JP3594719B2 - Ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CT(Computed Tomography )装置に関し、さらに詳しくは、被検体に的確に息止めさせて撮影をすることが出来るCT装置に関する。特に、X線CT装置に有用である。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来のX線CT装置の基本構成を示す説明図である。
このX線CT装置500は、操作コンソール51と,撮影テーブル2と,走査ガントリ53とを備えている。
前記操作コンソール51は、操作者からの指示や情報などを受け付ける。
前記撮影テーブル2は、被検体Kをクレードル2c上に載せて体軸方向に移動させる。
前記走査ガントリ53は、筒状空間Bで被検体KにX線を照射し、断層像を撮影する。
【0003】
前記筒状空間Bのテーパ状壁面Bfの上部の左右2箇所には、呼吸するか息止めするかを被検体Kに指示するための表示を行う指示表示器54が設けられている。
図16は、一つの指示表示器54の説明図である。
この指示表示器54は、「呼吸して下さい」の文字が付された第1のランプ55と,「息を止めて下さい」の文字が付された第2のランプ56とを備えている。
前記第1のランプ55および第2のランプ56は、撮影のシーケンスに連動して点滅するようになっている。
【0004】
なお、呼吸や息止めを的確に行わないと、断層像の画質の劣化を招いたり、撮影のやり直しによるスキャン時間の延長や被検体Kの被曝量の増大などを招くため、好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のX線CT装置500では、次のような問題点がある。
(1)被検体Kの位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライトを設けようとするとき、構成が複雑になり、意匠的にスッキリせず、被検体に不安感を与える。
(2)被検体が文字列を判読できない子供や外国人の場合など、指示を的確に伝えられないことがある。
(3)静的な表示では、呼吸や息止めのタイミングを把握しにくい。
(4)指示表示器54は撮影のシーケンスに連動して点滅するため、呼吸/息止めの練習をすることができない。このため、実際の撮影時に呼吸/息止めのタイミングを誤りやすい。
(5)どれくらい息止めを続ければよいかが被検体に判らないため、被検体に精神的な負担をかける。
そこで、本発明の目的は、上記問題点を解消し、被検体に的確に息止めさせて撮影をすることが出来るようにしたCT装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、被検体の位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライトを走査ガントリの筒状空間の上部壁面に備えたCT装置において、呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための表示を行う指示表示部を前記ポジショニングライトの窓部分に設けたことを特徴とするCT装置を提供する。
ポジショニングライトの窓部分は被検体の顔面に光ビームを照射しやすい位置に設けられている。これは逆から言えば、被検体から見やすい位置に設けられている。そこで、ポジショニングライトの窓部分に指示表示部を設けると、被検体から見やすくなり、呼吸/息止めの指示を的確に被検体に伝えることが出来る。また、元からあるポジショニングライトの窓部分を利用することにより、構成が簡単になり、意匠的にもスッキリし、被検体に安心感を与えられる。
【0007】
第2の観点では、本発明は、被検体の位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライトを走査ガントリの筒状空間の上部壁面に備えたCT装置において、呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための呼吸指示用シンボルおよび息止め指示用シンボルを表示するシンボル表示部を前記ポジショニングライトの窓部分に設け、且つ、前記呼吸指示用シンボルと前記息止め指示用シンボルとは色または形状の少なくとも一方が異なることを特徴とするCT装置を提供する。
ポジショニングライトの窓部分は被検体の顔面に光ビームを照射しやすい位置に設けられている。これは逆から言えば、被検体から見やすい位置に設けられている。そこで、ポジショニングライトの窓部分にシンボル表示部を設けると、被検体から見やすくなり、呼吸/息止めの指示を的確に被検体に伝えることが出来る。また、元からあるポジショニングライトの窓部分を利用することにより、構成が簡単になり、意匠的にもスッキリし、被検体に安心感を与えられる。さらに、色または形状の少なくとも一方が異なるシンボルで呼吸/息止めの指示を表示するから、指示を的確に被検体に伝えることが出来る。特に、文字が判りにくい子供や外国人や視覚弱者,色が判りにくい色覚弱者,音声を聞き取りにくい聴覚弱者にも指示を的確に伝えることが出来る。
【0009】
第3の観点では、本発明は、上記構成のCT装置において、被検体の撮影と無関係に前記指示表示部を動作させるための練習スイッチを設けたことを特徴とするCT装置を提供する。
被検体の撮影と無関係に指示表示部を動作させることにより、被検体に呼吸/息止めの練習をさせることが出来る。このため、実際の撮影時に的確なタイミングで被検体が呼吸したり,息止めすることが出来るようになる。
【0010】
第4の観点では、本発明は、上記構成のCT装置において、次に行なうスキャンの予定スキャン時間を表示する予定スキャン時間表示部、実行中のスキャンの残りスキャン時間を表示する残りスキャン時間表示部、次に行なうスキャンの予定スライス数を表示する予定スライス数表示部または実行中のスキャンの残りスライス数を表示する残りスライス数表示部の少なくとも1つを設けたことを特徴とするCT装置を提供する。
予定スキャン時間,残りスキャン時間,予定スライス数または残りスライス数の少なくとも1つが表示されるので、どれくらい息止めを続ければよいかを被検体が大体知ることが出来る。この結果、被検体の精神的負担を軽減することが出来る。
【0011】
第5の観点では、本発明は、上記構成のCT装置において、当該CT装置がX線CT装置であって、X線を照射中であることを表示するインジケータを設けたことを特徴とするCT装置を提供する。
X線を照射中であることを被検体が知ることが出来るので、その間は被検体が呼吸を我慢するため、息止めの失敗を少なくすることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0013】
図1は、本発明の第1実施形態のX線CT装置を示す説明図である。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と,撮影テーブル2と,走査ガントリ3とを具備している。
前記操作コンソール1は、操作者からの指示や情報などを受け付ける。
前記撮影テーブル2は、クレードル2c上に載せた被検体Kを体軸方向に移動させる。
前記走査ガントリ3は、筒状空間Bで被検体KにX線を照射し、断層像を撮影する。
【0014】
前記筒状空間Bの正面側のテーパ状壁面Bfの上部の中央には、被検体の位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライト31の窓部分が設けられている。また、前記走査ガントリ3の正面カバーの左右両側には、被検体Kに呼吸や息止めの練習をさせるための練習スイッチ34a,34bおよびスピーカ35a,35bを含む練習用パネル33a,33bが設けられている。
【0015】
図2は、ポジショニングライト31の説明図である。
このポジショニングライト31は、被検体Kの位置合わせのためにレーザーラインL1,L2を被検体Kに照射するものである。窓部分は、例えば130mm×100mm程度の略楕円形で,グレー色の半透明アクリル板が用いられている。
前記ポジショニングライト31の窓部分には、呼吸をするように被検体Kに指示するための緑色の円形の呼吸指示用シンボルS1と、息止めをするように被検体Kに指示するためのオレンジ色の三角形の息止め指示用シンボルS2とが設けられている。これらのシンボルS1,S2は、LED(Light Emitting Diode )や,液晶表示デバイスや,ブラズマ表示デバイスなどの発光デバイスを用いて構成されている。
【0016】
図3は、走査ガントリ3の背面図である。
前記筒状空間Bの背面側のテーパ状壁面Brの上部の中央には、ポジショニングライト41の窓部分が設けられている。
このポジショニングライト41は、前記ポジショニングライト31と同じ構成である。
【0017】
図4は、撮影テーブル2および走査ガントリ3を側面から見たときの説明図である。
被検体Kの挿入方向としては、足部から先に走査ガントリ3の筒状空間Bに挿入するフィート・ファースト(feet first)と、頭部から先に挿入するヘッド・ファースト(head first)とがある。図中では、前者の状態を実線で示し、後者の状態を点線で示す。
走査ガントリ3は、鉛直方向を0°とするとき、例えば±20°程度の範囲でチルト(tilt;傾斜)することが出来る。図中では、走査ガントリ3の鉛直時の姿勢を実線で示し、チルト時の姿勢を破線で示す。
ポジショニングライト31,41の窓部分は、被検体Kの挿入方向や,走査ガントリ3のチルトの角度にかかわらず、被検体Kの顔面に光ビームを照射しやすい位置に設けられている。従って、逆に、被検体Kは、ポジショニングライト31,41の窓部分を無理なく見ることが出来る。
【0018】
操作者は、練習スイッチ34aまたは34bを操作して、ポジショニングライト31の窓部分に呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2を表示させ、それらシンボルの意味を被検体Kに説明する。そして、呼吸指示用シンボルS1を点灯した時に楽に呼吸し、呼吸指示用シンボルS1が点滅した時は息を吸い込み(または吐き出し)、息止め指示用シンボルS2が点灯した時は息を止める練習を被検体Kにさせる。
【0019】
次に、操作者は、操作コンソール1を操作し、撮影のシーケンスをスタートさせる。
撮影のシーケンスでは、まず、図5の(a)に示すように、ポジショニングライト31,41の窓部分に呼吸指示用シンボルS1を表示する。次に、X線照射の直前になったら、図5の(b)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を点滅させる。次いで、図5の(c)に示すように、息止め指示用シンボルS2を表示し、X線を照射して、撮影を行う。撮影が終わったら、図5の(a)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を再び表示する。
【0020】
なお、上記シーケンスにオートボイス機能を連動させ、音声を併用して呼吸/息止めの指示を行ってもよい。
また、呼吸指示用シンボルS1が点滅した時に息を吸い込むのか吐き出すのかを区別するために、呼吸指示用シンボルS1の表示態様(色,形状)を変えて点滅させてもよい。
【0021】
上記第1実施形態のX線CT装置100によれば、被検体Kから見やすい位置に設けられているポジショニングライト31,41の窓部分に呼吸指示用シンボルS1および息止め指示用シンボルS2を表示するため、これらシンボルS1,S2を被検体が見やすくなり、的確に呼吸/息止めを被検体が行えるようになる。また、元からあるポジショニングライト31,41の窓部分を利用しているため、構成が簡単になり、意匠的にもスッキリし、被検体Kに安心感を与えることが出来る。また、色および形状が異なるシンボルS1,S2を表示するから、文字が判りにくい子供や外国人や視覚弱者,色が判りにくい色覚弱者,音声を聞き取りにくい聴覚弱者にも指示を的確に伝えることが出来る。さらに、撮影と無関係にシンボルS1,S2を表示させて被検体Kに呼吸/息止めを練習させることが出来るため、実際の撮影時に的確なタイミングで被検体が呼吸したり,息止めすることが出来るようになる。
【0022】
−第2実施形態−
図6は、本発明の第2実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
このポジショニングライト31a(41a)の窓部分には、人の横顔を表した横顔図形D1と,所定のパターンに配設した複数の点図形D2とが設けられている。
撮影のシーケンスでは、まず、図7に示すように、直線状に並んだ点図形D2を全て点灯し、被検体Kに楽に呼吸させる。次に、X線照射の直前になったら、図8の(a)に示すように、直線状に並んだ点図形D2を横顔図形D1に近付く順に点灯し、それに合せて息を吸い込ませる。または、図8の(b)に示すように、直線状に並んだ点図形D2を横顔図形D1から遠ざかる順に点灯し、それに合せて息を吐き出させる。次いで、図9に示すように、×状に並んだ点図形D2を点灯し、被検体Kに息を止めさせ、X線を照射して撮影を行う。撮影が終わったら、図7に示すように、直線状に並んだ点図形D2を再び全て点灯し、被検体Kに楽に呼吸させる。
上記第2実施形態のX線CT装置によれば、前記第1実施形態のX線CT装置100における効果に加えて、呼吸や息止めを表す表示の動画的な変化によって息を吸い込んだり吐き出したりするリズムが判るため、的確なタイミングで被検体Kが息止めできるようになる。
【0023】
−第3実施形態−
図10は、本発明の第3実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
このポジショニングライト31c(41c)の窓部分には、呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2に加えて、2桁の数値を表示する数値表示部21が設けられている。
呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2の表示動作は、前記第1実施形態のX線CT装置100と同じである。
前記数値表示部21には、次に行なうスキャンの予定スキャン時間,実行中のスキャンの残りスキャン時間,次に行なうスキャンの予定スライス数または実行中のスキャンの残りスライス数のいずれか1つを選択して表示することが出来る。
【0024】
例えば残りスキャン時間を表示するように選択した場合の動作は、次のようになる。
撮影のシーケンスでは、まず、図11の(a)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を表示する。次に、X線照射の直前になったら、図11の(b)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を点滅させる。同時に、前記数値表示部21に予定スライス時間を表示する(ここでは10秒)。次いで、図11の(c)に示すように、息止め指示用シンボルS2を表示し、X線を照射して、撮影を行う。この撮影中、図11の(d)に示すように、前記数値表示部21に残りスライス時間を表示する(ここでは9秒)。撮影が終わったら、図11の(a)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を再び表示する。
【0025】
上記第3実施形態のX線CT装置によれば、前記第1実施形態のX線CT装置100における効果に加えて、予定スキャン時間,残りスキャン時間,予定スライス数または残りスライス数が表示されるため、どれくらい息止めを続ければよいかを被検体Kが大体知ることができ、被検体Kの精神的負担を軽減することが出来る。
【0026】
−第4実施形態−
図12は、本発明の第4実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
このポジショニングライト31d(41d)の窓部分には、呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2に加えて、円グラフを表示するグラフ表示部22が設けられている。
呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2の表示動作は、前記第1実施形態のX線CT装置100と同じである。
前記グラフ表示部22には、実行中のスキャンの残りスキャン時間または実行中のスキャンの残りスライス数のいずれかを選択して表示することが出来る。
【0027】
例えば残りスライス数を表示するように選択した場合の動作は、次のようになる。
撮影のシーケンスでは、まず、図13の(a)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を表示する。次に、X線照射の直前になったら、図13の(b)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を点滅させる。同時に、前記グラフ表示部22に残りスライス数が予定スライス数の100%であることを示す円グラフを表示する。次いで、図13の(c)に示すように、息止め指示用シンボルS2を表示し、X線を照射して、撮影を行う。この撮影中、図13の(d)に示すように、前記グラフ表示部22に残りスライス数が予定スライス数の何%かを表す円グラフを表示する。撮影が終わったら、図13の(a)に示すように、呼吸指示用シンボルS1を再び表示する。
【0028】
上記第4実施形態のX線CT装置によれば、前記第1実施形態のX線CT装置100における効果に加えて、残りスキャン時間または残りスライス数がグラフ表示されるため、どれくらい息止めを続ければよいかを被検体Kが大体知ることができ、被検体Kの精神的負担を軽減することが出来る。
なお、円グラフの代りに棒グラフを表示するようにしてもよい。
【0029】
−第5実施形態−
図14は、本発明の第5実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
このポジショニングライト31e(41e)の窓部分には、呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2に加えて、2桁の数値を表示する数値表示部21と、現在X線を照射中であることを示すX線照射中マーク“*”を表示するインジケータ23とが設けられている。
前記呼吸指示用シンボルS1と息止め指示用シンボルS2の表示動作は、前記第1実施形態のX線CT装置100と同じである。
前記数値表示部21の表示動作は、前記第3実施形態のX線CT装置と同じである。
前記インジケータ23は、撮影のシーケンスに連動しており、X線を照射している間のみX線照射中マーク“*”を表示する。
上記第5実施形態のX線CT装置によれば、前記第3実施形態のX線CT装置における効果に加えて、X線を照射中であることを被検体Kが知ることが出来るので、その間は被検体Kが呼吸を我慢するため、息止めの失敗を少なくすることが出来る。
【0030】
【発明の効果】
本発明のCT装置によれば、次の効果が得られる。
(1)被検体から見やすい位置に設けられているポジショニングライトの窓部分に呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための表示を行う指示表示部を設けたため、被検体から見えやすくなり、的確に呼吸/息止めを被検体が行えるようになる。また、元からあるポジショニングライトの窓部分を利用しているため、構成が簡単になり、意匠的にもスッキリし、被検体に安心感を与えることが出来る。
(2)呼吸するか息止めするかを被検体に指示するために、色および形状が異なるシンボルを表示するから、文字が判りにくい子供や外国人や視覚弱者,色が判りにくい色覚弱者,音声を聞き取りにくい聴覚弱者にも指示を的確に伝えることが出来る。
【0031】
(3)撮影と無関係に、呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための表示を行って被検体Kに呼吸/息止めを練習させることが出来るため、実際の撮影時に的確なタイミングで被検体が呼吸したり,息止めできるようになり、失敗が少なくなる。
【0032】
(4)予定スキャン時間,残りスキャン時間,予定スライス数または残りスライス数が表示されるため、どれくらい息止めを続ければよいかを被検体が大体知ることができ、被検体の精神的負担を軽減することが出来る。
【0033】
(5)X線を照射中であることを被検体が知ることが出来るので、その間は被検体が呼吸を我慢するため、息止めの失敗を少なくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のX線CT装置を示す説明図である。
【図2】第1実施形態のX線CT装置におけるポジショニングライトの窓部分の説明図である。
【図3】走査ガントリの背面図である。
【図4】走査ガントリおよび撮影テーブルを側面から見たときの説明図である。
【図5】図2のポジショニングライトの窓部分の表示内容の説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトの窓部分を示す説明図である。
【図7】図6のポジショニングライトの窓部分の表示内容の説明図である。
【図8】図6のポジショニングライトの窓部分の表示内容の別の説明図である。
【図9】図6のポジショニングライトの窓部分の表示内容の更に別の説明図である。
【図10】本発明の第3実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
【図11】図10のポジショニングライトの窓部分の表示内容の説明図である。
【図12】本発明の第4実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
【図13】図12のポジショニングライトの窓部分の表示内容の説明図である。
【図14】本発明の第5実施形態のX線CT装置に係るポジショニングライトを示す説明図である。
【図15】従来のX線CT装置の一例を示す説明図である。
【図16】従来のX線CT装置における指示表示器の説明図である。
【符号の説明】
100 X線CT装置
21 数値表示部
22 グラフ表示部
31,31a,31c,31d,31e ポジショニングライト
33a,33b 練習用パネル
34a,34b 練習スイッチ
35a,35b スピーカ
D1 横顔図形
D2 点図形
K 被検体
S1 呼吸指示用シンボル
S2 息止め指示用シンボル

Claims (5)

  1. 被検体の位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライトを走査ガントリの筒状空間の上部壁面に備えたCT装置において、
    呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための呼吸指示用シンボルおよび息止め指示用シンボルを表示するシンボル表示部を前記ポジショニングライトの窓部分に設け、且つ、前記呼吸指示用シンボルと前記息止め指示用シンボルとは色または形状の少なくとも一方が異なることを特徴とするCT装置。
  2. 被検体の位置決め用光ビームを照射するためのポジショニングライトを走査ガントリの筒状空間の上部壁面に備えたCT装置において、
    呼吸するか息止めするかを被検体に指示するための表示を行う指示表示部を前記ポジショニングライトの窓部分に設けたことを特徴とするCT装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のCT装置において、被検体の撮影と無関係に前記指示表示部を動作させるための練習スイッチを設けたことを特徴とするCT装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のCT装置において、次に行うスキャンの予定スキャン時間を表示する予定スキャン時間表示部、実行中のスキャンの残りスキャン時間を表示する残りスキャン時間表示部、次に行うスキャンの予定スライス数を表示する予定スライス数表示部及び実行中のスキャンの残りスライス数を表示する残りスライス数表示部のうちの少なくとも1つを設けたことを特徴とするCT装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のCT装置において、当該CT装置がX線CT装置であって、X線を照射中であることを表示するインジケータを設けたことを特徴とするCT装置。
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