JP3600597B2 - シートベルトの装着状態検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ホール素子と磁石を用いて構成されるシートベルトの装着状態検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシートベルトの装着状態検知装置(バックルスイッチ)の従来例が特開2001−157603号公報に開示されている。この公報に記載されたシートベルトの装着状態検知装置は、磁石とホール素子を組み合わせて、ロック部材が非装着位置にあるとき磁石の磁力でホール素子に非装着信号を出力させ、ロック部材が装着位置にあるとき磁石の磁力でホール素子に装着信号を出力させるものである。この場合、ホール素子と磁石は、どちらか一方を可動部材(この例ではロック部材)に連動するように取り付け、他方を固定部材に取り付けて、シートベルトの非装着・装着によるホール素子と磁石の相対変位により信号が切り替わるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来では、磁石とホール素子を組み合わせて信号が切り替わるようにしているが、ホール素子は微小な磁力変化により信号が切り替わる性質を有しているため、磁石とホール素子の相対的な位置決め精度を高く維持する必要があった。しかし、位置決め精度を上げるためには、バックルの構成部材の製造精度を高める必要があり、コスト面を考えると限界があった。また、他の解決方法として、磁石の磁力を強くして、ホール素子と磁石の相対位置精度の影響をあまり受けないようにすることも考えられるが、そうすると磁石が高価になり、同じく実現が難しかった。
【0004】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、取付寸法上のバラつきが多少あっても、その影響をあまり受けずに安定した検知出力を得ることのできるシートベルトの装着状態検知装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るシートベルトの装着状態検知装置は、シートベルトを装着したとき非装着時位置から装着時位置へ移動すると共に、シートベルトの装着を解除したとき装着時位置から非装着時位置へ移動する可動部材を備えたバックルの内部に、ホール素子と、上記可動部材に追従して移動することで、シートベルト装着時にシートベルト装着信号を上記ホール素子に出力させ、シートベルト非装着時にシートベルト非装着信号を上記ホール素子に出力させる第1の磁石と、該第1の磁石と分離され、シートベルト非装着時に上記ホール素子と対向する位置にあることで、ホール素子に作用する上記第1の磁石の磁力を補強すると共に、シートベルト装着時に第1の磁石に押されて移動する第2の磁石と、該第2の磁石をホール素子と対向する位置に付勢する付勢部材とを備えていることを特徴としている。
【0006】
請求項1記載の発明の構成によれば、シートベルト非装着時に、第2の磁石が、ホール素子に作用する第1の磁石の磁力を補強するので、ホール素子に強い磁力をかけることができて、安定した非装着信号を出力させることができる。即ち、第1の磁石と連動する可動部材が、固定部材(バックルベース等)に対して位置的なバラつきを持っていて、第1の磁石の磁力だけではホール素子に不安定な出力しか出せない場合であっても、ホール素子からは、第2の磁石による磁力で非装着信号が確実に出力される。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシートベルトの装着状態検知装置に係り、上記第1の磁石と第2の磁石のホール素子と対向する面の磁極が互いに逆になるように、第1の磁石と第2の磁石の極性が反対に設定されていることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明の構成によれば、第1、第2の磁石のホール素子に対向する面が反対の磁極になっているので、シートベルト非装着時に、第2の磁石が、ホール素子に作用する第1の磁石の磁力を大きく補強することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のシートベルトの装着状態検知装置に係り、ホール素子、第1の磁石、第2の磁石、付勢部材が、バックルのベース部材に固定されるスイッチケースに内蔵されていることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明の構成によれば、シートベルトの装着状態検知装置の主たる構成要素をスイッチケース内に全部収容したので、組立及び取付が容易となる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載のシートベルトの装着状態検知装置に係り、上記第1の磁石が可動部材に直接結合されており、当該可動部材が非磁性体で構成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明の構成によれば、バックル側の可動部材が磁化されるのを防ぐことができる。従って、バックルの動作を阻害するおそれがないし、外部から金属のゴミが侵入した場合でも動作不良を起こすことがない。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のシートベルトの装着状態検知装置に係り、上記可動部材が、タング挿入口から差し込まれるタングに押されて後方へ移動するスライダ、該スライダの後方への移動により非ラッチ位置からラッチ位置へ変位するラッチ部材、該ラッチ部材がラッチ位置へ変位した際にラッチ部材の非ラッチ位置への移動を阻止するべくロック位置へ移動するロック部材、のうちのいずれかであることを特徴としている。
【0014】
請求項5記載の発明の構成によれば、スライダ、ラッチ部材、ロック部材のいずれかに第1の磁石を連動させるので、安定したシートベルトの装着状態検知を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施形態について説明する。
◇第1実施形態
図1は、この発明の第1実施形態のシートベルトの装着状態検知装置を内蔵したバックルの概略構成を示す側面図で、(a)はシートベルト非装着時、(b)はシートベルト装着時の状態をそれぞれ示している。同図において、1は金属板をプレス成形して得たベース部材、2は同様に製作したラッチ部材、3は金属製のピンよりなるロック部材、4は樹脂やアルミ等の非磁性体で製作されたスライダ、5はロック部材3が動く範囲を規定するためにベース部材1に形成された開口である。
【0016】
スライダ4は、図の右方にある図示略のタング挿入口からタングが挿入されて来たときに、タングに押されて図示略のスプリングに抗しながら、前方位置(非装着時位置)から後方位置(図の左方の装着時位置)に移動する。ラッチ部材2は、スライダ4の後方への移動により、非ラッチ位置(非装着時位置)からラッチ位置(装着時位置)へ揺動変位してタングを抜けないように係止する。ロック部材3は、ラッチ部材2が非ラッチ位置からラッチ位置へ変位した際に、非ロック位置(非装着時位置)からロック位置(装着時位置)に変位して、ラッチ部材2の非ラッチ位置への移動を阻止するものである。また、このバックルは、図示しないリリースボタンを備えており、リリースボタンを押すことにより、ロック部材3とラッチ部材2を非装着時の位置に戻し、それによりスライダ4がタングを押し出す。
【0017】
また、バックルのベース部材1の側部には、シートベルトの装着状態検知装置を構成するスイッチケース10が固定されている。スイッチケース10の内部空間11には、ホール素子20と、第1の磁石12と、第2の磁石13と、スプリング(付勢部材)16とが内蔵されている。第1の磁石12は、スライダ4に連結され、スライダ4と共にタングの挿入方向に沿って移動することで、シートベルト装着時にシートベルト装着信号をホール素子20に出力させ、シートベルト非装着時にシートベルト非装着信号をホール素子20に出力させる。この第1の磁石12は、シートベルト非装着時にはホール素子20から離れた位置にあり、シートベルト装着時にはホール素子20と対向する位置まで移動する。第2の磁石13は、第1の磁石12と分離したものであり、シートベルト非装着時にホール素子20と対向する位置にあることで、ホール素子20に作用する第1の磁石12の磁力を補強する役目を果たす。また、第2の磁石13は、シートベルト装着時に、奥へスライドする第1の磁石12に押されて、タングの挿入方向に平行に奥部へ移動する。スプリング16は、第2の磁石13をホール素子20と対向する位置に付勢するものである。
【0018】
ここで、ケース10の底面にはスリット14が設けられ、そのスリット14に第2の磁石13の下面に突設した突起15がスライド自在に嵌まっている。スリット14は、第2の磁石13がスプリング16によってタング挿入口側に押されても、所定位置より第1の磁石12側に移動して第1の磁石12の移動の邪魔をしないように、第2の磁石13の移動範囲を規制している。また、第1の磁石12と第2の磁石13は、ホール素子20と対向する面の磁極が互いに逆になるように極性が反対に設定されている。
【0019】
次に、図1及び図2を参照して、この例の作用について説明する。
シートベルト非装着時には、図1(a)に示すように、スライダ4が前方位置に待機するので、第1の磁石12がホール素子20から離れた位置にあり、第2の磁石13がホール素子20と対向する位置にある。このとき、第1、第2の磁石12、13の間では、図2(a)に示すような経路で磁力線が発生し、ホール素子20が非装着信号を出力する。即ち、第2の磁石13が、第1の磁石12を補強するような磁力を発生するため、強い磁力をホール素子20に作用させることができ、ホール素子20に安定した非装着信号を出力させることができる。従って、第1の磁石12を取り付けているスライダ4の位置精度がそれほど高く出ていなくても、ホール素子20から、第2の磁石13の作用による安定した非装着信号が出力されることになる。
【0020】
この状態からシートベルトのタングをバックルに挿入すると、スライダ4が後方へ移動し、ラッチ部材2がラッチ位置に移動してタングを係止する。また、ロック部材3がロック位置に移動してラッチ部材2をロックし、それによりシートベルトの装着が完了する。このとき、スライダ4の移動に伴い、スライダ4と連結された第1の磁石12が後方へ移動して、ホール素子20と対向する位置にある第2の磁石13を押し移動する。そしてホール素子20に対向する位置に第1の磁石12が置き換わることにより、第1、第2の磁石12、13の間で、図2(b)に示すような経路の磁力線が発生し、ホール素子20から発する信号が、非装着信号から装着信号に切り替わる。
【0021】
このように、この例の構成によれば、第1、第2の2つの磁石12、13がシートベルトの非装着時には離れていて、シートベルトを装着した段階で一体に接触し合うので、非装着信号と装着信号を明確に切り替えることができ、ホール素子20と磁石12、13の取付寸法等のバラツキの影響を極力排除することができる。また、もし異物噛み込み等により第2の磁石13がシートベルト装着側で固定されてしまうような故障が生じても、ホール素子20の設定を、第1の磁石12が非装着時位置にある状態で第2の磁石13による磁力がなくても、シートベルト非装着に相当する信号を出力するようにしてあるため、スライダ4に連結された第1の磁石12さえ移動可能であるならば、シートベルトの装着・非装着を検知できる。
【0022】
また、上のシートベルト装着状態からロック解除を行う場合は、図示略のリリースボタンを押す。そうすると、ラッチ部材2とロック部材3が非装着時の位置に戻り、バックルがタングを解放して、スライダ4がタングをバックルから押し出す。従って、スライダ4が非装着時位置に戻ることにより、ホール素子20が非装着信号を出力する。
【0023】
また、このようにシートベルトの装着状態検知装置の主たる構成要素を全てスイッチケース10の内部に収容したので、組立及び取付が容易となるメリットもある。また、第1の磁石12を連結してあるスライダ4は非磁性体でできているので、バックル側の部材が磁化されるのを防ぐことができる。従って、バックルの動作を阻害するおそれがないし、外部から金属のゴミが侵入した場合でも動作不良を起こすことがない。
【0024】
◇第2実施形態
図3は、この発明の第2実施形態のシートベルトの装着状態検知装置を内蔵したバックルの概略構成を示す側面図で、(a)はシートベルト非装着時、(b)はシートベルト装着時の状態をそれぞれ示している。この実施形態では、シートベルトの装着状態検知装置の構成だけを違えて、バックル自体の構成は第1実施形態のものと同じものとしている。
【0025】
同図において、1はベース部材、2はラッチ部材、3はロック部材、4はスライダ、5はロック部材3の移動経路を規制する開口部である。スイッチケース30は、その開口部の外側に固定されている。スイッチケース30のL型の内部空間31には、ホール素子40と、第1の磁石32と、第2の磁石33と、スプリング(付勢部材)36とが内蔵されている。ここでは、第1の磁石32が、L形の軌跡を描いて変位するロック部材3に連結されている。そしてこのロック部材3が変位することで、第1の磁石32が、シートベルト装着時にシートベルト装着信号をホール素子40に出力させ、シートベルト非装着時にシートベルト非装着信号をホール素子40に出力させる。この第1の磁石32は、シートベルト非装着時にはホール素子40から離れた位置にあり、シートベルト装着時にはホール素子40と対向する位置まで移動する。第2の磁石33は、第1の磁石32と分離したものであり、シートベルト非装着時にホール素子40と対向する位置にあることで、ホール素子40に作用する第1の磁石32の磁力を補強する役目を果たす。また、第2の磁石33は、シートベルト装着時に、奥へスライドする第1の磁石32に押されてケース30の内奥部へ移動する。スプリング36は、第2の磁石33をホール素子40と対向する位置に付勢するものである。
【0026】
ここで、ケース30の底面にも図示しないがスリットが設けられており、そのスリットに第2の磁石の下面の突起がスライド自在に嵌まることで、第2の磁石33の移動範囲を規制している。
【0027】
次に、図3を参照して、この例の作用について説明する。
シートベルト非装着時には、図3(a)に示すように、ロック部材3が上方の非装着時位置に待機するので、第1の磁石32がホール素子40から離れた位置にあり、第2の磁石33がホール素子40と対向する位置にある。このとき、第2の磁石33が、第1の磁石32を補強するような磁力を発生するため、強い磁力をホール素子40に作用させることができ、ホール素子40に安定した非装着信号を出力させることができる。従って、第1の磁石32を取り付けているロック部材3の位置精度がそれほど高く出ていなくても、ホール素子40から、第2の磁石33の作用による安定した非装着信号が出力されることになる。
【0028】
この状態からシートベルトのタングをバックルに挿入すると、スライダ4が後方へ移動し、ラッチ部材2がラッチ位置に移動してタングを係止する。また、ロック部材3がロック位置(下方位置)に移動してラッチ部材2をロックし、それによりシートベルトの装着が完了する。このとき、ロック部材3の移動に伴い、ロック部材3と連結された第1の磁石32が下方へ移動して、ホール素子40と対向する位置にある第2の磁石33を押し移動する。そしてホール素子40に対向する位置に第1の磁石32が置き換わることにより、第1、第2の磁石32、33間で発生する磁力線により、ホール素子40から発する信号が、非装着信号から装着信号に切り替わる。
【0029】
このように、この例の構成によれば、第1、第2の2つの磁石32、33がシートベルトの非装着時には離れていて、シートベルトを装着した段階で一体に接触し合うので、非装着信号と装着信号を明確に切り替えることができ、ホール素子40と磁石32、33の取付寸法等のバラツキの影響を極力排除することができる。また、もし異物噛み込み等により第2の磁石33がシートベルト装着側で固定されてしまうような故障が生じても、ホール素子40の設定を、第1の磁石32が非装着時位置にある状態で第2の磁石33による磁力がなくても、シートベルト非装着に相当する信号を出力するようにしてあるため、ロック部材3に連結された第1の磁石32さえ移動可能であるならば、シートベルトの装着・非装着を検知できる。
【0030】
また、上のシートベルト装着状態からロック解除を行う場合は、図示略のリリースボタンを押す。そうすると、ラッチ部材2とロック部材3が非装着時の位置に戻り、バックルがタングを解放して、スライダ4がタングをバックルから押し出す。従って、ロック部材3が非装着時位置に戻ることにより、ホール素子40が非装着信号を出力する。その他の効果は第1実施形態と同様である。
【0031】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、第1、第2の磁石12、13、32、33の当たり面に樹脂等の薄い挟み板を介在させると、機械的衝撃から磁石を保護することができる。また、上記実施形態では、第1の磁石をスライダ4やロック部材3に連結した場合を示したが、もう一つの可動部材であるラッチ部材2に連結してもよい。また、間接的にこれらスライダ4、ロック部材3、ラッチ部材2等の可動部材に第1の磁石を係合させることにより、可動部材の変位に第1の磁石が追従するように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明の構成によれば、2つの磁石を用いることにより、バックル側の部材に寸法的なバラツキがあっても、安定した検知信号を得ることができる。従って、バックルの製造精度を無理に高めたり強力な磁石を用いたりせずに、安価に性能を高めることができる。
【0033】
請求項2記載の発明の構成によれば、2つの磁石のホール素子に対向する面の極性を反対に設定したので、シートベルト非装着時に、第2の磁石で第1の磁石を大きく補強することができ、安定した出力を得ることができる。
【0034】
請求項3記載の発明の構成によれば、組立及び取付が容易となる。
【0035】
請求項4記載の発明の構成によれば、バックル側の部材が磁化されるのを防ぐことができるので、バックルの基本動作に悪影響が出ないようにすることができる。
【0036】
請求項5記載の発明の構成によれば、スライダ、ラッチ部材、ロック部材のいずれかに第1の磁石を連動させるので、安定したシートベルトの装着状態を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態のシートベルトの装着状態検知装置を内蔵したバックルの概略構成を示す側面図で、(a)はシートベルト非装着時、(b)はシートベルト装着時の状態をそれぞれ示す図である。
【図2】図1の第1、第2の磁石による磁力線の説明図で、(a)はシートベルト非装着時、(b)はシートベルト装着時の状態をそれぞれ示す図である。
【図3】この発明の第2実施形態のシートベルトの装着状態検知装置を内蔵したバックルの概略構成を示す側面図で、(a)はシートベルト非装着時、(b)はシートベルト装着時の状態をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
3 ロック部材(可動部材)
4 スライダ(可動部材)
10,30 スイッチケース
12,32 第1の磁石
13,33 第2の磁石
16,36 スプリング(付勢部材)
20,40 ホール素子
Claims (5)
- シートベルトを装着したとき非装着時位置から装着時位置へ移動すると共に、シートベルトの装着を解除したとき装着時位置から非装着時位置へ移動する可動部材を備えたバックルの内部に、
ホール素子と、
前記可動部材に追従して移動することで、シートベルト装着時にシートベルト装着信号を前記ホール素子に出力させ、シートベルト非装着時にシートベルト非装着信号を前記ホール素子に出力させる第1の磁石と、
該第1の磁石と分離され、シートベルト非装着時に前記ホール素子と対向する位置にあることで、ホール素子に作用する前記第1の磁石の磁力を補強すると共に、シートベルト装着時に第1の磁石に押されて移動する第2の磁石と、
該第2の磁石をホール素子と対向する位置に付勢する付勢部材と、
を備えていることを特徴とするシートベルトの装着状態検知装置。 - 前記第1の磁石と第2の磁石のホール素子と対向する面の磁極が互いに逆になるように、第1の磁石と第2の磁石の極性が反対に設定されていることを特徴とする請求項1記載のシートベルトの装着状態検知装置。
- 前記ホール素子、第1の磁石、第2の磁石、付勢部材が、バックルのベース部材に固定されるスイッチケースに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシートベルトの装着状態検知装置。
- 前記第1の磁石が可動部材に直接結合されており、当該可動部材が非磁性体で構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のシートベルトの装着状態検知装置。
- 前記可動部材が、タング挿入口から差し込まれるタングに押されて後方へ移動するスライダ、該スライダの後方への移動により非ラッチ位置からラッチ位置へ変位するラッチ部材、該ラッチ部材がラッチ位置へ変位した際にラッチ部材の非ラッチ位置への移動を阻止するべくロック位置へ移動するロック部材、のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のシートベルトの装着状態検知装置。
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