JP3598169B2 - 自動車用ホイールカバー及びその取付クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ディスクホイールのリムフランジ縁部への挟着部と、ホイールカバーを固定するための受け面とを備えたホイールカバー取付クリップと、このクリップを用いてディスクホイールに取り付けられるホイールカバーとに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホイールカバーは、一般に、ディスクホイールのリムに形成されたハンプ部を利用してディスクホイールに装着されている。従来の一般的なディスクホイールの断面図を図7(a)に、そのB部の拡大図を図7(b)に示している。図示しているように、ハンプ部3は、ディスクホイール1のリム2の所定位置に形成された、ディスクホイール1の径方向外側に突出する隆起部であり、タイヤ端部が内側へ移動することを防止するものである。図において、理解を容易にするためハンプ部3を大きく描いているが、実際のハンプ部は突出量0.5mm程度の僅かな隆起部である。
【0003】
一方、このハンプ部3を用いてディスクホイール1に取り付けるホイールカバー4は、図8に示しているようなものであって、ディスク状の本体4aとその裏面から突出する複数の爪部4bとを一体的に射出成形したものである。そして、爪部4bの先端の突出部4cをハンプ部3の裏側の凹部にはめ込み、さらに、ワイヤーリング5を用いて爪部4bの先端4cをハンプ部3の裏側の凹部内でディスクホイール1の半径方向外側に押圧することによって、ホイールカバー4をディスクホイール1に取り付けるようになっている。
【0004】
ところが、ディスクホイール1には多くの種類があり、たとえ同一直径であっても多様な型式のものがある。そして、多くの場合、型式が異なればハンプ部3の位置及び深さ寸法も異なる。したがって、ハンプ部3を利用してディスクホイール1に固定するホイールカバー4では、各型式のディスクホイール1に対して専用のものとならざるを得ず、汎用性に乏しいという問題があった。
【0005】
そこで、本願出願人は、同一の規格径寸法のディスクホイールであれば、その型式に関係なく装着することが可能なホイールカバーとして、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aにクリップを挟着し、このクリップを利用して取り付けるタイプのホイールカバーを提案している(特願平7−211628号、特願平7−217044号参照)。
【0006】
このクリップを用いたホイールカバーの取付構造を図9及び図10に示している。図9のクリップ6a及び図10のクリップ6bは、それぞれ、ディスクホイール1のリム2のフランジ縁部2aへの挟着部Aと、ホイールカバー7a,7bを固定するための受け面Bとを備えている。図9はクリップ6aの受け面Bとホイールカバー7aの裏面との間に固定手段として面状ファスナ8aを用いた例、図10はクリップ6bの受け面Bとホイールカバー7bの裏面との間にスナップ係合する凹凸係合手段8bを用いた例である。いずれの場合も、クリップ6a,6bの受け面Bに対してホイールカバー本体7a,7bを面直角方向に押し付けて装着する構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aは製造上の寸法公差が大きく、リムフランジ縁部2aの端の位置のばらつきが大きいため、クリップ6a,6bが傾いて装着されやすく、ディスクホイール毎にクリップを寸法管理する必要があった。これは、図11に示すように、リムフランジ縁部2aが仮想線で表した正規寸法よりも短く仕上がっている場合はクリップ6a,6bの先端がディスクホイール1の外向き(図の上向き)に傾き、図12に示すようにリムフランジ縁部2aが正規寸法よりも長く仕上がっている場合はクリップ6a,6bの先端がディスクホイール2の内向き(図の下向き)に傾くのに対処して、受け面Bを水平にするためである。なお、図11の場合にはホイールカバー本体7a,7bをディスクホイール2側へ押し込めばクリップ6a,6bを押さえながら受け面Bをホイールカバー本体7a,7bに合わせて装着することは可能であるが、図12の場合には、クリップ6a,6bの受け面Bとホイールカバー本体7a,7bとの間に隙間が生じるため、受け面Bが水平になるクリップ6a,6bを用いる必要があった。
【0008】
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、ディスクホイールのリムフランジ縁部に取り付けてホイールカバーを固定するクリップを改良して、リムフランジの端の位置が正規の位置からずれている場合でも受け面の傾きを矯正できるようにし、それによってクリップの寸法管理を不要にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
本発明に係るホイールカバー取付クリップは、自動車のディスクホイールのリムフランジ縁部に挟着するように構成された挟着部と、ホイールカバーを固定するための受け面とを備えたものであって、上述の技術的課題を解決するために、以下のように構成されたことを特徴としている。
【0010】
すなわち、このクリップは、上記挟着部を備えた第1クリップと、上記受け面を備えた第2クリップとからなり、第1クリップと第2クリップを角度調整可能に連結する連結手段を備えている。この連結手段は、第1、第2クリップの一方に形成された支持片と、この支持片に対して角度調整可能に挟着するように第1、第2クリップの他方に形成された挟着片とから構成することができる。
【0011】
上記構成においては、第1クリップは、ディスクホイールのリムフランジ縁部の仕上がり形状に応じた形で装着されるので、リムフランジ縁部が規格の基準寸法よりも短い場合や長い場合、第1クリップはディスクホイールに傾いて装着されることになる。しかし、受け面を備えた第2クリップを第1クリップに対して角度調整可能に連結するようにしているので、ホイールカバー本体を取り付けるときに受け面をホイールカバー本体の裏面に沿った向きに調整することができる。したがって、クリップの寸法管理をしなくても、リムフランジの寸法のばらつきを吸収することができる。
【0012】
また、上記構成においては、挟着片を、支持片を挟む相対する2面の挟着面から構成し、かつ、この挟着面に、支持片の両面と接触する突起を備えたものとして構成することができる。この突起は、支持片の両面に対してホイールカバーの径線と略直交する方向沿いに線接触する断面U形状やV形状の突条として構成したり、支持片の両面と点接触するように球面状、円錐状、角錐状に構成したりできる。
【0013】
突起を支持片の両面と線接触するように構成すれば、リムフランジ寸法のばらつきによる第1クリップの傾きを吸収して受け面をホイールカバーの裏面に沿った向きに調整できる。また、突起を支持片の両面と点接触するように構成すれば、挟着片を支持片に対してあらゆる方向へ角度調整することができるので、第1クリップがどのような方向へ傾いていても、受け面をホイールカバーの裏面に沿った向きに調整することができる。
【0014】
そして、自動車用ホイールカバーを、このように構成された取付クリップと、ディスク状のホイールカバー本体と、第2クリップの受け面と該ホイールカバー本体とを固定する固定手段とから構成することによって、クリップの受け面の角度を簡単に調整可能で、装着性に優れたホイールカバーを提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るホイールカバーとその取付クリップの実施の形態を、図1から図6を用いて詳細に説明する。
【0016】
図1は、このホイールカバー10を自動車のディスクホイール1に取り付ける状態を示す分解斜視図である。図において、1はディスクホイール、9はディスクホイール1に取り付けられたタイヤである。このホイールカバー10は、ホイールカバー本体11と、ホイールカバー本体11をディスクホイール1に取り付ける手段としての取付クリップ12とから構成されている。なお、図では取付クリップ12を一つだけ示しているが、本発明のホイールカバーの実施品としては、取付クリップを3個用いるのが好適である。
【0017】
図2は取付クリップ12の斜視図、図3はこのホイールカバー10をディスクホイール1に取り付けた状態を示す要部断面図、図4(a)は取付クリップ12の側面図、図4(b),(c)はそのA−A線断面図である。
【0018】
ホイールカバー本体11は、図3に示すように、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aの外径と同等か、またはそれよりも僅かに大きな直径のディスク状カバー部11aと、このカバー部11aの外周縁部からカバー部11aの裏面側へ延出する周壁部11bとを備え、周壁部11bによってホイールカバー本体11の十分な強度を保証している。
【0019】
各取付クリップ12は、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aに挟みつける挟着部21を備えた第1クリップ20と、ホイールカバー本体11を固定するための受け面37を備えた第2クリップ30とから構成され、第1クリップ20と第2クリップ30は角度調整可能に連結されている。
【0020】
第1クリップ20の挟着部21は、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aに圧入して挟着するように2枚の挟着面21a,21bから構成されている。リムフランジ縁部2aの外側に位置する挟着面21aは第1クリップ20の全幅にわたって形成され、内側の挟着面21bはその幅方向の中央部にのみ形成されている。なお、外側の挟着面21aの両端部は内側の挟着面21bと対峙していないため、リムフランジ縁部2aに対する十分な挟着力を保証するように切り起こし片21cが設けられている。また、この第1クリップ20の挟着部21は、ディスクホイール1のリムフランジ2の縁部2aに沿うように、ディスクホイール1の周方向へ全体に僅かに湾曲している。
【0021】
この第1クリップ20の内側の挟着面21bの両側には、ホイールカバー本体11とほぼ平行な面に沿って延在する2枚の支持片22が形成されている。各支持片22の先端には、図3において支持片22の直角下方へ連接し、さらにその先端部が挟着部21側へ回り込むように屈曲形成された脚部23が設けられている。図示した例では、第1クリップ20は、弾力性の高いバネ性の金属板の折り曲げ加工品として示しているが、プラスチック成形品で形状を適宜設計したものを用いてもよい。
【0022】
第2クリップ30は、プラスチック成形品で構成され、第1クリップ20の支持片22に対して角度調整可能に挟着するように形成された2枚の挟着片31を備えている。各挟着片31は、ヒンジ部32により開閉可能に連結されており、その先端には、両挟着片31を閉じた状態で保持するための係止爪33が形成されている。また、両挟着片32の内面には、図4(a)のA−A線断面図である図4(b)に示すように、断面がV形状の突起34が形成され、第1クリップ20の支持片22の両面に対してホイールカバーの径線と略直交する方向沿いに線接触するようになっている。なお、突起34は、図4(c)に示すように表面が湾曲した断面U形状にしてもよい。
【0023】
第2クリップ30の上面(ホイールカバー受け面37)には、面状ファスナ35が設けられている。面状ファスナ35は、図2に示すようにキノコ状の突起36が多数密集して構成されたものである。図示の例では、キノコ状の突起36は、第2クリップ30と一体成形されている。一方、この第2クリップ30の受け面37にホイールカバー本体11を固定するため、図1に示すように、ホイールカバー本体11の裏面には、第2クリップ30の位置に対応して面状ファスナ13が固定される。面状ファスナ13は、図1では詳細を示していないが、その裏面に、第2クリップ30と同様のキノコ状の突起が多数密集して形成されたものである。
【0024】
上記構成のホイールカバー10は、リムフランジ縁部2aに第1クリップ20を挟着するとともに、その支持片22に第2クリップ30を挟みつけ、さらに、ホイールカバー本体11の裏面の面状ファスナ13の位置を第2クリップ30の面状ファスナに合わせてディスクホイール1側へ押し付けることにより、ディスクホイール1に取り付けることができる。その際、脚部23がホイールカバー本体11の押し込みに対する支えとなるので、両面状ファスナ35,13のキノコ状突起の先端部同士を確実に噛み合わせてしっかりと係合させることができる。このようにしてホイールカバー10をディスクホイール1に装着した状態においては、ホイールカバー本体11が、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aの直径と同等かまたはそれよりも僅かに大きい直径に形成されているので、ディスクホイール1のリムフランジ縁部2aよりも内径側のほぼ全領域をカバーできる。
【0025】
図5は、第2クリップ30の受け面37にホイールカバー本体11を取り付ける状態を示す断面図である。図5(a)は、リムフランジ縁部2aが規格の基準寸法通り形成され、第1クリップ20が水平になっている状態を示している。一方、図5(b)及び図5(c)はそれぞれリムフランジ縁部2aが基準寸法からずれていて第1クリップ20が傾いている状態を示している。このような場合、第1クリップ20が図5(b)及び図5(c)のどちらの方向へ傾いていても第2クリップ30は水平にできるので、取付クリップ12を細かく寸法管理しなくてもホイールカバー本体11を確実に装着できる。また、図5(d)に示すように第1クリップ20が水平でホイールカバー本体11が傾いている場合でも、同様に第2クリップ30をホイールカバー本体11の傾きに合わせられる。
【0026】
なお、突起34は、図6(a)や図6(b)に示すように、支持片22の両面と点接触するように球面状や角錐状その他の形状にすることができる。この場合、第1クリップ20の支持片22を第1クリップ20の中央1ケ所に形成するとともに、その両側に挾着面21bを形成し、支持片22と突起34が1ケ所で接触するようにすればよい。このように構成すれば、第2クリップ30を第1クリップ20の支持片22に対してあらゆる方向へ角度調整することができるので、第1クリップ20やホイールカバー本体11がどのような方向へ傾いていても、受け面37をホイールカバー本体11の裏面に沿った向きに調整することができる。
【0027】
以上のように構成したホイールカバー10においては、取付クリップ12の挟着部21を、同一規格径のディスクホイール1であれば型式に関係なくほぼ同一寸法構成のリムフランジ縁部2aを利用して取り付けるようにしており、しかもリムフランジ縁部2aの寸法のばらつきも吸収するように構成しているので、規格径寸法が同一のディスクホイール1であれば、その型式を問わず、高い汎用性で取り付けることが可能であり、かつ、ハンプの形成されていないディスクホイール1に対して取り付けることも可能である。
【0028】
また、上記構成においては、クリップ12をリムフランジ縁部2aの周方向の任意の位置に配置することができるので、例えばバランスウェイトがリムフランジ縁部2aに取り付けられていても、ホイールカバー10の取付自由度が制限されることはない。なお、ホイールカバー本体11は、両方の面状ファスナー13,35の位置が少しぐらいずれていても、キノコ状の突起同士が十分にかみ合っていればディスクホイール1に確実に取り付けることができる。また、両方の面状ファスナー13,35の相対的な位置のずれが大きい場合は、クリップをリムフランジ縁部2aの周方向にスライドさせることによって、そのずれを簡単に修正できる。
【0029】
さらに、クリップ12は、その構成要素の大部分がディスクホイール1のリムフランジ縁部2aの内面側に位置し、リムフランジ縁部2aの外側に出ているのが挟着片21aだけであるため、車両走行中におけるタイヤ6の変形によってクリップ12が影響を受けるおそれは少ない。また、クリップ12は、ホイールカバー本体11の裏側に位置するので外からは見えず、したがって、意匠性の低下も生じない。
【0030】
なお、ホイールカバー10をディスクホイール1に安定して取り付けるためにはクリップ12を等間隔に3個配置するのが好適である旨を説明したが、個数や配置は適宜変更してもよい。例えば、リムフランジ縁部2aの表面にバランスウェイトを配置した場合など、クリップ12を等間隔で配置できない場合には、バランスウェイトを避けながらできるだけ等間隔に近い配置にすればよい。
【0031】
さらに、上記構成のホイールカバーにおいては、ディスクホイール1のハンプ部に係合する爪部材が存在しないので、射出成形によらずに、簡単な形状の型を使用してプレート状のプラスチック素材から真空成形等によって製造することができる。したがって、コストダウンが可能となる。
【0032】
なお、本発明は上記構成に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記構成においては、第2クリップ30にホイールカバー本体11を固定するのにキノコ状の突起36を密集して配置した面状ファスナ35,13を用いているが、面状ファスナとしては、一方に多数のループを密集して設け、他方にこのループと係合する多数のフックを密集して設けたものを用いてもよい。また、面状ファスナの代わりに、図10に示したような互いにスナップ係合する凹凸係合手段やその他の係合手段を適宜使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のホイールカバーを自動車のディスクホイールに取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図2】取付クリップの斜視図である。
【図3】ホイールカバーをディスクホイールに取り付けた状態を示す要部断面図である。
【図4】(a)図はクリップの側面図であり、(b)図及び(c)図はそのA−A線断面図である。
【図5】クリップの受け面にホイールカバー本体を取り付ける状態を示す断面図である。
【図6】第2クリップの挟着片の内面に形成する突起の変形例を示す斜視図である。
【図7】図7(a)は従来の一般的なホイールの概略断面図、図7(b)は図7(a)のB部拡大図である。
【図8】ホイールカバーの取付構造の従来例を示す要部断面図である。
【図9】ホイールカバーの取付構造の他の従来例を示す要部断面図である。
【図10】ホイールカバーの取付構造の他の従来例を示す要部断面図である。
【図11】従来の取付構造においてホイールカバーがクリップに正常に取り付けられない状態を示す断面図である。
【図12】従来の取付構造においてホイールカバーがクリップに正常に取り付けられない状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクホイール
2a リムフランジ縁部
10 ホイールカバー
11 ホイールカバー本体
11a カバー部
11b 周壁
12 クリップ
13 面状ファスナ
20 第1クリップ
21 挟着部
21a,21b 挟着面
21c 切り起こし片
22 支持片
23 脚部
30 第2クリップ
31 挟着片
32 ヒンジ部
33 係止片
34 突起
35 面状ファスナ
36 キノコ状突起
37 受け面

Claims (5)

  1. 自動車のディスクホイール(1)のリムフランジ縁部(2a)に挟着するように構成された挟着部(21)と、ホイールカバー本体(11)を固定するための受け面(37)とを備えたホイールカバー取付クリップであって、
    上記挟着部(21)を備えた第1クリップ(20)と、上記受け面(37)を備えた第2クリップ(30)とからなり、
    上記第1クリップ(20)と第2クリップ(30)を角度調整可能に連結する連結手段(22,31)を備えたことを特徴とするホイールカバー取付クリップ。
  2. 上記連結手段(22,31)が、上記第1、第2クリップ(20,30)の一方(20)に形成された支持片(22)と、該支持片(22)に対して角度調整可能に挟着するように該クリップ(20,30)の他方(30)に形成された挟着片(31)とから構成されたことを特徴とする請求項1記載のホイールカバー取付クリップ。
  3. 上記挟着片(31)が、上記支持片(22)を挟む相対する2面の挟着面からなり、かつ、該挟着面に、該支持片(22)の両面に対して上記ホイールカバー本体(11)の径線と略直交する方向沿いに線接触する突起(34)を備えたことを特徴とする請求項2記載のホイールカバー取付クリップ。
  4. 上記挟着片(31)が、上記支持片(22)を挟む相対する2面の挟着面からなり、かつ、該挟着面に、該支持片(22)の両面と点接触する突起(34)を備えたことを特徴とする請求項2記載のホイールカバー取付クリップ。
  5. 請求項1からの4のいずれか1項に記載の取付クリップ(12)と、ディスク状のホイールカバー本体(11)と、上記第2クリップ(30)の受け面(37)と該ホイールカバー本体(11)とを固定する固定手段(13,35)とを備えたことを特徴とする自動車用ホイールカバー。
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