JP3597719B2 - 建物用シャッターの駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物用シャッターのシャッターカーテンを繰り出し、巻き取るための駆動装置に係り、例えば、シャッターカーテンが耐火性シートで形成された防災用シャッターに利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
シャッターカーテンが耐火性シートで形成されている防災用シャッターは、例えば、建物の防災区画の境界部に配置され、この境界部は、通常の建物出入口よりも幅寸法が大きい大スパンを要求される場合がある。このような大スパンの境界部の天井裏に防災用シャッターの巻取部を設置し、この巻取部の正逆回転で耐火性シートの繰り出し、巻き取りを行って防災区画を開閉しようとする場合に、1本の巻取部で境界部の全長をカバーしようとすると、巻取部に大きな撓みが生じ、耐火性シートの繰り出し、巻き取りを所定どおり行えなくなるおそれがある。
【0003】
この問題を解決するための一つの方策として、複数個の巻取部を軸方向に並設するとともに、互いに隣接している2個の巻取部を、これらの巻取部の一部同士を重ね部分として位置ずれ配置し、これにより、それぞれの巻取部に巻き取られている耐火性シートの対向側の端部同士を重ねて繰り出すことができるようにすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような解決策を採用した場合には、複数の巻取部を正逆回転させるための新たな駆動装置が必要となるが、構造が複雑になることは好ましくなく、簡単化することが求められる。
【0005】
本発明の目的は、構造を簡単化できるようになる建物用シャッターの駆動装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る建物用シャッターの駆動装置は、回転することによりシャッターカーテンを繰り出し、巻き取る複数個の巻取部が軸方向に並設されているとともに、互いに隣接している2個の巻取部が、これらの巻取部の一部同士が重ね部分となって位置ずれ配置され、これら2個の巻取部の重ね部分側のそれぞれの端部を支持する支持部材に、複数個の巻取部のうちの少なくともこれら2個の巻取部を回転させる駆動手段が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0007】
この建物用シャッターの駆動装置によると、複数個の巻取部のうち、少なくとも互いに隣接している2個の巻取部を回転させる駆動手段は、これら2個の巻取部の重ね部分側のそれぞれの端部を支持する支持部材に取り付けられているため、巻取部の端部を支持するためにもともと必要な支持部材を利用して駆動手段の取り付けを行え、駆動手段の取り付けのための特別な部材等は不要になるため、構造を簡単化できる。
【0008】
また、本発明に係る建物用シャッターの駆動装置は、回転することによりシャッターカーテンを繰り出し、巻き取る複数個の巻取部が軸方向に並設されているとともに、互いに隣接している2個の巻取部が、これらの巻取部の一部同士が重ね部分となって位置ずれ配置され、複数個の巻取部のうちの少なくともこれら2個の巻取部の一方を回転させる駆動力を発生する駆動源に、この駆動源からの駆動力を他方の巻取部に伝達して回転させる駆動力伝達機構の始端部が接続されていることを特徴とするものである。
【0009】
この建物用シャッターの駆動装置によると、互いに隣接している2個の巻取部の一方を回転させる駆動力を発生する駆動源に、この駆動源からの駆動力を他方の巻取部に伝達して回転させる駆動力伝達機構の始端部が接続されているため、2個の巻取部を隣接配置させたとき、もともと1個の巻取部を駆動力伝達機構を介して回転させるために用意されていた駆動源に他方の巻取部のための駆動力伝達機構の始端部を接続するだけで、両方の巻取部を回転させることができる。このため、2個の巻取部を回転させるための駆動装置を、1個の巻取部を回転させるために用意されている機構をそのまま利用して構成することが可能になり、構造の簡単化を図ることができる。
【0010】
以上の本発明において、巻取部の個数は2個でもよく、3個以上でもよい。巻取部が3個以上である場合には、3個目やそれ以降の巻取部を回転させる駆動手段、駆動源は、前記駆動手段、前記駆動源でもよく、他の駆動手段、他の駆動源を設けてこれらとしてもよい。
【0011】
また、以上の本発明に係る建物用シャッターは、シャッターカーテンが耐火性シートによる防災用シャッターでもよく、複数のスラットやパネル、パイプ等で形成された通常の出入口用等のシャッターでもよく、本発明は任意な建物用シャッターに適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づき説明する。図面で示された本実施形態の建物用シャッターは防災用シャッターである。
【0013】
図1は、第1実施形態に係る防災用シャッター1の斜視図で、図2は、建物躯体を加えて示したその側断面図である。図2に示すように、建物の防災区画の境界部の天井裏空間Sには防災用シャッター1を構成する第1巻取部2と第2巻取部3とが上下に配置され、これらの巻取部2,3の両端部は支持部材であるブラケットで回転自在に支持されている。図1には、これらのブラケットのうち、第1巻取部2の右側ブラケット4と、第2巻取部3の左側ブラケット5とが示されている。
【0014】
図1に示されているとおり、第1巻取部2と第2巻取部3は軸を平行としながら軸方向に並設されているとともに、第1巻取部2の右側の端部付近と第2巻取部3の左側の端部付近とが軸方向に重なった重ね部分となって上下に位置ずれ配置されている。ブラケット5には両巻取部2,3を正逆回転させる駆動源であるモータ6が取り付けられ、このモータ6の駆動軸6Aに固定されたスプロケット7と、第2巻取部3の左側端部に固定されたスプロケット8とにチェーン9が掛け回されている。
【0015】
また、モータ6の駆動軸6Aにはスプロケット10が固定され、ブラケット4とブラケット5には伝動軸11が回転自在に架設されている。ブラケット5で支持されている伝動軸11の左側端部にスプロケット12が取り付けられ、このスプロケット12とスプロケット10とにチェーン13が掛け回されている。さらに、ブラケット4で支持されている伝動軸11の右側端部にスプロケット14が取り付けられ、このスプロケット14と、第1巻取部2の右側端部に固定されているスプロケット15とにチェーン16が掛け回されている。
【0016】
以上において、ブラケット4,5は、図2に示すように、天井裏空間Sに形成されている建物躯体17に取り付けられている。また、第1巻取部2と第2巻取部3にはシャッターカーテンである耐火性シート18,19が巻き付けられ、これらのシート18,19の下端は天井20の細幅開口部21から天井下空間に臨んでいる。
【0017】
図示しないセンサで火災発生が検出されてモータ6が正回転すると、スプロケット7、チェーン9、スプロケット8からなる駆動力伝動機構22により第2巻取部3が正回転するとともに、スプロケット10、チェーン13、スプロケット12、伝動軸11、スプロケット14、チェーン16、スプロケット15からなる駆動力伝動機構23を介して第1巻取部2も正回転し、これらの巻取部2,3は同速度で回転する。このため、両巻取部2,3からは耐火性シート18,19が互いの端部同士が重なりながら同速度で繰り出され、耐火性シート18,19の下端に設けられている座板が床に接触すると、モータ6は停止し、防火区画の境界部はこれら耐火性シート18,19で閉じられる。
【0018】
一方、モータ6が逆回転すると、駆動力伝達機構22,23を介して両巻取部2,3は同速度で逆回転し、両巻取部2,3に耐火性シート18,19が巻き取られて上記座板が所定高さまで上昇した後、モータ6が停止することにより上記境界部は開放される。
【0019】
以上において、両巻取部2,3を回転させるためにモータ6と駆動力伝達機構22,23から構成されている駆動手段は、両巻取部2,3のブラケット4,5に取り付けられている。これらのブラケット4,5はもともと巻取部2,3を天井裏空間Sで回転自在に支持するために設けられるものであるため、この駆動手段の取り付けを両巻取部2,3にもともと必要な部材を利用して行え、構造の簡単化を達成できる。
【0020】
また、両駆動力伝達機構22,23の始端部は、モータ6の駆動軸6Aに取り付けられたスプロケット7と10で構成され、これらの始端部から両駆動力伝達機構22,23はモータ6より両巻取部2,3へと延びている。そして、巻取部3を回転させるための一方の駆動力伝達機構22は、巻取部3の耐火性シート19だけで幅の小さな防災区画境界部を開閉する場合において、この巻取部3だけをモータ6からの駆動力で回転させるための機構として使用できるものである。本実施形態では、巻取部2を回転させるための他方の駆動力伝達機構23の始端部はモータ6に接続されているため、隣接配置されている両巻取部2,3を同じモータ6からの駆動力で回転させるための本実施形態に係る駆動装置は、幅の小さな防災区画境界部用としてもともと巻取部3だけを回転させるために用意されていた一方の駆動力伝達機構22をそのまま使用し、モータ6に、新たに用意した他方の駆動力伝達機構23の始端部を接続するだけで構造簡単に構成することができる。
【0021】
図3は別実施形態を示し、この実施形態では巻取部3のブラケット5は、上下の部材5A,5Bをボルト等の結合具30で結合することにより形成されている。この実施形態によると、下ブラケット5Aとモータ6と駆動力伝達機構22とにより構成されていた、巻取部3だけによる幅の小さな防災区画境界部用の防災用シャッターの駆動装置に、上部材5Bと駆動力伝達機構23とを追加するだけで、両巻取部2,3を使用した幅の大きな防災区画境界部用の防災用シャッターの駆動装置を構成することができ、もともと用意されていた下部材5Aを使用するため、幅の小さな防災区画境界部用の防災用シャッターの駆動装置の全部を使用することにより、簡単な構造とすることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によると、建物用シャッターの駆動装置を簡単の構造で構成できるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の駆動装置を示す斜視図である。
【図2】建物の躯体を加えて示した図1の側断面図である。
【図3】第2実施形態を示す図1と同様の図である。
【符号の説明】
1 建物用シャッターである防災用シャッター
2,3 巻取部
4,5 支持部材であるブラケット
6 駆動源であるモータ
18,19 シャッターカーテンである耐火性シート
22,23 駆動力伝達機構

Claims (7)

  1. 回転することによりシャッターカーテンを繰り出し、巻き取る複数個の巻取部が軸方向に並設されているとともに、互いに隣接している2個の巻取部が、これらの巻取部の一部同士が重ね部分となって位置ずれ配置され、これら2個の巻取部のうちの一方の巻取部は、前記2個の巻取部の前記重ね部分側のそれぞれの端部を支持する支持部材のうちの一方の支持部材で支持されているとともに、駆動源からの駆動力で回転し、かつこの駆動源からの駆動力は、前記一方の支持部材と、他方の巻取部を支持している他方の支持部材とに回転自在に架設された伝動軸を含んで構成されている駆動力伝達機構を介して前記他方の巻取部を回転させることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  2. 請求項1に記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記一方の支持部材には、前記駆動源からの駆動力で前記一方の巻取部を回転させる駆動力伝達機構が配置されていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記駆動源は前記一方の支持部材に取り付けられていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記一方の支持部材は上下の部材の結合で形成され、これらの部材のうちの一方は前記一方の巻取部を支持し、他方に、前記駆動源からの駆動力によって前記他方の巻取部を回転させるための前記駆動力伝達機構が配置されていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  5. 請求項4に記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記一方に、前記駆動源からの駆動力によって前記一方の巻取部を回転させるための駆動力伝達機構が配置されていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  6. 請求項4又5に記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記一方に前記駆動源が取り付けられていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の建物用シャッターの駆動装置において、前記シャッターカーテンは耐火シートで形成されていることを特徴とする建物用シャッターの駆動装置。
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