JP3595696B2 - シート供給装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置及び該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙、紙の代用品である樹脂性の薄いシート、切符、子葉等のシートを供給するシート供給装置と、このシート供給装置を備えた、印刷機、プリンター、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置であるレーザービームプリンタを、図25を用いて、説明する。
【0003】
プリンタ15は、本体1内に、シートSをカセット20から1枚ずつ分離して取り出すシート供給ローラ2と、シート供給ローラ2からくりだされたシートSを搬送する搬送ローラ3と、シートSの搬送タイミングをコントロールするレジストローラ4と、転写帯電ローラ5と、プロセスカートリッジ6と、定着器7と、搬送ローラ8と、シート排出ローラ9と、スキャナーユニット10とを備えている。カセット20は、本体1に着脱可能に設けられており、シートを載置するシート積載台12と、このシート積載台12をシート供給ローラ2に向けて付勢するばね18とを有している。
【0004】
プロセスカートリッジ6には、少なくとも、感光ドラム61、現像器62、帯電器63、トナー収容部64、感光ドラム61のクリーニング装置65が収納されている。
【0005】
定着器7は、ハロゲンヒータ71と、アルミパイプ製の定着ローラ72と、ゴム製の加圧ローラ73とで構成されている。
【0006】
スキャナーユニット10は、レーザー発振器(図示せず)から来た光を回転するミラー101で反射することによって感光ドラム61に走査するようになっている。符号11はレーザー光を感光ドラム61に導くための折り返しミラーを示す。
【0007】
次に、レーザビームプリント15の動作について説明する。
【0008】
図示しないホストコンピューターよリプリント信号が入力されると、シートSは、カセット20よりシート供給ローラ2により分離されて取り出される。
【0009】
シートは、レジストローラ4によって感光ドラム61上の現像像と先端タイミングとを合わされて搬送され、感光ドラム61上にレーザー光によって書き込まれた現像像が転写帯電ローラ5によって転写される。シートS上の現像剤は、定着ローラ72、加圧ローラ73から加わる熱と圧力によってシートSに溶解、定着されるようになっている。そして、シートは、搬送ローラ8、シート排出ローラ9によってシート排出トレイ17に搬送、排出されて、積載される。
【0010】
以上のようにシート供給ローラ2の動作は、レーザービームプリンタ15の印字動作におけるスタート動作であり、その動作の信頼性はレーザービームプリンタ全体の信頼性を大きく左右することになる。
【0011】
このことは、レーザービームプリンタ15に限らず、印字装置及びシートを搬送する何らかの装置においても、同様なことが言える。
【0012】
一方、昨今の傾向として、これらの装置の設置面積を最小限にするため、シートの搬送路の屈曲角を急峻にしてあることが多い。
【0013】
図25に示す従来例のようなレーザービームプリンタ15のシート供給ローラ2は、シートを1枚ずつ分離するシート供給能力と、分離したシートを搬送路に沿って押し込むシート供給能力の両方の役割を満足させる必要がある。
【0014】
図25において、カセット20の枠体21に収納されたシート積載台12から取り出されたシートは、直に約180度進行方向を変更する搬送路13をたどる。このため、真直ぐな搬送路に比べてシート供給ローラ2にかかる負荷は大きい。
【0015】
また、図25に図示していないが、レジストローラやレジストシャッターを用いてシートの先端の斜行(傾き)の矯正や先端位置合わせを行う機構は、シートを一旦障害物にぶつけ、シートを進行方向に座屈させてループを形成することで斜行を矯正するという方法をとることが多い。この場合、シートをレジストローラに送り込むシート供給ローラ2にかかる搬送負荷は大きくなる。このような装置においては、シート供給ローラ2がその必要とされる搬送能力を満足し得る耐久寿命が著しく短くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述したカセット20、シート供給ローラ2及びシート積載台12等からなるシート供給装置16では、シート積載台12に積載されたシートから最上位のシートを分離した後に、このシートを搬送する負荷が大きく、シート供給ローラ2は常に大きな搬送力を有していなければならない。
【0017】
ところが、搬送負荷が大きい場合には、シート供給ローラ2とシートSとの問の「滑り」が大きくなり、この「滑り」によってシート供給ローラ2の表面が削られ、シート供給力が著しく低下する。
【0018】
従って、搬送負荷の大きい搬送系において初期に要求されるシート供給力が大きい場合、シート供給ローラ2が機能を満足でき得る耐久寿命が著しく短くなる。
【0019】
このため、シート供給ローラ2の寿命を延ばす工夫がされている。例えば、シート供給ローラ2をゴムローラにし、ゴムの材質や表面の形状を改善して表面の摩擦係数を上げたり、シートをシート供給ローラに押し付ける押圧力を大きくしてシート供給力をアップさせたり、搬送ローラを追加してシート供給ローラ2が搬送しなければならない搬走路をできるだけ短くしたりしている。
【0020】
しかし、これらの方法は、コストアップの原因になったり、ジャム処理作業が煩雑になったり、その他の弊害を招く恐れがある。
【0021】
一方、図26に示すように、ベルト14を使用すると、シート供給力の向上に有効であると思われる。ベルト14は、シート供給ローラ2と同じ押圧力、シート供給ローラ2と同じ材質のゴムであっても、最上位のシートと接する接触面積が大きくなって、シート供給力が大きくなる。なお、ベルト14は、回転するが、傾かないようになっている。
【0022】
しかし、シート積載台12を押し上げるばね18の押圧力によってシートがベルト14に下から押圧されるこの機構に於いては、シートの置かれた角度がシート積載台12の角度に倣うため、シートの積載量が多いときの最上位のシートの角度は図27に示すように緩やかな角度になり、シートの積載量が少ないときの最上位のシートの角度は図28に示すように急になる。
【0023】
従って、ベルト14が傾かないため、最上位のシートの角度がシートの積載量によって変化すると、シートに対するベルト14の角度も図27、図28に示すようにA、Bと変化し、厳密にはベルト14の接触面積が大きくなるのは、シートがある積載量のときのみである。
【0024】
実際には、シート積載台12が押し上げられて、ベルト14が僅かに変形しているため、積載シート数が徐々に減っても、広い条件下で大きな接触面積を得ることが出来る。しかし、安定したシート供給力アップの効果を期待するには不安定な構造である。
【0025】
このように、ベルト14を使用した搬送方法は、通常の搬送路に多用されている方法であるが、シートをカセットから送り出すピックアップローラの代わりに使用するには、複雑な構成となり大型な画像形成装置のシート供給装置として使用されることが多い。それは、前述したように、シートの積載量、種類に係らず、安定した当接状態が得られるような機構を付与しなければならず、高価で大型になるという問題がある。
【0026】
また、上記のようなシート供給装置を備えている画像形成装置は、シート供給装置からシートが円滑に送られてこないため、画像を確実に形成することができない。
【0027】
(目的)
本発明は、簡単な機構により、ベルトによってシートに安定した当接状態を得て、従来と同等の摩擦係数と、同等の押圧力で、より高いシートの安定した供給力を得て、同時にベルトの寿命を長く安定したものにすることのできるシート供給装置と、このシート供給装置を備えた画像形成装置とを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート供給装置は、「シート供給力を常に安定して向上させる」目的を達成するため、ベルトとシートの「接触面積を常に安定して増大させる」ことを意図し、ベルトの「略平面の支持方法を傾動可能な構成」にして、シートとベルトが大きい接触面積で互いに接触し、シート供給力を増大させることができるようにしている。
【0029】
本発明のシート供給装置は、「接触面積を増大させる」ため、揺動可能に支持されたシート積載手段に積載したシートをシート搬出手段に向けて押圧し、該シート搬出手段が前記シート積載手段に積載したシートと圧接して該シートを送り出すようになっており、前記シート搬送手段が、平坦面が形成された回転可能なベルトを有し、前記ベルトはシート送り方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡され、下流側の回転軸が前記ベルトを回転させるための駆動軸とし上流側の回転軸を従動軸として、前記ベルトは前記平坦面がシートに密着するように、前記駆動軸を傾動中心として傾動可能に支持され、且つ付勢手段により前記従動軸側が前記シートに接近するように回動付勢されており、さらに、前記ベルトの平坦面の傾動角度を規制するために前記ベルトを係止するストッパを備えている。
【0030】
前記ベルトは前記シートの送り出し方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡され、該ベルトは前記一方の回転軸を中心として傾動可能に支持されており、付勢手段によって前記ベルトの他方の回転軸側が前記シートに接近するように回動付勢されている。
【0031】
前記1対の回転軸が、前記ベルトを回転させるための駆動軸と、前記シート送り出し方向の上流側に位置し該駆動軸に平行な従動軸とであり、前記ベルトが前記駆動軸側を傾動中心として傾動するようになっている。
【0032】
本発明のシート供給装置は、「接触面積を増大させる」ため、揺動可能に支持されたシート積載手段に積載したシートをシート搬出手段に向けて押圧し、該シート搬出手段が前記シート積載手段に積載したシートと圧接して該シートを送り出すようになっており、前記シート搬送手段が、平坦面が形成された回転可能なベルトを有し、前記ベルトはシート送り方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡され、前記平坦面がシートに密着するように、前記上流側と下流側の回転軸の間に位置する傾動中心を中心として傾動可能に支持され、且つ付勢手段により前記上流側の回転軸側が前記シートに接近するように回動付勢されている。
【0033】
前記傾動中心に駆動軸を配置し、前記一方の回転軸が前記駆動軸によって駆動される。
【0034】
前記シート積載手段が被装着筐体に着脱可能な枠体に収納され、前記シート積載手段を押圧する押圧付勢手段を前記被装着筐体に設け、前記枠体を前記被装着筐体から取り出すとき、前記シート積載手段と前記押圧手段とが離れるようになっている。
【0035】
また、シート供給装置は、シート搬出手段が積載したシートと圧接して送り出すようになっており、前記シート搬出手段が、前記シートの送り出し方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡されて、平坦面が形成された回転可能なベルトと、揺動可能にシート供給装置本体に支持され、前記下流側の回転軸を支持して前記ベルトを揺動可能にする傾動体と、前記傾動体を前記ベルトが、積載されている前記シートに接近する方向に付勢する第1の付勢手段と、前記ベルトの上流側の回転軸側が前記シートに接近するように付勢する第2の付勢手段と、を有している。
【0036】
前記下流側の回転軸が、前記ベルトを回転させるための駆動軸である。
【0037】
前記ベルトが、摩擦係数の大きい可撓性部材である。
【0038】
(作用)
ベルトは、変位自在であり、且つ平坦面がシートに密着するようになっているため、接触面積が従来よりも常に安定して増大する。しかも、ベルトが変位自在であることによって、ベルトの平坦面と最上位のシートは、シートの積載量等に関係なく常に安定して大きな面積で互いに密着することができる。このため、シート供給装置のシートを供給する力が飛躍的に増大する。
【0039】
傾動体に設けられているベルトは、傾動体の傾動によってシートに密着する。そのときベルトは、傾動体に傾動可能に設けられているため、シートに倣って密着する。
【0040】
【発明の実施の形態】
図1に後述する第1の実施形態のシート供給装置30を備えた画像形成装置であるレーザービームプリンタ23を示すが、シート供給装置30以外の部分は、図25に示す従来のレーザービームプリンタ15と同一であるので、同一部分については同一符号を付してその説明は省略する。なお、このレーザービームプリンタ23には、第1の実施形態のシート供給装置30の代わりに、後述する第2、第3の実施形態のシート供給装置40,50も備えることができるようになっているが、その図面は省略することとする。
【0041】
(第1実施形態)
図2は、図1のレーザービームプリンタのシート供給ベルトユニット52を示す図である。ゴム製のベルト51はリング状に形成されて摩擦力でシートを搬送するようになっている。従動側摺動管24と駆動側摺動管22は、ベルト51を略平坦面状にして支持している。駆動側摺動管22は、ベルト51を駆動する軸である。従動側摺動管24は、ベルト51を介して駆動側摺動管22によって従動回転させられるようになっている。
【0042】
従動側摺動管24は回転支持軸31に支持されている。軸32はシート供給ベルトユニット52を形成する側板37,37の間隔を保持するスペーサーである。
【0043】
駆動軸33は、駆動軸33の端部に固着された不図示の歯車が噛合するレーザービームプリンタ23の本体1側の不図示の駆動歯車の回転によって、駆動側摺動管22、ベルト51を駆動するようになっている。この軸33は、プリンター本体1の、カセット20を囲む両側の縦壁面に配設された不図示の軸受によって支持されている。駆動軸33は側板37,37の軸受41、42によって側板37,37を支持している。従って、シート供給ベルトユニット52は、駆動軸33によって、本体1に傾動可能に支持されていることになる。軸受41,42には、ワンウェイクラッチが内在されている。
【0044】
ばね55は、U字状に形成されて窄まる方向に弾性変形するようになっており、ベルト51の平坦面51aをシートの傾斜に倣って圧接させる役目をしており、側板37,37の外側に1つずつ配設されている。
【0045】
プリンタ本体1の底板7は、装着されたカセット20の天井面に当接するようになっている。ばね58は、シート積載台12を押し上げて、最上位のシートをベルト51に押圧させ、シート供給ベルトユニット52を軸33を中心に傾動させるようになっている。側板37に突設されたストッパ43は、本体1上のストッパ44が当接するようになっている。
【0046】
このシート供給装置30において、最大のシート供給力を得るようにするには、非駆動状態に於いて図4に示すように、ベルト51の傾き角度がシートの傾き角度よりも僅かに大きくなるようにばね55及びばね58の弾力を設定する。ベルト51が駆動されると、ベルト51は図5に示すようにシートSにシート供給力Fを与え、その反力fを受けるようになっている。この反力fの分力の一つである分力f1によってベルト51は軸31を押し上げる力を受ける。この分力f1によってシート供給ベルトユニット52自身が軸33を中心に上方に傾動する。
【0047】
そして、図6に示すように、ベルト51の平坦面51aの角度がシートに倣う角度になると、軸31を持ち上げる力が生じなくなり、シート供給ベルトユニット52はそのままの姿勢を保ち、ベルト51とシートとの接触面積が最大になり、ベルト51のシート供給力も最大になる。
【0048】
また、図7、図8に示すように、ベルト51が軸33を中心に傾動することが可能であるため、シートの積載量が少なくても、多くても常に平坦面51aがシートに接触して最大の接触面積を得ることができる。
【0049】
また、接触面積とは直接関係はないが、ストッパ43、44は、カセット20が抜き出された時、シート供給ベルトユニット52の傾きを規制し、カセット20の抜き差し時に、ベルト51がシート積載台12に積載されたシートに接触してシートに損傷を与えないようにしている。
【0050】
以上の構成によって、ベルト51は、平坦面51aがシートに密着した状態からシート供給動作を開始するため、シートSとベルト51との間の摩擦は安定した静摩擦係数となり、より安定した大きなシートの供給力が得られる。
【0051】
一連のシート供給動作において、シートSが下流側の搬送ローラ3(図1参照)によって送られる状態になると、このベルト51は回転を停止するが、軸受41、42にワンウェイクラッチが内在されているため、次の、搬送ローラ3のシート搬送力によって従動回転する。
【0052】
ベルト51の摩擦係数は、ベルト51がどのような姿勢であっても変わらないが、大きな面積で接触しているため、ベルト51とシートSとの間に「滑り」が発生しにくく、常に安定したシートの大きな供給力が得られるとともに、シート供給力を満足する寿命も飛躍的に向上する。
【0053】
シートベルト供給ユニット52の採用により、ベルト51は、同じ材質のゴムを使用して円筒状に支持したゴムローラと比較して、約1.5倍のシート供給力を得ることができるという実験結果が得られている。
【0054】
従って、第1実施形態のシート供給装置30は、シートの量、シートの種類に影響されず安定したシート供給力が得られる。また、このシート供給装置30は、寿命が長く、小型に且つ安価に形成される。
【0055】
なお、ばね55は、必ずしも必要としない。シート供給ベルトユニット52,54の自重によってベルト51をシートSに密着させてもよい。
【0056】
(第2実施形態)
図9乃至図16に第2実施形態のシート供給装置40のシート供給ベルトユニット53を示す。
【0057】
なお、第1実施形態のシート供給装置30と同一部分には、同一符号を付してその部分の説明は省略する。
【0058】
駆動側摺動管22には、不図示のワンウェイクラッチが内在されている。
【0059】
従動側摺動管24は、回転支持軸31に支持されている。傾動支持軸34は、シート供給ベルトユニット53を傾動可能に支持する軸であり、カセット20の抜き差し時に、ベルト51をシート表面から待避させるための出っ張り部34aを有している。
【0060】
駆動軸33は、プリンター本体のカセットを囲む両側の縦壁面上に配置された不図示の軸受けによって支持され、シート供給ベルトユニット53の傾動中心となる軸である。駆動軸33は、駆動軸33の端部に固着された不図示の歯車が噛合する本体側の不図示の駆動歯車によって回転し、ベルト51、駆動側摺動管22を駆動するようになっている。
【0061】
支持軸腕部38,38は側板37,37を本体1に傾動可能に支持している。ベルト39,39は駆動軸33から駆動側摺動管22に回転を伝達するようにしている。ばね35,36は、ベルト15をシートの角度に倣わせて圧接させるばねであり、左右1対1組ずつ配設されている。側板37が、プリンターの本体の底板7の角に当たることで、ばね35,36によって付勢された側板37の可動範囲が規制される。符号45はカセット20の側壁である。
【0062】
図11、図12に示すように、このシート供給装置40のシート供給ベルトユニット53は、側板37,37が傾動可能であるため、シート積載枚数に関わらずシート供給ベルトユニット53のベルト51の平坦面51aを最上位のシートSに密着させることができる。
【0063】
また、図13乃至図16に示すように、カセット20が引き出されるとき、同時にシート供給ベルトユニット53も引き摺られ、シートSにベルト51と側板37が接触しながらカセットが引き出される。このとき、側板37は、シートに対して滑り易い材質が選ばれ、且つ滑り易い形状に形成されており、シートに損傷を与えるようなことがない。
【0064】
また、シート供給ベルトユニット53は、カセット20が引き出されるにともなって、カセット20のカム状に形成された側壁45がシート供給ベルトユニット53の出っ張り部34aを押し上げるため、シートから完全に離れ、シートに損傷を与えるようなことがない。
【0065】
カセット20がプリンタ本体1から完全に抜き取られる直前に、カセット20のカム状に形成された側壁45の後部45aを出っ張り部34aが滑り下り、シート供給ベルトユニット53は、ばね35,36によって、図16に示すように、逆「く」の字状になり、再度、カセット20を受け入れ易い形状になる。
【0066】
また、カセット20がプリンタの本体1に差し込まれる途中において、シート供給ベルトユニット53は、カセット20の側壁45が出っ張り部34aを持上げるため、シートから離れている。
【0067】
カセット20がプリンタの本体1に完全に差し込まれる直前に、シート供給ベルトユニット53は、カセット20の側壁45が出っ張り部34aから離れるため、シートに接触する。このとき、カセット20の差し込み方向と、側板37の傾動方向とが一致しているため、シート供給ベルトユニット53は、容易に傾動して、シートに対する接触圧が弱く、損傷を与えるようなことが殆どない。また、このとき、シートSがベルト51によって送り出されることがない。
【0068】
この構成によって、シート供給ベルトユニット53は、シート供給動作をシートに密着した状態から始めるため、シートとベルト51との間の摩擦は安定した静摩擦係数となり、より安定した大きなシート供給力が得られる。
【0069】
シートが下流側の搬送ローラ3によって送られる状態になると、シート供給ベルトユニット53は、傾動を停止するが、ワンウェイクラッチを内蔵した摺動管22を有しているため、ベルト51はシートの搬送負荷とはならず、下流側の搬送ローラ3によるシート搬送力によって従動回転する。
【0070】
なお、ベルト51の摩擦係数は、ベルト51がどのような姿勢であっても変わらないが、大きな面で接触しているため、ベルト51とシートSとの間の「滑り」が発生せず、常に安定したシートの大きな供給力が得られるとともに、シート供給力を満足する寿命も飛躍的に向上する。
【0071】
従って、第2実施形態のシート供給装置40は、シートの量、種類に影響されず安定したシート供給力が得られる。また、シート供給装置40は、寿命が長く、小型且つ安価に形成される。
【0072】
(第3実施形態)
図17乃至図24に第3実施形態のシート供給装置50を示す。
【0073】
なお、第1実施形態のシート供給装置30と同一部分には、同一符号を付してその部分の説明は省略する。
【0074】
第3実施形態のシート供給装置50は、第2実施形態のシート供給装置40と同様に、ベルト51を平坦面51aに支持する軸31,46を有しているが、その軸31,46とは別に、ベルト15の中間部を中心にして傾動させる駆動軸33を有し、しかも、その駆動軸33を、ベルト51を支持する軸31,46の間に配置させて省スペースを図っていることに特徴がある。なお、ちなみに、ベルト51は、図20、図21に示すように、シート満載時には約3度、シートが少ないとき約7度傾くようになっている。なお、カセットの出し入れや、駆動力が加わる前には、これより広い範囲で動くことが可能である。
【0075】
駆動側摺動管22は、ワンウェイクラッチを内在して、駆動側支持軸46に支持されている。
【0076】
駆動軸33は、駆動軸33の端部に固着された不図示の歯車が噛合する本体1側の不図示の駆動歯車によって回転し、ベルト15、駆動側摺動管22を駆動するようになっている。駆動軸33はプリンターの本体1の、カセットを囲む両側の縦壁面上に配置された軸受けによって回転可能に支持されている。この駆動軸33によって駆動ベルト47が回転駆動され、この駆動ベルト47によって駆動側摺動管22が駆動されることでベルト15が駆動される。
【0077】
シート供給ベルトユニット54は、駆動軸33に傾動可能に支持され、従動側摺動管の回転支持軸31側がシートSに接近するように、ばね60によって回転付勢され、側板37がストッパ48,49に突き当たることで傾動範囲が規制されている。
【0078】
シート積載台12は、下面に被付勢軸81を有しており、被付勢軸81は図19乃至図24に示すようにカセット挿入動作によって本体内のばね82(図24参照)によってばね受け板83を介して上方に付勢されている。
【0079】
シート供給ベルトユニット54におけるベルト51と最上位のシートは、ばね82がシートを上方に付勢していることと、シート供給ベルトユニット54がばね60によって反時計方向に傾動付勢されていることとによって、互いに密着する。しかも、ベルト51も、駆動軸33を中心にして、シートの積載量によって変化するシートの角度に応じて傾くため、ベルト51とシートとの接触面積は常に安定して大きくなっている。
【0080】
このため、ベルト51は、シートに密着した、ベルト51とシートとの間の静摩擦係数が安定した状態で始動回転して、大きなシート供給力でシートを確実に搬送する。シートが下流側の搬送ローラ3(図1参照)によって送られる状態になると、このシート供給装置50は回転を停止するが、ワンウェイクラッチを内蔵した摺動管22を有しているため、搬送負荷とはならず、下流側の搬送ローラ3によるシート搬送力によって従動回転する。
【0081】
なお、ベルト51は、ゴム製であり摩擦係数がベルトの傾きに関係無く一定であるが、大きな面でシートに接触している方が「滑り」が生じることなく、常に安定した大きなシート供給力が得られ、且つ、シート供給力を満足する寿命も飛躍的に向上する。
【0082】
第3実施形態のシート供給装置50は、シートの量、種類に影響されず安定した大きなシート供給力が得られるとともに、耐用年数が長くなり、且つ小型、比較的安価に形成されている。
【0083】
また、シート供給装置50は、カセット20を本体から引き出すと、被付勢軸81がばね受け板83から離れるため、シート積載台12がシートの重みよって下方に傾動し、シートがベルト51から離れる。従って、シート供給装置50は、カセット20の出し入れによって、シートに損傷を殆ど与えることがない。
【0084】
なお、以上のベルトは、ゴム製であるが、ゴムと同様な摩擦係数と可撓性を備えた合成樹脂製であってもよい。
【0085】
また、ベルトは、本体1側から駆動回転力を得ているが、1対の側板37間に備えた不図示の小型モータから回転駆動力を得てもよい。この場合、図10に示すシート供給装置におけるベルト39は不要になる。
【0086】
さらに、ばね35,36,55,60は、必ずしも必要としない。シート供給ベルトユニット52,53,54の自重によってベルト51をシートSに密着させてもよい。
【0087】
【発明の効果】
本発明のシート供給装置は、ベルトの平坦面が変位可能なようにベルトに支持されて大きな接触面積でシートに密着させるようにしているため、シートの量に影響されず安定した大きなシート供給力が得られるとともに、機構の耐用年数を長くすることができる。さらに、小型、安価にすることもできる。
【0088】
本発明の画像形成装置は、シートを確実に給送することのできる上記シート供給装置を備えているため、シートに画像を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態のシート供給装置が組み込まれる画像形成装置であるプリンタの正面断面である。
【図2】本発明の第1実施形態のシート供給装置の主要部の平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】ベルトとシートが互いに密着する直前の状態図である。
【図5】分力説明用の図である。
【図6】ベルトとシートとが互いに密着した状態図である。
【図7】シートの積載量が少ないとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態図である。
【図8】シートの積載量が多いとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態図である。
【図9】本発明の第2実施形態のシート供給装置の主要部の平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図9のシート供給装置において、シートの積載量が多いとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態の図である。
【図12】図9のシート供給装置において、シートの積載量が少ないとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態の図である。
【図13】図9のシート供給装置において、カセットを引き出す直前の状態図である。
【図14】図9のシート供給装置において、カセットを引き出し始めたときの状態図である。
【図15】図14の状態からカセットをさらに引き出したときの状態図である。
【図16】図9のシート供給装置において、カセットを完全に引き出したときの状態図である。
【図17】本発明の第3実施形態のシート供給装置の主要部の平面図である。
【図18】図17のベルト部分の正面図である。
【図19】図17の正面図である。
【図20】図17のシート供給装置において、シートの積載量が多いとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態の図である。
【図21】図17のシート供給装置において、シートの積載量が少ないとき、ベルトとシートとが互いに密着した状態の図である。
【図22】図17のシート供給装置において、カセットを引き出し始めたときの状態図である。
【図23】図22の状態からカセットをさらに引き出したときの状態図である。
【図24】図17のシート供給装置において、カセットを引き出すときの被付勢軸の軌跡と、ばね受け板の傾動状態を示す図であり、上位の軌跡は、シートの積載量が少ない場合の軌跡、下位の軌跡は、シートの積載量が多い場合の軌跡である。
【図25】従来のシート供給装置を備えたプリンタの正面断面図である。
【図26】他の従来のシート供給装置を備えたプリンタの正面断面図である。
【図27】図26のシート供給装置においての問題点を説明するための図である。
【図28】図26のシート供給装置においての問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
S シート
1 プリンタ本体
3 搬送ローラ
4 レジストローラ
6 プロセスカートリッジ(画像形成手段)
7 底板
10 スキャナユニット
12 シート積載台(シート積載手段)
20 カセット
21 枠体
61 感光ドラム
62 現像器
63 帯電器
65 クリーニング装置
24 従動側摺動管
22 駆動側摺動管
23 レーザービームプリンタ(画像形成装置)
24 従動側摺動管
30 シート供給装置
31 従動側摺動管の回転支持軸
32 スペーサ
33 駆動軸
34 傾動支持軸
34a 傾動支持軸の出っ張り部
35 ばね(第1の付勢手段)
36 ばね(第2の付勢手段)
37 側板(シート供給ベルトユニットの側板)
38 支持軸腕部(傾動体)
39 ベルト
40 シート供給装置
41 ワンウェイクラッチ内在の軸受け
42 ワンウェイクラッチ内在の軸受け
43 ストッパ
44 ストッパ
45 カセットの側板
45a 側板の後部
46 駆動側支持軸
47 駆動ベルト
48 ストッパ
49 ストッパ
50 シート供給装置
51 ベルト
51a 平坦面
52 シート供給ベルトユニット(シート搬出手段)
53 シート供給ベルトユニット(シート搬出手段)
54 シート供給ベルトユニット(シート搬出手段)
55 ばね(付勢手段)
57 プリンター本体の底板部
58 ばね(押圧手段)
60 ばね(付勢手段)
81 被付勢軸
82 ばね(押圧手段)
83 ばね受け板

Claims (8)

  1. 揺動可能に支持されたシート積載手段に積載したシートをシート搬出手段に向けて押圧し、該シート搬出手段が前記シート積載手段に積載したシートと圧接して該シートを送り出すシート供給装置において、
    前記シート搬送手段が、平坦面が形成された回転可能なベルトを有し、前記ベルトはシート送り方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡され、下流側の回転軸が前記ベルトを回転させるための駆動軸とし上流側の回転軸を従動軸として、前記ベルトは前記平坦面がシートに密着するように、前記駆動軸を傾動中心として傾動可能に支持され、且つ付勢手段により前記従動軸側が前記シートに接近するように回動付勢されており、さらに、前記ベルトの平坦面の傾動角度を規制するために前記ベルトを係止するストッパを備えることを特徴とするシート供給装置。
  2. 揺動可能に支持されたシート積載手段に積載したシートをシート搬出手段に向けて押圧し、該シート搬出手段が前記シート積載手段に積載したシートと圧接して該シートを送り出すシート供給装置において、
    前記シート搬送手段が、平坦面が形成された回転可能なベルトを有し、前記ベルトはシート送り方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡され、前記平坦面がシートに密着するように、前記上流側と下流側の回転軸の間に位置する傾動中心を中心として傾動可能に支持され、且つ付勢手段により前記上流側の回転軸側が前記シートに接近するように回動付勢されていることを特徴とするシート供給装置。
  3. 前記傾動中心に駆動軸を配置し、前記下流側の回転軸が前記駆動軸によって駆動されることを特徴とする請求項に記載のシート供給装置。
  4. 前記シート積載手段が被装着筐体に着脱可能な枠体に収納され、前記シート積載手段を押圧する押圧付勢手段を前記被装着筐体に設け、前記枠体を前記被装着筐体から取り出すとき、前記シート積載手段と前記押圧手段とが離れることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  5. シート搬出手段が積載したシートと圧接して送り出すシート供給装置において、
    前記シート搬出手段が、
    前記シートの送り出し方向の上流側と下流側に互いに平行に配置された回転軸に掛け渡されて、平坦面が形成された回転可能なベルトと、
    揺動可能にシート供給装置本体に支持され、前記下流側の回転軸を支持して前記ベルトを揺動可能にする傾動体と、
    前記傾動体を前記ベルトが、積載されている前記シートに接近する方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記ベルトの上流側の回転軸側が前記シートに接近するように付勢する第2の付勢手段と、
    を有することを特徴とするシート供給装置。
  6. 前記下流側の回転軸が、前記ベルトを回転させるための駆動軸であることを特徴とする請求項に記載のシート供給装置。
  7. 前記ベルトが、摩擦係数の大きい可撓性部材であることを特徴とする請求項に記載のシート供給装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項のシート供給装置と、
    該シート供給装置から送られてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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