JP3597032B2 - 保護用フィルムの剥離装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、薄肉状の硬質あるいは軟質の板材の表面を保護するために粘着された保護用フィルムを、当該板材の使用に際して剥離するための剥離装置であって、特に偏光板からその保護用フィルムを剥離するのに適した保護用フィルムの剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶表示パネルは、液晶が封入された液晶セルの表面にフィルム状の偏光板が貼付されて構成されている。このため、この液晶表示パネルの製造工程では、液晶セルを構成するガラス基板の表面に偏光板が接着されることになる。偏光板は、ガラス基板に接着される接着面に予め接着剤が塗布され、この接着面が保護用フィルムで被覆された状態で供給されるようにしてあり、ガラス基板に偏光板を接着する工程では、偏光板を被覆している保護用フィルムを剥離して接着面を露呈させ、この接着面をガラス基板に接着させる。保護用フィルムの剥離作業を人手によって行なうと、生産効率の向上の阻害原因となったり、人体から飛散した塵埃などが偏光板の接着面に付着してしまうおそれがあるため、この剥離作業を機械化するようになってきている。
【0003】
偏光板から保護用フィルムを剥離する作業を機械化したものとして、例えば特開平8−50290号公報に記載された偏光板の貼付方法およびその装置がある。この貼付装置における保護用フィルムの剥離機構は、偏光板を液晶表示パネルのパネル本体の一面側に貼り付けるための貼り付け位置に向って回動する送りベルトを有し、この送りベルトがその上面粘着面に離型フィルムを下面に貼り付けた偏光板を離型フィルムを粘着することにより担持して搬送し、貼り付け位置にて移動規制された偏光板から離型フィルムを送りベルトによって引き剥がすようにしたもので、偏光板を楔型状のガイドで案内し、その先端部において偏光板から離型フィルムが分離することにより該離型フィルムを剥離する構造としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の剥離機構では、送りベルトが偏光板を担持して搬送する構造であるから、次のような問題がある。偏光板はその離型フィルムが送りベルトの粘着面に粘着されて搬送されるのであるが、送りベルトはローラに巻回され、前記楔型状をしたガイド部材によって張設されているもので、該送りベルトが偏光板に積極的に押圧されることがない。このため、偏光板と送りベルトとが十分に粘着されないおそれがある。これらの粘着が不十分であると、離型フィルムが偏光板から剥離できなくなってしまうおそれがある。また、偏光板の進行方向の先端側において離型フィルムが送りベルトに十分に粘着されていなければ、確実な剥離を行なえない。すなわち、離型フィルムの全体に亙って粘着が不十分である場合には、剥離されずに離型フィルムが粘着したままの状態の偏光板が次工程に供給されることになり、離型フィルムの中央部が十分に粘着されているような場合には、この中央部から剥離されてしまうことになり、離型フィルムが折畳まれた状態となって巻き取りローラ側に送られ、該離型フィルムが詰ってしまうおそれがある。
【0005】
そこで、この発明の目的は、偏光板に粘着されている保護用フィルムを確実に偏光板から剥離させることができ、次工程において円滑な処理が行なえるようにすると共に、保護用フィルムを端部から整然と剥離することができる保護用フィルムの剥離装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための技術的手段として、この発明に係わる保護用フィルムの剥離装置は、予め接着剤が塗布され、該接着剤が保護用フィルムで保護されている適宜な寸法に裁断された貼着物としての偏光板を、液晶表示パネルを構成する被貼着物としてのガラス基板の表面に上記接着剤によって貼付するのに先立って、上記保護用フィルムを偏光板から剥離する保護用フィルムの剥離装置において、前記偏光板を、剥離すべき前記保護用フィルムで被覆されていない面をほぼ均等に保持する保持手段と、前記偏光板の剥離すべき保護用フィルムで被覆された面に対して、該面に沿った方向に移動自在であり、該面と交差する方向に移動自在に支持された剥離用テープ案内手段と、前記剥離用テープ案内手段に案内される接着性を備えた剥離用テープと、前記剥離用テープを送り出すテープ供給手段と、前記剥離用テープを回収するテープ回収手段とからなり、前記剥離用テープ案内手段は、一方のローラが他方ローラの支持軸を中心として旋回自在に設けられた一対のローラと、前記一方のローラを、該ローラが前記保護用フィルムに押圧される方向に旋回するよう付勢する付勢手段とを有し、前記剥離用テープ案内手段を移動させて剥離用テープを保護用フィルムに押圧し、該剥離用テープ案内手段の移動と剥離用テープの前記テープ供給手段から前記テープ回収手段へ向う移動とによって剥離用テープに接着された保護用フィルムを偏光板から剥離することを特徴としている。
【0007】
液晶表示パネルを組み立てる工程においては、液晶セルを構成するガラス基板に偏光板を貼付する工程があり、偏光板は接着剤が予め塗布された接着面を保護用フィルムで被覆した状態で当該工程に供給される。このため、この保護用フィルムを剥離するために、この剥離装置に供給される。供給された偏光板は前記保持手段によって均等に安定した状態で保持される。この偏光板に対して前記剥離用テープ案内手段を適宜に移動させて剥離用テープを保護用フィルムの適宜位置に押圧して、該剥離用テープと保護用フィルムとを接着する。次いで、剥離用テープ案内手段を適宜方向に移動させて剥離用テープを移動させると、保護用フィルムが偏光板から徐々に剥離される。また、剥離用テープをテープ供給手段からテープ回収手段へ移動させると、剥離された保護用フィルムが剥離用テープと共にテープ回収手段に送られる。この剥離用テープの移動によっても保護用フィルムの剥離が行なわれる。次いで、保護テープが剥離された偏光板をガラス基板に貼着する工程に供給する。
【0008】
また、偏光板から保護用フィルムを剥離する以外にも、粘着性の保護用シートや保護用フィルムなどを貼着物から剥離し、該貼着物を被貼着物に貼付する場合があり、斯かる場合に対して、請求項2の発明に係る保護用フィルムの剥離装置は 予め接着剤が塗布され、該接着剤が保護用フィルムで保護されている適宜な寸法に裁断された貼着物を、被貼着物の表面に上記接着剤によって貼付するのに先立って、上記保護用フィルムを貼着物から剥離する保護用フィルムの剥離装置において、前記貼着物を、剥離すべき前記保護用フィルムで被覆されていない面をほぼ均等に保持する保持手段と、前記貼着物の剥離すべき保護用フィルムで被覆された面に対して、該面に沿った方向に移動自在であり、該面と交差する方向に移動自在に支持された剥離用テープ案内手段と、前記剥離用テープ案内手段に案内される接着性を備えた剥離用テープと、前記剥離用テープを送り出すテープ供給手段と、前記剥離用テープを回収するテープ回収手段とからなり、前記剥離用テープ案内手段は、一方のローラが他方ローラの支持軸を中心として旋回自在に設けられた一対のローラと、前記一方のローラを、該ローラが前記保護用フィルムに押圧される方向に旋回するよう付勢する付勢手段とを有し、前記剥離用テープ案内手段を移動させて剥離用テープを保護用フィルムに押圧し、該剥離用テープ案内手段の移動と剥離用テープの前記テープ供給手段から前記テープ回収手段へ向う移動とによって剥離用テープに接着された保護用フィルムを貼着物から剥離することを特徴としている。
【0009】
例えば、化粧板の製造工程において基板にプリントシートを接着する場合や、ラベルを製品に貼付する場合などにおいて、予め接着剤が塗布されたプリントシートやラベルからその保護用フィルムなどを剥離する装置とする場合などである。
【0010】
また、保護用フィルムを剥離するときには偏光板などは安定して保持されなければならない。可撓性を有する偏光板などの薄肉の貼着物を安定して保持するための保持手段として、請求項3の発明に係る保護用フィルムの剥離装置は、前記保持手段を多数の吸気孔を備えた吸着手段で構成し、貼着物を吸着して保持することを特徴としている。
【0011】
多数の吸気孔から吸引することにより、偏光板などが吸着される。吸気孔を偏光板の全域に亙って配しておけば、偏光板の全域が吸着されて、可撓性を備えた貼着物であっても均等に安定して保持される。
【0012】
保護用フィルムを剥離する場合には、剥離用テープが保護用フィルムに確実に接着されてなければならない。剥離用テープと保護用フィルムの接着を確実にするため、請求項1または請求項2の発明に係る保護用フィルムの剥離装置は、前記剥離用テープ案内手段は、一方のローラが他方ローラの支持軸を中心として旋回自在に設けられた一対のローラと、前記一方のローラを、該ローラが前記保護用フィルムに押圧される方向に旋回するよう付勢する付勢手段とを有していることを特徴としている。
【0013】
前記付勢手段によって前記旋回自在なローラが保護用フィルムに押圧されるようにしてあるから、該ローラに巻回されている剥離用テープは保護用フィルムに確実に接着され、保護用テープを確実に剥離することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係る保護用フィルムの剥離装置を具体的に説明する。なお、この剥離装置は偏光板から該偏光板の接着面を被覆している保護用フィルムを剥離する場合に使用されるものを例示して説明する。
【0015】
図1はこの偏光板1の表面を被覆した保護用フィルム2を剥離する剥離装置の正面図である。偏光板1は、貼付すべき液晶表示パネルの図示しないガラス基板の大きさに適した形状に裁断されて準備され、この剥離装置に供給される。また、ガラス基板に貼付される偏光板1の面には予め接着剤が塗布されており、この接着剤が塗布された接着面は前記保護用フィルム2で被覆されている。偏光板1は、多数の吸気孔が表面に形成された吸着手段としての吸着プレート3で、保護用フィルム2で被覆されていない面を吸着することにより、該吸着プレート3の表面に保持される。吸着プレート3の吸気孔は、吸着すべき偏光板1の全域に亙って形成されて、偏光板1の全域を吸着するようにしてある。
【0016】
保護用フィルム2の剥離位置にある前記吸着プレート3の側方には、保護用フィルム2の剥離を行なう剥離用テープ4の駆動機構が配設されている。剥離用テープ4は、上方に設けられたテープ供給手段5と下方に設けられたテープ回収手段6とに掛け渡されて配されており、剥離用テープ4はテープ供給手段5からテープ回収手段6へ向って走行する。テープ供給手段5には剥離用テープ4が巻き取られて準備され、テープ回収手段6では保護用フィルム2の剥離に供された剥離用テープ4を巻き取って回収する。
【0017】
剥離用テープ4の走行域を境にして前記吸着プレート3の反対側であって、前記テープ供給手段5とテープ回収手段6の間位置には、剥離用テープ4の走行方向と交差する方向、すなわち吸着プレート3の表面に沿った方向に摺動自在な押出しスライダ7が設けられている。この押出しスライダ7の上部には支持ブラケット8が固定されており、この支持ブラケット8の上部には主アーム9が軸9aを中心として揺動自在に支持され、下部には副アーム10が軸10a を中心として揺動自在に支持されている。主アーム9の先端と副アーム10の先端は、剥離用テープ案内手段11のフレーム12に対して、それぞれ軸9b、軸10b で揺動自在に支持されている。そして、これら軸9a、9b、10a 、10b を結ぶ直線が平行四辺形を形成するようにしてある。
【0018】
図2は前記剥離用テープ案内手段11を拡大して示す正面図である。前記フレーム12の上部の一端部には、前記主アーム9と反対の方向を指向させて支持アーム13の基端部側が軸13a を中心として揺動自在に支持されており、この軸13a には固定側ローラ14が回動自在に支持されている。支持アーム13の先端部側には揺動側ローラ15が軸15a を中心として回動自在に支持されている。すなわち、この揺動側ローラ15は支持アーム13の軸13a を中心とした揺動によって該軸13a を中心として旋回するようにしてある。
【0019】
支持アーム13の基端部には掛止部13b が設けられており、この掛止部13b とフレーム12とに、付勢手段として引張コイルバネからなる押圧バネ16が掛け渡されている。このため、揺動側ローラ15はこの押圧バネ16の復元力を受けて、軸13a を中心として図2において反時計回り方向に旋回するよう付勢されている。
【0020】
そして、前記剥離用テープ4は、テープ供給手段5の下部に設けられた案内ローラ5aから前記揺動側ローラ15を経由して前記テープ回収手段6に送り込まれるようにしてある。なお、揺動側ローラ15の旋回位置によっては、剥離用テープ4は固定側ローラ14にも接触する。また、剥離用テープ4は、案内ローラ5aと揺動側ローラ15との間では、ほぼ水平となると共に、該剥離用テープ4の接着面が上方を向くようにしてある。さらに、前記押出しスライダ7の摺動範囲は、前記剥離用テープ案内手段11が、図1における吸着プレート3の右端よりも右側にある状態となる位置と、同じく左端から左側に適宜距離で離隔した状態となる位置との間としてある。また、前記主アーム9の揺動によって、剥離用テープ案内手段11が、吸着プレート3の上方に至る位置と、適宜に下方に離隔した位置との間を移動するようにしてある。
【0021】
以上により構成されたこの発明に係る保護用フィルムの剥離装置の実施形態の作用を、以下に説明する。
【0022】
剥離される保護用フィルム2で被覆された偏光板1が、その被覆されていない側の面が吸着プレート3に吸着されて保持されると、該吸着プレート3が図1に示すように、剥離用テープ案内手段11の移動域の上方に設置される。前記押出しスライダ7が図1に示す位置から右方向に摺動し、剥離用テープ案内手段11を同図において実線で示す位置から想像線で示す位置まで移動させる。この想像線で示す位置においては、剥離用テープ案内手段11は吸着プレート3の右端下方に前記揺動側ローラ15が位置することになる。次いで、前記主アーム9を軸9aを中心として、図1において反時計回り方向に揺動させると、揺動側ローラ15が吸着プレート3に保持された偏光板1の表面を被覆している保護用フィルム2の端部に押圧される。このとき、主アーム9と副アーム10のそれぞれの軸9a、9b、10a 、10b を結ぶ直線が平行四辺形を形成するようにしてあるから、軸9b、10b で支持されたフレーム12は一定の姿勢で上方に移動することになる。また、該揺動側ローラ15を保護用フィルム2に押圧すると、前記支持アーム13が軸13a を中心として前記押圧バネ16の復元力に抗して図1において時計回り方向に揺動させられるから、その反力によって揺動側ローラ15は保護用フィルム2に確実に押圧される。この揺動側ローラ15には剥離用テープ4を巻回してあり、該剥離用テープ4の接着面は吸着プレート3に対向しているから、剥離用テープ4が保護用フィルム2に、上述したように十分に押圧されて確実に接着することになる。
【0023】
剥離用テープ4を保護用フィルム2に接着した後、主アーム9を揺動させて前記剥離用テープ案内手段11を僅かに下降させて揺動側ローラ15を保護用フィルム2から離隔させると、保護用フィルム2の端部が偏光板1から剥離されることになる。そして、押出しスライダ7を前述の場合と逆方向に摺動させると、剥離用テープ案内手段11が図1において想像線で示す位置から実線で示す位置に向って移動し、保護用フィルム2が徐々に偏光板1から剥離されることになる。この剥離用テープ案内手段11の移動と同期させて剥離用テープ4をテープ回収手段6で巻き取って回収すれば、剥離用テープ4に保護用フィルム2が付着して該保護用フィルム2もテープ回収手段6で回収される。
【0024】
しかも、剥離用テープ4をテープ回収手段6で回収しながら、剥離用テープ案内手段11を摺動させるから、保護用フィルム2は反転することなく剥離用テープ4に付着する。すなわち、剥離用テープ案内手段11の摺動によって保護用フィルム2を図1における右端から剥離すると、保護用フィルム2は反転しながら偏光板1から剥離される。ところが、剥離用テープ4が剥離用テープ案内手段11の摺動方向と反対の方向に走行するから、徐々に剥離される保護用フィルム2は剥離された部分から順に剥離用テープ4に付着することになり、このため保護用フィルム2が反転することなく剥離用テープ4に付着されることになる。したがって、剥離された保護用フィルム2が折畳まれてしまうことがなく、途中における詰りの原因となることがない。
【0025】
保護用フィルム2が剥離された偏光板1は、吸着プレート3に吸着された状態で次工程に供給され、ガラス基板に貼付される。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る保護用フィルムの剥離装置は、保持手段によって偏光板などの貼着物を均等に保持させるようにしたから、剥離用テープを十分に保護用フィルムに押圧することができ、保護用フィルムを剥離し損なってしまうことがなく、しかも確実に保護用フィルムの端部から剥離することができる。
【0027】
また、請求項2の発明に係る保護用フィルムの剥離装置によれば、偏光板から保護用フィルムを剥離する場合に限らず、所望の貼着物から保護用フィルムを剥離することができる。
【0028】
また、請求項3の発明に係る保護用フィルムの剥離装置によれば、簡単な構造で均等に貼着物を保持でき、しかも貼着物の全域に亙って均等の力で保持することができる。
【0029】
さらに、請求項1または請求項2の発明に係る保護用フィルムの剥離装置によれば、付勢手段による付勢力によって確実に剥離用テープを保護用フィルムに押圧するので、剥離用テープを確実に保護用フィルムに接着させることができる。このため、保護用フィルムを貼着物から確実に剥離させることができる。しかも、剥離用テープの走行方向と保護用フィルムとが平行な状態にない場合であっても、剥離用テープを保護用フィルムに確実に接着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保護用フィルムの剥離装置を、液晶表示パネルの製造工程において偏光板から保護用フィルムを剥離する工程に用いる場合の実施形態を示すもので、この剥離装置の概略を示す正面図である。
【図2】図1における一部の拡大図で、この剥離装置の剥離用テープ案内手段の概略を示す正面図である。
【符号の説明】
1 偏光板
2 保護用フィルム
3 吸着プレート(吸着手段)
4 剥離用テープ
5 テープ供給手段
6 テープ回収手段
7 押出しスライダ
11 剥離用テープ案内手段
13 支持アーム
14 固定側ローラ
15 揺動側ローラ
16 押圧バネ(付勢手段)

Claims (3)

  1. 予め接着剤が塗布され、該接着剤が保護用フィルムで保護されている適宜な寸法に裁断された貼着物としての偏光板を、液晶表示パネルを構成する被貼着物としてのガラス基板の表面に上記接着剤によって貼付するのに先立って、上記保護用フィルムを偏光板から剥離する保護用フィルムの剥離装置において、前記偏光板を、剥離すべき前記保護用フィルムで被覆されていない面をほぼ均等に保持する保持手段と、前記偏光板の剥離すべき保護用フィルムで被覆された面に対して、該面に沿った方向に移動自在であり、該面と交差する方向に移動自在に支持された剥離用テープ案内手段と、前記剥離用テープ案内手段に案内される接着性を備えた剥離用テープと、前記剥離用テープを送り出すテープ供給手段と、前記剥離用テープを回収するテープ回収手段とからなり、前記剥離用テープ案内手段は、一方のローラが他方ローラの支持軸を中心として旋回自在に設けられた一対のローラと、前記一方のローラを、該ローラが前記保護用フィルムに押圧される方向に旋回するよう付勢する付勢手段とを有し、前記剥離用テープ案内手段を移動させて剥離用テープを保護用フィルムに押圧し、該剥離用テープ案内手段の移動と剥離用テープの前記テープ供給手段から前記テープ回収手段へ向う移動とによって剥離用テープに接着された保護用フィルムを偏光板から剥離することを特徴とする保護用フィルムの剥離装置。
  2. 予め接着剤が塗布され、該接着剤が保護用フィルムで保護されている適宜な寸法に裁断された貼着物を、被貼着物の表面に上記接着剤によって貼付するのに先立って、上記保護用フィルムを貼着物から剥離する保護用フィルムの剥離装置において、前記貼着物を、剥離すべき前記保護用フィルムで被覆されていない面をほぼ均等に保持する保持手段と、前記貼着物の剥離すべき保護用フィルムで被覆された面に対して、該面に沿った方向に移動自在であり、該面と交差する方向に移動自在に支持された剥離用テープ案内手段と、前記剥離用テープ案内手段に案内される接着性を備えた剥離用テープと、前記剥離用テープを送り出すテープ供給手段と、前記剥離用テープを回収するテープ回収手段とからなり、前記剥離用テープ案内手段は、一方のローラが他方ローラの支持軸を中心として旋回自在に設けられた一対のローラと、前記一方のローラを、該ローラが前記保護用フィルムに押圧される方向に旋回するよう付勢する付勢手段とを有し、前記剥離用テープ案内手段を移動させて剥離用テープを保護用フィルムに押圧し、該剥離用テープ案内手段の移動と剥離用テープの前記テープ供給手段から前記テープ回収手段へ向う移動とによって剥離用テープに接着された保護用フィルムを貼着物から剥離することを特徴とする保護用フィルムの剥離装置。
  3. 前記保持手段を多数の吸気孔を備えた吸気手段で構成し、貼着物を吸着して保持することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の保護用フィルムの剥離装置。
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