフェース33を設けると共に、
同制御用コントローラ5の電源オン時に、前記外部通信機器55との接続状態を判定し、この通信機器55が接続状態である場合には、同通信機器55が前記記憶装置4に記憶された前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる実行モードであるか、若しくは前記外部通信機器55から前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値を受信しこの受信された値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる調整モードであるかを判定する判定手段を設けていることを特徴とする作業機械の制御用コントローラとした。
【0005】
【発明の作用、効果】
以上のように構成された制御用コントローラでは、作業機械側のコントローラの電源を入れると、外部通信機器55との接続状態を判定し、これが接続されていると、続けて同機器55の設定モードが判定される。その際、前記外部通信機器55が実行モードに設定されていると、前記記憶装置4に記憶された前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる。また調整モードに設定されていると、前記外部通信機器55から前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値を受信しこの受信された値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる。
【0006】
これにより、従来のアクチュエータの出力値を書き込んだり、調整するときの制御用コントローラ5と外部通信機器55との接続、脱却の手間と時間を省略することができる。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の実施例を農用トラクタ(以下トラクタ10)に設けられた制御用コントローラの基準調整装置について説明する。
最初に、トラクタ10について説明すると、トラクタ10は、機体前部のボンネット16内にエンジン11を載置し、このエンジン11からクラッチハウジング、ミッションケース12、及びリアミッションケース13等を一体的に連結して主要部とし、この車体の前部に左右一対の前輪14,14を設け、車体の後部に左右一対の後輪15,15を設けている。そして、エンジン11の回転動力を、クラッチハウジング内の主クラッチで断続し、ミッションケース12内の前後進切換装置7で回転方向を正転に切り替え、主変速装置8と副変速装置9とで適宜減速し後輪15,15へ回転動力を伝達すると共に、前輪駆動伝達装置27を介して前輪14,14へも伝達可能に構成している。また、後輪15には、後述するブレーキ装置17が設けられている。後輪15の前方から上方にかけてはフェンダー18で覆われており、フェンダー18,18の間に操縦席19が設けられている。フェンダー18の横側方には、旋回制御装置をオンオフする旋回制御スイッチ20と、ダイヤル式のブレーキ圧設定器1が設けられ、この設定器1によりブレーキ圧を8段階に設定可能にしている。また、操縦席19の下方には制御用コントローラ5が設けられている。
【0008】
前記ボンネット16の後方には、ハンドルポスト21が設けられ、この上部にハンドル22が設けられている。このハンドル22の回動操作により前記前輪14,14を繰向する構成となっている。またハンドル22の回動基部にはハンドル切角センサ2が設けられ、作業者のハンドル操作を電気的に検出してコントローラ5へ送信する構成となっている。また、ハンドル22の下方でハンドルポスト21の左側面部には、前後進切換装置7を切り替える前後進切換操作レバー24が突出して設けられている。
【0009】
前記制御用コントローラ5は、内部にRAM機能を有するマイクロコンピュータ30と、読み書き可能な記憶装置としてEEPROM4と、ROM31と、通信インターフェース33と、入力インターフェース34と、出力インターフェース51とを有した構成となっている。そして、入力インターフェース34には、旋回制御スイッチ20とブレーキ圧設定器1とハンドル切角センサ2を接続し、出力インターフェース51には、左右夫れ夫れの後輪ブレーキ装置17,17を作動させる比例圧力制御弁のソレノイド3L,3Rが接続されている。前記ROM31には、EEPROM4に対しての読み込み処理、書き込み処理、後述する基準値調整装置55との通信処理等のプログラムが格納されている。
【0010】
次に、ブレーキ装置17について説明する。左右夫れ夫れの後輪15を駆動する駆動軸39の延長上には、ブレーキディスク40が設けられている。そして後輪ブレーキ作動する方法としては、作業者が前記左右のブレーキペダル41L,41Rを踏む場合と、コントローラ5の指令により油圧回路の前記ブレーキを作動させる比例圧力制御弁を開放してブレーキシリンダ42L,42Rを作動させる方法がある。前者の場合は、前記左右ブレーキペダル41L,41Rは、ロッド等のリンク機構を介して前記ブレーキディスク40に接続され、同ペダル41L,41Rの踏み操作によってブレーキディスク40が圧着しブレーキ装置17,17が作動する。また、後者の場合は、コントローラ5の通電により前記リンク機構に設けられたブレーキシリンダ42L,42Rのピストンを伸縮して、前記リンク機構を押引操作しブレーキディスク40を圧着させる仕組となっている。
【0011】
トラクタ1の機体後部には油圧シリンダ45の伸縮によって上下揺動するリフトアーム46,46を設け、トップリンク50と左右ロアリンク51,51とからなる三点リンク機構を設けている。そして、このリフトアーム46,46と3点リンク機構を連結して、これにロータリー作業機47を装着している。
ブレーキ装置17を作動する制御装置の一例として旋回制御装置について説明する。圃場作業中、旋回制御装置の旋回制御スイッチ20をオンにした状態で、枕地にかかり作業者がハンドル22を切ると、前記ハンドル切角センサ2によりこの操作角度が検出され、予め設定された角度以上になると、コントローラ5により前記ブレーキ圧設定器1のダイヤル値に応じたブレーキ圧で旋回内側後輪15のブレーキ装置17が作動する。これにより、ハンドル操作とブレーキ操作などを同時に行うといった従来の煩雑な旋回操作を軽減している。
【0012】
一方、基準調整装置55は、携帯式に構成され、その内部に、マイクロコンピュータ56と、ROM57と、RAM58と、通信インターフェース59と、メモリーカード挿入ユニット60と、複数の入力スイッチ66…を接続する入力インターフェース61、液晶画面64を接続する出力インターフェース62を有する構成となっている。前記通信インターフェース59よりRAM58やメモリーカード63に格納された各種センサの基準値等の情報を送信したり、接続機器から情報を受信して記憶できる構成となっている。そして、作業者は、センサ基準値の調整時に、このセンサの基準値と基準値調整プログラムを格納したメモリーカード63を挿入ユニット60に挿入し、入力スイッチ66を押しながら液晶画面64に映された基準値を調整する。
【0013】
以上のように構成されたトラクタ1に対して、図5のフローチャートの手順でセンサの基準値調整を行なう。
最初の準備として、基準値調整装置55とトラクタ10の制御用コントローラ5を、互いの通信インターフェース33,59を通信ケーブル65を介して接続する。そして、作業者は、基準値調整装置55に前記メモリーカード63をセットして電源をオンする。また、トラクタ10の電気系もオンする。
【0014】
そして、トラクタ10のコントローラ5では、電源のオンと共にSTEP1で、各種センサ、スイッチ類の状態を読み込み、STEP2で、外部機器、即ち基準値調整装置55との接続状況を判定する。ここで、基準値調整装置55が接続されていれば、STEP3で、基準値調整装置55のモードが判定され、ここで調整モードであれば、STEP4、5で、トラクタ10に装備されたアクチュエータを作動させると共に、制御用コントローラ5は、基準値調整装置55の基準値を受信してこの受信データをもとに制御を作動させる。例えば、前記ハンドル切角センサ2Sでは、この中立位置を調整して前記旋回時のブレーキ作動開始の設定角度を調整する。また、STEP2で基準値調整装置55が接続されていないときや、STEP3で、基準値調整装置55のモードが実行モードのときは、トラクタ10のEEPROM4に記憶しているセンサの基準値で制御を作動させる。そして、STEP6で、センサ基準値の調整が完了して適切な作動確認がなされた後、STEP7で、基準値調整装置55で指定した基準値をトラクタ10のEEPROM4に書き込む構成となっている。この調整はSTEP10の終了確認が終わるまで、STEP3から9までをループする構成となっている。
【0015】
このように、基準値調整装置55を携帯式に構成したので、圃場のような大型の装置を持ち込めない場所であっても手軽に基準値の書き替え調整が可能となり、また、各圃場条件やユーザの希望等に応じて任意に設定可能である。また、基準値調整装置55とトラクタ10の制御用コントローラ5を接続したまま、モードを切り替えるだけで、センサの基準値を調整可能であるので、従来のようにセンサ基準値の確認時に制御用コントローラ5と基準値調整装置55を接続したり外したりする面倒な操作が不用となる。
【0016】
次に、前記外部通信機器55を用いて、この発明のアクチュエータの出力値を調整する実施例を説明する。前記ブレーキ装置17を作動させる比例圧力制御弁は、生産時の個体差によりソレノイドに同電流を流しても、個々の制御弁の開度が微妙に異なり、さらリンク機構の接続状態などの微妙な相違等の要因からブレーキ圧は、個々のトラクタ、または後輪左右それぞれにより異なるという課題が有った。そこで、この基準値調整装置55においては、ブレーキ設定ダイヤル1を切り換えて制御する際にどのダイヤル位置においても適切なブレーキ力が確保できるように次のような、アクチュエータの出力基準値も調整可能にした。
【0017】
図6のフローチャート図に則して説明すると、STEP1では、各種センサやスイッチと共に、前記ブレーキ圧設定ダイヤル26のダイヤル位置を読み込む。そして、STEP2で、基準値調整装置55との接続が判定され、STEP3でモードの判定が行われる。そして、基準値調整装置55が接続され、且つブレーキ圧の調整モードであれば、STEP4、5、6で前記ハンドル切り操作によりブレーキ作動要求が有ったとき、基準値調整装置55から受信する設定ダイヤル26に応じた出力値でブレーキ装置17が作動される。そして、STEP7で、作業者に対してこのブレーキ圧が適当であるかどうかの判定を促し、YESの時には、STEP8で、コントローラ5のEEPROM4へ前記出力値を書き込む。そして、STEP9で1〜8まで各ダイヤル値をすべて調整終了するまで、STEP3と9までの間をループする。また、前記STEP2で、基準値調整装置55が接続されていなかったり、STEP3で、ブレーキ圧の調整が実行モードであれば、STEP10、11でブレーキ作動の出力要求があったときに、前記EEPROM4に格納されているブレーキ設定ダイヤル1のダイヤル位置に応じた出力値が出力される。
【0018】
このように、基準値調整装置55で、センサの基準値と同様にアクチュエータである比例圧力制御弁の出力値を調整可能に構成したので、個体差の有る比例圧力制御弁を取り付けてトラクタ10を生産しても、規格の統一された制御装置を構成することがきる。また、前記センサの基準値と同様に、この基準値調整装置55を接続したままで、この出力値を調整可能なので調節時間の短縮を図ることができる。
【0019】
前記ブレーキ制御装置17を利用してトラクタ10の傾斜地での転がりを防止する技術について説明すると、前記トラクタ10の前輪駆動伝達装置27は、油圧クラッチ式の装置でありコントローラ5の通電指令によって油圧回路の切換制御弁が切り替わり、伝達側のクラッチ板と被伝達側のクラッチ板が圧着する構成となっている。この油圧クラッチの被伝達のクラッチ板と一体に回転するギヤには、回転方向検出手段である回転センサ28が設けられている。そして、前記油圧クラッチが圧着されていないときには、前記回転センサ28は、前輪14,14の地面からの突き廻り方向を検出する構成となっている。また、前記前後進切換操作レバー24は、ハンドルポスト21内のブラケット29に前後方向に回動自在に設けられている。そして、前進と後進の操作位置に夫れ夫れスイッチ接点が設けられ、レバー24を前方へ押し込むと前進スイッチ72がオンされ、後側に引くと後進スイッチ73がオンされ、前進と後進位置の中心付近にレバー5を位置させると両スイッチ72,73はオフとなその位置に保持される構成となっている。そして、このスイッチ72,73のオンオフは、コントローラ5へ送信される構成となっている。
【0020】
そして、図8のようなフローで転がりを防止する。最初にトラクタ10の電気系統がオンされると共にSTEP1で、各種センサ、スイッチ類の読み込みが行われる。そして、STEP2で、前後進スイッチ72,73のオンオフで、前後進切替操作レバー24の操作位置が判定される。ここで、この操作位置が前進であればSTEP3へ進み、回転センサ28より前輪14の回転方向が検出される。そして、STEP4で、この回転方向が後回転であれば、車体が後へ転がっていると判定して、STEP5で、左右後輪15の前記ブレーキ装置17を同時作動させる。また、STEP2で、前後進切替操作レバー24の操作位置が後進位置であれば、前輪の回転方向が前回転の時に、STEP8で前記ブレーキ装置17を同時作動させ、また、STEP2で、前後進切替操作レバー24の操作位置が中立であれば、前後の方向に関わらずギヤ回転が検出されると、STEP11で、前記ブレーキ装置17を同時作動される。
【0021】
トラクタ10は、複数の変速装置の一つを中立に位置した状態では、エンジン11からの回転動力が駆動輪へ伝達されないものであるため、この状態で作業者が発進時にパーキングブレーキを解除したときでも車体の不測な転がりを防止することができる。また、停車時においてパーキングブレーキの効き具合があまいときに車体の転がりを防止することができる。
【0022】
また、ブレーキ制御装置17を利用する制御装置の別実施例として、図9のように前記ブレーキ装置17のリンク機構の中間部にストロークスイッチ70を設け、ブレーキペダル41L,41Rの踏み込み操作を検出して、この踏力をサポートする構成としても良い。即ち、作業者がブレーキペダル41をスプリング74の付勢力以上に踏み込むと、ストロークスイッチ70がオンとなる。このスイッチ70のオンを検出して、コントローラ5は前記比例圧力制御弁のソレノイド3に通電してブレーキ装置17を作動させる。そして、作業者がブレーキペダル41の踏み力が軽減され、スイッチ70がオフとなると通電が停止される。
【0023】
これにより、作業者のブレーキ要求が直接検出でき、操作に不慣れな婦子女や高齢者であっても、ブレーキ装置17の補助力が掛かることになるので長時間に及ぶ旋回ブレーキ操作を軽い力でブレーキ力を保持することができる。
尚、特許請求の範囲に実施例の構成に対応する部材の符号を付すが、この符号によりこの発明を実施例の構成に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントローラと基準調整装置の接続時のブロック図。
【図2】トラクタの全体側面図。
【図3】トラクタの伝動機構図。
【図4】コントローラと基準調整装置の接続図。
【図5】センサ基準値調整時のフローチャート図。
【図6】ブレーキ出力調整時のフローチャート図。
【図7】前後進切替操作レバーの回動基部の図。
【図8】転がり防止装置の制御フローチャート図。
【図9】別実施例におけるブレーキ装置の図。
【符号の説明】
1 ブレーキ圧設定器
2 ハンドル切れ角センサ
3L 17を作動させる比例圧力制御弁のソレノイド
3R 17を作動させる比例圧力制御弁のソレノイド
4 EEPROM
5 制御用コントローラ
17 ブレーキ装置
55 基準値調整装置
Claims (1)
- ダイヤル式設定器1とセンサ2とアクチュエータ3L,3Rが接続され、内部に読み書き可能な記憶装置4を有し、且つこの記憶装置4には前記ダイヤル式設定器1のダイヤル位置に応じたアクチュエータ3L,3Rへの出力値を格納している作業機械の制御用コントローラ5において、
前記制御用コントローラ5に、携帯式の外部通信機器55との通信インターフェース33を設けると共に、
同制御用コントローラ5の電源オン時に、前記外部通信機器55との接続状態を判定し、この通信機器55が接続状態である場合には、同通信機器55が前記記憶装置4に記憶された前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる実行モードであるか、若しくは前記外部通信機器55から前記ダイヤル設定器1のダイヤル位置に応じた出力値を受信しこの受信された値に基づいてアクチュエータ3L,3Rを作動させる調整モードであるかを判定する判定手段を設けていることを特徴とする作業機械の制御用コントローラ。
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JPH1020901A JPH1020901A (ja) | 1998-01-23 |
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1996
- 1996-07-04 JP JP17479996A patent/JP3601047B2/ja not_active Expired - Fee Related
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